JPH0444410Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0444410Y2
JPH0444410Y2 JP10804985U JP10804985U JPH0444410Y2 JP H0444410 Y2 JPH0444410 Y2 JP H0444410Y2 JP 10804985 U JP10804985 U JP 10804985U JP 10804985 U JP10804985 U JP 10804985U JP H0444410 Y2 JPH0444410 Y2 JP H0444410Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
lower control
control arm
shock absorber
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10804985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6216010U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10804985U priority Critical patent/JPH0444410Y2/ja
Publication of JPS6216010U publication Critical patent/JPS6216010U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0444410Y2 publication Critical patent/JPH0444410Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は4リンクサスペンシヨン構造に係り、
特にロアコントロールアームとシヨツクアブソー
バとの連結部分の改良に関する。
〔従来技術〕
自動車のリヤサスペンシヨンに採用されている
4リンクサスペンシヨン構造では、そのロアコン
トロールアームは車両前後方向の荷重を主として
負担しているが、通常、当該ロアコントロールア
ームにはシヨツクアブソーバの下端部がブラケツ
トを介して取付けられ、こもり音を低減させるよ
うにしている(実開昭58−184309号)。この種の
従来構造を第8図1に示す。すなわち、ロアコン
トロールアーム1は、その軸部1Aをパイプ体に
て形成し、前端部には車体側へ取付用カラー1B
を設け、後端側にはリヤアクスルハウジングへの
取付用カラー1Cを設けた構造とされる。そし
て、斯かるロアコントロールアーム1の後端部位
置にはシヨツクアブソーバ2の下端部が連結され
るブラケツト3を溶接により一体に取付けてい
る。ブラケツト3はその側板3Aにカラー嵌め込
み凹部とアーム軸部1Aの一部を受ける支承部と
を形成しており、それらのロアコントロールアー
ム1との接合部を溶接結合する構造である。図の
4A,4Bは溶接部である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが上記従来の構造では、シヨツクアブソ
ーバ2から上下荷重入力によつて、第8図2に示
すような大きな曲げモーメントが溶接部4A,4
Bに生じてしまいこの曲げモーメントに耐える剛
性を保持するために、ロアコントロールアーム1
のアーム軸部の断面寸法やブラケツト3の形状寸
法を充分に大きくする必要があり、このため重量
増を招く問題があつた。また、溶接品質も強度保
持に影響を与えるので、高い品質が確保されなけ
ればならなかつた。
本考案は、上記従来の問題点に着目し、溶接部
への応力集中の危険性がなく、シヨツクアブソー
バによる上下荷重入力に伴う曲げモーメントを可
及的に小ならしめることができ、軽量かつ高強度
の構造とできる4リンクサスペンシヨン構造を提
供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る4リ
ンクサスペンシヨン構造は、シヨツクアブソーバ
が連結されるブラケツトをロアコントロールアー
ムの軸方向に延設してアーム軸部の略全体を包着
挾持するとともに該ブラケツトの締付位置をロア
コントロールアーム両端のカラーに近接させた構
成とした。また、望ましくは、ブラケツトの包着
部内に弾性ブツシユを介在させた構造とすればよ
い。
〔作用〕
上記構成により、ロアコントロールアームに作
用するシヨツクアブソーバの上下荷重の入力点は
ブラケツトの包着挾締付位置となり、これはアー
ム両端のカラーに近接しているため、ロアコント
ロールアーム自身の曲げモーメント量を著しく低
減できる。また、特に弾性ブツシユをブラケツト
の包着部、具体的には締付部内に介在させること
により、曲げモーメントの低減作用と同時に制振
作用が働き、こもり音を更に低減させることがで
きるのである。
〔実施例〕
以下に、本考案は係る4リンクサスペンシヨン
構造の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
第1〜3図に第1実施例に係る4リンクサスペ
ンシヨン構造を示す。ロアコントロールアーム1
0は、円形パイプ形状のアーム軸部12を有し、
前端部には車体側への取付用カラー14を、後端
部にはリヤアクスルハウジング側への取付用カラ
ー16を設けている。このようなロアコントロー
ルアーム10にはシヨツクアブソーバの下端が連
結されるブラケツト18が取付けられている。こ
のブラケツト18はアーム軸部12の略全体を包
着するように軸方向に延長形状された筒体であ
り、第2図に示すブラケツト半体品20を互いに
フランジ結合してロアコントロールアーム10に
取付けられるようになつている。ブラケツト半体
品20はアーム軸部12に密着する半筒部22の
両側縁にフランジ24を形成し、その一端部には
カラー貫通穴26を有して延長され、延長端を外
側方に折曲して拡開させたブラケツト本体部28
を設けたものである。斯かる半体品20の一対を
ロアコントロールアーム10を挾んでフランジ2
4相互をボルト30により結合し、半筒部22に
てアーム軸部12を包着挾持させることにより、
当該ブラケツト18は、第1図及び第3図に示す
ようにロアコントロールアーム10と一体的に取
付けられ、後端のカラー16より更に後方部に延
設された一対のブラケツト本体部28がシヨツク
アブソーバの下端支持部となるのである。
ここで、ブラケツト18の取付ボルト30の位
置は、アーム軸部12の両端に位置するカラー1
4,16にできるだけ近接させた位置とし、シヨ
ツクアブソーバからの上下荷重の着力点がカラー
14,16に近接した位置となるようにし、ロア
コントロールアーム10に生じる最大曲げモーメ
ントが小さくなるように設定している。
このように、構成された4リンクサスペンシヨ
ン構造によれば、シヨツクアブソーバからの上下
荷重がブラケツト18の本体部28に作用したと
き、長尺筒体を構成する半筒部22を介してロア
コントロールアーム10に伝達される。ブラケツ
ト18はアーム軸部12に両半筒部22にて密着
状態で包着挾持されており、上下曲げモーメント
をアーム軸部12の全体で受け持つとともに、取
付ボルト30の締付け点がカラー14,16に近
接しているため、この締付け点を着力点としてア
ーム軸部12に荷重伝達がなされる。これにより
ロアコントロールアーム10に生じる上下曲げモ
ーメントは第1図2に示されるよになり、最大曲
げモーメントが著しく低減されるのである。
このように、本実施例によれば、車両前後方向
荷重を受け持つロアコントロールアーム10にシ
ヨツクアブソーバからの上下荷重入力によつて生
じる曲げモーメントを著しく低減でき、ブラケツ
ト18を一体的に取付けたロアコントロールアー
ム10全体の軽量化が可能となる。しかもブラケ
ツト18の取付けは応力集中が起こり易い溶接で
はなくボルト30の締付けによつているため、ブ
ラケツト自身の薄肉化が可能となり、更に軽量化
を促進できる。次に第4〜7図には第2実施例を
示す。これは特に半筒部22の内径寸法をアーム
軸部12の外径寸法より大きくし、両者の間に円
筒隙間32を形成し、かつこの隙間32内にあつ
てボルト30による締付け位置相当部にゴム等か
らなる弾性ブツシユ34を介装させたものであ
る。その他の構成は第1実施例を同様であるの
で、同一構成部材に同一番号を付して説明を省略
する。
この第2実施例では、曲げモーメントの低減効
果が得られると同時に、アーム軸部12を包着挾
持するブラケツト18内に弾性ブツシユ34を設
けているため、ブラケツト18からの振動がロア
コントロールアーム10を通じて車体側に伝達さ
れることを抑制でき、こもり音の原因となる振動
伝達を更に低下させることができる利点がある。
そして、弾性ブツシユ34の特性を適当にチユー
ニングでき、車両に合せて適正なこもり音低減が
可能である。
なお、上記いずれの実施例でもブラケツト18
はボルト30により締付けられているが、リベツ
トやその他の締付け具を使用でき、必要に応じて
溶接によつて結合する構造としてもよい。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案によれば、シヨツ
クアブソーバブラケツトを一体に取付けたロアコ
ントロールアームに生じる曲げモーメントを著し
く低減できるためこれらの部域の軽量化が可能に
なるというすぐれた4リンクサスペンシヨン構造
を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図1,2は第1実施例に係る構造の斜視図
と対応曲げモーメント図、第2図はブラケツト半
体品の斜視図、第3図は第1図の−線断面
図、第4図は第2実施例の断面図、第5図は同平
面図、第6図は第5図の−線断面図、第7図
は第2実施例のブラケツト半体品斜視図、第8図
1,2は従来例のロアコントロールアーム部側面
図と対応曲げモーメント図である。 10……ロアコントロールアーム、12……ア
ーム軸部、14,16……カラー、18……ブラ
ケツト、20……ブラケツト半体品、30……ボ
ルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車軸を位置決めするロアコントロールアーム
    にシヨツクアブソーバがブラケツトを介して連
    結される4リンクサスペンシヨン構造におい
    て、前記シヨツクアブソーバが連結される前記
    ブラケツトを前記ロアコントロールアームの長
    手方向に延設してロアコントロールアームのほ
    ぼ全体を包着挾持させるとともに、前記ブラケ
    ツトの締付け位置をロアコントロールアームの
    両端のカラーに近接させたことを特徴とする4
    リンクサスペンシヨン構造。 2 前記ブラケツトの包着部内には弾性ブツシユ
    を介在させたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の4リンクサスペンシヨン
    構造。
JP10804985U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH0444410Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10804985U JPH0444410Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10804985U JPH0444410Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6216010U JPS6216010U (ja) 1987-01-30
JPH0444410Y2 true JPH0444410Y2 (ja) 1992-10-20

Family

ID=30984885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10804985U Expired JPH0444410Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0444410Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000335218A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Daihatsu Motor Co Ltd トレーリングアーム式サスペンション

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000335218A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Daihatsu Motor Co Ltd トレーリングアーム式サスペンション

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6216010U (ja) 1987-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07112687A (ja) 自動二輪車等におけるフレーム構造
JP3432597B2 (ja) 自動車のリヤシャシー構造
CA2155915A1 (en) Exhaust muffler bracket apparatus
US4732230A (en) Center bearing and support mechanism for two-piece propeller shaft
JPH0444410Y2 (ja)
JP3128678B2 (ja) ショックアブソーバの取り付け構造
JP3613928B2 (ja) エンジンマウント装置
JPH11334332A (ja) フロントサスペンション
JPH04321807A (ja) 筒形容器用取付ブラケット
JP2002130360A (ja) 油圧緩衝器のナックルブラケット構造
JP3264416B2 (ja) 液圧緩衝器の取付ブラケット
JP2590645Y2 (ja) サスペンションメンバのマウント構造
JP2002089606A (ja) 油圧緩衝器の外筒形状
JP2750261B2 (ja) 前輪懸架装置支持部の車体構造
JPH11147410A (ja) 車両用後輪懸架装置
JP3033800B2 (ja) サスペンション組付方法とその組付治具
JPH058164Y2 (ja)
JP2592016Y2 (ja) サスペンションリンクの連結装置
JPH07137523A (ja) 自動車のスタビライザバー取付構造
JPH09254623A (ja) リアサスペンション構造
JPS636414Y2 (ja)
JPH06316Y2 (ja) スイングア−ム
KR100422554B1 (ko) 듀얼링크타입 리어 서스펜션의 마운팅구조
JP4263293B2 (ja) シャシフレームのサスペンションアーム取付機構
JPS645651Y2 (ja)