JPH0444908B2 - - Google Patents
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- JPH0444908B2 JPH0444908B2 JP60196290A JP19629085A JPH0444908B2 JP H0444908 B2 JPH0444908 B2 JP H0444908B2 JP 60196290 A JP60196290 A JP 60196290A JP 19629085 A JP19629085 A JP 19629085A JP H0444908 B2 JPH0444908 B2 JP H0444908B2
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- JP
- Japan
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- ink
- air
- discharge port
- nozzle plate
- oil
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/1433—Structure of nozzle plates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J2/1606—Coating the nozzle area or the ink chamber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/02—Air-assisted ejection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、微小開口よりインク液を噴射させ、
被記録物に文字、図形、画像等を記録するインク
ジエツト記録ヘツドに関するものである。
被記録物に文字、図形、画像等を記録するインク
ジエツト記録ヘツドに関するものである。
従来の技術
最近、インクジエツト記録ヘツドはカラープリ
ンタやコンピユータの端末機器等の分野で盛んに
利用されるようになつてきた。このインクジエツ
ト記録ヘツドは例えば特開昭59−192576号公報に
記載されている構成が知られている。以下、第2
図を参照して、従来のインクジエツト記録装置お
よびヘツドについて説明する。
ンタやコンピユータの端末機器等の分野で盛んに
利用されるようになつてきた。このインクジエツ
ト記録ヘツドは例えば特開昭59−192576号公報に
記載されている構成が知られている。以下、第2
図を参照して、従来のインクジエツト記録装置お
よびヘツドについて説明する。
第2図において、13はボデイ部材である。絶
縁性の空気ノズル板2には空気吐出口1が穿孔さ
れており、空気ノズル板2と平行して絶縁性のイ
ンクノズル板14が配置されており、かつインク
ノズル板14には空気吐出口1に対向してインク
吐出口4が穿孔されている。
縁性の空気ノズル板2には空気吐出口1が穿孔さ
れており、空気ノズル板2と平行して絶縁性のイ
ンクノズル板14が配置されており、かつインク
ノズル板14には空気吐出口1に対向してインク
吐出口4が穿孔されている。
インク吐出口4の周囲には、空気吐出口1方向
に延びる凸状部17が設けられている。空気供給
路8には、空気供給源3より空気流が流入し、環
状構造の空気室9において均一化され、空気ノズ
ル板2とインクノズル板14とにより生じる空気
層7の周辺より流入し、空気吐出口1より流出し
ている。この空気流は空気吐出口1の近傍で急激
に変化しているため、インク吐出口4より空気吐
出口1に至る空間には急激な圧力勾配の変化が生
じている。一方、インク吐出口4に隣接したイン
ク室10はインク溜り11とインク供給路6に介
して連通しており、インク溜り11内のインク
は、空気供給源3よりの空気圧力によつて、圧力
調整機構16により調整された一定圧力が印加さ
れている。これは、インクジエツト記録装置の非
駆動時にインク吐出口4の近傍の空気圧力とイン
ク吐出口4あるいはインク室10のインク圧力が
ほぼ等しくインク吐出口4近傍のインクのメニス
カスが静止して保たれるように調整するためであ
る。信号源5は空気吐出口1の周辺に設けられた
電極12とインク吐出口4のインク室10に面し
た周辺に設けられた電極15に接続されており、
インクは導電性であるので電極12とインク吐出
口4近傍に保持されたインクの間に電位差が生じ
させられる。この電位差による静電力によつてイ
ンク吐出口4近傍に生じるインクのメニスカスが
空気吐出口1の方向に引き伸ばされる。さらに、
インク吐出口4から空気吐出口1に至る空間には
急激な圧力勾配の変化が生じているため、インク
吐出口4近傍に生じるインクのメニスカスは一定
長さ以上引き伸ばされると前記圧力勾配の変化に
より加速され空気吐出口1より飛翔する。
に延びる凸状部17が設けられている。空気供給
路8には、空気供給源3より空気流が流入し、環
状構造の空気室9において均一化され、空気ノズ
ル板2とインクノズル板14とにより生じる空気
層7の周辺より流入し、空気吐出口1より流出し
ている。この空気流は空気吐出口1の近傍で急激
に変化しているため、インク吐出口4より空気吐
出口1に至る空間には急激な圧力勾配の変化が生
じている。一方、インク吐出口4に隣接したイン
ク室10はインク溜り11とインク供給路6に介
して連通しており、インク溜り11内のインク
は、空気供給源3よりの空気圧力によつて、圧力
調整機構16により調整された一定圧力が印加さ
れている。これは、インクジエツト記録装置の非
駆動時にインク吐出口4の近傍の空気圧力とイン
ク吐出口4あるいはインク室10のインク圧力が
ほぼ等しくインク吐出口4近傍のインクのメニス
カスが静止して保たれるように調整するためであ
る。信号源5は空気吐出口1の周辺に設けられた
電極12とインク吐出口4のインク室10に面し
た周辺に設けられた電極15に接続されており、
インクは導電性であるので電極12とインク吐出
口4近傍に保持されたインクの間に電位差が生じ
させられる。この電位差による静電力によつてイ
ンク吐出口4近傍に生じるインクのメニスカスが
空気吐出口1の方向に引き伸ばされる。さらに、
インク吐出口4から空気吐出口1に至る空間には
急激な圧力勾配の変化が生じているため、インク
吐出口4近傍に生じるインクのメニスカスは一定
長さ以上引き伸ばされると前記圧力勾配の変化に
より加速され空気吐出口1より飛翔する。
第3図a,bは、第2図の中のインクジエツト
記録ヘツドの空気吐出口1付近とインク吐出口4
付近の断面図である。第3図aは、非駆動時にお
けるインクのメニスカスが保たれている状態を示
す。第3図bは、静電力と空気流の力によつてイ
ンクのメニスカスが引き伸ばされた状態を示す。
凸状部17を有するインクノズル板14は、感光
性ガラスの材質であり、弗酸水溶液による化学エ
ツチングにより形成されている。詳しくは本発明
者らが先に出願した特願昭59−80419号や59−
92249号のノズル製造方法にあるが、第4図a〜
gを参照して簡単に説明する。第4図aにおい
て、21は感光性ガラスでありその上に露光マス
ク22が配置し、紫外線をあてて露光を行なう。
露光マスク22において、リング状の部分22a
は光を遮断し、22bの部分は光を透過する。b
において、光があたつた部分21bは感光され、
その後の熱処理によりLi2O−SiO2結晶が発生し、
弗酸水溶液によるエツチングが容易となる。21
aは光があたらなかつたので結晶化していない部
分である。cにおいて、感光性ガラス21の両面
を弗酸水溶液によりハーフエツチングを行なう。
結晶化している部分21bの方が速くエツチング
されるため、図の中で23と24が速くエツチン
グされ、両面リング状の凸状部25と26が形成
される。dにおいて、感光性ガラス21の片面全
体を、耐弗酸性材料のエレクトロンワツクス28
でマスキングする。エレクトロンワツクス28は
パラフイン系の接着材であり温度を上げてマスキ
ングする。そして、エレクトロンワツクス28で
マスキングした反対の面を、エレクトロンワツク
ス27でマスキングする。感光性ガラス21の温
度を上げて、エレクトロンワツクス27を液状に
しマスキングするのであるが、リング状の凸状部
26の近傍に塗られたエレクトロンワツクス27
は、徐々にぬれて広がり、リング状の凸状部26
の中にエレクトロンワツクス27が入ることなく
マスキングされる。eにおいて、エレクトロンワ
ツクス27でマスキングした方から、感光性ガラ
ス21の2番目のエツチングをリング状の凸状部
26の中から、反対側のリング状の凸状部25の
中に貫通するまで行なう。30はエツチングされ
貫通した部分である。31はサンドエツチングさ
れた部分である。fにおいて、前記のエツチング
後、水洗いをしてからトリクロルエチレンの超音
波洗浄により、エレクトロンワツクス27と28
を剥離する。gにおいて、片面を研摩して図のよ
うなリング状の凸状部25を有するノズルを形成
しておわる。
記録ヘツドの空気吐出口1付近とインク吐出口4
付近の断面図である。第3図aは、非駆動時にお
けるインクのメニスカスが保たれている状態を示
す。第3図bは、静電力と空気流の力によつてイ
ンクのメニスカスが引き伸ばされた状態を示す。
凸状部17を有するインクノズル板14は、感光
性ガラスの材質であり、弗酸水溶液による化学エ
ツチングにより形成されている。詳しくは本発明
者らが先に出願した特願昭59−80419号や59−
92249号のノズル製造方法にあるが、第4図a〜
gを参照して簡単に説明する。第4図aにおい
て、21は感光性ガラスでありその上に露光マス
ク22が配置し、紫外線をあてて露光を行なう。
露光マスク22において、リング状の部分22a
は光を遮断し、22bの部分は光を透過する。b
において、光があたつた部分21bは感光され、
その後の熱処理によりLi2O−SiO2結晶が発生し、
弗酸水溶液によるエツチングが容易となる。21
aは光があたらなかつたので結晶化していない部
分である。cにおいて、感光性ガラス21の両面
を弗酸水溶液によりハーフエツチングを行なう。
結晶化している部分21bの方が速くエツチング
されるため、図の中で23と24が速くエツチン
グされ、両面リング状の凸状部25と26が形成
される。dにおいて、感光性ガラス21の片面全
体を、耐弗酸性材料のエレクトロンワツクス28
でマスキングする。エレクトロンワツクス28は
パラフイン系の接着材であり温度を上げてマスキ
ングする。そして、エレクトロンワツクス28で
マスキングした反対の面を、エレクトロンワツク
ス27でマスキングする。感光性ガラス21の温
度を上げて、エレクトロンワツクス27を液状に
しマスキングするのであるが、リング状の凸状部
26の近傍に塗られたエレクトロンワツクス27
は、徐々にぬれて広がり、リング状の凸状部26
の中にエレクトロンワツクス27が入ることなく
マスキングされる。eにおいて、エレクトロンワ
ツクス27でマスキングした方から、感光性ガラ
ス21の2番目のエツチングをリング状の凸状部
26の中から、反対側のリング状の凸状部25の
中に貫通するまで行なう。30はエツチングされ
貫通した部分である。31はサンドエツチングさ
れた部分である。fにおいて、前記のエツチング
後、水洗いをしてからトリクロルエチレンの超音
波洗浄により、エレクトロンワツクス27と28
を剥離する。gにおいて、片面を研摩して図のよ
うなリング状の凸状部25を有するノズルを形成
しておわる。
空気ノズル板2は、同じく感光性ガラスの材質
であり、従来から知られている化学エツチング方
法により形成されている。
であり、従来から知られている化学エツチング方
法により形成されている。
第5図a,bは、インク吐出口4付近の断面図
である。インクのメニスカスが凸状部17の外縁
32に沿つて形成されている状態を第5図aに、
凸状部17の内縁33に沿つて形成されている状
態を第5図bに示す。ここで使用されている油性
インクは、表面張力が25〜50dynes/cmであり、
感光性ガラスの表面エネルギーは200erg/cm2以上
であるので、感光性ガラスの材質であるインクノ
ズル板14と空気ノズル板2に油性インクはぬれ
やすい。第5図aにおいて、凸状部17の外側面
36に油性インクのメニスカスが接する角度は負
かまたは小さい角度となるために、油性インクは
外側面36までぬれずに外縁32に沿つて油性イ
ンクのメニスカスが形成されることがある。また
第5図bに示すように前端面34はほとんどエツ
チングされないところなので中心線平均粗さが
0.01μmと平である。それに比べて内側面35は
エツチングされた面なので中心線平均粗さが
0.05μmと粗い。表面粗さの違いから油性インク
は内側面35より前端面34の方がぬれにくいた
めに、内縁33に沿つて油性インクのメニスカス
が形成されることがある。第5図aの外縁32に
沿つている場合に比べ第5図bの内縁33に沿つ
ている方が、油性インクのメニスカスの面積が小
さいので単位面積当りの静電力が大きいため、イ
ンクのメニスカスを引き伸ばすためのしきい値電
圧が低いことがわかつた。
である。インクのメニスカスが凸状部17の外縁
32に沿つて形成されている状態を第5図aに、
凸状部17の内縁33に沿つて形成されている状
態を第5図bに示す。ここで使用されている油性
インクは、表面張力が25〜50dynes/cmであり、
感光性ガラスの表面エネルギーは200erg/cm2以上
であるので、感光性ガラスの材質であるインクノ
ズル板14と空気ノズル板2に油性インクはぬれ
やすい。第5図aにおいて、凸状部17の外側面
36に油性インクのメニスカスが接する角度は負
かまたは小さい角度となるために、油性インクは
外側面36までぬれずに外縁32に沿つて油性イ
ンクのメニスカスが形成されることがある。また
第5図bに示すように前端面34はほとんどエツ
チングされないところなので中心線平均粗さが
0.01μmと平である。それに比べて内側面35は
エツチングされた面なので中心線平均粗さが
0.05μmと粗い。表面粗さの違いから油性インク
は内側面35より前端面34の方がぬれにくいた
めに、内縁33に沿つて油性インクのメニスカス
が形成されることがある。第5図aの外縁32に
沿つている場合に比べ第5図bの内縁33に沿つ
ている方が、油性インクのメニスカスの面積が小
さいので単位面積当りの静電力が大きいため、イ
ンクのメニスカスを引き伸ばすためのしきい値電
圧が低いことがわかつた。
発明が解決しようとする問題点
外縁32と内縁33のどちらにインクのメニス
カスが沿うかは、空気の圧力とインクの圧力との
バランス、油性インクの粘度や表面張力、バイア
ス電圧および信号電圧等の条件に依存性があるた
め、それらの条件が少しでも変化すると、メニス
カスの沿い方ならびに面積が変化するので、しき
い値電圧が変化しインクの吐出量が安定しないと
いう問題が生じた。
カスが沿うかは、空気の圧力とインクの圧力との
バランス、油性インクの粘度や表面張力、バイア
ス電圧および信号電圧等の条件に依存性があるた
め、それらの条件が少しでも変化すると、メニス
カスの沿い方ならびに面積が変化するので、しき
い値電圧が変化しインクの吐出量が安定しないと
いう問題が生じた。
第6図aは、空気ノズル板2にインク38が付
着した場合の信号印加時のインク吐出口4付近の
断面図を示す。このようなインク38の付着は、
例えばインク吐出口4に衝撃的な圧力波が伝搬さ
れた時や、空気の圧力とインクの圧力のバランス
がくずれたりした時に、インク吐出口4よりイン
クが多量に流出した場合に生じる。あるいは、イ
ンク吐出口4より飛翔させられたインク液滴が空
気ノズル板2の前面に付着し、前面から空気吐出
口1の壁面、さらにインク吐出口4に対向する面
にまでインクがぬれ広がつて、インク38の付着
が生じる。付着したインク38と電極12はつな
がつているので、付着したインク38にも電圧が
印加される。インク38が付着している場合に
は、インク38とインク吐出口4近傍に保持され
たインクとの距離が近づくために、インク吐出口
4近傍に保持されたインクと電極12ならびにイ
ンク38との間に生じる静電力は大きくなるの
で、インクのメニスカスを引き伸ばすのに必要な
しきい値電圧が低くなり、言いかえるとインクの
吐出量が多くなり、インク38の書き方により吐
出量が種々変化するという問題が生じた。また引
き伸ばされるインクのメニスカスは、インク38
の方向に引つぱられて曲げられるために、インク
吐出口4の軸中心線上をまつすぐにインク液滴が
飛翔しなかつたり、さらに大きく曲げられてイン
ク液滴が空気ノズル板2に当たつて散るという問
題が生じた。
着した場合の信号印加時のインク吐出口4付近の
断面図を示す。このようなインク38の付着は、
例えばインク吐出口4に衝撃的な圧力波が伝搬さ
れた時や、空気の圧力とインクの圧力のバランス
がくずれたりした時に、インク吐出口4よりイン
クが多量に流出した場合に生じる。あるいは、イ
ンク吐出口4より飛翔させられたインク液滴が空
気ノズル板2の前面に付着し、前面から空気吐出
口1の壁面、さらにインク吐出口4に対向する面
にまでインクがぬれ広がつて、インク38の付着
が生じる。付着したインク38と電極12はつな
がつているので、付着したインク38にも電圧が
印加される。インク38が付着している場合に
は、インク38とインク吐出口4近傍に保持され
たインクとの距離が近づくために、インク吐出口
4近傍に保持されたインクと電極12ならびにイ
ンク38との間に生じる静電力は大きくなるの
で、インクのメニスカスを引き伸ばすのに必要な
しきい値電圧が低くなり、言いかえるとインクの
吐出量が多くなり、インク38の書き方により吐
出量が種々変化するという問題が生じた。また引
き伸ばされるインクのメニスカスは、インク38
の方向に引つぱられて曲げられるために、インク
吐出口4の軸中心線上をまつすぐにインク液滴が
飛翔しなかつたり、さらに大きく曲げられてイン
ク液滴が空気ノズル板2に当たつて散るという問
題が生じた。
第6図bは、インクノズル板14の凸状部17
の周辺に、インク39が付着した場合の信号印加
時のインク吐出口4付近の断面図を示す。このよ
うなインク39の付着は、前記と同様に圧力波が
伝搬された時や、圧力のバランスがくずれたりし
た時に、インク吐出口4よりインクが多量に流出
した場合に生じる。あるいは、インクジエツト記
録装置の非運転時において、空気流が流れていな
い時にインク吐出口4の中からインクがぬれ広が
つてインク39の付着が生じる。付着したインク
39とインク吐出口4近傍に保持されたインクは
つながつているので、付着したインク39にも電
圧が印加される。そのため電極12とインク吐出
口4近傍に保持されたインクならびに付着したイ
ンク39との間に静電力が生じる。インク39の
面積が大きいほど静電力は分散するので、インク
のメニスカスを引き伸ばすのに必要なしきい値電
圧が高くなり、言いかえるとインクの吐出量が少
なくなり、インク39の着き方により吐出量が
種々変化するという問題を生じた。またインク吐
出口4の中心からずれた位置に電気力線が集中す
るので、メニスカスの引き伸ばされる位置がずれ
るので、インク吐出口4の軸中心線上をまつすぐ
にインク液滴が飛翔しないという問題が生じた。
の周辺に、インク39が付着した場合の信号印加
時のインク吐出口4付近の断面図を示す。このよ
うなインク39の付着は、前記と同様に圧力波が
伝搬された時や、圧力のバランスがくずれたりし
た時に、インク吐出口4よりインクが多量に流出
した場合に生じる。あるいは、インクジエツト記
録装置の非運転時において、空気流が流れていな
い時にインク吐出口4の中からインクがぬれ広が
つてインク39の付着が生じる。付着したインク
39とインク吐出口4近傍に保持されたインクは
つながつているので、付着したインク39にも電
圧が印加される。そのため電極12とインク吐出
口4近傍に保持されたインクならびに付着したイ
ンク39との間に静電力が生じる。インク39の
面積が大きいほど静電力は分散するので、インク
のメニスカスを引き伸ばすのに必要なしきい値電
圧が高くなり、言いかえるとインクの吐出量が少
なくなり、インク39の着き方により吐出量が
種々変化するという問題を生じた。またインク吐
出口4の中心からずれた位置に電気力線が集中す
るので、メニスカスの引き伸ばされる位置がずれ
るので、インク吐出口4の軸中心線上をまつすぐ
にインク液滴が飛翔しないという問題が生じた。
これらの問題は、複数のインク吐出口4により
記録する場合には記録特性が特に揃いにくく大き
な問題となる。
記録する場合には記録特性が特に揃いにくく大き
な問題となる。
本発明は従来技術の以上のような問題を解消す
るもので、吐出量を制御する電圧の大きさに関係
なく吐出量が変化するのを押さえ、またインク液
滴がインク吐出口4の軸中心線上をまつすぐに飛
翔するようにして、記録特性を揃えることを目的
とするものである。
るもので、吐出量を制御する電圧の大きさに関係
なく吐出量が変化するのを押さえ、またインク液
滴がインク吐出口4の軸中心線上をまつすぐに飛
翔するようにして、記録特性を揃えることを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段
本発明は、空気ノズル板に配された空気吐出口
と、インクノズル板に配されたインク吐出口とを
対向させインク吐出口と空気吐出口の間隙部分に
おいて急激な曲がりを生じさせながら空気吐出口
より空気流を送出させ、インク吐出口から空気吐
出口に至る方向に空気の圧力の減少するような圧
力勾配の変化する空間を形成する第1の手段と、
空気吐出口の周辺の空気ノズル板の前面に形成し
た電極とインク吐出口内のインクとの間に信号に
応じて選択的に電位差を生じさせる第2の手段と
を有し、空気吐出口付近と、インク吐出口が設け
られているインクノズル板のインク吐出口周囲が
空気吐出口側に吐出している凸状部の前端面と、
外側面およびその周辺部一帯とを、撥水撥油性材
料で被覆することにより、上記目的を達成するも
のである。
と、インクノズル板に配されたインク吐出口とを
対向させインク吐出口と空気吐出口の間隙部分に
おいて急激な曲がりを生じさせながら空気吐出口
より空気流を送出させ、インク吐出口から空気吐
出口に至る方向に空気の圧力の減少するような圧
力勾配の変化する空間を形成する第1の手段と、
空気吐出口の周辺の空気ノズル板の前面に形成し
た電極とインク吐出口内のインクとの間に信号に
応じて選択的に電位差を生じさせる第2の手段と
を有し、空気吐出口付近と、インク吐出口が設け
られているインクノズル板のインク吐出口周囲が
空気吐出口側に吐出している凸状部の前端面と、
外側面およびその周辺部一帯とを、撥水撥油性材
料で被覆することにより、上記目的を達成するも
のである。
作 用
本発明は上記構成により、空気吐出口付近とイ
ンク吐出口付近にインクが付着しにくくなり、付
着した場合にも大部分を容易に除去し、残りの少
量のインクをぬれ広がらないようにし、またイン
クのメニスカスが凸状部の内縁に沿つて安定して
保持されるようにしたものである。
ンク吐出口付近にインクが付着しにくくなり、付
着した場合にも大部分を容易に除去し、残りの少
量のインクをぬれ広がらないようにし、またイン
クのメニスカスが凸状部の内縁に沿つて安定して
保持されるようにしたものである。
実施例
以下、図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。第1図は本発明の実施例における
インクジエツト記録ヘツドの空気吐出口1付近と
インク吐出口4付近の断面図である。第1図にお
いて、絶縁性の空気ノズル板2には空気吐出口1
が穿孔されており、空気ノズル板2と平行して絶
縁性のインクノズル板14が配置されており、イ
ンクノズル板14にはインク吐出口4が穿孔され
ている。空気層7の周辺から送り込まれた空気流
が流出する空気吐出口1とインク吐出口4が対向
して設置されている。インク吐出口4の周囲に
は、空気吐出口1方向に延びる凸状部17が設け
られており、32が外縁、33が内縁、34が前
端面、35が内側面、36が外側面を示す。10
はインク吐出口4に隣接したインク室である。信
号源(図示されていない)が電極12と電極15
に接続されており、インクは油性でありかつ導電
性であるので電極12とインク吐出口4近傍(イ
ンクのメニスカスが内縁33に沿つている。)に
保持されたインクの間に電位差が生じさせられ、
電位差により静電力が働く。インク吐出口44近
傍に保持されたインクに作用する静電力と、空気
流による加速力によりインクを吐出させる。
いて説明する。第1図は本発明の実施例における
インクジエツト記録ヘツドの空気吐出口1付近と
インク吐出口4付近の断面図である。第1図にお
いて、絶縁性の空気ノズル板2には空気吐出口1
が穿孔されており、空気ノズル板2と平行して絶
縁性のインクノズル板14が配置されており、イ
ンクノズル板14にはインク吐出口4が穿孔され
ている。空気層7の周辺から送り込まれた空気流
が流出する空気吐出口1とインク吐出口4が対向
して設置されている。インク吐出口4の周囲に
は、空気吐出口1方向に延びる凸状部17が設け
られており、32が外縁、33が内縁、34が前
端面、35が内側面、36が外側面を示す。10
はインク吐出口4に隣接したインク室である。信
号源(図示されていない)が電極12と電極15
に接続されており、インクは油性でありかつ導電
性であるので電極12とインク吐出口4近傍(イ
ンクのメニスカスが内縁33に沿つている。)に
保持されたインクの間に電位差が生じさせられ、
電位差により静電力が働く。インク吐出口44近
傍に保持されたインクに作用する静電力と、空気
流による加速力によりインクを吐出させる。
空気吐出口1の壁面41、インク吐出口4に対
向する面42および空気ノズル板2の前面40
に、撥水撥油性材料19を被覆する。撥水撥油性
材料19は、含ふつ素ポリマーであり、ここでは
3M社の商品名フロラード721をFC−77により稀
釈したものをスプレー塗布している。フロラード
は、臨界表面張力が11〜12dynes/cmとインクの
臨界表面張力の25〜50dynes/cmに比べて小さい
ので、インクに対して十分な撥水撥油性を得るこ
とができる。
向する面42および空気ノズル板2の前面40
に、撥水撥油性材料19を被覆する。撥水撥油性
材料19は、含ふつ素ポリマーであり、ここでは
3M社の商品名フロラード721をFC−77により稀
釈したものをスプレー塗布している。フロラード
は、臨界表面張力が11〜12dynes/cmとインクの
臨界表面張力の25〜50dynes/cmに比べて小さい
ので、インクに対して十分な撥水撥油性を得るこ
とができる。
インク吐出口4が設けられているインクノズル
板14の凸状板17の前端面34と外側面36お
よび周辺37に、撥水撥油性材料18を被覆す
る。撥水撥油性材料18は、前記と同じフロラー
ドを用いているが、インクノズル板14の前方か
らスプレー塗布するときに、インク吐出口4から
空気を流出させながら行なうと、内側面35に撥
水撥油性材料18を付着させないで塗布すること
ができる。
板14の凸状板17の前端面34と外側面36お
よび周辺37に、撥水撥油性材料18を被覆す
る。撥水撥油性材料18は、前記と同じフロラー
ドを用いているが、インクノズル板14の前方か
らスプレー塗布するときに、インク吐出口4から
空気を流出させながら行なうと、内側面35に撥
水撥油性材料18を付着させないで塗布すること
ができる。
撥水撥油性材料18と19の被覆面上は、表面
張力が小さいためにインクがぬれにくく、またイ
ンクがはじかれるようになつている。
張力が小さいためにインクがぬれにくく、またイ
ンクがはじかれるようになつている。
それで、凸状部17の前端面34、外側面3
6、周辺37、空気吐出口1付近の空気吐出口1
の壁面41、インク吐出口4に対向する面42お
よび空気ノズル板2の前面40には撥水撥油性材
料18と19が被覆されているのでインクが付着
しにくく、また前記の原因により付着したインク
は、空気流の流れに運ばれて空気吐出口1の外方
に吹き飛ばされるか、内縁33に沿つて保持され
ているインクの中に戻され、大部分が容易に除去
できる。さらに空気流で除去できない残りの少量
の付着したインクは、ぬれ広がらずはじかれて塊
状になるので、電極12とインク吐出口4近傍の
内縁33に沿つて保持されたインクとつながらな
いので問題とならない。また前端面34には撥水
撥油性材料18が被覆されているのでインクがぬ
れにくいため、空気の圧力とインクの圧力とのバ
ランス、インクの粘度や表面張力、バイアス電圧
および信号電圧等の条件が少し変化したぐらいで
は、インクのメニスカスが外縁32に沿つて形成
されることはほとんどなく、内縁33に沿つて形
成され、インクのメニスカスを内縁33に沿つて
安定して保持することができる。
6、周辺37、空気吐出口1付近の空気吐出口1
の壁面41、インク吐出口4に対向する面42お
よび空気ノズル板2の前面40には撥水撥油性材
料18と19が被覆されているのでインクが付着
しにくく、また前記の原因により付着したインク
は、空気流の流れに運ばれて空気吐出口1の外方
に吹き飛ばされるか、内縁33に沿つて保持され
ているインクの中に戻され、大部分が容易に除去
できる。さらに空気流で除去できない残りの少量
の付着したインクは、ぬれ広がらずはじかれて塊
状になるので、電極12とインク吐出口4近傍の
内縁33に沿つて保持されたインクとつながらな
いので問題とならない。また前端面34には撥水
撥油性材料18が被覆されているのでインクがぬ
れにくいため、空気の圧力とインクの圧力とのバ
ランス、インクの粘度や表面張力、バイアス電圧
および信号電圧等の条件が少し変化したぐらいで
は、インクのメニスカスが外縁32に沿つて形成
されることはほとんどなく、内縁33に沿つて形
成され、インクのメニスカスを内縁33に沿つて
安定して保持することができる。
以上の説明から明らかなように本実施例によれ
ば、撥水撥油性材料18と19を被覆することに
よりインクが付着しにくくなり、また付着した場
合にも大部分を容易に除去し、さらに残りの少量
のインクをぬれ広がらずはじかれて塊状になるよ
うにしたものであり、付着したインクに電圧が印
加されることにより生じた問題は起こらなく、か
つインクのメニスカスを内縁33に沿つて安定し
て保持することができるので、吐出量を制御する
電圧の大きさに関係なく吐出量が変化するのを押
さえ、またインク液滴がインク吐出口4の軸中心
線上をまつすぐに飛翔するようにして、記録特性
を揃えることができる。
ば、撥水撥油性材料18と19を被覆することに
よりインクが付着しにくくなり、また付着した場
合にも大部分を容易に除去し、さらに残りの少量
のインクをぬれ広がらずはじかれて塊状になるよ
うにしたものであり、付着したインクに電圧が印
加されることにより生じた問題は起こらなく、か
つインクのメニスカスを内縁33に沿つて安定し
て保持することができるので、吐出量を制御する
電圧の大きさに関係なく吐出量が変化するのを押
さえ、またインク液滴がインク吐出口4の軸中心
線上をまつすぐに飛翔するようにして、記録特性
を揃えることができる。
なお以上の説明では撥水撥油性材料18と19
は、含ふつ素ポリマーについて説明したが、他の
無機ふつ素化合物でもよく、被覆方法もスパツタ
コーテイングや真空蒸着、侵漬塗布あるいは含ふ
つ素モノマーによる表面処理等、種々の方法によ
り被覆してもよい。また空気吐出口1とインク吐
出口4が1つずつの場合について説明したが、
各々が複数であつてもよい。さらに油性インクの
場合について説明したが、水性インクであつても
よい。
は、含ふつ素ポリマーについて説明したが、他の
無機ふつ素化合物でもよく、被覆方法もスパツタ
コーテイングや真空蒸着、侵漬塗布あるいは含ふ
つ素モノマーによる表面処理等、種々の方法によ
り被覆してもよい。また空気吐出口1とインク吐
出口4が1つずつの場合について説明したが、
各々が複数であつてもよい。さらに油性インクの
場合について説明したが、水性インクであつても
よい。
発明の効果
以上のように本発明は、撥水撥油性材料を被覆
することにより、インクの吐出量を制御する電圧
の大きさに関係なく吐出量が変化するのを押さ
え、またインク液滴がインク吐出口4の軸中心線
上をまつすぐ飛翔するようにして、記録特性を揃
えることができ、その効果は大きい。
することにより、インクの吐出量を制御する電圧
の大きさに関係なく吐出量が変化するのを押さ
え、またインク液滴がインク吐出口4の軸中心線
上をまつすぐ飛翔するようにして、記録特性を揃
えることができ、その効果は大きい。
さらに、インクのメニスカスを内縁に沿つて安
定して保持することができるので、インクのメニ
スカスの面積が小さいため、しきい値電圧が低
く、また微小なインク液滴(紙面上において1ド
ツトが直径にして10μm以下の大きさ)を安定し
て吐出させることができ、その効果は大きい。
定して保持することができるので、インクのメニ
スカスの面積が小さいため、しきい値電圧が低
く、また微小なインク液滴(紙面上において1ド
ツトが直径にして10μm以下の大きさ)を安定し
て吐出させることができ、その効果は大きい。
第1図は本発明の実施例におけるインクジエツ
ト記録ヘツドの断面図、第2図は本発明の適用さ
れる従来のインクジエツト記録装置およびヘツド
の外観図、第3図a,bは第2図のインクジエツ
ト記録ヘツドの一部拡大断面図、第4図a〜gは
従来のノズル製造工程図、第5図a,b、第6図
a,bは第2図のインクジエツト記録ヘツドの動
作を説明するための断面図である。 1…空気吐出口、2…空気ノズル板、4…イン
ク吐出口、12…電極、14…インクノズル板、
17…凸状部、18,19…撥水撥油性材料。
ト記録ヘツドの断面図、第2図は本発明の適用さ
れる従来のインクジエツト記録装置およびヘツド
の外観図、第3図a,bは第2図のインクジエツ
ト記録ヘツドの一部拡大断面図、第4図a〜gは
従来のノズル製造工程図、第5図a,b、第6図
a,bは第2図のインクジエツト記録ヘツドの動
作を説明するための断面図である。 1…空気吐出口、2…空気ノズル板、4…イン
ク吐出口、12…電極、14…インクノズル板、
17…凸状部、18,19…撥水撥油性材料。
Claims (1)
- 1 空気ノズル板に配された空気吐出口と、イン
クノズル板に配されたインク吐出口とを対向さ
せ、インク吐出口と空気吐出口の間隙部分におい
て急激な曲がりを生じさせながら空気吐出口より
空気流を送出させ、インク吐出口から空気吐出口
に至る方向に空気の圧力の減少するような圧力勾
配の変化する空間を形成する第1の手段と、空気
吐出口の周辺の空気ノズル板の前面に形成した電
極とインク吐出口内のインクとの間に信号に応じ
て選択的に電位差を生じさせる第2の手段とを有
し、空気吐出口付近と、インク吐出口が設けられ
ているインクノズル板のインク吐出口周囲が空気
吐出口側に吐出している凸状部の前端面と、外側
面およびその周辺部一帯とが、撥水撥油性材料で
被覆されていることを特徴とするインクジエツト
記録ヘツド。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19629085A JPS6255154A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | インクジエツト記録ヘツド |
US06/781,058 US4728392A (en) | 1984-04-20 | 1985-09-27 | Ink jet printer and method for fabricating a nozzle member |
DE8585306956T DE3583275D1 (de) | 1984-09-28 | 1985-09-30 | Verfahren zur herstellung eines duesenkoerpers fuer einen tintenstrahldrucker. |
EP85306956A EP0177316B1 (en) | 1984-09-28 | 1985-09-30 | Method for fabricating an ink jet printer nozzle member |
DE19853586998 DE3586998T2 (de) | 1984-09-28 | 1985-09-30 | Tintenstrahldrucker. |
EP19890117232 EP0355862B1 (en) | 1984-09-28 | 1985-09-30 | Ink jet printer |
US07/074,306 US4801955A (en) | 1984-04-20 | 1987-07-15 | Ink jet printer |
US07/074,305 US4801954A (en) | 1984-04-20 | 1987-07-15 | Ink jet printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19629085A JPS6255154A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | インクジエツト記録ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6255154A JPS6255154A (ja) | 1987-03-10 |
JPH0444908B2 true JPH0444908B2 (ja) | 1992-07-23 |
Family
ID=16355341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19629085A Granted JPS6255154A (ja) | 1984-04-20 | 1985-09-05 | インクジエツト記録ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6255154A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6294839U (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-17 | ||
JPH0780302B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1995-08-30 | 松下電器産業株式会社 | 空気供給装置 |
EP0468712B1 (en) * | 1990-07-21 | 1998-10-07 | Canon Kabushiki Kaisha | A method of manufacturing an ink jet head and an ink jet head |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221551A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジエツト記録ヘツド |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP19629085A patent/JPS6255154A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221551A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジエツト記録ヘツド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6255154A (ja) | 1987-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |