JP3871811B2 - 動電型ピックアップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動電型ピックアップに係り、詳細には、振動数特性の改善(減衰力の調整)と発電感度の調整をそれぞれ独立に行う動電型ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、振動を測定する振動計は、「振り子」と「ばね」と「減衰器」とで構成されたいわゆるサイズモ系方式のものが多く用いられている。このサイズモ系方式を採用した振動計として、従来より、動電型ピックアップが振動測定に利用されている。動電型ピックアップは、外部電源を必要とせず、出力インピーダンスが低いため外部から電気的雑音をひろうおそれも少なく、感度の低下なしに長いケーブルが使用でき、非常に使いやすい。そのため、振動速度及び振動変位の測定には、ほとんど例外なしに、動電型ピックアップが使用されている。
【0003】
図3は、従来の動電型ピックアップ200の構成を示す縦断面図である。この図3において、動電型ピックアップ200は、下底を有する略円筒状の筒状本体202中に、同図中Cを中心軸として略円柱状のマグネット204が配置され、また、マグネット204の上に外側磁極202aと同程度の高さになるように、Cを中心軸として円柱状の内側磁極203が配置されている。そして、マグネット204、外側磁極202a及び内側磁極203によって磁気回路が構成されている。
【0004】
また、動電型ピックアップ200は、Cを中心軸とする円筒状の発電コイル205が中心軸Cの方向に沿って所定の固有振動数で振動するように支持ばね207,207で支持されている。筒状本体202に対する蓋部としての蓋211には、発電コイル205と減衰調整抵抗210を接続するためのコイル端子208,208が設けられている。そして、前記磁気回路中を発電コイル205が振動することによって誘起される誘導起電力を、コイル端子208,208を介して発電コイル205と結線された減衰調整抵抗210における電圧降下の値によって測定する。すなわち、発電コイル205を「振り子」、支持ばね207を「ばね」、減衰調整抵抗210を「減衰器」とするサイズモ系が構成されている。
【0005】
図3に示すような動電型ピックアップ200では、できるだけ低い不減衰固有振動数のサイズモ系によって、できるだけ低い最低動作振動数を得るために、減衰要素を設置し適正な減衰を加えるのを原則とする。そして、発電コイル205に発生する電磁制動力を減衰要素として利用できることが、他のピックアップにはない動電型ピックアップ200の特徴である。
【0006】
具体的には、動電型ピックアップ200が振動すると、電磁誘導による起電力として、筒状本体202を基準とする発電コイル205の相対速度vに比例した電圧E0 が発電コイル205の両端と接続されたコイル端子208,208間に発生する。このコイル端子208,208間に適正な値を持つ減衰調整抵抗210を直列に接続すると、発電コイル205と減衰調整抵抗210によって構成される減衰調整回路に電流が流れ、この電流により次式(1)で表される減衰力Fが発生する。
【0007】
【数1】
Figure 0003871811
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発電コイル205を制動に利用する場合には、減衰調整抵抗210を調整して所要の減衰を得ることが必要になるが、次式(2)で表すように、減衰調整抵抗210が変化すると、動電型ピックアップ200の出力値E(減衰調整抵抗210における電圧降下の値)も変化してしまうため、ピックアップの感度が変化してしまうこととなる。
【0009】
【数2】
Figure 0003871811
【0010】
そこで、本発明の課題は、減衰要素の調整を行う減衰調整回路と、ピックアップの感度の調整を行う感度調整回路を電気的に分離して、これら2系統の調整回路によってそれぞれの値を独立に調整することが可能な動電型ピックアップを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
外殻を構成する本体内に設けられた環状の外側磁極と内側磁極の間に形成された環状ギャップ中に直流磁界を形成する磁気回路と、
この磁気回路によって前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する発電コイルと、この発電コイルと直列に接続される感度調整抵抗とによって構成される感度調整回路と、
前記磁気回路によって前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する減衰調整コイルと、この減衰調整コイルと直列に接続される減衰調整抵抗とによって構成される減衰調整回路と、
前記発電コイル及び減衰調整コイルを前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する支持部材とを備え、
前記感度調整回路の感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行い、前記減衰調整回路の減衰調整抵抗の値を調整することによって、前記発電コイル及び減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項1記載の発明の動電型ピックアップによれば、磁気回路によって、外殻を構成する本体内に設けられた環状の外側磁極と内側磁極の間に形成された環状ギャップ中に直流磁界を形成し、支持部材によって前記直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持された発電コイルと感度調整抵抗が直列接続されることによって構成される感度調整回路において、感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行う。また、支持部材によって前記直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持された減衰調整コイルと減衰調整抵抗が直列接続されることによって構成される減衰調整回路において、減衰調整抵抗の値を調整することによって、前記発電コイル及び前記減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行う。
【0013】
したがって、動電型ピックアップのサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル及び減衰調整コイルの電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイルと直列接続された感度調整抵抗の両端電圧である動電型ピックアップの出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップによる振動計測の信頼性を向上させることができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、
外殻を構成する本体内に設けられた環状の第1の外側磁極と第1の内側磁極の間に形成された第1の環状ギャップ中に直流磁界を形成する第1の磁気回路と、環状の第2の外側磁極と第2の内側磁極の間に形成された第2の環状ギャップ中に直流磁界を形成する第2の磁気回路とを磁気的に分離した状態で構成し、
前記第1の磁気回路によって前記第1の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する発電コイルと、この発電コイルと直列に接続される感度調整抵抗とによって構成される感度調整回路と、
前記第2の磁気回路によって前記第2の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する減衰調整コイルと、この減衰調整コイルと直列に接続される減衰調整抵抗とによって構成される減衰調整回路と、
前記発電コイルを前記第1の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する第1の支持部材と、
前記減衰調整コイルを前記第2の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する第2の支持部材と、
前記発電コイル及び減衰調整コイルが同一の振動を行うように両コイルを連結する連結部材と、
を備え、前記感度調整回路の感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行い、前記減衰調整回路の減衰調整抵抗の値を調整することによって、前記発電コイル及び前記減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明の動電型ピックアップによれば、第1の磁気回路によって、外殻を構成する本体内に設けられた環状の第1の外側磁極と第1の内側磁極の間に形成された第1の環状ギャップ中に直流磁界を形成し、第1の支持部材によって前記第1の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持された発電コイルと感度調整抵抗が直列接続されることによって構成される感度調整回路において、感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行う。また、第2の支持部材によって前記第2の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持された減衰調整コイルと減衰調整抵抗が直列接続されることによって構成される減衰調整回路において、減衰調整抵抗の値を調整することによって、連結部材によって同一の振動を行うように連結された前記発電コイル及び前記減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行う。
【0016】
したがって、動電型ピックアップのサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル及び減衰調整コイルの電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイルと直列接続されたの両端電圧である動電型ピックアップの出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップによる振動計測の信頼性を向上させることができる。
【0017】
また、感度調整に関する磁気回路は、減衰調整に関する磁気回路と磁気的及び電気的に分離されており、連結部材によって連結され所定の固有振動数で同一の振動を行う発電コイル及び減衰調整コイルの高域での相互誘導による干渉等がないため、振動数に関わらず正確な振動測定を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1及び図2を参照して本発明に係る動電型ピックアップの実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態における動電型ピックアップ1について説明する。
まず構成を説明する。
図1は、動電型ピックアップ1の構成を示す縦断面図である。この図1において、動電型ピックアップ1は、下底を有する略円筒状の筒状本体2中に、同図中Aを中心軸として略円柱状のマグネット4が配置され、また、マグネット4の上面に外側磁極2aと同程度の高さになるように、Aを中心軸として円柱状の内側磁極3が配置されている。そして、マグネット4、外側磁極2a及び内側磁極3によって磁気回路が構成されている。
【0020】
また、動電型ピックアップ1は、Aを中心軸とする円筒状の発電コイル5及び減衰調整コイル6が中心軸Aの方向に沿って所定の固有振動数で振動するように支持ばね7,7で支持されている。筒状本体2に対する蓋部としての蓋11には、発電コイル5と感度調整抵抗9、または減衰調整コイル6と減衰調整抵抗10を接続するためのコイル端子8,8,・・・・が設けられている。そして、発電コイル5はコイル端子8,8を介して、感度調整抵抗9を含む感度調整回路と接続され、減衰調整コイル6は、コイル端子8,8を介して減衰調整抵抗10を含む減衰調整回路と接続されている。
【0021】
筒状本体2は、動電型ピックアップ1の主要部を格納する本体であるとともに、底部上面に当接した状態で固定されたマグネット4によって磁化される磁性体であり、上端部の円周に沿って形成された環状の突部に外側磁極2aを形成している。
【0022】
内側磁極3は、マグネット4の上面にAを中心軸として当接した状態で固定された円柱状の磁性体であり、マグネット4によって磁化されて外側磁極2aと対になる内側の磁極である。
【0023】
マグネット4は、筒状本体2の底部上面にAを中心軸として当接した状態で固定された略円柱状の永久磁石であり、このマグネット4の上面には、内側磁極3が当接した状態で固定されている。
【0024】
これら、筒状本体2、内側磁極3及びマグネット4によって磁気回路が構成され、外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部には、直流磁界が形成されている。
【0025】
発電コイル5は、コイルの巻き線が前記外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部中の磁束に略直交するように、Aを中心軸とする円筒状に形成されたコイルであり、上部及び下部を環状の板ばねからなる一対の支持ばね7,7で支持されているため、中心軸Aの方向に沿って所定の固有振動数で振動することができる。そして、この発電コイル5は、動電型ピックアップ1全体の振動に伴って振動し、巻き線が前記外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部に形成された磁界中を中心軸Aの方向に沿って振動することによって、電磁誘導による起電力を生じる。そして、発電コイル5の巻き線は、コイル端子8,8を介して感度調整抵抗9と直列に接続されて感度調整回路を構成し、感度調整抵抗9の値に応じて前式(1)によって表される減衰力Fと同様の原理による減衰力を生じる。
【0026】
減衰調整コイル6は、発電コイル5と同様に、巻き線が前記外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部中の磁束に略直交するように、Aを中心軸とする円筒状に形成されたコイルであり、上部及び下部を環状の板ばねからなる一対の支持ばね7,7で支持されているため、中心軸Aの方向に沿って所定の固有振動数で振動することができる。そして、この減衰調整コイル6は、動電型ピックアップ1全体の振動に伴って振動し、巻き線が前記外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部に形成された磁界中を中心軸Aの方向に沿って振動することによって、電磁誘導による起電力を生じる。そして、減衰調整コイル6の巻き線は、コイル端子8,8を介して減衰調整抵抗10と直列に接続されて減衰調整回路を構成し、減衰調整抵抗10の値に応じて前式(1)によって表される減衰力Fと同様の原理による減衰力を生じる。
【0027】
次に上述したような構成の動電型ピックアップ1の作用を説明する。
動電型ピックアップ1を設置した被試験体が振動すると、動電型ピックアップ1の筒状本体2が振動し、支持ばね7,7で筒状本体2に支持されている発電コイル5及び減衰調整コイル6は、筒状本体2の振動とは独立に中心軸Aに沿った方向に、筒状本体2を基準とした相対座標系において振動する。この発電コイル5及び減衰調整コイル6の振動する外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部には、外側磁極2a、内側磁極3及びマグネット4で構成される磁気回路によって磁界が形成されており、発電コイル5及び減衰調整コイル6の巻き線(導体)が磁界中を運動することによって、巻き線には筒状本体2を基準とする相対運動速度に比例した起電力が発生する。
【0028】
発電コイル5の巻き線は、感度調整抵抗9と直列接続されることにより感度調整回路を構成している。発電コイル5の抵抗値をRC5、発電コイル5の端子間電圧をE05、発電コイル5のコイル有効長さをl5 、感度調整抵抗9の抵抗値をR9 とすると、動電型ピックアップ1の出力値Eは次式(3)で表され、発電コイル5の電磁制動力による減衰力F5 は次式(4)で表される。
【0029】
【数3】
Figure 0003871811
【0030】
【数4】
Figure 0003871811
【0031】
なお、Bは外側磁極2aと内側磁極3の相互間の環状ギャップ部の磁束密度、vは筒状本体2を基準とした発電コイル5及び減衰調整コイル6の相対速度である。
【0032】
同様に、減衰調整コイル6の巻き線は、減衰調整抵抗10と直列接続されることにより減衰調整回路を構成している。減衰調整コイル6の抵抗値をRC6、減衰調整コイル6のコイル有効長さをl6 、減衰調整抵抗10の抵抗値をR10とすると、減衰調整コイル6の電磁制動力による減衰力F6 は次式(5)で表される。
【0033】
【数5】
Figure 0003871811
【0034】
動電型ピックアップ1全体のサイズモ系に対する制動力Fを所定の値に調整する際、減衰調整抵抗10の抵抗値R10を変化させることによって、減衰調整抵抗10の両端電圧も変化することとなるが、減衰調整抵抗10の両端電圧値は動電型ピックアップ1の出力値となる値ではないので、動電型ピックアップ1による振動測定には影響しない。一方、動電型ピックアップ1による振動測定において、動電型ピックアップ1の出力値Eとなる感度調整抵抗9の両端電圧のレベルを所定レベルに固定することができるため、動電型ピックアップ1の感度を変化させてしまうことがない。
【0035】
以上説明したように、本第1の実施の形態における動電型ピックアップ1によれば、外側磁極2a、内側磁極3及びマグネット4によって形成される磁気回路の環状ギャップ部に、支持ばね7,7によって支持される発電コイル5及び減衰調整コイル6を配置し、発電コイル5と感度調整抵抗9を直列接続することによって感度調整回路を構成し、減衰調整コイル6と減衰調整抵抗10を直列接続することによって減衰調整回路を構成して、両回路を電気的に分離した。そして、感度調整抵抗9の値を調整することによって、動電型ピックアップ1の感度(出力レベル)を調整し、また、減衰調整抵抗10の値を調整することによって、発電コイル5及び減衰調整コイル6の振動に対する減衰力を調整するというように、感度調整と減衰調整を独立して行うことができることとした。
【0036】
したがって、動電型ピックアップ1のサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル5及び減衰調整コイル6の電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイル5と直列接続された感度調整抵抗9の両端電圧である動電型ピックアップ1の出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップ1による振動計測の信頼性を向上させることができる。
【0037】
なお、上記第1の実施の形態における動電型ピックアップ1を説明する図1においては、発電コイル5の外側に減衰調整コイル6を設けたが、内側に設けてもよい。その他、形状、部材等については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、筒状本体2、マグネット4、内側磁極3等は、水平断面が円形となる形状が好ましいが、水平断面が正方形となる形状等の他の形状であってもかまわない。
【0038】
(第2の実施の形態)
図2を参照して、本発明の第2の実施の形態における動電型ピックアップ100について説明する。前記第1の実施の形態における動電型ピックアップ1では、固有振動数で振動する発電コイル5及び減衰調整コイル6の高域での相互誘導を無視できる範囲において減衰力調整に有効な構成を説明した。本第2の実施の形態においては、高域においても減衰力調整に有効である構成の動電型ピックアップ100について説明する。
【0039】
まず構成を説明する。
図2は、動電型ピックアップ100の構成を示す縦断面図である。この図2において、動電型ピックアップ100は、同図中Hを対称軸として略線対称の構成となっている。
【0040】
対称軸Hの上側は、動電型ピックアップ100の感度調整に関わる部分であり、中底を有する略円筒状の筒状本体102の中底上面に、同図中Bを中心軸として略円柱状のマグネット104が配置され、また、マグネット104の上面に外側磁極102aと同程度の高さになるように、Bを中心軸として円柱状の内側磁極103が配置されている。そして、マグネット104、外側磁極102a及び内側磁極103によって磁気回路が構成されている。
【0041】
また、この動電型ピックアップ100の対称軸Hの上側部分は、Bを中心軸とする円筒状の発電コイル105が中心軸Bの方向に沿って所定の固有振動数で振動するように支持ばね107,107で支持されている。筒状本体102に対する上側の蓋部としての上蓋121には、発電コイル105と感度調整抵抗109を接続するためのコイル端子108,108が設けられている。そして、発電コイル105はコイル端子108,108を介して、感度調整抵抗109を含む感度調整回路と接続されている。
【0042】
対称軸Hの下側は、動電型ピックアップ100の減衰調整に関わる部分であり、中底を有する略円筒状の筒状本体102の中底下面に、同図中Bを中心軸として略円柱状のマグネット114が配置され、また、マグネット114の下面に外側磁極102bと同程度の高さになるように、Bを中心軸として円柱状の内側磁極113が配置されている。そして、マグネット114、外側磁極102b及び内側磁極113によって磁気回路が構成されている。
【0043】
また、この動電型ピックアップ100の対称軸Hの下側部分は、Bを中心軸とする円筒状の減衰調整コイル116が中心軸Bの方向に沿って所定の固有振動数で振動するように支持ばね117,117で支持されている。筒状本体102に対する下側の蓋部としての下蓋122には、減衰調整コイル116と減衰調整抵抗110を接続するためのコイル端子118,118が設けられている。そして、減衰調整コイル116はコイル端子118,118を介して、減衰調整抵抗110を含む減衰調整回路と接続されている。
【0044】
そして、発電コイル105と減衰調整コイル116は、支持ばね107及び支持ばね117によって支持されるコイル連結部材120によって連結され、同一の固有振動数で振動する構成となっている。
【0045】
筒状本体102は、動電型ピックアップ100の主要部を格納する本体であるとともに、磁性体であるため中底上面に当接した状態で固定されたマグネット104によって磁化されて、上端部の円周に沿って形成された環状の突部に外側磁極102aを形成し、また、中底下面に当接した状態で固定されたマグネット114によって磁化されて、下端部の円周に沿って形成された環状の突部に外側磁極102bを形成している。また、筒状本体102の中底には、Bを中心軸としてコイル連結部材120を貫通させるための孔が設けられている。
【0046】
内側磁極103は、マグネット104の上面にBを中心軸として当接した状態で固定された略円柱状の磁性体であり、マグネット104によって磁化されて外側磁極102aと対になる内側の磁極である。同様に、内側磁極113は、マグネット114の下面にBを中心軸として当接した状態で固定された略円柱状の磁性体であり、マグネット114によって磁化されて外側磁極102bと対になる内側の磁極である。また、内側磁極103及び内側磁極113には、筒状本体102の中底と同様に、Bを中心軸としてコイル連結部材120を貫通させるための孔が設けられている。
【0047】
マグネット104は、筒状本体102の中底上面にBを中心軸として当接した状態で固定された円柱状の永久磁石であり、このマグネット104の上面には、内側磁極103が当接した状態で固定されている。同様に、マグネット114は、筒状本体102の中底下面にBを中心軸として当接した状態で固定された円柱状の永久磁石であり、このマグネット114の下面には、内側磁極113が当接した状態で固定されている。また、マグネット104及びマグネット114には、筒状本体102の中底、内側磁極103及び内側磁極113と同様に、Bを中心軸としてコイル連結部材120を貫通させるための孔が設けられている。
【0048】
これら、筒状本体102、内側磁極103、マグネット104、内側磁極113及びマグネット114によって磁気回路が構成され、外側磁極102aと内側磁極103の相互間の環状ギャップ部、及び外側磁極102bと内側磁極113の相互間の環状ギャップ部には、直流磁界が形成されている。また、内側磁極103、マグネット104、筒状本体102の中底、マグネット114及び内側磁極113に設けられた孔には、発電コイル105及び減衰調整コイル116の振動によってコイル連結部材120が上下に振動可能であるように、摩擦係数を低くするための処理がなされている。または、孔の内径がコイル連結部材120の外形よりも大きくなっている(図2参照)。
【0049】
発電コイル105は、コイルの巻き線が前記外側磁極102aと内側磁極103の相互間の環状ギャップ部中の磁束に略直交するように、Bを中心軸とする円筒状に形成されたコイルであり、上部及び下部を環状の板ばねからなる一対の支持ばね107,107で支持されているため、中心軸Bの方向に沿って所定の固有振動数で振動することができる。そして、この発電コイル105は、動電型ピックアップ100全体の振動に伴って振動し、巻き線が前記外側磁極102aと内側磁極103の相互間の環状ギャップ部に形成された磁界中を中心軸Bの方向に沿って振動することによって、電磁誘導による起電力を生じる。そして、発電コイル105の巻き線は、コイル端子108,108を介して感度調整抵抗109と直列に接続されて感度調整回路を構成し、感度調整抵抗109の値に応じて前式(1)によって表される減衰力Fと同様の原理による減衰力を生じる。
【0050】
減衰調整コイル116は、コイルの巻き線が前記外側磁極102bと内側磁極113の相互間の環状ギャップ部中の磁束に略直交するように、Bを中心軸とする円筒状に形成されたコイルであり、上部及び下部を環状の板ばねからなる一対の117,117で支持されているため、中心軸Bの方向に沿って所定の固有振動数で振動することができる。そして、この減衰調整コイル116は、動電型ピックアップ100全体の振動に伴って振動し、巻き線が前記外側磁極102bと内側磁極113の相互間の環状ギャップ部に形成された磁界中を中心軸Bの方向に沿って所定の固有振動数で振動することによって、電磁誘導による起電力を生じる。そして、減衰調整コイル116の巻き線は、コイル端子118,118を介して減衰調整抵抗110と直列に接続されて減衰調整回路を構成し、減衰調整抵抗110の値に応じて前式(1)によって表される減衰力Fと同様の原理による減衰力を生じる。
【0051】
次に上述したような構成の動電型ピックアップ100の作用を説明する。
動電型ピックアップ100を設置した被試験体が振動すると、動電型ピックアップ100の筒状本体102が振動し、支持ばね107,107で筒状本体102に支持されている発電コイル105、及び支持ばね117,117で筒状本体102に支持されている減衰調整コイル116は、中心軸Bに沿った方向に、筒状本体102を基準とした相対座標系において振動する。この際、発電コイル105と減衰調整コイル116は、コイル連結部材120によって連結されているため、同一の振動を行う。発電コイル105の振動する外側磁極102aと内側磁極103の相互間の環状ギャップ部には、外側磁極102a、内側磁極103及びマグネット104で構成される磁気回路によって磁界が形成されており、発電コイル5の巻き線(導体)が磁界中を運動することによって、巻き線には筒状本体102を基準とする相対運動速度に比例した起電力が発生する。同様に、減衰調整コイル116の巻き線にも筒状本体102を基準とする相対速度に比例した起電力が発生する。
【0052】
発電コイル105の巻き線は、感度調整抵抗109と直列接続されることにより感度調整回路を構成している。発電コイル105の抵抗値をRC5、発電コイル105の端子間電圧をE05、発電コイル105のコイル有効長さをl5 、感度調整抵抗109の抵抗値をR9 とすると、上記第1の実施の形態における動電型ピックアップ1の場合と同様に、動電型ピックアップ100の出力値Eは前式(3)で表され、発電コイル105の電磁制動力による減衰力F5 は次式(6)で表される。
【0053】
【数6】
Figure 0003871811
【0054】
なお、Ba は外側磁極102aと内側磁極103の相互間の環状ギャップ部の磁束密度、vは筒状本体102を基準とした発電コイル105の相対速度である。
【0055】
同様に、減衰調整コイル116の巻き線は、減衰調整抵抗110と直列接続されることにより減衰調整回路を構成している。減衰調整コイル116の抵抗値をRC6、減衰調整コイル116のコイル有効長さをl6 、減衰調整抵抗110の抵抗値をR10とすると、減衰調整コイル116の電磁制動力による減衰力F6 は次式(7)で表される。
【0056】
【数7】
Figure 0003871811
【0057】
なお、Bb は外側磁極102bと内側磁極113の相互間の環状ギャップ部の磁束密度であり、vは筒状本体102を基準とした減衰調整コイル116の相対速度であり、このvは筒状本体102を基準とした発電コイル105の相対速度と同一である。
【0058】
動電型ピックアップ100全体のサイズモ系に対する制動力Fを所定の値に調整する際、減衰調整抵抗110の抵抗値R10を変化させることによって、減衰調整抵抗110の両端電圧も変化することとなるが、減衰調整抵抗110の両端電圧値は動電型ピックアップ100の出力値となる値ではないので、動電型ピックアップ100による振動測定には影響しない。一方、動電型ピックアップ100による振動測定において、動電型ピックアップ100の出力値Eとなる感度調整抵抗109の両端電圧のレベルを所定レベルに固定することができるため、動電型ピックアップ100の感度を変化させてしまうことがない。
【0059】
また、対称軸H上側の、外側磁極102a、内側磁極103及びマグネット104によって構成される感度調整に関する磁気回路は、対称軸H下側の、外側磁極102b、内側磁極113及びマグネット114によって構成される減衰調整に関する磁気回路と、磁気的及び電気的に分離されており、コイル連結部材120によって連結され所定の固有振動数で同一の振動を行う発電コイル105及び減衰調整コイル116の高域での相互誘導による干渉等がない。
【0060】
以上説明したように、本第2の実施の形態における動電型ピックアップ100によれば、対称軸Hの上側には感度調整に関する磁気回路及び電気回路を構成し、対称軸Hの下側には減衰調整に関する磁気回路及び電気回路を構成して、両回路を電気的及び磁気的に分離した。すなわち、外側磁極102a、内側磁極103及びマグネット104によって形成される磁気回路の環状ギャップ部に、支持ばね107,107によって支持される発電コイル105を配置し、発電コイル105と感度調整抵抗109を直列接続することによって感度調整回路を構成し、外側磁極102b、内側磁極113及びマグネット114によって形成される磁気回路の環状ギャップ部に、支持ばね117,117によって支持される減衰調整コイル116を配置し、減衰調整コイル116と減衰調整抵抗110を直列接続することによって減衰調整回路を構成した。更に、発電コイル105と減衰調整コイル116が同一の振動を行うように、コイル連結部材120によって両コイルを連結した。そして、感度調整抵抗109の値を調整することによって、動電型ピックアップ100の感度(出力レベル)を調整し、また、減衰調整抵抗110の値を調整することによって、発電コイル105及び減衰調整コイル116の振動に対する減衰力を調整するというように、感度調整と減衰調整を独立して行うことができることとした。
【0061】
したがって、動電型ピックアップ100のサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル105及び減衰調整コイル116の電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイル105と直列接続された109の両端電圧である動電型ピックアップ100の出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップ100による振動計測の信頼性を向上させることができる。
【0062】
また、対称軸H上側の、外側磁極102a、内側磁極103及びマグネット104によって構成される感度調整に関する磁気回路は、対称軸H下側の、外側磁極102b、内側磁極113及びマグネット114によって構成される減衰調整に関する磁気回路と、磁気的及び電気的に分離されており、コイル連結部材120によって連結され所定の固有振動数で同一の振動を行う発電コイル105及び減衰調整コイル116の高域での相互誘導による干渉等がないため、振動数に関わらず正確な振動測定を行うことができる。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、動電型ピックアップのサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル及び減衰調整コイルの電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイルと直列接続された感度調整抵抗の両端電圧である動電型ピックアップの出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップによる振動計測の信頼性を向上させることができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、動電型ピックアップのサイズモ系における振り子の役割を果たす発電コイル及び減衰調整コイルの電磁制動力による減衰力の調整を行っても、発電コイルと直列接続されたの両端電圧である動電型ピックアップの出力値のレベルは影響を受けることなく、それぞれ独立に調整することができるため、動電型ピックアップによる振動計測の信頼性を向上させることができる。
また、感度調整に関する磁気回路は、減衰調整に関する磁気回路と磁気的及び電気的に分離されており、連結部材によって連結され所定の固有振動数で同一の振動を行う発電コイル及び減衰調整コイルの高域での相互誘導による干渉等がないため、振動数に関わらず正確な振動測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における動電型ピックアップ1の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における動電型ピックアップ100の構成を示す縦断面図である。
【図3】従来の動電型ピックアップ200の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 動電型ピックアップ
2 筒状本体
2a 外側磁極
3 内側磁極
4 マグネット
5 発電コイル
6 減衰調整コイル
7 支持ばね
8 コイル端子
9 感度調整抵抗
10 減衰調整抵抗
100 動電型ピックアップ
102 筒状本体
102a 外側磁極
102b 外側磁極
103 内側磁極
104 マグネット
105 発電コイル
107 支持ばね
108 コイル端子
109 感度調整抵抗
110 減衰調整抵抗
113 内側磁極
114 マグネット
116 減衰調整コイル
117 支持ばね
118 コイル端子
120 コイル連結部材

Claims (2)

  1. 外殻を構成する本体内に設けられた環状の外側磁極と内側磁極の間に形成された環状ギャップ中に直流磁界を形成する磁気回路と、
    この磁気回路によって前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する発電コイルと、この発電コイルと直列に接続される感度調整抵抗とによって構成される感度調整回路と、
    前記磁気回路によって前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する減衰調整コイルと、この減衰調整コイルと直列に接続される減衰調整抵抗とによって構成される減衰調整回路と、
    前記発電コイル及び減衰調整コイルを前記環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する支持部材とを備え、
    前記感度調整回路の感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行い、前記減衰調整回路の減衰調整抵抗の値を調整することによって、前記発電コイル及び減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行うことを特徴とする動電型ピックアップ。
  2. 外殻を構成する本体内に設けられた環状の第1の外側磁極と第1の内側磁極の間に形成された第1の環状ギャップ中に直流磁界を形成する第1の磁気回路と、環状の第2の外側磁極と第2の内側磁極の間に形成された第2の環状ギャップ中に直流磁界を形成する第2の磁気回路とを磁気的に分離した状態で構成し、
    前記第1の磁気回路によって前記第1の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する発電コイルと、この発電コイルと直列に接続される感度調整抵抗とによって構成される感度調整回路と、
    前記第2の磁気回路によって前記第2の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を振動することによって起電力を発生する減衰調整コイルと、この減衰調整コイルと直列に接続される減衰調整抵抗とによって構成される減衰調整回路と、
    前記発電コイルを前記第1の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する第1の支持部材と、
    前記減衰調整コイルを前記第2の環状ギャップ中に形成された直流磁界中を固有振動数で所定方向に振動可能に支持する第2の支持部材と、
    前記発電コイル及び前記減衰調整コイルが同一の振動を行うように両コイルを連結する連結部材と、
    を備え、前記感度調整回路の感度調整抵抗の値を調整することによって、前記本体の振動状態を表す出力値の出力レベルの調整を行い、前記減衰調整回路の減衰調整抵抗の値を調整することによって、前記発電コイル及び前記減衰調整コイルの振動に対する減衰力の調整を行うことを特徴とする動電型ピックアップ。
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