JPH044395A - 極低温移送管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、液体ヘリウム、極低温ヘリウムガス、液体
窒素、極低温窒素ガス等の極低温流体を断熱移送するた
めの極低温移送管の構造に関するものである。

〔従来の技術〕

第６図〜第８図は、例えば内田老鶴圃新社刊、低温工学
ハンドブック編集委員会網；［低湿工学ハンドブックＪ
　＋　Ｐ２８５．図１１．１９．図１１．２０に示され
た従来の極低温移送管（トランスファチューブ）の断面
構成を示すもので、第６図は極低温移送管を軸線を含む
平面で切った断面図、第７図は第６図の■−■断面（輪
切り断面）図、第８図は一部切欠の斜視図である。また
、第９図は第６図〜第８図に示す極低温移送管の製作方
法の手順を示す図である。

第６図〜第９図において、１は液体ヘリウム、極低温ヘ
リウムカス、液体窒素、極低温窒素カス等の極低温流体
を移送するための内管、２は極低温状態にある内管１を
真空断熱するための真空ジャケットである外管、３は内
管ｌを外管２に直接接触しないよう支持する低熱伝導材
料製の断熱スペーサである。なお、図示していないが、
内管１と外管２の間の空間に、断熱性能向上のための輻
射熱シールド材が取りつけられることもある。

次にこの極低温移送管の製作手順について説明する。第
９図に示すように、まず内管１に接着等の手段で断熱ス
ペーサ３を取りつけ、次に、外管２の中に内管１と断熱
スペーサ３の組み合わせ品を挿入する。なお、断熱スペ
ーサ３と外管２との隙間は、組立て後の輸送時等に内管
１が大きく動き、断熱スペーサ３を損傷しないよう、必
要最小限しか確保されていないので、この挿入時に断熱
スペーサ３を外管２に引掛けて破損する危険性が高いた
め、組立てに際しては＼内管１と外管３の中心軸線を精
度良く合わせて、かつ慎重にその挿入作業を行わなけれ
ばならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の極低温移送管は以上のように構成されているので
、製作に際しては位置合わせ及び挿入作業を精度良く慎
重に行なければならず、かつその作業スペースは製作し
ようとする極低温移送管長さの倍以上の長さを有する長
大な空間を確保することが必要であるという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、製作作業性が艮く、かつ製作ニ必要なスペー
スを削減することのできる極低温移送管を得ることを目
的とする。

（課題を解決するための手段〕 この発明に係る極低温移送管は、真空ジャケントである
外管を分割溶接構造とすると共に、断熱スペーサを分割
溶接構造からなる中間支持リングで支持し、外管の長平
方向の分割部は、上記中間支持リングを介して相互に溶
接一体構造にしたものである。

〔作用〕

この発明における極低温移送管は・外管を分割、溶接構
造とすることにより、限られた作業スペースで製作でき
る嘔長を長くでき、かつ高精度の位置出しを不要とする
。また、この発明の構造、製作方法を用いれば、現地に
おける極低温移送管同士の接合作業も小スペースでかつ
容易に行うことができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は極低温移送管を軸線を含む平面で切った断面図、第
２図は第１図の■−■断面（輪切り断面）崗、第８図は
ｍ。部切欠の斜視図である。

また、第４図、第５図は第１図〜第８図に示す極低温移
送管の製作方法の手順を示す図である。

図において、１．３は従来の極低温移送管と同じである
。１１は断熱スペーサ３を介して内管１を支持する２分
割構造の支持リングで、２１ａ、２１１）に示す溶接部
２ケ所で接合され一円化される。臣は真空ジャケットと
なる外管で、これは上記支持リング１１間ピンチ長で、
支持リング１１に対して９０°回転した位置で２分割さ
れており、円周方向については２２ａ１ηｂに示す溶接
部２ケ所で、長さ方向については乙に示す支持リング１
１と外筒ツの溶接部２ケ所で接合され一体化され、真空
ジャケットを形成する。

なお、屑は支持リング１１に設けられた断熱スペーサ３
と支持リング１１との位置を固定するための位置合わせ
溝である。

次にこの極低温移送管の製作手Ｉ＠について説明する。

第４図において、まず内管１に断熱スペーサ３を挿入す
る。この時、内Ｗ１と断熱スペーサ３は従来の方法と異
なり固定は行わない。次に、断熱スペーサ３の外周に支
持リング１１を位置合わせ溝スの位置ではめ合わせた後
、溶接２１ａ、２１ｂにより支持リング１１を一円・一
体化する。これにより断熱スペーサ３と支持リングの位
置関係は固定される。次に第５図において、外管化を支
持リング１１の外周に、その分割位置が、支持リングＨ
の分割位置に対して円周方向に９０°ずれるように取り
つけた後、溶接２２ａ、２２ｂにより外管りの一円化を
、また溶接器により外管化と支持リング１１を結合する
。

以降、上述の手順を内管の長平方向について繰り返すこ
とにより一本物の極低温移送管が完成する。

以上のように内管１を芯としてプレハブ工法的に断熱ス
ペーサ３、支持リング■、外管りを積み上げていくこと
により、誰にでも容易に、かつ小さな作業スペースで製
作することができる。

なお上記実施例では、極低温移送管学体分裂作する場合
について述べたが、現地において極低温移送管ｍ体同士
を接合して長延する場合の接合部構造についても同じ構
造を用いて上記実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、内管を芯としテフレハ
フエ法的に断熱スペーサ、支持リング、外管を積み上げ
ていくことが可能であり、従来のものと同じ機能を有す
る極低温移送管を、高精度作業を行うことなく、容易に
かつ小さな作業スペースで製作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による極低温移送管を軸線
を含む平面で切った断面図、第２０は第、１図のＴｌ−
１１断面図、第８因は一部切欠の斜視図、第４図、第５
図は製作方法の手順を示す分解斜視図、第６図は従来の
極低温移送管を軸線を含む平面で切った断面図、第７図
は第６図の■−■断面図、第８図は一部切欠の斜視図、
第９図は製作方法の手順を示す分解斜視図である。 図中、１は内管、３は断熱スペーサ、１１は中間支持リ
ング、臣は外管、２１ａ、２／ｂは中間支持リング１１
の一円化溶接部、Ｚｉ！ａ、Ｚ’ｂは外管りの一円化溶
接部、乙は支持リング１１と外管化の溶接部、詞は位置
合わせ溝である。 なお図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極低温流体を移送する内管と、その内管を断熱するため
   に内管の外周囲に配置された外管と、上記内管と外管の
   直接接触防止及び内管重量支持に供するため、上記内管
   と外管の空間に配設された断熱スペーサとから構成され
   る極低温移送管において、上記断熱スペーサは、内周面
   にスペーサ位置合わせ溝を有し、円周方向に分割され、
   且つその分割部が溶接により一体化される中間支持リン
   グにより支持され、一方上記外管は、円周方向及び長手
   方向に分割され、且つその分割部が溶接により一体化さ
   れたものであり、長手方向の分割部は上記中間支持リン
   グを介して相互に溶接されていることを特徴とする極低
   温移送管。