JPH0443293Y2 - - Google Patents

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JPH0443293Y2
JPH0443293Y2 JP1986099552U JP9955286U JPH0443293Y2 JP H0443293 Y2 JPH0443293 Y2 JP H0443293Y2 JP 1986099552 U JP1986099552 U JP 1986099552U JP 9955286 U JP9955286 U JP 9955286U JP H0443293 Y2 JPH0443293 Y2 JP H0443293Y2
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insert
cavity
mold
lever
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、主として、社名、メーカー、生産ロ
ツド、その他注意事項等の彫刻マークが刻印され
た製品を成形する樹脂成形用金型に関する。
「従来の技術」 例えば、ビデオカセツトケース等の製品の表面
には、社名、メーカー、生産ロツド、注意事項、
製造国等の彫刻マークが施されている。そして、
これらの彫刻マークは、製品によつて変更しなけ
ればならない場合があるため、上記製品を成形す
る金型においては、通常、その彫刻部分が着脱可
能な入子構造とされている。すなわち、この種の
製品を成形する樹脂成形用金型としては、第3図
に示すように、ロケートリング1を有する固定取
付板2に、スペーサー3及び固定受板4を介し
て、キヤビテイー入子5を装着した固定型板6が
取付けられ、かつ、上記固定取付板2に対向配置
された可動取付板7に、スペーサー8及び可動受
板9を介して、コアー入子10を装着した可動型
板11が取付けられると共に、上記可動取付板7
に穿設された挿通孔7aを貫通する突出しロツド
12により、可動受板9及びコアー入子10を貫
通してキヤビテイー(空隙)C内に成形された製
品を突出す突出しピン13が、その基端部を、上
記可動取付板7と可動受板9との間に設けた一対
の突出板14,15に挟持させて配設される一
方、上記キヤビテイー入子5に彫刻入子16が着
脱自在に嵌め込まれ、さらに、射出成形機のノズ
ルから射出された溶融樹脂が、固定取付板2に装
着されたノズルタツチ17と、該ノズルタツチ1
7に連結されたマニホールド18と、該マニホー
ルド18と固定受板4とを連結するランナーブツ
シユ19と、該固定受板4と、キヤビテイー入子
5との各内部を通つて、上記キヤビテイーC内に
供給されるものが知られている。なお、24は溶
融樹脂を加熱するホツトチツプ、25はマニホー
ルド18を支持するデイスタンスピース、26は
両突出板14,15を可動取付板7側に戻すリタ
ーンスプリングである。
ところで、上記従来の樹脂成形用金型における
着脱自在な彫刻入子16の構造としては、第4図
に示すように、彫刻入子16をキヤビテイー入子
5の凹所にボルト20により取付けるもの、ある
いは、第5図に示すように、固定受板4と、固定
型板6及びキヤビテイー入子5との間に穿設され
た横孔21に、先端がテーパー状に形成されたロ
ツド22を挿し込むことにより、彫刻入子16を
キヤビテイーC側に押し出すもの、または、第6
図に示すように、彫刻入子16の下方に組込んだ
偏心カム23のカム軸23aを、レバーまたはギ
ヤにて回転させることにより彫刻入子16を上方
に浮かすものが知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記第4図に示すものにあつて
は、彫刻入子16の着脱作業を金型を分解した状
態において行なわなければならず、作業が面倒で
あるという問題がある。また、第5図に示すもの
にあつては、彫刻入子16の脱着性は改善される
が、彫刻入子16を金型の外側に近い位置に配置
しなければならず、配置に制約があるという問題
がある。さらに、第6図に示すものにあつては、
偏心カム23及び回転機構を設けなければなら
ず、設置スペースが必要となり、かつ装置が大型
化するという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、容易にかつ確実に入子
の脱型が行なえ、入子の交換時の作業性の向上が
図られ、かつキヤビテイー内のどの位置にあつて
も配設可能で設置スペースを取らない樹脂成形用
金型を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、キヤビ
テイーを構成する型構成部材に着脱自在に入子が
嵌め込まれてなる樹脂成形用金型において、上記
入子の背面側に、収納用空所が形成され、かつこ
の収納用空所に、上記入子に先端部を押圧してこ
の入子を上記キヤビテイー側に離脱させるレバー
が回動自在に設けられると共に、上記収納用空所
の、上記レバーの基端部側に連通する挿入孔が上
記型構成部材に形成される一方、上記入子に係脱
する係止子が、スプリングによつて上記入子側に
付勢された状態で上記型構成部材に設けられたも
のである。
「作用」 本考案の樹脂成形用金型にあつては、入子の背
面側に形成した収納用空所内に設けられたレバー
を回動させることによつて、レバーの先端部で入
子を押圧し、この入子を係止子を介して固定して
いるスプリングの付勢力に抗してキヤビテイー側
に離脱させる。
「実施例」 以下、第1図と第2図に基づいて本考案の一実
施例を説明する。
図中30は、固定受板31に取付けられた固定
型板でありこの固定型板30には、製品用のキヤ
ビテイー(空隙)Cを構成するためのキヤビテイ
ー入子32が装着されている。そして、このキヤ
ビテイー入子32に形成された角状の貫通孔32
aには、略四角柱状の彫刻入子33が嵌め込まれ
ており、この彫刻入子33の基端部は、挿入し易
いように、段付状あるいはテーパー状に先細る構
成とされている。また、上記貫通孔32aには、
ボールプランジヤー34が設けられている。そし
て、このボールプランジヤー34は、スプリング
34aによつて、ボール34bが貫通孔32a側
に突出するものであり、このボール34bによつ
て、上記彫刻入子33が固定されるようになつて
いる。なお、本実施例においては、彫刻入子33
の、上記ボール34bに対向する位置に、凹部3
3aが形成されており、ボール34bが凹部33
aに嵌合して係合性を高めているが、この凹部3
3aは形成しなくともよい。さらに、上記彫刻入
子33の背面側の上記固定受板31には、上記貫
通孔32aの中央部に連通する収納用空所35が
形成されており、この収納用空所35には、鉤状
のレバー36が収納されている。このレバー36
は、その先端部を上記貫通孔32aの下方に位置
させた状態で、上記収納用空所35の両脇の(第
2図において上下の)、固定受板31に嵌め込ま
れボルト37により固定された一対の支持ピンゴ
マ38に、支持ピン39を介して回動自在に支持
されたものである。さらにまた、上記レバー36
の基端部の上方において、キヤビテイー入子32
に接する固定型板30には、上記収納用空所35
に連通するロツド挿入孔30aが形成されてい
る。
上記のように構成された樹脂成形用金型におい
て、彫刻入子33を交換する場合には、ロツド挿
入孔30aからロツドを挿入して、レバー36の
基端部を押圧する。これにより、第1図におい
て、レバー36が支持ピン39を中心にして時計
回りに回転するから、レバー36の先端部が彫刻
入子33を上方に押し上げる。従つて、彫刻入子
33がキヤビテイーC側に飛び出すから、容易に
彫刻入子33を取り外すことができる。
次いで、別の彫刻入子33を貫通孔32a内に
挿入すればよい。この場合、彫刻入子33の基端
側(第1図において下部側)は、段付状あるいは
テーパー状に先細る構成とされているから、挿着
作業が行ない易い。また、挿着された彫刻入子3
3は、その基端部を上記貫通孔32aの底部の固
定受板31で支持され、かつボールプランジヤー
34で押圧されるから、強固に固定され、抜け出
したり、あるいは沈み込んだりすることがない。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案は、キヤビテイー
を構成する型構成部材に着脱自在に入子が嵌め込
まれてなる樹脂成形用金型において、上記入子の
背面側に、収納用空所が形成され、かつこの収納
用空所に、上記入子に先端部を押圧してこの入子
を上記キヤビテイー側に離脱させるレバーが回動
自在に設けられると共に、上記収納用空所の、上
記レバーの基端部側に連通する挿入孔が上記型構
成部材に形成される一方、上記入子に係脱する係
止子が、スプリングによつて上記入子側に付勢さ
れた状態で上記型構成部材に設けられたものであ
るから、このレバーを回動させることによつて、
レバーの先端部で入子を押圧し、この入子を係止
子を介して固定しているスプリングの付勢力に抗
してキヤビテイー側に離脱させることにより、容
易にかつ確実に入子の脱型が行なえ、入子の交換
時の作業性の向上を図ることができると共に、キ
ヤビテイー内のどの位置にあつても入子を配設す
ることができ、しかも設置スペースを取らない上
に、上記スプリング及び係止子によつて上記入子
を型構成部材に対して係脱することにより、入子
を型構成部材に装着している際には、強固に型構
成部材に取り付けることができる一方、一方を型
構成部材から抜き出す際には、円滑に型構成部材
から離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は断面図、第2図は平面図、第3図は
射出成形用金型の断面図、第4図ないし第6図は
従来の入子構造を示すもので、第4図はボルトに
より固定した入子を示す断面図、第5図はテーパ
ー状のロツドにより脱型する入子を示す断面図、
第6図は偏心カムにより脱型する入子を示す断面
図である。 C……キヤビテイー、32……キヤビテイー入
子、33……彫刻入子、34a……スプリング、
34b……ボール(係止子)、35……収納用空
所、36……レバー、30a……ロツド挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビテイーを構成する型構成部材に着脱自在
    に入子が嵌め込まれてなる樹脂成形用金型におい
    て、上記入子の背面側に、収納用空所が形成さ
    れ、かつこの収納用空所に、上記入子に先端部を
    押圧してこの入子を上記キヤビテイー側に離脱さ
    せるレバーが回動自在に設けられると共に、上記
    収納用空所の、上記レバーの基端部側に連通する
    挿入孔が上記型構成部材に形成される一方、上記
    入子に係脱する係止子が、スプリングによつて上
    記入子側に付勢された状態で上記型構成部材に設
    けられたことを特徴とする樹脂成形用金型。
JP1986099552U 1986-06-28 1986-06-28 Expired JPH0443293Y2 (ja)

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JP1986099552U JPH0443293Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

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JP1986099552U JPH0443293Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

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JPS636812U JPS636812U (ja) 1988-01-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842097U (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 アイコ−株式会社 ボ−ルペン式接着剤容器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160124U (ja) * 1982-04-22 1983-10-25 豊田合成株式会社 スライド部を有する成形金型

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842097U (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 アイコ−株式会社 ボ−ルペン式接着剤容器

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JPS636812U (ja) 1988-01-18

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