JPH0445048A - フィルムボビン保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば包装装置に包装用フィルムを供給す
るためのフィルムボビン保持装置に関する。

〔従来技術〕

従来のフィルムボビン保持装置としては、例えば、第６
図に示されるようなものが知られている。

このフィルムボビン保持装置１は、金属製のパイプ２を
フィルムボビンＢの芯管（紙管）Ｃに貫通させた後、テ
ーパ状の押圧面３を有する一対のチャック４．４にて芯
管Ｃを挟圧して保持・位置決めさせ、これを架台５の軸
受６の上に載せて使用するもので、フィルムの繰り出し
に応じてパイプ２が回転するようになっている。

つまり、このフィルムボビン保持装置１では１、フィル
ムボビンＢをセットするについて、先ず一方のチャック
４を外したパイプ２をフィルムボビンＢの芯管Ｃに貫通
させ、次いで取り外しておいたチャック４を再びパイプ
２に嵌め、それから両チャック４．４を矢示Ａ方向で調
整して位置決めを、つまりフィルムが供給される装置側
の機械的中心線に合わせる芯出しを、行いつつ両チャッ
ク４．４を固定する、という作業手順を必要とするもの
である。

このような作業は、かなり重いパイプ２及びチャック４
を取り扱うことになるし、またフィルムが供給される装
置側のフィルム処理について大きな要素となる正確な芯
出しがかなり面倒なものであること、さらに作業性の向
上のためにパイプ２及びチャック４．４をセットしたフ
ィルムボビンを予め複数用意して置く必要がある等、か
なり負担を強いるものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、最近は省力化が強く望まれフィルムを消費す
る側の装置の自動化が大いに進んで来ている。そして、
これにつれて前記のような煩雑な作業を必要とするフィ
ルムボビン保持装置は実情に合わなくなって来た。

そこで、この発明は、作業者がフィルムボビンだけを扱
えば済むように省力化を図ったフィルムボビン保持装置
の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 具体的には、フィルムボビンの芯管内に挿入状態で拡・
縮することによりフィルムボビンを保持・開放自在とす
るチャックを一対、互いに対向状態にして配し、この両
チャックを同調させて進退動させるようにしてなる保持
装置本体と、上下動自在な載置テーブルを備えており、
保持装置本体に対しフィルムボビンを高さ方向で位置決
め自在とする位置決め手段と、及び検知プレートが載置
テーブルの上下間に同期して上下、前後または斜めに移
動しフィルムボビンの外周に当接することにより位置決
め手段の必要上昇量を検出する検出手段とを備えてなる
フィルムボビン保持装置を提供する。

〔作　　用〕

このフィルムボビン保持装置は、フィルムボビンの保持
をフィルムボビンの芯管内に挿入状態で拡・縮するチャ
ックにて行うようにしている。したがって、保持をワン
タッチ的に簡単に行え、しかも芯管に多少の長さムラや
損傷があっても常に確実な保持状態が得られる、且つ芯
出しの正確性も確保できる。

また、このフィルムボビン保持装置は、フィルムボビン
の芯出しを一対のチャックの同調進退勤により行うよう
にしている。したがって、一方のチャックを幅寄せさせ
れば自動的に他方のチャックも幅寄せし、所定の芯出し
状態が簡単に得られる。

また、このフィルムボビン保持装置は、フィルムボビン
をチャックに対し位置決めさせるために上下動自在な載
置テーブルを備えた位置決め手段を用い、且つこの位置
決め手段の載置テーブルの必要上昇量を検出手段にて自
動的に検出するようにしているので、フィルムボビンの
チャックに対する位置決めを自動的に行える。

したがって、このフィルムボビン保持装置でのフィルム
ボビンのセット作業は、フィルムボビンを位置決め手段
の載置テーブル上に置き、自動的に位置決めがなったと
ころで一方のチャックを幅寄せさせるという極めて簡単
な作業で済むことになる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の詳細な説明する。

このフィルムボビン保持装置１００は、第１図に示すよ
うに、保持装置本体１０、位置決め手段３０、それに検
出手段４０を備えてなる。

保持装置本体ＩＯは、第２図及び第３図に示すように、
一対のチャック１１．１１（ｌｌａ、１１ｂ）、及びこ
の両チャックｌｌａ、ｌｌｂを同調させて矢示りの如く
進退動させるための同調進退勤機構２１を備えてなる。

各チャック１１は、第４図及び第５図に示すように、内
部に回動爪１２を３個備えており、この回動爪１２が矢
示Ｅの如（回動することにより出・没動するようになっ
ている。つまり、回動爪１２の出・没動によりチャック
１１が拡・縮し、この拡・縮がフィルムボビンＢの芯管
Ｃ内で行われることによりフィルムボビンＢを保持・開
放自在とするものである。

回動爪１２は、Ｌ字形状の本体部１２ｍの先端部に押圧
突起１２ｐを形成し、また基端部にベアリング１３を取
り付けてなるもので、ユ、アシリンダ１４の作動に応じ
て矢示Ｆの如く進退動する押圧体１５によりベアリング
１３を介し基端部が押されることで外向きに回動し出っ
張るようになっている。

そして、この回動爪１２は、前述のように外向きに回動
して出っ張ることでフィルムボビンＢの芯管Ｃを内側か
ら食い込むようにして押圧するものであるが、その際、
チャック１１をフィルムボビンＢ側へ引き付ける方向の
力、つまり矢示Ｇの如き力でその押圧突起１２ｐが芯管
Ｃに作用するようになる。このことは、チャック１１そ
れ自身が自刃でフィルムボビンＢに対する幅寄せ機能を
一部持つことを意味する。

出っ張った回動爪１２は、エアシリンダ１４が停止する
とスプリング】６の付勢力で内向きに回動して引っ込む
ようになっている。

チャック１１は、支持アーム１７を介して後述の同調進
退勤機構２１のスライドブロック２５に接続されている
。また、チャック１１と支持アー・ム１７との間にはブ
シ：ｉ１８が介在させられており、フィルムが供給され
る装置Ｍによりフィルムが強制的に取り込まれるのに応
じてチャック１１がフィルムボビンＢと共に回転するよ
うになっている。

尚、支持アーム１７に近接させてチャック１１に取り付
けられているのは当接プレート１９で、この当接プレー
ト１９は、フィルムボビンＢから繰り出されるフィルム
をガイドしその蛇行を防止する機能を負っている。

同調進退勤機構２１は、第２図及び第３図に見られる、
進退動手段２２と同調手段２３とより構成されている。

進退動手段２２は、スライドレール２４に一対のスライ
ドブロック２５ａ、２５ｂを矢示Ｈの如き偶力に対し安
定な状態で係合させてなるもので、スライドブロック２
５ａ、２５ｂがスライドレール２４に係合状態で進退動
するようになっている。

同調手段２３は、一方のスライドブロック２５ａに接続
されたラックギア２６ａと他方のスライドプロッタ２５
ｂに接続されたラックギア２６ｂとを１個のピニオンギ
ア２７に噛合させたラック・ピニオン構造のものが用い
られている。もっとも、同調手段としてはこのようなラ
ック・ピニオン構造に限られず、例えばチェーン・スプ
ロケット構造のものやこれに類したものを適宜に採用で
きる。

位置決め手段３０は、上下動自在な載置テーブル３１を
備えてなるもので、載置テーブル３１は、ラックギア３
２に噛合のピニオンギア３３が接続されたモータ３４に
て上下動するようになっている。もっとも、載置テーブ
ル３１を上下動させるための駆動機構としてはこれに限
られず、従来より知られている各種の機構を適宜に選択
できる。

検出手段４０は、載置テーブル３１の必要上昇量、つま
り個々に異なるフィルムボビンＢの径に応じて必要とな
る載置テーブル３１の上昇量を自動的に検出するための
もので、検知プレート４１及びガイドピン４２を主な要
素としている。

その検出原理は、載置テーブル３１の上下動を検知プレ
ート４１の横方向の進退動つまり矢示Ｊ、Ｋの如き動き
に変換し、載置テーブル３１の上昇につれて矢示Ｊの如
く進動する検知プレート４】がフィルムボビンＢの外周
に当接する状態を必要な位置決め状態としているもので
ある。

具体的には、長孔４３が形成された検知プレート４１を
一定の傾斜状態を維持した状態で矢示、■、Ｋの如き動
きが可能なようにしてガイドレール４４に取り付けると
共に、検知プレート４１の長孔４３に載置テーブル３１
と連動して」−下動するガイドピン４２を係合させ、ガ
イドピン４２の上下動つまり載置テーブル３１の上下動
につれて検知プレート４１が矢示Ｊ、にの如く進退動す
るようにしている。

尚、図中の２８はベースで、フィルムボビン保持装置本
体１０は、このベース２８を介してフィルムが供給され
る側の装置Ｍに装着されることになる。

以下、このフィルムボビン保持装置１００におけるフィ
ルムボビンＢのセット作業について説明する。

先ず、フィルムボビンＢを載置テーブル３１上に載せる
。それから載置テーブル３１を上昇させチャック１１の
高さ位置に位置決めさせる。この位置決めが検出手段４
０にて自動的になされることは前述した通りである。

次いで、この位置決め状態において一方のチャック１１
を当接プレート１９がフィルムボビンＢの側面に接する
まで幅寄せさせる。すると、同調手段２３により他方の
チャック１１も同じだけ幅寄せされ、その結果、フィル
ムボビンＢは両チャックｌｌａ、ｌｌｂの中心、つまり
フィルムが供給される装置側の中心線に自動的に位置決
めされ、自動的に芯出しがなされる。

それからこの状態でエアシリンダ１４を作動させる。す
ると回動爪１２が外向きに回動して出っ張り、フィルム
ボビンＢの保持が行われ、セット完了となる。

〔発明の効果〕

この発明に係るフィルムボビン保持装置は、以上説明し
てきた如きもので、以下のような効果を有する。

（ａ）、一対のチャックが同調して進退動するようにな
っているので、一方のチャックを幅寄せさせれば自動的
に他方のチャックも幅寄せし、所定の芯出し状態を簡単
に得られる。

（ｂ）、フィルムボビンの芯管内に挿入された状態で拡
大することによりフィルムボビンを保持するチャックを
用いているので、保持をワンタッチ的に簡単に行え、し
かも芯管に多少の長さムラや損傷があっても常に確実な
保持状態が得られる、且つ芯出しの正確性も確保できる （Ｃ）、フィルムボビンをチャックに対し位置決めさせ
るために上下動自在な載置テーブルを備えてた位置決め
手段を用い、且つこの位置決め手段の載置テーブルの必
要上昇量を検出手段にて自動的に検出するようにしてい
るので、フィルムボビンのチャックに対する位置決めを
自動的に行える。

（ｄ）、　（ａ）〜（Ｃ）が協働することにより、フィ
ルムボビンのセット作業についてはフィルムボビンを扱
うだけで済み、大きく省力化を図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明によるフィルムボビン保持装置の概
略側面図、 第２図は、第１図中の矢示■方向からみた保持装置本体
の概略平面図、 第３図は、第１図中の矢示■方向からみた保持装置本体
の概略側面図、 第４図は、チャックの一部断面を含む概略側面図、 第５図は、第４図中の矢示Ｖ方向からみた概略側面図、
そして 第６図は、従来のフィルムボビン保持装置の概略側面図
である。 ｌＯ・・−・・・・・保持装置本体 １１・−・・・・・・チャック ２１・−・・・−・・同調進退勤機構 ３ｏ・・・・・−・・位置決め手段 ３１・・−・・−載置テーブル ４０−−−−−−・・検出手段 １−−−−−・・検知プレート ２・−・−・・・ガイドピン ０・−フィルムボビン保持装置 Ｂ〜・・−フィルムボビン Ｃ・−・−芯管 第 図 り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 フィルムボビンの芯管内に挿入状態で拡・縮することに
   よりフィルムボビンを保持・開放自在とするチャックを
   一対、互いに対向状態にして配し、この両チャックを同
   調させて進退動させるようにしてなる保持装置本体と、 上下動自在な載置テーブルを備えており、保持装置本体
   に対しフィルムボビンを高さ方向で位置決め自在とする
   位置決め手段と、及び 検知プレートが載置テーブルの上下同に同期して上下、
   前後または斜めに移動しフィルムボビンの外周に当接す
   ることにより位置決め手段の必要上昇量を検出する検出
   手段とを備えてなるフィルムボビン保持装置。