JPH0443567Y2 - - Google Patents

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JPH0443567Y2
JPH0443567Y2 JP1986051844U JP5184486U JPH0443567Y2 JP H0443567 Y2 JPH0443567 Y2 JP H0443567Y2 JP 1986051844 U JP1986051844 U JP 1986051844U JP 5184486 U JP5184486 U JP 5184486U JP H0443567 Y2 JPH0443567 Y2 JP H0443567Y2
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JP
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sliding door
rail
attached
caster
casters
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JP1986051844U
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JPS62163274U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、郵便局の集配所、スーパーマーケツ
トやデパートの商品搬入口、倉庫など、主に荷物
を集配する場所に配置され、防火や防犯のために
鉄製で頑強に作られた重量ある引戸の開閉装置に
関するものである。
「従来の技術」 従来、このような重量ある引戸1は、第5図に
示すように、上部にキヤスター29を取付け、こ
のキヤスター29を上部のレール22に吊下げて
左右に走行させ、この引戸1の下部は、一体のガ
イド23を床面のガイド溝24に遊嵌して横ゆれ
を防止するというような構造や、第6図に示すよ
うに引戸1の下部にキヤスター25を取り付け、
床面のレール28上を走行させ、引戸1の上部は
鴨居26の溝27に遊嵌した構造などがあつた。
「考案が解決しようとする問題点」 この種の引戸は防犯上、相当厚い鉄板を用いて
いるので、その重量は軽いものでも100Kgを超す
ものであり、従来のように2つのキヤスターによ
つてレールを走行させるようにした場合、通常の
キヤスターとレールでは両者の接触面において、
あまり高い精度のものは望むことができず、転が
り抵抗が大きく、開閉に大きな力を要するもので
あつた。また、キヤスター内のベアリングにおい
ては、ほぼ一点近くに集中して荷重がかかりボー
ルの転がり抵抗が大きく、開閉を重くする原因の
一つとなつていた。このことは、キヤスターがい
たみ易く転がり抵抗がさらに増す原因ともなつて
いた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、前述のような問題点を解決するため
に、高精度で、荷重を多数の支点に分散できるリ
ニアベアリングを引戸の上框に取付け、鴨居には
レールを取付けて上吊りによる開閉となし、また
引戸の下框には横振れ防止のキヤスターを設けて
なるものである。
「実施例」 第1図から第3図に基づき本考案の第1実施例
を説明する。第1図において、1は防火、防災用
の重量ある引戸である。この引戸1は鉄製で、重
量が100〜200Kg程度のものである。この引戸1の
上框4の左右上部には、吊下金具5がボルト6に
よつて取付けられており、この吊下金具5の上部
にはリニアベアリング2がボルト7によつて取付
けられている。リニアベアリング2にはレール3
が挿通され、このレール3に沿つて走行する。
前記引戸1の下框9にはゴムや合成樹脂などで
造られた車輪8をもつキヤスター30が取り付け
られている。このキヤスター30は引戸1を支え
るものではなく、内部にスプリング17等を内蔵
し、車輪8を床面10に押しつけておき、引戸1
が前後に揺れるのを防ぐものである。つぎに、前
記リニアベアリング2とレール3について第2図
に基づいてさらに詳しく説明すると、11はベア
リング本体、3はレールである。前記レール3に
は、左右側面に長手方向平行な円弧状の溝12が
各2本ずつ合計4本設けられ、ベアリング本体1
1にも前記レール側の溝12に相対する位置に円
弧状の溝13が設けられている。レール側溝12
とベアリング側溝13との間には複数個の鋼球1
4が挟まれており、レール3上をベアリング本体
11が移動すると、鋼球14は転子となり、ベア
リング本体11の移動方向に転がりながら移動す
る。鋼球14がベアリング本体11の端までくる
と、ベアリング本体11内の循環路15を通つて
再びもう一方の端に導かれる。鋼球14は一列に
つき20〜30個装填されており、この鋼球14,1
4,14……は、ベアリング本体11側から鋼球
14……を抱えるように伸びているピアノ線の保
持部16にて保持することにより、ベアリング本
体11をレール3から外してもベアリング本体1
1から落ちないようになつている。
第3図の実施例は、引戸1の下部に敷居18を
設けずに床面10にキヤスター30を直接接する
ようにした例であるが、敷居18が必要な場合に
は第4図に示すように球状キヤスター19や、通
常のキヤスターを用いて、敷居18の上を走行す
るようにしてもよい。前述の例と同様内部にスプ
リング17を内蔵して敷居18にキヤスターを押
し着けるようにしてもよい。
「考案の効果」 本考案は、キヤスターに換えてリニアベアリン
グを用いたので、従来例のキヤスターとレールの
接触する部分に該当する部分がなくなり、この部
分の転がり抵抗を全く無くすことができ、ベアリ
ングにかかる荷重も十数個の鋼球に分散すること
ができ、開閉が非常に軽くできる。また、キヤス
ターをつけたので風などによる振れが防止され、
しかもこのキヤスターには引戸の重量が加わらず
に、車輪が床面に接触するので、開閉がよりスム
ーズになる。
ちなみに、従来の第6図の場合、開閉荷重が最
初は5Kg程度でありながら、使用により、ほこ
り、サビがつくと、引戸を開閉するのに軽くても
10〜20Kgを要したが、本考案によれば使用期間が
長くなつても0.8〜1.5Kgであつて、従来の10分の
1以下になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による引戸の開閉装置の一実施
例を示す正面図、第2図は第1図のリニアベアリ
ング取付部の拡大断面図、第3図は第1図のキヤ
スター取付部の拡大断面図、第4図は他の実施例
のキヤスター取付部の拡大断面図、第5図および
第6図はそれぞれ従来の異なる例を示す正面図で
ある。 1……引戸、2……リニアベアリング、3……
レール、5……吊下金具、30……キヤスター、
10……床面、11……ベアリング本体、14…
…鋼球、15……循環路、17……スプリング、
18……敷居、20……ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 重量ある引戸1の上框4の左右に吊下金具5を
    取付け、この吊下金具5の上部にリニアベアリン
    グ2を取付け、このリニアベアリング2の移動方
    向に平行に配置した複数個の鋼球14を、鴨居に
    設けたレール3の移動方向に平行な溝12に嵌合
    吊り下げ、前記引戸1の下框9に、キヤスター3
    0を設け、このキヤスター30の車輪8を振れ防
    止のためスプリング17により床面10側に押付
    けて開閉を行なうようにしたことを特徴とする引
    戸の開閉装置。
JP1986051844U 1986-04-07 1986-04-07 Expired JPH0443567Y2 (ja)

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JP1986051844U JPH0443567Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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JP1986051844U JPH0443567Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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JPS62163274U JPS62163274U (ja) 1987-10-16
JPH0443567Y2 true JPH0443567Y2 (ja) 1992-10-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211953B2 (ja) * 1974-07-15 1977-04-04
JPS5819834A (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 三菱電機株式会社 電磁接触器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511409Y2 (ja) * 1975-07-15 1980-03-12

Patent Citations (2)

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JPS5211953B2 (ja) * 1974-07-15 1977-04-04
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JPS62163274U (ja) 1987-10-16

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