JPH0449478Y2 - - Google Patents

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JPH0449478Y2
JPH0449478Y2 JP1986149181U JP14918186U JPH0449478Y2 JP H0449478 Y2 JPH0449478 Y2 JP H0449478Y2 JP 1986149181 U JP1986149181 U JP 1986149181U JP 14918186 U JP14918186 U JP 14918186U JP H0449478 Y2 JPH0449478 Y2 JP H0449478Y2
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combustion
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はガス圧力比例弁を用いた強制通風式燃
焼装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来此種燃焼装置は、出湯温度と設定温度を比
較し、その差に基づいて、ガス比例弁を調節して
バーナへの供給ガス量を変化させるとともに、ダ
ンパ等の風量調節装置を制御して燃焼空気量を変
化させて、出湯温度が設定温度になるようにして
いる。しかし、この例にあつて、温度差に基づい
た変化において、ガス比例弁の応答性に比べ風量
調節装置の応答性が悪く、特に燃焼を大能力から
小能力に切り換える場合には、空気過剰となり、
不完全燃焼や消炎を発生する問題があつた。そこ
で、この問題を解決すべく、特開昭58−138806号
公報に開示されるように、風量調節装置に開度検
出手段を設け、ガス比例弁によるガス量変化が風
量調節装置の開度変化に比べ設定以上大なるとき
にガス比例弁を緩速制御させる回路を設けた燃焼
装置が提案されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記従来の技術にあつては、出湯温度と設定温
度との差に基づいた、ガス比例弁によるガス量変
化が、風量調節装置による開度すなわち空気量変
化より、設定値以上の値となつたときはガス比例
弁によるガス量変化の割合を緩めるようにして、
空気過剰の状態や空気過少の状態が発生しないよ
うにしているが、空気量に対してある設定値を減
じた(或いは加えた)量を漸近線とするようにガ
ス量が変化することになり、最適燃焼が行なわれ
る量を漸近線となすように変化するものではなか
つた。
また、特開昭60−122818号公報に記載されてい
るものでは、出湯温度と設定温度との差に応じて
燃焼量を変化させる際、ガス量の変化を応答の遅
い空気量の変化に合わせて一定時間遅延させてい
る。しかしながら、このものでは、燃焼量を増
加、または減少させる際、ガス量の変化を遅延さ
せても、ガス量は空気量に比べて急激に変化する
ため、空燃比が空気不足方向にずれ、ススやCO2
が増え、燃焼性が悪くなつたり、空燃比が空気過
剰方向にずれ、リフテイングが生じ、燃焼が不安
定になるなど、遅延時間の多少に拘らず、燃焼量
を変化させる過程での空燃比のずれを回避するこ
とは困難であつた。
本考案は上述した事実に鑑みてなされたもので
あり、出湯温度等の負荷温度と所望の温度との差
に応じて燃焼量を変化させる際、ガス量と空気量
に、極力過不足が生じないようにし、送風装置に
よる燃焼空気量変化がガス比例弁によるガス量変
化に比べて遅く、かつ、ガス量の変化が急峻であ
ることに起因して燃焼状態が悪化したり、燃焼が
不安定になるのを防止することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案では、比例弁を介して供給されるガス
燃料と送風装置によつて供給される燃焼空気とを
混合して燃焼させる強制通風式燃焼装置におい
て、負荷温度と所望の温度との差を検出する温度
差検出手段を有し、この検出手段が検出した温度
差に応じて送風装置による燃焼空気量を変化させ
るとともに、比例弁のガス通過量を前記温度差の
大きさに応じた段数で、かつ、送風装置の応答特
性に従つて所定量ずつ増加、または減少させる制
御手段を備えた構成である。
(ホ) 作用 このように構成すると、負荷温度と所望の温度
との差に応じてガス量と空気量とを変化させる
際、応答速度の速い比例弁のガス通過量が前記温
度差の大きさに応じた段数で、かつ、応答速度の
遅い送風装置の空気量変化に合わせて、所定量ず
つ増加、または減少するので、ガス量が急激に変
化することなく、応答の遅い空気量に合わせて空
気量と互いに調和しながら変化するようにでき、
燃焼量が変化する過渡期に燃焼状態が悪化した
り、燃焼が不安定になる心配がない。
(ヘ) 実施例 以下本考案の一実施例についてその代表的機器
としての給湯器をとりあげ、第1図〜第4図を参
照して説明する。
4はその下方にバーナ1並びに燃焼室2を配設
し、内部を水が循環する熱交換パイプ3をその外
周にめぐらせた熱交換器であり、熱交換パイプ3
の出湯側適所には温湯を検知するサーミスタ等の
感温素子5を配設しておく。6はその内部に設け
たフアン(図示せず)を回転させて、空気吸込口
7から燃焼用空気を取り入れて、バーナ1へ供給
する送風装置である。8は電磁弁9を介するがバ
ーナ1に供給するガス量を調節して燃焼能力を可
変するガス比例弁、10は送風装置6に対して空
気吸込口7の開口率(=開度)を変化させて吸込
空気量を可変するダンパ11と、ダンパ11を駆
動するギヤードモータ12とから成る風量調節装
置である。13はダンパ11の開度検出手段とし
てのポテンシヨメータであり、ダンパ11による
空気吸込口7の開度(以後ダンパ11の開度とい
う)に応じて抵抗値が変化する。14はガス比例
弁8を制御したり、ダンパ11の開度を可変した
りする制御回路15を備えた制御部であり、給湯
器本体を構成する外装ケース16において、送風
装置6より上部の側壁に設けられる複数の給気孔
17,17…に対応させて止着される。
次に制御回路制御手段15について説明する
が、制御回路15は大きく分けて、温度差検出回
路温度差検出手段21、演算回路22、電流制御
回路である比例弁制御回路23、ダンパ角制御回
路24から構成されている。温度差検出回路21
は、抵抗25と感温素子5を直列接続した出湯温
度検出部26と、抵抗27と可変抵抗28を直列
接続した希望湯温設定部29と、検出部26及び
設定部29からの信号の差を読みとる差動増幅器
30とを備えている。
演算回路22は、差動増幅器30より出力され
るアナログ信号をデイジタル信号に変換するA/
D変換器31と、このA/D変換器31の信号に
より、比例弁8の開度を変化させてガス量を可変
するための出力P、及びダンパ11の開度を変化
させて空気量を可変するための出力Q、を演算し
て送出する中央演算装置32と、出力Pをアナロ
グ信号に変換する第1のD/A変換器33と、出
力Qをアナログ信号に変換する第2のD/A変換
器34とを備えている。
比例弁制御回路23は、流れる電流の大きさに
より比例弁8の開度を変化させる比例弁制御コイ
ル35と第1のD/A変換器33の出力信号に基
づき比例弁コイル35に定電流を流すための定電
流回路36とを備えている。
ダンパ制御回路24は、第2のD/A変換器3
4からの信号を平滑回路37で平滑して一方の入
力とし、ポテンシヨメータ13による検出信号を
他方の入力とする差動増幅器38と、この差動増
幅器38の出力に応じて、ギヤードモータ12の
動作を制御して、ダンパ11の開度を可変するド
ライブ回路39とを備えている。尚、ドライブ回
路39は、2つのPNPトランジスタ40,41
と、2つのNPNトランジスタ42,43とを対
称的に接続し、NPNトランジスタ42,43の
両コレクタ間にギヤードモータ12を接続してお
り、差動増幅器38からの出力が正である場合に
は、ギヤードモータ12をダンパ11の開度を大
きくするように駆動し、負である場合には、ダン
パ11の開度を小さくするように駆動する。
本考案の構成は以上の如くで、その動作につい
て、第3図に示す燃焼開始後のフローチヤートを
参照して説明する。
電源スイツチ(図示せず)を投入すると、所定
のモードによつて、送風装置6が駆動し、バーナ
1へのガス及び空気の供給並びに点火が行なわれ
て、燃焼が開始する。ここで熱交換パイプ3適所
に取り付けた感温素子5が、随時湯温を検知し、
その検知温度に基づいた抵抗値を示す(感温素子
5として例えば負特性サーミスタを使用すると、
湯温の上昇に伴ない抵抗値は減少する)。この抵
抗値により、出湯温度検出部26におけるイ点電
圧が変化し、これが差動増幅器30の一方の入力
になる()。他方、使用者が湯温設定手段(図
示せず)により希望の湯温を設定すると、希望湯
温設定部29におけるロ点電圧が変化し、これが
差動増幅器30の他方の入力となる()。そし
て、差動増幅器30が両入力の差を出して演算回
路22に入力する()。演算回路22はこの差
に基づき火力(ダンパ開度と比例弁電流)を演算
し()。まずダンパ開度出力Qを送出する。こ
の出力によりダンパ制御回路24が起動する
()。すなわち、第2のD/A変換器34の出力
を平滑回路37で平滑して、ポテンシヨメータ1
3によるダンパ開度との差を差動増幅器38にて
読み取る。この差が正である場合、NPNトラン
ジスタ42及びPNPトランジスタ41が導通し、
ギヤードモータ12に第1図において右方向への
電流が流れ、ダンパ開度を大となす(その変化量
は電流の大きさで決まる)。この大となつたダン
パ開度はポテンシヨメータ13で検知され差動増
幅器38にて再度差を出し、その差が正である場
合には前述と同様の動作を為す。一方、負である
場合にはNPNトランジスタ43及びPNPトラン
ジスタ40が導通し、ギヤードモータ12に左方
向の電流を流し、ダンパ開度を小となす。いずれ
の場合においても、差動増幅器38による差の読
みとりが零になるまで上述の動作が繰り返され、
ダンパ開度を演算回路22にて演算された値とな
す。
一方、演算回路22では、火力演算()に基
づき、ダンパ角度の変化量及び比例弁電流の変化
量を演算し、応答速度の早い比例弁の段階的変化
を実現するための段階数△Sを算出する()。
ただし、この△Sは比例弁を広げる方向に制御す
べきときには正の自然数をとり、狭める方向に制
御すべきときには負の自然数をとるものである。
そこで△Sが零か否かを判別し(参照)、△S
=0の場合ステツプに戻り、△S≠0の場合△
Sが正か負かを判別する(参照)。△S>0の
場合、比例弁電流を1ステツプ分上昇させて(
参照)比例弁の開度を広げ、次に△Sから1を引
いて△S1となす()。次に△S2が零か否かを判
別し()、△S1=0の場合ステツプへ戻る。
△S1≠0の場合比例弁電流を予め定められた遅延
時間だけ保持し()、ステツプに戻る。一方、
△S<0の場合比例弁電流を1ステツプ分減少さ
せて比例弁の開度を狭め、ガス量を1ステツプ
分減少させる。そして△Sに1を足して△S2とな
す。次に△S1が零か否かを判別し、△S2=0
の場合ステツプに戻る。△S2≠0の場合比例弁
電流を予め定められた遅延時間だけ保持し、ス
テツプに戻る。
燃焼開始後の動作をフローチヤートに基づき説
明したが、火力を減少する場合のダンパ開度とガ
ス量の変化状態の一例を第4図に示しておく。
尚、本実施例にあつては、比例弁電流値を変化
させた後で、遅延時間をもたせる例を示したが、
この順序を逆にしてもよい。
本考案は以上の如くであり、ガス比例弁と風量
調節装置との応答速度に差があることに着目し、
応答速度の遅い風量調節装置の動きに合うよう
に、ガス比例弁を段階的に変化させたので、燃焼
における空気量とガス量との間に過不足状態が起
こりにくく、完全燃焼を実現できる。また、出湯
温度と設定温度との差に基づいて、演算回路が最
適な状態の燃焼を実現するためのガス量並びに空
気量を演算し、かつ、ガス量は段階的な変化、空
気量は連続的な変化を経て最適状態に移行するよ
うにし、更に、段階的な変化をするガス量の1回
分の変化量を、空気量に対して燃焼可能範囲分と
したので、空気量とガス量とのマツチングが良好
であり、燃焼も良好に継続される。
(ト) 考案の効果 本考案は以上説明したように、負荷温度と所望
の温度との差に応じてガス量と空気量とを変化さ
せる際、応答速度の速い比例弁のガス通過量が温
度差の大きさに応じた段数で、かつ、応答速度の
遅い送風装置の空気量変化に合わせて、所定量ず
つ増加、または減少するので、ガス量が急激に変
化することなく、応答の遅い空気量に合わせて空
気量と互いに調和しながら変化するようにでき、
燃焼量が変化する過渡期に不完全燃焼や消炎が起
きないようにでき、燃焼状態を良好に維持できる
とともに、燃焼の安定化を図れるものである。
また、上述した実施例では、ガス比例弁を段階
的に変化させる段階数を、出湯温度と設定温度と
の差に基づき演算回路にて(瞬時に)演算して信
号化しているので、設定温度や出湯温度の変化に
伴なう応答性は良好となり迅速な制御が行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
電気回路図、第2図は燃焼装置の前面パネルを外
した状態の正面図、第3図は燃焼開始後の制御を
実行するフローチヤート、第4図はガス量と空気
量の変化状態を示す図である。 1……バーナ、3……熱交換パイプ、5……感
温素子、6……送風装置、8……ガス比例弁、1
0……風量調節装置、11……ダンパ、13……
ポテンシヨメータ、15……制御回路、21……
温度差検出回路、22……演算回路、23……比
例弁制御回路、24……ダンパ角制御回路、26
……出湯温度検出部、29……希望湯温設定部、
30……差動増幅器、31……A/D変換器、3
2……中央演算装置、33……第1のD/A変換
器、34……第2のD/A変換器、35……比例
弁制御コイル、36……定電流回路、38……差
動増幅器、39……ドライブ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比例弁を介して供給されるガス燃料と送風装置
    によつて供給される燃焼空気とを混合して燃焼さ
    せる強制通風式燃焼装置において、負荷温度と所
    望の温度との差を検出する温度差検出手段を有
    し、この検出手段が検出した温度差に応じて送風
    装置による燃焼空気量を変化させるとともに、比
    例弁のガス通過量を前記温度差の大きさに応じた
    段数で、かつ、送風装置の応答特性に従つて所定
    量ずつ増加、または減少させる制御手段を備えた
    ことを特徴とする強制通風式燃焼装置。
JP1986149181U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0449478Y2 (ja)

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JP1986149181U JPH0449478Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JPS6354945U JPS6354945U (ja) 1988-04-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122818A (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス燃焼制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122818A (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス燃焼制御装置

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JPS6354945U (ja) 1988-04-13

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