JPH0448135Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448135Y2 JPH0448135Y2 JP1985060723U JP6072385U JPH0448135Y2 JP H0448135 Y2 JPH0448135 Y2 JP H0448135Y2 JP 1985060723 U JP1985060723 U JP 1985060723U JP 6072385 U JP6072385 U JP 6072385U JP H0448135 Y2 JPH0448135 Y2 JP H0448135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip ring
- brush
- duct
- powder
- brush powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の属する技術分野]
この考案はスリツプリング、ブラシ、ブラシ保
持器などで構成され各ブラシ保持器は互いに導体
を兼ねたダクトで連通接続され、このダクトでス
リツプリングの外周面が覆われブラシ粉を空気と
ともにダクトに導きこのダクトに接続されている
回収部でブラシ粉を回収するようにした回転電機
の集電環装置に関する。
持器などで構成され各ブラシ保持器は互いに導体
を兼ねたダクトで連通接続され、このダクトでス
リツプリングの外周面が覆われブラシ粉を空気と
ともにダクトに導きこのダクトに接続されている
回収部でブラシ粉を回収するようにした回転電機
の集電環装置に関する。
[従来技術とその問題点]
回転電機においては回転部への通電は固定側に
ブラシ、回転側にはスリツプリングを設け両者の
電気的接触を通じて行なわれる。この場合保守上
の問題からスリツプリングは磨耗の少ない金属を
用い、固定側のブラシは取り替えが容易なことか
ら比較的磨耗の多い黒鉛等を用いて対応させてい
た。そして両者の間で火花を発せず磨耗が最も少
なくなるような一定の圧力でブラシを押えるた
め、ブラシをブラシ保持器に収納し、ばねを利用
してブラシを押圧している。ところがスリツプリ
ング回転中は摺動しているブラシ先端が磨耗して
ブラシ粉を発生する。このブラシ粉が集電環装置
の絶縁性部分に付着するとリークや短絡現象など
電気的事故を多発するおそれがある。そのためこ
の電気的事故をなくす目的でブラシ粉の散乱を防
ぐため複数個あるブラシ保持器を導体を兼ねたダ
クトで連通接続し、このダクトでスリツプリング
外周面を覆い、ブラシ粉を含んだ風を流通させる
とともにこのダクト内を流通する風を特定の場所
に導き、フイルタで過するという構造がとられ
た。
ブラシ、回転側にはスリツプリングを設け両者の
電気的接触を通じて行なわれる。この場合保守上
の問題からスリツプリングは磨耗の少ない金属を
用い、固定側のブラシは取り替えが容易なことか
ら比較的磨耗の多い黒鉛等を用いて対応させてい
た。そして両者の間で火花を発せず磨耗が最も少
なくなるような一定の圧力でブラシを押えるた
め、ブラシをブラシ保持器に収納し、ばねを利用
してブラシを押圧している。ところがスリツプリ
ング回転中は摺動しているブラシ先端が磨耗して
ブラシ粉を発生する。このブラシ粉が集電環装置
の絶縁性部分に付着するとリークや短絡現象など
電気的事故を多発するおそれがある。そのためこ
の電気的事故をなくす目的でブラシ粉の散乱を防
ぐため複数個あるブラシ保持器を導体を兼ねたダ
クトで連通接続し、このダクトでスリツプリング
外周面を覆い、ブラシ粉を含んだ風を流通させる
とともにこのダクト内を流通する風を特定の場所
に導き、フイルタで過するという構造がとられ
た。
しかしながらこの構造ではスリツプリング外周
の摺動面が外部より見えず、たとえばブラシを押
える力が弱くなつたり、強すぎたり、あるいは電
流が限度を越えた時などに摺動面から発生する火
花を目視することができない。そのまま火花が発
生する状態にして置くとブラシの磨耗量が異状に
多くなつたり、スリツプリング摺動面が荒れて補
修しないと使えなくなるという問題を生じた。
の摺動面が外部より見えず、たとえばブラシを押
える力が弱くなつたり、強すぎたり、あるいは電
流が限度を越えた時などに摺動面から発生する火
花を目視することができない。そのまま火花が発
生する状態にして置くとブラシの磨耗量が異状に
多くなつたり、スリツプリング摺動面が荒れて補
修しないと使えなくなるという問題を生じた。
[考案の目的]
この考案では上記問題点を除去することを目的
とし、ブラシ粉の散乱を防ぐためスリツプリング
の外周面をダクトで覆う回転電機において、ダク
トの外周からでもスリツプリングの外周面とくに
摺動面がよく見えるように改造することを目的と
する。
とし、ブラシ粉の散乱を防ぐためスリツプリング
の外周面をダクトで覆う回転電機において、ダク
トの外周からでもスリツプリングの外周面とくに
摺動面がよく見えるように改造することを目的と
する。
[考案の要点]
この考案では上記目的達成のためスリツプリン
グの外周を覆うダクトの壁面の一部に透視窓を設
けた。
グの外周を覆うダクトの壁面の一部に透視窓を設
けた。
[考案の実施例]
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は正面図、第2図は第1図のP矢視平
面図、第3図は第1図のA−A矢視断面図であ
る。図において1は回転軸で、この回転軸にスリ
ツプリング支え環2が嵌合され、スリツプリング
支え環2にスリツプリング3が取付けられ、これ
らには絶縁管4を介してスダツドボルト5とナツ
ト6で固定される。このスリツプリング3の外径
側に両側面に突出部3aが設けられ、この突出部
3aに複数個のフアン溝3bが設けられてスリツ
プリング3の回転によるフアン作用を起こす構成
となつている。またこのスリツプリング3の外周
に近接して複数個所(図では3個所)に設けられ
るブラシ保持器7は、隣のものと導体を兼用する
前記ブラシ保持器7の周方向に張出しているフラ
ンジ7aに結合されている導電性の断面コ字状の
ダクト8で連通接続され、このダクトの内側先端
にはスリツプリング3の突出部3aおよびフアン
溝3bを覆うカバー8aが取付けられる。またこ
のダクト8は絶縁管14を介してスタツドボルト
15、ナツト16を用いて回転電機の固定側9に
固定される。
で、第1図は正面図、第2図は第1図のP矢視平
面図、第3図は第1図のA−A矢視断面図であ
る。図において1は回転軸で、この回転軸にスリ
ツプリング支え環2が嵌合され、スリツプリング
支え環2にスリツプリング3が取付けられ、これ
らには絶縁管4を介してスダツドボルト5とナツ
ト6で固定される。このスリツプリング3の外径
側に両側面に突出部3aが設けられ、この突出部
3aに複数個のフアン溝3bが設けられてスリツ
プリング3の回転によるフアン作用を起こす構成
となつている。またこのスリツプリング3の外周
に近接して複数個所(図では3個所)に設けられ
るブラシ保持器7は、隣のものと導体を兼用する
前記ブラシ保持器7の周方向に張出しているフラ
ンジ7aに結合されている導電性の断面コ字状の
ダクト8で連通接続され、このダクトの内側先端
にはスリツプリング3の突出部3aおよびフアン
溝3bを覆うカバー8aが取付けられる。またこ
のダクト8は絶縁管14を介してスタツドボルト
15、ナツト16を用いて回転電機の固定側9に
固定される。
スリツプリング3が回転するとブラシ保持器7
に保持されているブラシ7bの先端が磨耗してブ
ラシ粉が発生する。このブラシ粉はスリツプリン
グ3の回転によりフアン溝3bがフアン作用を起
こして生じた風に含有され、ダクト8の中を流通
し、このダクト8に突出して設けられたフランジ
8bに連通接続されている図示しない回収部で回
収される。
に保持されているブラシ7bの先端が磨耗してブ
ラシ粉が発生する。このブラシ粉はスリツプリン
グ3の回転によりフアン溝3bがフアン作用を起
こして生じた風に含有され、ダクト8の中を流通
し、このダクト8に突出して設けられたフランジ
8bに連通接続されている図示しない回収部で回
収される。
本願考案による透視窓10はダクト8の壁面に
設けられた孔部からなり、この透視窓10は透明
部材10aで覆われている。この透視窓10の位
置は第4図に示すように断面コ字状のダクト8の
外周面の場合の外第5図に示すようなダクト8の
左右何れかの側面あるいは両側面であつてもよ
い。またダクト8′の断面形状がU字形の場合に
も第6図に示すようにダクト8′の外周面の場合
のほか第7図に示すようなダクト8′の左右何れ
かの側面あるいは両側面であつてもよい。
設けられた孔部からなり、この透視窓10は透明
部材10aで覆われている。この透視窓10の位
置は第4図に示すように断面コ字状のダクト8の
外周面の場合の外第5図に示すようなダクト8の
左右何れかの側面あるいは両側面であつてもよ
い。またダクト8′の断面形状がU字形の場合に
も第6図に示すようにダクト8′の外周面の場合
のほか第7図に示すようなダクト8′の左右何れ
かの側面あるいは両側面であつてもよい。
[考案の効果]
この考案ではスリツプリングの外周を覆うダク
トを設け、ブラシ粉を含んだ風を流通させるとと
もにこのダクト内を流通する風をフイルタで濾過
しブラシ粉を回収する構成において、前記ダクト
の壁面に透視窓を設けたので、スリツプリングの
外周面、摺動面が外部からよく目視でき、ブラシ
の押圧力不適正や異常電流による火花の発生を看
視することができ速やかに処置を講ずることがで
きる。
トを設け、ブラシ粉を含んだ風を流通させるとと
もにこのダクト内を流通する風をフイルタで濾過
しブラシ粉を回収する構成において、前記ダクト
の壁面に透視窓を設けたので、スリツプリングの
外周面、摺動面が外部からよく目視でき、ブラシ
の押圧力不適正や異常電流による火花の発生を看
視することができ速やかに処置を講ずることがで
きる。
第1図はこの考案の一実施例である回転電機の
集電環装置の正面図、第2図は第1図のP矢視
図、第3図は第1図のA−A矢視断面図、第4
図、第5図、第6図、第7図は本考案の実施例に
よる回転電材の集電環装置のダクトの断面図であ
る。 3……スリツプリング、7……ブラシ保持器、
8,8′……ダクト、10……透視窓。
集電環装置の正面図、第2図は第1図のP矢視
図、第3図は第1図のA−A矢視断面図、第4
図、第5図、第6図、第7図は本考案の実施例に
よる回転電材の集電環装置のダクトの断面図であ
る。 3……スリツプリング、7……ブラシ保持器、
8,8′……ダクト、10……透視窓。
Claims (1)
- 外径側の両側面に複数のフアン溝を有する突出
部を設けたスリツプリングと、前記スリツプリン
グの外周に近接して複数個所に設けられたブラシ
保持器と、このブラシ保持器の周方向に張出すフ
ランジと、このフランジに結合され複数のブラシ
保持器と連通接続し前記スリツプリングの周りを
覆う断面コ字状の導電性のダクトと、このダクト
に接続されブラシ粉の回収部とからなり、回転電
機の回転に伴なうスリツプリングのフアン作用に
よりブラシ粉を空気とともにダクトへ導き、前記
回収部を介してブラシ粉を回収するようにした回
転電機において、前記ダクトの壁面の一部に透明
の部材で覆われた前記スリツプリング外周面を目
視し得る透視窓を設けたことを特徴とする回転電
機の集電環装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985060723U JPH0448135Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985060723U JPH0448135Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61176966U JPS61176966U (ja) | 1986-11-05 |
JPH0448135Y2 true JPH0448135Y2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=30588335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985060723U Expired JPH0448135Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448135Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8829761B2 (en) * | 2006-11-14 | 2014-09-09 | Schleifring Und Apparatebau Gmbh | Sliding contact assembly with dust removal |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5760815A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-13 | Hitachi Ltd | Stationary induction apparatus |
JPS59220909A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Toshiba Corp | 誘導電器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591130U (ja) * | 1978-12-20 | 1980-06-24 |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP1985060723U patent/JPH0448135Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5760815A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-13 | Hitachi Ltd | Stationary induction apparatus |
JPS59220909A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Toshiba Corp | 誘導電器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61176966U (ja) | 1986-11-05 |
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