JPH0445721A - きのこの人工栽培方法と培養瓶 - Google Patents

きのこの人工栽培方法と培養瓶

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JPH0445721A
JPH0445721A JP2149780A JP14978090A JPH0445721A JP H0445721 A JPH0445721 A JP H0445721A JP 2149780 A JP2149780 A JP 2149780A JP 14978090 A JP14978090 A JP 14978090A JP H0445721 A JPH0445721 A JP H0445721A
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JP
Japan
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bottle
holes
culture
culture medium
mushrooms
Prior art date
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Pending
Application number
JP2149780A
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English (en)
Inventor
Norisuke Hiramori
平森 典相
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KIYOUZEN SHOJI KK
Original Assignee
KIYOUZEN SHOJI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、しいたけ、えのき、本しめじその他のきのこ
の人工栽培方法、特には、特定の培養瓶を用いて人工栽
培する方法とその培養瓶の構造に関する。
(従来の技術と問題点) きのこの人工栽培は、一般にプラスチック製の培養瓶に
おが(ずやコーンコブなどで調整される培養基を詰め、
その中央に植菌孔を形成し、ここに種菌を植えつけて菌
糸を培養して培養基内に蔓延させ、爾後菌床から子実体
を育成させるものである。
しかして、きのこ菌糸の培養工程では、外部から雑菌が
侵入して、きのこの種菌成育を阻害することを防止する
とともに、培養基の過度の乾燥を防ぐために、培養瓶に
栓で密閉することが行われている。過去の実験データか
ら培養基中の最適水分含有量は62〜65%とされてお
り、これより水分が多くても少な(でも、菌糸の伸長期
間、子実体のそろい、きのこの収量において良い結果を
見ていない。したがって、菌糸がほぼ瓶内に蔓延するま
では、培養瓶内を密栓状態にして湿度を一定に保つのが
望ましい。紙栓が用いられることがあるが、これは加湿
器が備えられた場合に限られ、種菌の酸素不足を解消す
るために微量の通気を確保するにすぎないものである。
菌糸がほぼ瓶内に蔓延した後は、子実体が菌床から発芽
する。これから収穫までの育成工程では、温度約5〜2
0”C1湿度約80〜90%に保ち、徒長きのこ抑制の
ための送風などを行いながら、菌床からの子実体の成育
を待つが、培養基への空気の供給という発想はなかった
これは、培養基への菌糸の蔓延は、既に培養工程で限度
に到達しており、子実体の成長は、蔓延した菌糸の蓄積
エネルギーによって行われ、子実体育成段階で伸長した
菌糸への酸素の供給は不要であるという考えに基づくも
のであると思われる。
これに対し、発明者は、たまたま胴部に穴が開いた培養
瓶からの子実体がそうでないものよりも、その活性度、
育成期間などで有利であることが分かり、これを更に研
究した結果、培養段階では培養基を培養瓶内に密閉する
ことで、濃度条件が満足されるが、子実体の育成工程で
は元々高湿度(通常80〜90%)の育成室下で育成が
行われ、培養基を外気に接触させても、培養基湿度の低
下による影響が少なく、却って外気接触により菌糸が酸
素を吸収するため、子実体が顕著に活性化し成長に効果
があることが発見されたものであり、この考え方を更に
発展させたのが本発明である。
(問題点を解決するための手段) すなわち、特殊の培養瓶を用いて菌糸培養段階では培養
瓶を閉じ、子実体育成工程では培養基に空気を提供して
きのこ栽培をしたところ、子実体育成工程における子実
体の生育が活性化され、収穫期間の短縮が実現されたも
のである。
本発明は、良質なきのこが短期間により多く収量される
ことを目的とするものであり、子実体育成工程において
培養基を外気に接触させることを特徴とするきのこの人
工栽培方法であり、また、菌糸の培養工程では培養瓶を
密封して菌糸を培養基内に蔓延させ、子実体育成工程に
おいて培養基を外気に接触させることを特徴とするきの
この人工栽培方法であり、特には、培養基に空気を適宜
提供することができる培養瓶を用いて、菌糸の培養工程
においては外部空気との接触を遮断して培養基の湿度を
一定にし菌糸培養の最適条件を確保できるようにし、子
実体の育成工程では培養基に外部空気に接触させ培養基
に酸素を提供し得る機構を有する培養瓶を用いてきのこ
の人工栽培を行う方法である。
先ず、本発明は、子実体育成工程において培養基を外気
に接触させることを特徴とするものである。培養瓶中の
培養基と外気とをどのような手段で接触させるかは問わ
ない、瓶底または瓶下方半分を脱着できるようにしても
よいが、皿体胴部に通孔を形成し、この胴部に、対応位
置に通孔を有する外筒を慴動自在に外接装備させ、子実
体育成工程において1両者の通孔を合致させ培養基に外
部空気を接触させるのがよい、育成室内の栽培時の温度
は、5〜20℃、温度は75〜90%でよい、これに対
し、培養室内の栽培時の温度は、10〜25℃、温度は
60〜70%が通常選定される。
本発明では、上記方法を可能にする特定の培養瓶が使用
される。この培養瓶は、複数の通孔を穿設した胴部な有
する版体と、この瓶体胴部に慴動可能に外接しておりか
つ瓶体胴部の通孔の対応位置に通孔を形成した外筒から
なるきのこ培養瓶である。版体の素材はプラスチックで
あり、上方に開口部を有し、胴部には、複数の通孔を形
成したものである。この胴部周囲には、外筒が慴動自在
に外接しており、この外筒にも通孔が形成されている。
その形成位置は、瓶体胴部の通孔に対応した位置、すな
わち外筒を移動させることにより胴部の通孔を開閉でき
る位置である。
外筒の通孔の形状ないし大きさは、胴部の通孔と同じで
な(でも良く、複数の通孔をカバーする1つのスリット
のような通孔でも差し支えない。
またそれぞれの通孔は形状の如何を問わない。
更に、外筒は、版体の胴部の周囲を水平方向に回転する
ものであっても、垂直方向に昇降できるものであっても
良い、外筒は、瓶体胴部に慴動自在にややきつく外接し
ているのが望ましいが、外接面にガイドを設け、円滑に
相対的な移動が可能なものであればなお望ましい。
本発明は、かかる複数の通孔を穿設した胴部を有する版
体と、この瓶体胴部に慴動可能に外接しておりかつ瓶体
胴部の通孔の対応位置に通孔を形成した外筒からなるき
のこ培養瓶を使用してきのこ栽培を行うことを特徴とす
る人工栽培方法であり、特には、当初版体の通孔と外筒
の通孔との位置を相違させることにより瓶体通孔を閉塞
して菌糸を伸長させ、爾後両通孔を合致させ瓶体通孔を
開くことを特徴とするものである。
すなわち、きのこの栽培工程は、太き(は、種菌の培養
工程と、子実体の育成工程の2つに分けられるが、本発
明は、上記の培養瓶を使用し、その外筒を移動乃至ずら
すことにより、前工程では、培養基を外気に接触させず
、後工程で外気に接触させて栽培することを本旨とする
ものである。但し、これに限定されるものではなく、前
工程の培養工程で、はぼ培養が完了し子実体の発芽を促
進するためには、通気させたほうがよい場合があり、そ
の場には、外筒の操作時期を菌糸の培養工程において行
っても良く、また逆に、その時期を子実体の育成工程に
おいて行うことも差し支えない。
(実施例) 図面に従って説明すると、lは版体、2は胴部、3は胴
部2に設けられた通孔、4は、胴部2の外周に慴動可能
に外接させた外筒である。
5は蓋、6は培養基である。7は、外筒4上であって外
筒4を回転させたとき通孔3と違通し得る位置に設けら
れた通孔である。
かかる構成のポリプロピレン製培養瓶(容量800■1
)20本を準備し、外筒を瓶体胴部の通孔が閉塞される
位置にまで回して、おがくずと米糠を撹拌し63%に水
分を調整して得た培養基を、1本当たり480gづつ培
養瓶に詰め、中心に植菌孔を形成し殺菌してから、しい
たけ茸の種菌を植えつけ、栓で密閉した後温度10℃、
湿度60%で培養室で菌糸培養を行った。
65日経過し、菌糸が培養瓶全体に蔓延したのを確認し
た後、菌床部分の死滅園の薗かきを行う。
次いで、外筒を回動し、瓶体胴部の通孔と外筒の通孔を
合致させ、培養基が直接外気に接触する状態にし、温度
5℃、濃度90%で育成室で栽培を行った0以上の本発
明法の実施例に対し、同一条件下で、通孔を有しない通
常の培養瓶を使用して、参考例のデータを得て、本発明
法と比較した。
1!II表 収穫日数など対比表 本発明法 102日 32g 4本 A級 収穫までの日数 1本当りの収穫量 発芽きのこの本数 品質/等級 参考例 124日 13g 5本 8級 (効果) 以上の結果から、従来法に比して、子実体の育成段階で
の培養基の外気との接触により、子実体の育成期間の短
縮と、収量の増加が見られ、特に、前記した培養瓶は、
構成が簡単であるため、製造コストが廉価であり、操作
も容易であり、特に本発明の実施にとって適切であり、
きのこの人工栽培の生産性の向上に寄与できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に斯かる培養瓶の斜視図である。 1−版体 2−胴部 3−通孔 4−外筒5−蓋 6−
培養基 7−通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)子実体育成工程において培養基を外気に接触させ
    ることを特徴とするきのこの人工栽培方法
  2. (2)菌糸の培養工程では培養瓶を密封して菌糸を培養
    基内に蔓延させることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のきのこの人工栽培方法
  3. (3)複数の通孔を穿設した胴部を有する瓶体と、この
    瓶体胴部に慴動可能に外接しておりかつ瓶体胴部の通孔
    の対応位置に通孔を形成した外筒からなるきのこ培養瓶
    を使用してきのこ栽培を行うことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載のきのこの人工栽培方法
  4. (4)当初瓶体の通孔と外筒の通孔との位置を相違させ
    ることにより瓶体通孔を閉塞して菌糸を伸長させ、爾後
    両通孔を合致させ瓶体通孔を開きこの状態で子実体を育
    成させることを特徴とする特許請求の範囲第3項のきの
    この人工栽培方法
  5. (5)複数の通孔を穿設した胴部を有する瓶体と、この
    瓶体胴部に慴動可能に外接しておりかつ瓶体胴部の通孔
    の対応位置に通孔を形成した外筒からなることを特徴と
    するきのこ培養瓶
JP2149780A 1990-06-11 1990-06-11 きのこの人工栽培方法と培養瓶 Pending JPH0445721A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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