JPH0446090A - シリコン単結晶体の引上装置 - Google Patents
シリコン単結晶体の引上装置Info
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- JPH0446090A JPH0446090A JP15590290A JP15590290A JPH0446090A JP H0446090 A JPH0446090 A JP H0446090A JP 15590290 A JP15590290 A JP 15590290A JP 15590290 A JP15590290 A JP 15590290A JP H0446090 A JPH0446090 A JP H0446090A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、チョクラルスキー法(CZ法)によるシリコ
ン単結晶体の引1−装置、特に、安定した単結晶体育成
を行うことができ、酸素A 11゛、Fjか低くかつ酸
素誘起積層欠陥(O3I’)の発生の少ない単結晶体を
得るようにしたシリコン単結晶体の引1゛、装置に関す
る。
ン単結晶体の引1−装置、特に、安定した単結晶体育成
を行うことができ、酸素A 11゛、Fjか低くかつ酸
素誘起積層欠陥(O3I’)の発生の少ない単結晶体を
得るようにしたシリコン単結晶体の引1゛、装置に関す
る。
(従来の技術4[コびに発明が解決しようとする3題)
シリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素などのの単結晶
体の製造方法として、ルツボ内の融液から結晶を成長さ
せつつ引1−げるチョクラルスキー法(CZ法)が広く
行なわれている。
シリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素などのの単結晶
体の製造方法として、ルツボ内の融液から結晶を成長さ
せつつ引1−げるチョクラルスキー法(CZ法)が広く
行なわれている。
このCZ法では、従来から第4図に模式的に示すシリコ
ン単結晶体の引」二装置が用いられている。
ン単結晶体の引」二装置が用いられている。
引上げ装置1aは、加熱チャンバ部2aと引」二げチャ
ンバ部2bとからなるチャンバ2を白′し、加熱チャン
バ部りa内には、ルツボ4およびこれを囲続する筒状の
加熱ヒータ7か設けられている。
ンバ部2bとからなるチャンバ2を白′し、加熱チャン
バ部りa内には、ルツボ4およびこれを囲続する筒状の
加熱ヒータ7か設けられている。
なお、本例ではルツボ4は、石英製ルツボ4aの外周を
黒鉛製ルツボ4bにより覆って保護しており、黒鉛製ル
ツボ4bには、黒鉛製受け11113を介して駆動部6
の回転軸5か取付けられている。前記引」二げチャンバ
部2bは、加熱チャンバ部2aより上方へ延長された小
径な筒体であり、内部には、上部壁面を挿通して引−[
−げワイヤ10か垂下されている。
黒鉛製ルツボ4bにより覆って保護しており、黒鉛製ル
ツボ4bには、黒鉛製受け11113を介して駆動部6
の回転軸5か取付けられている。前記引」二げチャンバ
部2bは、加熱チャンバ部2aより上方へ延長された小
径な筒体であり、内部には、上部壁面を挿通して引−[
−げワイヤ10か垂下されている。
この装置1aを用いてシリコン単結晶体Cを育成するに
は、まず、石英製ルツボ4a内に多結晶シリコンおよび
8星に応じて添加されるドーパントなどの原料を所定量
装填し、加熱ヒータ7によって加熱溶融して融液13を
形成する。そして、融液13中に引」、げワイヤ10の
先端に取イ・jけられた種結晶12を浸漬し、石英製ル
ツボ4aと種結晶12とを相対的に回転させながら引」
、げ、種結晶12の下端にシリコン単結晶体Cを成長さ
せる。
は、まず、石英製ルツボ4a内に多結晶シリコンおよび
8星に応じて添加されるドーパントなどの原料を所定量
装填し、加熱ヒータ7によって加熱溶融して融液13を
形成する。そして、融液13中に引」、げワイヤ10の
先端に取イ・jけられた種結晶12を浸漬し、石英製ル
ツボ4aと種結晶12とを相対的に回転させながら引」
、げ、種結晶12の下端にシリコン単結晶体Cを成長さ
せる。
なお、図中、符;;r9Jは引」、げ駆動部、「11」
はチャックである。
はチャックである。
この装置1aによるシリコン単¥、11品体の引1けに
おいては、石英製ルツホ4a内に形成された高温の融液
13からはシリコンモノオキサイド(Sin)などが蒸
発している。この蒸発物は、チャンバ2の壁面において
凝縮して落下し、シリコン単結晶体の成長界面に到達す
ると、結晶か有転位化する虞れかある。このため、従来
からシリコン単結晶体引上げ時には、不活性ガス、例え
ばアルゴンガスGを引上げチャンバ2内に流下させ、こ
のアルゴンガスGに仕送させて蒸発物を系外に排出して
いる。
おいては、石英製ルツホ4a内に形成された高温の融液
13からはシリコンモノオキサイド(Sin)などが蒸
発している。この蒸発物は、チャンバ2の壁面において
凝縮して落下し、シリコン単結晶体の成長界面に到達す
ると、結晶か有転位化する虞れかある。このため、従来
からシリコン単結晶体引上げ時には、不活性ガス、例え
ばアルゴンガスGを引上げチャンバ2内に流下させ、こ
のアルゴンガスGに仕送させて蒸発物を系外に排出して
いる。
しかし、従来の引上装置1aでは、加熱チャンバ部2a
は−1一部域においてかなり急激に縮径された形状とな
っているため、引−ヒげチャンバ部2b側から加熱チャ
ンバ部2aに流入する際にアルコンガスGは、十分整流
された状態とはならす、加熱チャンバ部2aの肩部位A
において渦流を生じさせつつ流下することになる。この
渦流の部分においては、アルゴンガスGは実質的に滞留
することになり、融t1支13から蒸発1昇した蒸発物
の一部は、この肩部位Aに滞留ないし内周Aj7に付着
することになり、これか凝縮して滴下すると、前述のi
゛転0+、化が生じる處かある。
は−1一部域においてかなり急激に縮径された形状とな
っているため、引−ヒげチャンバ部2b側から加熱チャ
ンバ部2aに流入する際にアルコンガスGは、十分整流
された状態とはならす、加熱チャンバ部2aの肩部位A
において渦流を生じさせつつ流下することになる。この
渦流の部分においては、アルゴンガスGは実質的に滞留
することになり、融t1支13から蒸発1昇した蒸発物
の一部は、この肩部位Aに滞留ないし内周Aj7に付着
することになり、これか凝縮して滴下すると、前述のi
゛転0+、化が生じる處かある。
また、従来の引1.装置1aは、加熱チャンバ部2aの
内部空間が比較的大きいので、融液13からの熱の放散
も大き(、融液13を形成するために必要とされる加熱
ヒータ7の熱量も大きいものを使用している。この結果
、加熱ヒータ7により加熱される石英製ルツボ4aの壁
面温度は高くなり、石英製ルツボ4aから溶出する酸素
量が増大し、得られるシリコン単結晶体の酸素含何台が
増大することになる。
内部空間が比較的大きいので、融液13からの熱の放散
も大き(、融液13を形成するために必要とされる加熱
ヒータ7の熱量も大きいものを使用している。この結果
、加熱ヒータ7により加熱される石英製ルツボ4aの壁
面温度は高くなり、石英製ルツボ4aから溶出する酸素
量が増大し、得られるシリコン単結晶体の酸素含何台が
増大することになる。
さらに、前記したように加熱チャンバ部2aと引1−げ
チャンバ部2bとの連結部分はかなり急激に縮径された
構造を有するために、両チャンバ部2a、2bを流下す
るアルゴンガスGの流れ状態は著しるしく相違し、引上
げチャンバ部2b内は早く、加熱チャンバ部りa内は比
較的緩やかに流れることになる。このため、シリコン単
結晶(k Cを引」、げろ場合には、加熱チャンバ部2
aから弓土げチャンバ部2bに入る際に急激に冷却され
ることになる。
チャンバ部2bとの連結部分はかなり急激に縮径された
構造を有するために、両チャンバ部2a、2bを流下す
るアルゴンガスGの流れ状態は著しるしく相違し、引上
げチャンバ部2b内は早く、加熱チャンバ部りa内は比
較的緩やかに流れることになる。このため、シリコン単
結晶(k Cを引」、げろ場合には、加熱チャンバ部2
aから弓土げチャンバ部2bに入る際に急激に冷却され
ることになる。
シリコン単結晶体でN型化したものは、引1.げ中の結
晶の谷部位の冷却速度が800℃以下の温度域で5℃/
I[lin以1−1に早まると、081’の発生が著し
くなるという知見を出願人らは実験により見出した。つ
まり、前述した構成の引上装置における急冷状態はO8
+”の発生の面でも問題をi゛するものとなる。
晶の谷部位の冷却速度が800℃以下の温度域で5℃/
I[lin以1−1に早まると、081’の発生が著し
くなるという知見を出願人らは実験により見出した。つ
まり、前述した構成の引上装置における急冷状態はO8
+”の発生の面でも問題をi゛するものとなる。
そこで、最近では、第5図に示すような引I7装置1b
が提案されている。この引」−装置1bでは、引上げら
れるシリコン単結晶体Cを軸とし、下端部が融液13の
液面並びに引上げられるシリコン単結晶体Cの外周面に
通接するように形成された略述円錐状の断熱部十ADが
設けられている。
が提案されている。この引」−装置1bでは、引上げら
れるシリコン単結晶体Cを軸とし、下端部が融液13の
液面並びに引上げられるシリコン単結晶体Cの外周面に
通接するように形成された略述円錐状の断熱部十ADが
設けられている。
断熱部材りをルツボ4の」二部に設けると、ht!l!
液13、液熱3−タ7などからチャンバ2内への熱の放
散が断熱部材りによって抑制され、加熱ヒータ7の熱量
の低減、得られるシリコン単結晶体Cの酸素A白゛量の
低下が可能となる。またこの断熱部材りが融液13の上
部を実質的に覆うので、融液13から蒸発するSiOの
1−2昇も抑mllでき、アルゴンガスGの融〆皮近傍
における流れをある程度整流することができるので、S
iOの除去が比較的良好となり、シリコン単結晶体Cの
h°転位化も防止できる。
液13、液熱3−タ7などからチャンバ2内への熱の放
散が断熱部材りによって抑制され、加熱ヒータ7の熱量
の低減、得られるシリコン単結晶体Cの酸素A白゛量の
低下が可能となる。またこの断熱部材りが融液13の上
部を実質的に覆うので、融液13から蒸発するSiOの
1−2昇も抑mllでき、アルゴンガスGの融〆皮近傍
における流れをある程度整流することができるので、S
iOの除去が比較的良好となり、シリコン単結晶体Cの
h°転位化も防止できる。
しかし、このような断熱部HDを設置すると、融液13
、加熱ヒータ7などからの熱の放散が抑制されるので、
引上げられるシリコン単結晶体Cが急冷され、O8I’
発生の可能性がより高(なり、しかもこの断熱部HDは
シリコン単結晶体Cを覆っているものではないので、ア
ルゴンガスGの整流性も十分でなく、さらに、外部から
シリコン単結晶体Cを観察して、引」−速度、相対的な
回転速度、融液面のレベル等を制御する場合には、その
観察が断熱部HDに邪魔されて不可能になるという不具
合が生じることもある。
、加熱ヒータ7などからの熱の放散が抑制されるので、
引上げられるシリコン単結晶体Cが急冷され、O8I’
発生の可能性がより高(なり、しかもこの断熱部HDは
シリコン単結晶体Cを覆っているものではないので、ア
ルゴンガスGの整流性も十分でなく、さらに、外部から
シリコン単結晶体Cを観察して、引」−速度、相対的な
回転速度、融液面のレベル等を制御する場合には、その
観察が断熱部HDに邪魔されて不可能になるという不具
合が生じることもある。
本発明は、1.述した従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、Ci法によるシリコン単結晶体の製造に
際して、酸素36字か低くかつ酸素誘起積層欠陥(O3
+’)の発生の少ない、安定したシリコン単結晶体の育
成を行なうことかできるシリコン単結晶体の引上装置を
提供することを目的とする。
たものであり、Ci法によるシリコン単結晶体の製造に
際して、酸素36字か低くかつ酸素誘起積層欠陥(O3
+’)の発生の少ない、安定したシリコン単結晶体の育
成を行なうことかできるシリコン単結晶体の引上装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための(段)
上記目的を達成するための本発明は、チャンバ内に設け
られたルツボに向って不lL性カスを流下し、このルツ
ボ中の融液からの蒸発物を除去しつつ該ルツボから略円
柱状のシリコン単イ11品体を弓上げる装置において、
前記シリコン単結晶体の弓上げ方向を軸として伸延され
かつ内部を引」二げられるシリコン単結晶体の直胴部と
所定の隙間を酊し、さらに下端が前記融液の液面近傍に
まで垂下するような直管状の断熱部材を石英製とし、こ
の石英製断熱部材内に前記不活性ガスを流下させるよう
にしたことを特徴とするシリコン単結晶体の引1“2装
置である。
られたルツボに向って不lL性カスを流下し、このルツ
ボ中の融液からの蒸発物を除去しつつ該ルツボから略円
柱状のシリコン単イ11品体を弓上げる装置において、
前記シリコン単結晶体の弓上げ方向を軸として伸延され
かつ内部を引」二げられるシリコン単結晶体の直胴部と
所定の隙間を酊し、さらに下端が前記融液の液面近傍に
まで垂下するような直管状の断熱部材を石英製とし、こ
の石英製断熱部材内に前記不活性ガスを流下させるよう
にしたことを特徴とするシリコン単結晶体の引1“2装
置である。
また、本発明では、前記チャンバは、大径の加熱チャン
バと、この加熱チャンバ部と同軸的に設けられた小径の
引上げチャンバ部とから構成し、前記石英製断熱部材を
前記引」二げチャンバ部の下端部より重下したことを特
徴とするシリコン単結晶体の引上装置である。
バと、この加熱チャンバ部と同軸的に設けられた小径の
引上げチャンバ部とから構成し、前記石英製断熱部材を
前記引」二げチャンバ部の下端部より重下したことを特
徴とするシリコン単結晶体の引上装置である。
(作 用)
このように構成した本発明にあっては、直管状の石英製
断熱部材をルツボの1部に、その下端が融液に近接する
ように設けたので、1−/7から流下される不活性ガス
は、断熱部材により整流されることになり、断熱部Hに
810が何首することはなく、助字良く除去されること
になる。この結果、シリコン単結晶体の有転位化を防止
することができる。
断熱部材をルツボの1部に、その下端が融液に近接する
ように設けたので、1−/7から流下される不活性ガス
は、断熱部材により整流されることになり、断熱部Hに
810が何首することはなく、助字良く除去されること
になる。この結果、シリコン単結晶体の有転位化を防止
することができる。
また、前記断熱部材は、石英製であるので、ルツボ等か
らの赤外線の一部は、これを透過することになり、過冷
却にも断熱過度にもならないので、シリコン単結晶体は
、不必要に引」、速度を上げたり低下させたりすること
はなく、シリコン単結晶体中のO8I’の発生も防止す
ることができ、しかも、石英製ルツボから溶出する酸素
量も増大せず、得られるシリコン単結晶体の酸素含有量
か増大することもない。
らの赤外線の一部は、これを透過することになり、過冷
却にも断熱過度にもならないので、シリコン単結晶体は
、不必要に引」、速度を上げたり低下させたりすること
はなく、シリコン単結晶体中のO8I’の発生も防止す
ることができ、しかも、石英製ルツボから溶出する酸素
量も増大せず、得られるシリコン単結晶体の酸素含有量
か増大することもない。
さらに、シリコン単結晶体Cの外形等を観察し、引上速
度、相対的な回転速度、融液面のレベル等を制御する場
合も、外部からの観察か容易となる。
度、相対的な回転速度、融液面のレベル等を制御する場
合も、外部からの観察か容易となる。
(実 施 例)
以下、本発明の一実施例を図面に基ついて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す全体断面図であり、第
4,5図に示す部材と同一部月には同一符号を付してい
る。
4,5図に示す部材と同一部月には同一符号を付してい
る。
本実施例のシリコン単結晶体の引1−装置1は、大径の
加熱チャンバ部2aと、この加熱チャンバ部2aと同軸
的に設けられた小径の引1−げチャンバ部2bとからな
るチャンバ2を何している。加熱チャンバ部りa内には
黒鉛製麦は皿3に支持された断面U字状のルツボ4が設
けられ、このルツボ4は石英製ルツボ4bの外周を黒鉛
製ルツボ4aが覆い保護している。このルツボ4は回転
軸5と連結され、駆動装置6により回転されるようにな
っている。ルツボ4の周囲には、加熱ヒータ7が設けら
れ、石英製ルツボ4b内に収容した1京料を溶融するよ
うになっている。加熱ヒータ7は、抵抗加熱法によるあ
るいは誘導加熱法によるもの等種々のものを用いること
かできるか、大型の連続引1・装置に適用する場合には
経済性を、’;15慮して抵抗加熱ヒータとすることが
好ましい。
加熱チャンバ部2aと、この加熱チャンバ部2aと同軸
的に設けられた小径の引1−げチャンバ部2bとからな
るチャンバ2を何している。加熱チャンバ部りa内には
黒鉛製麦は皿3に支持された断面U字状のルツボ4が設
けられ、このルツボ4は石英製ルツボ4bの外周を黒鉛
製ルツボ4aが覆い保護している。このルツボ4は回転
軸5と連結され、駆動装置6により回転されるようにな
っている。ルツボ4の周囲には、加熱ヒータ7が設けら
れ、石英製ルツボ4b内に収容した1京料を溶融するよ
うになっている。加熱ヒータ7は、抵抗加熱法によるあ
るいは誘導加熱法によるもの等種々のものを用いること
かできるか、大型の連続引1・装置に適用する場合には
経済性を、’;15慮して抵抗加熱ヒータとすることが
好ましい。
前記加熱ヒータ7の外周には、断熱板8か設けられ、前
記チャンバ2に不必要な熱が伝わらないようにしている
。
記チャンバ2に不必要な熱が伝わらないようにしている
。
引上げチャンバ部2bの」0部には、引上げ駆動部9が
設けられ、引上げワイヤ10を回転させると共に昇降さ
せるように構成されている。引上げワイヤ10の先端に
は、チャック11が取り付けられ、このチャック11に
種結晶12が把持されている。
設けられ、引上げワイヤ10を回転させると共に昇降さ
せるように構成されている。引上げワイヤ10の先端に
は、チャック11が取り付けられ、このチャック11に
種結晶12が把持されている。
この引」〕げチャンバ部2bの中間部分には、融7夜1
3から発生するSiOを除去するための不話性ガス、例
えばアルゴンガスGを供給するダクト14が連結されて
いる。
3から発生するSiOを除去するための不話性ガス、例
えばアルゴンガスGを供給するダクト14が連結されて
いる。
特に、本実施例では、引1.げチャンバ部2bの下端部
に直箱状の石英59断熱管15が取付けられている。こ
の石英製断熱管15は、シリコン単結晶体Cの引上げh
向を軸として伸延し、シリコン単結晶体Cの直胴部Ca
と所定の隙間を酊し、さらにその下端はM;+&13の
表面に近接するように重下されている。つまり、石英製
断熱’+5゛15は、シリコン単結晶体Cの直胴部Ca
との間の[(:〔間を流れるアルゴンガスGを整流して
流し、融液13の表面から蒸発する蒸発物を羅実にシリ
コン単1(部体Cの引上げ搬送路外に排出するようにし
、ている。
に直箱状の石英59断熱管15が取付けられている。こ
の石英製断熱管15は、シリコン単結晶体Cの引上げh
向を軸として伸延し、シリコン単結晶体Cの直胴部Ca
と所定の隙間を酊し、さらにその下端はM;+&13の
表面に近接するように重下されている。つまり、石英製
断熱’+5゛15は、シリコン単結晶体Cの直胴部Ca
との間の[(:〔間を流れるアルゴンガスGを整流して
流し、融液13の表面から蒸発する蒸発物を羅実にシリ
コン単1(部体Cの引上げ搬送路外に排出するようにし
、ている。
また、この断熱部材15は、石英製であるので、ルツボ
等からの赤外線の一部は、これを透過することになり、
過冷却にも断熱過度にもならない。
等からの赤外線の一部は、これを透過することになり、
過冷却にも断熱過度にもならない。
そのため、シリコン単結晶は適度な加熱状態となり、O
8「の発生を抑制することが可能である。
8「の発生を抑制することが可能である。
加えて、この石英製断熱箱15は、透明体であるために
外部からの視認が容易となる。したかって、この引1−
装置には、加熱チャンバ部2aの肩部に窓17か設けら
れ、この窓部17からテレビカメラ18等によりシリコ
ン単結晶体Cの引」1部分が観察できるようにしている
。テレビカメラ18か観察した画像データは解)jiさ
れ、シリコン単結晶体Cと融液面との境界位置を検出し
、この検出結果に基づいてシリコン単結晶体Cの外形か
所定形状に沿うように引上速度、相対的な回転速度、融
液面のレベル等が制御される。
外部からの視認が容易となる。したかって、この引1−
装置には、加熱チャンバ部2aの肩部に窓17か設けら
れ、この窓部17からテレビカメラ18等によりシリコ
ン単結晶体Cの引」1部分が観察できるようにしている
。テレビカメラ18か観察した画像データは解)jiさ
れ、シリコン単結晶体Cと融液面との境界位置を検出し
、この検出結果に基づいてシリコン単結晶体Cの外形か
所定形状に沿うように引上速度、相対的な回転速度、融
液面のレベル等が制御される。
次に、上述したシリコン単結晶体の引−1−装置を用い
てシリコン単結晶体を製造する場合を説明する。
てシリコン単結晶体を製造する場合を説明する。
まず、原料供給装置から所定量の多結晶シリコンと必要
に応じてこれに添加すべきドーパントを石英製ルツボ4
bに供給し、加熱ヒータ7を作動させて溶解する。
に応じてこれに添加すべきドーパントを石英製ルツボ4
bに供給し、加熱ヒータ7を作動させて溶解する。
引」−げ作業を開始する際には、加熱チャンバ部りa内
にダクト14からアルゴンガスGを吹き込むとともに加
熱チャンバ部2aを減圧アルゴン雰囲気または常圧アル
ゴン雰囲気にする。
にダクト14からアルゴンガスGを吹き込むとともに加
熱チャンバ部2aを減圧アルゴン雰囲気または常圧アル
ゴン雰囲気にする。
ついて、引」−げワイヤ10のチャック11に面方位の
定まった種結晶12を1.llZすf、Iけ、引1げ駆
動部9を作動させて種結晶12の下Q;lj部か融1t
k13に浸漬するまで降下する。
定まった種結晶12を1.llZすf、Iけ、引1げ駆
動部9を作動させて種結晶12の下Q;lj部か融1t
k13に浸漬するまで降下する。
引I−げの籾量は、引1゛、げ速度を速く設定し、かつ
/または融液温度を高(することにより、シリコン単結
晶体Cの径を細く絞り、転位をシリコン単結晶体表面に
追い出して無転位化する。続いて、引上げ速度および/
または融7Ik hAA度を下げることにより、所望の
径を何するシリコン単結晶体Cを成長させる。この場合
、駆動装置6により石英製ルツボ4a等を回転させると
共に、引上げワイヤ10も回転させ、融液13の攪拌と
温度の均一化を図ることが好ましい。
/または融液温度を高(することにより、シリコン単結
晶体Cの径を細く絞り、転位をシリコン単結晶体表面に
追い出して無転位化する。続いて、引上げ速度および/
または融7Ik hAA度を下げることにより、所望の
径を何するシリコン単結晶体Cを成長させる。この場合
、駆動装置6により石英製ルツボ4a等を回転させると
共に、引上げワイヤ10も回転させ、融液13の攪拌と
温度の均一化を図ることが好ましい。
なお、引上げ操作を行なっている間は、原料供給装置か
ら石英製ルツボ4aに原料が供給されており、これによ
って融液13の液面が常に一定に保たれている。
ら石英製ルツボ4aに原料が供給されており、これによ
って融液13の液面が常に一定に保たれている。
この引上げ中において、シリコン単結晶体Cの直胴部C
aと石英製断熱管15との間の隙間には、アルゴンガス
Gが流通するが、このアルゴンガスGは直る状の石英製
断熱−15内を流下することになるので、チャンバ2の
形状に影響されることなく整流されて流下することにな
る。したかって、この石英製断熱管15には、融液13
の表面から蒸発したSiOが付着しに(くなり、SiO
か効率良く除去されることになる。しかもアルゴンガス
の流れに基づいてシリコン単結晶体Cが過冷却となるこ
ともない。また、この断熱管15は石英により形成され
ているので、透明な断熱管となり、加熱ヒータ7$によ
り発生した赤外線の一部はこれを透過して放散され、自
余のものは透過させることなく、加熱に利用される。し
たがって、シリコン単結晶体Cは、過冷却されることも
、また断熱過多となることもない。つまり、シリコン単
結α体Cは適度な加熱状態となるので、シリコン単結晶
体Cの引」、速度も不必要に」−けたり低下させたりす
ることはなく、引上速度によってはシリコン単結晶体中
に発生する虞かあるO8I”も抑制されることになる。
aと石英製断熱管15との間の隙間には、アルゴンガス
Gが流通するが、このアルゴンガスGは直る状の石英製
断熱−15内を流下することになるので、チャンバ2の
形状に影響されることなく整流されて流下することにな
る。したかって、この石英製断熱管15には、融液13
の表面から蒸発したSiOが付着しに(くなり、SiO
か効率良く除去されることになる。しかもアルゴンガス
の流れに基づいてシリコン単結晶体Cが過冷却となるこ
ともない。また、この断熱管15は石英により形成され
ているので、透明な断熱管となり、加熱ヒータ7$によ
り発生した赤外線の一部はこれを透過して放散され、自
余のものは透過させることなく、加熱に利用される。し
たがって、シリコン単結晶体Cは、過冷却されることも
、また断熱過多となることもない。つまり、シリコン単
結α体Cは適度な加熱状態となるので、シリコン単結晶
体Cの引」、速度も不必要に」−けたり低下させたりす
ることはなく、引上速度によってはシリコン単結晶体中
に発生する虞かあるO8I”も抑制されることになる。
しかも、融ll& 13からの熱の放散も適度に行なわ
れるので、断熱過度にならす、ルツボ4も過度に温度上
昇することもないので、石英製ルツボ4aから溶出する
酸素量も増大せす、得られるシリコン単結晶体Cの酸素
aCJ量が増大することもない。
れるので、断熱過度にならす、ルツボ4も過度に温度上
昇することもないので、石英製ルツボ4aから溶出する
酸素量も増大せす、得られるシリコン単結晶体Cの酸素
aCJ量が増大することもない。
−b、前記石英か透明であることから、外部からのシリ
コン単結晶体Cの引1一部分をテレビカメラ18等によ
り容易に観察することかできる。この観察により得た画
像データは解)(〒され、シリコン単結晶体Cの外形を
所定形状とすることになる。
コン単結晶体Cの引1一部分をテレビカメラ18等によ
り容易に観察することかできる。この観察により得た画
像データは解)(〒され、シリコン単結晶体Cの外形を
所定形状とすることになる。
−ヒ述した実施例は、石英製の断熱・m゛15を融液1
3の直」−に位置したものであるが、本発明は、この実
施例のみに限定されるものではなく、例えば、第2図に
示すように、前記断熱板8の頂部より内方に支持板20
を突出し、この支持板20の上に前記断熱管15を立設
してもよ(、さらに、第3図に示すように、支持板20
の先端部かルツボ4内に入込むように傾斜し、この支持
板20の1−に石英製の断熱管15を立設してもよい。
3の直」−に位置したものであるが、本発明は、この実
施例のみに限定されるものではなく、例えば、第2図に
示すように、前記断熱板8の頂部より内方に支持板20
を突出し、この支持板20の上に前記断熱管15を立設
してもよ(、さらに、第3図に示すように、支持板20
の先端部かルツボ4内に入込むように傾斜し、この支持
板20の1−に石英製の断熱管15を立設してもよい。
このようにしても、前述した実施例と同様に、不活性ガ
スの整流性及び断熱部Hに対するSiOの何首防止性に
伴なうシリコン単結晶体の1転11゛l化防止とか、過
冷却及び断熱過度の回避に伴なう、シリコン単結晶体中
の081’の発生防止、シリコン単結晶体Cの酸素劇h
′量の増大防止等も達成することかできる。
スの整流性及び断熱部Hに対するSiOの何首防止性に
伴なうシリコン単結晶体の1転11゛l化防止とか、過
冷却及び断熱過度の回避に伴なう、シリコン単結晶体中
の081’の発生防止、シリコン単結晶体Cの酸素劇h
′量の増大防止等も達成することかできる。
(発明の効果)
本発明により、CZ法によるシリコン単結晶体の製造に
際して、Iil!i1.管状の石英製断熱部材をルツボ
の−11部に、その下端が融液に近接するように設けた
ので、上方から流下されるアルゴンガスは、断熱部旧に
より整流されることになり、断熱部材にSIOが付着す
ることはなく、効率良く除去されることになる。この結
果、SiOと不純物によるシリコン単結晶体の汚染を防
止することができる。しかもシリコン単結晶体Cをアル
ゴンガスにより過冷却することもない。また、前記断熱
部制は、石英製であるので、赤外線の一部は、これを透
過することになり、過冷却にも断熱過度にもならないの
で、シリコン単結晶体は、不必要に引+1速度を1−げ
たり低下させたりすることはなく、シリコン単結晶体中
のO8[”の発生あるいはシリコン単結晶体の酸素SI
′U′量の増大を防止でき、さらに、シリコン単結晶体
Cを外部観察し、引上速度、相対的な回転速度、融液面
のレベル等を制御する場合も、容易に観察できる。
際して、Iil!i1.管状の石英製断熱部材をルツボ
の−11部に、その下端が融液に近接するように設けた
ので、上方から流下されるアルゴンガスは、断熱部旧に
より整流されることになり、断熱部材にSIOが付着す
ることはなく、効率良く除去されることになる。この結
果、SiOと不純物によるシリコン単結晶体の汚染を防
止することができる。しかもシリコン単結晶体Cをアル
ゴンガスにより過冷却することもない。また、前記断熱
部制は、石英製であるので、赤外線の一部は、これを透
過することになり、過冷却にも断熱過度にもならないの
で、シリコン単結晶体は、不必要に引+1速度を1−げ
たり低下させたりすることはなく、シリコン単結晶体中
のO8[”の発生あるいはシリコン単結晶体の酸素SI
′U′量の増大を防止でき、さらに、シリコン単結晶体
Cを外部観察し、引上速度、相対的な回転速度、融液面
のレベル等を制御する場合も、容易に観察できる。
第1図は本発明の一実施例を示す全体断面図、第2図は
本発明の他の実施例を示す凹部断面図、第3図はさらに
本発明の他の実施例を示す要部断面図、第4.5図はそ
れぞれ従来のシリコン単結晶体の引上装置を示す断面図
である。 2・・・チャンバ、 2a・・・加熱チャンバ部
、2b・・・引上げチャンバ部、4・・・ルツボ、13
・・・融液、 15・・・石英製断熱部材、C・
・・シリコン単結晶体、 Ca・・・シリコン単結晶体の直胴部、G・・・不活性
ガス。 特許出願人 新日本製鐵株式會社 同 ニッテツ電丁株式会社 代理人 弁理士 八 1)幹 雄(他1名)第1 図
本発明の他の実施例を示す凹部断面図、第3図はさらに
本発明の他の実施例を示す要部断面図、第4.5図はそ
れぞれ従来のシリコン単結晶体の引上装置を示す断面図
である。 2・・・チャンバ、 2a・・・加熱チャンバ部
、2b・・・引上げチャンバ部、4・・・ルツボ、13
・・・融液、 15・・・石英製断熱部材、C・
・・シリコン単結晶体、 Ca・・・シリコン単結晶体の直胴部、G・・・不活性
ガス。 特許出願人 新日本製鐵株式會社 同 ニッテツ電丁株式会社 代理人 弁理士 八 1)幹 雄(他1名)第1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)チャンバ(2)内に設けられたルツボ(4)に向っ
て不活性ガス(G)を流下し、このルツボ(4)中の融
液(13)からの蒸発物を除去しつつ該ルツボ(4)か
ら略円柱状のシリコン単結晶体(C)を引上げる装置に
おいて、前記シリコン単結晶体(C)の引上げ方向を軸
として伸延されかつ内部を引上げられるシリコン単結晶
体(C)の直胴部(Ca)と所定の隙間を有し、さらに
下端が前記融液(13)の液面近傍にまで垂下するよう
な直管状の断熱部材(15)を石英製とし、この石英製
断熱部材(15)内に前記不活性ガス(G)を流下させ
るようにしたことを特徴とするシリコン単結晶体の引上
装置。 2)前記チャンバ(2)は、大径の加熱チャンバ部(2
a)と、この加熱チャンバ部(2a)と同軸的に設けら
れた小径の引上げチャンバ部(2b)とからなり、前記
石英製断熱部材(15)を前記引上げチャンバ部(2b
)の下端部より垂下したことを特徴とする請求項第1項
に記載のシリコン単結晶体の引上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15590290A JP2849165B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | シリコン単結晶体の引上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15590290A JP2849165B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | シリコン単結晶体の引上装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446090A true JPH0446090A (ja) | 1992-02-17 |
JP2849165B2 JP2849165B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=15616014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15590290A Expired - Fee Related JP2849165B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | シリコン単結晶体の引上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849165B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011057467A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sumco Techxiv株式会社 | 単結晶引上装置 |
-
1990
- 1990-06-14 JP JP15590290A patent/JP2849165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011057467A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sumco Techxiv株式会社 | 単結晶引上装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2849165B2 (ja) | 1999-01-20 |
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