JPH0449013A - プラスチックレンズ鋳造用ガスケット - Google Patents

プラスチックレンズ鋳造用ガスケット

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JPH0449013A
JPH0449013A JP15831790A JP15831790A JPH0449013A JP H0449013 A JPH0449013 A JP H0449013A JP 15831790 A JP15831790 A JP 15831790A JP 15831790 A JP15831790 A JP 15831790A JP H0449013 A JPH0449013 A JP H0449013A
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JP
Japan
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gasket
layer
film layer
supporter
cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP15831790A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuto Matsuda
立人 松田
Yasuaki Funae
船江 保明
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP15831790A priority Critical patent/JPH0449013A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はプラスチックレンズ鋳造用ガスケットに関し、
詳細には注型重合によりプラスチックレンズを鋳造する
際に用いられるガスケット&:′関するものである。
[従来の技術] プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べて■軽量で
あること、■低コストであること、等の利点を有し、眼
鏡用レンズを始めとして各種光学機器分野において広く
用いられる様になってきている。
プラスチックレンズ用素材としては、各種の熱硬化性樹
脂および熱硬化性樹脂が使用されており、その製造方法
も様々なものが提案されている。
レンズ用熱可う性樹脂としては、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリメチルメタクリレート等が知られてお
り、またレンズ用熱硬化性樹脂としては、グリコールジ
メタクリレート樹脂、ジエチレングリコールジメタクリ
レートm脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート樹脂等が知られており、またその製造方法としては
射出成形、圧縮成形、注型重合法等が知られている。
プラスチックレンズを注型重合により成形するにあたっ
ては、ガラス製の上型と下型からなる1対の型部材と合
成樹脂製ガスケットによって形成されるキャビティ内に
、重合開始剤を添加した千ツマー原液を注入し、モノマ
ー原液が洩出しない様にばねクランプ等で上型と下型を
挟みつけた状態で加熱等によって千ツマー原液を重合硬
化させてプラスチックレンズとするのが一般的である。
尚上型と下型は垂直姿勢で左右又は前後に配置する場合
もあるが、本明細書では便宜の為r上型」とr下型」の
表現を用いるものとする。
[発明が解決しようとする課!l!] この様なプラスチックレンズの注型成形における最大の
問題点のひとつはガスケット構成にあるとされている。
重合の過程でプラスチック原料は厚さ方向及び半径方向
に体積収縮を生じるが、このときプラスチック原料が型
部材及びガスケットのキセビティ形成面から早期に分離
するとレンズの歪やクラック等の損傷を発生させる恐れ
があるため、上記体積収縮に追随しながらキャビティ容
積も減縮されていく必要がある。その為にはガスケット
が、上記体積収縮に対応した変形を生じる程に良好な弾
性特性を有するものでなくてはならない。またこうした
弾性特性は、キャビティ内に千ツマー原液を注入したと
きに、該モノマー原液が外部に洩出しない様に、上型お
よび下型とガスケットとの密封性を確保する上でも重要
な性質である。
一方重合過程でにおける問題として、ガスケット中の物
質が七ツマー原液によって溶出され、該物質がモノマー
原液中に混入し、これが重合硬化後にレンズの白濁とな
ってレンズ特性を低下させることがある。またガスケッ
トの膨潤による変形や液漏れも生じることがある。従っ
てガスケット用素材としては、上記物質がモノマー原液
によって溶出・E潤されない様な耐食性を有しているこ
とも必要である。
本発明者らは、従来のガスケットに使用されてきた素材
について、弾性特性及び耐食性の両特性から検討したと
ころ、この両特性を具備したものは知られておらないこ
とが判明した。即ち弾性特性が良好なものは耐食性に劣
り、ガスケット中の物質の溶出によるレンズ白濁や、ガ
スケットの膨潤による変形や液濡れ等を生じ、また耐食
性が良好なものは弾性特性に劣り、重合中のモノマー原
液の洩出が生じたり、ガスケットがレンズ半径方向への
収縮に対して追随しきれず、プラスチック原料が早期に
ガスケット壁面から分離してレンズの歪、クランク等が
起こり易いという傾向を示した。
本発明は上記事情に着目してなされたものであって、そ
の目的は、プラスチックレンズを注型成形によって鋳造
するに当って、ポリマー原液の密閉性及び重合反応時の
収縮変形に対する追随性に優れ、且つ耐食性にも優れた
プラスチックレンズ鋳造用ガスケットを提供しようとす
るものである。
[3題を解決する為の手段] 上記目的を達成し得た本発明とは、プラスチックレンズ
鋳造用の2枚の型部材をそれらの間にキャビティを形成
して配設する様に上記2枚の型部材の周縁に沿って介設
される環状ガスケットにおいて、該ガスケットは、弾性
材料からなる支持体層と、耐食性材料からなる被膜層と
から構成され、該被膜層は前記キャビティに臨んで前記
支持体層に薄く形成したものである点に要旨を有するプ
ラスチックレンズ鋳造用ガスケットである。
[作用] 本発明者らは、耐食性および弾性特性の両特性を具備し
たガスケットを開発すべく、様々な角度から検討した。
その結果、ガスケットを、弾性材料からなる支持体層と
、耐食性材料からなる被膜層からなる2層構造とし、且
つ該被膜層をキャビティに臨んで前記支持体層に薄く形
成すれば上記目的が兄事に達成されることを見出し、本
発明を完成した。尚本発明者らの研究によると、前記被
膜層は、支持体層の軸心方向中央部(コバ部分)の厚み
に対して、0.01〜25%の厚みで形成するのが好ま
しく、より好ましい範囲は0.05〜10%程度である
。即ち、被膜層の厚みが、支持体層の厚みに対して0.
01%未満であると千ツマー原液が被膜層中に浸み込ん
で支持体層が侵されたり、支持体層から可溶性物質が浸
み出していき、また25%を超えると支持体層の弾性部
材としての特性が発揮されない。
本発明に係るガスケット1は、N1図に示す様に、下面
に光学仕上面Aが形成された上型2と、上面に光学仕上
げ面Bが形成された下型3との間に介設され、プラスチ
ックレンズ成形用鋳型を構成する。そして前記光学仕上
げ面AおよびBとガスケット1によって囲まれた空間が
密閉されたキャビティ5となる。また本発明に係るガス
ケット1は、上述した様に、弾性材料からなる支持体層
6と、耐食性材料からなる被膜層7とから構成され、該
被膜層7は前記キャビティ5に臨む様に前記支持体層6
に薄く形成されている。上記キャビティ5に千ツマー原
液9等のプラスチック原料を注入し、第1図に示したク
ランプ8で挟持した状態で重合硬化させる。
支持体層6の素材として用いる弾性材料としては、特に
限定されるものではないが、例えば超低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、ポリウレタンエラストマー、
ポリオレフィンエラストマー(TPO)等が挙げられる
一方、被膜層7の素材として用いる耐食性材料としては
、特に限定されるものではないが、例えばナイロン6、
ナイロン66、ナイロン12.高密度ポリエチレン等が
挙げられる。
また本発明のガスケットは、支持体層6と被膜層7の2
重構造であることから、両者の接合性も良好であること
が必要であり、こうした点をも考慮して画素材の組合せ
を適宜選ぶのが良い。
以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれも本発明
の技術的範囲に含まれるものである。
[実施例コ 実施例1 バッテンフェルト社製の射出成形機(BM−T型機)を
使用し、超低密度ポリエチレン(VLDPE 。
住友化学株式会社製、エクセレン)を支持体層6に、お
よび高密度ポリエチレン(HDPE、東す株式会社製;
ニボロンハード)を被膜層7とするプラスチックレンズ
鋳造用ガスケット1を作製した。
尚このときの支持体層6のコバ部分および被膜層7の厚
みは、夫々4.0mm 、 20μ■とした。
上記ガスケットを介して2枚のガラスモールドで挟み、
バネで挟持した構造の鋳型のキャビティに、テトラエチ
レングリコールジメタクリレート50重量部、スチレン
40重量部、アクリロニトリル10重量部および2,2
°−アゾビス(24−ジメチルバレロニトリル)0.1
重量部からなるプラスチック原料を注入し、50℃で6
時間保持し、引続き110℃まで徐々に昇温し、16時
間かけて重合してプラスチックレンズを製造した。
上記一連の製造における■重合中の液漏れ、■ガスケッ
ト物質の溶出によるレンズの濁り、■成形歩留り等を調
査した。
その結果を第1表に示す。尚評価基準は下記の通りであ
る。
凰遣ユツソ(」ム 重合中に、ガスケットとガラスモールドの間から千ツマ
ー原液が洩出するか否かにより評価した。
ガスケット物 の溶出によるレンズの濁り重合中にガス
ケット中の物質が千ツマー原液によって溶出され、重合
硬化後にレンズの白濁となって表われるか否かを目視に
よって観察した。
底上」杜1旦 液漏れや浸み出しがなく、外観上良好なレンズ形状で成
形できたものを、仕込んだ鋳型の個数に対する割合で示
した。
実施例2〜5.比較例1〜2 ガスケットの支持体層6および被膜層7の材質と厚みを
変えた以外は、実施例1と同様にしてレンズを作製し、
実施例1と同様の評価を行な)た、その結果を第1表に
併記した。
比較例3 住人重機製射出成形機(SG−25型機)を使用し、超
低密度ポリエチレン(住友化学株式会社製:エクセレン
)にてプラスチックレンズ鋳型用ガスケットを作製した
。尚このときのコバ部分の厚みは、4,0■■とした。
このガスケットを用いて、実施例1と同様にしてプラス
チックレンズを作製し、実施例1と同様の評価を行なっ
た。その結果を第1表に併記した。
[発明の効果〕 本発明は以上の様に構成されているので、ポリマー原液
の密閉性および注型重合反応時のプラスチックの体積収
縮に対する追随性に優れ、且つ耐食性も良好で物質のポ
リマー原液への溶出、或は膨潤による変形や液漏れがな
い様なプラスチックレンズ鋳造用ガスケットが得られた
。このガスケットを用いれば、歪、クラックおよび白濁
のないプラスチックレンズが高い歩留りで得られること
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガスケットを用いたプラスチックレン
ズ鋳造用型の断面説明図である。 1・・・ガスケット   2・・・上型3・・・下型 
     5・・・キャビティ6・・・支持体層   
 7・・・被膜層8・・・クランプ 第 図 出願人  日本触媒化学工業株式会社 手続補正書 (自発) 事件の表示 平成O:年特許願第1583+7号 発明の名称 プラスチックレンズ鋳造用ガスケット 3、補正をする者 事件との関係

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチックレンズ鋳造用の2枚の型部材をそれ
    らの間にキャビティを形成して配設する様に上記2枚の
    型部材の周縁に沿って介設される環状ガスケットにおい
    て、該ガスケットは、弾性材料からなる支持体層と、耐
    食性材料からなる被膜層とから構成され、該被膜層は前
    記キャビティに臨んで前記支持体層に薄く形成したもの
    であることを特徴とするプラスチックレンズ鋳造用ガス
    ケット。
  2. (2)前記被膜層は、前記支持体層の軸心方向中央部の
    厚みに対して、0.01〜25%の厚みで形成される請
    求項(1)に記載のプラスチックレンズ鋳造用ガスケッ
    ト。
JP15831790A 1990-06-16 1990-06-16 プラスチックレンズ鋳造用ガスケット Pending JPH0449013A (ja)

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JP15831790A JPH0449013A (ja) 1990-06-16 1990-06-16 プラスチックレンズ鋳造用ガスケット

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JP15831790A JPH0449013A (ja) 1990-06-16 1990-06-16 プラスチックレンズ鋳造用ガスケット

Publications (1)

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JPH0449013A true JPH0449013A (ja) 1992-02-18

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ID=15668995

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JP15831790A Pending JPH0449013A (ja) 1990-06-16 1990-06-16 プラスチックレンズ鋳造用ガスケット

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JP (1) JPH0449013A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7842203B2 (en) 2003-10-31 2010-11-30 Hoya Corporation Gasket for molding plastic lens

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7842203B2 (en) 2003-10-31 2010-11-30 Hoya Corporation Gasket for molding plastic lens

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