JPH0445412Y2 - - Google Patents

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JPH0445412Y2
JPH0445412Y2 JP1986055013U JP5501386U JPH0445412Y2 JP H0445412 Y2 JPH0445412 Y2 JP H0445412Y2 JP 1986055013 U JP1986055013 U JP 1986055013U JP 5501386 U JP5501386 U JP 5501386U JP H0445412 Y2 JPH0445412 Y2 JP H0445412Y2
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JP
Japan
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adhesive
rotor
rotor case
fixed
side wall
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JP1986055013U
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JPS62168771U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はモータ用ロータに係り、特にブラシレ
スモータに好適するロータの改良に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、この種のモータ用ロータは、第3図に示
すように、カツプ状のロータケース1の側壁3内
側に環状の駆動マグネツト5を接着剤7で止着し
てなる構成が一般的であり、側壁3の内側に接着
剤7を塗布した後、駆動マグネツト5を嵌め込ん
で止着される(たとえば実公昭59−26781号公報
参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような従来のモータ用ロータは、ロータケ
ース1の側壁3内側に塗布された接着剤7が駆動
マグネツト5の挿入時にそのエツジによつてしご
かれて上方に寄つて溜り易く、駆動マグネツト5
がロータケース1内の正確な位置に止着されなか
つたり、接着剤7がはみ出る難点があつた。
なお、そのような難点を回避させるために接着
剤7の塗布量を減少させると、接着強度が低下し
て機械的強度が劣る欠点がある。
また、第3図のようなロータケース1の外周部
に、たとえばエポキシ系の接着剤等のバランス部
材を止着してバランス調整を行う場合、モータの
回転数が高いと、遠心力によつてバランス部材が
ロータケース1から離脱してしまうという難点が
あつた。
本考案は従来のこのような欠点を解決するため
になされたもので、駆動マグネツトがロータケー
ス内の所定の位置に正確に止着されるとともに機
械的強度も良好で、かつバランス部材が確実にロ
ータケースに止着されるモータ用ロータの提供を
目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 このような問題点を解決するために本考案は、
第1図に示すように、ロータケース1の側壁3の
付け根近傍を凸状に折り曲げ、そのロータケース
1の内側に接着剤7の溜る接着剤溜り部25を凹
設させ、その側壁3内側に環状の駆動マグネツト
5を接着剤7にて止着させるとともに、前記ロー
タケース1の折り曲げによつて外側に形成された
段部にバランス部材が止着されて構成されてい
る。
(ホ) 作用 このような手段を備えた本考案のモータ用ロー
タは、ロータケース1内に駆動マグネツト5を嵌
める際に側壁3内側に塗布された接着剤7がしご
かれて上方に移動し、駆動マグネツト5によつて
しごかれた接着剤7が側壁3の付け根近傍の接着
剤溜り部25に逃げて溜る。
また、ロータケース1の折り曲げによつて形成
された段部にバランス部材が止着されるので、バ
ランス部材がロータの回転による遠心力によつて
ロータケース1から離脱し難い。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を説明する。なお、ブラシ
レスモータに用いた場合を例にして説明する。
第1図は本考案のモータ用ロータを用いたブラ
シレスモータを示す半断面図である。
図において、円筒状の軸受9の半分をモールド
した合成樹脂製のケーシング11には、磁性ステ
ータシールド板13が支持されている。ケーシン
グ11の外周には、駆動回路を備えた回路基板1
5がステータシールド板13の上方に位置するよ
うにして支持されている。
ケーシング11の上端部には、放射状に延びる
複数の突極歯17を有する磁芯19が軸受9の外
周を囲むように取付けられており、突極歯17に
は駆動コイル21が分割して巻かれている。
軸受9に回転自在に挿入されたロータ軸23に
は磁芯19を囲むようなカツプ状のロータケース
1が取付けられている。
ロータケース1の側壁3内側には、環状の駆動
マグネツト5が、突極歯17の先端と僅かな間隔
をおいて、接着剤7にて止着されている。
しかも、ロータケース1における側壁3の付け
根、すなわち側壁3への折り曲がり部分は、上方
に突設するように折り曲がつており、ロータケー
ス1の側壁3付け根には接着剤溜り部25が環状
に凹設され、この接着剤溜り部25に接着剤7が
溜つている。
従つて、ロータケース1の上側の端縁部には、
第2図に示すように、環状に突出する段部27が
形成され、この段部27に例えばエポキシ系接着
剤29がバランス部材として止着されており、こ
のエポキシ系接着剤29の止着量を調整すること
によつてロータの回転時のバランスが調整可能と
なつている。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によるモータ用ロ
ータは、ロータケース1の側壁3の付け根近傍を
凸状に外側へ折り曲げて、そのロータケース1の
内側に接着剤7の溜る接着剤溜り部25を凹設さ
せてその側壁3内側に止着した接着剤7にて環状
の駆動マグネツト5を止着させたので、駆動マグ
ネツト5を止着する接着剤7のうち余分な接着剤
7が接着剤溜り部25に溜り易くなつて、十分な
接着剤7を用いても、駆動マグネツト5がロータ
ケース1の所定の位置に固定され、機械的強度も
良好となる。
また、接着剤溜り部25の形成によつて生ずる
段部27にバランス部材29を止着しているか
ら、バランス部材29が止着し易くかつ回転中に
とれ難い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のモータ用ロータを用いたブラ
シレスモータの一実施例を示す半断面図、第2図
は本考案のモータ用ロータの斜視図、第3図は従
来のモータ用ロータを示す断面図である。 1……ロータケース、3……側壁、5……駆動
マグネツト、7……接着剤、11……ケーシン
グ、13……ステータシールド板、19……磁
芯、21……駆動コイル、23……ロータ軸、2
5……接着剤溜り部、27……段部、29……バ
ランス部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カツプ状ロータケースの側壁内側に環状の駆動
    マグネツトを接着剤で止着してなるモータ用ロー
    タにおいて、 前記側壁の付け根近傍が断面凸状に外側へ折り
    曲げられて前記ロータケースの内側に前記接着剤
    の溜る接着剤溜り部が凹設されてなるとともに、
    前記ロータケースの折り曲げによつて外側に形成
    された段部にバランス部材が止着されてなること
    を特徴とするモータ用ロータ。
JP1986055013U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0445412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986055013U JPH0445412Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JP1986055013U JPH0445412Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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Publication Number Publication Date
JPS62168771U JPS62168771U (ja) 1987-10-26
JPH0445412Y2 true JPH0445412Y2 (ja) 1992-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469751B2 (ja) * 1997-01-07 2003-11-25 マブチモーター株式会社 小型モータ
JP6212472B2 (ja) 2014-12-08 2017-10-11 マブチモーター株式会社 永久磁石の固定構造、モータ、および永久磁石の固定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5622980B2 (ja) * 1975-04-30 1981-05-28

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JPS5622980B2 (ja) * 1975-04-30 1981-05-28

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JPS62168771U (ja) 1987-10-26

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