JPH0446546B2 - - Google Patents

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JPH0446546B2
JPH0446546B2 JP59059353A JP5935384A JPH0446546B2 JP H0446546 B2 JPH0446546 B2 JP H0446546B2 JP 59059353 A JP59059353 A JP 59059353A JP 5935384 A JP5935384 A JP 5935384A JP H0446546 B2 JPH0446546 B2 JP H0446546B2
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JP
Japan
Prior art keywords
value
dextrin
oral
total amount
nutritional
Prior art date
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Application number
JP59059353A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60203172A (ja
Inventor
Kiichi Sawai
Masatsune Kurono
Hiromoto Asai
Asao Shioda
Tadashi Kurachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd filed Critical Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP59059353A priority Critical patent/JPS60203172A/ja
Publication of JPS60203172A publication Critical patent/JPS60203172A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は経口・経管栄養食に係り、殊に例えば
外科手術を受ける患者の術前及び術後の栄養管理
に適し或いは健康人においても頻忙時等にバラン
ス良く栄養を補給するのに適した経口・経管栄養
食に係る。 (背景及び従来技術) 経口・経管栄養食即ち濃厚な流動栄養食であつ
て殊に臓器系手術の術前及び術後の患者及び内科
疾患患者に対するものとしては、昭和30年頃に初
めて商品化されているが、この商品の性格が栄養
補助的なものであつたため並びに栄養食に関する
認織が低かつたために汎用されるに至らなかつ
た。 しかしながら、近年に至り、術前術後における
栄養改善が、手術成積に多大な影響を及ぼすこと
が認識され、殊に高カロリー輪液(TPN)の出
現により栄養物の施与が単に患者の栄養状態の保
持に留まらず、1つの積極的治療法と見倣される
ものとなつた。特に、臓器系外科手術を受けるこ
とが必要な患者は、程度の如何を問わず、栄養に
何等かの偏りが見られ、従つて術前に栄養管理を
行つてこれを是正するために経口・経管栄養食の
存在が現在では欠かせないものとなつている。更
に、術後においても、静注栄養の次段階として、
副作用が少ないこと及び経済的であること等の理
由で経口・経管栄養食は重要なものとなつてい
る。 尚、内科疾患においても、下部消化器疾患の場
合のように、固形食品が悪影響を及ぼす可能性が
想定されるならば、繊維性物質の少ない経口・経
管栄養食の施与が多用されつつある。 このような経口・経管栄養食には、当然なが
ら、種々の要求が課され、その主たるものは、 1 少量で充分な栄養及びカロリーを投与できる
こと、 2 栄養素の配合が適切であること、 3 消化、吸収が良好なこと、及び 4 下痢等の副作用が少ないこと があり、副次的には 5 調製が容易なこと、 6 粘度が低く細いチユーブにより注入可能なこ
と、及び 7 味及び香りが良好で、長期間投与が可能なこ
と がある。 現在、経口・経管栄養食としては各社から種々
のものが市販されているが、上記諸要件を完全に
充足するものは存しないのが実情である。 (発明の目的) 従つて、本発明の目的は容易に調製可能であ
り、この調製の結果として上記諸要件を完全に充
足し得る経口・経管栄養食を提供することにあ
る。 (発明の構成) 本発明によれば、上記の目的は蛋白質、脂質、
デキストリン、ビタミン及びミネラルを主成分と
しており、デキストリンが全量の40−80重量%を
占めており、このデキストリンとしてDE価が10
−20の範囲のものとDE価が21−30の範囲のもの
とが約等量宛配合されていることを特徴とする、
経口・経管栄養食により達成される。 この本発明による経口・経管栄養食において、
カゼイン、大豆蛋白及び全卵粉を蛋白質成分とし
て全量の約20重量%含有し、コーン油、大豆油及
び中鎖脂肪酸トリグリセリドを脂質成分として全
量の約15重量%含有し、DE価が10−20の範囲の
デキストリン及びDE価が21−30の範囲のデキス
トリンを糖質成分として全量の約60重量%含有し
ており、100g当りのカロリーが450Kcal以上に
調整されているのが有利である。 本発明による経口・経管栄養食において、DE
価(Dextrose Equivalent Value)の異なるデキ
ストリンが糖質として配合される理由は下記の通
りである。 一般に、この種の流動性栄養食を調製する場合
にはデキストリンが多量に配合され、その結果流
動性食品としての浸透圧、粘度、嗜好性等に影響
を及ぼす。DE価とは澱粉の酵素加水分解の程度
を表すものであり、その数値が高い程分解が進ん
だものであることを示すが、他の成分やその量並
びに水分量が同じであると仮定すると、DE価の
高いデキストリンを多く用いる程、調製される栄
養食の浸透圧は高くなり、一方粘度は逆に低くな
る。この場合に浸透圧が高過ぎると、従来の栄養
食を摂取した場合に屡々見受けられるように浸透
圧性下痢を生じさせる虞れがあり、粘度が高過ぎ
ると流動性が低く、従つてチユーブを介しての摂
取に困難性が生じたり、チユーブ内で閉塞を生じ
る可能性があり、又食感がプレーンなものとはな
らなくなり、嗜好性が低下する。そこで、これら
をバランスさせるために、本発明による経口・経
管栄養食ではDE価の異なるデキストリンを配合
したのであり、DE価が10−20の範囲のものとDE
価が21−30の範囲のものとを約等量宛配合するこ
とにより、栄養食として調製した場合の浸透圧を
体液の浸透圧(約300m Osm/)に近いもの
となし、これによつて浸透圧性下痢の生じる虞れ
を解消し、又粘度を低くなしてチユーブ流動性に
関する課題を解決すると共に、嗜好性の向上をも
たらしたのである。 次に製造例、調製例及び試験例について説明す
る。 (製造例) 下記諸素材を配合して経口・経管栄養食製品を
得た。 素 材 配合量(g) カゼインナトリウム塩 13.9 大豆蛋白質(酸素処理品) 5.9 全卵粉(酸素処理品) 2.4 コーン油 8.8 中鎖脂肪酸トリグリセライド 2.9 大豆油 3.4 デキストリン DE価10〜20 30.0 DE価21〜30 30.7 ビタミン及びミネラル 2.0 100.0 本品100gの熱量は455Kcalであり、成分比は
下記の通りであつた。 蛋白質 18.2(%) 脂 質 16.2 糖 質 59.0 水 分 4.0 繊維分 0.2 灰 分 2.4 計 100.0 (調製例) 製造例により得たる栄養食(粉体)を容器又は
ミキサーに投入し、50℃程度の温湯を加え攪拌し
て、以下に示される通りの濃度の投与用流動食を
得た。
【表】 (試験例) a PH及び浸透圧測定 各濃度の流動性栄養食についてPH及び浸透圧を
測定した処、下記に示される通りの結果が得られ
た。
【表】 これから本発明による栄養食の調製品殊に
1.0Kcal/mlの標準濃度物は体液浸透圧(282〜
293m OSm/))に近いほぼ理想的な浸透圧値
を有していることが判る。 b 粘度測定 本発明による栄養食の標準濃度物(1.0Kcal/
ml)につき、その粘度を測定した処5.9センチホ
アズであつた。 c 比較試験 市販の各種の経口・経口栄養食をそれぞれ
1.0Kcal/ml濃度に調製して対照体とし、これと
製造例による栄養食の1.0Kcal/ml調製品とにつ
き味覚、乳化安定性、泡立ち、浸透圧及びチユー
ブ流動性を比較した処、下記結果が得られた。 尚、チユーブ流動性はA rgyle社製のチユー
ブ5Fr(長さ120cm)を使用し、落差70cm、温度22
℃の室温条件下で時間当りの流過量として測定さ
れた。
【表】
【表】 上記表から、本発明による栄養食はどの試験に
関しても良好な成績を示し、対照体におけるよう
な使用上の支障が存しないことが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蛋白質、脂質、デキストリン、ビタミン及び
    ミネラルを主成分としており、デキストリンが全
    量の40−80重量%を占めており、このデキストリ
    ンとしてDE価が10−20の範囲のものとDE価が21
    −30の範囲のものが約等量宛配合されていること
    を特徴とする、経口・経管栄養食。 2 カゼイン、大豆蛋白及び全卵粉を蛋白質成分
    として全量の約20重量%含有し、コーン油、大豆
    油及び中鎖脂肪酸トリグリセリドを脂質成分とし
    て全量の約15重量%含有し、DE価が10−20の範
    囲のデキストリン及びDE価が21−30の範囲のデ
    キストリンを糖質成分として全量の約60重量%含
    有しており、100g当りのカロリーが450Kcal以
    上に調整されていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項に記載の経口・経管栄養食。
JP59059353A 1984-03-29 1984-03-29 経口・経管栄養食 Granted JPS60203172A (ja)

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JP59059353A JPS60203172A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 経口・経管栄養食

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JP59059353A JPS60203172A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 経口・経管栄養食

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JPS60203172A JPS60203172A (ja) 1985-10-14
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Families Citing this family (6)

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JPS62224259A (ja) * 1986-03-26 1987-10-02 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 栄養食
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