JPH0446833Y2 - - Google Patents

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JPH0446833Y2
JPH0446833Y2 JP5978686U JP5978686U JPH0446833Y2 JP H0446833 Y2 JPH0446833 Y2 JP H0446833Y2 JP 5978686 U JP5978686 U JP 5978686U JP 5978686 U JP5978686 U JP 5978686U JP H0446833 Y2 JPH0446833 Y2 JP H0446833Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、耐火物粉粒体を添加液と混練し施工
体に対し吹付けを行なうための混練物吹付け用ノ
ズルに関する。
従来の技術 例えば、混練耐火物吹付け装置は、第3図に示
すように構成されており、粉粒体を耐火物タンク
aから供給し、コンプレツサbからの圧縮空気を
利用して供給ホースcを通じてノズルdに送り、
一方ポンプeから供給ホースfを通じてノズルd
に添加水を供給し、ノズルd内で両者を混練し、
供給ホースcからの圧送圧に基づいてノズル先端
から施工体gに吹付けを行なうようにされてい
る。この種の装置は、耐火物を粉粒体のまま供給
ホースcを経てノズルdまで圧送するため、予め
添加水との混練を行なつた後、圧送する場合に比
べて、圧送圧が低くて済み、又供給ホース内での
つまりが防止されるという利点を有している。
この装置に用いられる従来の吹付け用ノズルと
しては、第4図に示すように、供給ホースcに連
通しノズル先端に通じる円筒状の耐火物用通路d
1と、該耐火物用通路の外周部を囲むように設け
られ供給ホースfに連通する添加水用通路d2と
を備え、耐火物用通路d1の周壁には添加水用通
路d2に通じる細孔d3が分布形成されたものが
通常使用されていた。前記細孔は、第4図に示す
ような円形孔d3、或いは第5図に示すようなス
リツトd3′等とされ、添加水は細孔d3,d
3′から通路d1内の耐火物に向かつて噴射せし
められ、その後耐火物の矢印A方向への圧送に伴
つて該耐火物と混練せしめされノズル先端から混
練耐火物が吹出すようにされている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の吹付けノズルに於ては、
添加水は耐火物用通路d1の周壁近傍部分にしか
供給されないことが本考案者によつて見出され
た。この状態を第4図のノズルに付いて図示する
と、第6図及び第7図の如くであり、添加水は矢
印Bで示すように、通路d1を圧送される耐火物
の通路周壁近傍部分にしか到達していなかつた。
この状態は第5図に示すノズルについても同様で
あつた。これらの状態が生じた条件は例えば次の
如くであつた。
耐火物圧送のための空気圧:4Kg/cm2 耐火物を圧送するための空気量:3m3/分 圧送される耐火物量:20Kg/分 添加水供給圧:5Kg/cm2 添加水供給量:3/分 尚この状態から添加水供給圧を20Kg/cm2迄高め
たが、添加水の耐火物内への到達深さに大きな変
化はなかつた。このように、圧送される耐火物の
中央部には十分な添加水が到達しないため、耐火
物粉粒体と添加水との混練が十分に行なわれず、
例えば混練後の適正含水率が7%〜8%であつて
も、総量比が混練物の15%〜20%に相当する多量
の水を供給する必要があつた。又耐火物と添加水
との混練が不十分なため、粉粒体のままノズルか
ら吹出される耐火物のリバウンドロスが多く耐火
物の付着率が悪く、多量の発塵が作業環境を悪化
させるという問題があつた。
このような問題は、耐火物粉粒体のみならず、
セメントや他の粉粒体を液体と混練してノズルに
より吹付けを行なう場合にも同様に存在した。
本考案は、これらの従来技術の問題点を解決
し、粉粒体と添加液との良好な混練が容易に得ら
れる混練物吹付け用ノズルを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本考案の前記目的は、粉粒体用通路と、該通路
に連続しノズル先端に通じる混練用通路と、該混
練用通路に通じる添加液用通路とを備え、前記混
練用通路は、前記粉粒体及び添加液を適切に通し
得る断面積を有した扁平な断面形状の混練部を備
え、前記添加液用通路は該混練部の上流側端部周
壁に分布した開口により前記混練用通路に通じて
いることを特徴とする混練物吹付け用ノズルによ
り達成される。
実施例 以下、本考案を耐火物吹付け用ノズルに適用し
た場合を例にとつて添附図面と共に説明する。
第1図及び第2図に示す耐火物吹付け用ノズル
は、耐火物供給ホースに接続される基端側筒1
と、これに連続する中間筒3と中間筒3に連続し
ノズル先端に通じる先端側筒2と、中間筒3の外
周面との間に密閉空間を形成する囲繞筒4とを備
えている。基端側筒1は、円形横断面を有し内部
に耐火物用通路10を形成している。先端側筒2
も円形横断面を有し、内部に耐火物と添加水との
混練物とを通すための通路20を形成している。
中間筒3は、中央の主要部が楕円形横断面とされ
その両端部の周壁は各々基端側筒1及び先端側筒
2に連続し、中間筒3内部は混練用通路を形成
し、この例では該通路全体が混練部30となつて
いる。囲繞筒4は、基端側筒1及び先端側筒2に
対し適宜のフランジ部を以て液密に結合され、中
間筒3外周壁との間に添加水用通路40を形成
し、通路40に通じ添加水供給用ホースを接続し
うる接続部41を周壁から突出させている。中間
筒3の基端側筒1側における端部には細孔31が
周方向に分布形成され、添加水用通路40はこの
細孔31により混練部30に連通せしめられてい
る。この例では、混練部30は耐火物及び添加水
を適切に通しうるようにその断面積を決められ
る。このためには、混練部30の断面積は耐火物
用通路10より実質上減少せしめられないのが望
ましく、この例では両者が同じ断面積を有するよ
うに形成されている。混練部30の断面積が小さ
過ぎると流体抵抗が増しノズル先端に到達する圧
送圧が不足し混練物の噴出速度が低下することと
なる。中間筒3の楕円形横断面形状は扁平な混練
部を形成するためのものであり、このほか矩形、
多角形等任意の扁平断面形状とすることができ
る。もつとも、混練部の扁平度合は細孔31から
の添加水が耐火物の中央部まで浸透するように決
められる。細孔31は耐火物に対し添加水の量及
び浸透が適切に行なわれるようにその分布密度が
決められるが、従来の吹付け用ノズルにおける細
孔の分布密度と同様とすることもできる。この例
では、耐火物用通路10の径は27.2mmであり、混
練部30は短径が10mm、長径60.2mmの楕円形であ
り、細孔31は15mmピツチで設けられている。細
孔31の径は、細孔の分布密度及び添加水の量に
応じて決められるが、耐火物による閉塞を防止す
るため1mm〜2mmとするのが望ましい。
従つて、供給用ホースから圧送される耐火物
は、耐火物用通路10から混練部30へ進行する
際に薄い層状とされ、そこに細孔31からの添加
水が噴射するため添加水は耐火物の内部にまで全
体にわたつて適切に浸透することとなる。しか
も、扁平化された混練部は、同じ断面積の円形断
面の通路に比し周寸法が長く、その分細孔31か
ら送られてくる添加水との接触面積が増大し添加
水の浸透が良好に行なわれる。この例の場合、混
練部30の周長さは同断面積の円形断面通路(耐
火物用通路10をそのまま延長した場合に相当)
の周長さの約1.54倍となつている。更にこの例で
は耐火物用通路10から混練部30への移行に際
して通路の断面形状が変化するため、これに伴つ
て耐火物の流れが乱され、添加水との混練が更に
良好となる。
この実施例ノズルを使用して耐火物の吹付けを
行なつたところ、施工体への付着率が20%〜25%
向上し、吹付け時の発塵も著しく減少した。
尚耐火物と添加水との混練を更に良好にするた
めに、混練用通路は、2以上の扁平混練部を設け
各混練部の間に円形断面形状の通路等の断面形状
変化部分を設けたもの、或いは扁平方向が異なる
複数の混練部を連続的に結合したものとすること
も可能である。
考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、次の効果を奏する混練物吹付け用ノズルを提
供することができる。即ち、粉粒体は、扁平な断
面形状の混練部を通され、その上流側部分におい
て分布する開口から添加液を加えられるため、添
加液が粉粒体の内部まで十分に浸透し、その後の
圧送に伴つて粉粒体と添加液との十分な混練が得
られる。また混練部は扁平断面を有するため断面
積の割には周長さが長く、従つてその周壁から供
給される添加液と広い接触面積を以て接し浸透が
より均一に行なわれる。更に、扁平混練部の上流
側の粉粒体用通路を通常の円形断面とした場合
は、混練部への進行の際に粉粒体の流れに乱れが
生じ、これにより添加液との混練が更に良好にな
されるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に斯かる吹付け用ノズルの一例
の縦断正面図、第2図は第1図の吹付け用ノズル
の縦断平面図、第3図は吹付け用ノズルの使用状
態を他の関連装置とともに示す平面図、第4図か
ら第6図は従来の吹付け用ノズルを示すもので、
第4図は一例の縦断正面図、第5図は他の例の縦
断正面図、第6図は第4図の例における使用状態
を示す縦断正面図、第7図は第6図の横断面図で
ある。 10……耐火物用通路、20……混練物用通
路、30……混練部、40……添加液用通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉粒体用通路と、該通路に連続しノズル先端に
    通じる混練用通路と、該混練用通路に通じる添加
    液用通路とを備え、前記混練用通路は、前記粉粒
    体及び添加液を適切に通し得る断面積を有した扁
    平な断面形状の混練部を備え、前記添加液用通路
    は該混練部の上流側端部周壁に分布した開口によ
    り前記混練用通路に通じていることを特徴とする
    混練物吹付け用ノズル。
JP5978686U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0446833Y2 (ja)

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JPS62170163U JPS62170163U (ja) 1987-10-28
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