JPH0446594Y2 - - Google Patents

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JPH0446594Y2
JPH0446594Y2 JP1988111552U JP11155288U JPH0446594Y2 JP H0446594 Y2 JPH0446594 Y2 JP H0446594Y2 JP 1988111552 U JP1988111552 U JP 1988111552U JP 11155288 U JP11155288 U JP 11155288U JP H0446594 Y2 JPH0446594 Y2 JP H0446594Y2
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shelf
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rail
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばカートリツジ磁気テープなど
を収納する引出し棚に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の引出し棚は、上下左右の方向に
画成された多数の棚受部にそれぞれ配備されてお
り、各引出し棚の内部にカートリツジ磁気テープ
などの被収納物が整列して保管されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の引出し棚は、一般に、最上段の棚の位置
が人間の背丈よりも高く、床上より180cmないし
はそれ以上となるように設定されている。したが
つて、作業者の肘の高さ以上の位置の引出し棚
は、不安定な姿勢でこれを引出さねばならず、棚
内部の被収納物の見出し番号も確認し難い。ま
た、さらに高い位置の棚を引出すには、脚立の利
用が必要となり、その移動が面倒であり、昇降に
時間を要し能率が悪い、しかも作業者の疲労を招
き、危険である、といつた問題点を有するもので
あつた。このため、棚の出し入れが頻繁な事務セ
ンターなどでは、棚受部の上段の領域を使用しな
いという方策もとられるが、この場合は、スペー
ス効率が悪く、横方向に余分な棚受部を併設する
こととなり、経済的負担が大きくなる点が問題で
あつた。
本考案は、上記従来の諸問題を解決することを
技術的課題としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するための具体的手段とし
て、本考案は、被収納物を内部に整列させ収納し
た引出し棚本体の下部両側縁にドロワーレールを
固設し、棚受部の両内側壁に上記ドロワーレール
と対応させてサスペンシヨンレールを配設し、引
出し棚本体を上記サスペンシヨンレールに沿つて
摺接移動する引出し棚において、上記サスペンシ
ヨンレールは、棚の前板寄りの位置を上記棚受部
の側壁に軸支され、また棚の後板寄りの位置にボ
ルトが突設されると共に、上記棚受部の側壁の上
記ボルトに対応する位置には、上記支軸を中心に
サスペンシヨンレールを傾斜し得るように、円弧
状の切欠穴を穿設したことを特徴とする引出し棚
を提案するものである。
〔作用〕
上記の手段により、棚は、これを引出す過程に
おいて、手前下方に向つて傾斜する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基き説
明する。
第1図乃至第8図を参照して、引出し棚本体1
の幅・奥行の方向に支柱25を所要数立設する。
上記支柱25に左右一対の側壁2,2を取付け、
抜止め金具26,26を収嵌固定して、棚受部3
を構成する。引出し棚本体1は、前板21、側板
22、後板23、底板24とから成り、手前下段
の棚1aと奥上段の棚1bの複数段構造としてス
ペースの効率化を図つており、その内部を仕切板
27で仕切り、カートリツジ磁気テープ4を整列
させ収納している。引出し棚本体の前板21に
は、把手28が取付けられ、かつ見出しの表示板
29が貼着されている。また、整列配置された各
カートリツジ磁気テープ4の背肩には、通常6〜
7桁数字の見出し番号が付されている。
引出し棚本体1の下部両側縁には、奥行方向に
ドロワーレール5,5が固設されている。一方、
棚受部3の両側壁2,2の内側における上記ドロ
ワーレール5,5と対応する位置には、サスペン
シヨンレール7,7が配設され、ドロワーレール
5とサスペンシヨンレール7の間にそれぞれ支持
部材6,6が挿通されている。かかる構造によ
り、引出し棚本体1は、把手28を引くとサスペ
ンシヨンレール7,7に沿つて摺接移動し、手前
に引き出されるものである。
さて、引出し棚本体1は、上記棚受部3に水平
態で収納されているものであるが、これを支える
サスペンシヨンレール7,7は、棚の前板21寄
りの位置を支軸8,8により棚受部の両側壁2,
2に回動可能に支持され、また棚の後板23寄り
の位置にボルト9,9が突設されている。そし
て、棚受部の両側壁2,2の上記ボルト9,9に
対応する位置には、円弧状の切欠穴10,10を
穿設し、ボルト9,9を嵌合してある。この切欠
穴10,10の円弧は、上記支軸8,8を中心と
し、該支軸8,8からボルト9,9に至る距離を
半径とする円周の一部分としてあるから、サスペ
ンシヨンレール7,7は、棚の後板23寄り、つ
まり棚受部3の内奥部側が、円弧状の切欠穴1
0,10の範囲内で揺動し、水平態から支軸8,
8を中心とした傾斜態とすることができるもので
ある。
上記サスペンシヨンレール7,7に突設したボ
ルト9,9と支柱25との間には、第1のスプリ
ング11,11を張設し、ボルト9,9を円弧状
の切欠穴10,10の下部の位置に、すなわちサ
スペンシヨンレール7,7が水平位置方向となる
ように付勢している。また、サスペンシヨンレー
ル7,7の上部には、ガイド板30,30を添設
し、このガイド板に奥行方向にスリツト31,3
1を穿設する。そして、このスリツト31,31
に嵌合した摺接部材32,32と、ドロワーレー
ル5,5の端部に形成した引掛部材33,33と
の間に、第2のスプリング12,12を張架して
ある。
いま、第3図のAの位置において、水平態で待
機状態にある引出し棚本体1の把手を引き、1/2
ストロークまで引き出した同図のBの位置では、
まだ第1のスプリング11の力が強く、水平移動
を続け、第2のスプリング12は、摺接部材32
がスリツト31に沿つて移動中であり、ばね力は
引出し棚本体に対し働いていない。次いで、引出
し棚本体1を2/3ストロークまで引き出した同図
のCの位置になると、第1のスプリング11のば
ね力と、引出し棚本体1の荷重が平衡状態とな
り、これを過ぎた時点より、支軸8を中心として
サスペンシヨンレール7は傾斜し始め、ドロワー
レール5は下降してゆくと共に、第2のスプリン
グ12の摺接部材32がスリツト31の終端部に
当接し、そのばね力が引出し棚本体1に対し作用
し始める。引出し棚本体1を全ストローク引き出
すと、同図Dの位置すなわち第2図に示す状態と
なり、引出し棚本体1の荷重が第1のスプリング
11のばね力に完全に打勝つて、サスペンシヨン
レール7に突設したボルト9は円弧状の切欠穴1
0の最高位に達し、ドロワーレール5は最も下降
傾斜する。第2のスプリング12は、このドロワ
ーレール5の下降傾斜の過程において、引出し棚
本体1が急激に降下してこないように、そのばね
力があらかじめ設定されており、いわゆるソフト
ランデイングを可能としている。引出し棚本体1
の傾斜角度は、特に限定されるものではないが、
実用面から15°〜30°の範囲に設定するのが望まし
い。
用済み後の引出し棚本体1を棚受部3に戻すと
きは、棚の前板21を持ち上げ引出し棚本体1を
水平位置に移動すると、第2のスプリング12の
引張り作用により、引出し棚本体1が棚受部3内
の中途域まで自動的に送り込まれ、続いてこれを
押し込むことにより、簡単に格納することができ
る。
なお、本例においては、被収納物としてカート
リツジ磁気テープを棚に収納する場合について説
明したが、その他、カセツトテープ、マイクロフ
イルム、フロツピーデイスクなどを収納する場合
も同様であることは勿論である。
〔考案の効果〕
上記の構成からなる本考案によれば、棚は、こ
れを引出す過程において、サスペンシヨンレール
に設けた支軸を支点として下降傾斜させることが
でき、被収納物の取出しが容易である。この場
合、引出し棚本体は、その内部において段差を有
する複数段の棚構造となつているので、下降傾斜
したとき、手前下段の棚の被収納物が、奥上段の
棚の被収納物の取出しに当り、干渉することな
く、両段における被収納物の見出し番号を容易に
視認できる。また、上記の引出し棚本体の傾斜機
構に加えて、円弧状の切欠穴に嵌合しているサス
ペンシヨンレールのボルトに、第1のスプリング
を張設したことにより、引出し棚本体がある程度
手前に引出されるまで、これを水平位置方向に維
持し、安定を保つことができる。さらに、サスペ
ンシヨンレールとドロワーレールとの間に第2の
スプリングを張架したことにより、引出し棚本体
をゆるやかに下降傾斜させることができ安全であ
ると共に、引出し棚本体を棚受部に戻すときに自
動送り込みの役割を果たし、操作性に優れるとい
つた技術的効果がある。
したがつて、高い位置の棚も脚立を利用する必
要がなく、脚立の移動やそれへの昇降動による作
業者の疲労も、危険性もない。また、空間を有効
に使うことができ、設置スペースの節約となり、
経済的である。
【図面の簡単な説明】
図はいずれも本考案の実施例について示し、第
1図は引出し棚の使用状態を示す正面図、第2図
は引出し棚本体が棚受部から引出された状態を示
す断面図、第3図は引出し棚本体が棚受部に収納
されている状態を示す断面図、第4図は同じく一
部平面図である。第5図は引出し棚本体の全体構
成を示す斜視図、第6図はレール摺接部の斜視
図、第7図は第1図の−視断面図、第8図は
同じく−視断面図である。 1……引出し棚本体、2……側壁、3……棚受
部、4……被収納物、5……ドロワーレール、7
……サスペンシヨンレール、8……支軸、9……
ボルト、10……円弧状の切欠穴、11……第1
のスプリング、12……第2のスプリング、25
……支柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被収納物を内部に整列させ収納した引出し棚
    本体の下部両側縁にドロワーレールを固設し、
    棚受部の両内側壁に上記ドロワーレールと対応
    させてサスペンシヨンレールを配設し、引出し
    棚本体を上記サスペンシヨンレールに沿つて摺
    接移動する引出し棚において、上記サスペンシ
    ヨンレールは、棚の前板寄りの位置を上記棚受
    部の側壁に軸支され、また棚の後板寄りの位置
    にボルトが突設されると共に、上記棚受部の側
    壁の上記ボルトに対応する位置には、上記支軸
    を中心にサスペンシヨンレールを傾斜し得るよ
    うに、円弧状の切欠穴を穿設したことを特徴と
    する引出し棚。 (2) 円弧状の切欠穴の範囲を上下に移動し得るボ
    ルトに、サスペンシヨンレールを水平位置方向
    に付勢するための第1のスプリングを張設した
    請求項(1)に記載の引出し棚。 (3) サスペンシヨンレールとドロワーレールとの
    間に第2のスプリングを張架した請求項(1)又は
    請求項(2)に記載の引出し棚。
JP1988111552U 1988-08-25 1988-08-25 Expired JPH0446594Y2 (ja)

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DE3933406A1 (de) * 1988-10-11 1990-04-12 Blum Gmbh Julius Moebel mit mindestens einer schublade
WO2005110333A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 薬品払出装置
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DE102013205753A1 (de) * 2013-04-02 2014-10-02 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Einrichtung für ein Haushaltsgerät mit lageveränderbarer erster Schiene einer Auszugsvorrichtung sowie Haushaltsgerät mit einer derartigen Einrichtung und Verfahren zum Betreiben einer Einrichtung

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