JPH0412620Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0412620Y2 JPH0412620Y2 JP856586U JP856586U JPH0412620Y2 JP H0412620 Y2 JPH0412620 Y2 JP H0412620Y2 JP 856586 U JP856586 U JP 856586U JP 856586 U JP856586 U JP 856586U JP H0412620 Y2 JPH0412620 Y2 JP H0412620Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- grounding device
- cap
- sliding ring
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は電気鉄道車両などの車軸に装備される
接地装置の改良に関する。
接地装置の改良に関する。
第２図は従来の車両用接地装置の構造を示す断
面図で、１は図示しない車軸に接着された摺動
環、２はボルト３により取付台４に固定された刷
子保持器、５はこの刷子保持器２のポケツト部に
挿入されかつ摺動環１の外周に摺動接触する刷
子、６はボルト７により刷子保持器２に固定され
た覆蓋としてのキヤツプ、８は刷子５の上端面に
係止されたばね受、９はキヤツプ６の内部でばね
受８とキヤツプ６のそれぞれに形成されたボス部
の間に介挿され刷子５を摺動環１に押圧する圧縮
ばねである。
面図で、１は図示しない車軸に接着された摺動
環、２はボルト３により取付台４に固定された刷
子保持器、５はこの刷子保持器２のポケツト部に
挿入されかつ摺動環１の外周に摺動接触する刷
子、６はボルト７により刷子保持器２に固定され
た覆蓋としてのキヤツプ、８は刷子５の上端面に
係止されたばね受、９はキヤツプ６の内部でばね
受８とキヤツプ６のそれぞれに形成されたボス部
の間に介挿され刷子５を摺動環１に押圧する圧縮
ばねである。
このように構成された従来の車両用接地装置で
は、定期的にボルト７をゆるめてキヤツプ６を取
外し、使用中に摩耗していく刷子５の摩耗量をチ
エツクし、一定の摩耗量以上になると刷子５を交
換している。
は、定期的にボルト７をゆるめてキヤツプ６を取
外し、使用中に摩耗していく刷子５の摩耗量をチ
エツクし、一定の摩耗量以上になると刷子５を交
換している。
しかしながら、従来の接地装置では刷子５の摩
耗状況をチエツクするのにその都度接地装置の所
まで行つてボルト７をゆるめてキヤツプ６を取外
す必要があり、刷子５の点検に手間がかかるとい
う欠点があつた。
耗状況をチエツクするのにその都度接地装置の所
まで行つてボルト７をゆるめてキヤツプ６を取外
す必要があり、刷子５の点検に手間がかかるとい
う欠点があつた。
本考案はこのような点にかんがみて創案された
もので、その目的とするところは、刷子５の摩耗
状態のチエツクを、キヤツプ６を取外すことなく
外部から行えるように改良した接地装置を提供す
ることにある。
もので、その目的とするところは、刷子５の摩耗
状態のチエツクを、キヤツプ６を取外すことなく
外部から行えるように改良した接地装置を提供す
ることにある。
そこで、本考案は前記目的を達成するためにキ
ヤツプ６に刷子５との距離を電気的に変換する変
位計を設け、変位計の出力により刷子５の摩耗量
を測定可能なように構成するものである。
ヤツプ６に刷子５との距離を電気的に変換する変
位計を設け、変位計の出力により刷子５の摩耗量
を測定可能なように構成するものである。
以下、本考案による接地装置の実施例を図面に
基づいて説明するとともに、合わせて作用も詳述
する。
基づいて説明するとともに、合わせて作用も詳述
する。
第１図は本考案による接地装置の一実施例を示
す断面図であり、図中、第２図と同一部分には同
一符号を付してある。第１図において、１０は本
考案の変位計、１１は変位計１０の出力端子、１
２は変位計１０の出力変換を行うとともに、その
出力を目盛などで指示する表示器である。
す断面図であり、図中、第２図と同一部分には同
一符号を付してある。第１図において、１０は本
考案の変位計、１１は変位計１０の出力端子、１
２は変位計１０の出力変換を行うとともに、その
出力を目盛などで指示する表示器である。
変位計１０はキヤツプ６の内側に設けられてお
り、この変位計１０と刷子５との距離を電気的に
変換するものである。例えば変位計１０は内部に
コイルを設け、高周波電流により被測定物との距
離によつて生じる電流変化を検出するように構成
されている。
り、この変位計１０と刷子５との距離を電気的に
変換するものである。例えば変位計１０は内部に
コイルを設け、高周波電流により被測定物との距
離によつて生じる電流変化を検出するように構成
されている。
かくして、摺動環１の連続回転に伴つて、刷子
５は摩耗して次第に短かくなり、刷子５の上端は
変位計１０との距離を増し、変位計１０の出力が
変化する。この変化量は出力端子１１に接続され
ている表示器１２に伝達され、刷子５の摩耗量は
この表示器１２にて表示される。
５は摩耗して次第に短かくなり、刷子５の上端は
変位計１０との距離を増し、変位計１０の出力が
変化する。この変化量は出力端子１１に接続され
ている表示器１２に伝達され、刷子５の摩耗量は
この表示器１２にて表示される。
このように、刷子５の摩耗量は装置の外部に設
けられた表示器によつて目視することが可能とな
つた。
けられた表示器によつて目視することが可能とな
つた。
以上説明したように本考案によれば、従来のよ
うにボルト７をゆるめてキヤツプ６を取外さなく
ても、表示器１２を変位計１０の出力端子１１に
接続するだけで刷子５の摩耗状態をチエツクでき
るので、刷子摩耗状態のチエツクに手間がかから
ないという実用上の効果を有する。さらに、数個
の接地装置の出力端子１１の引き出し線をそれぞ
れ延長し、１カ所に集めて表示器１２を車両（図
示せず）に取り付けたままにしておけば、多数の
刷子５の摩耗状態を１カ所でチエツクでき、刷子
５の摩耗量のチエツクに要する多大な手間と時間
を大巾に減少することが可能となる。
うにボルト７をゆるめてキヤツプ６を取外さなく
ても、表示器１２を変位計１０の出力端子１１に
接続するだけで刷子５の摩耗状態をチエツクでき
るので、刷子摩耗状態のチエツクに手間がかから
ないという実用上の効果を有する。さらに、数個
の接地装置の出力端子１１の引き出し線をそれぞ
れ延長し、１カ所に集めて表示器１２を車両（図
示せず）に取り付けたままにしておけば、多数の
刷子５の摩耗状態を１カ所でチエツクでき、刷子
５の摩耗量のチエツクに要する多大な手間と時間
を大巾に減少することが可能となる。
よつて、本考案による車両用接地装置は、電気
鉄道車両などの車軸に装備される装置の改善が期
待できる。
鉄道車両などの車軸に装備される装置の改善が期
待できる。
第１図は本考案の車両用接地装置の一実施例を
示す断面図、第２図は従来の車両接地装置の一例
を示す断面図である。 １……摺動環、２……刷子保持器、５……刷
子、６……覆蓋としてのキヤツプ、１０……変位
計。
示す断面図、第２図は従来の車両接地装置の一例
を示す断面図である。 １……摺動環、２……刷子保持器、５……刷
子、６……覆蓋としてのキヤツプ、１０……変位
計。
Claims (1)
- 車両の車軸などに装着された摺動環と、この摺
動環に対向して配設された刷子保持器と、この刷
子保持器のポケツト部に挿入されかつ前記摺動環
の外周に摺動接触する刷子と、この刷子の端面を
覆うごとく前記刷子保持器に固定されたキヤツプ
状の覆蓋と、前記刷子を前記摺動環に押圧するた
めの手段とを備えた車両用接地装置において、前
記キヤツプ状の覆蓋の内側に、刷子との距離を電
気的に変換する変位計を設けたことを特徴とする
車両用接地装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP856586U JPH0412620Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP856586U JPH0412620Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62121779U JPS62121779U (ja) | 1987-08-01 |
| JPH0412620Y2 true JPH0412620Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=30793059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP856586U Expired JPH0412620Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0412620Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP856586U patent/JPH0412620Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62121779U (ja) | 1987-08-01 |
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