JPH0449290Y2 - - Google Patents

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JPH0449290Y2
JPH0449290Y2 JP1985102864U JP10286485U JPH0449290Y2 JP H0449290 Y2 JPH0449290 Y2 JP H0449290Y2 JP 1985102864 U JP1985102864 U JP 1985102864U JP 10286485 U JP10286485 U JP 10286485U JP H0449290 Y2 JPH0449290 Y2 JP H0449290Y2
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JP
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column
protrusion
cross
reinforcement
column main
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JP1985102864U
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JPS6211921U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は鉄筋コンクリート構造の十字形断面
柱に関するものである。
〔従来技術〕
従来、鉄筋コンクリート構造の柱の断面形状と
しては、矩形または正方形等の4角形断面が一般
的に採用されている。この4角形断面の柱の構造
性能を向上させるためには、(1)コンクリートの強
度を高くする、(2)柱主筋量を増量する、(3)せん断
補強筋量を増量する等の手段以外には、柱断面サ
イズを大きくする手段が採用されている。
一方、従来知られている十字形断面の鉄筋コン
クリート造の柱における配筋構造は、特公昭43−
7275号公報および特公昭40−2508号公報に示され
ているように、十字形断面柱における突出部のコ
ンクリートを拘束するような配筋構造にはなつて
いない。このため前記従来の十字形断面柱の場合
は、第6図および第7図に示すようにその柱13
の上部に水平力Pが作用したとき、突出部2の先
端側下部のコンクリート14が圧潰されて、突出
部2の先端側の縦方向柱主筋が座屈し、そのため
比較的小さい水平力の作用により柱13が破壊す
るという問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる鉄筋
コンクリート十字形断面柱を提供することを目的
とするものであつて、この考案の要旨とするとこ
ろは、コンクリートの十字形断面柱1における各
突出部2の先端の各隅部側に突出部柱主筋3が埋
設されると共に、前記十字形断面柱1における各
凹隅部側に中央側柱主筋4が埋設され、前記突出
部2の先端部の両側の突出部柱主筋3とその突出
部2の基端側の巾方向両側の中央側柱主筋4とに
わたつて角フープ筋5が巻付けられていることを
特徴とする鉄筋コンクリート十字形断面柱にあ
る。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、コンクリートの十字形断面柱1
における各突出部2の先端の各隅部側に、柱長手
方向に延長する突出部柱主筋3が埋設され、かつ
各突出部2の先端の巾方向中央には柱長手方向に
延長する突出部先端中央柱主筋6が埋設され、前
記十字形断面柱1における各凹隅部側に、柱長手
方向に延長する中央側柱主筋4が埋設され、さら
に、前記突出部2の先端部の両側の突出部柱主筋
3と突出部先端中央柱主筋6と突出部2の基端側
の巾方向両側の中央側柱主筋4とにわたつて、多
数の水平な角フープ筋5が柱長手方向に間隔をお
いて巻付けられ、各中央側柱主筋4には隣り合う
突出部2に埋設された角フープ筋5の隅部の内側
に係合されている。
対向する突出部2の突出部先端中央柱主筋6に
わたつて斜め帯フープ筋7が螺旋状に巻付けら
れ、かつ十字形断面柱1の中心付近には柱長手方
向に延長する中心側柱主筋8が埋設されている。
なおこの中心側柱主筋8は省略してもよい。また
十字形断面柱1とコンクリートの梁9との接合部
を強化するために、十字形断面柱と梁9との接合
部において、隣り合う各突出部2を接続する水平
ハンチ10が設けられると共に、各突出部柱主筋
3と各突出部先端中央柱主筋6とを囲む多数の水
平な接合部フープ筋11が柱長手方向に間隔をお
いて巻付けられている。
第5図はこの考案の鉄筋コンクリート十字形断
面柱の上部に水平力が作用した場合における柱下
部の圧縮側の応力分布状態を示すものであつて、
前記十字形断面柱の上部に水平力Pが作用する
と、圧縮側の突出部2Aに埋設されている各角フ
ープ筋5における突出部巾方向の両側部分5Aに
引張力T1が作用し、かつ前記各角フープ筋5に
おける先端側横部分5Bおよび突出部柱主筋3
と、前記各角フープ筋5における柱中央側横部5
Cおよび中央側柱主筋4とにより、前記突出部2
Aの全体にわたつて応力T2が与えられて、前記
突出部2Aのコンクリートが全体にわたつて均一
に拘束され、さらに前記突出部2Aに埋設された
角フープ筋5における突出部巾方向の両側部分5
Aに作用する引張力T1は、中央側柱主筋4を介
して中間部の両側の突出部2Bに埋設された角フ
ープ筋5にも伝達され、したがつて十字形断面柱
の下部における中間部の両側にある突出部2Bの
コンクリートにも応力T2が与えられる。
この発明を実施する場合、第4図に示すよう
に、対向する突出部2の突出部先端中央柱主筋6
にわたつて多数の水平な帯フープ筋12を柱長手
方向に間隔をおいて巻付けてもよく、また突出部
2の先端部の両側の突出部柱主筋3と突出部先端
中央柱主筋6と突出部2の基端側の巾方向の両側
の中央側柱主筋4とにわたつて、角フープ筋5を
螺旋状に巻付けてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、コンクリートの十字形断面
柱1における各突出部2の先端の各隅部側に突出
部柱主筋3が埋設されると共に、前記十字形断面
柱1における各凹隅側に中央側柱主筋4が埋設さ
れ、前記突出部2の先端部の両側の突出部柱主筋
3とその突出部2の基端側の巾方向両側の中央側
柱主筋4とにわたつて角フープ筋5が巻付けられ
ているので、十字形断面柱の上部に水平力が作用
すると、十字形断面柱の下部における圧縮側の突
出部に埋設されている角フープ筋5における突出
部巾方向の両側部分に引張力が作用し、かつその
引張力により角フープ筋5の横部分および突出部
柱主筋3、中央側柱主筋4を介して圧縮側の突出
部のコンクリートに応力が均一に与えられて、そ
のコンクリートが全体にわたつて均一に拘束さ
れ、かつ圧縮側の突出部に埋設された角フープ筋
5における突出部巾方向の両側部分の引張力が中
央側柱主筋4を介して中間部の両側の突出部に埋
設された角フープ筋5にも伝達されるので、応力
を中間部の両側の突出部にも分散させることがで
き、そのため圧縮側の突出部のコンクリートの圧
潰防止性能を向上させることができる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、第1図は鉄筋コンクリート十字
形断面柱の横断平面図、第2図は十字形断面柱に
おける梁接合部を示す横断平面図、第3図は柱配
筋を示す側面図である。第4図は柱配筋の他の例
を示す側面図、第5図はこの考案の十字形断面柱
の上部に水平力が作用したときの十字形断面柱の
下部の応力分布状態を示す平面図、第6図は従来
の十字形断面柱に水平力が作用したときの突出部
の圧潰部を示す側面図、第7図は第6図のA−A
線断面図である。 図において、1は十字形断面柱、2は突出部、
3は突出部柱主筋、4は中央側柱主筋、5は角フ
ープ筋、6は突出部先端中央柱主筋、7は斜め帯
フープ筋、10は水平ハンチ、11は接合部フー
プ筋、12は帯フープ筋である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリートの十字形断面柱1における各突出
    部2の先端の各隅部側に突出部柱主筋3が埋設さ
    れると共に、前記十字形断面柱1における各凹隅
    部側に中央側柱主筋4が埋設され、前記突出部2
    の先端部の両側の突出部柱主筋3とその突出部2
    の基端側の巾方向両側の中央側柱主筋4とにわた
    つて角フープ筋5が巻付けられていることを特徴
    とする鉄筋コンクリート十字形断面柱。
JP1985102864U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0449290Y2 (ja)

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JP1985102864U JPH0449290Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP1985102864U JPH0449290Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JPS6211921U JPS6211921U (ja) 1987-01-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3041696U (ja) * 1997-03-21 1997-09-22 美智子 加来 胸元衣

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428277Y1 (ja) * 1966-10-11 1967-04-27
JPS59224748A (ja) * 1983-05-31 1984-12-17 鹿島建設株式会社 鉄筋コンクリ−ト壁等の鉄筋の配筋方法

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JPS428277Y1 (ja) * 1966-10-11 1967-04-27
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JPS6211921U (ja) 1987-01-24

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