JP3081880U - 蓄電池の構造 - Google Patents
蓄電池の構造Info
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- JP3081880U JP3081880U JP2001003051U JP2001003051U JP3081880U JP 3081880 U JP3081880 U JP 3081880U JP 2001003051 U JP2001003051 U JP 2001003051U JP 2001003051 U JP2001003051 U JP 2001003051U JP 3081880 U JP3081880 U JP 3081880U
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- JP
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- battery case
- battery
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-
- Y02E60/12—
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- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 蓄電池の生産と組立て作業を簡素化し、蓄電
池のサイズをコンパクトにする蓄電池の構造を提供す
る。 【解決手段】 電池ケース10の側板の一つに正極ター
ミナル20と安全弁30を設け、前記正極ターミナル2
0は、鋲打ちされた中実の鋲により構成し、前記安全弁
30は、前記側板に開設された円孔を閉塞するように設
けられた弾性ゴムをキャップにより覆ったものにより構
成したことを特徴とする。
池のサイズをコンパクトにする蓄電池の構造を提供す
る。 【解決手段】 電池ケース10の側板の一つに正極ター
ミナル20と安全弁30を設け、前記正極ターミナル2
0は、鋲打ちされた中実の鋲により構成し、前記安全弁
30は、前記側板に開設された円孔を閉塞するように設
けられた弾性ゴムをキャップにより覆ったものにより構
成したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、蓄電池に関し、特に、中実の鋲を利用して形成した正極ターミナル と、弾性ゴムにより形成した安全弁を有する蓄電池の構造に関する。
【0002】
図4は従来の蓄電池の一例を示す分解斜視図、図5は同蓄電池における正極タ ーミナルの組立て断面図である。
【0003】 図4において、従来の蓄電池は、電槽に貯留された電解液に陰極板と陽極板( いずれも図示せず)を対向配置してなる電池本体300と、該電池本体300が 内部に収納された有底筒状の電池ケース100と、該電池ケース100を密閉す る蓋体200とを有している。
【0004】 この蓄電池は、蓋体200に1つの円孔210を開設し、その上に1つの絶縁 ガスケット230を設けた後、鋲220を打込み、更に蓋体200の下からもう 1つの絶縁ガスケット240を取り付け、正極端子板250を前記鋲220に半 田付けする。これにより蓋体200とは電気的に絶縁した正極ターミナルを形成 している。
【0005】 最後に、全体を深い電池ケース100内に収納し、正極端子板250と電池本 体300側の陽極板とをレーザ溶接あるいは機械式鋲打方式で接触し、1つの密 閉された直方体の蓄電池を形成している。
【0006】 なお、この蓄電池では、電池本体300側の陰極板と接続された電池ケース1 00全体が負極ターミナルとなっており、また、電池ケース100内で生じたガ スが所定圧以上になると外部に排出するための安全弁も設けられている。
【0007】 図6は同蓄電池における正極ターミナルの他の例を示す分解断面図、図7は同 正極ターミナルの組立て断面図である。図6,7に示す正極ターミナルは、前記 蓋体200に1つの円孔を開設し、上下に絶縁ガスケット230,240を取り 付け、正極ターミナルと電池本体(不図示)を隔離するとともに密封シールして いる。そして、1本の中空の鋲220を円孔に挿通し、これに正極端子板250 をレーザ溶接あるいは機械式鋲打方式で固定する。最後に、1つの弾性ゴム26 0によりこの中空の鋲220の排気通路221を塞ぎ、キャップ270をかぶせ 、鋲220に溶接する。
【0008】 ここに、鋲220の中に形成されている1つの排気通路221は、空気抜きと 電池内で生じたガスの圧力の解放を行うためのものであり、これにより設定され た弾性ゴム260の弾性力で、電池の充電により発生する気体の排出を制御する 安全弁を構成することになる。
【0009】
しかしながら、このような蓄電池は、充放電、更に蓄電池の製造工程に一定の 貢献があるとはいえ、下記のような欠点がある。
【0010】 1、正極ターミナルや安全弁が取り付けられた蓋体200が深い形状をした電 池ケース100の頂部に設けられているため、蓄電池サイズの長手方向の小型化 が困難となる。
【0011】 2、安全弁や正極ターミナルに使用される部品が複雑なので、組立てにミスが 生じ易く、生産能率も落ちる。
【0012】
本考案の目的は、蓄電池の生産工程、組立てを簡易にし、蓄電池サイズをコン パクトにすることにある。
【0013】 かかる目的を達成するための本考案による蓄電池は、電池ケースを構成する二 組の対向する側板の一つに正極ターミナルと安全弁を設け、前記正極ターミナル は、鋲打ちされた中実の鋲により構成し、前記安全弁は、前記側板に開設された 円孔を閉塞するように設けられた弾性ゴムをキャップにより覆ったものにより構 成したことを特徴とする。
【0014】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る実 施形態を示す分解斜視図、図2は同実施形態の正極ターミナル部分の水平断面図 、図3は本実施形態の安全弁部分の水平断面図を示している。
【0015】 図1において、本実施形態は、電槽に貯留された電解液に陰極板と陽極板を対 向配置してなる電池本体40を有し、この陽極板に電気的に接続されるように図 2に詳示する正極ターミナル20が設けられ、陰極板と電池ケース10が電気的 に接続されている。
【0016】 この電池本体40は、電池ケース10の内部に収納されているが、この電池ケ ース10は、二組の対向する側板を有する直方体であり、側板の一つには前記正 極ターミナル20と安全弁30が取り付けられ、当該側板と対向する側板は前記 蓋体に相当する閉鎖版50とされている。
【0017】 この閉鎖版50は、他のケース部分に対し脱着可能とされ、取り付け時は、図 1に1点鎖線で示す状態となる。このように閉鎖版50を他のケース部分に対し 脱着可能とすれば、蓄電池の製作上において生じる難しさをできる。つまり、深 いケースに電池本体を収納するよりも閉鎖版50のないケースに収納する方が簡 単となる。
【0018】 この電池ケース10は、側板上部両側縁部に当該ケースの内方に向かって突出 する突出部11が形成され、一方の突出部11には、図2に示すように、パンチ にて形成された円孔に中実の鋲22が挿通された正極ターミナル20が設けられ 、他方の突出部11にはパンチにて形成された円孔に取り付けられた弾性ゴム2 6を有する安全弁30が設けられている。
【0019】 さらに詳述すれば、前記正極ターミナル20は、図2に示すように、絶縁ガス ケット23,24により電池ケース10の内外両側から円孔を密封し、この絶縁 ガスケット23,24に設けられた円孔に鋲22を貫通することにより構成され ており、この鋲22により電気導通路を形成している。
【0020】 安全弁30は、図3に示すように、前記側板に形成された円孔を閉塞するよう に設けられた弾性ゴム26と、この弾性ゴム26を覆うキャップ27とからなり 、弾性ゴム26の端部は、電池ケース10の円孔に挿入できるように形成されて いる。弾性ゴム26の挿入後は、レーザ溶接あるいはねじ止めなどの方式により キャップ27が電池ケース10に固定される。そして、充電時に電池ケース10 の内部の圧力が上昇すると、弾性ゴム26が変形し、ガスが外部に放出されるよ うに構成されている。
【0021】 本考案は、上述した実施に形態に限定されるものではなく、本考案の精神と範 囲から逸脱することなく、変更可能である。前記実施形態では、正極ターミナル と安全弁が、突出部が形成された側板に設けられているが、本考案はこれのみで なく、前記脱着可能とされた側板に設けても良い。
【0022】 また、前記実施形態では、電池本体の陽極板と電気的に接続された正極ターミ ナルが側板に設けられているが、この正極ターミナルの代わりに負極ターミナル を側板に設けても良い。
【0023】
以上の説明により明らかなように、本考案は、電池ケースの対向する側板の一 つを脱着可能とし、当該側板あるいは他の側板に正極ターミナル及び安全弁を設 け、当該正極ターミナルを中実の鋲により構成し、安全弁を側板に開設された円 孔を閉塞する弾性ゴムをキャップにより覆うことにより構成したので、蓄電池の 生産工程を簡素化することができ、また、蓄電池の組立て作業を簡易にし、蓄電 池のサイズをもコンパクトにすることができる。
【図1】 本考案の一実施形態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】 同実施形態の正極ターミナル部分の水平断面
図である。
図である。
【図3】 同実施形態の正極バルブ部分の水平断面図で
ある。
ある。
【図4】 従来の蓄電池の一例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図5】 同蓄電池における正極ターミナルの組立て断
面図である。
面図である。
【図6】 同蓄電池における正極ターミナルの他の例を
示す分解断面図である。
示す分解断面図である。
【図7】 同正極ターミナルの組立て断面図である。
10…電池ケース、 11…突出部、 20…正極ターミナル、 21…排気通路、 22…中実の鋲、 23…絶縁ガスケット、 24…絶縁ガスケット、 25…正極端子板、 26…弾性ゴム、 27…キャップ、 30…安全弁、 40…電池本体 50…閉塞版。
Claims (5)
- 【請求項1】 電池本体が内部に収納された電池ケース
を蓋体により閉塞し、当該電池ケースに前記電池本体の
陽極板と電気的に接続された正極ターミナルを絶縁ガス
ケットを介して取り付けると共に前記電池ケース内で生
じたガスが所定圧以上になると外部に排出する安全弁を
設けた蓄電池において、 前記電池ケースは、二組の対向する側板を有する直方体
であり、当該側板の一つを前記蓋体とする一方、当該蓋
体となる側板あるいは他の側板に前記正極ターミナルを
設け、該正極ターミナルを鋲打ちされた中実の鋲により
構成し、前記安全弁を前記側板に開設された円孔を閉塞
するように設けられた弾性ゴムをキャップにより覆うこ
とにより構成したことを特徴とする蓄電池の構造。 - 【請求項2】 前記正極ターミナルは、前記電池ケース
の側板上部に形成された円孔に設けられた中実の鋲であ
り、当該中実の鋲を内外1組の絶縁ガスケットにより封
止したことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池の構
造。 - 【請求項3】 前記安全弁は、前記弾性ゴムの弾性力を
調節することにより前記電池ケース内で生じたガスの圧
力を制御するようにしたことを特徴とする請求項1又は
2に記載の蓄電池の構造。 - 【請求項4】 前記電池ケースは、前記側板が他のケー
ス部分に対し脱着可能としたことを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の蓄電池の構造。 - 【請求項5】 前記正極ターミナルと安全弁は、前記電
池ケースの側板上部に内方突出するように形成された突
出部に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の蓄電池の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003051U JP3081880U (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 蓄電池の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003051U JP3081880U (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 蓄電池の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081880U true JP3081880U (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=43214619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003051U Expired - Lifetime JP3081880U (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 蓄電池の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081880U (ja) |
-
2001
- 2001-05-17 JP JP2001003051U patent/JP3081880U/ja not_active Expired - Lifetime
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