JPH0448455Y2 - - Google Patents

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JPH0448455Y2
JPH0448455Y2 JP1986041712U JP4171286U JPH0448455Y2 JP H0448455 Y2 JPH0448455 Y2 JP H0448455Y2 JP 1986041712 U JP1986041712 U JP 1986041712U JP 4171286 U JP4171286 U JP 4171286U JP H0448455 Y2 JPH0448455 Y2 JP H0448455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吸収式冷凍機の結晶防止装置に関す
る。
(従来の技術) 一般に、吸収器に供給する冷却水温が低下する
と、稀溶液の温度が低下し、このとき、発生器で
の加熱量が一定であると、この稀溶液と溶液熱交
換器で熱交換する濃溶液が過冷却されて結晶線に
近づき結晶することが発生するのである。
従来、この結晶を防止するため、特公昭51−
27006号公報に示され、また、第5図に示した如
く、吸収器Aで蒸発器Bからの冷媒を吸収して稀
溶液とし、溶液ポンプP1を介して発生器Cに戻
す稀溶液管Dと、前記発生器Cからの濃溶液を前
記吸収器Aに流す濃溶液管Eとの間に溶液熱交換
器Fを設けた吸収式冷凍機において、前記稀溶液
管Dの前記熱交換器Fへの入口側に、稀溶液温度
を検出し、一定温度以下で閉じる第1サーモ
TH1を設けると共に、前記濃溶液管Eの前記熱
交換器Fへの入口側に濃溶液温度を検出し、一定
温度以下で閉じる第2サーモTH2を設けて、こ
れら各サーモTH1,TH2の接点を、蒸気管Nに
介装する加熱制御弁Gの電磁開閉器Hと直列に接
続し、稀溶液温度が一定温度以下となり、かつ、
濃溶液温度が一定温度以上のとき、即ち、前記熱
交換器Fによる熱交換で、前記濃溶液が過冷却さ
れるとき、前記加熱制御弁Gを閉じる如く成して
いる。
尚、第5図においてJは凝縮器、P2は冷媒ポ
ンプ、Lは冷水器、Mは冷却水管である。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、以上の構成において、前記冷却水管
Mを流れる冷却水温度の低下で、稀溶液温度が低
下するのを、前記第1サーモTH1で検出すると
共に、濃溶液温度が一定値以上であることを前記
第2サーモTH2で検出することにより、前記し
た如く濃溶液が結晶線に近づくことを検出し、こ
の検出信号による前記加熱制御弁Gの閉動作で未
然に結晶の防止が行なえるのであるが、溶液温度
を検出するため、必らず二つのサーモスタツト
TH1,TH2が必要となり、そのためコスト高と
なるし、また、前記第2サーモTH2は、前記熱
交換器Fに入る前の濃溶液温度を検出するもので
あり、この濃溶液温度は高温であるため、故障発
生率も高く、また、一方のサーモスタツトTH2
又はTH1が故障すれば結晶の正確な検出が行な
えず、結晶防止が不能になるのであつて、信頼性
に乏しい問題があつた。
本考案の目的は、溶液温度により結晶を検出す
ることなく、フロースイツチを用い、溶液流れを
検出することにより、濃溶液が結晶線に近づいて
いることを検出して、確実に、かつ、信頼性高
く、また、低コストで結晶防止が行なえるように
する点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、溶液流れを検出する検出片21をも
つたフロースイツチ20を発生器1,2の出口側
から吸収器7,7aに至る濃溶液管13,19
に、前記検出片21が前記溶液の流れ方向と対向
する如く取付けると共に、前記蒸発器6より上方
位置に液冷媒を貯溜する冷媒タンク16を設け、
該冷媒タンク16と蒸発器6との間に電磁弁18
をもつた稀釈用連結管17を設ける一方、前記フ
ロースイツチ20を、運転検出器30と前記電磁
弁18を開閉制御する稀釈運転用開閉器40との
直列回路に設けたものである。
(作用) 以上の構成により、一つの前記フロースイツチ
で確実に、かつ、信頼性高く濃溶液が結晶線に近
づいていることを検出でき、検出時フロースイツ
チ20の作動により前記電磁弁18を開動作さ
せ、前記蒸発器6より上方位置に設けた液冷媒を
貯溜する冷媒タンク16から冷媒液を蒸発器6に
放出し、吸収器7,7aから発生器1,2に戻る
溶液の濃度を低下させ、濃溶液管13,19を流
れる濃溶液の濃度の低下により結晶を防止するこ
とができる。
(実施例) 第1図に示した吸収式冷凍機は、高温発生器1
と低温発生器2、高温溶液熱交換器3、低温溶液
熱交換器4、凝縮器5、蒸発器6及び吸収器7を
備えた冷暖房可能な2重効用の吸収式冷凍機であ
る。
また、前記高温発生器1には、主として都市ガ
スを燃料とするガスバーナ8を設け、その燃料供
給管9には、例えば冷房時冷水サーモ10を用
い、冷水温度低下により閉じ、前記バーナ8の運
転を停止するようにし、暖房時には温水サーモ
(図示せず)で前記と逆に制御するようにした加
熱制御弁11を介装している。
しかして、冷房時の場合には前記高温発生器1
における前記バーナ8の加熱で蒸発した冷媒蒸気
は、前記低温発生器2に導かれた後、更らに低温
溶液熱交換器4にて熱回収された後凝縮器5に導
かれ、また、前記低温発生器2で、前記冷媒蒸気
を熱源として発生した冷媒蒸気は前記凝縮器5に
導かれ、凝縮後蒸発器6で蒸発して吸収器7で濃
溶液に吸収されるのである。
又一方、前記吸収器7で前記冷媒を吸収して稀
溶液となつた溶液は、溶液ポンプ41をもつた稀
溶液管12を介して前記低温溶液熱交換器4で、
前記低温発生器2で濃溶液となり、濃溶液管13
を介して導かれる濃溶液を熱交換し、かつ、前記
高温溶液熱交換器3で、前記高温発生器1から前
記低温発生器2に導く中間溶液と熱交換した後、
前記高温発生器1に戻るのである。
また、前記高温発生器1で中間溶液となつた溶
液は、前記高温溶液熱交換器3から低温発生器2
に至り、前記高温発生器1からの冷媒蒸気を熱源
とした冷媒蒸気を発生して濃溶液となり、また、
この濃溶液は前記低温溶液熱交換器4で稀溶液と
熱交換して前記吸収器7に導かれるのである。
尚、第1図において14は蒸発器6に配設する冷
温水管であり、15は前記吸収器7及び凝縮器5
に配設する冷却水管であつて、冷却水を冷房時は
流通し、暖房時は流通させないものである。
次に、例えば以上の如く構成する吸収式冷凍機
に適用する結晶防止装置の一実施例を説明する。
本考案は結晶防止装置は、第2図の如く溶液流
れを検出する検出片21をもつたフロースイツチ
20を用いて、このフロースイツチ20を第1,
3図の如く前記濃溶液管13に、前記検出片21
の平面が前記濃溶液管13を流れる濃溶液の流れ
方向に対向する如く取付けると共に、前記蒸発器
6より上方位置に液冷媒を貯溜する冷媒タンク1
6を設け、該冷媒タンク16と蒸発器6との間に
電磁弁18をもつた稀釈用連結管17を設ける一
方、前記フロースイツチ20を、第4図の如く運
転検出器30と前記電磁弁18を開閉制御する稀
釈運転用開閉器40との直列回路に介装すること
により構成するのである。
第1図に示した実施例は、前記低温発生器2の
下部に、冷媒液を冷房運転時貯溜し暖房運転時放
出する冷媒タンク16を設けて、冷房運転時前記
中間溶液と熱交換し、この熱交換により一部凝縮
する前記高温発生器1からの冷媒蒸気の凝縮冷媒
液を貯溜すると共に、前記冷媒タンク16を蒸発
器6に前記稀釈用連結管17を介装して連結し、
この連結管17に暖房運転時及び冷房運転時、前
記稀釈運転用開閉器40の閉動作で開く電磁弁1
8を介装し、冷房運転時前記フロースイツチ20
の閉動作により、前記電磁弁18を開いて前記冷
媒タンク16に貯溜していた冷媒液を蒸発器6に
放出して稀釈し、結晶を防止する如く成したもの
である。
前記運転検出器30は、運転スイツチ又は溶液
ポンプ41の駆動用開閉器の接点を用いてもよい
が、第1図の如く低温発生器2の溶液出口温度を
検出する溶液温度サーモTHGと凝縮温度を検出
する冷媒温度サーモTHCとを設け、100%能力で
運転していることを検出する如くして、これら各
サーモTHG,THCを前記直列回路に介装しても
よい。
次に動作について説明すると、冷房運転時、前
記バーナ8で運転され冷凍運転が行なわれている
場合、前記各サーモTHG,THCは閉動作し、ま
た、この状態で溶液が通常の溶液のサイクルで運
転されている場合は、前記フロースイツチ20が
開動作しているので、前記稀釈運転用開閉器40
は非励磁で前記電磁弁18は閉じたまゝとなつて
いる。
この状態から前記冷却水管15を流れる冷却水
温が低下し、稀溶液の温度が低下して、前記低温
溶液熱交換器4で熱交換する濃溶液が過冷却され
て結晶線に近づくと、前記濃溶液管13を流れる
濃溶液の流量が低下することになり、この結果、
前記フロースイツチ20の検出片21が動作し、
前記フロースイツチ20が閉じる。
このフロースイツチ20の閉動作により、前記
稀釈運転用開閉器40が励磁され、前記電磁弁1
8が開き、前記冷媒タンク16に貯溜していた冷
媒液が蒸発器6に放出され、吸収器7から稀溶液
管12を介して高温発生器1に戻る溶液の濃度が
低下し、この結果、冷媒蒸気量が減少し、濃溶液
管13を流れる濃溶液の濃度が低下して結晶を防
止できるのである。
尚、以上説明した実施例において、前記フロー
スイツチ20は、前記濃溶液管13の低温溶液熱
交換器4に対する入口側に設けたが、出口側でも
よい。
また、第1図点線に示した如く前記低温発生器
2に、吸収器7の下部即ち高段吸収器7aと接続
するオーバーフロー管19を設けて、このオーバ
ーフロー管19の途中に前記フロースイツチ20
を設けてもよい。
この場合、前記低温溶液熱交換器4における濃
溶液の過冷却で、結晶線に近づき、前記濃溶液管
13を流れる濃溶液の流量が減少すると、前記低
温発生器2に濃溶液が貯溜され、前記オーバーフ
ロー管19から溶液がオーバーフローして、前記
吸収器7に流出するのであつて、前記フロースイ
ツチ20によりこのオーバーフローによる溶液流
れを検出して稀釈運転を行なうのである。
尚、この実施例においては、温度の高い溶液が
前記吸収器7aから稀溶液管12を経て前記低温
溶液熱交換器4に流れるので、前記熱交換器4の
濃溶液出口側で結晶しようとしている濃溶液の温
度を上昇させられ、結晶傾向にある濃溶液の結晶
を溶液できることになる。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、フロースイツチ20を用
い、このフロースイツチ20を発生器1,2の出
口側から吸収器7,7aに至る濃溶液管13,1
9に、前記検出片21が前記溶液の流れ方向と対
向する如く取付けて、溶液流量により動作するか
ら、濃溶液が結晶線に近づいていることを検出で
きるし、前記蒸発器6より上方位置に液冷媒を貯
溜する冷媒タンク16を設け、該冷媒タンク16
と蒸発器6との間に電磁弁18をもつた稀釈用連
結管17を設ける一方、前記フロースイツチ20
を、運転検出器30と前記電磁弁18を開閉制御
する稀釈運転用開閉器40との直列回路に設けた
から、フロースイツチ20の作動により前記電磁
弁18を開動作させ、前記蒸発器6より上方位置
に設けた液冷媒を貯溜する冷媒タンク16から冷
媒液を蒸発器6に放出し、吸収器7,7aから発
生器1,2に戻る溶液の濃度を低下させ、濃溶液
管13,19を流れる濃溶液の濃度の低下により
結晶を防止することができる。従つて、稀溶液温
度及び濃溶液温度を検出して結晶線に近づいてい
ることを検出するようにしていた従来例に比較し
て、確実に検出が行なえながらその構成を簡単に
できると共に、温度サーモに対しフロースイツチ
20はコスト的にも安価にできるから、全体とし
て低コスト化が可能となるし、また、流量を検出
するものであるから、故障の問題も少なく信頼性
も向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案結晶防止装置を適用する吸収式
冷凍機の一例を示す冷凍サイクル系統図、第2図
はフロースイツチの一例を示す斜視図、第3図は
フロースイツチを溶液管に取付けた状態を示す説
明図、第4図は電気回路図、第5図は従来例を示
す説明図である。 1……高温発生器、2……低温発生器、5……
凝縮器、6……蒸発器、7……吸収器、7a……
高段側吸収器、13……濃溶液管、16……冷媒
タンク、17……稀釈用連結管、18……電磁
弁、19……オーバーフロー管、20……フロー
スイツチ、21……検出片、30……運転検出
器、40……稀釈運転用開閉器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発生器1,2と該発生器1,2に濃溶液管1
    3,19を介して接続される吸収器7,7a及び
    冷媒の凝縮器5と前記吸収器7,7aに並設され
    る蒸発器6とを備えた吸収式冷凍機の結晶防止装
    置であつて、溶液流れを検出する検出片21をも
    つたフロースイツチ20を発生器1,2の出口側
    から吸収器7,7aに至る濃溶液管13,19
    に、前記検出片21が前記溶液の流れ方向と対向
    する如く取付けると共に、前記蒸発器6より上方
    位置に液冷媒を貯溜する冷媒タンク16を設け、
    該冷媒タンク16と蒸発器6との間に電磁弁18
    をもつた稀釈用連結管17を設ける一方、前記フ
    ロースイツチ20を、運転検出器30と前記電磁
    弁18を開閉制御する稀釈運転用開閉器40との
    直列回路に設けたことを特徴とする吸収式冷凍機
    の結晶防止装置。
JP1986041712U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0448455Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602858A (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 株式会社荏原製作所 吸収冷凍機
JPS611062B2 (ja) * 1981-04-23 1986-01-13 Sumitomo Chemical Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611062U (ja) * 1984-06-06 1986-01-07 ダイキン工業株式会社 吸収式冷凍機

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JPS62171769U (ja) 1987-10-31

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