JPH0443959Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0443959Y2 JPH0443959Y2 JP17507486U JP17507486U JPH0443959Y2 JP H0443959 Y2 JPH0443959 Y2 JP H0443959Y2 JP 17507486 U JP17507486 U JP 17507486U JP 17507486 U JP17507486 U JP 17507486U JP H0443959 Y2 JPH0443959 Y2 JP H0443959Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetron
- coupling hole
- anode
- center
- slot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 20
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 20
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は同軸マグネトロンに関するものであ
り、特に外部共振空胴と内部共振器とを円周方向
に一つ置きに結合するために円筒状陽極に設けら
れたスロツトと、マイクロ波出力を取り出す出力
変成器と外部共振空胴とを結合するために外部共
振空胴円筒壁に設けられた結合孔の相対位置に関
するものである。
り、特に外部共振空胴と内部共振器とを円周方向
に一つ置きに結合するために円筒状陽極に設けら
れたスロツトと、マイクロ波出力を取り出す出力
変成器と外部共振空胴とを結合するために外部共
振空胴円筒壁に設けられた結合孔の相対位置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、同軸マグネトロンの円筒状陽極に設けら
れたスロツトと外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の相対位置に関しては特別な注意が払われ
ておらず、円筒状陽極に設けられたスロツトの中
心とマグネトロンの中心軸を結んだ直線と、外部
共振空胴に設けられた結合孔の中心とマグネトロ
ンの中心軸を結んだ直線とのなす角度が35°以内
にあることがあつた。
れたスロツトと外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の相対位置に関しては特別な注意が払われ
ておらず、円筒状陽極に設けられたスロツトの中
心とマグネトロンの中心軸を結んだ直線と、外部
共振空胴に設けられた結合孔の中心とマグネトロ
ンの中心軸を結んだ直線とのなす角度が35°以内
にあることがあつた。
マグネトロンの陰極には電子を放出しやすい物
質が含浸あるいは塗布されており、加熱されるこ
とにより電子を放出するが、電子の他に含浸剤あ
るいは塗布剤の一部も蒸発する。放出された電子
は、マグネトロンに装着された磁石の磁界の影響
を受けてらせん運動をするが、蒸発した含浸剤あ
るいは塗布剤の一部は電荷を持たないため直進す
る。
質が含浸あるいは塗布されており、加熱されるこ
とにより電子を放出するが、電子の他に含浸剤あ
るいは塗布剤の一部も蒸発する。放出された電子
は、マグネトロンに装着された磁石の磁界の影響
を受けてらせん運動をするが、蒸発した含浸剤あ
るいは塗布剤の一部は電荷を持たないため直進す
る。
上述した従来の同軸マグネトロンは円筒状陽極
に設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中
心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が35°以内になる場合があり陰極から蒸
発した含浸剤や塗布剤の一部が円筒状陽極に設け
られたスロツトおよび外部共振空胴円筒壁に設け
られた結合孔を通り抜け誘導体製透過窓に付着し
てしまい、これがもとでマグネトロンの発振出力
が低下したりあるいはマグネトロン内部で放電を
おこしマグネトロンが不良となる欠点があつた。
に設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中
心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が35°以内になる場合があり陰極から蒸
発した含浸剤や塗布剤の一部が円筒状陽極に設け
られたスロツトおよび外部共振空胴円筒壁に設け
られた結合孔を通り抜け誘導体製透過窓に付着し
てしまい、これがもとでマグネトロンの発振出力
が低下したりあるいはマグネトロン内部で放電を
おこしマグネトロンが不良となる欠点があつた。
上述した従来の同軸マグネトロンに対し、本考
案は円筒状陽極に設けられたスロツトの中心とマ
グネトロンの中心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に
設けられた結合孔の中心マグネトロンの中心軸を
結ぶ直線とのなす角度3.5°より大きくなるようス
ロツトと結合孔の位置関係を定めるという独創的
内容を有する。
案は円筒状陽極に設けられたスロツトの中心とマ
グネトロンの中心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に
設けられた結合孔の中心マグネトロンの中心軸を
結ぶ直線とのなす角度3.5°より大きくなるようス
ロツトと結合孔の位置関係を定めるという独創的
内容を有する。
本考案による同軸マグネトロンは円筒状陽極に
設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心
軸を結ぶ直線と、外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が3.5°より大きくなるようスロツトと結
合孔の位置関係が定められている。
設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心
軸を結ぶ直線と、外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が3.5°より大きくなるようスロツトと結
合孔の位置関係が定められている。
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例の横断面図である。
ここで1は陰極、2は円筒状陽極、3は外部共振
空胴、4はスロツト、5は結合孔、6は出力変成
器、7は誘導体製透過窓、8は内部共振器であ
る。
ここで1は陰極、2は円筒状陽極、3は外部共振
空胴、4はスロツト、5は結合孔、6は出力変成
器、7は誘導体製透過窓、8は内部共振器であ
る。
同軸マグネトロンは陰極1から放出された電子
がマグネトロンに装着された磁石の磁界の影響を
受けてらせん運動し、円筒状陽極2の内部共振器
8の作る電磁界と相互作用を行う。また円筒状陽
極2の内部共振器8に1つおきに設けられたスロ
ツト4は内部共振器8と外部共振空胴3を結合す
る。外部共振空胴3に蓄えられたマイクロ波エネ
ルギーは外部共振空胴8円筒壁に設けられた結合
孔5により出力変成器6に結合し、出力変成器6
によつて誘電体製透過窓7と効率よく結合するよ
う調整され、真空封止兼透過窓の役割りをする誘
導体製透過窓7を通つて外部に導出される。本考
案における同軸マグネトロンはスロツト4の中心
とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線と結合孔5の
中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線とのなす
角度が3.5°より大きくなつている。
がマグネトロンに装着された磁石の磁界の影響を
受けてらせん運動し、円筒状陽極2の内部共振器
8の作る電磁界と相互作用を行う。また円筒状陽
極2の内部共振器8に1つおきに設けられたスロ
ツト4は内部共振器8と外部共振空胴3を結合す
る。外部共振空胴3に蓄えられたマイクロ波エネ
ルギーは外部共振空胴8円筒壁に設けられた結合
孔5により出力変成器6に結合し、出力変成器6
によつて誘電体製透過窓7と効率よく結合するよ
う調整され、真空封止兼透過窓の役割りをする誘
導体製透過窓7を通つて外部に導出される。本考
案における同軸マグネトロンはスロツト4の中心
とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線と結合孔5の
中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線とのなす
角度が3.5°より大きくなつている。
以上説明したように本考案は、円筒状陽極に設
けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心軸
を結ぶ直線と、外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の中心とのマグネトロンの中心軸を結ぶ直
線とのなす角度を3.5°より大きくすることにより
陰極から蒸発した含浸剤あるいは塗布剤の一部が
スロツトおよび結合孔を通つて誘電体製透過窓に
付着するのを防ぐことができ、発振出力の低下や
マグネトロン内部の放電によるマグネトロンの不
良を防止することができる。
けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心軸
を結ぶ直線と、外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の中心とのマグネトロンの中心軸を結ぶ直
線とのなす角度を3.5°より大きくすることにより
陰極から蒸発した含浸剤あるいは塗布剤の一部が
スロツトおよび結合孔を通つて誘電体製透過窓に
付着するのを防ぐことができ、発振出力の低下や
マグネトロン内部の放電によるマグネトロンの不
良を防止することができる。
第1図は本考案の一実施例の同軸マグネトロン
の横断面図、第2図は従来の同軸マグネトロンの
横断面図である。 1……陰極、2……円筒状陽極、3……外部共
振空胴、4……スロツト、5……結合孔、6……
出力変成器、7……誘電体製透過窓、8……内部
共振器。
の横断面図、第2図は従来の同軸マグネトロンの
横断面図である。 1……陰極、2……円筒状陽極、3……外部共
振空胴、4……スロツト、5……結合孔、6……
出力変成器、7……誘電体製透過窓、8……内部
共振器。
Claims (1)
- 陰極と同軸上に配置された円筒状陽極と該陽極
から陰極に対向して取り付けた複数個の陽極ベイ
ンから成る複数個の内部共振器を円周方向に形成
し、前記円筒状陽極と同軸上に配置した外部共振
空胴と、前記内部共振器とを円周方向一つ置きに
結合するスロツトを前記円筒状陽極に円周方向等
間隔に配置し、さらに外部にマイクロ波出力を取
り出す出力変成器と結合する結合孔が前記外部共
振空胴の円筒壁に設けられ、出力変成器を通して
もたらされたマイクロ波エネルギーを真空外に導
くために設けられた誘電体製透過窓を有する同軸
マグネトロンにおいて前記スロツトの中心とマグ
ネトロンの中心軸を結ぶ直線と、前記結合孔の中
心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線のなす角度
が3.5°より大きくなるようスロツトと結合孔の位
置関係が定められていることを特徴とする同軸マ
グネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17507486U JPH0443959Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17507486U JPH0443959Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6379047U JPS6379047U (ja) | 1988-05-25 |
JPH0443959Y2 true JPH0443959Y2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=31114055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17507486U Expired JPH0443959Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443959Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP17507486U patent/JPH0443959Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6379047U (ja) | 1988-05-25 |
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