JPH0445011Y2 - - Google Patents

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JPH0445011Y2
JPH0445011Y2 JP19309185U JP19309185U JPH0445011Y2 JP H0445011 Y2 JPH0445011 Y2 JP H0445011Y2 JP 19309185 U JP19309185 U JP 19309185U JP 19309185 U JP19309185 U JP 19309185U JP H0445011 Y2 JPH0445011 Y2 JP H0445011Y2
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temperature
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cold air
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、冷凍・冷蔵オープンシヨーケースの
故障検出装置に関し、特に、少数のセンサでフア
ン故障、機械故障及びガス漏れを検出できるとと
もに、除霜制御もできるようにした冷凍・冷蔵オ
ープンシヨーケースの故障検出装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、冷凍・冷蔵オープンシヨーケースの故
障の原因の大部分は、冷気を循環させるフアンが
停止するフアン故障か、冷凍機が故障する機械故
障か、冷凍機に使用される冷媒が冷却器から漏洩
するガス漏れかであることが知られている。
フアン故障を検出するフアン故障検出装置とし
ては、例えばフアン電流の有無を電流センサで監
視し、フアン電流が途絶したときに例えば低値信
号からなるフアン故障検出信号を出力するように
構成したものがある。
また、機械故障を検出する機械故障検出装置と
しては、コンプレツサの入口側の圧力(低圧)と
出口側の圧力(高圧)とをそれぞれ圧力センサで
検出し、その圧力差が正常運転時の圧力差以上と
なるときに機械故障検出信号を出力するように構
成したものがある。機械故障が発生した時には冷
却器温度が所定値よりも高くなるので、冷却器温
度を温度センサで監視し、冷却器温度が所定値を
上回るときに機械故障検出信号を出力するように
構成した機械故障検出装置もある。
更に、ガス漏れを検出するガス漏れ検出装置と
しては、冷却器から吹き出される冷気の温度を温
度センサで監視し、冷気の温度が所定値を下回る
ときにガス漏れ検出信号を出力するように構成し
たものがある。
これら、フアン故障検出装置、機械故障検出装
置あるいはガス漏れ検出装置の出力はそれぞれラ
ンプ、警鳴器等の警報手段に出力され、必要に応
じて冷凍機及びフアンを制御する制御装置に冷凍
装置及びフアンを停止させる安全動作を実行させ
るように構成される。
また、これらフアン故障検出装置、機械故障検
出装置あるいはガス漏れ検出装置はそれぞれ故障
検出のために監視する対称が異なるため、互いに
独立して設けられる。
一方、冷凍・冷蔵オープンシヨーケースにおい
ては、これらフアン故障検出装置、機械故障検出
装置あるいはガス漏れ検出装置とは別に除霜制御
装置が設けられる。除霜制御装置としては、例え
ば第5図に示すように、タイマーによつて所定時
間毎に所定の時間にわたつて除霜装置を作動させ
て冷却器の除霜を実行し、冷却器の冷却効率が一
定にレベル以下に低下しないように構成したもの
がある。また、特に、このような定時除霜による
貯蔵物の品質の低下を防止するとともに、不要な
除霜動作を削減してランニングコストを低減させ
るため、例えば実公昭34−8092号公報に示すよう
に、冷却器の温度と冷却器から吹き出される冷気
の温度とを検出し、その温度差が所定値以上にな
ると除霜装置を作動させるように構成した除霜制
御装置も提案されている。この場合の除霜は、第
4図に示されるように、着霜量が一定以上になる
と除霜が行われるので、除霜の周期は着霜の進行
具合に依存して異なつてくる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のフアン故障検出装置、機械故
障検出装置あるいはガス漏れ検出装置は上記のよ
うに互いに独立して設けられるので、これらの機
能を全て付加するためには、検出する故障の種類
ごとに1個あるいは2個のセンサを設ける必要が
あり、しかも、これらフアン故障検出装置、機械
故障検出装置あるいはガス漏れ検出装置は除霜制
御装置とも除霜制御のために監視する対称が異な
るため独立して設けられる。従つて、フアン故障
検出機能、機械故障検出機能あるいはガス漏れ検
出機能と、除霜制御機能とを備え冷凍・冷蔵オー
プンシヨーケースにおいては5個ないし6個のセ
ンサが使用されることになる。その結果、部品点
数が多くなり、組立費用やランニングコストが高
くなるという問題がある。
また、上記実公昭34−8092号公報に示す考案で
は、冷却器の温度と冷却器から吹き出される冷気
の温度とを検出するセンサは、冷却器の寒冷が伝
導される液体の熱膨張(収縮)と冷気により冷却
される液体の熱膨張(収縮)との差によりスイツ
チを駆動するように構成しているので、応答性が
低く、速やかな安全動作の発動を要する故障の検
出には不適当である。
更に、上記のフアン故障検出装置、機械故障検
出装置あるいはガス漏れ検出装置は積極的に正常
運転状態であることを検出することはなく、これ
らのフアン故障検出装置、機械故障検出装置ある
いはガス漏れ検出装置が故障している場合には安
全サイドに作用して故障検出信号を出力するよう
に構成されている。従つて、これらのフアン故障
検出装置、機械故障検出装置あるいはガス漏れ検
出装置が故障すれば、正常な運転がおこなわれて
いるにも関わらず故障が発生したものとして安全
動作が執られることになる。
ところで、本考案者は、鋭意研究を重ねた結
果、冷却器温度と冷気吹出口における冷気温度と
を検出し、これらの温度差に基づいて冷凍・冷蔵
オープンシヨーケースが正常に運転されている
か、あるいは、ガス漏れや過剰着霜が生じている
か、あるいはフアン故障、機械故障、ガス漏れ等
の故障が生じているかを検出できることに気付い
た。
即ち、冷凍・冷蔵オープンシヨーケースが正常
に運転されている場合には、冷却器温度は一定の
範囲内で変動し、また、冷気吹出口における冷気
温度も冷却器温度の変化に遅れるとはいえ冷却器
温度の変動に対応して一定の範囲内で変動する。
従つて、これらの温度変動のずれ及び冷却器から
冷気吹出口に至るまでの寒冷損失によつて生じる
冷却器温度と冷気温度との温度差も所定の最大正
常値と最小正常値の範囲内で変動することにな
る。
冷却器への着霜が過剰になつた場合には、冷却
効率が低下するともに、冷却風が流れ難くなるの
で、冷気吹出口における冷気温度が通常の変動範
囲よりも高温になり、冷却器温度と冷気温度との
温度差が所定の最大正常値以上に大きくなる(大
温度差)。
また、フアンが故障した場合にも、冷気器で冷
却された空気が冷気吹出口に到達し難くなるの
で、冷気温度が通常の変動範囲よりも高温にな
り、冷却器温度と冷気温度との温度差が所定の最
大正常値以上に大きくなる(大温度差)。
一方、冷却器からのガス漏れが生じた場合に
は、極端に低温である冷媒が冷気吹出口に到達す
るので、冷気吹出口における冷気温度が通常の変
動範囲よりも低温になり、冷却器温度と冷気温度
との温度差が所定の最小正常値を下回る(小温度
差)。
また、機械故障が発生した時には冷却器温度が
所定の温度よりも高温になり、冷却器温度と冷気
温度との温度差が所定の最小正常値を下回る(小
温度差)。
更に、本考案者は、冷却器温度と冷気温度との
温度差が所定の最大正常値と最小正常値の範囲内
であることを確認することにより正常運転がおこ
なわれていることを積極的に検出できることに気
付いた。また、所定の最大正常値以上に大きくな
る場合(大温度差の場合)には、フアン故障か過
剰着霜かの何れかであることから、フアン故障が
検出されるか否かによつてその原因が何れである
かを分析できることが分かつた。更に、冷却器温
度と冷気温度との温度差が所定の最小正常値を下
回る場合(小温度差の場合)には、ガス漏れか機
械故障かの何れかであることから、冷気温度が所
定値以上か否かによつてその原因が何れであるか
を分析できることが分かつた。
本考案は、上記の知見に基づいてなされたもの
であり、少数のセンサで運転状態が正常であるこ
とを積極的に検出できるとともに、フアン故障、
機械故障及びガス漏れを検出でき、しかも、過剰
着霜の検出もできるようにした冷凍・冷蔵オープ
ンシヨーケースの故障検出装置を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するため、次のよ
うな手段を講じている。
即ち、例えば第1図に示すように、冷却器温度
センサ6と、吹出冷気温度センサ7と、フアン故
障検出部8と、温度差演算部9と、温度差領域判
別部10と、大温度差原因分析部16と、小温度
差原因分析部17とを備える。
前記冷却器温度センサ6は、冷却器に付設され
て該冷却器の温度を検出し、その温度に対応する
冷却器温度信号Saを出力するように構成される。
また、吹出冷気温度センサ7は、冷却器から貯
蔵室への吹出口に配置されて、該吹出口の冷気の
温度を検出し、その温度に対応する冷気温度信号
Sbを出力するように構成される。
また、フアン故障検出部8は、フアンが停止す
るフアン故障の有無を監視し、フアン故障を検出
した時にフアン故障検出信号SFを出力するように
構成される。このフアン故障検出部8は、例えば
フアン電流の有無を電流センサで監視し、フアン
電流が途絶したときに低値信号からなるフアン故
障検出信号SFを出力するように構成した公知の構
成のものを使用することが可能である。
また、温度差演算部9は、冷却器温度センサ6
の出力と吹出冷気温度センサ7の出力に基づき冷
却器と吹出口の冷気との温度差を演算して、温度
差の大小に対応して増減する温度差信号SDを出力
するように構成される。
また、温度差領域判別部10は、温度差演算部
9で演算された温度差が最大正常値以上か、最大
正常値よりも小さく最小正常値以上か、最小正常
値よりも小さいかを判別し、温度差が最大正常値
よりも小さく最小正常値以上の場合には正常運転
指令SNを出力し、温度差が最大正常値以上の場
合には大温度差故障検出信号を出力し、温度差が
最小正常値を下回る場合には小温度差故障検出信
号を出力するように構成される。
また、大温度差原因分析部16は、温度差演算
部9で演算された温度差が最大正常値以上の場合
に、フアン故障検出部8からのフアン故障検出信
号SFの出力の有無を判定し、フアン故障検出信号
SFの出力が無いときには除霜指令SDFを出力し、
フアン故障検出信号SFの出力があるときにはフア
ン故障検出信号SFを出力するように構成される。
また、小温度差原因分析部17は、温度差演算
部9で演算された温度差が最小正常値を下回る場
合に、冷気温度信号Sbを入力して、冷気温度信号
Sbが所定値を下回るときにはガス漏れ検出信号を
出力し、冷気温度信号Sbが所定値以上のときには
機械故障検出信号を出力するように構成される。
〔作用〕
本考案の冷凍・冷蔵オープンシヨーケースの故
障検出装置においては、冷却器温度センサ6が冷
却器の温度の増減に即時に対応して増減する冷却
器温度信号Saを出力し、吹出冷気温度センサ7が
冷却路から貯蔵室への吹出口における冷気の温度
を検出し、その温度の増減に即時に対応して増減
する冷気温度信号Sbを出力する。そして、冷却器
温度と冷気温度との温度差が温度差演算部9で演
算され、その温度差が予め設定された最大正常値
よりも小さく最小正常値以上である場合には温度
差領域判別部10が正常運転状態であることを示
す正常運転指令SNを積極的に出力する。
温度差演算部9で演算された温度差が予め設定
された最大正常値以上の場合には温度差領域判別
部10が大温度差故障検出信号を出力し、最小正
常値を下回る場合には小温度差故障検出信号を出
力し、その原因が次のようにして分析される。
即ち、大温度差原因分析部16が温度差領域判
別部10から大温度差故障検出信号を入力すると
ともに、フアン故障検出部8からフアン故障検出
信号SFを入力する場合には、故障原因がフアン故
障にあるものと分析され、大温度差原因分析部1
6がフアン故障検出信号SFを出力する。
また、大温度差原因分析部16が温度差領域判
別部10から大温度差故障検出信号を入力する
が、フアン故障検出部8のフアン故障検出信号SF
を入力しない場合には、故障原因が着霜過剰と分
析され、大温度差原因分析部16が除霜指令SDF
を出力する。
更に、小温度差原因分析部17は、温度差領域
判別部10から小温度差故障検出信号を入力する
場合に吹出冷気温度センサ7から入力する冷気温
度信号Sbが所定値以上であるか否かを判定し、冷
気温度信号Sbが所定値以上であるときには故障原
因が機械故障と分析され、小温度差原因分析部1
7が機械故障検出信号を出力する。
また、この場合に冷気温度信号Sbが所定値を下
回るときにはガス漏れと分析され、小温度差原因
分析部17がガス漏れ検出信号を出力する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
に基づき説明する。
冷凍オープンシヨーケースの制御回路 第2図は冷凍オープンシヨーケースの制御回路
を示すブロツク図であり、この制御回路1は運転
状態監視回路2と、温度調節制御部3と、除霜制
御部4と、安全動作制御部5を備えている。
運転状態監視回路2は、冷凍オープンシヨーケ
ースの運転状態が故障も過剰な着霜もない正常な
運転状態か、何等かの故障あるいは過剰な着霜が
ある故障状態かを判別する。そして、正常な運転
状態である場合には正常な運転状態であることを
示す正常運転指令SNを温度調節制御部3に出力
し、この正常運転指令SNを入力する温度調節制
御部3が図示しない冷凍機のコンプレツサ、モー
タ、バルブ等の機械部品の動作を制御して貯蔵室
内の温度が所定の冷凍温度範囲内になるようにし
ている。
また、運転状態監視回路2は、故障状態と判別
した場合には更にその故障原因が過剰着霜か、フ
アン故障か、機械故障か、ガス漏れかを分析す
る。
過剰着霜の場合には、運転状態監視回路2が除
霜制御部4に除霜指令SDFを出力し、これを入力
した除霜制御部4が図示しない除霜手段を制御し
て冷却器の除霜を行うようにしている。
フアン故障、機械故障、あるいはガス漏れの場
合には運転状態監視回路2が安全動作制御部5に
その故障原因に対応してフアン故障検出信号SF
機械故障検出信号、あるいはガス漏れ検出信号を
出力する。
安全動作制御部5はフアン故障検出信号SF、機
械故障検出信号、あるいはガス漏れ検出信号を入
力して故障の種類に対応して適宜設定された手順
に従つてフアンや冷凍機を停止させるように構成
してある。
安全動作制御部5がフアンや冷凍機を安全な方
法で停止させる手順は特に限定されないが、例え
ば、故障の内容によつて人身に被害を及ぼすおそ
れがあるガス漏れ、あるいは、故障が拡大して更
に重大な故障を招き易い機械故障については、機
械故障検出信号、あるいはガス漏れ検出信号を入
力すると直ちに冷凍機及びフアンの運転を安全を
確保しながら停止させる手順を開始し、同時に図
示しない警報装置を作動させてオペレータに故障
の発生を報知させるように構成し、また、人身被
害や故障の拡大につながり難いフアン故障の場合
には、フアン故障検出信号SFを入力すると直ちに
フアンに電力を供給するフアン回路を遮断すると
ともに、図示しない警報装置を作動させてオペレ
ータに故障の発生を報知させ、この後、一定時間
以上経過して更に重大な故障を招くおそれが生じ
たときに冷凍機を安全を確保しながら停止させる
手順を開始させるように構成することができる。
運転状態監視回路の概要 運転状態監視回路2は、本考案の一実施例に係
る冷凍・冷蔵オープンシヨーケースの故障検出装
置で構成され、第1図に示すように、冷却器温度
センサ6と、吹出冷気温度センサ7と、フアン故
障検出部8と、温度差演算部9と、温度差領域判
別部10と、大温度差原因分析部16と、小温度
差原因分析部17とを備える。
冷却器温度センサ6は、冷却器に付設されて該
冷却器の温度を検出し、その温度に対応する信号
値を有する電気信号(ここでは電圧信号)からな
る冷却器温度信号Saを出力するように構成され、
吹出冷気温度センサ7は、冷却路から貯蔵室への
吹出口に配置されて、この吹出口の冷気の温度を
検出し、その温度に対応する信号値を有する電気
信号(ここでは電圧信号)からなる冷気温度信号
Sbを出力するように構成される。
冷却器温度信号Saと冷気温度信号Sbとは温度差
演算部9に入力され、温度差演算部9は冷却器温
度と冷気温度との温度差を演算し、その温度差に
対応する信号値を有する電気信号(ここでは電圧
信号)からなる温度差信号SDを出力するように構
成してある。
温度差信号SDは温度差領域判別部10に入力さ
れ、温度差領域判別部10はその温度差が最大正
常値よりも小さく最小正常値以上か、最大正常値
以上か、最小正常値よりも小さいかを判別し、そ
の温度差が最大正常値よりも小さく最小正常値以
上である場合には正常運転指令出力ポート11か
ら正常運転指令SNを出力し、最大正常値以上の
場合には大温度差故障検出信号を大温度差原因分
析部16に出力し、最小正常値よりも小さい場合
には小温度差故障検出信号を小温度差原因分析部
17に出力するように構成される。
大温度差原因分析部16は大温度差故障検出信
号とフアン故障検出信号SFとを入力して故障原因
が着霜過剰か、フアン故障かを分析し、着霜過剰
の場合には除霜指令出力ポート24から除霜指令
SDFを出力し、フアン故障の場合にはフアン故障
検出信号出力ポート25からフアン故障検出信号
SFを出力するように構成される。
また、小温度差原因分析部17は、小温度差故
障検出信号と吹出冷気温度センサ7の冷気温度信
号Sbとを入力して故障原因がガス漏れか機械故障
かを分析し、ガス漏れの場合にはガス漏れ検出信
号出力ポート32からガス漏れ検出信号を出力
し、機械故障の場合には機械故障検出信号出力ポ
ート35から機械故障検出信号を出力するように
構成してある。
温度差領域判別部の詳細 第3図に示すように、温度差領域判別部10は
基準電圧発生回路12と、2個の比較器13,1
4と、1個のアンドゲート回路15を備えてい
る。
基準電圧発生回路12は最大正常値に対応する
信号値の電圧信号からなる最大基準電圧SDHと、
最小正常値に対応する信号値の電圧信号からなる
最小基準電圧SDLとを出力するように構成される。
比較器13は、正相入力端に入力する最大基準
電圧SDHよりも負相入力端に入力する温度差信号
SDが低値(SSH>SD)の場合に出力が高値となり、
逆の場合(SDH<SD)には出力が低値となる。
また比較器14は負相入力端に入力する最小基
準電圧SDLよりも正相入力端に入力する温度差信
号SDが低値の(SDL<SD)場合に入力が高値とな
り、逆の場合(SDL>SD)には出力が低値となる。
従つて、温度差が最大正常値よりも小さく最小
正常値SDL以上の場合には比較器13、比較器1
4の出力はともに高値となり、これらを入力する
アンドゲート回路15が高値信号からなる正常運
転指令SNを正常運転指令出力ポート11に出力
する。
また温度差が最大正常値以上の場合には、比較
器13が低値信号からなる大温度差検出信号を出
力し、比較器14は高値を出力する。
更に温度差が最小正常値を下回る場合には、比
較器13が高値信号を出力し、比較器14が低値
信号からなる小温度差検出信号を出力する。
フアン故障検出部の構成 前記フアン故障検出部8はフアンが停止するフ
アン故障の有無を監視し、フアン故障を検出した
時に低値信号からなるフアン故障検出信号SFを出
力し、その他の場合には高値信号を出力するよう
に構成してあればよく、例えば、フアン電流の有
無を監視する電流センサと、フアン電流の検出中
は高値信号を出力し、フアン電流が途絶したこと
を電流センサが検出した時に低値信号からなるフ
アン故障検出信号SFを出力する信号切替回路とで
構成される。
大温度差原因分析部の詳細 大温度差原因分析部16は、このフアン故障検
出信号SFと温度差領域判別部10の大温度差検出
信号とを入力し、故障原因が着霜過剰か、フアン
故障かを分析し、着霜過剰の場合には除霜指令
を、フアン故障の場合にはフアン故障検出信号を
出力するように構成される。
ここでは、大温度差原因分析部16は第3図に
示すように、3個のインバータ18,21,23
と3個のアンドゲート回路19,20,22とを
備える。
アンドゲート回路19は温度差領域判別部10
の比較器14の出力と、インバータ21により反
転されたフアン故障検出部8の出力とを入力し、
比較器14の出力が高値となる最小正常値以上の
温度差があり、かつ、フアン故障が検出されず、
フアン故障検出部8が高値信号を出力していると
きに開かれて高値信号からなる除霜指令SDFを別
のアンドゲート回路20に出力する。
このアンドゲート回路20は温度差領域判別部
10の比較器13の出力を反転させたゲート信号
により開閉され、比較器13が大温度差検出信号
を出力するときに開かれてアンドゲート回路19
の除霜指令SDFを通し、除霜指令出力ポート24
から出力させるように構成してある。
フアン故障検出部8の出力は別のインバータ2
1によつて反転させてからもう一つのアンドゲー
ト回路22に入力される。このアンドゲート回路
22は温度差領域判別部10の比較器13の出力
を反転させたゲート信号により開閉され、比較器
13が大温度差検出信号を出力するときに開かれ
て、インバータ21によつて反転され高値信号と
なつたフアン故障検出信号Fを通し、更に、もう
一つのインバータ23によつて再反転させてから
フアン故障検出信号出力ポート25に低値信号か
らなるフアン故障検出信号SFを出力させるように
構成してある。
小温度差原因分析部の詳細 小温度差原因分析部17は、小温度差故障検出
信号と吹出冷気温度センサ7の冷気温度信号Sb
を入力して故障原因がガス漏れか機械故障かを分
析し、ガス漏れの場合にはガス漏れ検出信号出力
ポート32からガス漏れ検出信号を出力し、機械
故障の場合には機械故障検出信号出力ポート35
から機械故障検出信号を出力するように構成して
あればよい。
この実施例では、吹出冷気温度センサ7の冷気
温度信号Sbが所定値以上か否かを検出するための
基準電圧発生回路27と、基準電圧発生回路27
の基準電圧と冷気温度信号Sbとを比較する比較器
28を設けている。この比較器28の出力は、冷
気温度が所定値以上になる機械故障の場合には高
値となり、冷気温度が所定値を下回るガス漏れの
ときには低値となる。
この比較器28の出力は、一方では、インバー
タ29で反転させてアンドゲート回路30に入力
される。このアンドゲート回路30は温度差領域
判別部10の比較器14の出力を反転させたゲー
ト信号により開閉され、比較器14が小温度差検
出信号を出力するときに開かれて、インバータ2
9によつて反転され高値信号となつたガス漏れ検
出信号を通し、更に、別のインバータ31で低値
信号に再反転させてからガス漏れ検出信号出力ポ
ート32からこの低値信号をガス漏れ検出信号と
して出力させる。また、前記比較器28の出力
は、他方では、そのまま別のアンドゲート回路3
3に入力される。このアンドゲート回路33は温
度差領域判別部10の比較器14の出力を反転さ
せたゲート信号により開閉され、比較器14が小
温度差検出信号を出力するときに開かれて、比較
器28の高値出力を機械故障検出信号として通
し、更に、インバータ34によつて低値信号に反
転された機械故障検出信号を機械故障検出信号出
力ポート35から出力させるように構成してい
る。
運転状態監視回路の作用及び効果 この運転状態監視回路2によれば、冷却器温度
センサ6で冷却器温度が検出されるとともに、吹
出冷気温度センサ7で冷気温度が検出されて、温
度差演算部9でこれらの温度差が演算され、その
演算結果を、正常な領域、即ち、最大正常値より
小さく最小正常値以上であるか、最大正常値以上
であるか、最小正常値を下回るかを温度領域判別
部10で判別することにより、正常な運転状態
か、過剰着霜状態あるいはフアン故障であるか、
ガス漏れあるいは機械故障であるかが分かる。
温度領域判別部10が、正常な運転状態である
と判定した時には正常運転指令SNが出力される
ので、この正常運転指令に基づき温度調節制御部
3を作動させ、貯蔵部の冷気温度が所定の範囲内
で変動するように冷凍機及びフアンを制御させ
る。また、この正常運転指令SNに基づき正常な
運転状態であることを表示する表示手段を駆動す
ることにより正常な運転状態であることを積極的
に認識できるようになり、もし、正常運転である
ことが表示されているにも関わらず故障発生を示
すランプ、ブザー等の警報装置が作動していれば
故障検出系統が故障していることが判り、必要に
応じて安全作動制御部5の作動を解除して、正常
な運転を連続させることができる。
温度領域判別部10が、冷却器温度と冷気温度
との温度差が最大正常値以上であると判定した場
合には、過剰着霜かフアン故障が発生した場合で
あり、更に大温度差原因分析部16においてフア
ン故障検出部8のフアン故障検出信号SFの有無に
よつて何れが原因であるかが分析される。
即ち、温度領域判別部10が、冷却器温度と冷
気温度との温度差が最大正常値以上であると判定
した場合で、フアン故障検出部8からのフアン故
障検出信号SFの入力が無いときには、過剰着霜が
原因であると分析され、除霜指令を出力すること
により除霜制御部8を作動させて原因の解消が図
られる。また、除霜指令に基づきランプ等の表示
手段を作動させることにより、あるいは除霜制御
部4が作動中であることを示すランプ等の表示手
段を作動させることにより過剰着霜が原因である
ことを認識できるようになる。
温度領域判別部10が、冷却器温度と冷気温度
との温度差が最大正常値以上であると判定した場
合で、フアン故障検出部8からフアン故障検出信
号SFが入力されているときにはフアン故障が原因
であると分析され、フアン故障検出信号SFを出力
することにより、安全作動制御部5によつて適当
な安全対策が講じられる。更に、フアン故障検出
信号SFによつてフアン故障が発生したことを示す
ランプ、ブザー等の警報手段を作動させることに
より、フアン故障が原因であることを認識できる
ようになる。
温度領域判別部10が、冷却器温度と冷気温度
との温度差が最小正常値を下回ると判定した場合
には、ガス漏れか機械故障が発生した場合であ
り、更に、小温度差原因分析部17において吹出
冷気温度センサ7が検出する冷気温度に基づいて
何れが原因であるかが分析される。
即ち、温度領域判別部10が冷却器温度と冷気
温度との温度差が最小正常値を下回ると判定した
場合で、冷気温度が所定値を下回る場合にはガス
漏れが原因であると分析され、ガス漏れ検出信号
を出力することにより安全作動制御部5を作動さ
せて適当な安全対策が講じられる。また、ガス漏
れ検出信号によつてガス漏れが発生したことを示
すランプ、ブザー等の警報手段を作動させること
により、ガス漏れが原因であることを認識できる
ようになる。
温度領域判別部10が冷却器温度と冷気温度と
の温度差が最小正常値を下回ると判定した場合
で、冷気温度が所定値以上の場合には機械故障が
原因であると分析され、機械故障検出信号を出力
することにより安全作動制御部5を作動させて適
当な安全対策が講じられる。また、機械故障検出
信号によつて機械故障が発生したことを示すラン
プ、ブザー等の警報手段を作動させることによ
り、機械故障が原因であることを認識できるよう
になる。
要するに、この運転状態監視回路2によれば、
冷却器温度センサ6と吹出冷気温度センサ7とフ
アン故障検出部8に内蔵されたセンサとの3個の
センサを使用するだけであり、組立費用やランニ
ングコストを安価にできる。
また、これら3つのセンサを使用するだけで、
冷蔵オープンシヨーケースの運転状態が正常状態
であること、過剰着霜状態であること、フアン故
障状態であること、ガス漏れ状態であること、機
械故障状態であること、故障検出系統が故障して
いることを分析して検出することができる。そし
て、過剰着霜が検出される場合には、除霜制御部
4を作動させて冷却器の除霜を効率良く実行させ
ることができ、故障が検出される場合には安全作
動制御部5を作動させて故障の種類に対応した適
当な安全動作を実行させることができる。また、
故障検出系統が故障していることを検出した場合
には、正常運転指令を出力することにより、必要
に応じて安全動作の作動を解除して正常な運転を
連続させることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案は、センサとしては、冷
却器温度を検出する冷却器温度センサと、冷却路
から貯蔵室への冷気吹出口の冷気温度を検出する
吹出冷気温度センサと、フアン故障検出部に内蔵
されるセンサとの3個のセンサを使用するだけで
従来5個ないし6個のセンサを使用して検出して
いた種々の故障原因の検出と過剰着霜の検出とを
行うことができる。また、その結果、組立費用を
削減できるとともに、センサの作動に消費される
電力を節約してランニングコストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した運転状態
監視回路の概要を示すブロツク図、第2図はその
運転状態監視回路を備える冷蔵オープンシヨーケ
ースの制御回路の構成を示すブロツク図、第3図
は前記運転状態監視回路の要部の回路図、第4図
は従来例の除霜制御における冷却器温度、吹出冷
気温度、最大温度差、最小温度差、及び外気温度
の変化を示す温度変化図、第5図は他の従来例に
おける第4図に相当する温度変化図である。 6……冷却器温度センサ、7……吹出冷気温度
センサ、8……フアン故障検出部、9……温度差
演算部、10……温度差領域判別部、16……大
温度差大温度差原因分析部、17……小温度差原
因分析部、Sa……冷却器温度信号、Sb……冷気温
度信号、SF……フアン故障検出信号、SD……温度
差信号、SN……正常運転指令、SDF……除霜指令。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷却器温度センサ6と、吹出冷気温度センサ7
    と、フアン故障検出部8と、温度差演算部9と、
    温度差領域判別部10と、大温度差原因分析部1
    6と、小温度差原因分析部17とを備え、 冷却器温度センサ6は、冷却器に付設されて該
    冷却器の温度を検出し、その温度に対応する冷却
    器温度信号Saを出力するように構成したものであ
    り、 吹出冷気温度センサ7は、冷却器から貯蔵室へ
    の吹出口に配置されて、該吹出口の冷気の温度を
    検出し、その温度に対応する冷気温度信号Sbを出
    力するように構成したものであり、 フアン故障検出部8は、フアンが停止するフア
    ン故障の有無を監視し、フアン故障を検出した時
    にフアン故障検出信号SFを出力するように構成し
    たものであり、 温度差演算部9は、冷却器温度センサ6の出力
    と吹出冷気温度センサ7の出力に基づき冷却器と
    吹出口の冷気との温度差を演算して温度差の大小
    に対応して増減する温度差信号SDを出力するよう
    に構成したものであり、 温度差領域判別部10は、温度差演算部9で演
    算された温度差が最大正常値以上か、最大正常値
    よりも小さく最小正常値以上であるか、最小正常
    値よりも小さいかを判別し、温度差が最大正常値
    よりも小さく最小正常値以上である場合には正常
    運転指令SNを出力し、温度差が最大正常値以上
    の場合には大温度差故障検出信号を出力し、温度
    差が最小正常値を下回る場合には小温度差故障検
    出信号を出力するように構成したものであり、 大温度差原因分析部16は、温度差演算部9で
    演算された温度差が最大正常値よりも大きい所定
    値以上の場合に、フアン故障検出部8からのフア
    ン故障検出信号SFの出力の有無を判定し、フアン
    故障検出信号SFの出力が無いときには除霜指令
    SDFを出力し、フアン故障検出信号SFの出力があ
    るときにはフアン故障検出信号SFを出力するよう
    に構成したものであり、 小温度差原因分析部17は、温度差演算部9で
    演算された温度差が最小正常値を下回る場合に、
    冷気温度信号Sbを入力して、冷気温度信号Sbが所
    定値を下回るときにはガス漏れ検出信号を出力
    し、冷気温度信号Sbが所定値以上のときには機械
    故障検出信号を出力するように構成したものであ
    る、 ことを特徴する、冷凍・冷蔵オープンシヨーケー
    スの故障検出装置。
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