JPH0447169B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0447169B2 JPH0447169B2 JP62301075A JP30107587A JPH0447169B2 JP H0447169 B2 JPH0447169 B2 JP H0447169B2 JP 62301075 A JP62301075 A JP 62301075A JP 30107587 A JP30107587 A JP 30107587A JP H0447169 B2 JPH0447169 B2 JP H0447169B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- groove
- tip
- manufacturing process
- thread
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ネジの製造方法に関するものであ
る。
る。
例えば、木工や建築用のネジは第8図に示すよ
うに、胴部1の一端に頭部2と他端に先端3を設
け、先端3から胴部1の外周にネジ山4を形成し
た構造であり、被ねじ込み部材への喰付きをよく
するため、先端3から胴部1の一部にわたつてド
リリング用の溝5が設けられ、切断縁6によつて
被ねじ込み部材を削るようになつている。
うに、胴部1の一端に頭部2と他端に先端3を設
け、先端3から胴部1の外周にネジ山4を形成し
た構造であり、被ねじ込み部材への喰付きをよく
するため、先端3から胴部1の一部にわたつてド
リリング用の溝5が設けられ、切断縁6によつて
被ねじ込み部材を削るようになつている。
上記のようなネジに対する溝5の形成は、製ネ
ジ工程後にカツター7を用いて切削加工するもの
である。
ジ工程後にカツター7を用いて切削加工するもの
である。
ところで、カツター7を用いた溝5の加工は、
ネジに対して一本づつ個々に行なわなければなら
ず、加工能率が悪く、コストが高くつき量産に適
さないという問題がある。
ネジに対して一本づつ個々に行なわなければなら
ず、加工能率が悪く、コストが高くつき量産に適
さないという問題がある。
また、溝5は先端3から胴部1の一部に形成さ
れているだけであるため、被ねじ込み部材に対す
る切削部分が少なく、溝5の形成にもかかわらず
ねじ込みに大きなトルクを必要とするという問題
がある。
れているだけであるため、被ねじ込み部材に対す
る切削部分が少なく、溝5の形成にもかかわらず
ねじ込みに大きなトルクを必要とするという問題
がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、低トルクでねじ込むこ
とができるネジを低コストで量産できる製造方法
を提供することが目的である。
めになされたものであり、低トルクでねじ込むこ
とができるネジを低コストで量産できる製造方法
を提供することが目的である。
上記のような問題点を解決するため、この発明
は、複数の異種材料を組合せて同時に伸線した素
線を用い、胴部の一端に頭部と他端に先端を有
し、胴部の外周にネジ山を備えたネジを製作する
製ネジ工程と、製ネジ工程後にネジの一つの異種
材料を溶解除去し、この除去跡でネジの先端から
胴部の軸方向全長に溝を形成する溝形成工程とを
経る構成としたものである。
は、複数の異種材料を組合せて同時に伸線した素
線を用い、胴部の一端に頭部と他端に先端を有
し、胴部の外周にネジ山を備えたネジを製作する
製ネジ工程と、製ネジ工程後にネジの一つの異種
材料を溶解除去し、この除去跡でネジの先端から
胴部の軸方向全長に溝を形成する溝形成工程とを
経る構成としたものである。
複数の異種材料を組合せて同時に伸線した素線
を用い、製ねじ工程で、胴部の一端に頭部と他端
に先端を有し、胴部の外周にネジ山を備えたネジ
を製造する。
を用い、製ねじ工程で、胴部の一端に頭部と他端
に先端を有し、胴部の外周にネジ山を備えたネジ
を製造する。
次に、溝形成工程を行ない、上記のネジにおけ
る一つの異種材料を溶解して除去すれば、この溶
解除去跡がネジの先端から軸方向全長にわたる溝
となる。
る一つの異種材料を溶解して除去すれば、この溶
解除去跡がネジの先端から軸方向全長にわたる溝
となる。
以下、この発明の実施例を添付図面の第1図乃
至第7図に基づいて説明する。
至第7図に基づいて説明する。
第4図乃至第7図のように、ネジ11は、胴部
12の一端に頭部13と他端に先端14を設け、
先端14から胴部12の外周にネジ山15を形成
すると共に、先端14から胴部12の軸方向全長
にわたる溝16を設けて構成されている。
12の一端に頭部13と他端に先端14を設け、
先端14から胴部12の外周にネジ山15を形成
すると共に、先端14から胴部12の軸方向全長
にわたる溝16を設けて構成されている。
上記のネジ11におけるネジ山15は転造によ
つて形成し、図示の場合このネジ山15は胴部1
2の途中までとしたが胴部12の全長にわたつて
設けてもよい。
つて形成し、図示の場合このネジ山15は胴部1
2の途中までとしたが胴部12の全長にわたつて
設けてもよい。
また、先端14から胴部12の全長にわたつて
設けた溝16は、第6図のような断面V字状やU
字状とし、ねじ込み方向の後方に位置する開口縁
が切削縁17となり、この切削縁17が胴部12
の軸方向全長にわたつているため、ねじ込み中に
おいて、ねじ込んだ部分の全長が切削効果を発揮
することになり、ねじ込みが低トルクで行なえ
る。
設けた溝16は、第6図のような断面V字状やU
字状とし、ねじ込み方向の後方に位置する開口縁
が切削縁17となり、この切削縁17が胴部12
の軸方向全長にわたつているため、ねじ込み中に
おいて、ねじ込んだ部分の全長が切削効果を発揮
することになり、ねじ込みが低トルクで行なえ
る。
次に上記ネジ11の製造方法を説明する。
ネジ11の形成に用いる素線21は、第1図に
示すように、複数の異種材料を組合せて同時に伸
線することにより形成されている。
示すように、複数の異種材料を組合せて同時に伸
線することにより形成されている。
上記素線21は、図示の場合、鉄やステンドス
の如きネジ材22と、このネジ材22よりも溶解
温度に低いアルミ等の溝形成用材料23との組合
せからなり、ネジ材22は円軸に外周面軸方向に
V字状の溝16aを形成した断面形状に伸線し、
更に溝形成用材料23をネジ材22の溝16aの
部分に沿わせ、この溝16aを埋めるようにネジ
材22と溝形成用材料23を同時に伸線すること
により、第2図で示した断面形状の素線21を得
るものである。
の如きネジ材22と、このネジ材22よりも溶解
温度に低いアルミ等の溝形成用材料23との組合
せからなり、ネジ材22は円軸に外周面軸方向に
V字状の溝16aを形成した断面形状に伸線し、
更に溝形成用材料23をネジ材22の溝16aの
部分に沿わせ、この溝16aを埋めるようにネジ
材22と溝形成用材料23を同時に伸線すること
により、第2図で示した断面形状の素線21を得
るものである。
なお、溝形成用材料23は、ねじ材22に対し
て溶解温度の低い材料に限定されるものではな
く、例えばネジ材22の溶解しない薬品で溶解す
るような材料を用いるようにしてもよい。
て溶解温度の低い材料に限定されるものではな
く、例えばネジ材22の溶解しない薬品で溶解す
るような材料を用いるようにしてもよい。
前記素線21を用いてネジ11aを製作するに
は、一般的な製ネジ工程を採用すればよく、素線
21の定寸切断、頭部13と先端14の形成、先
端14から胴部12に対する転造でのネジ山15
の形成を行なう。
は、一般的な製ネジ工程を採用すればよく、素線
21の定寸切断、頭部13と先端14の形成、先
端14から胴部12に対する転造でのネジ山15
の形成を行なう。
製ネジ工程後のネジ11aは第3図に示すよう
に、溝形成用材料23がネジ材22の溝16aを
埋めているため、ネジ山15の転造時における溝
16aの崩れ発生を防ぐ役目をすると共に、転造
による塑性変形により、ネジ材22と連続するネ
ジ山15が形成される。
に、溝形成用材料23がネジ材22の溝16aを
埋めているため、ネジ山15の転造時における溝
16aの崩れ発生を防ぐ役目をすると共に、転造
による塑性変形により、ネジ材22と連続するネ
ジ山15が形成される。
製ネジ工程によつて製作された第3図のネジ1
1aは、次に溝形成工程を施し、溝形成用材料2
3を溶解除去することにより、第4図に示すよう
に、上記溶解除去跡によつて先端14から胴部1
2の軸方向全長にわたる溝16を備えたネジ11
が完成する。
1aは、次に溝形成工程を施し、溝形成用材料2
3を溶解除去することにより、第4図に示すよう
に、上記溶解除去跡によつて先端14から胴部1
2の軸方向全長にわたる溝16を備えたネジ11
が完成する。
上記溝形成工程は、加熱もしくは薬品への浸漬
によつて行なうものであり、加熱や薬品による溶
解は多数本を同時に処理することができるという
利点がある。
によつて行なうものであり、加熱や薬品による溶
解は多数本を同時に処理することができるという
利点がある。
以上のように、こ発明によると、複数の異種材
料を組合せて同時に伸線した素線を用いてねじを
製作し、ねじ製作後に異種材料の一つを溶解除去
することにより、この除去跡でネジの先端から胴
部の軸方向全長に溝を形成するようにしたので、
先端から胴部の軸方向全長にわたる溝を備えたネ
ジの溝の形成処理が多数本同時に可能となり、大
量生産によるコスト低減を図ることができる。
料を組合せて同時に伸線した素線を用いてねじを
製作し、ねじ製作後に異種材料の一つを溶解除去
することにより、この除去跡でネジの先端から胴
部の軸方向全長に溝を形成するようにしたので、
先端から胴部の軸方向全長にわたる溝を備えたネ
ジの溝の形成処理が多数本同時に可能となり、大
量生産によるコスト低減を図ることができる。
第1図はこの発明に係るネジの素線を示す斜視
図、第2図は同上の横断面図、第3図は製ネジ工
程後のネジを示す斜視図、第4図は完成したネジ
の斜視図、第5図は同上の拡大平面図、第6図は
同横断面図、第7図は同上の縦断面図、第8図は
従来のネジにおける溝の形成を示す縦断面図であ
る。 11……ネジ、12……胴部、13……頭部、
14……先端、15……ネジ山、16……溝。
図、第2図は同上の横断面図、第3図は製ネジ工
程後のネジを示す斜視図、第4図は完成したネジ
の斜視図、第5図は同上の拡大平面図、第6図は
同横断面図、第7図は同上の縦断面図、第8図は
従来のネジにおける溝の形成を示す縦断面図であ
る。 11……ネジ、12……胴部、13……頭部、
14……先端、15……ネジ山、16……溝。
Claims (1)
- 1 複数の異種材料を組合せて同時に伸線した素
線を用い、胴部の一端に頭部と他端に先端を有
し、胴部の外周にネジ山を備えたネジを製作する
製ネジ工程と、製ネジ工程後にネジの一つの異種
材料を溶解除去し、この除去跡でネジの先端から
胴部の軸方向全長に溝を形成する溝形成工程とを
経るネジの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107587A JPH01141211A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | ねじの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107587A JPH01141211A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | ねじの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01141211A JPH01141211A (ja) | 1989-06-02 |
JPH0447169B2 true JPH0447169B2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=17892569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30107587A Granted JPH01141211A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | ねじの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01141211A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5716280A (en) * | 1995-09-29 | 1998-02-10 | Fairchild Holding Corp. | Method for forming a fluted fastener |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943663U (ja) * | 1972-07-22 | 1974-04-17 | ||
JPS52110260U (ja) * | 1976-02-18 | 1977-08-22 | ||
JPS5593719U (ja) * | 1978-12-22 | 1980-06-28 |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP30107587A patent/JPH01141211A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01141211A (ja) | 1989-06-02 |
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