JPH0447103B2 - - Google Patents

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JPH0447103B2
JPH0447103B2 JP113887A JP113887A JPH0447103B2 JP H0447103 B2 JPH0447103 B2 JP H0447103B2 JP 113887 A JP113887 A JP 113887A JP 113887 A JP113887 A JP 113887A JP H0447103 B2 JPH0447103 B2 JP H0447103B2
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JP
Japan
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tension
steel wire
tendon
auxiliary
jig
Prior art date
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Expired
Application number
JP113887A
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English (en)
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JPS63171955A (ja
Inventor
Jun Nomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≪ 本発明はプレストレストコンクリート(以下、
PSと略称)構造物の補修に関し、詳しくはPS床
版、PS梁等の一部を事故で破損した場合、ある
いは緊張材の一部を故意に切断した後に再度緊張
しながら接続する場合にその部位を修復する補修
方法に関する。
≪従来の技術≪ 例えば、プレストレストを導入したマンシヨン
等でガス爆発が発生し、床に穴を生じさせるとと
もに、床版中のPC鋼線を一部破断させてしまつ
たとする。この場合、第9図の如く従来の技術で
は建物の外壁1に沿つて当該爆発階層迄作業足場
2を組み、破損したPC鋼線の定着部3を埋設し
てある箇所のコンクリートを斫り、定着具を露出
させるとともに、破損PS床版4中のPC鋼線5が
破断した部分には補助PC鋼線7をカツプラー6
(接続具)で接続充当する。次いで建物の外側か
ら定着具の箇所をジヤツキで牽引し、破損PC鋼
線5に再び緊張力を付与し、破損PS床版4にコ
ンクリートを補充して元の形状に復元するか、コ
ンクリートの養生を待つてジヤツキで緊張力を付
与してから定着部3をコンクリートでもと通りに
被覆しなおすのである。
≪発明が解決しようとする問題点≪ 叙述従来の補修方法では破損箇所が高層位置に
なるほど足場組作業に費す労力、費用が嵩むほ
か、再緊張作業のために定着具埋設位置の壁部分
を斫る作業があつた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は復旧工期と労力を短縮できるPS
構造物の補修方法を提供するにある。
≪問題点を解決するための手段≪ 上記目的を達成するために、本発明に係るPS
構造物の補修方法は左右の各緊張材端部にそれぞ
れ接続固定する一対の治具を用意し、この治具に
該緊張材の端部を接続具の片方によつて固定し、
次に該治具間に仮緊張材を掛け渡し、該仮緊張材
をジヤツキで牽引し、左右の治具間の離隔距離を
締めながら該緊張材の各端部を中央部位へ引き寄
せて、これに緊張力を付与し、該緊張材の端部間
寸法に適合する長さの補助緊張材両端に上記接続
具の他方を接続固定し、先に該緊張材の端部に各
固定してある接続具の片方に該補助緊張材両端部
に取付けた接続具の他方を各緊締してから徐々に
該ジヤツキを緩めると、左右の緊張材端部と補助
緊張材に緊張力が付与され、その後、仮緊張材を
取り外し、次いで上記治具を取り外し、緊張材を
接続した箇所にコンクリート、モルタル等任意の
素材を充填するのである。
≪実施例≪ 以下、本発明の好適な実施例について図面を参
照にして詳細に説明する。
前出従来例と同じ符号は同一対象であり、第1
図は破損箇所を示し、同図中の符号4は一部を失
つた破損PS床版であつて、その下の階層の床版
8上に作業足場2aを組み立て、その頂部には破
損PS床版4の裏面と同一水平面位置近くまで延
びる架台9が設置してある。
架台9は仮緊張用の治具10を載せるものであ
つて、治具10の詳細を第2図に示す。図は、二
個の溝形鋼11,11aを上下に背中合せに組立
てたもので、圧縮応力に対抗するための補強リブ
12の凹部に並設している。その上側の溝形鋼1
1の一側面両端部および反対側中央部には下方へ
抜ける切り欠き13を形成したアンカープレート
14が溶接によつて取り付けてある。また、両側
の溝形鋼11,11aの両側面各端部には位置決
め材15が縦に固定してある。
このような治具10はアンカープレート14が
両端部に設けられている面を外側にして相対向す
る一対を架台9上に設置し、互いに対向関係にあ
るアンカープレート14−14間に定着具16で
仮緊張用PC鋼線17を張る。その時に治具10
の反対側中央位置にあるアンカープレート14に
は破損PS床版4のPC鋼線5を接続具(カツプラ
ー)6a,6bで取り付け、各々の溝形鋼11,
11aを組み合せれば各PC鋼線5,17は溝形
鋼11,11aの背面に挟まれ、アンカープレー
ト14の切り欠き13内に定着具16、接続具6
a,6bで支持される。PC鋼線5の各破断端部
について詳しく説明すると、各破断端部の一方で
ある図示左側には順ネジ−逆ネジの組合せカツプ
ラー(クサビとクサビで接続するG−Gカツプラ
ー)6aを使用して治具10に固定し、他方の右
側は順ネジ−順ネジの組合せカツプラー(クサビ
と圧着グリツプで接続するG−Cカツプラー)6
bで治具10に固定している。
次に、仮緊張用PC鋼線17の一端側の定着具
16−16の所にプレストレス用の緊張ジヤツキ
18−18を設置し、その仮緊張用PC鋼線17
−17の端部を牽引し、カツプラー6aとカツプ
ラー6bとの離隔距離lになるように緊張する
と、第4図の如くPC鋼線5と仮緊張用PC鋼線1
7にはプレストレスが導入された状態になる。第
5図の如く、上記離隔距離lの長さに切断した補
助PC鋼線7aの各端部に夫々カツプラー6aの
逆ネジ端部6a′と順ネジ端部6b′を取り付け、第
6図のようにG−Gカツプラー6a用のネジ19
でカツプラー逆ネジ端部6a′とカツプラー6aと
を緊締接続し、次いでG−Cカツプラー6b用の
ネジ20でカツプラー順ネジ端部6b′とカツプラ
ー6bとを接続し、第7図の如くPC鋼線5の破
断端部間を補助PC鋼線7aで連結した後、ジヤ
ツキ18の荷重を除荷すると、仮緊張用PC鋼線
17に発生していた緊張力は補助PC鋼線7aに
伝達して、PC鋼線5と補助PC鋼線7aとは緊張
力を保持しながら1本につながる。そして、仮緊
張用PC鋼線17及びその定着具16、ジヤツキ
18を撤去する。
然る後に第8図の如く補助PC鋼線7aの部分
を含めて破損PS床版4の欠損部分に元の通りの
コンクリートを充填すれば復旧作業が終了する。
≪効果≪ 以上詳しく説明したように、本発明に係るプレ
ストレストコンクリート構造物の補修方法によれ
ば、作業足場は破損箇所あるいは緊張材切断箇所
の直下の床版上に組み上げるので、足場の組上げ
高さを外壁に沿つて当該階層迄組み上げる場合に
較べて格段に嵩らず、作業足場組立に要する施行
工程が著しく簡略になる。
また、破断乃至切断した緊張材にプレストレス
を導入するためには破断端部乃至切断端部が露出
してるだけで充分に治具取付けおよび仮緊張作業
が可能であり、定着部の斫り作業を要せず、作業
箇所も破損箇所等に限られ、破損箇所と定着部と
に作業箇所が分散しないので、作業効率が高く、
工期と労力は著しく短縮する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は作業足場と破損箇所との様子を示す側
面図、第2図は仮緊張用治具の斜視図、第3図お
よび第4図は仮緊張作業の過程を示す側面図、第
5図は補助PC鋼線とカツプラーを示す側面図、
第6図および第7図は破断PC鋼線と補助PC鋼線
との接続を説明する側面図、第8図は復旧された
様子を示す側面図、第9図は従来工法による復旧
工事の側面図である。 1……外壁、2……作業足場、3……定着部、
4……破損PS床版、5……PC鋼線、6……カツ
プラー、7……補助PC鋼線、8……床版、9…
…架台、10……治具、11……溝形鋼、12…
…補強リブ、13……切り欠き、14……アンカ
ープレート、15……位置決め材、16……定着
具、17……仮緊張用PC鋼線、18……ジヤツ
キ、19……G−Gジヨイントネジ、20……G
−Cジヨイントネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 左右の各緊張材端部にそれぞれ接続固定する
    一対の治具を用意し、この治具に該緊張材の端部
    を接続具の片方によつて固定し、次に該治具間に
    仮緊張材を掛け渡し、該仮緊張材をジヤツキで牽
    引し、左右の治具間の離隔距離を縮めながら該緊
    張材の各端部を中央部位へ引き寄せて、これに緊
    張力を付与し、該緊張材の端部間寸法に適合する
    長さの補助緊張材両端に上記接続具の他方を接続
    固定し、先に該緊張材の端部に各固定してある接
    続具の片方に該補助緊張材両端部に取付けた接続
    具の他方を各緊締してから徐々に該ジヤツキを緩
    めると、左右の緊張材端部と補助緊張材に緊張力
    が付与され、その後、仮緊張材を取り外し、次い
    で上記治具を取り外し、緊張材を接続した箇所に
    コンクリート、モルタル等任意の素材を充填する
    ことを特徴とするプレストレストコンクリート構
    造物の補修方法。
JP113887A 1987-01-08 1987-01-08 プレストレストコンクリ−ト構造物の補修方法 Granted JPS63171955A (ja)

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JP113887A JPS63171955A (ja) 1987-01-08 1987-01-08 プレストレストコンクリ−ト構造物の補修方法

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JP113887A JPS63171955A (ja) 1987-01-08 1987-01-08 プレストレストコンクリ−ト構造物の補修方法

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Publication Number Publication Date
JPS63171955A JPS63171955A (ja) 1988-07-15
JPH0447103B2 true JPH0447103B2 (ja) 1992-08-03

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JP113887A Granted JPS63171955A (ja) 1987-01-08 1987-01-08 プレストレストコンクリ−ト構造物の補修方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6179980B2 (ja) * 2013-06-20 2017-08-16 三井住友建設株式会社 緊張材の緊張接続方法及び緊張材の一部交換方法
JP6193091B2 (ja) * 2013-10-29 2017-09-06 オリエンタル白石株式会社 Pc構造物の補修方法

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JPS63171955A (ja) 1988-07-15

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