JPH0443535Y2 - - Google Patents

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JPH0443535Y2
JPH0443535Y2 JP1891688U JP1891688U JPH0443535Y2 JP H0443535 Y2 JPH0443535 Y2 JP H0443535Y2 JP 1891688 U JP1891688 U JP 1891688U JP 1891688 U JP1891688 U JP 1891688U JP H0443535 Y2 JPH0443535 Y2 JP H0443535Y2
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wire
bolt
partition wall
cylinder
cover cylinder
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JP1891688U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤーを用いた手摺に関する。
〔従来の技術〕
歩道橋の高欄その他の手摺は、通常縦部材に横
部材を掛け渡して柵状に組立てたものであり、
種々の形状のものがあるが、例えば第3図に示す
ように縦部材として支柱1を適宜間隔で立設し、
その上端間に横部材としての笠木2を掛け渡して
いる。図中3は支柱1間に配設する格子体で、上
弦材3a、下弦材3b及び立子3cによる枠体で
ある。
これらの各構成部材は、鋼製の場合もあるが軽
量で錆ないものとしてアルミニウム合金による型
材が多い。
〔考案が解決しようとする課題〕 このような従来の手摺は支柱1ですべてを支承
するので、手摺支柱1のスパンを大きくとれず、
部材点数の多いものとなる。また、全体的に込み
入つたものとなり、体裁が悪いものが多い。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
手摺支柱のスパンが大きくてすみ、また使用する
ワイヤーに簡単かつ確実に張力を付与でき、さら
に意匠的にもスマートで装飾性も高いワイヤー手
摺を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、壁体等のコ
ンクリート躯体に水平に取付けたカバーシリンダ
内を仕切壁で左右に区画し、該仕切壁を貫通して
前記左右の区画にわたるボルトをシリンダ内に設
け、一方の区画では該ボルトの一端にシリンダの
一側から導入するワイヤー端を係合し、また他方
の区画ではボルトに螺合したナツトと仕切壁との
間にバネを介在させて張力導入機構を形成し、こ
のようにして張り渡したワイヤーの途中を支柱の
孔に貫通させたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、カバーシリンダ内でナツトを
回動してバネを押圧するようにすれば、該バネの
弾性でボルトがワイヤーとは逆方向に引かれてワ
イヤーにテンシヨンが付与される。
このようにワイヤーが張られるが、支柱で直接
このワイヤーを支承するわけでないので通常時に
は荷重がかからず、支柱相互のスパンを大きくと
ることができる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のワイヤー手摺の1実施例を示
す横断平面図、第2図は外観斜視図で、図中4は
腰壁等の壁体や柱などのコンクリート躯体であ
る。
該コンクリート躯体4に一端を埋込んだアンカ
ーボルト5によりステンレス製筒体のカバーシリ
ンダ6を水平にかつ前面へ突出させて取付ける。
図中7はアンカーボルト5を押さえるベースプレ
ートで、カバーシリンダ6は横向きにネジ脚8を
突設し、このカバーシリンダ6はネジ脚8内にア
ンカーボルト5の突出部を螺入することで、垂直
面に平行に回動可能に取付く。
カバーシリンダ6内を軸方向と直交する仕切壁
9でワイヤー定着室10と張力室11とに区画
し、この仕切壁9に設けた透孔12を介してこれ
を貫通し両室10,11に跨がるようにボルト1
3を設けた。
このボルト13はワイヤー定着室10側では、
アルミニウム合金製等の金属製ワイヤー14の一
端を定着する摺動体15を係着する。また、ボル
ト13の他端張力室11側では端部にナツト16
及び座金17を螺合し、さらにこのナツト16、
座金17と仕切壁9との間に巻バネ18をこれが
ボルト13の外周の巻回するように介在させた。
カバーシリンダ6は両端にキヤツプ19,20
を嵌着するが、このうちワイヤー定着室10側の
キヤツプ20はワイヤー14が貫通する孔20a
を中央に有する。
図中21は適宜間隔で立設する支柱であり、貫
通する孔22を形成しこの中へ張り渡すワイヤー
14の途中を通すようにするが、孔22内にゴム
リング23を介在させておけば、風等でワイヤー
14が鳴るのを防ぐことができる。
この支柱21の形状も特に限定はなく、本実施
例では略コの字形のものとして、上端にパイプ状
の笠木24を設けている。
このようにしてワイヤー14は、少くとも一端
を摺動体15に係止されてカバーシリンダ6のワ
イヤー定着室10よりキヤツプ20の孔20aよ
り外に出て水平に張設される。この場合、該ワイ
ヤー14の他端は同様なカバーシリンダ6を設け
てこれで係止してもよいが、例えばフツクや止め
輪その他の方法で単純に係止することもできる。
カバーシリンダ6内でナツト16を回動すれ
ば、ボルト13は張力室11の方へ移動しようと
し、またボルト13が座金17を介してバネ18
を押圧する。これによりワイヤー14に張力が導
入され、張りつめた状態が保てる。
さらに、一度張設したワイヤー14に張力を再
導入する場合もキヤツプ19を外して同様の操作
を行なえばよい。
そして、上下数段にセツトされたワイヤー14
は支柱21により適当なスパンで枠組まれるが、
該支柱21はワイヤー14を直接的に係止するも
のではないので、通常時にワイヤー14からの荷
重を受けることはない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のワイヤー手摺は、ワ
イヤーを利用し、またこのワイヤーに端部の止め
部材により簡単かつ確実に張力を与えることがで
きるものである。従つて、ワイヤーを止めるため
の大掛りな部材も必要なく、また適宜間隔で立設
する支柱はワイヤーを直接張設する役割を有しな
いので、この支柱相互のスパンは従来に比べて大
きくとれる。
そして、全体として空間が多く意匠的にもスマ
ートで装飾性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワイヤー手摺の1実施例を示
す要部の横断平面図、第2図は同上外観斜視図、
第3図は従来例を示す正面図である。 1……支柱、2……笠木、3……格子体、3a
……上弦材、3b……下弦材、3c……立子、4
……コンクリート躯体、5……アンカーボルト、
6……カバーシリンダ、7……ベースプレート、
8……ネジ脚、9……仕切壁、10……ワイヤー
定着室、11……張力室、12……透孔、13…
…ボルト、14……ワイヤー、15……摺動体、
16……ナツト、17……座金、18……バネ、
19,20……キヤツプ、20a……孔、21…
…支柱、22……孔、23……ゴムリング、24
……笠木。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁体等のコンクリート躯体に水平に取付けたカ
    バーシリンダ内を仕切壁で左右に区画し、該仕切
    壁を貫通して前記左右の区画にわたるボルトをシ
    リンダ内に設け、一方の区画では該ボルトの一端
    にシリンダの一側から導入するワイヤー端を係合
    し、また他方の区画ではボルトに螺合したナツト
    と仕切壁との間にバネを介在させて張力導入機構
    を形成し、このようにして張り渡したワイヤーの
    途中を支柱の孔に貫通させたことを特徴とするワ
    イヤー手摺。
JP1891688U 1988-02-16 1988-02-16 Expired JPH0443535Y2 (ja)

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JP1891688U JPH0443535Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16

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JPH01122127U JPH01122127U (ja) 1989-08-18
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JPH01122127U (ja) 1989-08-18

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