JPH0445862Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0445862Y2
JPH0445862Y2 JP10029487U JP10029487U JPH0445862Y2 JP H0445862 Y2 JPH0445862 Y2 JP H0445862Y2 JP 10029487 U JP10029487 U JP 10029487U JP 10029487 U JP10029487 U JP 10029487U JP H0445862 Y2 JPH0445862 Y2 JP H0445862Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
ring valve
diameter
synthetic resin
spiral groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10029487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS644619U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10029487U priority Critical patent/JPH0445862Y2/ja
Publication of JPS644619U publication Critical patent/JPS644619U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0445862Y2 publication Critical patent/JPH0445862Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形装置のスクリユに関する。
(従来の技術) 金型に溶融合成樹脂を充填して成形品を成形す
る射出成形装置は、加熱筒と、加熱筒に回転往復
動自在に嵌挿されたスクリユとを備えており、加
熱筒に投入された原料は、スクリユの回転によつ
て加熱筒の前部に移送され加熱筒の前部にあらか
じめ定めた量だけ蓄積されると、計量蓄積が完了
し、スクリユが前進して金型への溶融合成樹脂の
射出が行われる。
このとき射出圧力が高いのでスクリユ溝に沿つ
て溶融合成樹脂の逆流が生ずることになる。そこ
で通常スクリユには第4図に示すように逆流防止
のためのリングバルブ21が設けられている。リ
ングバルブ21は、スクリユ本体22とスクリユ
ヘツド23との間に介装された筒状の逆止弁で外
径を加熱筒24の内周面24aに当接し、内径2
1aは、スクリユ本体22に設けられた溝部22
aの径よりも小さく形成され、しかもスクリユヘ
ツド23に設けられた溝部23aよりは大きく形
成されており、前後に移動可能に取付けられてい
る。
溶融合成樹脂を前方へ押し出すとリングバルブ
21は溶融合成樹脂とともに前方へ移動し、スク
リユヘツド23に当接し、溶融合成樹脂はリング
バルブの筒内部を通り、スクリユヘツドの溝23
aを通つて前部へ計量蓄積される。射出時には、
射出圧によつてリングバルブ21は後方へ押され
スクリユ本体22と当接し、スクリユの溝22a
の開口を閉鎖するので溶融合成樹脂の逆流を防止
する。
(考案が解決しようとする問題点) このようにして溶融合成樹脂が吐出されるので
あるが、計量蓄積時において以下のような不具合
を生じる。リングバルブ内を通過中加熱筒による
加熱が一時遮断されるため合成樹脂の変化が起こ
りやすいことおよびリングバルブがスクリユヘツ
ドに押し付けられているとき、リングバルブがス
クリユの回転によりスクリユヘツドと摩擦を起こ
し当接面の摩耗が大きく、この摩耗により生じた
金属粉が成形品に混入する等の問題がある。
本考案は、上記問題点を解決するために、リン
グバルブの外周面に溶融合成樹脂が流れるように
し、かつリングバルブとスクリユヘツドが摩擦を
起こさないようにした射出成形装置のスクリユを
提供するのを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記、目的を達成するために、スク
リユの先端に螺合したスクリユヘツド細径部にリ
ングバルブを前後動および回動自在に装着し、該
スクリユ先端に対向する該リングバルブの後端の
内面にスクリユの軸径より小さい径で大径凹部を
穿設し、また、前記リングバルブ外周面に、スク
リユ溝と同一方向に、らせん状の溝を前端を開口
して形成し、らせん状の溝後部に前記大径凹部に
開口する複数の貫通孔を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 計量蓄積時にスクリユが回転して溶融合成樹脂
を前方へ押し出すと、リングバルブはこの流れと
共にスクリユヘツド細径部の前部に移行する。溶
融合成樹脂はリングバルブの大径凹部から貫通孔
を貫ぬいて外周面へ到達し、ここからリングバル
ブ外周面に形成したらせん状の溝に沿つて前進す
る。このときリングバルブは、溶融合成樹脂がら
せん状の溝側面を進行方向に対して押すことによ
り、スクリユの回転方向と同じ方向に回転する。
射出時においては射出圧でリングバルブの後端面
がスクリユの前端と当接し、リングバルブの大径
凹部とスクリユの溝との開口を遮断して溶融合成
樹脂の逆流を防止する。
(実施例) 本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。
第1図において、1は射出装置の加熱筒であり
この内部にらせん状の溝を有するスクリユ本体2
を内設し、スクリユ本体2の前端に、スクリユヘ
ツド3が取付けられており、スクリユヘツド3は
縦溝4aを有する円錐状の先端部4と細径部5に
分けられ間に段差部5aを形成している。スクリ
ユヘツド細径部の軸にはリングバルブ6が外周面
を加熱筒1に接して前後移動可能、回動自在に取
付けられている。リングバルブ6の後面にはスク
リユ本体2の軸径より小さい径で大径凹部7を形
成し、また、リングバルブ6の外周面に、スクリ
ユ本体2に設けたらせん状の溝8と同一方向に、
らせん状の溝9を前端に開口して形成し、らせん
状の溝9後部はリングバルブ6の外周面にループ
を形成し、このループ状の溝10から大径凹部7
まで複数の貫通孔11を穿設している。
この実施例の作動を説明する。
加熱筒1内部のスクリユ本体2が回転すると溶
融合成樹脂は前方へ計量蓄積されるが、この流れ
と共にリングバルブ6はスクリユヘツド3の段差
部5aに当接する。この状態における流れは、ス
クリユ本体2のらせん状の溝8からリングバルブ
6の大径凹部7、貫通孔11を通りらせん状の溝
9へと押し進められ、スクリユヘツド3の外周か
らスクリユヘツド前部に計量蓄積される。そし
て、前方へ押し進む力でらせん状の溝9の側面を
押圧するためリングバルブ6はスクリユ本体2と
同じ方向に回転する。
スクリユ本体2が前進して溶融合成樹脂を吐出
するときには射出圧により、リングバルブ6は後
退してスクリユ本体2の前端に当接しリングバル
ブ6の後端によつて溶融合成樹脂の流路を遮断す
る。
溶融合成樹脂はリングバルブ6に形成するらせ
ん状の溝9によつて、ミキシング効果が高まり、
またスクリユヘツド3等の摩耗も減少し金属粉の
混入も解消される。
なお、実施例中、らせん状の溝9は一本である
が、複数でもよく、また、リングバルブ6の貫通
孔11より前方の大径凹部もしくは軸孔はスクリ
ユヘツド細径部5の軸に対して、この箇所に溶融
合成樹脂の滞留を起さないようにわずかに拡径し
ておき、可塑時小量の溶融合成樹脂を通す。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成するものであるか
ら、溶融合成樹脂がリングバルブを通るとき、リ
ングバルブを回転させるため、混練効果があち、
特に着色剤入り合成樹脂の分散効果も高く、従来
のミキシングヘツドを削除することが可能であ
る。また、らせん状の溝に回転しながら溶融合成
樹脂が流れるので、セルフクリーニングが行なえ
滞留がほとんどなく、特に熱硬化性樹脂に対して
有効で硬化が減少する。またリングバルブのらせ
ん状の溝により、リングバルブがスクリユと同一
方向に回転し、この回転によりリングバルブとス
クリユヘツドの回転相対速度が小さくなり摩耗が
少なくなる。また、リングバルブの外周面から溶
融合成樹脂が流れこむのでスクリユヘツドに穿つ
溝巾も狭まくできリングバルブとの面圧が低くな
り摩耗が少なくなる。さらに、射出時には、リン
グバルブ外周面に形成したらせん状の溝にも射出
圧がかかり、逆止弁の効果が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であり、要部の断面
図、第2図は実施例中のリングバルブの側面図、
第3図は実施例中のリングバルブの平面図、第4
図は従来の射出装置の要部の断面図である。 5……スクリユヘツド細径部、6……リングバ
ルブ、7……大径凹部、9……らせん状の溝、1
1……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スクリユの先端に螺合したスクリユヘツド細径
    部にリングバルブを前後動および回動自在に装着
    し、該スクリユ先端に対向する該リングバルブの
    後端の内面にスクリユの軸径より小さい径で大径
    凹部を穿設し、また、前記リングバルブ外周面
    に、スクリユ溝と同一方向に、らせん状の溝を前
    端を開口して形成し、らせん状の溝後部に前記大
    径凹部に開口する複数の貫通孔を設けたことを特
    徴とする射出成形装置のスクリユ。
JP10029487U 1987-06-30 1987-06-30 Expired JPH0445862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10029487U JPH0445862Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10029487U JPH0445862Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS644619U JPS644619U (ja) 1989-01-12
JPH0445862Y2 true JPH0445862Y2 (ja) 1992-10-28

Family

ID=31328247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10029487U Expired JPH0445862Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0445862Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8900506B2 (en) 2010-10-25 2014-12-02 Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology Plasticizing screw for injection molding and injection molding method using same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2614787B2 (ja) * 1991-04-30 1997-05-28 富士写真フイルム株式会社 射出成形機の逆流防止弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8900506B2 (en) 2010-10-25 2014-12-02 Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology Plasticizing screw for injection molding and injection molding method using same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS644619U (ja) 1989-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5002717A (en) Controlling method of injection through injection molding machine
US6007322A (en) Back-flow prevention apparatus
JPH0445862Y2 (ja)
US5304051A (en) Plasticising unit for a screw injection moulding machine having improved volume adjustment means
JP2017056655A (ja) 射出成形機
US4472058A (en) Injection assembly for a molding machine
US6033205A (en) Reciprocating screw for an injection molding machine
JPH0320103Y2 (ja)
JP3483748B2 (ja) プリプラ式射出装置
JPH0763996B2 (ja) 射出成形機の逆流防止装置
JP2626830B2 (ja) 樹脂成形スクリュ用逆止リング
JP2666091B2 (ja) 樹脂成形スクリュ用逆止リング
JPH06190879A (ja) 射出成形機の逆流防止装置
JPS6243772Y2 (ja)
JPH0486233A (ja) 樹脂成形スクリュ用逆上リング
SU712256A1 (ru) Механизм пластикации и впрыска литьевой машины
JPS6321394Y2 (ja)
JPS6350105Y2 (ja)
JP2001121577A (ja) 射出装置
JP3311999B2 (ja) プリプラ式射出成形機の逆止機構
JPH0471817A (ja) 樹脂成形スクリュ用逆止リング
JPH051303A (ja) 金属粉末射出成形機
JPH10665A (ja) 射出成形機の可塑化スクリュ装置
JPS6341149Y2 (ja)
JPH05116180A (ja) 合成樹脂射出成形ユニツトの可塑化シリンダのノズル