JPH04465B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH04465B2 JPH04465B2 JP59232091A JP23209184A JPH04465B2 JP H04465 B2 JPH04465 B2 JP H04465B2 JP 59232091 A JP59232091 A JP 59232091A JP 23209184 A JP23209184 A JP 23209184A JP H04465 B2 JPH04465 B2 JP H04465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- cold press
- molding
- press molding
- heat capacity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
≪発明の技術分野≫
本発明は、コールドプレス成形に好適な繊維材
料に関する。
料に関する。
≪従来技術とその問題点≫
ポリプロピレン(以下PPと称する。)繊維の外
周部をポリエチレン(以下PEと称する。)で被覆
し、このPEによりPP繊維同士を結合した不織布
は、従来の織布に比して風合が良く、弾力性及び
ソフト感がいずれも優れており、また成形後の保
形性も良好であることから、その用途分野は拡大
しつつある。
周部をポリエチレン(以下PEと称する。)で被覆
し、このPEによりPP繊維同士を結合した不織布
は、従来の織布に比して風合が良く、弾力性及び
ソフト感がいずれも優れており、また成形後の保
形性も良好であることから、その用途分野は拡大
しつつある。
しかしながら、この不織布は、成形可能な温度
範囲がせまくまた熱容量が小さく、このため、不
織布に特有の感触や風合を保持して成形すること
が非常に困難であつた。
範囲がせまくまた熱容量が小さく、このため、不
織布に特有の感触や風合を保持して成形すること
が非常に困難であつた。
したがつて、この不織布をコールドプレス成形
用素材に適用した場合には、コールドプレス成形
時の温度むらがそのまま成形品に影響し易い。換
言すると、コールドプレス成形する際、成形温度
が高すぎると、不織布元来の風合を損ねるばかり
でなく、必要以上に変形してしまう。逆に、成形
温度が低すぎると、残留応力が大で成形不良とな
つてしまう。
用素材に適用した場合には、コールドプレス成形
時の温度むらがそのまま成形品に影響し易い。換
言すると、コールドプレス成形する際、成形温度
が高すぎると、不織布元来の風合を損ねるばかり
でなく、必要以上に変形してしまう。逆に、成形
温度が低すぎると、残留応力が大で成形不良とな
つてしまう。
したがつて、この種の不織布をコールドプレス
成形する場合には、極めて厳密な温度管理が必要
となり、実際の実施化に難点があつた。
成形する場合には、極めて厳密な温度管理が必要
となり、実際の実施化に難点があつた。
≪発明の目的≫
本発明は、不織布に特有な感触や風合を損ねる
ことなく、しかもコールドプレス成形時の温度範
囲の調整を大幅に緩和できるようにすることを目
的とする。
ことなく、しかもコールドプレス成形時の温度範
囲の調整を大幅に緩和できるようにすることを目
的とする。
≪発明の構成と効果≫
上記目的を達成するために、本発明は、ポリプ
ロピレン繊維の外周部をポリエチレンで被覆し、
かつポリエチレンによりポリプロピレン繊維同志
を結合した不織布であつて、該不織布の一方の面
に高熱容量のバツクアツプ材を一体にラミネート
したことを特徴とする。
ロピレン繊維の外周部をポリエチレンで被覆し、
かつポリエチレンによりポリプロピレン繊維同志
を結合した不織布であつて、該不織布の一方の面
に高熱容量のバツクアツプ材を一体にラミネート
したことを特徴とする。
前記構成からなる繊維材料によれば、バツクア
ツプ材を選定することにより、繊維材料の熱容量
を所定値まで高めることができる。これにより、
コールドプレス成形時には、この種の繊維材料に
対して温度調整を大幅に緩和できる。また、本発
明では、残留応力その他の成形不良が減少する。
しかも不織布に特有な感触や風合を損ねるという
虞れも減少する。
ツプ材を選定することにより、繊維材料の熱容量
を所定値まで高めることができる。これにより、
コールドプレス成形時には、この種の繊維材料に
対して温度調整を大幅に緩和できる。また、本発
明では、残留応力その他の成形不良が減少する。
しかも不織布に特有な感触や風合を損ねるという
虞れも減少する。
≪実施例の説明≫
第1図は、本発明を適用した繊維材料1を示し
たものである。
たものである。
コールドプレス用の繊維材料1は、カレンダー
加工などのラミネート手段で、不織布2の一方の
面、即ち裏面に高熱容量のバツクアツプ材3を接
着剤4を介して一体的にラミネートしたものであ
る。
加工などのラミネート手段で、不織布2の一方の
面、即ち裏面に高熱容量のバツクアツプ材3を接
着剤4を介して一体的にラミネートしたものであ
る。
前記不織布2は、上記のように、PP繊維の外
周部をPEで被覆し、PPとPEの融点差を利用し
てPP繊維同士を結合したものである。したがつ
て、繊維表面がPEの融点である130℃〜165℃に
加熱された場合に繊維内部はPPの軟化点以上、
融点以下に保たれ、また熱収縮率も10%以下と小
さく、風合も良好な不織布である。
周部をPEで被覆し、PPとPEの融点差を利用し
てPP繊維同士を結合したものである。したがつ
て、繊維表面がPEの融点である130℃〜165℃に
加熱された場合に繊維内部はPPの軟化点以上、
融点以下に保たれ、また熱収縮率も10%以下と小
さく、風合も良好な不織布である。
また、バツクアツプ材3としては、例えば熱容
量が比較的高い発泡ポリウレタンスラブ材を用い
る。このウレタンスラブ材3には、必要に応じて
熱可塑性樹脂を含浸させておけば、コールドプレ
ス成形後の保形性を高めることができる。
量が比較的高い発泡ポリウレタンスラブ材を用い
る。このウレタンスラブ材3には、必要に応じて
熱可塑性樹脂を含浸させておけば、コールドプレ
ス成形後の保形性を高めることができる。
バツクアツプ材3の厚さは、不織布2に好まし
い熱容量を与えるための厚み、または、ラミネー
トされたバツクアツプ材3がパツドとして機能す
ることから、クツシヨン性も加味して厚みの設定
を行う。
い熱容量を与えるための厚み、または、ラミネー
トされたバツクアツプ材3がパツドとして機能す
ることから、クツシヨン性も加味して厚みの設定
を行う。
第2図aないしdは、前記繊維原反を用いたコ
ールドプレス成形方法の概略工程を示す説明図で
ある。
ールドプレス成形方法の概略工程を示す説明図で
ある。
まず、前記繊維原反を成形体の展開形状に沿つ
てトリムカツトする。これによつて得られたブラ
ンク7の両側部を第2図aに示すように、クラン
プ5で支持して、ヒータ6で加熱する。この加熱
温度は、PEの融点以上であつて、PP繊維の軟化
点以上、融点以下である。
てトリムカツトする。これによつて得られたブラ
ンク7の両側部を第2図aに示すように、クラン
プ5で支持して、ヒータ6で加熱する。この加熱
温度は、PEの融点以上であつて、PP繊維の軟化
点以上、融点以下である。
次に加熱されたブランク7をコールドプレス成
形用の下型8にセツト(第2図b参照)し、次い
で上型9を下型8に係合すれば、加熱ブランク1
は、加圧力によつて目的の形状にプレス成形され
る(第2図c,d参照)。
形用の下型8にセツト(第2図b参照)し、次い
で上型9を下型8に係合すれば、加熱ブランク1
は、加圧力によつて目的の形状にプレス成形され
る(第2図c,d参照)。
この加熱からコールドプレス成形に至るまでの
間、高熱容量の下層部によつて、上層部の熱放出
は大きく抑制される。したがつて、ブランク7は
全体としてその熱容量が高くなつて、不織布特有
の感触や風合を維持しつつ、所定の展開倍率で成
形される。
間、高熱容量の下層部によつて、上層部の熱放出
は大きく抑制される。したがつて、ブランク7は
全体としてその熱容量が高くなつて、不織布特有
の感触や風合を維持しつつ、所定の展開倍率で成
形される。
なお、バツクアツプ材3として熱可塑性樹脂含
浸の発泡ポリウレタンスラブ材を用いた場合に
は、加熱により、内部の樹脂が一旦溶融し、成形
型内での冷却により、再固化するので、バツクア
ツプ材3側も成形後に保形性が生じ、更に良好な
成形品を得ることができる。
浸の発泡ポリウレタンスラブ材を用いた場合に
は、加熱により、内部の樹脂が一旦溶融し、成形
型内での冷却により、再固化するので、バツクア
ツプ材3側も成形後に保形性が生じ、更に良好な
成形品を得ることができる。
第1図は本発明に係る繊維材料を示す模式的断
面斜視図、第2図はコールドプレス成形の概略工
程を示すもので、第2図aはプレヒートの状態を
示す断面図、第2図bはプレス成形前の状態を示
す断面図、第2図cはプレス成形中の状態を示す
断面図、第2図dはプレス成形後の成形品を示す
断面図である。 1……繊維材料、2……不織布、3……バツク
アツプ材、4……接着剤。
面斜視図、第2図はコールドプレス成形の概略工
程を示すもので、第2図aはプレヒートの状態を
示す断面図、第2図bはプレス成形前の状態を示
す断面図、第2図cはプレス成形中の状態を示す
断面図、第2図dはプレス成形後の成形品を示す
断面図である。 1……繊維材料、2……不織布、3……バツク
アツプ材、4……接着剤。
Claims (1)
- 1 ポリプロピレン繊維の外周部をポリエチレン
で被覆し、かつポリエチレンによりポリプロピレ
ン繊維同志を結合した不織布であつて、該不織布
の一方の面に高熱容量のバツクアツプ材を一体に
ラミネートしたことを特徴とするコールドプレス
成形用の繊維材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232091A JPS61110540A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | コ−ルドプレス成形用の繊維材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232091A JPS61110540A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | コ−ルドプレス成形用の繊維材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110540A JPS61110540A (ja) | 1986-05-28 |
JPH04465B2 true JPH04465B2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=16933858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59232091A Granted JPS61110540A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | コ−ルドプレス成形用の繊維材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61110540A (ja) |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP59232091A patent/JPS61110540A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61110540A (ja) | 1986-05-28 |
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