JPH0447737Y2 - - Google Patents

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JPH0447737Y2
JPH0447737Y2 JP1986148012U JP14801286U JPH0447737Y2 JP H0447737 Y2 JPH0447737 Y2 JP H0447737Y2 JP 1986148012 U JP1986148012 U JP 1986148012U JP 14801286 U JP14801286 U JP 14801286U JP H0447737 Y2 JPH0447737 Y2 JP H0447737Y2
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
friction
drum
friction body
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JP1986148012U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は液晶表示器を回動自在に設けた電子機
器における液晶表示器の保持機構に関する。
(ロ) 従来の技術 近年液晶表示器は、その薄形、軽量、低電圧駆
動可能、低消費電力という特徴から携帯型のワー
ドプロセツサ、パーソナルコンピユータ等の電子
機器の表示器として広く採用されている。その反
面液晶表示器は視野角は狭く見る角度によつては
表示が不鮮明となるという欠点を有しているの
で、従来より機器本体に回動自在に取付けられて
いる(例えば実開昭61−68286,68287号公報等)。
しかし従来のものは液晶表示器がギアあるいは凹
部と凸部の係合等によつて保持される機構となつ
ているため、表示角度を所定の角度毎にしか可変
することができない。即ち微妙な角度調節ができ
ないという欠点があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記欠点を解決すべくなされたもの
で、表示角度を連続して可変することのできる液
晶表示器の保持機構を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は機器本体の一端に軸支された液晶表示
器を90度以上回動自在に設けた電子機器におい
て、前記液晶表示器に両側端が固定された回動軸
と、該回動軸の中央部に固定されたドラム状の被
摩擦体と、該被摩擦体を両側から挟み込むように
配置され前記機器本体に固定された板バネよりな
る摩擦体と、該摩擦体と前記被摩擦体間に注入さ
れ摩擦力を保持するグリスと、前記摩擦体と前記
被摩擦体との間の摩擦力を可変する調整部材とを
具備し、前記摩擦体と前記被摩擦体の摩擦係合に
よつて前記液晶表示器を任意の回動位置に保持す
るように構成している。
(ホ) 作用 本考案は上述の如く構成しているので、摩擦体
と被摩擦体の間の静止摩擦力が、液晶表示器の自
重によつて回動軸に加わる回転力よりも大きくな
るように調節しておくことにより、前記摩擦体と
被摩擦体は、通常その静止摩擦力により液晶表示
器を任意の位置に保持し、静止摩擦力よりも大な
る力が加わると液晶表示器の回動を可能とするよ
うに作用する。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例をパーソナルコンピユータ
(以下単にパソコンと称す)を例にして説明する。
第3図a,bは、本考案が実施されたパソコン
の使用及び収納状態を示している。図中1はパソ
コン本体で、各種のデータ入力を行うキーボード
2が上面に配置されている。3はキーボード2か
らの入力に応じた表示を行うための液晶表示器
で、液晶パネル4を枠体5に取付けた構成となつ
ている。6はパソコン本体1と液晶表示器3を回
動自在に連結する連結部で、パソコン本体1にの
一端に設けられた軸受部7と、液晶表示器3の両
側端に設けられた軸止部8,8′とから成る。こ
の連結部6によつて液晶表示器を90度以上回動可
能で、第3図aに示す状態から液晶表示器3とパ
ソコン本体1を第3図bに示すように一体に折り
畳むことができ、液晶表示器3を蓋としても兼用
できる。
第1図は連結部6の構成を示すもので、パソコ
ン本体1の後方から見たものである。又第2図は
第1図の一部を下方より見たものである。図中9
は回動軸で、その両端は液晶表示器3の軸止部
8,8′にビス10,10′で固定されている。1
1は回動軸9の外径を内径とする円筒状のドラム
で、その両端には同一内径を有する円筒状の取付
体12,12′が一体形成されている。そしてこ
のドラム11は回動軸9の中央部に配置され、取
付体12,12′と回動軸9をビス13,13′で
結合することによつて回動軸9に固定される。従
つて液晶表示器3を回動すると、ドラム11は回
動軸9と一体に回転する。14,14′は回動軸
9を保持する軸受板で、中央部には前記取付体1
2,12′を遊挿するための軸受孔がそれぞれに
穿設されている。そしてこれら軸受板14,1
4′は、前記軸受孔に取付体12,12′を遊挿
し、ドラム11を挟み込むように配置され、それ
ぞれ軸受部7の上端にビス15,15,15′,
15′で固定して取付けられている。16,1
6′は、ドラム11の両側面に当接される座金状
の板バネで、前記取付体12,12′が遊挿され
る孔を有しており、この孔に取付体12,12′
を遊挿してドラム11と軸受板14,14′の間
に配置され、ビス17,17,17′,17′によ
つて軸受板14,14′にそれぞれ取付けられて
いる。尚ドラム11と板バネ16,16′間には
摩擦力を保持するようグリスが注入されている。
18は前記軸受板14,14′の間隔を調節する
ための調節ネジで、軸受板14′の開放端側に設
けられた孔より挿通され、軸受板14の開放端側
に設けられた孔と螺合し、軸受板14,14′を
連結するようになつている。
斯かる構成において、軸受板14,14′の一
端側は所定位置に固定されているので、調節ネジ
18を締めると、軸受板14,14′の他側端の
間隔が狭くなるため板バネ16,16′がドラム
11の両側面に押接される。その結果、板バネ1
6,16′とドラム11の間には、ドラム11の
回転を阻止する摩擦力が発生し、しかもこの摩擦
力は調節ネジ18の締付度に応じて可変すること
ができる。この摩擦力が小さいと、液晶表示器3
を希望の角度に回動して放置した時、液晶表示器
3はその自重で自然に別の角度に回動してしま
う。従つて液晶表示器3の自重による自然回動が
生じない摩擦力が、ドラム11と板バネ16,1
6′間に与えられるように、調節ネジ18の締付
けを前もつて行つておく。即ちドラム11と板バ
ネ16,16′間の静止摩擦力が、液晶表示器3
の自重によつて回動軸9を介してドラム11に加
わる回転力よりも大きくなるように調節ネジ18
の締付け調節を行う。
このような調節を行つた状態で、液晶表示器3
を回動させるためには、ドラム11が板バネ1
6,16′との静止摩擦に抗して回転するような
力で液晶表示器3を回動する必要がある。ここで
一旦ドラム11が回転を始めると、ドラム11と
板バネ16,16′間の摩擦は静止摩擦から動摩
擦に変わるので、その後は小さな力で回動するこ
とができる。そして希望の位置で回動を停止する
と、前述のようにドラム11と板バネ16,1
6′の摩擦係合により液晶表示器3を希望の位置
に保持することができる。
(ト) 考案の効果 以上述べたように本考案は、液晶表示器に固定
された回動軸に所定の摩擦力を与えて、その摩擦
力によつて液晶表示器を任意の角度に保持するよ
うに構成しているので、液晶表示器の保持角度を
連続に可変して最適な表示位置を見つけ鮮明な画
面を得ることができるという効果がある。またド
ラムと板バネ間にグリスを注入することにより、
経年変化による摩擦力の変化を防止すると共に、
きしみ音が発生したり、最悪の場合には動かなく
なるのを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施されたパソコンの一部切
欠き後面図、第2図は第1図の一部分を下方から
見た図、第3図a,bは本考案の実施されたパソ
コンの斜視図である。 1……パソコン本体、3……液晶表示器、6…
…連結部、7……軸受部、8,8′……軸止部、
9……回動軸、11……ドラム、12……取付
体、14,14′……軸受板、16,16′……板
バネ、18……調節ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機器本体の一端に軸支された液晶表示器を90度
    以上回動自在に設けた電子機器において、前記液
    晶表示器に両側端が固定された回動軸と、該回動
    軸の中央部に固定されたドラム状の被摩擦体と、
    該被摩擦体を両側から挟み込むように配置され前
    記機器本体に固定された板バネよりなる摩擦体
    と、該摩擦体と前記被摩擦体間に注入され摩擦力
    を保持するグリスと、前記摩擦体と前記被摩擦体
    との間の摩擦力を可変する単一の調整部材とを具
    備し、前記摩擦体と前記被摩擦体の摩擦係合によ
    つて前記液晶表示器を任意の回動位置に保持する
    事を特徴とする液晶表示器の保持機構。
JP1986148012U 1986-09-26 1986-09-26 Expired JPH0447737Y2 (ja)

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JP1986148012U JPH0447737Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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JP1986148012U JPH0447737Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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JPS6354178U JPS6354178U (ja) 1988-04-12
JPH0447737Y2 true JPH0447737Y2 (ja) 1992-11-11

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ID=31061894

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JP1986148012U Expired JPH0447737Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0713015Y2 (ja) * 1988-11-28 1995-03-29 株式会社テック 電気機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778587A (en) * 1980-09-08 1982-05-17 Xerox Corp Housing support combined oscillatory tilt angle adjustor

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JPS5778587A (en) * 1980-09-08 1982-05-17 Xerox Corp Housing support combined oscillatory tilt angle adjustor

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