JPH0444693B2 - - Google Patents

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JPH0444693B2
JPH0444693B2 JP58072763A JP7276383A JPH0444693B2 JP H0444693 B2 JPH0444693 B2 JP H0444693B2 JP 58072763 A JP58072763 A JP 58072763A JP 7276383 A JP7276383 A JP 7276383A JP H0444693 B2 JPH0444693 B2 JP H0444693B2
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valve
gas
gas flow
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JP58072763A
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JPS58195149A (ja
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Shii Terii Sutefuan
Eichi Jeruman Jon
Geijirin Richaado
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MAIKUROSENSAA TEKUNOROJII Inc
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MAIKUROSENSAA TEKUNOROJII Inc
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【発明の詳細な説明】 本発明は小型ガスクロマトグラフ装置、小型
弁、およびそれらのポンプ及び結合装置、特に集
積回路技術によつてエツチングでつくられた(み
ぞ)を有する基板ウエハを用いるガスクロマトグ
ラフ装置に関する。
ガスクロマトグラフイーは業界では周知であ
る。しかし近年ガスクロマトグラフイーの分野に
大きな進歩が見られ、集積回路をつくのに用いる
エツチング法を半導体基板ウエハにガス流路をつ
くるのに用いる。この技術によつて基板ウエハに
おけるガス流路を小さくすることができ、小型ガ
スクロマトグラフ装置をつくることが可能になつ
た。
1977年7月の「ポケツトサイズのガスクロマト
グラフイーによる空気分析器の可能性の研究」と
いう題名の国立職業安全健康協約研究所
(National Institute for Occupational Safety
and Health Contract)NIOSH 2100−76−0140
号の報告書にポケツトサイズのガスクロマトグラ
フ装置が示されている。本発明はこの装置の改良
である。
本発明においては従来のクロマトグラフ装置の
多くの構成要素につき改良を行つているが、小型
化を主眼としている。小型化はしばしば簡単で自
明なものと取られ勝ちであるが、本発明が課題と
する小型化の程度は、現在になつてようやく大学
の研究段階を終りつつあるような、頭髪より小さ
なオリフイス、ナノリツトルの容積を扱う結合装
置、マイクロセカンドの応答時間を持つ検出器等
を対象とするものであつて、極めてむずかしい独
創的な解決策を要する点で決して自明とは言え
ず、本発明で開示される装置は十分時代に先行す
るものである。最も重要な分析速度は系の分解能
に左右される。不必要に大きな成分、容積を伴う
標準ガスクロマトグラフ装置では、分解能が極端
に損われ、標本量、動力の面で時代の要請に答え
られない。
本発明の特殊な改良点につき以下に述べる。入
口バルブ及び標本環状ループをシリコンウエハと
一体化して構成することにより、第1噴射弁を通
して標本を流すことを実現させ、これによつて前
の標本を装置から洗い流すことを可能にしてい
る。又ポンプを標本ループよりも後方端部に設け
ることにより、ポンプと全く接触していない標本
を、標本ループと呼ばれる緩衝容積で保護される
毛細管に噴射することができる。従来のデザイン
に見られるような、作動中に破壊するソレノイド
を排除するために、バルブ駆動方法については極
めて詳細な開示を行つている。更に、標準オーリ
ング、マニホールドは大き過ぎて高分解能計器に
は採用できないが、カラムを別個の構成要素とし
て設けることにより、特殊な結合装置により微少
な容積との結合を可能にしている。
したがつて、本発明によれば、キヤリアガス
溝、キヤリアガス溝に接続されガス流を制御する
弁座装置、および同じく弁座装置を通る試料ガス
溝を持つ基板ウエハが得られる。プレートがウエ
ハおよび溝と共同してガス流路を画定する。弁駆
動装置を弁座装置に取り付けて試料ガス流路から
キヤリアガス流路へのガス流を制御する。ポンプ
装置をウエハに取り付けて試料ガス流路に接続す
る。このポンプは弁駆動装置と協力して試料ガス
を試料ガス流路からキヤリアガス流路へ注入す
る。モジユール毛細管装置をウエハに取り付け、
その一端をキヤリヤガス流路に接続する。検出器
装置を毛細管装置の他端に接続して毛細管装置か
らのガス流の性質を測定する。
本発明はまた弁装置と、弁装置を通るキヤリヤ
ガス流路と、同じく弁装置を通る試料ガス流路と
を持つガスクロマトグラフ装置の改良である。弁
装置は試料ガス流路からキヤリヤガス流路へのガ
ス流を制御するためのものである。毛細管装置を
キヤリヤガス流路に接続する。検出器装置を毛細
管装置に接続して毛細管装置からのガス流の性質
を測定する。本発明の特徴は試料ガス流路に接続
したポンプ装置にある。ポンプ装置は弁装置と協
力してガスを試料ガス流路から弁装置を経てキヤ
リヤガス流路に注入する。弁装置とポンプ装置と
の間の試料ガス流路の容積は、ポンプ装置からキ
ヤリヤガス流路へガスが注入されないようなもの
である。
最後に、本発明は小型弁装置、小型ガス注入ポ
ンプ装置、および外部の管を基板ウエハのガス流
路に取り付ける小型結合装置に関する。
次に図を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図に後方ガスクロマトグラフ装置10を概
略的に示す。装置10はキヤリヤガスを供給する
ヘリウム供給タンク12を含む。キヤリヤガスは
タンク12を出てライン14にはいる。ライン1
4中にはキヤリヤガスの流量を減少させるのに用
いる制限器16がある。キヤリヤガスは制限器1
6を通つて第1の弁18に行く。第1弁18を通
つた後キヤリヤガスはサージタンク20にはいる
が、リリーフ弁22へも行く。リリーフ弁22は
サージタンク20に満たすのに必要な圧力を越え
た圧力を抜くのに用いる。サージタンク20から
のキヤリヤガスは本発明の装置26の入口28に
はいる。
本発明の装置26はエツチングで溝(みぞ穴)
がつくられた基板ウエハ102でできている。ウ
エハ102の典型的な材料は単結晶シリコンであ
る。典型的にはパイレツクスガラスのプレート1
04をウエハ102の一方の側部に取り付ける。
プレート104はウエハ102およびその中の溝
と共にガス流路をつくる。プレート104の他側
105には支持体106がある。典型的には支持
体106はアルミニウムでつくる。サージタンク
20はアルミニウム支持体106内にある。導管
30はプレート104内を通り、サージタンク2
0をキヤリヤガスの入口28に接続する。ヘリウ
ムの入口28から第1流路29がウエハ102の
一側103にエツチングでつくられる。第1流路
29の他端には装置26内のキヤリヤガスの適正
な動作圧力を決定するのに用いる第1圧力センサ
34が接続されている。第1圧力センサ34は装
置26の外部にあり、装置26に取り付けてあ
る。第1圧力センサ34はウエハ102の他側1
07に取り付けてあり、供給管(連通用貫通孔)
によつて第1流路29に接続されている。ウエハ
102内の第2流路35がヘリウムの入口28を
第2弁座38に接続している。第2流路35内に
第2制限器36がある。後者の機能は後述する。
第2弁座38から第3流路40が出ている。第3
流路40の他端は外部のカラム42に接続されて
いる。外部カラム42から検出器46に第4流路
44が延びている。装置26内の第5流路48が
検出器46を排気口に接続している。
ガス源50は分析すべき試料ガスをガスクロマ
トグラフ装置10に供給する。試料ガスは第6流
路52を通つて装置26の第3弁座54にはい
る。第7流路55により第3弁座54は第2弁座
38に接続する。第2弁座38から試料ガスは第
8流路56を通つてポンプの接続点58に達す
る。ポンプの接続点58は高圧ポンプ64が接続
されている。高圧ポンプ64は入口66と出口6
8とがある。入口66はポンプの接続点58に接
続されている。出口68はダイヤフラム真空ポン
プ70に接続されている。真空ポンプ70は高圧
ポンプ64から試料ガスを引いてそれを排気口に
送る。第9流路60がポンプ接続点58を第2圧
力センサ62に接続している。
第2および第3弁座38,54はそれぞれ前記
の国立職業安全健康研究所(National Institue
for Occupational Satety and Health)の報告
に示された型のものである。第2および第3弁駆
動装置38a,54a(それぞれ第4および5図
に示す)がそれぞれ第2および3弁座38,54
に取り付けられている。第1弁18も第2弁座3
8上の第2弁駆動装置38aと同様に弁座上で作
動する弁駆動装置を持つことができる。弁駆動装
置38a,54aは後に詳述する。これらは基板
ウエハ102の他側107に取り付ける。同じく
基板ウエハ102の他側の107には第1圧力セ
ンサ34、第2圧力センサ62、ポンプ64、外
部カラム42、および検出器46が取り付けてあ
る。基板ウエハ102中の供給管により上記各外
部装置はウエハ102の一側103にエツチング
でつくつた流路と連通する。検出器46は米国特
許出願第141269号に記載の型のものでよい。第1
および第2センサ34,62はキユーライトセミ
コンダクタ社(Kuljte Semiconductor Inc.)の
モデルPTQHのような市販の型のものでよい。
外部カラム42もヒユーレツトパツカード社製の
溶融シリカ毛細管カラムのような市販の型のもの
でよい。装置26に用いるポンプ64は以下に詳
述する。
通常の操作においては、キヤリヤガスはタンク
12から第1弁18を経てサージタンク20には
いる。ひとたびサージタンク20が充填されると
第1弁は閉じる。その後、キヤリヤガスはサージ
タンク20から導管30を経て第2流路35には
いり制限器36を通過する。それから第2弁座3
8および第3流路40を経て外部カラム42には
いる。それからキヤリヤガスはカラム42から装
置26に再びはいり、第4流路44,検出器4
6、および第5流路48を通つて排気口に行く。
通常の運転の間に試料ガスは試料ガス源50から
通常は開いた第3弁座54および第2弁座38を
通つてポンプ64の入口66にはいる。ポンプ6
4から試料ガスは真空ポンプ70によつてポンプ
64の出口68を通つて引かれて排気口72に行
く。真空ポンプ70は試料ガス流路52,55,
56中の試料ガスを排気して新しい試料ガスをガ
ス源50から試料ガス流路に引き入れる。
外部カラム42により試験を行うために試料ガ
スをキヤリヤガス流路に入れたいときは、第3弁
駆動装置54aによつて第3弁座54を閉じてガ
ス源50からの試料ガス流をしや断する。ポンプ
64を駆動する。第2圧力センサ62で測定した
第7,8、および9流路55,56,60の中の
圧力が第1圧力センサ34で測定した第1および
2流路29,35中の圧力より所定値だけ高いと
きは、第2弁座38の駆動装置38aを駆動して
第8流路56から試料ガスをキヤリヤガス流路に
入る。第2弁座38は所定時間(典型的には数ミ
リ秒程度)開く。第8流路56からの試料ガスの
注入の間に試料ガスは第2弁座38を通つてキヤ
リヤガス流路の第2および3流路35,40には
いる。第2流路35中の第2制限器36は試料ガ
スが上流の方に流れてサージタンク20にはいり
それを汚染するのを防止する。したがつて、いく
らかの試料ガスが第2流路35にはいるが、第8
流路56からの実質的にすべての試料ガスが第3
流路40および外部カラム42に注入され、検出
器46によつて測定される。
ポンプによる汚染の問題即ち、ポンプ64内か
らの残留試料ガスがキヤリヤガス流路および外部
カラム42にはいるのを防ぐために、第8流路5
6の容積をそれがポンプ64と第2弁座38とか
らの試料ガスの間のバツフアとして作用するよう
に選ぶ。特に、第8流路56の容積は、ポンプ6
4を駆動したときポンプ64内にあつた試料ガス
が第2弁座38に達しないようなものである。第
8流路56の容積は、ポンプ64の圧縮比と、第
2弁座38、第7流路55、および第3弁座54
中の第7流路55と連通するが第3駆動装置54
aで閉じられていない部分内のガスの容積との積
より大きくなければならない。このようにしてポ
ンプ64からガスがキヤリヤガス流路にはいるこ
とが避けられる。
第3弁座54がその通常の閉じた位置にもどる
やいなやポンプ64はその注入作用を停止し、そ
の通常の開いた位置になつてガスは入口66から
出口68へ流れる。そうすると第3弁座54が開
いて試料ガスがガス源50からポンプ64に行
き、ダイヤフラムポンプ70によつて排気され
る。
外部カラム42がウエハ102の外にあること
によつて用途の異なるガスクロマトグラフ装置1
0の製作が大巾に簡単になる。外部カラム42は
試料ガス混合物をその成分に分離する化学的手段
を含む。異なる用途において異なる試料ガスを分
析するためには外部カラム42は異なつたもので
なければならないであろう。しかしながら異なる
用途に対する装置26はすべて同じでよい。した
がつて、異なるガスの分析に対して異なるカラム
42を同じ装置26に取り付ければよい。このよ
うにして異なる用途に対しては外部カラム42だ
けが異なる。部品が共通であると在庫品が減るの
で製造費が低下する。
第4図は本発明の装置26に用いる第2弁駆動
装置38aの部分的断面図を示す。弁駆動装置3
8aはボルト202でシリコンウエハ102、プ
レート104、および支持体106に取り付けら
れたハウジング200を含む。第2図に示すよう
に、駆動装置38aを弁座38に取り付けるボル
ト202は3本ある。ハウジング200の上方に
所望のとき弁38を駆動するのに用いる電気的に
作動されるソレノイド204がある。ソレノイド
204はハウジング200に螺着されナツト20
6で適所にロツクされている。
ハウジング200内には弁装置210がある。
弁装置210はハウジング200内でシリコンウ
エハ102とソレノイド204との間に固定され
ている。弁装置210内には端229を持つスリ
ーブ228がある。スリーブ228の端229に
はオリフイス226がある。端229の外面に円
形リング225がある。リング225はダイヤフ
ラム230と係合し、ソレノイド204をしつか
りと螺着すると、リング225はダイヤフラム2
30とウエハ102とに押圧され、密封される。
スリーブ228内にはまた第1プランジヤ20
8がある。第1プランジヤ208は第1円形リン
グ212内を摺動する。第1円形リング212は
ソレノイド204とスリーブ228との間に締め
付けられている。第1プランジヤ208はソレノ
イド204内に設けられ、ソレノイド204を駆
動すると矢印Aの方向に動く。スリーブ228内
の第1プランジヤ208の端部にボデー214が
ある。第1ばね216がボデー214と第1リン
グ212との間にある。第1ばね216はボデー
214をソレノイド204の反対方向に偏圧す
る。
ボデー214内に第2プランジヤ218があ
る。ボデー214内には第2プランジヤ218を
つかむリツプ220がある。ボデー214内には
また第2のばね222がある。第2ばね222は
第2プランジヤの一端を第1プランジヤ208か
ら離れる方向に偏圧する。第2プランジヤ218
の他端はピン224と自由接触している。ピン2
24はダイヤフラム230に突接するように配置
されている。ダイヤフラム230は弁座38を通
るガス流を制御する。ピン224はダイヤフラム
230の面に実質的に垂直な方向に動くようにな
つている。
弁駆動装置38aの操作においては、ソレノイ
ド204が駆動されないときには、第1ばね21
6がボデー214を、プランジヤ208のシヨル
ダがリング212に当つて止まるまでソレノイド
204から離れる方向に偏圧する。同様に、第2
ばね222は第2プランジヤ218を第1プラン
ジヤ208から離れる方向に偏圧する。第2ばね
222は第2プランジヤ218をピン224に突
き当ててピンをダイヤフラム230に押し付け、
弁座38に流れるガスを閉じる。
ソレノイド204が駆動されたときは、第1プ
ランジヤ208は実質的に矢印Aの方向に引つ張
られる。そのとき第1プランジヤ208はボデー
214をその方向に引つ張る。ボデー214がA
の方向に動くと、ボデー214のリツプ220は
第2プランジヤ218を矢印Aの方向に引つ張
る。ソレノイド204が第1プランジヤ208を
引つ張ると第1ばね216が圧縮される。しかし
ピン224は第2プランジヤ218と自由接触し
ているだけである。ピン224はダイヤフラム2
30の弾性的復元力とダイヤフラム230を押圧
するガスの力によつてだけ動かされる。
ソレノイドの駆動をやめると、第1ばね216
はボデー214をソレノイド204から離れる方
向に押す。プランジヤ218の下端がピン224
に突き当たると、プランジヤ218は矢印Aと反
対方向の運動を停止し、ボデー214のリツプ2
20から離れる。プランジヤ208がさらに矢印
Aと反対の方向に動くと、ばね222は圧縮され
る。第2プランジヤ218を押圧する第2ばね2
22はまたピン224をダイヤフラム230に押
圧して弁座38を閉じる。
上記のことからわかるようにソレノイド204
による駆動力がないときは弁座38はガス流に対
して通常閉じる。さらに、ダイヤフラム230に
突き当たつて弁38を開閉するピン224は弁装
置210によつて矢印Aの反対方向にだけ動かさ
れる。ソレノイド204が駆動されて弁装置21
0をピン224から離れる方向に動かすと、ピン
224はダイヤフラム230と弁座38を流れる
ガスの力だけで矢印Aと反対方向に動かされる。
弁装置210の機能は、力伝達装置として働い
て弁座38が閉じている間ピン224にゆるやか
な力を加えることである。事実、ピン224に加
えられて弁座38を閉じる力は第2ばね222に
よつて与えられる。第2ばね222は50グラム程
度のきわめてゆるやかな力を加えるようにするこ
とができる。力を突然ピン224に加えるとピン
224が壊れたり、ピン224が繰り返しおよび
突然ダイヤフラム230に突き当り、ダイヤフラ
ムがウエハ102に突き当てられるとダイヤフラ
ム230の寿命が大巾に短くなる。最後に、中に
自由ピン224があるオリフイス226はハウジ
ング200の一部であり、ハウジング200はダ
イヤフラム230およびウエハ102に実質的に
垂直なので、ピン224もダイヤフラム230お
よびウエハ102に垂直である。このため弁駆動
装置38aの動力がより正確になる。
第5図は本発明の装置26に用いる第3弁駆動
装置54aの部分的断面図を示す。弁駆動装置5
4aはボルト252でシリコンウエハ102、プ
レート104、および支持体106に取り付けら
れたハウジング250を具備する。ここでも、第
2図に示すように、弁駆動装置54aを装置26
に取り付けるボルト252が3本ある。ハウジン
グ250の上方に電気的に駆動されるソレノイド
254があり、所望のとき弁54を駆動するのに
用いる。ソレノイド254はハウジング250に
螺着されナツト256で適所にロツクされてい
る。
ハウジング250内は弁装置260がある。弁
装置260はシリコンウエハ102とソレノイド
254との間でハウジング250内に固定されて
いる。弁装置260にはスリーブ262がある。
このスリーブ262は第4図の第2弁駆動装置3
8aのスリーブ228と類似のものである。スリ
ーブ262の一端265にはオリフイス264が
ある。オリフイス264内には自由ピン266が
ある。ハウジング250は、オリフイス264、
したがつてピン266が弁座54のダイヤフラム
280に実質的に垂直になるようにウエハ10
2、プレート104、および支持体106に取り
付けてある。スリーブ262にはまたダイヤフラ
ム280に係合する円形リング263がある。ボ
ルト252を締めたとき、リング263はダイヤ
フラム280とウエハ106とに押圧されて弁座
54を密封する。
弁装置260内に第1プランジヤ268があ
る。第1プランジヤ268は弁装置260を通つ
てソレノイド254内に延びている。ソレノイド
254を駆動すると第1プランジヤ268は矢印
Bの方向に動く。第1リング270をソレノイド
254の近くで第1プランジヤ268に取り付け
る。第2リング274をソレノイド254と反対
側のプランジヤ268の端の近くにEリング26
9で取り付ける。第1ばね272が第1リング2
70と第2リング274との間にあつて常に圧縮
されている。第2リング274は円筒形ボデー2
76の一端と接触している。ボデー276の他端
はピン266と自由接触している。第2ばね27
8がボデー276の他端の周りにあつてボデー2
76をスリーブ262の一端265から離れる方
向に偏圧している。第2ばね278の作用はボデ
ー276を第2リング274に押圧することであ
る。ボデー276は第2リング274が止め28
2で止められるまで第2リング274に押圧され
る。
駆動装置54aの運転においては、ソレノイド
254を駆動したときプランジヤ268は矢印B
の方向に動く。プランジヤ268が動くと第1リ
ング270を押してばね272を圧縮する。そう
するとばね272は第2リング274を押圧す
る。そうすると第1ばね272の力はボデー27
6に伝達される。この力は第2ばね278の圧縮
力に対抗する。したがつて、ホデー276に作用
する力は第1ばね272と第2ばね278の力の
差である。ボデー276に作用するこの力はピン
266に伝達される。ピン266はダイヤフラム
280に突き当つて弁座54を通るガスの流路を
閉じる。
ソレノイド254の駆動を停止すると、第2ば
ね278はボデー276を上向きすなわち矢印B
と反対方向に偏圧する。そうするとボデー276
は第2リング274に押圧され、プランジヤを第
5図に示す状態にもどす。ピン266はボデー2
76の一端と自由接触している。ピンは引つ込
み、ダイヤフラム280の弾性によつて矢印Bと
反対方向に動き、常態位置にもどる。したがつ
て、ピン266は弁駆動装置54aの駆動力によ
つては矢印Bの方向にだけ動かされる。ピン26
6のその常態へのもどりはソレノイド254の駆
動を停止することによつては直接に起こされるも
のではない。
第4図に示す駆動装置38aの説明と同様に、
弁装置260の機能は力伝達装置として働くこと
であつて、ソレノイド254を駆動している間も
つとゆるやかな力をピン266、したがつてダイ
ヤフラム280に加えることである。ピン266
に加わる力は第1ばね272と第2ばね278と
圧縮力の差である。この差はピン266に加わる
力がきわめてゆるやかになるように調節すること
ができる。最後に、ピン266が中にあるオリフ
イス264はハウジング250の一部なので、ハ
ウジング250はダイヤフラム280とウエハ1
02とに実質的に垂直にできて弁駆動装置45a
の作動が正確になる。
第6図は本発明の装置26に用いる高圧注入ポ
ンプ64の部分的断面図である。ポンプ64には
ハウジング402がある。ハウジング402はウ
エハ102、プレート104、およびアルミニウ
ム支持体106にボルト404で取り付ける。第
2図に示すように、ポンプ64を装置26に取り
付けるボルト404は3本ある。ハウジング40
2にはダイヤフラム真空ポンプ70に接続するた
めのオリフイス403がある。ソレノイド406
をハウジング402にねじ込んである。ソレノイ
ド406にはポンプ64を駆動する作動部材42
4がある。ハウジング402内にガラス管411
がある。
ガラス管411内にピストン408がある。ピ
ストン408はばね止め410によつて上向きに
ガラス管411から抜けないようになつている。
ピストン408にはハウジング402のオリフイ
ス403と整合したリング状みぞ409があつ
て、試料ガスが外部カラム42に注入されていな
いとき、正常作動の間試料ガスが真空ポンプ70
に流れることができる。ピストン408にはまた
シール416があつてピストン408とガラス管
411との間のガス流を阻止する。ピストン40
8には穴420のある底部418がある。
ピストン408にはまた弁案内部材430がは
まつた穴がある。弁案内部材430はピストン4
08に螺着しており、ピストン408の底部41
8とソレノイドの作動部材424との間に延びて
いる。弁案内部材430の上部にはばね保持部材
432のはまつたリング状みぞがある。ばね保持
部材432はナイロン製シヨルダワツシヤ412
に突き当つている。ワツシヤ412はばねの止め
410とともにばね414の保持装置となる。
弁案内部材430内に弁プランジヤ434があ
る。弁プランジヤ434はソレノイド406の作
動部材424から底部418まで延びている。弁
プランジヤ434の底部近くにOリング436が
はまるリング状みぞ442がある。Oリング43
6はガスが流れるのを防止するので、ガスは弁案
内部材430と弁プランジヤ434との間にはい
らない。弁プランジヤ434の端部440の周り
には第2のOリング438がある。端部440と
第2のOリング438とはオリフイス420とシ
ール係合することができる。プランジヤ434の
他端には第2のばね428を収容する穴がある。
第2ばね428は穴の環状棚部とEリング426
とによつて保持されている。
弁案内部材430にはピストン408の底部4
18の近くに切り取られた部分があり、ガスは弁
プランジヤ434の底部のオリフイス420とピ
ストン408のリング状みぞ409とを通つてハ
ウジング402のオリフイス403から流れ出
る。
ポンプ46が作動しているときはソレノイド4
06は駆動され、作動部材424は矢印Cの方向
に動き、プランジヤ434の第2のOリング43
8はオリフイス420と密封係合する。この点に
おいてウエハ102からのガスはハウジング40
2のオリフイス403との連通からしや断され
る。作動部材424が矢印Cの方向にさらに進む
と、プランジヤ434はピストン408の底部4
18に突き当るので、全弁案内部材430の下向
きの運動によつてピストン408は矢印C方向に
動く。そうするとピストン408はばねの止め4
10から離れる。さらに、ばね414はこの下向
きの運動の間圧縮される。
ピストン装置408全体の運動によつてチヤン
バ460内のガスは圧縮されウエハ102に注入
される。
チヤンバ460内のガスの圧縮によつてガス圧
が増大する。シール416とOリング438,4
22とがチヤンバ460内のガスが外部の大気と
連通するのを防止する。ピストン408の下向き
の運動はチヤンバ460と流路56との中のガス
圧がウエハ102内の流路35,40内のキヤリ
ヤガスの圧力より高くなるまで続く。第2弁38
が開くと試料ガスがキヤリヤガス流路にはいるこ
とができる。ソレノイド406はピストン408
をソレノイド406がその限界に達するまで矢印
Cの方向に押す。それからピストン408は止ま
る。ピストン408の移動距離はソレノイド40
6のハウジング402へのねじ込み量によつて調
節することができる。これはポンプ64の圧縮比
を調節する。
ポンプ64の作用を止めるためにソレノイド4
06の駆動を停止する。そうするとばね414は
ピストン408を止め410まで押し上げる。ば
ね414はまたナイロンワツシヤ412を第6図
に示す位置に置く。さらに、ばね428は弁案内
部材430内のリング状の穴を偏圧し、機能部材
424を元の位置にもどしてプランジヤ434を
ピストン408の底部418から持ち上げる。こ
れによつて穴420が開く。このときガスがウエ
ハ102から導管480を通つてチヤンバ460
にはいり、オリフイス403、リング状みぞ40
9、およびオリフイス403を通つて真空ポンプ
70にはいる。Oリング436はプランジヤ43
4と弁案内部材430との間をシールする。
第7図は外部カラム42をシリコンウエハ10
2、ガラスプレート104、および支持体106
に取り付ける結合装置500の部分的側断面図で
ある。結合装置500はハウジング502を持
ち、ボルト504でウエハ102、プレート10
4、および支持体に取り付けられている。外部カ
ラム42を装置26に取り付けるボルト504は
4本ある。ハウジング502にはウエハ102中
の導管522にそう入されたスリーブ508があ
る。スリーブ508の端524は導管522内に
延びる。Oリング520がスリーブ508の周り
のリング状みぞにはまつている。Oリング520
はウエハ102の他側107と接触している。端
524はウエハ102内に延びているが、導管5
22内に残留するガスの容積の問題を起こすほど
大きな容積は導管522にはない。外部カラム4
2にはスリーブ508にはまる結合端506があ
る。エポキシグルーのようなシール材が端506
をスリーブ508内にシールする。ボルト504
は外部カラム42をハウジング502にしつかり
と取り付け、スリーブ508をウエハ102の導
管522内に突き出させる。Oリング520は密
なシールとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置を備えたガスクロマトグ
ラフ装置の概略図である。第2図は本発明のガス
クロマトグラフ装置の配置の配置図である。第3
図は線3−3に沿つてとつた第2図の装置の断面
図である。第4図は本発明の装置に用いる常態で
は閉じた弁駆動装置の部分的断面図である。第5
図は本発明の装置に用いる通常は開放されている
弁駆動装置の部分的断面図である。第6図は本発
明の装置に用いる注入ポンプの部分的断面図であ
る。第7図は本発明の装置に取り付けた結合装置
の部分的側断面図である。 12……ヘリウム供給タンク、16……制限
器、18……弁、20……サージタンク、26…
…本発明の装置、34……第一圧力センサ、36
……制限器、38,54……弁座、38a……弁
駆動装置、46……検出器、50……ガス源、6
2……第二圧力センサ、64……高圧ポンプ、7
0……真空ポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 小型ガスクロマトグラフ装置であつて、キヤ
    リアガスを入れるためのキヤリアガス溝と、試料
    ガスを入れるための試料ガス溝と、前記キヤリア
    ガス溝及び前記試料ガス溝を通す弁装置38とを
    有する基板ウエハと、 前記ウエハ及び前記溝と共に試料ガス流路及び
    キヤリアガス流路を画成するプレイトと、前記試
    料ガス流路から前記キヤリアガス流路への試料ガ
    スの流れを制御するために前記弁装置38に設け
    る弁駆動装置と、 前記弁駆動装置と共同して試料ガスを前記試料
    ガス流路から前記キヤリアガス流路へ注入するた
    めに、前記ウエハに取り付け且つ該キヤリアガス
    流路に関して該試料ガス流路の試料注入側のガス
    流路と反対側に配置して、該試料ガス流路に接続
    するポンプ装置と、 前記ウエハに取り付けて一端を前記キヤリアガ
    ス流路に接続するモジユール毛細管装置と、 前記毛細管装置から流れるガスの特性を測定す
    るために該毛細管装置の他端に接続する検出器装
    置 とから成り、前記ポンプ内の残留試料ガスによる
    キヤリアガス及び試料ガスの汚染を防止するため
    に、前記弁装置と前記ポンプ装置との間の前記試
    料ガス流路の容積を、該ポンプ装置の圧縮比と該
    弁装置と連通する該弁装置を含む試料側流路内に
    あるガスの容積との積より十分大きくなるように
    設けることを特徴とする小型ガスクロマトグラフ
    装置。
JP7276383A 1982-04-26 1983-04-25 小型ガスクロマトグラフ装置 Granted JPS58195149A (ja)

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US371540 1982-04-26
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JPS58195149A JPS58195149A (ja) 1983-11-14
JPH0444693B2 true JPH0444693B2 (ja) 1992-07-22

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