JPH0449234A - 豚赤痢予防,治療剤 - Google Patents

豚赤痢予防,治療剤

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JPH0449234A
JPH0449234A JP2158318A JP15831890A JPH0449234A JP H0449234 A JPH0449234 A JP H0449234A JP 2158318 A JP2158318 A JP 2158318A JP 15831890 A JP15831890 A JP 15831890A JP H0449234 A JPH0449234 A JP H0449234A
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JP
Japan
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griseoviridin
swine dysentery
preparation
toxic salt
effective
Prior art date
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Pending
Application number
JP2158318A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Asano
敏彦 浅野
Toshihiko Hara
俊彦 原
Hirofumi Takagi
高木 洋文
Kiyohiko Keyakida
欅田 清彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は豚赤痢予防、治療剤に関し、詳細にはて示され
るグリセオビリジンまたはその無毒性塩たはその無毒性
塩に 化学式 で示されるビリドグリゼイン(エタマイシン)またはそ
の無毒性塩を有効成分として併用する豚赤痢予防、治療
剤に関するものである。
[従来の技術] 豚赤痢は、トレボネーマ・バイオディセンテリエ(Tr
eponema hyodysenteriae)によ
ってひきおこされる伝染性疾患であり、世界各地でその
発生が詔められている。
[発明が解決しようとする課題] 豚赤痢予防、治療剤としては、これまで様々なものが提
案されているが、いずれも十分な効果を発揮し得るもの
はなかった。
[発明の目的] 本発明の目的は、豚赤痢の予防、治療に極めて有効な豚
赤痢予防、治療剤を提供することにある。
[発明の構成] 本発明は、前記化学式(I)で示されるグリセオビリジ
ンまたはその無毒性塩、或は該グリセオビリジンまたは
その無毒性塩と前記化学式(II)で示されるビリドグ
リゼインまたはその無毒性塩を有効成分とする豚赤痢予
防、治療剤である。
上記化合物(I)、(u)は既知の抗生物質であり、例
えばストレプトマイセス・グリセウス(Strepto
myces griseus)の培養液から分離され、
優れた抗菌作用を有している。しかしながら、上記化合
物(1)、(II)が豚赤痢予防、治療に有効であるこ
とは今まで知られていない。
[発明の説明] 本発明者らは約6000検体の発酵産物の中から、スク
リーニングすることによって、−放線菌の培養液中に生
産された上記(1)、(II)の化合物またはこれらの
無毒性塩が、豚赤痢に対して従来の薬剤では達成されな
い顕著な予防、治療効果があることを見出し、本発明を
完成するに至フた。
本発明が完成されるに至った経緯を説明しつつ、本発明
の作用・効果を明らかにする。
まず本発明者らは、多くの抗生物質について多角的な検
討を加えた結果、豚赤痢予防、治療剤の場合には、生体
外での活性と生体内における臨床効果の間には、殆んど
相関性を認めることができないという知見が得られた。
例えばペニシリンG(ペニシリン系)、フラジリドンに
トロフラン系)、モネンシン(ポリエーテル系)等は、
生体外における最小発育阻止濃度(MIC)が夫々0.
78.0.1 、0.2  (μg/ml)であるが、
いずれも豚赤痢の予防、治療剤としては効果がない。ま
たリンコマイシンのMICは25μg/m lであるが
、市販の豚赤痢予防、治療剤のうちでも優れた効果を発
揮している。即ち、生体外で豚赤痢病に対する抗菌活性
を示す抗生物質は多数知られているが、そのいずれが生
体内での豚赤痢の予防、治療に有効であるかを予測する
ことはほぼ不可能である。
ところで豚赤痢の場合、生体内での効果をスクリーニン
グする方法としては、従来マウスを使用した感染実験系
が知られている。この実験系では、効果のある化合物は
豚においても効果があり、逆にこの実験系で効果のない
化合物(或は効果の小さい化合物)は豚赤痢に対しても
同様の結果を示すという期待が大前提となっている。マ
ウスと豚という動物種の違いによる薬効の違いは、実際
問題として十分にあり得ることであるが、豚赤痢の生体
内の効果をスクリーニングする手段として豚を使用した
感染実験を行なうことは現実問題としてほとんど不可能
に近いと言える。こうしたことから、これまで豚赤痢に
対する予防、治療効果の予測はマウス系における実験結
果に基づいて行なわれているのが実情であるが、マウス
系におけるグリセオビリジンやピリドグリセイン夫々単
独での豚赤痢予防、治療効果は、従来公知の豚赤痢予防
、治療剤であるリンコマイシンよりも劣っていた。
ところが豚赤痢菌を人工感染させた豚を使用し、グリセ
オビリジンおよびビリドグリゼインの治療効果について
検討したところ、マウス系で得られていた結果とは逆に
、グリセオビリジンは従来のリンコマイシンよりも有効
であることが判明した。またビリドグリゼインについて
は、それ単独ではそれほど効果的ではないが、グリセオ
ビリジンと併用するとグリセオビリジンの治療効果を更
に助長することがわかった。これらの結果はマウス系で
の実験結果からは到底予測できないものであり、驚くべ
き意外な結果であった。
方、グリセオビリジンと構造的に非常に似ているパージ
ニアマイシンは、生体外での活性はグリセオビリジンと
それほど違わないが、生体内での効果(特に豚における
効果)においては、予測できないほどの大差が見出され
た。パージニアマイシンM(パージニアマイシンの主成
分)の化学構造は、下記化学式(III )の様に示さ
れるが、デブシベブチド抗生物質(ミカマイシン、パー
ジニアマイシン類)のグループに属し、グリセオビリジ
ン[前記化学式(I)]と非常に似ている。また豚赤痢
菌に対するMICも、グリセオビリジンが0.2〜1.
56μg/m lで、パージニアマイシンが0.78〜
1゜56μg/rrr 1となり、グリセオビリジンが
若干優れているとは言えるが、大きな差は肥められない
しかしながら、飼料添加投薬による豚赤痢の予防、治療
試験で両化合物を比較したところ、グリセオビリジンは
2.5ppm添加でその効果を発揮するのに対し、パー
ジニアマイシンは50 ppm 添加でもその効果は認
められなかった。
これらの結果は、■生体外の活性から生体内の効果を予
測することは不可能であること、および■化学構造から
その効果を予測することはできない等を示すものである
と言える。化学構造が類似しているならば、薬効におい
ても同様の効果を発揮するであろうことを予測するのが
普通であるのに、上記結果は全く意外な事実であり、ま
た画期的な発見であると言える。
尚木発明者らが実験によって確認したところによると、
グリセオビリジンやビリドグリゼインは豚赤痢に対する
予防、治療効果を有するだけでなく、動物の成長促進作
用もあることがわ力)つた。
次に、ビリドグリゼイン(WS7505A)とグリセオ
ビリジン(WS7505B)のJ#離方法の一例を示す
単離方法 WS7505生産菌株(Streptomyces c
acaoiswbsp、 cacaoi )の新鮮斜面
培養から、下記組成の前培養培地(60ml培地/22
5m1容三角フラスコ)に菌を接種し、30℃で4日間
振どう培養し、前培養液とする。画用いた生産菌株は、
工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている(微
工研菌寄第10867号)。
前培養培地組成(AP15) MS3600       1% シュークロース       1% グルコース        1% ファーマメディア     1% ペプトン        0.5% 脱脂大豆粉        0.5% CaC0,、、0,1% 下記組成の本培養培地2042を仕込んだ301容ジヤ
ーフアメンターに、前記前培養液5本を接種し、30℃
で5〜6日間通気攪拌培養する。尚本培養培地には、消
泡剤として培地20IL当たり10m1のアデカノール
を添加した。
本培養培地組成(AM47) パインデックス#3       2%ビーナツツパウ
ダー        1%コーンステイープリカー  
     1%CaC03(pHを6.5に調整後)c
、2%ジャーファメンター8基から得たブロク、145
1を濾過し、濾液135Ilを得る。塩酸にて濾液のp
Hを6に調整後、酢酸エチル抽出を3回行ない、酢酸エ
チル要約19Onを得る。これを濃縮後、ヘキサンにて
充填したシリカケル・カラム(Siljcagel 6
0.メルク社製)にかける。
ヘキサン:クロロホルムが1:1の画分でws7505
A (ビリドグリゼイン)が溶出され、クロロホルム:
メタノールが20:1の画分でws7505B (グリ
セオビリジン)が溶出される。
WS7505画分は濃縮後、シリカゲル・カラム(Si
licar CC−4,マリンクロット社製)にかけ、
1:1のヘキサン−クロロホルムおよびクロロホルムで
溶出されてくる両分を濃縮し、塩化水素飽和アセトンを
加えて、室温に放置することにより、約3.5gの結晶
を得た。
WS7505B画分は濃縮後、少量のメタノールに溶解
し、濃縮放置することにより、約2.0gの結晶性白色
粉末を得た。
WS7505AおよびWS7505Bは、LIV、IR
,NMRおよびマス・スペクトルにより、夫々ビリドグ
リゼイン、グリセオビリジンと同定した。
本発明でい用いるグリセオビリジンやビリドグリゼイン
は、上述の如く無毒性塩の形態でも使用することができ
るが、この様な塩としては、無機酸(例えば塩酸、硫酸
、りん酸等)または有機酸(例えば蟻酸、酢酸、P−ト
ルエンスルホン酸。
クエン酸、シュウ酸等)等の酸との塩が挙げられる。
本発明の豚赤痢予防、治療剤の使用形態は様々考えられ
、前記(1)、(II)の化合物またはこれらの無毒性
塩を、飼料や飲料水にそのまま又は各種希釈剤で希釈し
て添加してもよいし、各種剤型に調整しても良い。希釈
剤は担体ともになり得るものであり、この様な希釈剤と
しては、生理学的に無害であれば固体または液状を問わ
ず様々なものが使用できるが、できれば飼料の一部とな
り得るものが好ましい、固体の希釈剤としては、例えば
大麦粉、小麦粉、とうもろこし粉、大豆粉。
大豆粕、米ぬか、でん粉、もみがら、豆腐粕、ぶどう糖
、果糖、庶糖、#母、魚粉、酸性白土等が挙げられ、液
状の希釈剤としては例えば水、生理食塩水、生理学的に
無害な有機溶媒等が挙げられるが、これらに限定される
訳ではない。また製剤を調整するに当たっては、前記(
1)、(n)の化合物またはこれらの無毒性塩を、担体
または希釈剤としての精製水、若しくは生理食塩水やバ
ッファー溶液中に溶解してそのまま液剤として使用する
か、或は得られた溶液に結合剤を添加1.た後各種剤型
に適用させる様に調整することにより行なう。このとき
の剤型としては、カプセル剤。
ペースト剤1錠剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の各
種のものが含まれる。
尚本発明の豚赤痢予防、治療剤には、各種の補助剤を適
宜添加しても良く、この様な補動剤としては分散剤、乳
化剤、懸濁剤等が挙げられる。その他、防腐剤、殺菌剤
、酵素製剤、乳酸菌製剤。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸等を配合しても良く、或
は他の抗生物質を併用する様にしてもよい。
次に実施例を示し、本発明の豚赤痢予防、治療剤の効果
を具体的に明らかにする。
[実施例〕 実施例1 ンビトロ活性 試験菌を5%羊血液添加トリブチケース・ソイ寒天平板
上で、42℃、72時間嫌気的に発育させた。適当量の
0.1 M燐酸緩衝食塩水を各寒天平板に注ぎ、試験菌
の細胞浮遊液を作り、最終的に細胞密度106コロニー
形成単位(CFLJ)/mlに調製した。試験化合物の
倍数希釈液を含有した5%羊血液添加トリブチケース・
ソイ寒天平板を新たに調整し、該平板上に前記細胞浮遊
液をタイピング接種器(Multipoint Ino
culator)で接種した。そして、ガスバックV去
(BBL法)で、42℃、72時間嫌気培養した後、M
IC値を測定した。
尚試験菌としてはトレボネーマ・バイオディセンテリエ
の各種菌株を用いた。また試験化合物としては、本発明
のグリセオビリジンとビリドグリゼインの他、公知の豚
赤痢治療剤であるリンコマイシン、カルバドックス、化
学構造がグリセオビリジンと類似で公知の飼料添加物で
あるパージニアマイシン等を用いた。
その結果を第1表に示すが、グリセオビリジンとビリド
グリゼインの間には明らかに相乗作用が認められた。ま
たグリセオビリジン単独とパージニアマイシンは、非常
に近いMIC値を示した。
実施例2 5週令のマウス(ddY系、雄)を用い、感染3日前か
ら試験終了まで1100ppのスペクチノマイシンを飲
水投与した。そして5%羊血液添加トリブチケース・ソ
イ寒天平板上で発育させたトレボネーマ・バイオディセ
ンテリエATCC31212(約10’個)をマウスに
経口感染させた。感染後、1日目および2日目に各種試
験化合物を1日1回経日没与し、感染後4日目に赤痢尿
意マウスに対する試験化合物の効果を次の桜にして調べ
た。
感染マウスの盲腸を取り出し、病変の有無を観察した後
、盲腸内容物を、選択薬剤(スベクチノマイシン400
 u m/ml、コリスチン25μg/ll1lおよび
バンコマイシン25μs/ml)を添加した5%羊血液
添加トリプチケース・ソイ寒天平板上に塗抹し、ガスバ
ック法で42℃、72時間嫌気培養した。そして寒天平
板上にトレポネーマ・バイオディセンテリエのコロニー
形成が生じないマウスを治癒マウスと見なした。
その結果を第2表に示す6第2表から次の様に考察する
ことができる。即ち、グリセオビリジンおよびビリドグ
リゼインは夫々単独では対照薬剤のリンコマイシンやカ
ルバドックスよりも効果が劣っていたが、グリセオビリ
ジンとビリドグリゼインを併用したものは、生体外活性
における相乗作用以上に著しい相乗作用が認められた。
またパージニアマイシンでは、生体外活性ではグリセオ
ビリジンと同様のMIC値を示していたが、生体内での
効果は全く認められない。
第2表(マウスの系による各f!薬剤の治療効果)実施
例3 験的豚 痢に対する療 果 この実験では、約8kgのSPF豚(ラントレース+ラ
ージホワイト雑種、雄)を使用した。豚は、上底式プラ
スチックネット床を敷いたステンレス製ゲージ(90x
90crA)で、1頭または2頭ずつ飼育し、第3表に
示す組成の基礎飼料(SD子豚用代用乳9日本配合飼料
株式会社)および水を自由に摂取させた。尚上記基礎飼
料は、第3表に示す原材料の他、ビタミンB8、ビタミ
ンB2、ビタミンBe、ビタミンB1□、ニコチン酸、
コリン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、ビタミンA1
ビタミンD3% ビタミンE1ビタミンに3、硫酸鉄、
炭酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、硫酸コバルト、沃素
酸カルシウムを夫々若干添加したものである。
感染の18時間前から絶食させた豚に、トレボネーマ・
バイオディセンテリエATCC31212の液体培養菌
(約109個)を強制的に胃内接種した。接種後1週間
前後で、金側とも臨床徴候(水様および/または粘液性
出血性下痢)を示した。豚赤痢発症後2日から4日経過
し、症状が改善しないことを確認した豚に対し、試験化
合物を投与した。投与方法は、2日間、1日1回の割合
で強制的に胃内投与する方法(強制投薬)と、基礎飼料
に一定濃度混合して自由に摂取させる方法(飼料添加投
薬)の2通りで実施した。投与後、7日間、糞便の観察
と、糞便中のトレボネーマ・バイオディセンテリエの菌
数の測定を行なった。
強制投薬における結果を第4表に示す。第4表から明ら
かな様に、グリセオビリジン単独、またはグリセオビリ
ジンとビリドグリゼインの混合物の投与では、投薬量1
.0mg/kgx 2で2頭中2頭が治癒し、投薬量0
.1mg/kgx 2では2頭中1頭だけが治癒した。
またグリセオビリジン単独よりも混金物の方が若干価れ
た効果を示したが、マウスにおける効果で認められた様
な著しい相乗作用は無かった。これに対し、対照薬剤の
リンコマイシンにおいては、投与量0.1mg/kgx
 2回では2頭中2頭とも効果はなく、投与量1.25
mg/kg x 2回で2頭中1頭だけ治癒した。また
カルバドックスでは、投与量1.0B/kgx 2回で
2頭とも効果はなかった。
飼料添加投与における効果を第5表に示す。
第5表から明らかな様に、グリセオビリジンを2.5p
pm投薬した実験群では、4頭中3頭が正常便まで回復
し、その内の2頭は糞便中の菌も消失していた。またグ
リセオビリジンの5 ppm投薬では、2頭中2頭が治
癒していた。これに対し、対照薬剤のリンコマイシンで
は%51’l’l”の投薬で2頭中1頭は正常便まで回
復したが糞便中の菌は消失しておらず、完全に治癒して
いるとは言えなかった。またセデカマイシンを2.5p
pm投薬した場合は、2頭中2頭とも効果はなかった。
これらの結果から、豚における実験的豚赤痢では、グリ
セオビリジンとビリドグリゼインとの相乗作用はそれほ
ど認められなかったが、市販のいずれの豚赤痢治療剤よ
りも優れた効果を示した。
実施例4 第 表 (部用基礎飼料) 6日令ブロイラーひな(チャンキ一種、雄)40羽を2
群に分け、夫々グリセオビリジンとビリドグリゼイン添
加群、対照群(無投薬群)とした(各群10羽ずつ2ゲ
ージに分け 計20羽)。各群に、第6表に示す基礎飼
料を不断給飼し、それらの体重と食料消費量を1週間観
察した。
その結果を第7表に示すが、グリセオビリジンとビリド
グリゼインの混合物の添加群では、増体重、飼料要求率
ともに対照群に比較して改善されているのがわかる。
傘1)ヒ゛タミン・プレミックスはヒ゛タミンA、B、
B2.Be、B12.03およびE、ビオチン、葉酸な
らびにパントテン酸カルシウムを含有する。
幸2)ミネラル・プレミックスは硫酸第一鉄、硫酸マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸銅、硫酸コバルトおよび沃化カリ
ウムを含有する。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、豚赤痢に極めて有効な
豚赤痢予防、治療剤が実現できた。また本発明の治療剤
は動物の成長促進剤としても有効であり、グリセオビリ
ジンやビリドグリゼインのこれまで知られていなかった
特性を有効に利用することができる様になった。
出願人  藤沢薬品工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリセオビリジンまたはその無毒性塩を有効成分
    とすることを特徴とする豚赤痢予防、治療剤。
  2. (2)グリセオビリジンまたはその無毒性塩と、ビリド
    グリゼインまたはその無毒性塩を有効成分とすることを
    特徴とする豚赤痢予防、治療剤。
JP2158318A 1990-06-16 1990-06-16 豚赤痢予防,治療剤 Pending JPH0449234A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688219A4 (en) * 1993-03-10 1997-04-23 Pfizer REDUCING THE SMELL OF EARS IN MEAT

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688219A4 (en) * 1993-03-10 1997-04-23 Pfizer REDUCING THE SMELL OF EARS IN MEAT

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