JPH0445293Y2 - - Google Patents

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JPH0445293Y2
JPH0445293Y2 JP84588U JP84588U JPH0445293Y2 JP H0445293 Y2 JPH0445293 Y2 JP H0445293Y2 JP 84588 U JP84588 U JP 84588U JP 84588 U JP84588 U JP 84588U JP H0445293 Y2 JPH0445293 Y2 JP H0445293Y2
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frequency
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afc
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案はFM受信機に係り、特にAFC帰還ル
ープとFM・NFBの帰還ループを形成し、有効な
AFCループ回路を構成したFM受信機に関する。
(ロ) 従来技術 従来より、FM受信機のAFCループ回路構成は
第6図のようになつている。
図中、1はFM受信機で受信したRF信号の入
力端子である。受信したRF信号は周波数変換器
2で周波数変換され、中間周波増幅器3及び増
幅、振幅制限器4を経て、FM復調器5で復調さ
れる。FM復調器5の復調出力は、中間周波信号
の周波数偏移に対応した変調信号が復調され、復
調出力端子6より取り出される。
一方、この復調出力信号の中には、RF入力周
波数の変化などに対応した直流電圧が得られる。
AFCループ回路はこの直流電圧成分をローパ
スフイルタ7で抽出し、電圧リミツタ回路8を経
て局部発振器9に帰還し、局部発振器9の発振周
波数を制御するものである。RF入力信号の周波
数や局部発振器9の発振周波数が変化した時、そ
の変化分の復調された直流電圧によつて、局部発
振器9の発振周波数を制御し、周波数変換回路2
で変換された差の周波数である中間周波数が変化
しないように動作する。
一方、FM入力信号の周波数偏移は、FM・
NFBループ回路で制御される。NFBループ回路
はFM復調回路5の出力信号を局部発振器9に供
給し、局部発振器9の発振信号を周波数変調し、
周波数変換器2で変換された中間周波信号の周波
数偏移を制御するものである。
第6図において、FM・NFB制御はローパスフ
イルタ7のカツトオフ周波数を復調信号の周波数
帯域より高い周波数に設定し、復調信号を局部発
振器9に供給し、発振周波数を周波数変調し周波
数偏移を制御する。
すなわち、局部発振器9の発振周波数は直流か
ら復調信号の周波数帯域まで追従して制御され
る。
AFCループ回路のループゲインは、通常20dB
以上に設定される。例えば、ループゲイン20dB
にすると、RF入力信号の周波数または局部発振
周波数が100KHz変化した時、中間周波数の変化
は10分の1の10KHzに抑えることができる。ま
た、受信機の周波数帯域幅を200KHzとすると、
AFC引き込み後、RF入力信号の周波数が2MHz
変化しても受信可能ということになる。但し、一
般には、AFCループ回路内に電圧リミツタ回路
8を挿入し、局部発振周波数の制御範囲を制限し
ている。
第5図は電圧リミツタ回路8の周波数特性図であ
る。中心周波数に対して、或る周波数範囲(a
点)までは直線的に電圧は上昇するがa点を越え
ると電圧は制限されほぼ一定となる。局部発振器
9の発振周波数はa点以上の変化に対しては追従
せず、制御できなくなりAFC動作が限定される。
すなわち、電圧リミツタ回路8の設定電圧によ
り、有効なAFC動作を行う受信可能周波数範囲
が決まる。
一方、周波数偏移を制御するFM・NFBループ
回路は、一般に数dBのNFB量しか得られない。
これは、復調信号の周波数帯域において、中間周
波増幅器3の帯域フイルタにより、復調信号が遅
延し、局部発振器9の発振出力のFM信号の位相
成分とRF入力信号の位相成分との間に位相差を
生ずるからである。この現象は復調出力信号の周
波数が高くなるに従つて位相差が大きくなり、
NFB量は制限される。
このように、従来のFM受信機のAFCループ回
路は、FM・NFBループ回路も併用し、受信周波
数や局部発振周波数の変化と、更に、周波数偏移
の変化を同時に制御し、FM復調出力信号の歪率
改善,スレツシヨルド・レベルの改善,周波数特
性の改善を行つている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし上記した従来のFM受信機のAFCループ
回路は、FM・NFBループ回路と併用されている
ため、ループ利得の設定に相違が生じてしまう。
また、AFCループ回路では有効な電圧リミツタ
機能がFM・NFB動作時には、FM復調出力信号
を電圧リミツタし、波形の歪を生じ結果的にFM
復調出力信号の歪率を悪化してしまうという欠点
があつた。
この考案は、上記した点を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、FM復調出力
信号から直流成分と、復調された情報信号成分を
分離して抽出し、直流成分は電圧リミツタ回路を
通した後、復調情報信号と合成し、局部発振器に
供給して、局部発振周波数を制御するAFC及び
NFBループ回路を形成したFM受信機を提供する
ことにある。
(ニ) 問題を解決するための手段 この考案に係るFM受信機は、局部発振信号に
よつてFM受信周波数を周波数変換し、中間周波
増幅及びFM復調を行うヘテロダインFM受信機
において、 FM復調出力信号から直流成分を抽出するロー
パスフイルタ回路と、電圧リミツタを施するリミ
ツタ回路とを備えた直流抽出回路と、復調出力の
情報信号を抽出するバンドパスフイルタで構成さ
れた帯域増幅回路と、上記抽出された直流信号と
情報信号を合成する合成回路と、この合成信号で
局部発振周波数を制御する電圧制御型局部発振回
路とを備えて構成されたことを特徴とするFM受
信機である。
(ホ) 作用 FM復調出力信号の直流成分と情報信号成分を
それぞれフイルタで構成された抽出回路によつて
独立に抽出し、直流成分は電圧リミツタ回路で電
圧制限を行い、AFCループ回路として局部発振
周波数を制御する。この直流抽出回路の電圧利得
によつて、AFCループゲインを設定し、更に、
電圧リミツタ回路のリミツタ・レベルによつて制
御周波数範囲を限定している。
一方、情報信号成分の抽出回路は情報信号帯域
幅増幅回路で、FM・NFBループ回路を形成し、
単独にNFB量を設定することができる。
このように独立にAFCループ回路とFM・
NFBループ回路を構成し、それぞれ最適の条件
に帰還量及び周波数範囲を設定することができ
る。
(ヘ) 実施例 この考案に係るFM受信機の実施例を第1図乃
至第5図に基づいて説明する。
第1図はこの考案のFM受信機のブロツク図で
ある。なお、従来例と同一部分には同一番号を付
して、その説明を省略する。
FM復調器5の出力信号は変調周波数帯域幅の
バンドパス・フイルタで構成された情報信号抽出
器10と、復調出力信号の直流成分を抽出する直
流抽出器11に供給される。
この情報信号抽出器10で抽出された情報信号
は合成器8を経て局部発振器9を制御するFM・
NFBループ回路を形成する。一方、直流抽出回
路11で抽出された直流信号は電圧リミツタ作用
を受けて、合成回路8を経て、局部発振器9を制
御するAFCループ回路を形成している。
第2図は情報信号抽出器10の具体的回路の一
例である。反転増幅器20の帰還回路にコンデン
サC2と抵抗R2を挿入し、高域のカツトオフ周波
数を設定し、入力回路のコンデンサC1と抵抗R1
で低域のカツトオフ周波数を設定したバンドパ
ス・フイルタを形成し、復調出力の情報信号成分
のみを抽出している。
第3図は直流抽出器11の一具体例の回路図で
ある。第2図の回路と同様、反転増幅器30の帰
還回路にコンデンサC3とダイオードD1,D2を挿
入し、復調出力の直流成分のみを抽出するととも
にダイオード効果による電圧リミツタ機能を持つ
ている。
FM復調器5の出力信号は情報信号抽出器10
で情報信号成分が抽出され、復調出力端子6に出
力されると同時に合成器12に供給される。一
方、FM復調器5の出力信号は直流抽出器11に
供給され、復調出力信号の直流成分のみを抽出
し、電圧リミツタ作用が行われて合成器12に供
給される。
このように、電圧リミツタ作用は復調出力の直
流成分のみを抽出したAFCループ回路で動作し、
復調出力の情報信号成分を抽出したFM・NFBル
ープ回路には作用しないことになる。
第4図は合成器8の具体的回路の一例である。
非反転増幅器40の入力端子41,42に復調出
力信号の情報信号及び直流信号が入力され、合成
されて出力端子43に現われる。
この合成された帰還信号は局部発振器9に供給
され、局部発振周波数を制御している。
AFCループ回路は上記直流抽出器11の直流
利得を可変することにより、AFCループゲイン
を調整し設定することができ、更に電圧リミツタ
機能を持たせ、そのリミツタ・レベルによつて
AFCの制御周波数範囲を限定することができる。
これらの作用はすべて復調出力信号の情報信号周
波数成分より低い直流成分のみで動作するため、
電圧リミツタ作用などにより情報信号が歪んだり
するというような悪影響はなく、直流成分のみで
AFC動作を行うことができる。一方、情報信号
抽出器10の出力信号は逆に直流成分を完全にカ
ツトし、情報に必要な帯域幅に設定された帯域増
幅器である情報信号抽出器10の利得によつて、
FM・・NFB量を設定することができる。
すなわち、AFCループ回路の帰還ループと
FM・NFBループ回路の帰還ループが、それぞれ
独立にレベル及び周波数範囲などの設定ができ、
良好のFM復調機能を持つたFM受信機を実現す
ることができる。
(ト) 考案の効果 この考案に係るFM受信機によれば、RF受信
周波数または局部発振周波数や周波数偏移の変化
に対し、FM・NFBループ回路のNFB量とAFC
ループ回路のループ・ゲインや周波数制御範囲の
制御が独立して設定することができるため、最適
の受信状態にすることができる。すなわちFM・
NFB受信機においても、十分なAFCを施すこと
ができるという効果がある。
更に、AFCの周波数帯域を制限する電圧リミ
ツタがAFCループ回路内に設定し、復調された
情報信号のループ回路に入らないため、情報信号
の歪率を悪化させることがないという効果もあ
る。
しかも、構造が簡単であつて、また安価に構成
することができるため実施も容易である等の優れ
た特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案に係るFM受信機
の実施例を示し、第1図はブロツク図、第2図乃
至第4図は各部の具体的回路の一実施例を示した
回路図、第5図は電圧リミツタ回路の周波数特性
図である。第6図は従来のFM受信機のブロツク
図である。 主要部分の符号の説明、2……周波数変換器、
3……中間周波増幅器、5……FM復調器、9…
…局部発振器、10……情報信号抽出回路、11
……直流信号抽出回路、12……合成器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 局部発振信号によつてFM受信周波数を周波数
    変換し、中間周波増幅及びFM復調を行うヘテロ
    ダインFM受信機において、 FM復調出力信号から直流成分を抽出するロー
    パスフイルタ回路と、電圧リミツタを施すリミツ
    タ回路とを備えた直流抽出回路と、復調出力の情
    報信号を抽出するバンドパスフイルタで構成され
    た帯域増幅回路と、上記抽出された直流信号と情
    報信号を合成する合成回路と、この合成信号で局
    部発振周波数を制御する電圧制御型局部発振回路
    とを備えて構成されたことを特徴とするFM受信
    機。
JP84588U 1988-01-09 1988-01-09 Expired JPH0445293Y2 (ja)

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JPH01107221U JPH01107221U (ja) 1989-07-19
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