JPH0443959Y2 - - Google Patents

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JPH0443959Y2
JPH0443959Y2 JP17507486U JP17507486U JPH0443959Y2 JP H0443959 Y2 JPH0443959 Y2 JP H0443959Y2 JP 17507486 U JP17507486 U JP 17507486U JP 17507486 U JP17507486 U JP 17507486U JP H0443959 Y2 JPH0443959 Y2 JP H0443959Y2
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JP
Japan
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magnetron
coupling hole
anode
center
slot
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JP17507486U
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JPS6379047U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は同軸マグネトロンに関するものであ
り、特に外部共振空胴と内部共振器とを円周方向
に一つ置きに結合するために円筒状陽極に設けら
れたスロツトと、マイクロ波出力を取り出す出力
変成器と外部共振空胴とを結合するために外部共
振空胴円筒壁に設けられた結合孔の相対位置に関
するものである。
〔従来の技術〕 従来、同軸マグネトロンの円筒状陽極に設けら
れたスロツトと外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の相対位置に関しては特別な注意が払われ
ておらず、円筒状陽極に設けられたスロツトの中
心とマグネトロンの中心軸を結んだ直線と、外部
共振空胴に設けられた結合孔の中心とマグネトロ
ンの中心軸を結んだ直線とのなす角度が35°以内
にあることがあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
マグネトロンの陰極には電子を放出しやすい物
質が含浸あるいは塗布されており、加熱されるこ
とにより電子を放出するが、電子の他に含浸剤あ
るいは塗布剤の一部も蒸発する。放出された電子
は、マグネトロンに装着された磁石の磁界の影響
を受けてらせん運動をするが、蒸発した含浸剤あ
るいは塗布剤の一部は電荷を持たないため直進す
る。
上述した従来の同軸マグネトロンは円筒状陽極
に設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中
心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が35°以内になる場合があり陰極から蒸
発した含浸剤や塗布剤の一部が円筒状陽極に設け
られたスロツトおよび外部共振空胴円筒壁に設け
られた結合孔を通り抜け誘導体製透過窓に付着し
てしまい、これがもとでマグネトロンの発振出力
が低下したりあるいはマグネトロン内部で放電を
おこしマグネトロンが不良となる欠点があつた。
上述した従来の同軸マグネトロンに対し、本考
案は円筒状陽極に設けられたスロツトの中心とマ
グネトロンの中心軸を結ぶ直線と外部共振空胴に
設けられた結合孔の中心マグネトロンの中心軸を
結ぶ直線とのなす角度3.5°より大きくなるようス
ロツトと結合孔の位置関係を定めるという独創的
内容を有する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による同軸マグネトロンは円筒状陽極に
設けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心
軸を結ぶ直線と、外部共振空胴に設けられた結合
孔の中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線との
なす角度が3.5°より大きくなるようスロツトと結
合孔の位置関係が定められている。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の横断面図である。
ここで1は陰極、2は円筒状陽極、3は外部共振
空胴、4はスロツト、5は結合孔、6は出力変成
器、7は誘導体製透過窓、8は内部共振器であ
る。
同軸マグネトロンは陰極1から放出された電子
がマグネトロンに装着された磁石の磁界の影響を
受けてらせん運動し、円筒状陽極2の内部共振器
8の作る電磁界と相互作用を行う。また円筒状陽
極2の内部共振器8に1つおきに設けられたスロ
ツト4は内部共振器8と外部共振空胴3を結合す
る。外部共振空胴3に蓄えられたマイクロ波エネ
ルギーは外部共振空胴8円筒壁に設けられた結合
孔5により出力変成器6に結合し、出力変成器6
によつて誘電体製透過窓7と効率よく結合するよ
う調整され、真空封止兼透過窓の役割りをする誘
導体製透過窓7を通つて外部に導出される。本考
案における同軸マグネトロンはスロツト4の中心
とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線と結合孔5の
中心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線とのなす
角度が3.5°より大きくなつている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、円筒状陽極に設
けられたスロツトの中心とマグネトロンの中心軸
を結ぶ直線と、外部共振空胴円筒壁に設けられた
結合孔の中心とのマグネトロンの中心軸を結ぶ直
線とのなす角度を3.5°より大きくすることにより
陰極から蒸発した含浸剤あるいは塗布剤の一部が
スロツトおよび結合孔を通つて誘電体製透過窓に
付着するのを防ぐことができ、発振出力の低下や
マグネトロン内部の放電によるマグネトロンの不
良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の同軸マグネトロン
の横断面図、第2図は従来の同軸マグネトロンの
横断面図である。 1……陰極、2……円筒状陽極、3……外部共
振空胴、4……スロツト、5……結合孔、6……
出力変成器、7……誘電体製透過窓、8……内部
共振器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極と同軸上に配置された円筒状陽極と該陽極
    から陰極に対向して取り付けた複数個の陽極ベイ
    ンから成る複数個の内部共振器を円周方向に形成
    し、前記円筒状陽極と同軸上に配置した外部共振
    空胴と、前記内部共振器とを円周方向一つ置きに
    結合するスロツトを前記円筒状陽極に円周方向等
    間隔に配置し、さらに外部にマイクロ波出力を取
    り出す出力変成器と結合する結合孔が前記外部共
    振空胴の円筒壁に設けられ、出力変成器を通して
    もたらされたマイクロ波エネルギーを真空外に導
    くために設けられた誘電体製透過窓を有する同軸
    マグネトロンにおいて前記スロツトの中心とマグ
    ネトロンの中心軸を結ぶ直線と、前記結合孔の中
    心とマグネトロンの中心軸を結ぶ直線のなす角度
    が3.5°より大きくなるようスロツトと結合孔の位
    置関係が定められていることを特徴とする同軸マ
    グネトロン。
JP17507486U 1986-11-13 1986-11-13 Expired JPH0443959Y2 (ja)

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JP17507486U JPH0443959Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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JP17507486U JPH0443959Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6379047U JPS6379047U (ja) 1988-05-25
JPH0443959Y2 true JPH0443959Y2 (ja) 1992-10-16

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