JPH0446276Y2 - - Google Patents

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JPH0446276Y2
JPH0446276Y2 JP1986200810U JP20081086U JPH0446276Y2 JP H0446276 Y2 JPH0446276 Y2 JP H0446276Y2 JP 1986200810 U JP1986200810 U JP 1986200810U JP 20081086 U JP20081086 U JP 20081086U JP H0446276 Y2 JPH0446276 Y2 JP H0446276Y2
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transparent plate
covering
film
plate
cover sheet
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、画像が形成されたフイルム状原版
と、PS版等の表面に感光層が形成されたオフセ
ツト印刷用の版もしくは感光フイルムを重ね合わ
せて密着させた状態で露光し、上記感光フイルム
若しくはPS版等にフイルム状原版の画像を焼付
ける焼付装置に係り、特にフイルム状原版と、感
光フイルム若しくはPS版との見当合わせ等の作
業をやりやすくする焼付装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、フイルム状原版と感光フイルム若しくは
PS版等の版材とを重ね合わせて真空密着させ、
光源を用いて露光、焼付けを行う焼付装置として
は、第8図の如く上面に透明板1を設け、内部に
光源2を設けてなる筐体3の上面の端辺部にヒン
ジ4を介してカバーシート等の被覆体5を開閉自
在に取りつけたものが用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の焼付装置は、上記のような構造であるか
ら、フイルム状原版が大きい場合は、上記ヒンジ
の部分が邪魔になり、フイルム状原版を感光フイ
ルム等に対して適切な位置に配置することができ
なかつたり、或いは、透明板1上に載置されたフ
イルム状原版と感光フイルム等を密着させるため
に被覆体5を第8図の矢印Aの如く閉じる際に、
被覆体5がヒンジ4に近い部分から遠い部分へと
順次フイルム状原版等に接触していくので、該フ
イルム状原版がヒンジ4から遠ざかる方向へ動い
たり、空気が入つてフイルム状原版や感光フイル
ムに皺を作つてしまうという問題がある。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、透明板の周囲にスペースがあつて、フイルム
状原版、感光フイルム或いはPS版等を透明板の
上にセツトするときには、被覆体は透明板から遠
く離れて作業性を良くし、且つ露光、焼付作業の
ときには、被覆体が透明板の上方から下降してフ
イルム状原版や感光フイルム等の各部分を同時に
そして均一に覆うようにして、上記フイルム状原
版や感光フイルム等に皺が発生しないようにした
焼付装置を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案は、上面に透明板を設けるととも
に該透明板を照射する光源を内部に設けてなる筐
体と、前記透明板を覆う被覆体であつて、カバー
シートと、該カバーシートを上方から圧接しつつ
カバーシートの中央部から端部に向かつて互いに
反対方向に転動する2本のならしローラーからな
る被覆体と、該被覆体を垂直に下降させて前記透
明板に密着させ、又被覆体を上昇させて前記透明
板から離脱させる昇降手段と、前記被覆体を前記
透明板の上方位置と該位置から外れる位置に水平
移動させる水平移動手段とからなる焼付装置を要
旨とするものである。
(作用) 前記の如く、本考案の焼付装置は、昇降手段に
より被覆体を垂直方向に下降させて透明板を覆う
ようにしたので、フイルム状原版や感光フイルム
等に皺が発生することがなく、しかも水平移動手
段により被覆体を透明板の上方から外れた位置へ
水平に移動させて透明板の周囲に十分なスペース
をとれるようにしたので、大きなフイルム状原版
や感光フイルムでも透明板の適当な位置に自由に
セツトできるものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案の焼付装置6の斜視図であ
る。
本考案の焼付装置6は、上面にガラスでできた
透明板7をはめこみ、且つ内部に該透明板7を照
射するための光源8を設けた筐体9と、上記透明
板7を被覆するための被覆体10と、該被覆体1
0を透明板7の面に対して垂直方向に上下動させ
るための昇降手段12と、上記被覆体10を水平
方向へ移動させるための水平移動手段13とから
構成されている。
上記筐体9の内部には、更に光源8の光を効率
良く透明板7へ照射させるために反射板14が設
けられている。また透明板7のまわりは、ゴム枠
15で囲まれており、透明板7と被覆体10とを
確実に密着できるようにしてある。
尚、上記光源8としては、キセノンフラツシユ
ランプ等の通常の焼付装置に用いられているもの
を使用するものである。
被覆体10には、カバーシート16が設けてあ
り、更に該カバーシート16を上方から圧接しつ
つカバーシート16の中央部から端部に向かつて
互いに反対方向に転動する2本のならしローラ1
7,17が設けられている。
上記2本のならしローラ17,17の駆動機構
は、第2図示のとおりである。
即ち、上記駆動機構は、ならしローラ17,1
7を回転自在に支持するスライドブロツク23
を、スライドレール26上に配設するとともに、
上記スライドブロツク23に、半分ずつ各々逆向
きのネジ山を形成したネジシヤフト25を螺合さ
せて、該ネジシヤフト25をモータ27で回転さ
せるものである。そしてネジシヤフト25を矢印
Hの方向に回転させることで、2本のならしロー
ラ17,17は、各々矢印F又はGの方向に移動
するものである。
尚、ならしローラ17,17の駆動機構は、上
記実施例に限定されるものではなく、第3図示の
如く、ならしローラ17,17の一端にガイドロ
ーラ32を取りつけてスライドレール30上に配
置し、他端にはウオームホイール28を取りつけ
るとともに、該ウオームホイール28と噛み合う
ようにウオーム29を設け、該ウオーム29をモ
ータ31で回転させるようにしても良い。この場
合には、ウオーム29を矢印Tの方向に回転させ
ると、2本のならしローラ17,17は各々矢印
F又はGの方向に移動するものである。
次ぎに昇降手段12は、被覆体10の両側の延
設部18,18に立設された昇降ガイドバー1
9,19と、一端が上記延設部18に固定された
エアーシリンダー11とから構成されている。
エアーシリンダー11の他端はコ字型アーム2
0の上方水平部分に固定されている。また上記昇
降ガイドバー19は、コ字型アーム20の上方水
平部分に設けられた貫通孔に摺動自在に挿通され
ている。従つて被覆体10は、エアーシリンダー
11によつて吊り下げられた状態になつている。
また、水平移動手段13は、筐体9の両側面に
平行に取りつけられた2本の水平ガイドバー2
1,21と、該水平ガイドバー21に摺動自在に
挿通されたスライダー22とから構成されてい
る。
上記スライダー22の上面には、前記コ字型ア
ーム20の下方水平部が固定されている。
尚、昇降手段12として、上記実施例では、昇
降ガイドバー19とエアーシリンダー11との組
み合わせを使用したが、これに限定されるもので
はなく、昇降ガイドバーと油圧シリンダー、或い
はボールネジと該ボールネジを回転させるための
モータ等、被覆体10を上下方向に往復移動でき
るものであれば、どのようなものであつても良
い。
又、水平移動手段13も上記実施例のものに限
定されるものではなく、ボールネジと該ボールネ
ジに螺合する移動体とボールネジを回転させるた
めのモータ等の組み合わせを用いてもよい。
次に本実施例の焼付装置6の動作状態を説明す
る。
第4図乃至第7図は、各動作状態を示す焼付装
置6の斜視図である。
まず、第4図のように、昇降手段12と水平移
動手段13により、被覆体10を上方に持ち上げ
るとともに透明板7から後方へ離れた位置に移動
させる。この状態で、フイルム状原版及び感光フ
イルム等の版材(図示せず)を透明板7の上にセ
ツトする。
次に第5図示の如く、スライダー22を水平ガ
イドバー21に沿つて矢印Bの方向に移動させ
る。
そして被覆体10が透明板7の上方へ来たら第
6図示の如く、エアーシリンダー11のピストン
ロツドを突出させて、矢印Cのように被覆体10
を透明板7上に降下させる。このとき被覆体10
が透明板7に対して垂直に降下するので、カバー
シート16は透明板7上にセツトされたフイルム
状原版及び感光フイルム等の各部を同時に且つ均
一に覆うことになる。また透明板7のまわりには
ゴム枠15があるので、透明板7と被覆体10は
確実に密着する。
そして次に、第7図示の如く、被覆体10の中
央部に位置する2本のならしローラ17,17を
カバーシート16に圧接させつつ各々矢印D,E
のように回転させて、矢印F,Gの方向へ移動さ
せる。ならしローラ17,17がカバーシート1
6の端部まで移動したら、真空ポンプ(図示せ
ず)を作動させて、透明板7、ゴム枠15及びカ
バーシート16で囲まれた空間から空気を排出
し、フイルム状原版及び感光フイルムを透明板7
に完全に密着させる。
次に筐体9の内部に設けられた光源8を発光さ
せる。するとフイルム状原版に形成された画像が
感光フイルムに焼付られる。
上記のようにして焼付を終了すると、真空状態
を解除し、つぎにエアーシリンダー11を作動さ
せて被覆体10を上方へ持ち上げる。その次に水
平移動手段13により被覆体10を後方へ移動さ
せて前記第4図示の状態にし、透明板7上のフイ
ルム状原版及び感光フイルムを取ることにより、
焼付の一工程が終了する。
(考案の効果) 以上のように本考案の焼付装置は、昇降手段に
より被覆体を垂直方向に下降させて透明板を覆う
ようにしたので、フイルム状原版や感光フイルム
等に皺が発生することがない。しかも水平移動手
段により被覆体を透明板の上方から外れた位置へ
水平に移動させて透明板の周囲に十分なスペース
をとれるようにしてので、大きなフイルム状原版
や感光フイルムでも透明板の適当な位置に自由に
セツトできるとともに、フイルム状原版や感光フ
イルム等の搬入、搬出装置の取付けが容易とな
り、焼付工程の自動化が容易にできるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の焼付装置6の斜視図、第2
図は、ならしローラ及びその駆動機構の要部斜視
図、第3図は他の駆動機構の要部斜視図、第4図
乃至第7図は、各動作状態を示す焼付装置6の斜
視図、第8図は従来の焼付装置の側面図である。 1,7……透明板、2,8……光源、3,9…
…筐体、5,10……被覆体、6……焼付装置、
11……エアーシリンダー、12……昇降手段、
13……水平移動手段、14……反射板、15…
…ゴム枠、16……カバーシート、17……なら
しローラ、19……昇降ガイドバー、20……コ
字型アーム、21……水平ガイドバー、22……
スライダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に透明板を設けるとともに該透明板を照射
    する光源を内部に設けてなる筐体と、前記透明板
    を覆う被覆体であつて、カバーシートと、該カバ
    ーシートを上方から圧接しつつカバーシートの中
    央部から端部に向かつて互いに反対方向に転動す
    る2本のならしローラーからなる被覆体と、該被
    覆体を垂直に下降させて前記透明板に密着させ、
    又被覆体を上昇させて前記透明板から離脱させる
    昇降手段と、前記被覆体を前記透明板の上方位置
    と該位置から外れる位置に水平移動させる水平移
    動手段とからなることを特徴とする焼付装置。
JP1986200810U 1986-12-27 1986-12-27 Expired JPH0446276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986200810U JPH0446276Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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JP1986200810U JPH0446276Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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JPS63107442U JPS63107442U (ja) 1988-07-11
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JP1986200810U Expired JPH0446276Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749940A (en) * 1980-09-09 1982-03-24 Toshiba Corp Exposure device
JPS5829473U (ja) * 1981-08-22 1983-02-25 大日本印刷株式会社 連続用紙処理装置の加湿装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749940A (en) * 1980-09-09 1982-03-24 Toshiba Corp Exposure device
JPS5829473U (ja) * 1981-08-22 1983-02-25 大日本印刷株式会社 連続用紙処理装置の加湿装置

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JPS63107442U (ja) 1988-07-11

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