JPH0445014Y2 - - Google Patents

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JPH0445014Y2
JPH0445014Y2 JP10614486U JP10614486U JPH0445014Y2 JP H0445014 Y2 JPH0445014 Y2 JP H0445014Y2 JP 10614486 U JP10614486 U JP 10614486U JP 10614486 U JP10614486 U JP 10614486U JP H0445014 Y2 JPH0445014 Y2 JP H0445014Y2
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temperature
rapid cooling
thawing
food
switching chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、庫内に解凍室仕様と急速冷却室仕様
とに切換えられる切換室を備えた冷蔵庫に関す
る。
(従来の技術) 最近の冷蔵庫には、庫内に、解凍室仕様と急速
冷却室仕様とに切換えられる切換室を設けると共
に、この切換室に収容した食品を加熱するヒータ
(解凍手段)及び切換室に冷気を送り込むフアン
(解凍手段と急速冷却手段とを兼用)を設けて、
解凍と急速冷却とを選択的に行ない得るようにし
たものが供されている。而して、このものにおい
て、解凍を行なう場合には、解凍開始スイツチを
オン操作し、これに基づいて前記ヒータ及びフア
ンを駆動させるところの解凍運転をし、以て切換
室を解凍室仕様とする。そして、解凍時間が設定
されたタイマがタイムアツプしたところでこの解
凍運転を終了する。又、急速冷却を行なう場合に
は、急速冷却開始スイツチをオン操作し、これに
基づいて前記フアンのみを駆動するところの急速
冷却運転をし、以て切換室を急速冷却室仕様とす
る。そして急速冷却時間が設定されたタイマがタ
イムアツプしたところでこの急速冷却運転を終了
するようにしている。又、解凍運転の時間設定に
ついては、食品が解凍し過ぎるのを防止するため
に、その食品の貴重を測定し、その測定値に合つ
た時間を使用者側で設定する。さらに急速冷却時
間の設定については、食品の比熱の相違により所
要の冷却温度に達するまでの時間が食品によつて
まちまちとなるため、ある程度の時間的余裕をも
つて一義的に長く設定している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述のものでは、使用者側におい
て、解凍を行なう場合には、時間設定という操作
と、解凍開始スイツチの操作を行なわなければな
らず、面倒であり、又、解凍開始スイツチと急速
冷却開始スイツチとがあるため、スイツチ操作を
間違つて、仕様間違いが惹起する虞もあつた。さ
らには、急速冷却運転について、その運転時間を
一義的に長めに設定していることから、少量の食
品を急速冷却する場合には、必要以上に冷却して
しまい、時間及び消費電力の無駄等を来たす問題
があつた。
従つて本考案の目的は、解凍又は急速冷却につ
いての設定操作を極めて簡単化できると共に、仕
様間違いをなくし得、さらには運転時間及び電力
の無駄な消費をなくし得る冷蔵庫を提供するにあ
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、庫内に設けられ解凍室仕様と急速冷
却室仕様とに切換えられる切換室と、この切換室
に収容した食品に解凍作用を及ぼす解凍手段及び
急速冷却作用を及ぼす急速冷却手段と、切換室内
に設けられ食品の温度を検出する温度センサと、
この温度センサによる食品の初期温度検出値が解
凍判定温度基準値を下回つたときに前記解凍手段
による解凍運転を行ない急速冷却判定温度基準値
を上回つたときに前記急速冷却手段による急速冷
却運転を行ない該温度センサのその後の温度検出
値に基づいて前記運転を終了するように制御する
制御回路とを有して構成されたものである。
(作用) 解凍されるべき食品は冷凍温度状態にあり、
又、急速冷却されるべき食品は高い温度状態にあ
る。
而して、食品が切換室に収容されると、その食
品の温度即ち初期温度が温度センサによつて検出
される。
その食品の初期温度検出値が解凍判定温度基準
値を下回れば、その食品が低温度であること換言
すれば解凍すべき食品であることが判定され、解
凍手段による解凍運転がなされ、そしてその後の
温度センサによる食品温度の検出に基づいて解凍
運転が終了する。
又、食品の初期温度検出値が急速冷却判定温度
基準値を上回れば、その食品が高温度であること
換言すれば急速冷却すべき食品であることが判定
され、急速冷却手段による急速冷却運転がなさ
れ、そしてその後の温度センサによる食品温度の
検出に基づいて急速冷却運転が終了する。
従つて、解凍運転又は急速冷却運転を開始する
についてそれらを選択するための操作が不要とな
り、又、運転間違い即ち仕様間違いもない。さら
に各運転を、温度センサによる食品の温度検出に
基づき終了するので、運転終了のための時間設定
が不要で、しかも各運転の終了時期に過不足を来
たすこともない。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
まず、第2図において、1は庫本体であり、そ
の内部には、仕切壁2によつて切換室3及び冷蔵
室4が上下に仕切形成されている。上記切換室3
は解凍室仕様と急速冷却室仕様とに切換えられる
ものであり、通常はチルド室仕様である。尚、切
換室3の上方部には図示しないが冷凍室が形成さ
れている。上記冷蔵室4には図示しない冷気供給
ダクトから冷気が供給されるようになつている。
5及び6は仕切壁2の前部及び後部に切換室3と
冷蔵室4とを連通するように形成された通気口、
7は切換室3の上下中間部に配設された仕切板、
8はこの仕切板7上面に配置されたチルドケース
である。
9は切換室3の底部に配置された解凍板であ
り、これの裏面には解凍手段たるヒータ10が付
設されている。11は切換室3に配設されたフア
ンであり、このフアン12は前記ヒータ10とと
もに駆動された時には解凍手段として作用し、単
独で駆動されたとき急速冷却手段として作用す
る。12はこのフアン11を駆動するフアン駆動
モータ、13は前記仕切板7の下面に配設された
温度センサで、これは赤外線センサ例えばサーモ
パイルから成る。この温度センサ13はその検出
温度が高くなる程その出力電位が高くなるもので
ある。上記ヒータ10及びフアン駆動モータ12
は次に述べる制御回路14(第1図参照)によつ
て駆動制御されるものである。
第1図に示す制御回路14について述べる。1
5は前記温度センサ13の出力を増幅して温度セ
ンサ13のによる検出温度を電圧レベルで温度検
出値E15として出力する増幅器であり、その温度
検出値E15は、各コンパレータ16,17,18,
19及び20の反転入力端子(−)に与えられ
る。上記コンパレータ16は急速冷却判定用で、
又コンパレータ19は解凍判定用である。21は
所要数の分圧抵抗を接続して成る基準電圧発生回
路であり、これは、第1の基準電圧を急速冷却判
定温度基準値Ea(例えば10℃に対応した電圧)と
してコンパレータ16の非反転入力端子(+)に
与え、第2の基準電圧を急速冷却終了基準値Eb
(同、7℃)としてコンパレータ17の非反転入
力端子(+)に与え、第3の基準電圧を解凍終了
温度基準値Ec(同、−3℃)としてコンパレータ
18の非反転入力端子(+)に与え、第4の基準
電圧を解凍判定基準値Ed(同、−10℃)としてコ
ンパレータ19の非反転入力端子(+)に与え
る。22はコンパレータ20の非反転入力端子
(+)に基準電圧を解凍制御基準値E22として与え
る基準電圧発生回路であり、この場合コンパレー
タ20には正帰還をかけてシユミツトトリガ機能
をもたせており、従つてこのコンパレータ20
は、前記温度検出値E15及び解凍制御温度基準値
E22に基づき例えば温度センサ13の検出温度が
−5℃にまで上昇したところでその出力をロウレ
ベルに変化させ、又、−7℃にまで降下したとこ
ろでその出力をハイレベルとする。一方、23は
セツト入力回路で、これは自動復帰形のプツシユ
スイツチから成る解凍・急速冷却兼用の開始スイ
ツチ24とシユミツトトリガインバータ25等を
有して構成されており、これは、開始スイツチ2
4のオン操作に基づいてその出力信号S23をハイ
レベルに変化させる。又、24はリセツト入力回
路で、これは自動復帰形のプツシユスイツチから
成る解凍・急速冷却兼用の中断スイツチ27とシ
ユミツトトリガインバータ28等を有して構成さ
れており、これは、中断スイツチ27のオン操作
に基づいてその出力信号S26をハイレベルに変化
させる。30はフアン駆動モータ12通断電用の
リレーコイル、31はこのリレーコイル30を通
断電するためのスイツチング素子たるNPN形ト
ランジスタ、32はトランジスタ31保護用のダ
イオードである。33はヒータ10通断電用のリ
レーコイル、34はこのリレーコイル33を通断
電するためのスイツチング素子たるNPN形トラ
ンジスタ、35はトランジスタ34保護用のダイ
オードである。36は急速冷却セツト表示用の発
光ダイオード、37はこの発光ダイオード36通
断電用のスイツチング素子たるNPN形トランジ
スタ、38は解凍セツト表示用の発光ダイオー
ド、39はこの発光ダイオード38通断電用のス
イツチング素子たるNPN形トランジスタである。
40は急速冷却セツト・リセツト記憶用のDフリ
ツプフロツプ回路、41は解凍セツト・リセツト
記憶用のDフリツプフロツプ回路であり、これら
各フリツプフロツプ回路40,41はそのリセツ
ト端子がハイレベル状態にあるときにクロツク
端子CKにハイレベル信号が与えられると、その
立上がりによりセツト出力端子Qをデータ端子D
のレベルに応じて変化させ、又リセツト端子が
ハイレベルからロウレベルに変化すると、その立
下がりによつてリセツトされてセツト出力端子Q
をロウレベルに変化させる。而して、各コンパレ
ータ16,17,18,19,20の出力端子、
セツト入力回路23の出力端子、リセツト入力回
路26の出力端子、各フリツプフロツプ回路4
0,41の各端子、各トランジスタ31,34,
37,39のベースは、インバータ42,43、
ノア回路44,45、オア回路46及びフアン回
路47を介して該第1図に示すように接続されて
いる。
さて、上記構成における作用を説明するに、
今、第1図の状態では、温度センサ13の検出温
度が0℃程度あつて、フリツプフロツプ回路4
0,41がリセツト状態にあり、又、各入力回路
23,26からの出力信号S23,S26はロウレベル
状態にあるものとする。この状態では各トランジ
スタ31,34,37,39は夫々オフしてい
る。
而して、冷凍状態にあつた食品を解凍板9状に
載置すると、この食品の初期温度が冷凍温度例え
ば−15℃程度にあることから、増幅器15からの
温度検出値E15は、夫々各コンパレータ16,1
7,18,19の非反転入力端子(+)に与えら
れる各基準値Ea,Eb,Ec,Edよりも低く、従つ
て各コンパレータ16,17,18,19はその
出力をハイレベルとする。この結果、フリツプフ
ロツプ回路40のデータ端子Dはインバータ42
を介してロウレベルとされ、又、リセツト端子
は、ノア回路44の各入力(コンパレータ17か
らの入力信号及びリセツト入力回路26からの出
力信号S26)のうちコンパレータ17から与えら
れる信号がハイレベルであるので、ロウレベルと
される。更に、フリツプフロツプ回路41のデー
タ端子はコンパレータ19からのハイレベルの出
力信号によつてハイレベルとされ、又、リセツト
端子は、ノア回路45の各入力(コンパレータ
18からの出力信号をインバータ43によつて反
転した信号及びリセツト入力回路26からの出力
信号S26)がいずれもロウレベルであるから、ハ
イレベルとされる。尚、この場合、コンパレータ
20は温度センサ13による検出温度が−7℃を
下回るので、その出力をハイレベルとする。
上述において、特徴的なことは、コンパレータ
19が、ハイレベル信号を出力することで食品の
温度が−10℃以下であることが判定され、換言す
れば温度センサ13に基づく温度検出値E15が解
凍判定温度基準値Edを下回つたことが検出され
て、食品が解凍すべきものであることが判定され
る。そしてその判定内容は、解凍セツト・リセツ
ト記憶用のフリツプフロツプ回路41のデータ端
子Dがハイレベルとされることで保持される。
この後、開始スイツチ24をオン操作すると、
セツト入力回路23からの出力信号S23がハイレ
ベルに変化することによつて、各コンパレータ4
0,41のクロツク端子CKがハイレベルに変化
する。この場合、フリツプフロツプ回路40のリ
セツト端子はロウレベル状態であるので、その
セツト出力端子Qはロウレベル状態のままにあ
り、一方、フリツプフロツプ回路41は、そのリ
セツト端子がハイレベル状態にあるので、セツ
ト出力端子Qをデータ端子Dのレベル(このとき
ハイレベル)に応じてハイレベルに変化させる。
これによつて、トランジスタ39がオンすると共
に、アンド回路47の出力がコンパレータ20か
らの出力信号に変化に応じて変化し、又、ノア回
路46の出力がハイレベルとなる。この結果、解
凍セツト表示用の発光ダイオード38が通電点灯
され、又、リレーコイル33即ちヒータ10がコ
ンパレータ20からの出力信号に応じて通断電さ
れ、そして、リレーコイル30即ちフアン駆動モ
ータ12が通電駆動される。尚、フリツプフロツ
プ回路40のセツト出力端子Qがロウレベルであ
るから、トランジスタ37(急速冷却セツト表示
用の発光ダイオード36)はオンしない。斯様に
ヒータ10の駆動及びフアン駆動モータ12の駆
動により解凍運転がなされる。この場合、ヒータ
10は、温度センサ13による検出温度が−5℃
を上回ると、コンパレータ20がその出力をロウ
レベルに変化させるように動作することで断電さ
れ、この断電時における解凍板9と食品との熱交
換による温度の降下にに伴い検出温度が−7℃を
下回ると、コンパレータ20がその出力をハイレ
ベルに変化させるように動作することで通電され
ることを繰返す。斯様な解凍運転によつて切換室
3内が解凍仕様状態とされる。この解凍運転によ
つて食品の解凍がすすんでゆくと、食品の温度が
上昇し、そして、温度センサ13による検出温度
が−3℃を上回ると、コンパレータ18の出力が
ロウレベルに変化し、これによつてフリツプフロ
ツプ回路41のリセツト端子がロウレベルに変
化してこれがリセツトされ、そのセツト出力端子
Qがロウレベルに変化し、解凍セツト表示用の発
光ダイオード38、ヒータ10、フアン駆動モー
タ12が断電され、以て、解凍運転が終了する。
尚、ヒータ10はこの時点で既に断電状態にある
(コンパレータ20の出力は−5℃以上でロウレ
ベル)。
次に、常温状態にある食品を解凍板9上に載置
すると、この食品の初期温度が常温例えば15℃程
度にあることから、増幅器15からの温度検出値
E15は、各コンパレータ16,17,18,19
の非反転入力端子(+)に与えられる各基準値
Ea,Eb,Ec,Edよりも高く、従つて各コンパレ
ータ16,17,18,19はその出力をロウレ
ベルとする。この結果、フリツプフロツプ回路4
0のデータ端子Dはインバータ42を介してハイ
レベルとされ、又、リセツト端子はノア回路4
4を介してハイレベルとされる。又、フリツプフ
ロツプ回路41はリセツト状態のままにある。
上述において、特徴的なことは、コンパレータ
16がハイレベル信号を出力することで食品の温
度が10℃以上であることが判定され、換言すれば
温度センサ13に基づく温度検出値E15が急速冷
却判定温度基準値Eaを上回つて、食品が急速冷
却すべきものであることが判定される。そして、
この判定内容は、急速冷却セツト・リセツト記憶
用のフリツプフロツプ回路40のデータ端子Dが
ハイレベルとされることで保持される。
この後、開始スイツチ24をオン操作すると、
セツト入力回路23からの出力信号S23が上述同
様にハイレベルに変化する。このハイレベルの出
力信号S23によつて各フリツプフロツプ回路40,
41のクロツク端子CKが夫々ハイレベルに変化
するが、フリツプフロツプ回路41はそのリセツ
ト端子がロウレベルであるからセツト動作せ
ず、フリツプフロツプ回路40はそのリセツト端
子がハイレベルであるからセツト動作し、その
セツト出力端子Qをデータ端子Dのレベル(この
場合ハイレベル)に応じてハイレベルに変化させ
る。これによつて、トランジスタ37がオンする
と共に、オア回路46を介してトランジスタ31
がオンし、以て、急速冷却セツト表示用の発光ダ
イオード36が通電点灯されると共に、リレーコ
イル30即ちフアン駆動モータ12が通電駆動さ
れる。尚、フリツプフロツプ回路41のセツト出
力端子Qがロウレベルであるから、トランジスタ
34(ヒータ10)、トランジスタ39(解凍セ
ツト表示用の発光ダイオード38)はオンしな
い。斯様にフアン駆動モータ12の駆動によつて
フアン11が駆動されることにより急速冷却運転
がなされ、切換室3が急速冷却室仕様とされる。
この急速冷却運転によつて、食品が急速に冷却さ
れてゆき、そして、温度センサ13に検出温度が
7℃以下になると、コンパレータ17がその出力
をハイレベルに変化させるので、フリツプフロツ
プ回路40のリセツト端子がノア回路44を介
してロウレベルに変化し、このフリツプフロツプ
回路40がリセツトされ、そのセツト出力端子Q
をロウレベルに変化させる。これによつて、フア
ン駆動モータ12が断電されると共に、急速冷却
セツト表示用の発光ダイオード36が断電され、
以て急速冷却運転が終了する。
尚、上述した解凍運転時及び急速冷却運転時に
おいて中断スイツチ27がオン操作されると、そ
の出力信号S26がハイレベルとなつて、各フリツ
プフロツプ回路40,41のリセツト端子が
夫々ノア回路44,45を介してロウレベルされ
るから、その時点で各運転で中断される。又、食
品の初期温度が7℃を下回り且つ−3℃を上回る
温度範囲にあつた場合、フリツプフロツプ回路4
0,41の各リセツト端子はロウレベルのまま
にあるから、ヒータ10、フアン駆動モータ12
はいずれも駆動されず、以て、切換室3は、チル
ド室仕様状態がそのまま続行される。
このように本実施例によれば、温度センサ13
を設けて、切換室3に収容した食品の温度を検出
し、ヒータ10及びフアン駆動モータ12を駆動
制御する制御回路14を設けて、この制御回路1
4により、温度センサ13による温度検出値E15
が解凍判定温度基準値Edを下回つたときにヒー
タ10及びフアン11(フアン駆動モータ12)
による解凍運転を行ない、上記温度検出値E15
急速冷却判定温度基準値Eaを上回つたときにフ
アン11による急速冷却運転を行なうようにした
ので、食品を切換室3内に収容すれば、その食品
が解凍すべきものであるか、急速冷却すべきもの
であるかを自動的に選択でき、従つて、解凍開始
スイツチと急速冷却開始スイツチとの選択操作を
しなければならなかつた従来とは違つて、仕様間
違いを惹起することもない。しかも、各解凍運転
及び急速冷却運転を温度センサ13のその後(初
期温度検出後)の温度検出値E15に基づいて終了
するようにしたので、食品の解凍状態又は冷却状
態に応じて過不足なく各運転を終了でき、よつ
て、解凍を行なうに当たつての時間設定という操
作も不要ならしめ得ると共に、少量の食品を急速
冷却する場合であつても、その食品を必要以上に
冷却しまうことをなくし得て時間及び消費電力の
無駄をなくし得る。
特に本実施例によれば、切換室3を通常チルド
室仕様とするので、解凍運転及び急速冷却運転が
終了した後には、チルド室仕様となるので、食品
の取出しを忘れた場合でも、その食品を良好に保
存できる。
尚上記実施例では、解凍手段としてヒータ10
を例示したが、解凍手段として高周波加熱方式で
もよい。
その他本考案は、上記し且つ図面に示した実施
例に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で種々変
更して実施できる。
[考案の効果] 本考案は以上の記述にて明らかなように、解凍
室仕様と急速冷却室仕様とに切換えられる切換室
に、食品の温度を検出する温度センサを設け、こ
の温度センサによる食品の初期温度検出値が解凍
判定温度基準値を下回つたときに解凍手段による
解凍運転を行ない急速冷却判定温度基準値を上回
つたときに急速冷却手段による急速冷却運転を行
ない該温度センサのその後の温度検出値に基づい
て前記運転を終了するよう制御する制御回路を設
ける構成としたので、食品についてこれが解凍す
べきものか急速冷却すべきものかの判定を自動的
になし得、よつて解凍又は急速冷却についての設
定操作を極めて簡単化できると共に、仕様間違い
をなくし得、さらには食品の解凍状態又は冷却状
態を検出して解凍運転又は急速冷却運転を過不足
なく終了できるので、少量の食品を急速冷却する
場合に運転時間及び消費電力の無駄をなくし得る
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は制御
回路を示す電気回路図、第2図は冷蔵庫要部の縦
断側面図である。 図中、3は切換室、4は冷蔵室、9は解凍板、
10はヒータ(解凍手段)、11はフアン(解凍
手段兼急速冷却手段)、13は温度センサ、14
は制御回路、16は急速冷却判定用のコンパレー
タ、19は解凍判定用のコンパレータ、23はセ
ツト入力回路、26はリセツト入力回路、30は
フアン駆動モータ通断電用のリレーコイル、33
はヒータ通断電用のリレーコイル、40は急速冷
却セツト・リセツト記憶用のフリツプフロツプ回
路、41は解凍セツト・リセツト記憶用のフリツ
プフロツプ回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 庫内に設けられ解凍室仕様と急速冷却室仕様と
    に切換えられる切換室と、この切換室に収容した
    食品に解凍作用を及ぼす解凍手段及び急速冷却作
    用を及ぼす急速冷却手段と、切換室内に設けられ
    食品の温度を検出する温度センサと、この温度セ
    ンサによる食品の初期温度検出値が解凍判定温度
    基準値を下回つたときに前記解凍手段による解凍
    運転を行ない急速冷却判定温度基準値を上回つた
    ときに前記急速冷却手段による急速冷却運転を行
    ない該温度センサのその後の温度検出値に基づい
    て前記運転を終了するように制御する制御回路と
    を具備して成る冷蔵庫。
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