JPH0448559Y2 - - Google Patents
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- JPH0448559Y2 JPH0448559Y2 JP1983039854U JP3985483U JPH0448559Y2 JP H0448559 Y2 JPH0448559 Y2 JP H0448559Y2 JP 1983039854 U JP1983039854 U JP 1983039854U JP 3985483 U JP3985483 U JP 3985483U JP H0448559 Y2 JPH0448559 Y2 JP H0448559Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は汚染有機物などの処理装置に関し、
さらに詳しくは、実験室などにおいて実験動物と
して使用された動物、とりわけ低レベルの放射性
同位体や細菌などで汚染されたマウス、ラツトな
どの小動物の死骸の処理装置に関する。
さらに詳しくは、実験室などにおいて実験動物と
して使用された動物、とりわけ低レベルの放射性
同位体や細菌などで汚染されたマウス、ラツトな
どの小動物の死骸の処理装置に関する。
従来、このような放射性物質を含む小動物の死
骸の処理は、一般に凍結乾燥法などによりなされ
ていた。しかし、この方法は死骸物質の分解によ
る処理ではなく、水分除去のみによる処理である
ため、死骸を構成する有機物質はそのまま残り、
放射性物質の回収が完全にはなされないうらみが
あつた。
骸の処理は、一般に凍結乾燥法などによりなされ
ていた。しかし、この方法は死骸物質の分解によ
る処理ではなく、水分除去のみによる処理である
ため、死骸を構成する有機物質はそのまま残り、
放射性物質の回収が完全にはなされないうらみが
あつた。
この考案は、上記のような点に鑑みてなされ、
死骸を構成する有機物質を完全に分解して、放射
性物質の回収を高収率で行なうことができる汚染
有機物などの処理装置を提供することを目的とす
る。
死骸を構成する有機物質を完全に分解して、放射
性物質の回収を高収率で行なうことができる汚染
有機物などの処理装置を提供することを目的とす
る。
この考案による処理装置は、バーナを備えた燃
焼ゾーンと、燃焼ゾーンから来る排ガスで被処理
物を熱分解する熱分解ゾーンと、熱分解ゾーンか
ら熱分解生成ガスを燃焼ゾーンに送るガス回送管
と、熱分解ゾーンを通過した排ガスを冷やす冷却
ゾーンとを具備し、温度検出器が燃焼ゾーンの温
度を検出し、温度調節装置が温度検出器からの温
度検出信号を受けて、燃焼ゾーンへの燃料ガス量
調節弁を制御する弁制御装置へ弁制御信号を送
り、かつ、圧力調節装置が燃焼ゾーンの圧力を検
出すると共に、冷却ゾーンの後流の排気量調節弁
を制御する弁制御装置へ弁制御信号を送るように
なされている、汚染有機物の処理装置である。
焼ゾーンと、燃焼ゾーンから来る排ガスで被処理
物を熱分解する熱分解ゾーンと、熱分解ゾーンか
ら熱分解生成ガスを燃焼ゾーンに送るガス回送管
と、熱分解ゾーンを通過した排ガスを冷やす冷却
ゾーンとを具備し、温度検出器が燃焼ゾーンの温
度を検出し、温度調節装置が温度検出器からの温
度検出信号を受けて、燃焼ゾーンへの燃料ガス量
調節弁を制御する弁制御装置へ弁制御信号を送
り、かつ、圧力調節装置が燃焼ゾーンの圧力を検
出すると共に、冷却ゾーンの後流の排気量調節弁
を制御する弁制御装置へ弁制御信号を送るように
なされている、汚染有機物の処理装置である。
この考案による処理装置の被処理物は、主とし
て、低レベルの放射性物質や細菌などで汚染され
たマウス、ラツトなどの実験用動物の死骸であ
る。また実験用の非汚染小動物ももちろん処理で
きる。放射性物質の代表例としては、トリチウム
水、重水などの同位体化合物が挙げられるが、放
射性物質はもちろんこれらに限定されない。
て、低レベルの放射性物質や細菌などで汚染され
たマウス、ラツトなどの実験用動物の死骸であ
る。また実験用の非汚染小動物ももちろん処理で
きる。放射性物質の代表例としては、トリチウム
水、重水などの同位体化合物が挙げられるが、放
射性物質はもちろんこれらに限定されない。
この考案による処理装置は、以上のとおり構成
されているので、放射性物質を含む動物死骸を完
全に熱分解し、熱分解生成ガスを燃焼し、ついで
排ガスを冷却し、しかして放射性物質を高い回収
率で回収することができる。また熱源としてはバ
ーナが用いられるので、エネルギー・コストの節
減を果すことができる。
されているので、放射性物質を含む動物死骸を完
全に熱分解し、熱分解生成ガスを燃焼し、ついで
排ガスを冷却し、しかして放射性物質を高い回収
率で回収することができる。また熱源としてはバ
ーナが用いられるので、エネルギー・コストの節
減を果すことができる。
さらに、この考案では、温度検出器が燃焼ゾー
ンの温度を検出し、温度調節装置が温度検出器か
らの温度検出信号を受けて、燃焼ゾーンへの燃料
ガス量調節弁を制御する弁制御装置へ弁制御信号
を送るようになされているので、炉内温度を所要
範囲に保持して、後流の熱分解温度を必要な値に
調節することができ、完全な熱分解を達成するこ
とができる。
ンの温度を検出し、温度調節装置が温度検出器か
らの温度検出信号を受けて、燃焼ゾーンへの燃料
ガス量調節弁を制御する弁制御装置へ弁制御信号
を送るようになされているので、炉内温度を所要
範囲に保持して、後流の熱分解温度を必要な値に
調節することができ、完全な熱分解を達成するこ
とができる。
また、圧力調節装置は燃焼ゾーンの圧力を検出
すると共に、冷却ゾーンの後流の排気量調節弁を
制御する弁制御装置へ弁制御信号を送るようにな
されているので、最大熱分解時においても燃焼ゾ
ーン内および排気路内の圧力が排気フアンによつ
て負圧に保たれるように、これらの圧力を調節す
ることができる。
すると共に、冷却ゾーンの後流の排気量調節弁を
制御する弁制御装置へ弁制御信号を送るようにな
されているので、最大熱分解時においても燃焼ゾ
ーン内および排気路内の圧力が排気フアンによつ
て負圧に保たれるように、これらの圧力を調節す
ることができる。
つぎにこの考案の実施例について図面により具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図において、この考案による処理装置は、
バーナを備えた燃焼ゾーン1と、燃焼ゾーン1か
ら来る排ガスで被処理物を熱分解する熱分解ゾー
ン21と、熱分解ゾーン21から熱分解生成ガス
を燃焼ゾーン1に送るガス回送管41と、熱分解
ゾーン21を通過した排ガスを冷やす冷却ゾーン
51とを主として具備し、温度検出器8が燃焼ゾ
ーン1の温度を検出し、温度調節装置13が温度
検出器8からの温度検出信号を受けて、燃焼ゾー
ン1への燃料ガス量調節弁9を制御する弁制御装
置10へ弁制御信号を送り、かつ、圧力調節装置
11が燃焼ゾーン1の圧力を検出すると共に、冷
却ゾーン51の後流の排気量調節弁62を制御す
る弁制御装置65へ弁制御信号を送るようになさ
れているものである。
バーナを備えた燃焼ゾーン1と、燃焼ゾーン1か
ら来る排ガスで被処理物を熱分解する熱分解ゾー
ン21と、熱分解ゾーン21から熱分解生成ガス
を燃焼ゾーン1に送るガス回送管41と、熱分解
ゾーン21を通過した排ガスを冷やす冷却ゾーン
51とを主として具備し、温度検出器8が燃焼ゾ
ーン1の温度を検出し、温度調節装置13が温度
検出器8からの温度検出信号を受けて、燃焼ゾー
ン1への燃料ガス量調節弁9を制御する弁制御装
置10へ弁制御信号を送り、かつ、圧力調節装置
11が燃焼ゾーン1の圧力を検出すると共に、冷
却ゾーン51の後流の排気量調節弁62を制御す
る弁制御装置65へ弁制御信号を送るようになさ
れているものである。
燃焼ゾーン1は、底側部に排気口12を有する
垂直筒状の燃焼炉本体2と、炉頂部に下向きに設
けられた火災保護筒3と、同筒3の内部に頂壁を
貫通して配されたガス・バーナ4と、バーナ4に
配されかつ燃料ガス量調節弁9を有する燃料ガ
ス・ライン5と、バーナ4および炉高の中間部に
それぞれ1次空気および2次空気を送る給気管6
と、同管6に設けられた給気フアン7と、炉底部
に設けられた熱電対温度計8と、同温度計8から
来る信号を受けて燃料ガス量調節弁9の制御装置
10に弁制御信号を送る温度調節装置13と、炉
底部に設けられた圧力調節装置11とを備えてい
る。
垂直筒状の燃焼炉本体2と、炉頂部に下向きに設
けられた火災保護筒3と、同筒3の内部に頂壁を
貫通して配されたガス・バーナ4と、バーナ4に
配されかつ燃料ガス量調節弁9を有する燃料ガ
ス・ライン5と、バーナ4および炉高の中間部に
それぞれ1次空気および2次空気を送る給気管6
と、同管6に設けられた給気フアン7と、炉底部
に設けられた熱電対温度計8と、同温度計8から
来る信号を受けて燃料ガス量調節弁9の制御装置
10に弁制御信号を送る温度調節装置13と、炉
底部に設けられた圧力調節装置11とを備えてい
る。
そして、温度検出器8は燃焼ゾーン1の温度を
検出し、温度調節装置13が温度検出器8からの
温度検出信号を受けて、燃焼ゾーン1への燃料ガ
ス量調節弁9を制御する弁制御装置10へ弁制御
信号を送る。また、圧力調節装置11は燃焼ゾー
ン1の圧力を検出すると共に、冷却ゾーン51の
後流の排気量調節弁62を制御する弁制御装置6
5へ弁制御信号を送る。
検出し、温度調節装置13が温度検出器8からの
温度検出信号を受けて、燃焼ゾーン1への燃料ガ
ス量調節弁9を制御する弁制御装置10へ弁制御
信号を送る。また、圧力調節装置11は燃焼ゾー
ン1の圧力を検出すると共に、冷却ゾーン51の
後流の排気量調節弁62を制御する弁制御装置6
5へ弁制御信号を送る。
熱分解ゾーン21は、第2図に示すように、燃
焼炉本体2に隣接して設けられた箱形の熱分解炉
本体22と、炉の正面に設けられた扉23と、炉
内を左右の通気室24,25および中央の熱分解
室26に区分するように設けられた左右一対の垂
直仕切板27,28と、熱分解室26内に水平に
配された複数の間接熱交換用の通気管29と、熱
分解室26内の底部に配された皿30とより主と
してなる。複数の通気管29は左右両端において
それぞれ垂直仕切板27,28に支持され左右通
気室24,25を連通させている。そしてこれら
通気管29は底部管群29aと頂部管群29bと
中央管群29cとの三段に区分され、皿30は底
部管群29aの上方に配されている。左側通気室
24には中央管群29cの高さよりやや下方に左
側水平仕切壁31が設けられ、また右側通気室2
5には中央管群29cの高さよりやや上方に右側
水平仕切壁32が設けられている。そして左側通
気室24の下部は排気口12に連通している。し
たがつて燃焼ゾーン1で生じた排ガスは、第1図
に矢印Aで示すように、排気口12、左側通気室
24の下部、底部管群29a、右側通気室25の
下部、中央管群29c、左側通気室24の上部、
頂部管群29bおよび右側通気室25の上部をそ
れぞれ通過し、後述する排気管60に至る。
焼炉本体2に隣接して設けられた箱形の熱分解炉
本体22と、炉の正面に設けられた扉23と、炉
内を左右の通気室24,25および中央の熱分解
室26に区分するように設けられた左右一対の垂
直仕切板27,28と、熱分解室26内に水平に
配された複数の間接熱交換用の通気管29と、熱
分解室26内の底部に配された皿30とより主と
してなる。複数の通気管29は左右両端において
それぞれ垂直仕切板27,28に支持され左右通
気室24,25を連通させている。そしてこれら
通気管29は底部管群29aと頂部管群29bと
中央管群29cとの三段に区分され、皿30は底
部管群29aの上方に配されている。左側通気室
24には中央管群29cの高さよりやや下方に左
側水平仕切壁31が設けられ、また右側通気室2
5には中央管群29cの高さよりやや上方に右側
水平仕切壁32が設けられている。そして左側通
気室24の下部は排気口12に連通している。し
たがつて燃焼ゾーン1で生じた排ガスは、第1図
に矢印Aで示すように、排気口12、左側通気室
24の下部、底部管群29a、右側通気室25の
下部、中央管群29c、左側通気室24の上部、
頂部管群29bおよび右側通気室25の上部をそ
れぞれ通過し、後述する排気管60に至る。
ガス回送管41は、熱分解室26の頂部から燃
焼炉本体2の上端側部に配されている。そして熱
分解ゾーン21で生じた熱分解生成ガスは、第1
図中に矢印Bで示すように、ガス回送管41によ
つて燃焼ゾーン1に送られる。
焼炉本体2の上端側部に配されている。そして熱
分解ゾーン21で生じた熱分解生成ガスは、第1
図中に矢印Bで示すように、ガス回送管41によ
つて燃焼ゾーン1に送られる。
冷却ゾーン51は、下端に廃液管52を有する
冷却用の熱交換器53と、廃液管52に設けられ
た凝縮液受け用の回収容器54とを備えている。
熱交換器53の頂部には給気室55と排気室56
が設けられ、また底部には連通室57が設けられ
ている。そして給気室55と連通室57にわたつ
て下降管58が配され、連通室57と排気室56
にわたつて上昇管59が配されている。給気室5
5には熱分解ゾーン21の左側通気室25の上部
から排気管60が配され、また排気室56には処
理ガス排出管61が配されている。同管61には
排気量調節弁62および排気フアン63が設けら
れている。そして排気量調節弁62は、燃焼ゾー
ン1の圧力調節装置11から来る信号を受ける弁
制御装置65によつて制御される。熱交換器53
の内部には冷却水ライン64から来る冷却水が通
され、冷却水と排ガスが間接熱交換するようにな
されている。
冷却用の熱交換器53と、廃液管52に設けられ
た凝縮液受け用の回収容器54とを備えている。
熱交換器53の頂部には給気室55と排気室56
が設けられ、また底部には連通室57が設けられ
ている。そして給気室55と連通室57にわたつ
て下降管58が配され、連通室57と排気室56
にわたつて上昇管59が配されている。給気室5
5には熱分解ゾーン21の左側通気室25の上部
から排気管60が配され、また排気室56には処
理ガス排出管61が配されている。同管61には
排気量調節弁62および排気フアン63が設けら
れている。そして排気量調節弁62は、燃焼ゾー
ン1の圧力調節装置11から来る信号を受ける弁
制御装置65によつて制御される。熱交換器53
の内部には冷却水ライン64から来る冷却水が通
され、冷却水と排ガスが間接熱交換するようにな
されている。
つぎに上記構成の処理装置の操作について説明
する。
する。
まず小動物の死骸などの被処理物Cを入れた皿
30が熱分解室26内に配されて、扉23が密閉
せられる。被処理物が液体の場合には、小型定量
ポンプで少量ずつ皿30に導入される。
30が熱分解室26内に配されて、扉23が密閉
せられる。被処理物が液体の場合には、小型定量
ポンプで少量ずつ皿30に導入される。
燃焼ゾーン1ではバーナ4にガスおよび1次空
気が供給されて、バーナ4が自動点火せられ、火
災保護筒3内に安定した火災Dが形成される。そ
して熱電対温度計8が炉内温度を計測し、温度調
節装置13が計測信号を受けて弁制御装置10に
弁制御信号を送り、同装置10がガス量調節弁9
を制御することによつて、燃料ガス・バーナ4の
負荷が調節される。こうして炉内温度は700〜900
℃の範囲に保たれる。
気が供給されて、バーナ4が自動点火せられ、火
災保護筒3内に安定した火災Dが形成される。そ
して熱電対温度計8が炉内温度を計測し、温度調
節装置13が計測信号を受けて弁制御装置10に
弁制御信号を送り、同装置10がガス量調節弁9
を制御することによつて、燃料ガス・バーナ4の
負荷が調節される。こうして炉内温度は700〜900
℃の範囲に保たれる。
燃焼ゾーン1で生成した排ガスは排気口12を
経て熱分解ゾーン21に入り、通気管29を通過
する間に間接熱交換によつて熱分解室26を加熱
する。その結果、皿30内の被処理物Cは完全に
熱分解せられ、熱分解生成ガスを生じる。
経て熱分解ゾーン21に入り、通気管29を通過
する間に間接熱交換によつて熱分解室26を加熱
する。その結果、皿30内の被処理物Cは完全に
熱分解せられ、熱分解生成ガスを生じる。
熱分解生成ガスは熱分解ゾーン21からガス回
送管41を介して燃焼ゾーン1に送られる。そし
て可燃分は同ゾーン1の下部において2次空気に
よつて燃焼せられ、消臭せられる。被処理物がト
リチウム水のような放射性物質を含む場合には、
放射性物質は熱分解生成ガスとともにやはり燃焼
ゾーン1に送られ、燃焼排ガスに混入される。
送管41を介して燃焼ゾーン1に送られる。そし
て可燃分は同ゾーン1の下部において2次空気に
よつて燃焼せられ、消臭せられる。被処理物がト
リチウム水のような放射性物質を含む場合には、
放射性物質は熱分解生成ガスとともにやはり燃焼
ゾーン1に送られ、燃焼排ガスに混入される。
熱分解ゾーン21を通過した排ガスは、まだ
350〜550℃の温度を有している。この排ガスは熱
交換器53に導入される、ここで冷却水との熱交
換によつて冷却される。そして排ガスの冷却によ
つて生じた凝縮液は、廃液管52を経て回収容器
54に受けられる。残つた処理ガスは排出管61
から系外に放出される。この処理ガスは窒素ガ
ス、炭酸ガスおよび僅量の水蒸気を含んでいる。
排ガスがトリチウム水のような放射性物質を含む
場合には、放射性物質は凝縮液とともに回収容器
54に回収される。なお、凝縮水の回収率をさら
に上げる必要がある場合には、排ガスを小型の冷
凍機で冷却するとよい。
350〜550℃の温度を有している。この排ガスは熱
交換器53に導入される、ここで冷却水との熱交
換によつて冷却される。そして排ガスの冷却によ
つて生じた凝縮液は、廃液管52を経て回収容器
54に受けられる。残つた処理ガスは排出管61
から系外に放出される。この処理ガスは窒素ガ
ス、炭酸ガスおよび僅量の水蒸気を含んでいる。
排ガスがトリチウム水のような放射性物質を含む
場合には、放射性物質は凝縮液とともに回収容器
54に回収される。なお、凝縮水の回収率をさら
に上げる必要がある場合には、排ガスを小型の冷
凍機で冷却するとよい。
燃焼ゾーン1および排ガス路は、排ガスが外部
に漏れないように、排気フアン63によつて負圧
になされる。圧力の計測が熱分解ゾーン21でな
されると、熱分解生成ガスの種類によつてはガス
が回送管41の閉塞をまねくものもある。したが
つて圧力の計測は燃焼ゾーン1においてなされ
る。そして圧力調節装置11から排気量調節弁6
2の制御装置65に送られる信号によつて同弁6
2が制御され、最大熱分解時においても排気路内
が負圧を保つように圧力が調節される。
に漏れないように、排気フアン63によつて負圧
になされる。圧力の計測が熱分解ゾーン21でな
されると、熱分解生成ガスの種類によつてはガス
が回送管41の閉塞をまねくものもある。したが
つて圧力の計測は燃焼ゾーン1においてなされ
る。そして圧力調節装置11から排気量調節弁6
2の制御装置65に送られる信号によつて同弁6
2が制御され、最大熱分解時においても排気路内
が負圧を保つように圧力が調節される。
熱分解処理後は、処理装置の運転が停止され
て、熱分解室26から皿30が取出され、処理残
渣が飛散しないように合成樹脂製の袋などに収集
される。
て、熱分解室26から皿30が取出され、処理残
渣が飛散しないように合成樹脂製の袋などに収集
される。
こうして放射性同位体汚染物などの処理がなさ
れる。
れる。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は処理装置全体を示す垂直断面図、第2図は第1
図中の−線に沿う拡大断面図である。 1……燃焼ゾーン、21……熱分解ゾーン、4
1……ガス回収管、51……冷却ゾーン、8……
熱伝対温度計(温度検出器)、9……燃料ガス量
調節弁、10……弁制御装置、11……圧力調節
装置、13……温度調節装置、62……排気量調
節弁、65……弁制御装置。
は処理装置全体を示す垂直断面図、第2図は第1
図中の−線に沿う拡大断面図である。 1……燃焼ゾーン、21……熱分解ゾーン、4
1……ガス回収管、51……冷却ゾーン、8……
熱伝対温度計(温度検出器)、9……燃料ガス量
調節弁、10……弁制御装置、11……圧力調節
装置、13……温度調節装置、62……排気量調
節弁、65……弁制御装置。
Claims (1)
- バーナを備えた燃焼ゾーン1と、燃焼ゾーン1
から来る排ガスによる間接加熱で被処理物を熱分
解する熱分解ゾーン21と、熱分解ゾーン21か
ら熱分解生成ガスを燃焼ゾーン1に送るガス回送
管41と、間接熱交換のために熱分解ゾーン21
を通過した排ガスを冷やす冷却ゾーン51とを備
え、温度検出器8が燃焼ゾーン1の温度を検出
し、温度調節装置13が温度検出器8からの温度
検出信号を受けて、燃焼ゾーン1への燃料ガス量
調節弁9を制御する弁制御装置10へ弁制御信号
を送り、かつ、圧力調節装置11が燃焼ゾーン1
の圧力を検出すると共に、冷却ゾーン51の後流
の排気量調節弁62を制御する弁制御装置65へ
弁制御信号を送るようになされている、汚染有機
物の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985483U JPS59144600U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 汚染有機物などの処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985483U JPS59144600U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 汚染有機物などの処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59144600U JPS59144600U (ja) | 1984-09-27 |
JPH0448559Y2 true JPH0448559Y2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=30170490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3985483U Granted JPS59144600U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 汚染有機物などの処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59144600U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5308237B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2013-10-09 | 金子農機株式会社 | 旋回燃焼装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345763A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-24 | Sagami Chem Res | Dehydrating method and apparatus |
JPS5565817A (en) * | 1978-11-09 | 1980-05-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Treatment of radioactive solid waste |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP3985483U patent/JPS59144600U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345763A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-24 | Sagami Chem Res | Dehydrating method and apparatus |
JPS5565817A (en) * | 1978-11-09 | 1980-05-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Treatment of radioactive solid waste |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59144600U (ja) | 1984-09-27 |
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