JPH0448075Y2 - - Google Patents

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JPH0448075Y2
JPH0448075Y2 JP10795787U JP10795787U JPH0448075Y2 JP H0448075 Y2 JPH0448075 Y2 JP H0448075Y2 JP 10795787 U JP10795787 U JP 10795787U JP 10795787 U JP10795787 U JP 10795787U JP H0448075 Y2 JPH0448075 Y2 JP H0448075Y2
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adhesive
electron beam
paper
resin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スピーカーの矢紙に関する。
[従来の技術] 一般に、スピーカーの矢紙は、テープ状紙をス
パイラル状に重ね合わせて接着したスパイラル紙
管を所定の厚さに切断した構造のものがある。
この構造の矢紙は、層間剥離が起こりやすく、
また、圧縮強度が不足し、スピーカー取り付け時
に変形破壊する、問題点があつた。
そこで、従来は、矢紙に、溶剤型樹脂接着剤ま
たは2液反応型樹脂接着剤を含浸し、乾燥硬化さ
せた構造のものがある。
[考案が解決しようとする問題点] 前者の溶剤型樹脂接着剤を用いるものは、有
機溶剤を用いるため、排気設備などの公害防止設
備がいる、火気の危険がある、問題点があり、
また、前者および後者の溶剤型樹脂接着剤、2液
反応型樹脂接着剤を用いるものは、樹脂接着剤
の硬化時間が自然乾燥で約24時間、強制乾燥で約
1時間(50℃)と長い、強制乾燥の場合、矢紙
が変形する、樹脂接着剤の含浸度合が小さい、
などの問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、スパイラル紙管を所定の厚さに切断
した矢紙1に電子線硬化型接着剤2を含浸し、電
子線を照射して硬化させたものである。
[作用] 電子線硬化型接着剤2は、電子線照射によつて
硬化反応を起こして、瞬時に硬化する。
[実施例] 図において説明すると、スパイラル紙管を所定
の厚さに切断した矢紙1に電子線硬化型接着剤2
を含浸し、電子線を照射して硬化させたものであ
る。
ここで、電子線硬化型接着剤2を矢紙1の層間
に充分に含浸させるためには、接着剤の粘度は50
〜300CPSであることが望ましい。
電子線硬化型接着剤としては、次のようなもの
がある。
不飽和ポリエステル系樹脂 不飽和ポリエステルの主鎖に含まれる二重結合
とスチレンなどのモノマーとが共重合して、網状
構造が形成される。また、脂肪族不飽和ポリエス
テルを主体とする樹脂配合物は、硬化反応が進ん
でも硬くならない。
(例)無水マレイン酸、セバシン酸、2−エチ
ルヘルキシル−1,3−ジオールとを反応させ
て、分岐構造をもつ脂肪族不飽和ポリエステルを
合成し、これにN,N−ジエチルアミノエチルメ
タクリレートを混合して、接着剤とする。
アクリル変性樹脂 種々のベース樹脂の側鎖または主鎖の末端にア
クリロイル基またはメタクリロイル基を導入した
ものである。
(1) 不飽和アクリル樹脂 −COOH,−OH,−NH2などの官能基をペンダ
ントにもつアクリルポリマーに、その官能基と反
応する官能基をもつアクリロイル基またはメタク
リロイル基を含む化合物を反応させたもの。
(2) ポリエーテルアクノリレート ポリエチレングリコールのジアクリレート、ジ
メタクリレートなど、両末端基に重合性の二重結
合をもつプレポリマー。
(3) ポリエステルアクリレート カルボン酸と、その酸に対して−OH基が過剰
になるように2価あるいは多価のアルコールによ
りポリエステルを合成し、このポリエステルの過
剰の−OH基とアクリル酸を反応させて硬化反応
に十分な数のアクリロイル基を含むポリエステル
アクリレート。
(4) ポリウレタンアクリレート (例)キシレンジイソシアナート、ポリプロピ
レングリコール、2−ヒドロキシアクリレートを
反応して得られるウレタンアクリレートプレポリ
マーとポリ酢酸ビニル、オクチルジフエニルフオ
スフエート、ハイドロキノンモノメチルエーテル
とを混合して、接着剤とする。
なお、ポリエステルウレタンアクリレートプレ
ポリマーの中には、硬化物が硬くならず、適度の
弾性と伸び率をもつものがある。
(5) エポキシアクリレート ビスフエノールAタイプのエポキシ樹脂にアク
リル酸を反応させたエポキシアクリレートプレポ
リマー。
(6) ポリブタジエンアクリル変性物 3 ポリチオール/ポリエン樹脂系 などがある。
[考案の効果] 本考案は、 無溶剤樹脂系を用いることにより、無公害と
なり、公害防止設備が不要となり、火気の危険
がない、 硬化時間が短く、生産性にすぐれている、 低温硬化ができるので、矢紙の変形が防止で
きる、 樹脂接着剤の含浸度合がよく、 層間剥離がなくなり、また、圧縮強度も増大
する、 などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のスピーカーの矢紙の構造を示す図
である。 1……矢紙、2……電子線硬化型接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパイラル紙管を所定の厚さに切断した矢紙1
    に電子線硬化型接着剤2を含浸し、電子線を照射
    して硬化させたスピーカーの矢紙。
JP10795787U 1987-07-13 1987-07-13 Expired JPH0448075Y2 (ja)

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JP10795787U JPH0448075Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JPS6413898U JPS6413898U (ja) 1989-01-24
JPH0448075Y2 true JPH0448075Y2 (ja) 1992-11-12

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