JPH0448275B2 - - Google Patents

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JPH0448275B2
JPH0448275B2 JP60163207A JP16320785A JPH0448275B2 JP H0448275 B2 JPH0448275 B2 JP H0448275B2 JP 60163207 A JP60163207 A JP 60163207A JP 16320785 A JP16320785 A JP 16320785A JP H0448275 B2 JPH0448275 B2 JP H0448275B2
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JP60163207A
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Satoru Tomita
Fumio Matsuda
Mitsugi Hachitani
Yasuo Misawa
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0448275B2 publication Critical patent/JPH0448275B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、着色ブロツク形式というデータ量
の小さい特殊な画像情報を効率よく作成するため
のカラー画像処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ビデオテツクス、テレテキスト、CDサ
ブコードの様にカラー静止画を使用したシステム
やサービスが増加している。これらに使われる画
像は着色ブロツク形式という特殊な構造をもち、
カラー画像が比較的小さいデータ量で表現される
ので蓄積や伝送に有利となる特徴がある。第5図
は、上記着色ブロツク形式を説明するための図
で、同図aは着色ブロツク形式に適合した構造を
もつカラー画像の例、同図b及びcは着色ブロツ
ク形式の画像を表現する画像情報の例である。第
5図aにおいて、最小矩形は画素を表わし、画素
のもつ色の種別をハツチング等を用いて表わして
いる。ここで画像は、所定の大きさの矩形ブロツ
ク(例では4×4画素、以下これを「着色ブロツ
ク」とよぶ)に分割され、着色ブロツク単位で着
色に制限が与えられる。即ち、着色が画素単位に
自由にできるわけではなく、着色ブロツク内に含
まれる色の種類数が2種以下に限られている。よ
つて、このような画像は、第5図cのような各着
色ブロツクに含まれる2種以下の色の値を示す情
報と、同図bのような着色ブロツク内の各画素が
2種以下の色のうちどちらの色をとるかを指定す
る2値の値(以下これをY値と呼ぶ)で表現可能
である。第5図b及びcは同図aのカラー画像の
最も上側の着色ブロツクの行に対応する画像情報
である。例えば左から2番目の着色ブロツクで
は、色の値Aを表わすY値を0とし、色の値Bを
表わすY値を1として16画素のそれぞれにY値が
与えられている。ここで最も左側の着色ブロツク
の様に1色のみが含まれる場合には、その色に対
応するY値は0と1のどちらでもよく、例の様に
Y値の0と色の値Aが対応するものとすれば、も
う一方のY値の1にはどんな色の値が対応しても
よい。第5図cでは、これをx(ドントケア)と
記している。また、色の値は、色彩を直接に表わ
す値ではなく、予め定まつた色彩の組の中の色の
番号を示す値であることが多い。カラー画像が第
5図b及びcの様な画像情報で表現された場合、
各画素の色の値を逐一指定する表現に比べて極め
て小さいデータ量になり、更にこのY値や各着色
ブロツクの2種以下の色の値も符号化によりデー
タ圧縮が可能であることから、カラー画像の伝送
や蓄積に適している。
ところが、上記の様な特殊な画像の構造をもつ
ため着色ブロツク形式の画像情報は作成が容易で
はない。第10図は、従来の着色ブロツク形式の
画像情報を作成する装置の構成例を示すブロツク
図であり、図中1は白黒画像を入力する画像入力
部、22は2値画像を作成したり修正したりする
2値画修正部、23は着色ブロツク単位に着色を
指定する着色指定部、5は着色ブロツク形式に適
合する画像から画像情報を抽出する情報抽出部で
ある。
このような装置を用いて操作者は次の様な手順
で画像情報作成を行なう。まず、画像入力部1に
より、装置に白黒2値の画像を入力する。この入
力画像を表示機能と図形描画機能をもつ、2値画
修正部22により、図形の追加描画や修正描画を
行なつて所望の2値画を作成する。次に着色指定
部23によつて、2値画に対して着色ブロツク単
位に値0の画素に与える色と値1の画素に与える
色を指定することで着色を行なう。着色の結果の
画像の形状の良否は操作者が判断する。もしブロ
ツク内に2色を超える種類の色を指定しなければ
画像を構成する要素図形の形状を保つた着色がで
きない場合には、再び2値画修正部22により、
2値画像そのものを修正する。こうして作成され
たカラー画像から情報抽出部5により自動的にY
値即ち修正後の2値画像と着色ブロツク単位の2
種以下の色の値より成る着色ブロツク形式の画像
情報を抽出する。この様な従来の画像情報作成装
置の典型的なシステム構成としては、画像入力部
1としてのイメージスキヤナと、その他の部分に
あたるカラーグラフイツク機能(画像メモリを含
む)付きの情報処理装置としてのパーソナルコン
ピユータである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような従来の画像情報作
成装置では、2値画を修正するところから着色指
定を行なうまで全処理過程の大半に操作者が関与
するため、非常に人手と時間がかかり、情報作成
コストが大きくなるという問題点があつた。また
上記の2値画像の修正操作を軽減させるために始
めから着色ブロツク内に2種以下の色しか含まな
いように2値画像を入力するには、着色ブロツク
形式を習得した専任のデザイナーが必要となりや
はり作成コストが大きくなつた。
この発明は上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、与えられたカラー画像から着色ブロ
ツク形式の画像情報へ自動的に変換を行なうこと
により、人手があまりかからず、情報作成時間が
短かくなる効率のよい画像作成を可能とするカラ
ー画像処理装置を得ることを、目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る画像処理装置は、画像メモリに
記憶されたカラー画像情報を処理する情報処理装
置に、上記画像メモリに記憶されたカラー画像を
所定数の画素からなる着色ブロツクに分割して各
着色ブロツク内に含まれる色の種類数を検出する
色数検出手段と、この検出手段で検出された2種
を超える色を含む着色ブロツクについて、着色ブ
ロツク内に含まれる各色が出現する頻度(即ち各
色の画素の数)を計数し、かつ各色と同一の色が
隣接の着色ブロツクに存在するか否かを検出し
て、この検出結果と該出現頻度にもとづき優先的
に残すべき2種の色を選択し、当該着色ブロツク
内でこの優先2種以外の色をもつ各画素を当該画
素の周囲の画素において前記優先2種の色の出現
数が多い方の色に変更する画素色変更手段と、上
記変更後の画像の各着色ブロツク毎に、ブロツク
内で2種(または一種)の色の値をもつ各画素に
対してその画素が2種の色のいずれであるかの種
別を示すように2種の色と2値の値を対応づける
対応決定手段とを備え、上記画素色変更手段は、
優先2種の色を選択する際に、まず出現頻度が第
1の閾値以下の色を除外し、これで2種以下に絞
れない場合は、上記第1の閾値より大きい第2の
閾値以下の出現頻度で隣接ブロツクに存在しない
色をまず除外し、それでも2種以下にならなけれ
ば上記第2の閾値以下の色を全て除外し、さらに
2種を超える色が残つている場合あるいは逆に除
外されすぎる場合には、出現頻度が最も大きい2
つの色を選択し、上記対応決定手段は、各着色ブ
ロツクについて、既に2値の値との対応づけが決
定された隣接の着色ブロツクと同一色を含むか否
かを検出し、同一色を含む場合には該同一色が隣
接の着色ブロツクと同一の2値の値をとるように
対応づけることへの接続要求が複数の隣接ブロツ
クとの関係で矛盾が無いか否かを検出して、矛盾
が無い場合はその接続要求に合致するように対応
づけを行い、矛盾がある場合は接続要求の種類に
対して予め定められた優先順位に従つて最も優先
順位の高い接続要求に合致するように対応づけを
行うことにより、上記画像メモリに記憶されたカ
ラー画像情報を、画素単位の2値の値と着色ブロ
ツク単位の2種以下の色の値を示す情報とが対応
づけられた画像情報に変換するようにしたもので
ある。
〔作用〕
この発明における画像処理装置は、着色ブロツ
ク形式に関わりなく作成されて入力されるカラー
画像を、着色ブロツクに分割して各着色ブロツク
内に含まれる色の種類数を検出し、2種を超える
色を含む着色ブロツクに対して2種以下となる様
にその着色ブロツク内で必要な画素の色の変更を
行ない、その後で着色ブロツクに含まれる2種以
下の色に2値の値を振り分けるという一連の処理
を自動的に行なうものである。
これにより、着色ブロツク形式によらないカラ
ー画像情報は画素単位の2値の値と着色ブロツク
単位の色の値を示す情報とから成る着色ブロツク
形式の画像情報に変換される。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す機能
ブロツク図であり、1は処理対象となるカラー画
像を入力する画像入力部、2は着色ブロツク内の
色の種類数を検出する色数検出手段となる色数検
出部、3は2種を超える色を含む着色ブロツクの
画素色を変更する画素色変更手段となる画素色変
更部、4は着色ブロツク内の2種以下の色にY値
を対応づける対応決定手段となる対応決定部、5
は処理後の画像から着色ブロツク形式の画像情報
を抽出する情報抽出部である。なお、本実施例に
おいては、上記対応決定部4には、既にY値との
対応づけが決定された隣接の着色ブロツクと同一
色を含むか否かを検出する手段4aと、同一色を
含む場合に該同一色が隣接の着色ブロツクと同一
のY値をとるように対応づけることへの要求(以
下これを接続要求とよぶ)に矛盾が無いか否かを
検出する手段4bと、矛盾がある場合、上記接続
要求の種類に対して予め定められた優先順位に従
つて最も優先度の高い接続要求を検出する手段4
cとを含んでいる。
第2図は、上記第1図の実施例のシステム構成
を示すシステム構成図である。図中1はカラー
TVカメラやカラースキヤナなどのカラー画像入
力装置、6はカラー画像を記憶する画像メモリ、
7はマイクロプロセツサなどの中央処理装置、8
は中央処理装置7のプログラムを格納するプログ
ラムメモリ、9は処理の過程で生成されるデータ
等を格納するワーキングメモリである。このうち
7乃至9はマイクロコンピユータ等の通常の情報
処理装置としてのコンピユータMに相当し、第1
図に示す2〜5等の構成要素はこれにより実現さ
れる。
次に上記実施例における画像処理装置の動作を
説明する。カラー画像入力装置1で入力されたカ
ラー画像は、画像メモリ6に記憶され、中央処理
装置7により任意の位置の画素の値を読出したり
変更したりすることが可能な状態となる。この状
態でまず色数検出部2は、画像メモリ6からの画
素読出し位置を制御して、各着色ブロツクを成す
4×4画素を順次に読出してその中に含まれる画
素の色の種類の数を検出する。次に画素色変更部
3によつて、2種を超える色が含まれる各着色ブ
ロツクについて、2種以下の色となる様に着色ブ
ロツク内の少数の画素の色を変更する。
第3図は、この具体的方法を示すフローチヤー
トである。ステツプ10で各着色ブロツクを成す画
素の色の値を順次に読出して、各色の出現頻度を
中央処理装置7で計数することにより、着色ブロ
ツク毎の色の種類とその頻度のテーブルを作成し
てワーキングメモリ9に格納する。次にこの色テ
ーブルを参照して、2種を超える色を含む着色ブ
ロツクについて、色の数を2種に絞る。まず、ス
テツプ11により当該着色ブロツクに含まれる色と
同種の色が隣接する着色ブロツクにも存在するか
どうかを検出する。そして、ステツプ12におい
て、この検出結果と先に検出している色の出現頻
度にもとづいて、所定の方式で優先的に残すべき
2色を選択する。この隣接着色ブロツクと共通に
存在する色を検出して2種以下の色を決定する方
法は参考文献1として挙げた講演論文集に詳細に
記述されている。即ち、2種を超える色の中でま
ず出現頻度が第1の閾値T1以下である色を除外
する。これで2種以下に絞れない場合は、まず第
2の閾値T2(T2はT1より大とする)以下の出現
頻度で隣接ブロツクに存在しない色をまず除外
し、それでも2種以下にならなければ閾値T2
下の色を全て除外する。更に2種を超える色が残
つている場合或は逆に除外されすぎる場合(第1
の閾値T1以下の色を除外した場合も含む)には、
出現頻度が最も大きい2つの色を選択する。この
ようにして選択された2種以下の色以外の色は前
記色テーブルより消去され、その色をもつ画素
は、ステツプ13において、その着色ブロツク内の
選択された色(2色ある場合はそのいずれか)に
変更される。この変更は、中央処理装置7が当該
着色ブロツク内で色を変更すべき画素の周囲の画
素を調べて、周囲の画素でより多く出現する方の
色と同じ色に変更する。
上記の方法により、画像メモリ6内の画像は着
色ブロツク内には2種以下の色しか含まないカラ
ー画像に変換されているので、対応決定部4によ
り、2種以下の色にY値の2つの値を振り分けて
対応づけ、ワーキングメモリ9内にある前記の着
色ブロツク毎の色テーブルに、対応するY値を記
入する。次に情報抽出部5において、画像メモリ
6内の画素の値を着色ブロツク単位に読出して、
この色のテーブルを参照しながら各画素のY値を
決定し、第5図bの様なY値のテーブルを作成し
てワーキングメモリ9に格納する。更に情報抽出
部5では、前記の色のテーブルを整理して、第5
図cの様な各着色ブロツクの各Y値に対応する色
の値の対応テーブルを作成してワーキングメモリ
9に格納し、一連の処理を終える。
第4図は、対応決定部4でのY値を対応づける
方法の概略を示すフローチヤートである。この対
応決定の処理は、画像内の着色ブロツクについて
左上から走査する様に所定の順序で行われる。
ステツプ14(第1図の手段4aに対応)におい
て、まず対応決定処理を受けるべき当該着色ブロ
ツクが、既にY値との対応決定がなされている隣
接の着色ブロツク(上側と左側の着色ブロツク)
と同一色を含むか否かを検出する。この検出は、
中央処理装置7がワーキングメモリ9内の色テー
ブルを参照することにより行われる。もし同一色
を含まなければその着色ブロツク内の左上端の画
素の色をY値の0に対応づけ、他の色をY値の1
に対応づける。同一色を含む場合には、その同一
色が隣接着色ブロツクと同一のY値をとる様に対
応づけることへの要求(以下これを接続要求とよ
ぶ)に従う様に対応を決定する。 ステツプ15
(第1図の手段4bに対応)で、この接続要求に
矛盾があるか否かを検出する。接続要求は複数あ
ることがあり、しかも互いに矛盾する対応づけを
要求することがあるからである。第6図は、接続
要求が矛盾する場合の例を示すもので、図中、矩
形は着色ブロツクを示し、ハツチング等で画素の
色を表わし、数値は着色ブロツク内でその色に対
応づけられたY値を表わす。第6図aでは、当該
着色ブロツク内の1つの色Cが上側の着色ブロツ
クではY値0、左側の着色ブロツクではY値1に
対応づけられており、両方の接続要求を満たすこ
とはできない。また、第6図bでは当該ブロツク
内の2つの色B,Cが上側の着色ブロツクと左側
の着色ブロツクで共にY値1に対応づけられてお
り、矛盾する接続要求となつている。
ステツプ16(第1図の手段4bに対応)では、
ステツプ15で接続要求に矛盾がなければその接続
要求に従つて色とY値を対応づけ、矛盾がある場
合は、接続要求の種類に従つて予め定められた優
先順位にもとづき、最も高い優先度をもつ接続要
求を決定し、その接続要求を満たす様にY値を対
応づける。
第7図は、接続要求の種類の具体的例を示すも
のである。図中の表記は第6図と同様であり、同
図a乃至cの各場合において、いずれも右下の着
色ブロツクがY値を対応づけられるべき当該ブロ
ツクであるとする。また、第8図は接続要求の種
類に対する優先順位を示すフローチヤートであ
る。まず第7図aの様に、当該着色ブロツクが1
種類の色Bだけを含み、かつ左隣の着色ブロツク
も同色の1種類の色だけを含む場合は、その同一
色のY値は左隣のブロツクと同一値とする(第8
図ステツプ17と20)。次に第7図bの様に、当該
着色ブロツクが2種の色B,Cを含み、上隣の着
色ブロツクからの接続要求の数と左隣の着色ブロ
ツクからの接続要求の数に差異がある場合(例で
は上隣から色Bと色Cについて2つ、また左隣か
ら色Cについて1つの接続要求がある)、多い方
の接続要求を満たす様に色と、Y値とを対応づけ
る(第8図ステツプ18及び20)。そして、最も優
先度の低い接続要求として、第7図cの様に、左
隣の着色ブロツクから接続要求のある色Bが、更
にその左側の着色ブロツクにも継続的に含まれて
おり、しかもそのY値は接続要求に矛盾があるに
もかかわらず決定されてきている場合(例えば色
Bは当該着色ブロツクの3つ左隣の着色ブロツク
から継続しているが、2つ左隣の着色ブロツクに
おいて接続要求が矛盾があつてY値が0に決定さ
れている)、左側からの接続要求は「弱い」もの
として、上隣の着色ブロツクからこれに反する接
続要求があればそちらの接続要求を優先して満た
す様にY値を対応づける(第8図ステツプ19及び
20)。更に上記の様な接続要求を優先順位を用い
ても矛盾する接続要求からY値を決定できない場
合は、左隣の着色ブロツクからの接続要求を上隣
からの接続要求より優先して満たす様にY値を対
応づける(第8図ステツプ21)。
第9図は上記の様な接続要求の優先順位に従つ
て、画像内の各着色ブロツクに含まれる2種以下
の色とY値とを対応づけた画像の例である。図中
の表記は第6図と同様である。画像内で同じ色の
画素から成る連結領域に対して、同じY値が対応
づけられる傾向が顕著であり、Y値でできる2値
画像が、元のカラー画像に含まれる図形要素の形
状をよく保存していることがわかる。
ところで対応決定部4では各着色ブロツクに含
まれる2種以下の色にY値を機械的に振分けて
も、カラー画像表現上は全く問題がないが、その
場合はY値できる2値画像はランダムパターンの
様になり、従来の画像作成装置で作成した画像情
報のY値の情報とは全然異なるものとなる。第7
図及び第8図で示した方法は、元のカラー画像に
含まれる図形要素の形状を保存する様なY値の対
応づけが可能であることを意味するものである。
なお、上記実施例では着色ブロツクの大きさを
4×4画素として説明したが、ブロツクサイズの
大きさは一般にm×n画素として差支えない。
また、各着色ブロツク内の2種以下の色とY値
を対応づける具体的方法においても、接続要求の
種類と、それに与えられる優先順位は上記実施例
で説明したものに限定されないことは言うまでも
ない。
更に、画像内の、着色ブロツクについて、Y値
対応づけを行なう際の着色ブロツクの順序も、実
施例で説明した左上から右下への走査の順に限ら
れることはなく、他の方向の走査順に実行可能で
あり、従つてY値対応づけの際に参照する隣接ブ
ロツクも左隣と上隣の着色ブロツクに限定される
わけではない。
また、この発明において、カラー画像の各着色
ブロツク内の色の種類数を2以下となる様に自動
的に画素色を変更した後で、第2図では図示しな
い付加機能としてのカラーグラフイツク機能を用
いて、従来装置と同様に対話的にカラー画像の部
分変更を行ない(勿論この時も着色ブロツク内に
2色以下の制限を満たさなければならない)、然
る後に自動的にY値対応づけを行なうことも可能
である。この場合でも、人手を介する対話的処理
は従来の画像作成装置に比べて極めて少ない量に
抑えることができることは勿論である。
更に、この発明においてはカラー画像の入力に
ついては特に方法を限定していない。実施例では
カラーTVカメラやカラースキヤナによりカラー
画像を入力するとしたが、例えばカラーグラフイ
ツク機能を用いて対話的に(但し着色ブロツク形
式には関りなく)入力しても以下実施例と同様の
一連の処理が可能であることは自明である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、画像メモリ
に記憶されたカラー画像情報を処理する情報処理
装置に、上記画像メモリに記憶されたカラー画像
を所定数の画素からなる着色ブロツクに分割し
て、各着色ブロツクに含まれる色の種類数を検出
する色数検出手段と、この検出手段で検出された
2種を超える色を含む着色ブロツクについて、着
色ブロツク内に含まれる各色が出現する頻度を計
数し、かつ各色と同一の色が隣接の着色ブロツク
に存在するか否かを検出して、この検出結果と該
出現頻度にもとづき優先的に残すべき2種の色を
選択し、当該着色ブロツク内でこの優先2種以外
の色をもつ各画素を当該画素の周囲の画素におい
て上記優先2種の色の出現数が多い方の色に変更
する画素色変更手段と、上記変更後の画像の各着
色ブロツク毎に、ブロツク内で2種以下の色の値
をもつ各画素に対してその画素が2種の色のいず
れであるかの種別を示すように2種の色と2値の
値を対応づける対応決定手段とを備え、上記画素
色変更手段は、優先2種の色を選択する際に、ま
ず出現頻度が第1の閾値以下の色を除外し、これ
で2種以下に絞れない場合は、上記第1の閾値よ
り大きい第2の閾値以下の出現頻度で隣接ブロツ
クに存在しない色をまず除外し、それでも2種以
下にならなければ上記第2の閾値以下の色を全て
除外し、さらに2種を超える色が残つている場合
あるいは逆に除外されすぎる場合には、出現頻度
が最も大きい2つの色を選択し、上記対応決定手
段は、各着色ブロツクについて、既に2値の値と
の対応づけが決定された隣接の着色ブロツクと同
一色を含むか否かを検出し、同一色を含む場合に
は該同一色が隣接の着色ブロツクと同一の2値の
値をとるように対応づけることへの接続要求が複
数の隣接ブロツクとの関係で矛盾が無いか否かを
検出して、矛盾が無い場合はその接続要求に合致
するように対応づけを行い、矛盾がある場合は接
続要求の種類に対して予め定められた優先順位に
従つて最も優先順位の高い接続要求に合致するよ
うに対応づけを行うことにより、着色ブロツクに
関わりなく作成されたカラー画像を自動的に着色
ブロツク形式の画像情報に変換することができ、
着色ブロツク形式に適合する画像を効率よく作成
することができるカラー画像処理装置を得ること
ができる効果がある。
参考文献 1:昭和60年度電子通信学会総合全国大会講演論
文集(第6分冊),No.1670「カラー図形の着色ブ
ロツク形式への変換」
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す機能ブロ
ツク図、第2図はそのシステム構成図、第3図は
着色ブロツク内の色を2種以下にする具体的方法
を示すフローチヤート、第4図は着色ブロツク内
の色とY値を対応づける具体的方法を示すフロー
チヤート、第5図は着色ブロツクの形式説明図、
第6図は接続要求が矛盾する場合の例を示す説明
図、第7図は接続要求の種類の例を示す図、第8
図は接続要求の優先順位の例を示すフローチヤー
ト、第9図はY値を対応づけた画像の例を示す
図、第10図は従来の画像作成装置の構成例を示
すブロツク図である。 図において1は画像入力部、2は色数検出部
(手段)、3は画素色変更部(手段)、4は対応決
定部(手段)、5は情報抽出部、6は画像メモリ、
7は中央処理装置、8はプログラムメモリ、9は
ワーキングメモリ、Mは情報処理装置である。な
お各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力されたカラー画像を記憶する画像メモリ
    と、この画像メモリに記憶されたカラー画像情報
    を処理する情報処理装置とを備えたカラー画像処
    理装置であつて、上記情報処理装置に、上記画像
    メモリに記憶されたカラー画像を所定数の画素か
    らなる着色ブロツクに分割して各着色ブロツク内
    に含まれる色の種類数を検出する色数検出手段
    と、この検出手段で検出された2種を超える色を
    含む着色ブロツクについて、着色ブロツク内に含
    まれる各色が出現する頻度を計数し、かつ各色と
    同一の色が隣接の着色ブロツクに存在するか否か
    を検出して、この検出結果と該出現頻度にもとづ
    き優先的に残すべき2種の色を選択し、当該着色
    ブロツク内でこの優先2種以外の色をもつ各画素
    を当該画素の周囲の画素において上記優先2種の
    色の出現数が多い方の色に変更する画素色変更手
    段と、上記変更後の画像の各着色ブロツク毎に、
    ブロツク内で2種以下の色の値をもつ各画素に対
    してその画素が2種の色のいずれであるかの種別
    を示すように2種の色と2値の値を対応づける対
    応決定手段とを備え、上記画素色変更手段は、優
    先2種の色を選択する際に、まず出現頻度が第1
    の閾値以下の色を除外し、これで2種以下に絞れ
    ない場合は、上記第1の閾値より大きい第2の閾
    値以下の出現頻度で隣接ブロツクに存在しない色
    をまず除外し、それでも2種以下にならなければ
    上記第2の閾値以下の色を全て除外し、さらに2
    種を超える色が残つている場合あるいは逆に除外
    されすぎる場合には、出現頻度が最も大きい2つ
    の色を選択し、上記対応決定手段は、各着色ブロ
    ツクについて、既に2値の値との対応づけが決定
    された隣接の着色ブロツクと同一色を含むか否か
    を検出し、同一色を含む場合には該同一色が隣接
    の着色ブロツクと同一の2値の値をとるように対
    応づけることへの接続要求が複数の隣接ブロツク
    との関係で矛盾が無いか否かを検出して、矛盾が
    無い場合はその接続要求に合致するように対応づ
    けを行い、矛盾がある場合は接続要求の種類に対
    して予め定められた優先順位に従つて最も優先順
    位の高い接続要求に合致するように対応づけを行
    うことにより、上記画像メモリに記憶されたカラ
    ー画像情報を、画素単位の2値の値と着色ブロツ
    ク単位の2種以下の色の値を示す情報とが対応づ
    けられた画像情報に変換することを特徴とするカ
    ラー画像処理装置。
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