JPH044359Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH044359Y2 JPH044359Y2 JP1985092385U JP9238585U JPH044359Y2 JP H044359 Y2 JPH044359 Y2 JP H044359Y2 JP 1985092385 U JP1985092385 U JP 1985092385U JP 9238585 U JP9238585 U JP 9238585U JP H044359 Y2 JPH044359 Y2 JP H044359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow rivet
- head
- rectangular
- terminal
- packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は金属製ケースからなる角形密閉電池の
排気弁体を内蔵した安全弁を兼ねる正極端子の構
造に関するものである。
排気弁体を内蔵した安全弁を兼ねる正極端子の構
造に関するものである。
従来の技術
携帯用電源として広く使用されている密閉形電
池は、形状の違いから、円筒形、ボタン形および
角形の3種類に分類されるが、角形は技術上の問
題から、小形化が難しいため、これまで容量が比
較的大きい範囲に限られていた。
池は、形状の違いから、円筒形、ボタン形および
角形の3種類に分類されるが、角形は技術上の問
題から、小形化が難しいため、これまで容量が比
較的大きい範囲に限られていた。
近年において、携帯用電気器具の小形、薄形化
は電子部品の発展に伴つて著しく、必然的に電源
についても高容量でしかも小形、薄形化の方向に
動いている。しかし現在密閉形電池として広く使
用されている円筒形やボタン形は、いずれも断面
に円形部分を有するため、容積的に収納部分での
無駄が多い。小さなスペースを有効に利用できる
という点からは、小形の角形密閉電池の使用が好
ましい。
は電子部品の発展に伴つて著しく、必然的に電源
についても高容量でしかも小形、薄形化の方向に
動いている。しかし現在密閉形電池として広く使
用されている円筒形やボタン形は、いずれも断面
に円形部分を有するため、容積的に収納部分での
無駄が多い。小さなスペースを有効に利用できる
という点からは、小形の角形密閉電池の使用が好
ましい。
一方、小形の金属製ケースからなる角形密閉電
池は、発電要素を収納した金属製の角筒の開口部
に底板および蓋板をレーザー光を使用して溶接す
る方式が、生産性や信頼性の点で最適であること
が、現在までの実績として確認されたきた。
池は、発電要素を収納した金属製の角筒の開口部
に底板および蓋板をレーザー光を使用して溶接す
る方式が、生産性や信頼性の点で最適であること
が、現在までの実績として確認されたきた。
考案が解決しようとする問題点
しかるに小形の角形密閉電池においては、正極
端子および安全弁の構造について小形化および生
産性等の点において未だ問題があつた。即ち、従
来の大型密閉電池では正極や負極の端子と、安全
弁を別々に取り付けていたが、この方式では端子
と安全弁とが大きい体積を占有するので、小形角
形密閉電池の場合には、小さいスペースを有効に
利用するという本来の目的が損なわれてしまう。
また、円筒形アルカリ蓄電池では第3図に示す如
く、発電要素を収納した負極端子を兼ねる円筒形
ケース11の開口部に、パツキング12を介して
安全弁を兼ねる正極端子13を備えた金属製蓋板
14をかしめによつて取り付けるという構造が一
般的である。しかし角形密閉電池においては、前
記の円筒形の如くケースの開口部にかしめによつ
て蓋板およびパツキングをパツキングの形状が円
形でなく角型になつてしまうので、かしめること
が技術的に難しく、又たとえかしめても、円形の
パツキングのように均一な力でかしめることが困
難であるので耐漏液性に劣る欠点があつた。ま
た、このようなかしめによつて蓋板及びパツキン
グを取り付けるという構造は、電池容量が小さく
なつてもそれに伴つて小さくすることが困難であ
るので、角形密閉電池の場合にはこの封口構造の
占有する体積の割合が大きくなり、小さいスペー
スを有効に利用するという角形密閉電池の本来の
目的から考えても好ましい方式ではない。また前
記したように小形の角形密閉電池では、金属製角
筒の一方には底板を、他方には安全弁および正極
端子を備えた蓋板を溶接によつて取り付ける方式
が、生産性、容積効率の点から最も好ましいこと
が明らかであるが、この場合、正極端子や安全弁
の構成は従来の円筒形による方式を採ることは全
く不可能であり、角形の構造的な優位性を生か
し、しかも機能的に優れた新たな方式を採る必要
があつた。
端子および安全弁の構造について小形化および生
産性等の点において未だ問題があつた。即ち、従
来の大型密閉電池では正極や負極の端子と、安全
弁を別々に取り付けていたが、この方式では端子
と安全弁とが大きい体積を占有するので、小形角
形密閉電池の場合には、小さいスペースを有効に
利用するという本来の目的が損なわれてしまう。
また、円筒形アルカリ蓄電池では第3図に示す如
く、発電要素を収納した負極端子を兼ねる円筒形
ケース11の開口部に、パツキング12を介して
安全弁を兼ねる正極端子13を備えた金属製蓋板
14をかしめによつて取り付けるという構造が一
般的である。しかし角形密閉電池においては、前
記の円筒形の如くケースの開口部にかしめによつ
て蓋板およびパツキングをパツキングの形状が円
形でなく角型になつてしまうので、かしめること
が技術的に難しく、又たとえかしめても、円形の
パツキングのように均一な力でかしめることが困
難であるので耐漏液性に劣る欠点があつた。ま
た、このようなかしめによつて蓋板及びパツキン
グを取り付けるという構造は、電池容量が小さく
なつてもそれに伴つて小さくすることが困難であ
るので、角形密閉電池の場合にはこの封口構造の
占有する体積の割合が大きくなり、小さいスペー
スを有効に利用するという角形密閉電池の本来の
目的から考えても好ましい方式ではない。また前
記したように小形の角形密閉電池では、金属製角
筒の一方には底板を、他方には安全弁および正極
端子を備えた蓋板を溶接によつて取り付ける方式
が、生産性、容積効率の点から最も好ましいこと
が明らかであるが、この場合、正極端子や安全弁
の構成は従来の円筒形による方式を採ることは全
く不可能であり、角形の構造的な優位性を生か
し、しかも機能的に優れた新たな方式を採る必要
があつた。
問題点を解決するための手段
本考案は角形密閉電池の安全弁を内蔵する正極
端子として、頭部にフランジを有する中空リベツ
トをパツキングおよびワツシヤーを介して蓋板に
固定し、前記中空リベツトの頭部に排気弁体を載
置し端子キヤツプを取り付けた構造とすることに
よつて、容積効率が高いという作用効果を奏し、
機械的にも量産性にも優れた角形密閉電池を得る
ものである。
端子として、頭部にフランジを有する中空リベツ
トをパツキングおよびワツシヤーを介して蓋板に
固定し、前記中空リベツトの頭部に排気弁体を載
置し端子キヤツプを取り付けた構造とすることに
よつて、容積効率が高いという作用効果を奏し、
機械的にも量産性にも優れた角形密閉電池を得る
ものである。
なお、中空リベツトの中心穴は、安全弁作動時
にはガス放出口となる。またワツシヤーは正極エ
レメントから中空リベツト端子へ至る正極の電気
経路の接続を確実にならしめ同時に中空リベツト
のかしめによる圧迫力がパツキングに対し均一に
作用するために気密性を向上させる効果がある。
にはガス放出口となる。またワツシヤーは正極エ
レメントから中空リベツト端子へ至る正極の電気
経路の接続を確実にならしめ同時に中空リベツト
のかしめによる圧迫力がパツキングに対し均一に
作用するために気密性を向上させる効果がある。
実施例
以下、本考案を図面を用いて具体的に説明す
る。
る。
第1図は本考案角形密閉電池の安全弁を兼ねる
正極端子の一実施例を示す断面図であり、図中、
1は金属製の蓋板で、中央にパツキング2を取り
付けるための穴が設けてある。またパツキング2
は、電気絶縁および電解液の耐漏液性を保持する
ために、表面にシール材を塗布したプラスチツク
でできている。3は頭部の形状が矩形をした中空
リベツトで、材質はニツケルメツキを施した鉄製
で、パツキング2と金属製のワツシヤー4を介し
て先端部3′をかしめることで蓋板1に固定され
ている。5はリベツト3の頭部と同形状の矩形の
フランジXを有する端子キヤツプで、内部にゴム
製の排気弁体6を備え、且つスポツト溶接によつ
てリベツト3の頭部に固定されている。7は発電
要素の正極リードで、金属製のワツシヤー4に接
続されている。なお、本実施例のように中空リベ
ツト3の頭部を矩形状にすると、小形であつても
端子キヤツプ5の載置とパツキング2とを当接す
るための十分大きな面積を取ることができるの
で、前記スポツト溶接を容易且つ確実に行なうこ
とができ、さらに電解液の耐漏液性を十分に保持
することができる。
正極端子の一実施例を示す断面図であり、図中、
1は金属製の蓋板で、中央にパツキング2を取り
付けるための穴が設けてある。またパツキング2
は、電気絶縁および電解液の耐漏液性を保持する
ために、表面にシール材を塗布したプラスチツク
でできている。3は頭部の形状が矩形をした中空
リベツトで、材質はニツケルメツキを施した鉄製
で、パツキング2と金属製のワツシヤー4を介し
て先端部3′をかしめることで蓋板1に固定され
ている。5はリベツト3の頭部と同形状の矩形の
フランジXを有する端子キヤツプで、内部にゴム
製の排気弁体6を備え、且つスポツト溶接によつ
てリベツト3の頭部に固定されている。7は発電
要素の正極リードで、金属製のワツシヤー4に接
続されている。なお、本実施例のように中空リベ
ツト3の頭部を矩形状にすると、小形であつても
端子キヤツプ5の載置とパツキング2とを当接す
るための十分大きな面積を取ることができるの
で、前記スポツト溶接を容易且つ確実に行なうこ
とができ、さらに電解液の耐漏液性を十分に保持
することができる。
第2図は本考案による角形密閉電池の外観図を
示すもので、8はケース本体となる金属製角筒で
あり、蓋板1を金属製角筒8の開口部に嵌め込
み、接合部10を溶接することによつて、電池を
完成している。
示すもので、8はケース本体となる金属製角筒で
あり、蓋板1を金属製角筒8の開口部に嵌め込
み、接合部10を溶接することによつて、電池を
完成している。
考案の効果
以上、実施例で説明したように、本考案による
角形密閉電池は安全弁と正極端子が一体であるた
めに、構造が簡単で、従来の大型角形密閉電池の
如く正負極端子と安全弁を別々に取り付ける方式
や、従来の円筒形アルカリ蓄電池のように、電池
ケースの開口部にパツキングを介して安全弁を兼
ねる正極端子を備えた金属製蓋板をかしめによつ
て取り付けるという方式と比べて、容積的に無駄
がないばかりか、部品点数も少なく、生産性の点
からも優れたものである。
角形密閉電池は安全弁と正極端子が一体であるた
めに、構造が簡単で、従来の大型角形密閉電池の
如く正負極端子と安全弁を別々に取り付ける方式
や、従来の円筒形アルカリ蓄電池のように、電池
ケースの開口部にパツキングを介して安全弁を兼
ねる正極端子を備えた金属製蓋板をかしめによつ
て取り付けるという方式と比べて、容積的に無駄
がないばかりか、部品点数も少なく、生産性の点
からも優れたものである。
第1図は本考案角形密閉電池の安全弁を兼ねる
正極端子の一実施例を示す断面図、第2図は本考
案角形密閉電池の外観図、第3図は円筒形アルカ
リ蓄電池の封口部および端子付近の構造を示す破
断図である。 1……蓋板、2……パツキング、3……中空リ
ベツト、4……ワツシヤー、5……端子キヤツ
プ、6……排気弁体、8……ケース本体、10…
…接合部、X……フランジ。
正極端子の一実施例を示す断面図、第2図は本考
案角形密閉電池の外観図、第3図は円筒形アルカ
リ蓄電池の封口部および端子付近の構造を示す破
断図である。 1……蓋板、2……パツキング、3……中空リ
ベツト、4……ワツシヤー、5……端子キヤツ
プ、6……排気弁体、8……ケース本体、10…
…接合部、X……フランジ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 中空リベツト3と、端子キヤツプ5と、排気弁
体6とを有する角形密閉電池であつて、 中空リベツト3は、頭部が矩形状であり、該頭
部を上にしてパツキング2と、正極リード7に接
続されたワツシヤ4とを介して先端部3′をかし
めて蓋板1に固定されており、 端子キヤツプ5は、正極端子であり、矩形状の
フランジXを有し、排気弁体6を内蔵して該排気
弁体6が中空リベツト3の中空部を閉鎖するよう
に中空リベツト3の頭部上に載置され、かつ矩形
状のフランジXと中空リベツト3の頭部とが接合
固定されている 角形密閉電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985092385U JPH044359Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985092385U JPH044359Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS621369U JPS621369U (ja) | 1987-01-07 |
| JPH044359Y2 true JPH044359Y2 (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=30649134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985092385U Expired JPH044359Y2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH044359Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3537903A (en) * | 1968-12-19 | 1970-11-03 | Texas Instruments Inc | Pressure releasing feed-through battery terminal |
| JPS5196961A (ja) * | 1975-02-24 | 1976-08-25 | ||
| JPS635177Y2 (ja) * | 1981-01-30 | 1988-02-12 | ||
| JPS58131558U (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-05 | 富士電気化学株式会社 | 筒形アルカリ電池 |
| JPS58147163U (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-03 | 富士電気化学株式会社 | 乾電池のスナツプ端子 |
| JPS58169659U (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-12 | 富士電気化学株式会社 | 角柱形アルカリ電池 |
| JPS59173950A (ja) * | 1983-03-19 | 1984-10-02 | Hitachi Maxell Ltd | 密閉電池 |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP1985092385U patent/JPH044359Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS621369U (ja) | 1987-01-07 |
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