JPH0445864Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445864Y2 JPH0445864Y2 JP13289087U JP13289087U JPH0445864Y2 JP H0445864 Y2 JPH0445864 Y2 JP H0445864Y2 JP 13289087 U JP13289087 U JP 13289087U JP 13289087 U JP13289087 U JP 13289087U JP H0445864 Y2 JPH0445864 Y2 JP H0445864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- hole
- main body
- pipe
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 11
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
この考案は合成樹脂の成形に用いられる射出ス
クリユに関するものである。 （従来の技術） 加熱筒に内装された射出スクリユは、通常１本
の軸素材からなり、その軸素材の外周囲を一連の
フライトに切削してスクリユを形成している。 このスクリユはホツパから加熱筒内に供給され
た粒状の樹脂を、加熱溶融しつつ回転により軸周
囲のをもつて前方へ送り込む。 （考案が解決しようとする問題点） スクリユによる粒状樹脂の送り込み、即ちフラ
イトによる材料のくい込みは、樹脂粒子と加熱筒
壁面との摩擦による。しかし加熱筒内温度の上昇
によつて過熱ぎみになると、加熱筒壁面に接触す
る樹脂が溶融し、またスクリユに接触する樹脂も
溶融して摩擦効果が失われ、樹脂がスリツプして
くい込みが悪くなる。このため材料供給部分の温
度が必要以上に上昇しないように加熱筒の温度を
制御しているが、長時間に亘る成形では加熱しな
いまでも、くい込みが悪くなつて行く場合が多
い。 この考案は上記問題点を解決するために考ええ
られたものであつて、その目的は加熱筒内温度を
適度に制御することができる新な構造の射出スク
リユを提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 上記目的によるこの考案は、軸心に貫通孔を有
する複数本のスクリユ短軸を、ねじ軸により継足
して中心部に後端から先端部に達する長さの孔を
有するスクリユ本体を形成し、その長孔に冷却用
のパイプを挿入して、スクリユ本体内に冷却路を
設け、これにより上記問題点を解決してなる。 （作用） 上記構造では、スクリユ本体を内部の冷却路に
供給した冷媒をもつて冷却することができ、スク
リユ本体側からの加熱筒内の温度制御により、樹
脂のくい込みの悪化が防止される。 （実施例） 図中１はスクリユ本体で、複数本のスクリユ短
軸１ａ，１ｂ，１ｃを継足したものからなる。各
スクリユ短軸は軸心に個々に穿設した貫通孔２
ａ，２ｂ，２ｃを有し、各端部に交互に設けた逆
ねじのねじ軸３ａ，３ｂとねじ穴４ａ，４ｂとを
順次交互して、中心部に後端から先端部に達する
長さの孔２を有する上記スクリユ本体１を形成し
ている。 また各スクリユ短軸１ａ，１ｂ，１ｃの継目部
分５，５には、溶融樹脂の流入は困難ではある
が、ガス及び水蒸気等の流入は容易な微細な間隙
（たとえば0.5mm以下）が生じている。 スクリユヘツド６を除いて本体周囲に設けられ
たスクリユフライト７は、各スクリユ短軸１ａ，
１ｂ，１ｃを継足して１本のスクリユ本体素材と
なしたのちにその外周囲を切削して形成される。
したがつてスクリユフライト７はスクリユ本体１
が各スクリユ短軸からなるも継目にてずれること
なく形成されている。 ８は冷却用のパイプで、スクリユ本体１の後端
から上記長孔２の先端まで挿入され、パイプ内と
パイプ周囲に形成された間〓とにより冷却路９を
形成している。 １０は上記スクリユ本体１を内装した加熱筒
で、材料給口１１より後方の後端部に冷媒の供給
管１２が貫設してあり、またスクリユ本体１の後
端部周囲にはシール材１３が施され、シール材間
の本体側部に穿設した側孔１４を介して上記冷却
路９に冷媒を送り込むひとができるようにしてあ
る。 なお１５はパイプ支持用のコイルである。 上記射出スクリユを内装した射出装置におい
て、加熱筒後端部の供給管１２からスクリユ本体
１の冷却路９に冷媒を圧送すると、冷媒はパイプ
８の周囲間〓を先方へと流れ、スクリユ本体１を
内部から冷却する。また冷却後の冷媒はパイプ８
の先端から内部に流入し、パイプ内を流れて後端
より外部に排出される。 このように内部から冷却可能な射出スクリユを
備えた加熱筒１０では、長時間に亘り成形を行な
つていても、スクリユ本体側の温度が上昇せゐこ
とから、内部温度が設定温度以上に上ることがな
い。このため温度上昇による材料樹脂のくい込み
の悪さが防止される。 次にこの考案の場合の結果と比較例とを示す。
クリユに関するものである。 （従来の技術） 加熱筒に内装された射出スクリユは、通常１本
の軸素材からなり、その軸素材の外周囲を一連の
フライトに切削してスクリユを形成している。 このスクリユはホツパから加熱筒内に供給され
た粒状の樹脂を、加熱溶融しつつ回転により軸周
囲のをもつて前方へ送り込む。 （考案が解決しようとする問題点） スクリユによる粒状樹脂の送り込み、即ちフラ
イトによる材料のくい込みは、樹脂粒子と加熱筒
壁面との摩擦による。しかし加熱筒内温度の上昇
によつて過熱ぎみになると、加熱筒壁面に接触す
る樹脂が溶融し、またスクリユに接触する樹脂も
溶融して摩擦効果が失われ、樹脂がスリツプして
くい込みが悪くなる。このため材料供給部分の温
度が必要以上に上昇しないように加熱筒の温度を
制御しているが、長時間に亘る成形では加熱しな
いまでも、くい込みが悪くなつて行く場合が多
い。 この考案は上記問題点を解決するために考ええ
られたものであつて、その目的は加熱筒内温度を
適度に制御することができる新な構造の射出スク
リユを提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 上記目的によるこの考案は、軸心に貫通孔を有
する複数本のスクリユ短軸を、ねじ軸により継足
して中心部に後端から先端部に達する長さの孔を
有するスクリユ本体を形成し、その長孔に冷却用
のパイプを挿入して、スクリユ本体内に冷却路を
設け、これにより上記問題点を解決してなる。 （作用） 上記構造では、スクリユ本体を内部の冷却路に
供給した冷媒をもつて冷却することができ、スク
リユ本体側からの加熱筒内の温度制御により、樹
脂のくい込みの悪化が防止される。 （実施例） 図中１はスクリユ本体で、複数本のスクリユ短
軸１ａ，１ｂ，１ｃを継足したものからなる。各
スクリユ短軸は軸心に個々に穿設した貫通孔２
ａ，２ｂ，２ｃを有し、各端部に交互に設けた逆
ねじのねじ軸３ａ，３ｂとねじ穴４ａ，４ｂとを
順次交互して、中心部に後端から先端部に達する
長さの孔２を有する上記スクリユ本体１を形成し
ている。 また各スクリユ短軸１ａ，１ｂ，１ｃの継目部
分５，５には、溶融樹脂の流入は困難ではある
が、ガス及び水蒸気等の流入は容易な微細な間隙
（たとえば0.5mm以下）が生じている。 スクリユヘツド６を除いて本体周囲に設けられ
たスクリユフライト７は、各スクリユ短軸１ａ，
１ｂ，１ｃを継足して１本のスクリユ本体素材と
なしたのちにその外周囲を切削して形成される。
したがつてスクリユフライト７はスクリユ本体１
が各スクリユ短軸からなるも継目にてずれること
なく形成されている。 ８は冷却用のパイプで、スクリユ本体１の後端
から上記長孔２の先端まで挿入され、パイプ内と
パイプ周囲に形成された間〓とにより冷却路９を
形成している。 １０は上記スクリユ本体１を内装した加熱筒
で、材料給口１１より後方の後端部に冷媒の供給
管１２が貫設してあり、またスクリユ本体１の後
端部周囲にはシール材１３が施され、シール材間
の本体側部に穿設した側孔１４を介して上記冷却
路９に冷媒を送り込むひとができるようにしてあ
る。 なお１５はパイプ支持用のコイルである。 上記射出スクリユを内装した射出装置におい
て、加熱筒後端部の供給管１２からスクリユ本体
１の冷却路９に冷媒を圧送すると、冷媒はパイプ
８の周囲間〓を先方へと流れ、スクリユ本体１を
内部から冷却する。また冷却後の冷媒はパイプ８
の先端から内部に流入し、パイプ内を流れて後端
より外部に排出される。 このように内部から冷却可能な射出スクリユを
備えた加熱筒１０では、長時間に亘り成形を行な
つていても、スクリユ本体側の温度が上昇せゐこ
とから、内部温度が設定温度以上に上ることがな
い。このため温度上昇による材料樹脂のくい込み
の悪さが防止される。 次にこの考案の場合の結果と比較例とを示す。
【表】
【表】
【表】
なお重量は射出成形された成形品の重量によ
る。またスクリユ温度はスクリユ後端部の温度で
ある。 （考案の効果） この考案の射出スクリユでは、上述のようのに
加熱筒内の温度を制御することができるため、材
料樹脂のくい込みが従来のものに比べててよくな
る。また溶融樹脂の過熱による分解も防止するこ
とができ、継目を利用して材料樹脂の溶融混練に
際し発生した水蒸気やガスなどを、長孔に引き込
んでスクリユ端部から冷媒と共に排出することが
できるなどの特長を有する。
る。またスクリユ温度はスクリユ後端部の温度で
ある。 （考案の効果） この考案の射出スクリユでは、上述のようのに
加熱筒内の温度を制御することができるため、材
料樹脂のくい込みが従来のものに比べててよくな
る。また溶融樹脂の過熱による分解も防止するこ
とができ、継目を利用して材料樹脂の溶融混練に
際し発生した水蒸気やガスなどを、長孔に引き込
んでスクリユ端部から冷媒と共に排出することが
できるなどの特長を有する。
図面はこの考案の射出スクリユを備えた射出装
置の略示断面図である。 １……スクリユ本体、１ａ，１ｂ，１ｃ……ス
クリユ短軸、２……長孔、２ａ，２ｂ，２ｃ……
貫通孔、３ａ，３ｂ……ねじ軸、４ａ，４ｂ……
ねじ穴、５……継目部分、６……スクリユヘツ
ド、７……スクリユフライト、８……冷却用のパ
イプ、９……冷却路、１０……加熱筒、１１……
材料給口、１２……供給管、１３……シール材、
１４……側孔。
置の略示断面図である。 １……スクリユ本体、１ａ，１ｂ，１ｃ……ス
クリユ短軸、２……長孔、２ａ，２ｂ，２ｃ……
貫通孔、３ａ，３ｂ……ねじ軸、４ａ，４ｂ……
ねじ穴、５……継目部分、６……スクリユヘツ
ド、７……スクリユフライト、８……冷却用のパ
イプ、９……冷却路、１０……加熱筒、１１……
材料給口、１２……供給管、１３……シール材、
１４……側孔。
Claims (1)
- 軸心に貫通孔を有する複数本のスクリユ短軸
を、ねじ軸により継足して中心部に後端から先端
部に達する長さの孔を有するスクリユ本体を形成
し、その長孔に冷却用のパイプを挿入して、スク
リユ本体内に冷却路を設けてなることを特徴とす
る射出スクリユ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13289087U JPH0445864Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13289087U JPH0445864Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6440514U JPS6440514U (ja) | 1989-03-10 |
| JPH0445864Y2 true JPH0445864Y2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=31390270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13289087U Expired JPH0445864Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0445864Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP13289087U patent/JPH0445864Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6440514U (ja) | 1989-03-10 |
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