JPH0447336Y2 - - Google Patents

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JPH0447336Y2
JPH0447336Y2 JP1985057386U JP5738685U JPH0447336Y2 JP H0447336 Y2 JPH0447336 Y2 JP H0447336Y2 JP 1985057386 U JP1985057386 U JP 1985057386U JP 5738685 U JP5738685 U JP 5738685U JP H0447336 Y2 JPH0447336 Y2 JP H0447336Y2
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JP
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safe deposit
door
deposit box
housing
openings
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JP1985057386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は耐火性の金庫室がない場所であつても、
耐火性のある貸金庫として使用できる貸金庫装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、貸金庫は耐火性、防盗性をもたせて形成し
た金庫室内に、防盗機能等を付与した複数の貸金
庫を列設して形成されている。従つて、各貸金庫
自体には耐火性の機能はないのが通例である。
〔従来技術の問題点〕
このため、銀行等の金融機関における店舗内に
貸金庫を設置するためには、耐火性の金庫室が既
に設けられていることが不可欠である。
従つて、金庫室がない店舗に、後から貸金庫設
備を設けることは事実上不可能であつたり、店舗
内の大幅な改造が必要である等の問題がある。
しかし乍ら、昨今では金庫室が設けられていな
い小規模店舗に於ても貸金庫の需要があることが
多くなつたが、従来技術により貸金庫設備を後か
ら店舗内に設置するには手間、コストがかかり過
ぎるといつた問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述のような貸金庫の現状に鑑み、耐
火性、防盗性等のある金庫室が設けられていない
場所であつても、耐火性、防盗性等の機能を持つ
貸金庫を省スペース的に設けることのできる貸金
庫装置を提供することを目的としてなされたもの
で、その構成は、耐火性を有する壁面体を接合固
着して前面を開口部に形成した筺体状の2個以上
を、その開口部の向きを互違いにして横列接合
し、前後両面に互違いに開口部を有する貸金庫収
装体に組立てると共に、組立てられた前記収装体
を室空間を前後で2分する態様で当該室空間内に
設置し、当該収装体の内部に複数の貸金庫を列状
に収容する一方、前記収装体の上記各開口部の前
面の上、下部辺及び左、右側部辺に沿つて段部又
は凹部から成る案内部及び係合部を形成し、これ
ら開口部の前面に、前記案内部と係合部に凹凸関
係で噛合する嵌合辺と係合辺を上、下と左、右に
有すると共に耐火性を有する扉体を、他方の筺状
体の背面側にスライドさせて開扉するように吊下
げた状態で装着したことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
貸金庫収装体は、その扉体が閉ぢられ施錠され
ると当該収装体の全面が耐火性、防盗性のある壁
面体及び扉体で囲まれているので、外部から耐火
性、防盗性をもつて遮蔽される。
また、上記収装体は2以上の筺状体をその開口
部が前、後面に互違いになるように横列して形成
して形成されているので、各開口部に設けられる
扉体を隣合う筺状体の背面側にスライドして開扉
するようにできる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図乃至第4図に於て、1は内部に発泡コン
クリート等の耐火材を充填し外側全面を鋼板で覆
うことにより、耐火性と耐衝撃性等による防盗性
を持たせた壁面体による背面板、2は同様の上面
板、3は同じく下面板、4は同じく側面板であ
る。
尚、上記壁面体の内部に填装される耐火材等と
しては、上記発泡コンクリートのほか、コンクリ
ート、鋼板、エキスパンドメタル等がある。
上記各面板1〜4は、これらを接合か着して前
面を開口したキヤビネツト状の筺状体Cに形成さ
れる。
ここでは、各面板1〜4は接合固着のために接
合される際、対応する各辺の断面が雌雄の関係に
たつ段部乃至は凹凸部等による接合部1a〜4a
に形成してある。従つて、接合部1a〜4aは相
互に当接嵌合され、溶接等により接合固着されて
筺状体Cに構成される。
実施例では上記筺状体Cの2個以上を、その開
口部の向きを互違い(前後)にして横列接合する
ことにより貸金庫収装体Sを形成したが、この収
装体Sは次のように形成してもよい。
例えば、上、下面板2,3及び外側の側面板4
により横長の筺枠体(図示せず)を形成すると共
に、この筺枠体の内部を別の側面板4で例えば左
右の2室に仕切り、仕切られた各室に、開口側が
互違いの前後位置となるように背面板1を設け、
貸金庫収装体Sを形成するのである。
2b,3bは、一の筺状体Cに於て、上記上面
板2及び下面板3の前端側(開口部側)に段部や
凹部により形成した扉5の案内部で、後述する扉
5のスライド動作をガイドすると共に、扉5の対
応する凹凸部乃至は段部による嵌合辺5aと組合
されて、煙返部を形成する。
而して、扉5はその上、下辺が上記案内部2
b,3bに対応した断面形状の嵌合辺5aに形成
されると共に、両側辺の断面を段部や凹部による
係合辺5bに形成し、且つ、正面からみた大きさ
が一の筺状体Cの開口部を覆うことができる大き
さに形成してある。ここで、扉5にも前記壁面体
と同様の構成による耐火性と防盗性が付与されて
いる。
尚、一の筺状体Cに於て、側面板4の前端辺の
断面は扉5の係合辺5bに対応した形状の段部や
凹部による係合部4bに形成してあり、閉扉時、
扉を係合部4bと係合し、煙返部や戸当り等とし
て機能する。
而して、この実施例では、上記のように構成し
た筺状体Cの2個を、その開口部の向きを相互に
逆にして横列接合し貸金庫収装体Sに形成してい
るが、2個の筺状体の横列接合に際しては、一方
の筺状体Cの開口面と他方の筺状体Cの背面板1
の外面とがほぼ同面となるように整える。即ち、
一方の筺状体Cの扉5を開扉したとき、その扉5
が他方の筺状体Cの背面板1の外面に重合される
ようにするのである(第3図参照)。
このため、夫々の筺状体Cにおいて、背面板1
の外面の下側辺には、それぞれ他方の筺状体Cに
おいて下面板3の前端辺に形成した案内部3bと
同じ断面形状の案内部31bが前記案内部3bに
連続一体化するように設けてある。
一方、上記の扉5は、この実施例では、いわゆ
る吊戸形式で支持されているので、次にこの部の
構成について述べる。
6は一方の筺状体Cの上面板2の上面前端部か
ら横列された他方の筺状体Cの上面板2の上面後
端部までにかけて、貸金庫収装体Sの前後両面に
設けた梁状をなす扉支持部材、61は該支持部材
6の前面に架設した案内レール、51は上記各扉
5の上面に設けた車輪で、前記レール61に支持
案内されることにより、扉5を吊下して支持し、
そのスライド動作をガイドする。6aは上記案内
部材に取付け、扉5の上面の車輪51等をカバー
する笠木である。尚、扉の開閉動作はモータ等の
回転力により行うようにすることもできる。この
ようにすると、扉の開閉動作のいわゆるリモート
コントロール操作が可能になる。
図中、5cは扉のハンドル、5dは錠、41b
は両外側に位置する側面板4に於て、開けられた
扉5の戸当りとして形成された戸当り部である。
以上のように構成される収装体Sに、夫々に防
盗機能が付与された貸金庫7を密集的に列設し、
本考案貸金庫装置の一例を構成する。8は、本考
案貸金庫装置の載置ベースである。
〔効果〕
上記の貸金庫装置は、一の貸金庫装体Sに、開
口部が相互に互違いの向き形成されるから、次の
ような態様で設置すると効果的に利用できる。
第5図は本考案装置の好ましい設置状態の一例
の平面図で、間仕切等の適宜壁面部材Wで形成し
た平面矩形の空間に、該空間を2分する態様で本
考案装置を設置し、上記空間を2室R1,R2に
分けている。D1,D2は各室R1,R2の出入
口の扉である。
このようにすると、一の貸金庫収装体Sにおけ
る互違いになつた二つの開口部が夫々室R1,R
2側を臨んで位置するから、各室R1,R2は
夫々の側に面する各貸金庫7の使用者のためのク
ーポンブースとして利用できて便利である。
この場合に於て、上記収装体Sにおける2つの
開口部の扉5,5は、開扉時、互に一方の筺状体
Cの背面へスライドするから、開扉のためのスペ
ースを要しない利点がある。
ここで、扉5と各貸金庫7の錠にいわゆる親子
錠式のものを用いたり、或は、クーポンブースと
しての室R1,R2の扉D1,D2と貸金庫装置
の扉5とを、いわゆる磁気カードの記録の読取り
によりその錠を施、解錠し、開閉できるようにし
てもよい。
また、上記収装体Sは閉扉状態に於て、各貸金
庫7をその六面から耐火性と防盗性が付与された
壁面体と扉5を以つて囲んでしまうので、各貸金
庫の安全性を極めて高く維持できる。
しかも、本考案装置はキヤビネツト状の貸金庫
収装体自体に耐火性、防盗性が付与されているか
ら、従来は設置スペースがなかつたり、金庫室が
ない等の理由で設置が見送られていた小規模店舗
等に容易に貸金庫システムを導入できる利点があ
る。また、本考案では、扉を吊下げた状態でスラ
イドさせるからスムーズに開閉できると共に、扉
と貸金庫収装体の開口部の前面とは、閉扉時にそ
の全周において面による凹凸関係により噛合する
から密閉性が良く、耐火金庫として好適である。
本考案は以上の通りであつて、貸金庫装置とし
てきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案貸金庫装置の一例の開扉状態の
正面図、第2図は同じく閉扉状態の正面図、第3
図は第1図の平断面図、第4図は同じく側断面
図、第5図は設置状態の一例を示す概略平面図で
ある。 1……背面板、2……上面板、3……下面板、
4……側面板、1a〜4a……係合部、5……
扉、7……貸金庫、R1,R2……室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐火性を有する壁面体を接合固着して前面を開
    口部に形成した筺体状の2個以上を、その開口部
    の向きを互違いにして横列接合し、前後両面に互
    違いに開口部を有する貸金庫収装体に組立てると
    共に、組立てられた前記収装体を室空間を前後で
    2分する態様で当該室空間内に設置し、当該収装
    体の内部に複数の貸金庫を列状に収容する一方、
    前記収装体の上記各開口部の前面の上、下部辺及
    び左、右側部辺に沿つて段部又は凹部から成る案
    内及び係合部を形成し、これら開口部の前面に、
    前面案内部と係合部に凹凸関係で噛合する嵌合辺
    と係合辺を上、下と左、右に有すると共に耐火性
    を有する扉体を、他方の筺状体の背面側にスライ
    ドさせて開扉するように吊下げた状態で装着した
    ことを特徴とする貸金庫装置。
JP1985057386U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0447336Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985057386U JPH0447336Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985057386U JPH0447336Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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Publication Number Publication Date
JPS61173681U JPS61173681U (ja) 1986-10-29
JPH0447336Y2 true JPH0447336Y2 (ja) 1992-11-09

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ID=30581863

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JP1985057386U Expired JPH0447336Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58179384U (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 株式会社伊藤喜工作所 書庫ユニツト

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JPS61173681U (ja) 1986-10-29

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