JPH0448692A - 電子機器用架枠の耐震構造 - Google Patents

電子機器用架枠の耐震構造

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JPH0448692A
JPH0448692A JP15397190A JP15397190A JPH0448692A JP H0448692 A JPH0448692 A JP H0448692A JP 15397190 A JP15397190 A JP 15397190A JP 15397190 A JP15397190 A JP 15397190A JP H0448692 A JPH0448692 A JP H0448692A
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JP
Japan
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cylinder
piston
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resin
frame
Prior art date
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Pending
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JP15397190A
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English (en)
Inventor
Yutaka Matsukuma
松隈 豊
Shinji Kajiwara
梶原 心二
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 電話交換機等のように床上に並列された多数の架枠に電
子機器を搭載してシステム構成される設備の保安構造に
関し、特に個々の架枠に対する耐震構造に関し、 電子機器用の組立式架枠の新規な耐震構造を提供するこ
とを目的とし、 左右の柱部材と上下の横粱部材とで構成された組立式の
電子機器用架枠において、隣接する前記各部材間をボル
トで締結して長方形構造物を形成し、2本のバーをピン
によって連結して7字型となした上部筋交い部材の両端
を前記長方形構造物の上部の二つの頂点にそれぞれ軸支
し、一方、前記上部筋交い部材と同一構成の下部筋交い
部材の両端を前記長方形構造物の下部の二つの頂点にそ
れぞれ軸支し、長方形構造物の対角線の中心点近傍で互
いに向き合う上下筋交い部材の7字の頂点の前記ピンを
それぞれ間隔リンクの上下端に軸支し、該間隔リンクの
ストロークを調整することによって筋交い部材内に抗張
力を発生させて、前記長方形構造物のスティフネスを増
大させるように構成され、前記間隔リンクはシリンダと
その内部を上下に摺動可能なピストンとを具え、該シリ
ンダの下部には樹脂注入孔が設けられ、ここから注入さ
れる樹脂によって前記ピストンを押し上げることによっ
て間隔リンクのストロークが調整される構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電話交換機等のように床上に並列された多数
の架枠に電子機器を搭載してシステム構成される設備の
保安構造に関し、特に個々の架枠に対する耐震構造に関
する。
〔従来の技術〕
交換機を構成する架枠は、4本の柱部材とこれらを連結
する横桁部材からなる箱枠型のものであり、相当に大き
な容積と重量を有する。従って、一つのシステムを製造
工場からユーザーの据付は現場まで搬送するには、架枠
を柱部材と横桁部材とに分離して容積を減らした状態と
して出荷し、現場でこれを組み立てた後、モジュール化
されたユニットを積み上げてシステムを構成している。
こうした組立式の架構造は、現場での作業法を考慮して
各構造部材をボルトによって締結することが多く、溶接
で固定された架構造に比して締結力は小さくならざるを
得ない。このたt1応力集中とかボルトの緩み擦れが生
じないように、連結部に特別な工夫が必要となる。換言
すれば、構造部材自体は充分な強度を持っていても、連
結部の構造で架枠全体のスティフネスが大きく左右され
る。このスティフネスは耐震構造の重要な指標となる固
有振動数を決定する主要因子である。
〔発明が解決しようとする課題〕
電話交換機が設置される環境の中で、地震は動的なスト
レスを生じる最大の要因であり、地震で励起される建屋
床の振動は、−船釣に15Hz以下の周波数成分を含ん
でいる。特に数に以下の領域に高いエネルギー成分があ
り、大きな地震ではIGに達することが知られている。
通信網の社会的重要性に鑑みて、電話交換機はこのよう
なストレスに充分耐えられるような構造を持つことが要
求され、架枠構造は少なくとも数七以上の固有振動数を
持つように設計されることを必要とする。
本発明は、このような課題を解決し、電ヨ機器用の組立
式架枠の新規な耐震構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は、左右の柱部材と上下の横粱部材とで構成さ
れた組立式の電子機器用架枠においで、隣接する前記各
部材間をボルトで締結して長方形構造物を形成し、2本
のバーをピンによって連結して7字型となした上部筋交
い部材の両端を前記長方形構造物の上部の二つの頂点に
それぞれ軸支し、一方、前記上部筋交い部材と同一構成
のF部筋交い部材の両端を前記長方形構造物の下部の二
つの頂点にそれぞれ軸支し、長方形構造物の対角線の中
心点近傍で互いに向き合う上下筋交い部材の7字の頂点
の前記ピンをそれぞれ間隔リンクの上下端に軸支し、該
間隔リンクのストロークを調整することによって筋交い
部材内に抗張力を発生させて、前記長方形構造物のステ
ィフネスを増大させるように構成され、前記間隔リンク
はシリンダとその内部を上下に摺動可能なピストンとを
具え、該シリンダの下部には樹脂注入孔が設けられ、こ
こから注入される樹脂によって前記ピストンを押し上げ
ることによって間隔リンクのストロークが調整されるこ
とを特徴とする電子機器用組立式架枠の耐震構造によっ
て達成される。
〔作 用〕
架枠の組立に際し、先ず柱部材と横粱部材とをボルト止
めして長方形構造物を構成する。次に、上下の筋交い部
材を長方形構造物の各頂点に軸支し、中心点付近で互い
に対面するその1字の頂点を間隔リンクのシリンダとピ
ストンにそれぞれ軸支する。この状態でシリンダの樹脂
注入孔を通じて硬化性の樹脂を注入すると、ピストンは
押し上げられて間隔リンクの実質的な長さを減少し、上
下の筋交い部材間の遊びや緩みを解消し、両者間に適度
な張りを与える。時間経過と共に樹脂は硬化し、間隔リ
ンクの長さは固定される。
長方形構造物に振動が加わり、各柱部材と横張り部材と
の間の連結部が変位しようとしても、筋交い部材がこれ
に抵抗して変位を阻止するので、構造の一体性が維持さ
れる。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、本発明を背面合わせ型の架枠に適
用した例を示す正面図と側面図である。
この架枠構造は、基本的に左右の柱部材1.1とこれら
を連結する上下の横粱部材2,2゛ とによって構成さ
れる。各部材は隣接領域である四隅において互いにボル
ト3によって締結・固定されて、正面から見て実質的に
長方形をなす構造物を形成し、アンカーボルト4によっ
て、据付は場所の建屋の床に固定される。
柱部材1.1′の上下両端には、長方形構造物の各頂点
近傍にブラケット5が溶接されて内側に張り出し、これ
にピン6が取付けられている。
2本の鋼材のバー7aの一端同士をピン13によって軸
支してV字型となした上部筋交い部材7が、その両端を
柱部材111′の上部の前記ピン6に軸支されて取り付
けられ、一方、2本のバー7°aをピン13′で軸支し
たこれと同じ形状の下部筋交い部材7′が下部のピン6
に軸支され、両筋交い部材7.7′の1字の頂点が長方
形構造物の中心領域で互いに向かい合うように位置決め
されている。
両筋交い部材7,7°の間には後で詳述する構成の間隔
リンク10が設置され、前記V字の頂点は、それぞれ該
間隔リンク10の上下各端に軸支されている。
この構成により、柱部材1,1° と横粱部材2゜2°
 とで形成された長方形構造物は、更に上下の筋交い部
材7.7”によってその四隅同士を連結・固定されるこ
とになる。
前記間隔リンク10の構造の詳細を第3図〜第5図を参
照して説明する。
間隔リンク10は、シリンダ11とその内部を上下に摺
動可能なピストン12とで構成され、上部筋交い部材7
は該シリンダ11の上部に前記ピンI3を介して軸支さ
れる。一方、下部筋交い部材7゛ は前記ピストン12
のロッド部分に前記ピン13″を介して軸支される。
ピストン12の直下のシリンダ内部にはスプリング14
が設置され、ピストン12を常に上方に付勢している。
このスプリング14はピストンロッドに沿って摺動可能
なハウジング15内に受容され、後述するようにハウジ
ング15の上下動に追随して伸縮し得るように構成され
ている。このスプリング14の作用によって、外力が加
わっていない場合にはピストン12は押し上げられて間
隔リンク10の長さは実質的に短くなっているので、筋
交い部材7.7′をピン6.6°に係止する際に、筋交
い部材を軽く引っ張って間隔リンク10を適宜な長さに
調節して位置決約することにより、係止作用が容易にな
る利点がある。
シリンダ11の下部壁面には逆止弁20を具えた樹脂注
入孔16が設けられ、ここを通じて樹脂がシリンダ内部
に注入されるように構成されている。
次に、この間隔リンク10の機能について説明する。
第1図に示すような位置関係に各部材が設定された状態
では、筋交い部材7,7° に4まスプリング14によ
る軽い付勢力のみが作用し、構造体の緊締効果は完全で
はない。そこで樹脂注入孔16を通じて硬化性の適宜な
樹脂17をシリンダ11の内部に注入する。この樹脂1
7はスプリングのハウジング15を押し上げてスプリン
グ14を圧縮する。更にハウジング15に押されてピス
トン12も上昇し、筋交い部材7,7°が伸び切ってガ
タが無くなるまで間隔リンク10の長さを短縮する。そ
の結果、ピストン12の下方のシリンダ空間は樹脂17
によって充填される。この樹脂17は時間経過と共に硬
化し、ピストン12の位置を固定する。これにより、ピ
ストン12に外力が加わってこれが下方に移動しようと
した場合には、この変位はただちにシリンダ11に伝達
され、更に筋交い部材7.7′ に伝達されてこれに抗
張力を生じさせ、変位に対して抵抗する。なお、符号1
8はピストン12に設けられた排気孔であり、樹脂17
の注入に伴ってピストン下部の空気がこれを通じて上方
に排出され、排気孔19を通じて外に放出される。
注入される樹脂としては、固化に伴って発泡し、注入予
圧を自動発生可能なものが望ましい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特殊構造の間隔リンクを介して上下の
筋交い部材を連結し、架枠に振動が加わった場合に前記
筋交い部材に抗張力を発生させて、柱部材と横粱部材と
の間のボルト固定領域における変位に対抗するように構
成したので、架枠の固有振動数を比較的高い値に設定す
ることが可能となり、地震の際にも安全な電話交換機用
架枠を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐震構造を適用した架枠の概略を示す
模式的正面図、 第2図は同じく側面図、 第3図は本発明の間隔リンクにおける樹脂注入前の状態
を示す側断面図、 第4図は同じく樹脂注入後の状態を示す側断面図、 第5図は同じく間隔リンクの側面図である。 1.1′・・・柱部材、 2.2″・・・横粱部材、 3・・・ボルト、 5・・・ブラケット、 6、6° ・・・ピン、 7.7゛ ・・・筋交い部材 7a、7a・・・バー 13.13’  ・・・ピン、 10・・・間隔リンク、 11・・・シリンダ、 12・・・ピストン、 14・・・スプリング、 15・・・ハウジング、 6・・・樹脂注入孔、 7・・・樹脂、 8.19・・・排気孔、 0・・・逆止弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.左右の柱部材(1,1’)と上下の横粱部材(2,
    2’)とで構成された組立式の電子機器用架枠において
    、隣接する前記各部材(1,1’,2,2’)間をボル
    ト(3)で締結して長方形構造物を形成し、2本のバー
    (7a)をピン(13)によって連結してV字型となし
    た上部筋交い部材(7)の両端を前記長方形構造物の上
    部の二つの頂点にそれぞれ軸支し、一方、前記上部筋交
    い部材(7)と同一構成の下部筋交い部材(7’)の両
    端を前記長方形構造物の下部の二つの頂点にそれぞれ軸
    支し、長方形構造物の対角線の中心点近傍で互いに向き
    合う上下筋交い部材(7,7’)のV字の頂点の前記ピ
    ン(13,13’)をそれぞれ間隔リンク(10)の上
    下端に軸支し、該間隔リンク(10)のストロークを調
    整することによって筋交い部材(7,7’)内に抗張力
    を発生させて、前記長方形構造物のスティフネスを増大
    させるように構成され、前記間隔リンク(10)はシリ
    ンダ(11)とその内部を上下に摺動可能なピストン(
    11)とを具え、該シリンダ(11)の下部には樹脂注
    入孔(16)が設けられ、ここから注入される樹脂(1
    7)によって前記ピストン(12)を押し上げることに
    よって間隔リンク(10)のストロークが調整されるこ
    とを特徴とする電子機器用組立式架枠の耐震構造。
  2. 2.前記ピストン(12)がシリンダ(11)内でスプ
    リング(14)によって上方に付勢され、注入される樹
    脂(17)によって該スプリング(14)が次第に圧縮
    されることを特徴とする請求項1に記載された耐震構造
JP15397190A 1990-06-14 1990-06-14 電子機器用架枠の耐震構造 Pending JPH0448692A (ja)

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JP15397190A JPH0448692A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 電子機器用架枠の耐震構造

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JPH0448692A true JPH0448692A (ja) 1992-02-18

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JP (1) JPH0448692A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019854A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 T Rad Co Ltd モジュールタイプ熱交換器の接続構造
US20110283508A1 (en) * 2010-05-17 2011-11-24 Airbus Operations Limited Apparatus for fixedly locating a first aerospace component relative to a second aerospace component

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