JPH026166Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026166Y2 JPH026166Y2 JP4933784U JP4933784U JPH026166Y2 JP H026166 Y2 JPH026166 Y2 JP H026166Y2 JP 4933784 U JP4933784 U JP 4933784U JP 4933784 U JP4933784 U JP 4933784U JP H026166 Y2 JPH026166 Y2 JP H026166Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft portion
- diameter
- thread
- turnbuckle
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 20
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は建築構造物の筋違などに用いられる
ブレースの改良に関する。
ブレースの改良に関する。
この種ブレースとしては、一般にターンバツク
ル形態のものが使用されている。ターンバツクル
形態のブレースは、第1図に示すごとくターンバ
ツクルボルト1とターンバツクル胴2とからな
り、ターンバツクルボルト1の素材としては丸鋼
(鉄筋コンクリート用棒鋼)が用いられている。
その丸鋼のサイズは6,9,13,16,19,22,
25,28,32の直径(mm)のものが市販されてい
る。
ル形態のものが使用されている。ターンバツクル
形態のブレースは、第1図に示すごとくターンバ
ツクルボルト1とターンバツクル胴2とからな
り、ターンバツクルボルト1の素材としては丸鋼
(鉄筋コンクリート用棒鋼)が用いられている。
その丸鋼のサイズは6,9,13,16,19,22,
25,28,32の直径(mm)のものが市販されてい
る。
したがつて、ターンバツクルボルト1とターン
バツクル胴2はそれぞれ市販の丸鋼のサイズに合
わして製造される。そしてターンバツクルボルト
1のねじ部の加工は切削により行われていた。し
かし、切削ねじでは切り粉を出すため材料ロスが
あり、生産性が低く、素材の軸方向のせんい状の
金属組織を工具で切断することになるため強度的
にも落ちる。
バツクル胴2はそれぞれ市販の丸鋼のサイズに合
わして製造される。そしてターンバツクルボルト
1のねじ部の加工は切削により行われていた。し
かし、切削ねじでは切り粉を出すため材料ロスが
あり、生産性が低く、素材の軸方向のせんい状の
金属組織を工具で切断することになるため強度的
にも落ちる。
そこで、転造ねじにすることが考えられる。こ
れによれば、切削による場合に比して量産性が高
いという長所をもつほかに、使用時に応力集中を
受けるねじの谷底部分が加工硬化され、さらに軸
方向のせんい状の金属組織が切削加工のごとく切
断されず、緻密な流れ線になるので、切削ねじよ
り強さの点においても優れ、ブレースの保有耐力
を強化するうえで有利ではある。
れによれば、切削による場合に比して量産性が高
いという長所をもつほかに、使用時に応力集中を
受けるねじの谷底部分が加工硬化され、さらに軸
方向のせんい状の金属組織が切削加工のごとく切
断されず、緻密な流れ線になるので、切削ねじよ
り強さの点においても優れ、ブレースの保有耐力
を強化するうえで有利ではある。
しかし、転造ねじはねじ山が盛り上がるため、
棒素材の直径通りのねじ外径を得ることができ
ず、素材直径よりも大きくなる。このため、市販
の棒素材の直径を基準にして製作されるターンバ
ツクル胴2と符合しなくなる。従つて、現状では
ブレースのターンバツクルボルト1に転造ねじを
形成する場合は特殊サイズの丸鋼を鋼材メーカー
に発注せざるを得ず、非常にコスト高になつてい
る。現実には受注生産されているブレースにおい
て、特殊サイズの丸鋼を入手することは不可能で
ある。そこで市販サイズの棒素材これ全体を一旦
絞り加工して、いわゆる線引加工したのち、一端
側にねじを転造することも考えられるが、これで
は全体の断面積が小さくなるので強度的にも問題
があり、何よりも加工コストが高くつく。
棒素材の直径通りのねじ外径を得ることができ
ず、素材直径よりも大きくなる。このため、市販
の棒素材の直径を基準にして製作されるターンバ
ツクル胴2と符合しなくなる。従つて、現状では
ブレースのターンバツクルボルト1に転造ねじを
形成する場合は特殊サイズの丸鋼を鋼材メーカー
に発注せざるを得ず、非常にコスト高になつてい
る。現実には受注生産されているブレースにおい
て、特殊サイズの丸鋼を入手することは不可能で
ある。そこで市販サイズの棒素材これ全体を一旦
絞り加工して、いわゆる線引加工したのち、一端
側にねじを転造することも考えられるが、これで
は全体の断面積が小さくなるので強度的にも問題
があり、何よりも加工コストが高くつく。
この考案はかかる要望に応えるべくなされたも
のであり、特殊サイズの棒素材を発注するまでも
なく市販サイズの棒素材を使用して、ターンバツ
クル胴に符合する転造ねじを形成したブレースを
容易に低コストで得ることを第1の目的とする。
また、棒素材の強度を確保することを第2の目的
とする。
のであり、特殊サイズの棒素材を発注するまでも
なく市販サイズの棒素材を使用して、ターンバツ
クル胴に符合する転造ねじを形成したブレースを
容易に低コストで得ることを第1の目的とする。
また、棒素材の強度を確保することを第2の目的
とする。
つまり、この考案では市販サイズの棒素材のま
まのブランク軸部の一端をこれの直径よりも細く
絞つたのち、この絞り部に転造ねじを形成するよ
うにしたものである。
まのブランク軸部の一端をこれの直径よりも細く
絞つたのち、この絞り部に転造ねじを形成するよ
うにしたものである。
図面はターンバツクル形態のブレースを例示し
ており、これはターンバツクルボルト1とターン
バツクル胴2とからなる。ターンバツクルボルト
1は棒素材直径のままのブランク軸部3と、該ブ
ランク軸部3の一端に溶接によつて一体結合され
る羽子板4と、ブランク軸部3の他端に形成され
た転造ねじ5をもつねじ形成軸部6とを有する。
羽子板4は取付ボルト孔7を有して建築構造物な
どに直接または間接的に接合され、転造ねじ5は
ターンバツクル胴2の雌ねじ孔8に螺合される。
ており、これはターンバツクルボルト1とターン
バツクル胴2とからなる。ターンバツクルボルト
1は棒素材直径のままのブランク軸部3と、該ブ
ランク軸部3の一端に溶接によつて一体結合され
る羽子板4と、ブランク軸部3の他端に形成され
た転造ねじ5をもつねじ形成軸部6とを有する。
羽子板4は取付ボルト孔7を有して建築構造物な
どに直接または間接的に接合され、転造ねじ5は
ターンバツクル胴2の雌ねじ孔8に螺合される。
転造ねじ5の加工に際しては、第3図に示すご
とく予めブランク軸部3の一端を該ブランク軸部
3の直径よりも細く絞つてねじ形成軸部6を形成
したのち、転造盤によつてねじ形成軸部6の外周
面に転造で成形する。
とく予めブランク軸部3の一端を該ブランク軸部
3の直径よりも細く絞つてねじ形成軸部6を形成
したのち、転造盤によつてねじ形成軸部6の外周
面に転造で成形する。
例えば、ねじ外径が13mmの転造ねじ5をもつブ
レースを得るに際しては、直径が13mmの棒素材を
所定長さに切断し、これの一端をねじ山の盛り上
がり量、ねじの規格公差、素材の縦伸びなどを考
え合わせて11.5mm程度の直径となるよう細く絞つ
てねじ形成軸部6を形成する。しかるのち、その
ねじ形成軸部6に転造によりねじ5を成形すれ
ば、目的通りねじ外径が棒素材の直径にほぼ等し
い13mmのものが得られることになる。したがつて
市販棒素材のサイズに合わして別のメーカーで造
られるターンバツクル胴2にも符合させることが
できるに至つたものである。
レースを得るに際しては、直径が13mmの棒素材を
所定長さに切断し、これの一端をねじ山の盛り上
がり量、ねじの規格公差、素材の縦伸びなどを考
え合わせて11.5mm程度の直径となるよう細く絞つ
てねじ形成軸部6を形成する。しかるのち、その
ねじ形成軸部6に転造によりねじ5を成形すれ
ば、目的通りねじ外径が棒素材の直径にほぼ等し
い13mmのものが得られることになる。したがつて
市販棒素材のサイズに合わして別のメーカーで造
られるターンバツクル胴2にも符合させることが
できるに至つたものである。
なお、ブレースとしては上記ターンバツクル形
態以外に、ねじ部をもつ全てのブレースにも同様
に適用できる。ブランク軸部3に対する羽子板4
の固定方も溶接に限定されるものではない。
態以外に、ねじ部をもつ全てのブレースにも同様
に適用できる。ブランク軸部3に対する羽子板4
の固定方も溶接に限定されるものではない。
以上説明したように、この考案のブレースはね
じ5を転造ねじとするものであるから、従来の切
削ねじによるブレースよりも量産性が高いうえに
強いものが得られる。しかも、その転造ねじ5は
ブランク軸部3の一端を細く絞つてねじ形成軸部
6を予め形成したうえでこれに成形するので、市
販サイズの棒素材をそのまま使用することが可能
となり、特殊サイズの棒素材をもつてねじ転造す
る場合よりも非常に格安である。さらに細く絞る
のはねじ形成軸部6のみにとどめてそれ以外のブ
ランク軸部3は棒素材直径のままにしてその断面
積を確保してあるので、ブレース全長を細く絞つ
た、いわゆる線引の場合よりも引張強度を充分に
確保できるとともに、絞り工程に要する時間も短
縮できる利点がある。
じ5を転造ねじとするものであるから、従来の切
削ねじによるブレースよりも量産性が高いうえに
強いものが得られる。しかも、その転造ねじ5は
ブランク軸部3の一端を細く絞つてねじ形成軸部
6を予め形成したうえでこれに成形するので、市
販サイズの棒素材をそのまま使用することが可能
となり、特殊サイズの棒素材をもつてねじ転造す
る場合よりも非常に格安である。さらに細く絞る
のはねじ形成軸部6のみにとどめてそれ以外のブ
ランク軸部3は棒素材直径のままにしてその断面
積を確保してあるので、ブレース全長を細く絞つ
た、いわゆる線引の場合よりも引張強度を充分に
確保できるとともに、絞り工程に要する時間も短
縮できる利点がある。
第1図は本考案に係るブレースを例示する平面
図、第2図は一部の平面図、第3図はねじ転造前
の状態の一部平面図である。 3……ブランク軸部、5……転造ねじ、6……
ねじ形成軸部。
図、第2図は一部の平面図、第3図はねじ転造前
の状態の一部平面図である。 3……ブランク軸部、5……転造ねじ、6……
ねじ形成軸部。
Claims (1)
- 棒素材直径のままのブランク軸部3と、該ブラ
ンク軸部3の直径よりも細く絞られた、ブランク
軸部3の一端のねじ形成軸部6と、該ねじ形成軸
部5の外周面に転造により成形された転造ねじ5
とからなり、転造ねじ5のねじ外径とブランク軸
部3の直径とはほぼ等しく設定してあるブレー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4933784U JPS60161209U (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ブレ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4933784U JPS60161209U (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ブレ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60161209U JPS60161209U (ja) | 1985-10-26 |
JPH026166Y2 true JPH026166Y2 (ja) | 1990-02-15 |
Family
ID=30566439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4933784U Granted JPS60161209U (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ブレ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60161209U (ja) |
-
1984
- 1984-04-03 JP JP4933784U patent/JPS60161209U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60161209U (ja) | 1985-10-26 |
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