JPH0447037A - 浸透式取水口の構造及びその施工方法 - Google Patents

浸透式取水口の構造及びその施工方法

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JPH0447037A
JPH0447037A JP15444790A JP15444790A JPH0447037A JP H0447037 A JPH0447037 A JP H0447037A JP 15444790 A JP15444790 A JP 15444790A JP 15444790 A JP15444790 A JP 15444790A JP H0447037 A JPH0447037 A JP H0447037A
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奥津 宣孝
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、水産養殖、水産試験、飲料水、工業用水等
を目的として海、河川、湖沼等から取水するための浸透
式取水口の構造及びその施工方法に関するものである。
「従来の技術」 水産養殖、水産試験、飲料水、工業用水等を目的として
海、河川、湖沼から取水することがあり、斯かる取水に
用いるのが取水装置である。
当該取水装置は、地上に設置してなる取水装置本体と、
当該取水装置本体に一端を接続してなる取水管と、当該
取水管の他端に接続してなる取水口とにより概略構成し
てなるものである。
取水方式としては、従来より種々のものが開発提供され
ており、構造形式において分けると直接取水方式(選択
取水方式)と、浸透式取水方式とがある。
直接取水方式に係る取水口は、取水対象たる海等の水中
に吊設してなり、当該取水口から海水等を直接取水する
ものである。
浸透式取水方式は、取水対象たる海等の水底面に埋設し
てなり、土砂中を浸透して来た海水等を前記取水口から
取水するものである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記両取水方式に係る取水口に・は以下
に掲げる問題点があった。
直接取水方式においては、土砂の吸い込み等の防止、洗
掘による取水口構造への影響防止等をほどこす必要があ
り、また、水質確保等の面から比較的深いところに係る
取水口を設ける必要がある。
そのため直接取水方式においては波により取水口が破損
することはなく、また、浸透式取水方式のように目詰ま
りにより取水量が低下することもない反面、取水管が長
尺化せざるを得ず、また、水中生物の管内付着も考慮す
る必要から取水管の管径を大きくしなければならない。
そのため、直接取水方式に係る取水口を有する取水装置
の建設コストには相当の費用を要するという問題点があ
った。
浸透式取水方式に係る取水口は、水際に近くかつ浅いと
ころからの取水が可能であり、また、取水した水は土砂
中を浸透してくるうちに濾過され水質の良い水を低コス
トで得られるという利点を有する反面、浸透式取水方式
に係る取水口には、目づまりによる取水量の低下、及び
波による破損(水衝撃、キャビチーシラン等による破損
)といった問題点があった。
本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、
その課題とするところは、従来技術に比べて取水装置の
建設コストを低減できるとともに、取水量が低下するこ
となくかつ取水口が破損することのない浸透式取水口の
構造及びその施工方法を提供する点にある。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の発明の要旨は、海水、河川水、湖沼水等
の水を取水するとともに、砂等の水中懸濁物の流入を防
止するための浸透式取水口であって、埋設材により水底
内に埋設した集水槽と、当該集水槽に取り付けた集水管
及び取水管とを備え、前記埋設材は掘削面上から順次堆
積してなる透砂層、フィルター層、埋設層を有し、前記
フィルター層と前記埋設層との間に透水性シートを介装
し、前記集水管は前記フィルター層内に埋設し、前記取
水管はその一部を前記埋設材に埋設してなることを特徴
とした浸透式取水口の構造に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、海底に掘削穴を設ける工
程と、前記集水槽を前記掘削穴に設置する工程と、前記
透砂層、前記フィルター層を順次形成する工程と、前記
フィルター層上に前記透水性シートを敷設する工程と、
前記透水性シート上に前記埋設層を形成する工程とから
なる請求項1記載の浸透式取水口の施工方法に存する。
「作用 」 埋設材は取水管内における生物の付着を防止する。した
がって、取水管の管径を小さくすることができる。取水
管は、浸透式取水方式に係るので、直接取水方式に比べ
てその長さは短かい。故に、本発明は従来技術に比べ係
る取水装置の建設コストを軽減することができる。
透水性シートは、フィルター層への土砂の流入を防止す
る。フィルター層は集水管への土砂の落下を防止する。
透砂層は、フィルター層における土砂の堆積を防止する
。したがって、透水性シート、フィルター層及び透砂層
は、集水管の目づまりを防止する。故に、本発明は取水
量の低下を防止することができる。
埋設材は波による取水口の破損を防止する。したがって
、本発明は取水口の破損を防止することができる。
「9!施例」 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。ただし、本実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な
記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限
定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、本実施例に係る浸透式取水口Aの構造について第
1図乃至第3図を用いて説明する。第1図は浸透式取水
口Aの縦断面図、第2図は第1図におけるa−a線の断
面図、第3図は第1図におけるb−b線の断面図である
当該浸透式取水口Aは、第1図に示すように、円錐台状
に掘削した海底B内に設けて海水を取水するとともに、
砂等の水中懸濁物の流入を防止するものであり、埋設材
20により埋設してなる集水槽lOと、当該集水槽lO
に取り付けてなる、取水管50及び8本の集水管40と
を備えたものである。
埋設材20は、掘削した海底面(掘削面e)から順次堆
積してなる透砂層21.フィルター層22、埋設層23
からなるものである。透砂層21は砂を透過可能な粒度
の粒度調整砕石21aからなるものである。フィルター
層22は豆砂利22a等からなるものである。埋設層2
3は、海底Bを掘削した際に生じた掘削±23aを埋め
戻したものである。その厚さは、浸透式取水口Aを波、
漂砂等により破損することがないように充分な厚さとす
る。
集水槽lOは、筒体であり、その底面は掘削面eに接し
、掘削面eから海底B面に至る八角柱体である。集水槽
10の上面はマンホール等の蓋体11で覆っており、下
部には土砂溜部10aを有する。
フィルター層22と埋設層23との間には透水性シート
30を介装している。当該透水性シート30には、本発
明を実施するうえで好適なものを用いればよい。
各集水管40は、第2図に示すように集水槽10に取り
付けた状態において平面視1字状をなし、略全側面にわ
たって孔を有する管体であり、フィルター層22の下方
に埋設してなるものである。
集水槽10には、各集水管40における、T字の縦棒部
の端部に相当する部分を、集水槽10における各側面中
央の下方(浸透式取水口Aを設置した場合にフィルター
層22が存することとなる位置)にそれぞれ1本づつ取
り付けている。
取水管50は、一端を集水槽10に取り付け、他端を取
水装置本体(図示略)に取り付けてなり、集水槽10側
における一部をフィルター層22に埋設してなるもので
ある。
次に、前記浸透式取水口Aの施工方法について説明する
まず、海底Bを円錐台状に掘削することにより掘削穴H
を設ける。
次いで、集水管40及び取水管50を取り付けてなる集
水槽lOを前記掘削面eに設置する。
次いで、掘削穴Hにおいて粒度調整砕石21a1豆砂利
22aを埋め戻すことにより透砂層21、フィルター層
22を形成する。
次いで、フィルター層22上に透水性シート30を敷設
する。
次いで、透水性シート30上に前記掘削±23aを埋め
戻すことにより、埋設層23を形成する。
以上の工程より浸透式取水口Aを海底B内に埋設するこ
とができる。
なお、上記施工方法においては予め各集水管40及び取
水管50を集水槽10に取り付けているが、本発明の範
囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明においては他
の方法、例えば集水槽lOを掘削面Cに設置した後、各
集水管40又は取水管50を取り付ける等、本発明を実
施するうえで好適な施工方法を採用することができる。
次に、以上のように構成した浸透式取水口Aの作用につ
いて説明する。
集水管40は、前記埋設材20を浸透してきた海水を集
水する。
集水槽lOは集水管40が集水した海水を溜る。
取水管50は集水槽lOに溜まった海水を取水する。
埋設材20は取水管50内への生物の付着を防止する。
したがって、付着を考慮して管径を予め大きくする必要
がなく取水管5oの管径は取水に必要な最小限の径とす
ることができる。浸透式取水口Aは、浸透式取水方式に
係るので、直接取水方式に比べて、その長さは短かい。
透水性シート30は、フィルター層22への土砂の流入
を防止する。フィルター層22は集水管40への土砂の
落下を防止する。透砂層21は、フィルター層22にお
ける土砂の堆積を防止する。
したがって、透水性シート30、フィルター層22及び
透砂層21は、集水管40の目づまりを防止する。
埋設材20は波、漂砂等から浸透式取水口Aを保護する
のに充分な厚さとしているので、波による浸透式取水口
Aの破損を防止する。
なお、集水管40からの集水は前記取水装置本体内の取
水ポンプにより行う。
次に、以上のように構成した浸透式取水口Aの効果につ
いて説明する。
埋設材20は取水管50の管径を小さくすることができ
、取水管50は直接取水方式に比べ短かいので、取水装
置の建設コストを従来技術に比べ軽減することができる
透水性シート30、フィルター層22及び透砂層21は
、集水管40の目づまりを防止するので、取水量の低下
を防止することができる。
埋設材20は波、漂砂等から浸透式取水口Aを保護する
ために充分な厚さとしているので、浸透式取水口Aの破
損を防止することができる。
さらに、集水管40を集水槽lOより放射状に多数配置
しているので、集水槽10を中心として狭い範囲に集水
管40を集合させているので海域占有面積が小さく、施
工面でも工期、工費の節約が可能となる。また、同水量
を取水するのにも集水管40の本数が少ない場合より多
い場合のほうが透水流速の均一化を図ることができる(
各集水管40のうち最大の管内平均流速を低くすること
ができる)ので、目詰まりの少ない安定した取水が可能
となる(管内平均流速が高い方が集塵力が大きい)。
蓋体11は開閉可能であり、かつ、集水槽10は土砂溜
部10aを設けているので、浸透式取水口Aに異常が生
じた場合における修理、あるいは点検を可能とする。
なお、本実施例においては前記浸透式取水口Aを海底B
内に設置してなるが、本発明の範囲をそれに限定する趣
旨ではなく、本発明においては他の水底面内、例えば湖
底面内、川底面内等、本発明を実施するうえで好適な水
底面に設置することができる。
また、前記集水槽lOは筒体であるが、本発明の範囲を
それに限定する趣旨ではなく、本発明においては他の形
状、例えば、四角柱体等、本発明を実施するうえで好適
な形状とすることができる。
また、集水管40として有孔管を用いているが、本発明
の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明において
は他のもの、例えば透水性材料により製造したパイプ等
、本発明を実施するうえで好適なものを用いることがで
きる。
「発明の効果」 本発明は以上のように構成してなるので以下に掲げる効
果を奏する。
埋設材は取水管の管径を必要最小限に小さくすることが
でき、取水管は直接取水方式に比べ短かいので、従来技
術に比べ取水装置の建設コストを軽減することができる
透水性シートはフィルター層への土砂の流入を防止し、
フィルター層は集水管への土砂の落下を防止し、透砂層
はフィルター層における土砂の堆積を防止するので、透
水性シート、フィルター層及び透砂層は、集水管の目づ
まりを防止する。その結果、本発明は取水量の低下を防
止することができる。
埋設材は波、漂砂等から浸透式取水口を保護するために
充分な厚さとしているので、浸透式取水口の破損を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明に係わる浸透式取水口のの
一実施例を示すもので、第1図は浸透式取水口の縦断面
図、第2図は第1図における33線の断面図、第3図は
第1図におけるb−b線の断面図である。 A・・・・・・浸透式取水口、B・・・・・・海底、H
・−・・・・掘削穴、e・・・・・・掘削面、 10・・・・・・集水槽、2o・・・・・・埋設材、2
1・・・・・・透砂層、21a・・・・・・粒度調整砕
石、22・・・・・・フィルター層、22a・・・・・
・豆砂利、23・・・・・・埋設層、23a・・・・・
・掘削土、3o・・・・・・透水性シート、4o・・・
・・・集水管、50・・・・・・取水管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)海水、河川水、湖沼水等の水を取水するとともに
    、砂等の水中懸濁物の流入を防止するための浸透式取水
    口であって、埋設材により水底内に埋設した集水槽と、
    当該集水槽に取り付けた集水管及び取水管とを備え、前
    記埋設材は掘削面上から順次堆積してなる透砂層、フィ
    ルター層、埋設層を有し、前記フィルター層と前記埋設
    層との間に透水性シートを介装し、前記集水管は前記フ
    ィルター層内に埋設し、前記取水管はその一部を前記埋
    設材に埋設してなることを特徴とした浸透式取水口の構
    造。
  2. (2)海底に掘削穴を設ける工程と、前記集水槽を前記
    掘削穴に設置する工程と、前記透砂層、前記フィルター
    層を順次形成する工程と、前記フィルター層上に前記透
    水性シートを敷設する工程と、前記透水性シート上に前
    記埋設層を形成する工程とからなる請求項1記載の浸透
    式取水口の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2560626C1 (ru) * 2014-10-07 2015-08-20 Виктор Алексеевич Старков Водозаборное сооружение из поверхностных источников

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