JPH0447582Y2 - - Google Patents
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- JPH0447582Y2 JPH0447582Y2 JP1984179140U JP17914084U JPH0447582Y2 JP H0447582 Y2 JPH0447582 Y2 JP H0447582Y2 JP 1984179140 U JP1984179140 U JP 1984179140U JP 17914084 U JP17914084 U JP 17914084U JP H0447582 Y2 JPH0447582 Y2 JP H0447582Y2
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- JP
- Japan
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- vibrating
- coil
- alternating current
- compressor
- vibration
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 26
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 12
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、冷却装置、特に往復動振動モータを
駆動源とする2台のコンプレツサを用いた冷却装
置において、上記2台のコンプレツサの夫々の往
復動振動モータにおける振動コイルに対して逆位
相の電流を供給することによつて上記コンプレツ
サから発生する振動を軽減せしめるようにした冷
却装置に関するものである。
駆動源とする2台のコンプレツサを用いた冷却装
置において、上記2台のコンプレツサの夫々の往
復動振動モータにおける振動コイルに対して逆位
相の電流を供給することによつて上記コンプレツ
サから発生する振動を軽減せしめるようにした冷
却装置に関するものである。
(従来の技術と考案が解決しようとする問題点)
従来、例えば車載用電気冷蔵庫などのような冷
却装置に用いられるコンプレツサの駆動源とし
て、第8図図示の如き往復動振動モータが広く利
用されている。即ち第8図は上記コンプレツサに
おける往復動振動モータの一例を説明するための
部分断面図を示しており、図中の符号1はハウジ
ング、2は永久磁石、3は内部鉄心、4は外部鉄
心、5は環状磁気間隙、6は振動コイル、7はコ
イル支持体、8および9は夫々上下の共振バネ、
10はコンプレツサ・ピストン軸を表している。
却装置に用いられるコンプレツサの駆動源とし
て、第8図図示の如き往復動振動モータが広く利
用されている。即ち第8図は上記コンプレツサに
おける往復動振動モータの一例を説明するための
部分断面図を示しており、図中の符号1はハウジ
ング、2は永久磁石、3は内部鉄心、4は外部鉄
心、5は環状磁気間隙、6は振動コイル、7はコ
イル支持体、8および9は夫々上下の共振バネ、
10はコンプレツサ・ピストン軸を表している。
第8図において、永久磁石2によつて励磁され
て磁気回路を形成する内部鉄心3と外部鉄心4と
の環状の磁気間隙5中に配置された振動コイル6
に交流電流が給電されると、振動コイル6と該振
動コイル6を支持するコイル支持体7とは上記供
給電流の周波数に対応して振動する。そして上記
コイル支持体7に連結されているコンプレツサ・
ピストン軸10が往復(振動)運動を行うことに
よつて、上記コンプレツサが駆動される。
て磁気回路を形成する内部鉄心3と外部鉄心4と
の環状の磁気間隙5中に配置された振動コイル6
に交流電流が給電されると、振動コイル6と該振
動コイル6を支持するコイル支持体7とは上記供
給電流の周波数に対応して振動する。そして上記
コイル支持体7に連結されているコンプレツサ・
ピストン軸10が往復(振動)運動を行うことに
よつて、上記コンプレツサが駆動される。
以上説明した往復動振動モータを駆動源とする
コンプレツサを用いた冷却装置において、冷却能
力を増大(例えば従来汎用化されている冷却装置
の2倍の冷却能力)せしめるための手段として
は、()上記汎用冷却装置に用いられているコ
ンプレツサを2台にする、()該コンプレツサ
の2台分の冷却能力と同等の冷却能力を有する大
型のコンプレツサを用いることが考慮される。
コンプレツサを用いた冷却装置において、冷却能
力を増大(例えば従来汎用化されている冷却装置
の2倍の冷却能力)せしめるための手段として
は、()上記汎用冷却装置に用いられているコ
ンプレツサを2台にする、()該コンプレツサ
の2台分の冷却能力と同等の冷却能力を有する大
型のコンプレツサを用いることが考慮される。
上記()および()の手段を比較した場
合、量産性が良くない大型のコンプレツサを用い
る()の手段よりも、既に量産化されている小
型のコンプレツサを2台用いる()の手段の方
が生産性の点において優れていることは明らかで
ある。しかしながら、2台のコンプレツサを用い
る上記()の手段においては夫々のコンプレツ
サから振動が相加されて振動が大きくなるという
問題がある。
合、量産性が良くない大型のコンプレツサを用い
る()の手段よりも、既に量産化されている小
型のコンプレツサを2台用いる()の手段の方
が生産性の点において優れていることは明らかで
ある。しかしながら、2台のコンプレツサを用い
る上記()の手段においては夫々のコンプレツ
サから振動が相加されて振動が大きくなるという
問題がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の如く問題点を解決するため、
2台のコンプレツサの夫々の往復動振動モータに
対する供給電流の位相を180度ずらすことによつ
て、上記2台のコンプレツサから放出される振動
を相殺させて、振動を軽減させるようにするもの
である。そのため、本考案の冷却装置は、ハウジ
ング内に当該ハウジングの底内面にバネによつて
弾性的に支えられて収容される往復動振動モータ
本体をそなえ、 当該往復動振動モータ本体が、 壺型に形成されている外部鉄心と、 当該外部鉄心の内部中央に同心状に配置されて
磁気回路を形成する内部鉄心と、 上記外部鉄心と上記内部鉄心との間に環状に形
成されている磁気間隙と、 当該磁気間隙に対して磁界を発生せしめる永久
磁石と、 上記磁気間隙内に配置されかつ往復動可能に配
置されている環状に形成された振動コイルと、 当該振動コイルを支持するコイル支持体と、 当該コイル支持体によつて上記振動コイルが連
結されるコンプレツサ・ピストン軸と、 上記振動コイルならびに上記コンプレツサ・ピ
ストン軸を含む可動部を上記振動コイルの振動方
向に対して対抗するように振動可能に支持する共
振バネとを有し、 上記振動コイルに対して交番電流が供給されて
当該振動コイルを当該交番電流の振動周波数に対
応せしめて振動せしめ、 かつ上記共振バネによる上記可動部の機械的共
振周波数が上記交番電流の振動周波数と実質的に
等しく選定されてなる 往復動振動モータを駆動源として内蔵し、 当該往復動振動モータによつてコンプレツサを
駆動する冷却装置において、 上記往復動振動モータを駆動源とする2台のコ
ンプレツサが単一の冷却装置キヤビネツト内に収
容されて協同して動作するよう構成すると共に、 上記個々の往復動振動モータ内の上記振動コイ
ルに対して、上記単一の冷却装置キヤビネツト外
の交番電源から電源トランスを介して交番電流が
供給されるよう構成され 上記2つの往復動振動モータの夫々の振動コイ
ルに対して、一方の振動コイルの端子が上記交番
電源の端子に順に接続され、かつ他方の振動コイ
ルの端子が上記交番電源の端子に交差して接続さ
れてなる ことを特徴としている。以下図面を参照しつつ本
考案の実施例について詳細に説明する。
2台のコンプレツサの夫々の往復動振動モータに
対する供給電流の位相を180度ずらすことによつ
て、上記2台のコンプレツサから放出される振動
を相殺させて、振動を軽減させるようにするもの
である。そのため、本考案の冷却装置は、ハウジ
ング内に当該ハウジングの底内面にバネによつて
弾性的に支えられて収容される往復動振動モータ
本体をそなえ、 当該往復動振動モータ本体が、 壺型に形成されている外部鉄心と、 当該外部鉄心の内部中央に同心状に配置されて
磁気回路を形成する内部鉄心と、 上記外部鉄心と上記内部鉄心との間に環状に形
成されている磁気間隙と、 当該磁気間隙に対して磁界を発生せしめる永久
磁石と、 上記磁気間隙内に配置されかつ往復動可能に配
置されている環状に形成された振動コイルと、 当該振動コイルを支持するコイル支持体と、 当該コイル支持体によつて上記振動コイルが連
結されるコンプレツサ・ピストン軸と、 上記振動コイルならびに上記コンプレツサ・ピ
ストン軸を含む可動部を上記振動コイルの振動方
向に対して対抗するように振動可能に支持する共
振バネとを有し、 上記振動コイルに対して交番電流が供給されて
当該振動コイルを当該交番電流の振動周波数に対
応せしめて振動せしめ、 かつ上記共振バネによる上記可動部の機械的共
振周波数が上記交番電流の振動周波数と実質的に
等しく選定されてなる 往復動振動モータを駆動源として内蔵し、 当該往復動振動モータによつてコンプレツサを
駆動する冷却装置において、 上記往復動振動モータを駆動源とする2台のコ
ンプレツサが単一の冷却装置キヤビネツト内に収
容されて協同して動作するよう構成すると共に、 上記個々の往復動振動モータ内の上記振動コイ
ルに対して、上記単一の冷却装置キヤビネツト外
の交番電源から電源トランスを介して交番電流が
供給されるよう構成され 上記2つの往復動振動モータの夫々の振動コイ
ルに対して、一方の振動コイルの端子が上記交番
電源の端子に順に接続され、かつ他方の振動コイ
ルの端子が上記交番電源の端子に交差して接続さ
れてなる ことを特徴としている。以下図面を参照しつつ本
考案の実施例について詳細に説明する。
(考案の実施例)
第1図は本考案の冷却装置における2台のコン
プレツサに対する給電態様の一実施例を説明する
ための説明図、第2図は本考案における振動測定
に関する実験の実施説明図、第3図ないし第7図
は第2図図示実施説明図にもとづいて行われた振
動測定結果を示している。図中の符号11および
12は#1および#2コンプレツサであつて、
夫々前述した第8図図示の如くいわゆる往復動振
動モータによつて駆動されるものである。そし
て、6−11および6−12は上記#1および
#2コンプレツサ11,12における往復動振動
モータの振動コイルを表している。また、13お
よび14は電源トランス、15は交流電源、16
は冷却装置キヤビネツト、17−1ないし17−
3は振動検出用ピツクアツプを夫々表している。
プレツサに対する給電態様の一実施例を説明する
ための説明図、第2図は本考案における振動測定
に関する実験の実施説明図、第3図ないし第7図
は第2図図示実施説明図にもとづいて行われた振
動測定結果を示している。図中の符号11および
12は#1および#2コンプレツサであつて、
夫々前述した第8図図示の如くいわゆる往復動振
動モータによつて駆動されるものである。そし
て、6−11および6−12は上記#1および
#2コンプレツサ11,12における往復動振動
モータの振動コイルを表している。また、13お
よび14は電源トランス、15は交流電源、16
は冷却装置キヤビネツト、17−1ないし17−
3は振動検出用ピツクアツプを夫々表している。
本考案の冷却装置は、第2図に図示されている
如く、2台のコンプレツサ即ち#1および#2コ
ンプレツサ11,12によつて駆動されている。
そして、当該#1、#2コンプレツサ11,12
は前述した如く往復動振動モータ(第8図図示)
を駆動源として冷媒を圧縮して図示省略したエバ
ポレータに送出するものである。また上記#1、
#2コンプレツサ11,12は第2図に図示され
ている如く、冷却装置のキヤビネツト16に設置
されているため、該#1、#2コンプレツサ1
1,12の振動が上記キヤビネツト16に伝達さ
れて冷却装置全体に非所望な振動を与えることに
なる。本考案の冷却装置においては、第1図に関
連して後述する如く、上記#1、#2コンプレツ
サ11,12の駆動源である往復動振動モータに
対して逆位相の電流を供給することによつて上記
#1、#2コンプレツサ11,12の振動にもと
づく上記キヤビネツト16の振動は軽減される。
以下第1図ないし第7図に関連して具体的に説明
する。
如く、2台のコンプレツサ即ち#1および#2コ
ンプレツサ11,12によつて駆動されている。
そして、当該#1、#2コンプレツサ11,12
は前述した如く往復動振動モータ(第8図図示)
を駆動源として冷媒を圧縮して図示省略したエバ
ポレータに送出するものである。また上記#1、
#2コンプレツサ11,12は第2図に図示され
ている如く、冷却装置のキヤビネツト16に設置
されているため、該#1、#2コンプレツサ1
1,12の振動が上記キヤビネツト16に伝達さ
れて冷却装置全体に非所望な振動を与えることに
なる。本考案の冷却装置においては、第1図に関
連して後述する如く、上記#1、#2コンプレツ
サ11,12の駆動源である往復動振動モータに
対して逆位相の電流を供給することによつて上記
#1、#2コンプレツサ11,12の振動にもと
づく上記キヤビネツト16の振動は軽減される。
以下第1図ないし第7図に関連して具体的に説明
する。
第1図において#1コンプレツサ11における
振動コイル6−11および#2コンプレツサ12
における振動コイル6−12は、電源トランス1
3および14を介して交流電源15からの交流電
流が供給されている。本考案においては、上記電
源トランス13,14と振動コイル6−11,6
−12との接続を図示されているような逆位相接
続(振動コイル6−11および6−12に対して
逆位相の電流が供給される接続態様)となるよう
にしている。従つて、上記振動コイル6−11と
振動コイル6−12とに流れる電流は180度の位
相差を有している。そのため、例えば#1コンプ
レツサ11の振動系が上死位置にあるとき、#2
コンプレツサ12の振動系は下死位置にある。そ
れから、時間が1/2周期経過した時点においては、
上記#1コンプレツサ11の振動系は下死位置に
達すると共に上記#2コンプレツサ12の振動系
は上死位置に達することになる。即ち上記#1お
よび#2コンプレツサ11,12の振動系の振動
態様は互いに逆方向の振動となるため、夫々の振
動モーメントが相殺されて上記キヤビネツト16
に発生する振動が大幅に軽減されることになる。
振動コイル6−11および#2コンプレツサ12
における振動コイル6−12は、電源トランス1
3および14を介して交流電源15からの交流電
流が供給されている。本考案においては、上記電
源トランス13,14と振動コイル6−11,6
−12との接続を図示されているような逆位相接
続(振動コイル6−11および6−12に対して
逆位相の電流が供給される接続態様)となるよう
にしている。従つて、上記振動コイル6−11と
振動コイル6−12とに流れる電流は180度の位
相差を有している。そのため、例えば#1コンプ
レツサ11の振動系が上死位置にあるとき、#2
コンプレツサ12の振動系は下死位置にある。そ
れから、時間が1/2周期経過した時点においては、
上記#1コンプレツサ11の振動系は下死位置に
達すると共に上記#2コンプレツサ12の振動系
は上死位置に達することになる。即ち上記#1お
よび#2コンプレツサ11,12の振動系の振動
態様は互いに逆方向の振動となるため、夫々の振
動モーメントが相殺されて上記キヤビネツト16
に発生する振動が大幅に軽減されることになる。
以上説明した本考案における振動軽減が如何に
大幅なものであるかは、本願考案者が行つた実験
結果(第3図ないし第7図図示)によつても明ら
かである。なお、当該実験結果は第2図に図示さ
れている如く、上記#1および#2コンプレツサ
11,12およびキヤビネツト16に振動検出用
ピツクアツプ17−1,17−2および17−3
を取付けて得られた振動に関する測定結果であ
る。また、第3図ないし第6図におけるAは振動
検出用ピツクアツプ17−1、Bは振動検出用ピ
ツクアツプ17−2、Cは振動検出用ピツクアツ
プ17−3によつて得られた測定結果を夫々示し
ている。更に、第7図は#1コンプレツサ11の
みを運転したときの上記振動検出用ピツクアツプ
17−3によつて得られた測定結果であつて、第
7図Aは重力加速度に関するもの、第7図Bは振
幅に関するものを示している。なお、第3図ない
し第7図において、第3図ないし第6図における
夫々のCおよび第7図A,Bは第3図ないし第6
図における夫々のA,Bと同一のスケール表示で
はなく、拡大して表示されているものである。
大幅なものであるかは、本願考案者が行つた実験
結果(第3図ないし第7図図示)によつても明ら
かである。なお、当該実験結果は第2図に図示さ
れている如く、上記#1および#2コンプレツサ
11,12およびキヤビネツト16に振動検出用
ピツクアツプ17−1,17−2および17−3
を取付けて得られた振動に関する測定結果であ
る。また、第3図ないし第6図におけるAは振動
検出用ピツクアツプ17−1、Bは振動検出用ピ
ツクアツプ17−2、Cは振動検出用ピツクアツ
プ17−3によつて得られた測定結果を夫々示し
ている。更に、第7図は#1コンプレツサ11の
みを運転したときの上記振動検出用ピツクアツプ
17−3によつて得られた測定結果であつて、第
7図Aは重力加速度に関するもの、第7図Bは振
幅に関するものを示している。なお、第3図ない
し第7図において、第3図ないし第6図における
夫々のCおよび第7図A,Bは第3図ないし第6
図における夫々のA,Bと同一のスケール表示で
はなく、拡大して表示されているものである。
第3図は本考案に係る振動における重力加速度
に関する測定結果を示しており、第4図は#1お
よび#2コンプレツサ11,12に対して同相の
電流を供給した場合に発生する振動における重力
加速度に関する測定結果が示されている。第3図
C図示の本考案における重力加速度は
MAX0.053Gであり、第4図図示の場合と比較し
ても明らかなように、また第7図図示の場合と比
較しても明らかなように、本考案における重力加
速度は大幅に軽減されている。
に関する測定結果を示しており、第4図は#1お
よび#2コンプレツサ11,12に対して同相の
電流を供給した場合に発生する振動における重力
加速度に関する測定結果が示されている。第3図
C図示の本考案における重力加速度は
MAX0.053Gであり、第4図図示の場合と比較し
ても明らかなように、また第7図図示の場合と比
較しても明らかなように、本考案における重力加
速度は大幅に軽減されている。
更に、第5図は本考案に係る振動の振幅に関す
る測定結果を示しており、第6図は#1および
#2コンプレツサ11,12に対して同相の電流
を供給した場合に発生する振動の振幅に関する測
定結果が示されている。第5図C図示の本考案に
おける振動の振幅はMAX0.0023mmであり、第6
図図示の場合および第7図図示の場合と比較して
明らかなように、本考案における振動の振幅は大
幅に軽減されている。
る測定結果を示しており、第6図は#1および
#2コンプレツサ11,12に対して同相の電流
を供給した場合に発生する振動の振幅に関する測
定結果が示されている。第5図C図示の本考案に
おける振動の振幅はMAX0.0023mmであり、第6
図図示の場合および第7図図示の場合と比較して
明らかなように、本考案における振動の振幅は大
幅に軽減されている。
(考案の効果)
以上説明した如く、本考案によれば、2台のコ
ンプレツサの夫々の往復動振動モータに対して逆
位相の電流を供給することによつて、電気的な駆
動周波数と可動部の機械的な共振周波数とが実質
的に等しいように選定されてなる2台のコンプレ
ツサから生じる振動が互いに相殺されて冷却装置
の振動を大幅に軽減することができる。
ンプレツサの夫々の往復動振動モータに対して逆
位相の電流を供給することによつて、電気的な駆
動周波数と可動部の機械的な共振周波数とが実質
的に等しいように選定されてなる2台のコンプレ
ツサから生じる振動が互いに相殺されて冷却装置
の振動を大幅に軽減することができる。
第1図は本考案の冷却装置における2台のコン
プレツサに対する給電態様の一実施例を説明する
ための説明図、第2図は本考案における振動測定
に関する実験の実施説明図、第3図ないし第7図
は第2図図示実施説明図にもとづいて行われた振
動測定結果、第8図は冷却装置に用いられる往復
動振動モータを駆動源とするコンプレツサの従来
例における往復動振動モータを説明するための部
分断面図を示す。 図中、6−11および6−12は振動コイル、
11および12はコンプレツサ、13および14
は電源トランス、15は交流電源、16はキヤビ
ネツト、17−1ないし17−3は振動検出用ピ
ツクアツプを夫々表している。
プレツサに対する給電態様の一実施例を説明する
ための説明図、第2図は本考案における振動測定
に関する実験の実施説明図、第3図ないし第7図
は第2図図示実施説明図にもとづいて行われた振
動測定結果、第8図は冷却装置に用いられる往復
動振動モータを駆動源とするコンプレツサの従来
例における往復動振動モータを説明するための部
分断面図を示す。 図中、6−11および6−12は振動コイル、
11および12はコンプレツサ、13および14
は電源トランス、15は交流電源、16はキヤビ
ネツト、17−1ないし17−3は振動検出用ピ
ツクアツプを夫々表している。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジング内に当該ハウジングの底内面にバネ
によつて弾性的に支えられて収容される往復動振
動モータ本体をそなえ、 当該往復動振動モータ本体が、 壺型に形成されている外部鉄心と、 当該外部鉄心の内部中央に同心状に配置されて
磁気回路を形成する内部鉄心と、 上記外部鉄心と上記内部鉄心との間に環状に形
成されている磁気間隙と、 当該磁気間隙に対して磁界を発生せしめる永久
磁石と、 上記磁気間隙内に配置されかつ往復動可能に配
置されている環状に形成された振動コイルと、 当該振動コイルを支持するコイル支持体と、 当該コイル支持体によつて上記振動コイルが連
結されるコンプレツサ・ピストン軸と、 上記振動コイルならびに上記コンプレツサ・ピ
ストン軸を含む可動部を上記振動コイルの振動方
向に対して対抗するように振動可能に支持する共
振バネとを有し、 上記振動コイルに対して交番電流が供給されて
当該振動コイルを当該交番電流の振動周波数に対
応せしめて振動せしめ、 かつ上記共振バネによる上記可動部の機械的共
振周波数が上記交番電流の振動周波数と実質的に
等しく選定されてなる 往復動振動モータを駆動源として内蔵し、 当該往復動振動モータによつてコンプレツサを
駆動する冷却装置において、 上記往復動振動モータを駆動源とする2台のコ
ンプレツサが単一の冷却装置キヤビネツト内に収
容されて協同して動作するよう構成すると共に、 上記個々の往復動振動モータ内の上記振動コイ
ルに対して、上記単一の冷却装置キヤビネツト外
の交番電源から電源トランスを介して交番電流が
供給されるよう構成され 上記2つの往復動振動モータの夫々の振動コイ
ルに対して、一方の振動コイルの端子が上記交番
電源の端子に順に接続され、かつ他方の振動コイ
ルの端子が上記交番電源の端子に交差して接続さ
れてなる ことを特徴とする冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179140U JPH0447582Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179140U JPH0447582Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193777U JPS6193777U (ja) | 1986-06-17 |
JPH0447582Y2 true JPH0447582Y2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=30736703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984179140U Expired JPH0447582Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0447582Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018193365A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | 正徳 三浦 | 溶血抑制冷凍保存方法と生鮮魚冷凍保存方法及び冷凍装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169173U (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-11 | 日本フイ−ダ−工業株式会社 | 往復動型無脈動ポンプ |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP1984179140U patent/JPH0447582Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6193777U (ja) | 1986-06-17 |
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