JPH0442753B2 - - Google Patents

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JPH0442753B2
JPH0442753B2 JP58089897A JP8989783A JPH0442753B2 JP H0442753 B2 JPH0442753 B2 JP H0442753B2 JP 58089897 A JP58089897 A JP 58089897A JP 8989783 A JP8989783 A JP 8989783A JP H0442753 B2 JPH0442753 B2 JP H0442753B2
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response
transducer
output
residual
pulse
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Hooru Seraazu Gureamu
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Unisys Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、記録媒体上のベンチマークの位置
を検出するためのシステムに関する。特に、動い
ている媒体(移動媒体)上に記録されたサーボ・
トラツク上の中心からの変換器の配置位置のずれ
(偏位)の方向と大きさとこの変換器によつてサ
ーボ・トラツクから読取られた信号を受信する復
号器(デコーダ)の出力によつて指示するシステ
ムに関する。より特定的には、この発明はこの媒
体が情報データ信号の記録のための磁気テープま
たはデイスクであるようなシステムに関する。
走行テープまたは回転デイスク上にデータを磁
気的に記録する分野、または最近ではデイスク上
にビデオ記録や光学データ記録を行なう分野にお
いては、デイスク上に1個またはそれ以上のサー
ボ・トラツクを設けてベンチマークとして機能さ
せ、媒体上のこのサーボ・トラツクから相対的に
測つた位置に、信号の読取りまたは記録のための
変換器を置くようにし、それにより他のデータ信
号を正確に媒体上に位置決めすることができるこ
とは周知である。通常、この変換器によつて媒体
から検出(再生)された信号を受取る復号器(デ
コーダ)が用いられ、この復号器は、サーボ・ト
ラツク上の中央の配列(中心線)からのサーボ信
号検出変換器のずれの方向と大きさを指示する出
力信号を与える。
このデコーダの出力は、外部位置検出システム
に対するサーボ・トラツクの相対的位置をコント
ローラに指示するように種々の形で用いられる。
このコントローラは、与えられた情報を、この情
報を用いて内挿または外挿によつて変換器を他の
データ記憶トラツク上に位置決めするか、または
位置決めサーボ機構中の位置帰還信号として直接
に使用して変換器をサーボ・トラツク上の中心に
置く。
2つの関連のサブトラツクに存在する共通フア
クタを利用するサーボ・トラツクには多くの様々
な種類が存在する。これらのサブトラツクからの
信号はともに変換器によつて読取られ、分離され
比較されることによつて、トラツク上の中央位置
(中心線)に対する変換器の相対位置が示される。
この中央配置位置はこの両サブトラツクからの信
号が等しくなることによつて特定される。いわゆ
る2ビツトシステムと、いわゆる3ビツトシステ
ムとは、このクラスに特徴的なものである。いず
れの場合においても、デコーダは位置を示すパル
スの振幅を測定し、一方の測定結果を他方ら引算
し、2つの隣接したサブトラツク間の中間線上に
ある中央配置位置からの変換器のずれの大きさと
方位とに関する指示出力を、その引算した結果得
られる信号の大きさおよび方向に基づいて生成す
る。このパスル振幅測定プロセスと振幅比較プロ
セスとはともに、これらをデコーダによつて行な
う際には、比較的多数の回路構成成分が必要とさ
れることおよびこれらの回路構成成分のパラメー
タが統計的に変動することに基づいて誤りを受け
やすい。
いわゆる2ビツトシステムと、いわゆる3ビツ
トシステムとにおいては、ともに、サーボ信号の
線密度は十分低く保つ必要がある。この場合、変
換器によつて再生される2ビツトまたは3ビツト
パターン中の連続パルスはパルス幅に比べて十分
大きな間隔を置いて配置されることとなり、この
結果これらのパルスがそれらの相対的な値を乱す
ような不適切な相互干渉が生じることもない。
データ記憶トラツクの数が増加するにつれて、
磁気的または光学的なデイスクまたはテープであ
る媒体上においてそれらは互いに極めて接近して
配置される必要がある。このような高トラツク密
度状況においては、従来のデコーダを用いた場
合、回路構成成分および演算処理が増大する結
果、出力に誤りが発生し、変換器のその後の位置
決めを、信号の記録および/または再生に必要な
精度に保つことができなくなる。
また、サーボ情報は、共通トラツク上のデータ
信号中に直線的に分散して記録されるようになる
傾向がある。したがつて、デコーダは、サーボ信
号が変換器によつて再生されたときのみ動作し、
これにより変換器を共通トラツク上に正確に位置
決することができる。このような状況において
は、位置を指示するパルスが互いに十分に分離さ
れていなければならないようなサーボシステムを
採用することは、共通トラツクのデータ記録容量
に対し有害なものとなる。なぜならば、この構成
により、本来情報データのために用いることので
きる共通トラツクの一部分が占有されてしまうか
らである。
従来のサーボ信号デコーダは、構成要素数が多
くかつ動作のばらつきのため、多くの起こり得る
誤り発生源を減少させる目的で、個々の構成要素
の精度を高く保つ事、および/または製造中に調
整可能な構成要素を用いることが必要とされる。
この結果、従来のサーボ信号デコーダはコストの
高いものとなる。
それゆえ、それらから信号が再生されるような
サーボ・トラツク上の中央位置に対する変換器の
相対位置を検出するようなサーボ・トラツク位置
検出システムであつて、サーボ信号の個々のパル
スが互いに近接して記録されており、かつデコー
ダが構成要素数が少なくかつ比較的処理動作の少
ない簡単な構造を持つているようなシステムを提
供することが望まれる。
第1の観点に従つて、この発明は以下の構成を
備える、移動媒体上のサーボ・トラツクに対する
変換器の相対位置を指示するシステムにより構成
される。サーボ・トラツクは第1および第2のサ
ブトトラツクを備える。第1のサブトラツクは変
換器に第1の応答を誘起させるように機能する第
1の成分と、変換器中に第2の応答を誘起させる
ように機能する第2の成分とを備える。第2のサ
ブトラツクは、変換器中に第3の応答を誘起させ
るように機能する第3の成分と、変換器中に第4
の応答を誘起させるように機能する第4の成分と
を備える。
上記第1および第2のサブトラツクは上記変換
器により同時にアクセス可能である。上記第3お
よび第4の成分は、上記変換器によって同時に再
生可能であり、上記第2のおよび第4の応答は互
いに反対の極性を有し、それぞれの大きさは上記
変換器の上記第1および第2のサーボトラツクと
の相互作用のそれぞれの程度に依存する。
この第1の観点に従うシステムはさらに、上記変
換器によって上記媒体から再生された信号を受
け、上記第1および第3の応答の受信を検出して
これに応答し、上記第2および第4の応答の全部
またはその一部分における相殺によって剰余応答
をサンプルするように変換器出力部に結合された
デコ−ダを備える。
第2の観点に従うこの発明のサーボ・トラツク
位置検出システムは、以下の構成を備える。上記
第1および第3の成分は上記変換器と上記デコ−
ダによって同時に同時に検出可能である。上記デ
コーダは、上記第1および第3の応答の全部また
はその一部分における相殺から生じる、整流され
または遅延された剰余応答(residual response)
に対し、上記第2および第4の応答の全部または
その一部分において生じる相殺から得られる剰余
応答を掛け合わせることによつて上記サンプルを
とる。
好ましい実施例においてはサーボ・トラツクは
移動媒体上に記録される。この媒体は磁気的媒体
である。この磁気的媒体はデジタル情報データ記
録のためのデイスクである。サーボ・トラツクは
第1のサブトラツクと第2のサブトラツクとを備
える。第1および第2のサブトラツクは、サー
ボ・トラツクの中央線上に沿つて接触して記録さ
れる。これらのサブトラツクは、媒体から信号を
再生する変換器と同程度またはそれ以上の幅を有
する。上記第1および第2のサブトラツクはそれ
ぞれ第1の磁化極性を有する領域と第2の磁化極
性を有する領域とを備える。第1と第2の磁化極
性を持つ領域の間の境界は直線的であり、かつそ
れぞれのサブトラツクの間の中間線(サブトラツ
ク中心線)に対して直角とされる。第1のサブト
トラツクは、第1の極性としての第1の磁化極性
から第2の極性として第2の磁化極性へと変化す
る第1の成分としての第1の境界と、この第1の
境界に続く、第2の磁化極性から第1の磁化極性
へと変化する第2の成分としての第3の境界を備
える。第2のサブトラツクは、第2の磁化極性か
ら第1の磁化極性へと変化する第3の成分として
の第3の境界と、第1の磁化極性から第2の磁化
極性へと変化する第4の成分としての第4の境界
を備える。第1のサブトラツクにおける第2の境
界は第2のサブトラツクの第4の境界と整列す
る。
サーボ・トラツクの第1の好ましい実施例にお
いては、第1のサブトラツクの第1の境界は第2
のサブトラツクの第3の境界と整列する。変換器
は第3および第1の境界からなる配列がその下を
通過したときに生じる磁束の変化における差に応
答して第1の剰余パルス(residual pulse)を発
生する。このパルスの振幅は、変換器と相互作用
している第1および第2のサブトラツクの部分の
大きさの相対的な差に比例する。変換器はまた、
第4および第2の境界からなる配列がその下を通
過したとき生じる磁束の変化に応答して第2の剰
余パルスを発生する。このパルスの振幅および極
性は、変換器と相互作用している第1および第2
のサブトラツクの部分の大きさの相対的な差に比
例する。
サーボ・トラツクの第1の好ましい実施例にお
いて用いられる第1の好ましいデコーダにおいて
は、複合ピーク検出器が第1の剰余パルスを検出
するとともにこのパルス検出に応答してタイマー
を起動する。このタイマーは、第2の剰余パルス
を受取る期間の間アナログゲートを開放状態に設
定する。アナログゲートの出力は平滑回路への入
力として与えられる。この平滑回路は低域通過フ
イルタである。アナログゲートへの入力は変換器
によつてサーボ・トラツクから検出された信号で
ある。低域通過フイルタの出力はデコーダの出力
として出力される。タイマーはその計時動作の間
再トリガ不能である。タイマーの活性期間は、連
続する第1の剰余パルスの時間間隔よりも小さな
サイクルを有する。複合ピーク検出器は、正ピー
ク検出器、負ピーク検出器、およびこれら正およ
び負のピーク検出器からの論理出力パルスを組合
わせる“OR”ゲートを備える。
サーボ・トラツクの第1の実施例に用いるデコ
ーダの第2の好ましい実施例においては、変換器
によつてサーボ・トラツクから検出されたすなわ
ち再生された信号は、整流された入力として乗算
器に結合される。変換器からの信号はまた遅延回
路に対する入力として供給される。この遅延回路
は、変換器の出力信号を第1の剰余パルスと第2
の剰余パルスの間の時間間隔に等しい時間だけ遅
延する。遅延回路の出力は、乗算器に対する第2
の入力として与えられる。乗算器の出力はその2
つの入力のアナログ積であり、低域通過フイルタ
を介してデコーダの出力として出力されるように
結合される。
サーボ・トラツクの第2の好ましい実施例にお
いては、以下の点を除くすべてが、サーボ・トラ
ツクの第1の好ましい実施例と同様である。すな
わち、第1および第2のサブトラツク中の第1お
よび第3の境界は整列しておらず、したがつて、
第1の剰余パルスは存在せず、それぞれ第1およ
び第2のタイミング・パルスを与える。これらの
パルスの振幅は、中間線(両サブトラツクの間の
線)に対する変換器の相対位置に実質的に無関係
である。
サーボ・トラツクの第1および第2の好ましい
実施例のいずれにおいても、第1の境界から第2
の境界への時間的距離は、第2の境界と任意の後
続する第1の境界との時間的距離よりも小さく、
第3の境界と第4の境界との間の時間的距離は第
4の境界と任意の後続する第3の境界との間の時
間的距離よりも小さくされる。
サーボ・トラツクの第2の好ましい実施例に用
いられるデコーダの第3の好ましい実施例におい
ては、以下の点を除いてすべてが第1の好ましい
デコーダの実施例と同様である。すなわち、この
第3の好ましいデコーダにおいては、複合ピーク
検出器は、第1および/または第2のタイミング
パルスを検出する双ピーク検出器(dual peak
detector)に置換えられる。
以下、図面を参照しつつ実施例を通して本発明
をさらに詳細に説明する。
[好ましい実施例の説明] 第1図は、サーボ・トラツクの第1の好ましい
実施例を示す図である。サーボ・トラツク10
は、中央線(中心線)15に沿つて隣接して記録
される第1のサブトラツク12と第2のサブトラ
ツク14とを備える。これらのサブトラツク1
2,14はともに、第1の極性としての第1の磁
化極性であるNと、第2の極性としての第2の磁
化極性であるSとの領域を交互に備える。サー
ボ・トラツク10は、磁気情報データ記憶回転デ
イスク上に記録される。第1の領域Nと第2の領
域Sとの間の境界は、どの場所においても中央線
15に対して直角となつている。
Nの領域とSの領域は、サーボ・トラツク10
の長さ方向に沿つて交互に配置されており、サー
ボパターン16の多数の繰り返しを形成する。第
1のサブトラツクにおいては、パターン16は、
第1の領域Nと第2の領域Sとの間の第1の成分
または第1の記録成分としての第1の境界18
と、第2の領域Sと第1の領域Nとの間の第2の
成分または第2の記録された成分としての第2の
境界20を備える。第2のサブトラツクにおいて
は、パターン16は、第2の領域Sと第1の領域
Nとの間の第3の成分または第3の記録成分とし
ての第3の境界22および、第1の領域Nと第2
の領域Sとの間の第4の成分または第4の記録成
分としての第4の境界24を備える。
第1の境界18は、トラツク10に沿つて反対
方向の磁化変化を持つ第3の境界22を相伴つて
おり、同様に、第2の境界20は、反対方向の磁
化変化を持つ第4の境界24を相伴つている。第
1の境界18と第2の境界20との間の距離は、
第2の境界20とパターン16上でそれに続く第
1の境界18との間のそれよりも小さくされてい
る。第1および第3の境界18,22が互いに関
連付けられており、かつ第2および第4の境界2
0,24が互いに関連付けられているため、第3
の境界22から第4の境界24への直線方向の間
隔は、それぞれ第1の境界18から第2の境界2
0への関係と同じ関係を有している。
ここでは、サーボ・トラツク10は多数のパタ
ーンの繰り返しを備えるものとして描かれている
が、サーボ情報が共通トラツク上の他の信号中に
存在するときに生じるような、サーボ・トラツク
10が唯一のパタン16を備えている場合であつ
ても以下の説明は同じく適用できるということは
正しく認識される必要がある。すなわち、サー
ボ・トラツク10が唯一のパターン16を備える
場合は、前述のように、サーボトラツクがデータ
記録領域中に分散されて記録されている場合であ
る。この場合であつても第1ないし第4の境界1
8,20,22および24により剰余パルスが発
生するため、以下の説明は正しく適用される。
第2A図は、サーボ・トラツク10上に、第2
のサブトラツク14よりも第1のサブトラツク1
2に対してより多くの相互作用を行なうように配
置された磁気ヘツド26を示す。境界18,2
0,22および24はそれぞれヘツド26中に出
力パルスを発生させる。このヘツド26中に発生
されるパルスの振幅は、ヘツド26の幅方向にお
いて境界18,20,22および24がどの程度
広がつているかという相対的な広がりに比例し、
このパルスの極性は、境界18,20,22およ
び24の磁化N,Sの極性の変化方向に依存す
る。この出力パルスの極性および大きさと磁気ヘ
ツド26のサブトラツク14および15に対する
位置との関係について以下に説明する。
ヘツド26は周知のごとくその一部分にコイル
が巻かれたフエライトヨークを備える。ヨークの
別の部分には小さな空隙が存在する。この空隙は
通常サブミクロン程度の大きさであり、エポキシ
樹脂のような非磁性材料により満たされており、
その記録媒体に対向する表面は滑らかに研磨され
ている。この空隙を磁束変化が横切つた場合に
は、ヨークの空隙に隣接する部分に磁場が誘起さ
れ、ヨークに巻かれたコイルと相互作用する。こ
のコイルは磁束密度の変化速度に比例する電圧を
発生している。このコイルにより生成される電圧
が各剰余パルスとなる。したがつて、磁気ヘツド
26が第2A図においてサブトラツク15とより
多く相互作用している場合において、たとえば第
2の境界および第4の境界24と相互作用する場
合、SからNへの磁化変化を多く受けることにな
り、この磁化変化に応じたパルスが発生される。
このとき、磁気ヘツド26においては第2のサブ
トラツクにおける第2の境界24におけるNから
Sの磁束変化をも検出しており、したがつて、磁
気ヘツド26からはこのSからNへの磁化変化と
NからSへの磁化変化との差に等しい磁束変化に
応じたパスルが発生される。したがつて、第2A
図に示すような磁気ヘツド26の配置の場合、第
1および第2の境界18,20は、第3および第
4の境界22,24よりも大きな出力を変換器中
に発生させることになる。
第2B図は、第1のサブトラツク12よりも、
第1のサブトラツク14の上により多く相対して
配置された磁気ヘツド26を示す。この場合、第
3と第4の境界22,24は、第1と第2の境界
18,20よりも磁気ヘツド26からより大きな
出力を生じさせる。
第2C図は両サブトラツク12,14の上に平
等に配置されている磁気ヘツド26を示す。この
場合磁気ヘツド26は第1のサブトラツク12お
よび第2のサブトラツク14と等しく相互作用を
している。したがつて第1および第2の境界1
8,20は、第3および第4の境界22,24と
同じ出力振幅を磁気ヘツド26に生じさせる。
磁気ヘツド26は任意の記録媒体上の任意の種
類の変換器の相互作用領域を再現するものである
ことは正しく認識されるべきである。この好まし
い実施例においては、ヘツドは磁気ヘツドであ
り、図に示すハツチング領域26は、このような
ヘツドの磁束が横切る空隙または隙間を示すもの
である。別の場合においては、ヘツド26は光学
デイスク等におけるレーザ読取器を示すものとし
て採用される。光学デイスク等においては、周知
のごとく、この磁化NおよびSはそれぞれ反射領
域および無反射領域または透過領域および不透過
領域に置換えられる。この場合ヘツド26は反射
光または透過光を検出するが、この場合ヘツド出
力部に微分器を設ければ境界に対応するパルスを
発生させることができることは当業者にとつては
容易に理解することができるであろう。
第3A図は、第2A図に示した位置にあるヘツ
ド26によつて、トラツク10から検出された出
力波形を示す。
以下の説明においては、ヘツド26は静止して
おり、トラツク10は第2A図ないし第2C図の
左側に向かつて一様な速度で移動しているものと
仮定する。これは、従来の方法でテープを走行さ
せた場合に、この走行テープ上にトラツク10が
位置することにより達成される。トラツク10が
デイスク上に記録されている場合には、デイスク
の回転によつてトラツク10の動きがもたらされ
る。この回転トラツクの状況下では、第2A図な
いし第2C図に描かれたトラツク10は、実際に
は、デイスク上の回転中心に対して予め定められ
た半径で右回りに広がつている環状のトラツク1
0の一部分である。
また、以下の説明においては次のことを仮定す
る。すなわち、第1の極性の磁化極性Nから第2
の極性の磁化極性Sへの変化(遷移)である境界
がヘツド26の直下を通過するたびに正の極性を
持つパルスがヘツド26内に誘起され、第2の極
正の磁化極性Sから第1の極性の磁化極性Nへの
変化(遷移)である境界がヘツド26の直下を通
過するたびごとに負の極性を有するパルスがヘツ
ド26内に誘起されるものとする。
トラツク10の速度が一様でない場合に、本発
明の実施例をどのように置換えるかは、以下の説
明から明らかになろう。すなわち簡単に言えば以
下のようにしてこの状態に対応することができ
る。トラツク10の速度が一様でない場合は、通
常媒体が一定の角度で回転する定角速度運動の場
合である。この場合、図1に示す磁化領域Sおよ
びNの領域幅を時間的な意味における間隔と考え
る。すなわち、定角速度運動の場合半径方向に沿
つたトラツクの線速度は変化する。しかしなが
ら、各磁化領域の境界18,20,22および2
4が発生するタイミングが同一となるように設定
するために各磁化領域SおよびNの幅の物理的な
間隔が変化する。この場合、各磁化領域Sおよび
Nの時間的な意味における間隔はすべてのトラツ
クに対して同一となる。
また、ヘツド26からの反対方向の極性の応答
を可能とするためには本発明がその実施例におい
てどのように変形されるかも明らかとなろう。さ
らに、ヘツド26という表現が、磁束変化を関知
するヘツド以外の、他の任意の型式の変換器をも
示すものとして用いられた場合、その出力は周知
の技術を用いることにより上述したパルスの形へ
と容易に変換され得るということも正しく認識さ
れるであろう。
第1と第3の境界18,22は同時にヘツド2
6の直下を通過する。第1の磁化極性Nから第2
の極性Sへの第1の境界18は、ヘツド26内に
正のパルス応答を誘起させ、第2の磁化方向Sか
ら第1の磁化方向Nへの第3の境界22はヘツド
26中に負のパルス応答を誘起させる。このヘツ
ド26は第3の境界22より第1の境界18をよ
り多く覆つているため、第1の境界18からの応
答の振幅は、第3の境界22からの応答の振幅よ
りも大きくなる。第1の境界18と第3の境界2
2からの応答は部分的に相殺して正の方向の大き
さを持つ第1の剰余パルス28が残ることにな
る。
これと全く同様に、第2および第4の境界20
および24は同時にヘツド26の直下を通過し、
第2の境界20はヘツド26中に負のパルス応答
を誘起させ、第4の境界24はヘツド26中に正
のパルス応答を誘起させる。第2の境界20から
の応答は、ヘツド26の位置のずれにより、第4
の境界24からの応答よりも大きな大きさを持
つ。これらの2つの応答は部分的に相殺して第1
の剰余パルス28と同じ大きさを持つがその極性
が反対方向である第2の剰余パルス30が生成さ
れる。
第3B図は、ヘツド26が第2B図に表わした
位置に配置された場合の出力波形を示す図であ
る。
ヘツド26は、第1のサブトラツク12よりも
第2のサブトラツク14の上をより多く覆つてい
る。このため、第3の境界22によつてヘツド2
6内に誘起される応答の振幅は、第1の境界18
によつてヘツド26内に誘起された応答の振幅よ
りも大きな値となつている。また、第4の境界2
4によつてヘツド26内に誘起された応答の振幅
は第2の境界20によつてヘツド26内に誘起さ
れた応答の振幅よりも大きくなつている。これら
の応答パルスの相殺の結果、第1の剰余パルス2
8は負の極性を有し、第2の剰余パルス30は第
1の剰余パルス28と同じ大きさを持つ正のパル
スとなる。
第3C図は、ヘツドが第2C図に表わされた位
置にある場合の出力波形を示す図である。
ヘツド26はこれらのサブトラツク12および
14を平等に覆つており、第1の境界18は、第
3の境界22によりヘツド26中に誘起される負
の応答と同じ大きさを持つが反対極性のパルスを
ヘツド26に誘起する。同様に、第2の境界20
は、第4の境界によりヘツド26中に誘起された
正のパルス応答と同じサイズを持つが反対符号
(反対極性)の負のパルス応答をヘツド26中に
誘起する。それぞれの応答は、それぞれ相対する
応答と同じ大きさを持つが符号が反対であり、ヘ
ツド26の出力はゼロ線32まで下がり、第1お
よび第2の剰余パルス28および30の振幅は両
者の全体の相殺により0となる。
第3A図ないし第3C図に描かれた状況は、ヘ
ツド26が2つのサブトラツク12および14の
うち1つのサブトラツクを覆う位置から他のサブ
トラツクを覆う位置まで移動する連続的変化を表
現しているものと認識すべきである。ヘツド26
が完全に第1のサブトラツク12を覆つた場合、
第2のサブトラツク14がヘツド26に覆われる
部分は0または最小値となるため、第1の剰余パ
ルス28は正の最大値に達し、一方第2の剰余パ
ルス30は負の最大値に達する。同様に、ヘツド
26が完全に第2のサブトラツク14を覆つた場
合には第1の剰余パルス28は負の最大値に達
し、第2の剰余パルス30は正の最大値に達す
る。第1および第2の剰余パルス28および30
の振幅はともに中央線15の上に中心位置からの
ヘツド26の偏位の大きさに従つて直線的に増加
または減少し、この各パルスの極性は、中央線1
5からのヘツド26の偏位の方向に依存する。
第4図は第1図のサーボ・トラツク10を用い
るデコーダの第1の好ましい実施例を示す図であ
る。
ヘツド26によつてトラツク10から検出され
た信号は、このような信号の処理として周知のよ
うに適当に増幅されかつろ波されたのち、信号入
力線34を介して複合ピーク検出器36へその入
力として供給される。この複合ピーク検出器36
は第1の剰余パルス28に応答してトリガ線38
にトリガパルスを与える。ここで複合ピーク検出
器36は複合ピーク値検出器とは異なることに注
目されたい。
複合ピーク検出器36は、このようなパルスを
検出する際の技術的に周知の任意の型式のものを
用いることができる。たとえば、正のピーク検出
器と負のピーク検出器とを備え、この正および負
のピーク検出器が入力線34からの入力を受取
る。正および負のピーク検出器はそれぞれ与えら
れた正の第1の剰余パルス28または負の第1の
剰余パルス28の大きさに応答して論理出力を与
える。すなわち、この正および負のピーク検出器
は入力信号線34上の信号が所定の値を超えたと
きにその値を超えたことを示す論理出力を与え
る。この論理出力はたとえば所定のしきい値を超
えたとき論理“1”となる信号が発生されるもの
であつてもよく、また論理“0”が発生される構
成であつてもよい。
第1および第2のピーク検出器の論理出力すな
わち剰余パルス検出信号は、“OR”ゲートの入
力として与えられるかまたは“ワイヤード・オ
ア”処理をされる。これにより、トリガ線38上
へは、この正および負のピーク検出器出力の一方
の論理出力が伝達される。
正および負のピーク検出器は、ヘツド26がサ
ーボ・トラツク10上の中央位置(中央線)に接
近している場合に生じるような極めて小さな振幅
を持つパルスに応答することが要求される。パル
ス28が検出器36により検出されなくなる点
は、使用するピーク検出器のタイプを適当に選択
することおよびそれらのパラメータをトラツク1
0上でヘツド26が中央位置に近い所望の位置に
存在するように設定することにより選択すること
ができる。
トリガ線38上の信号は、タイマー40へのト
リガ入力として用いられる。検出器30からトリ
ガ・パルスを受取るとタイマーは動作を初め、第
2の剰余パルス30が到着する直前までの第1の
予め定められた時間だけ待機し、その後、第2の
剰余パルス30が到着して若干の時間が経過する
までウインドウ線42にウインドウ信号を供給す
る。この時間調整は、カウンタ、単安定タイマー
など種々の型式で実現することができ、このよう
なタイマーを構成する方法はこの技術分野に習熟
する人たちには容易に明らかとなるようなもので
ある。タイマー40は、一旦始動すると、トリガ
線38上のその後続のパルスによつて再トリガさ
れることはない。したがつて、検出器36が第2
の剰余パルス30に応答して出力を与えても、検
出器36のその第2の剰余パルスの応答はタイマ
ーの動作に影響を及ぼさない。当業者ならば、タ
イマー40から検出器36へ帰還をかけ、タイマ
ー40が動作している間はその起動動作を禁止す
る構成を案出することは可能であろう。
タイマー40の動作期間は、第2の剰余パルス
30によつて(誤つて)トリガされた後、その後
の任意の第1の剰余パルス28が到着するまでに
完了するようなものである。すなわち、タイマー
40は、第1の剰余パルス28が与えられると第
1の予め定められた時間だけ待機して第2の剰余
パルス30の到着を待ち、次いで、この第2の剰
余パルスを通過させるためのウインドウ信号を供
給する。このウインドウ信号の持続期間を所定時
間とすれば、タイマーの動作時間は第1の予め定
められた時間とこの所定時間との和で与えられ
る。この第1の予め定められた時間すなわちタマ
イーの待機時間とウインドウ信号の持続期間との
和はたとえば第3A図において第2の剰余パルス
30と第1の剰余パルス28との間の時間期間よ
りも十分に短いものである。
この方法では、タイマー40が誤つて剰余パル
ス30の流れに対してロツクされることは不可能
である。最悪の場合では、このタイマー40は1
つのパターン16のみに対して誤動作を起すだけ
である。このような結果を達成するために、第1
および第2の剰余パルス28および30の間の間
隔(時間間隔)および第2および第1の剰余パル
ス30および28の間の間隔(時間間隔)をどの
ように配置すればよいかは明白であろう。
ウインドウ線42上のウインドウ信号は、アナ
ログ・ゲート44に対する制御入力として与えら
れる。サーボ・トラツク10からヘツド26によ
つて読出された信号は、入力線34を介してゲー
ト44に対するアナログ入力として供給される。
このウインドウ信号がウインドウ線42上に与え
られるたびごとに、ゲート44は開放状態とな
り、その出力としてその入力に与えられたアナロ
グ信号を供給する。ウインドウ信号は、第2の剰
余パルス30が到着した時のみタイマー40によ
り与えられる。したがつて、ゲート44の出力
は、その全体が、連続した第2の剰余パルス30
の直列的な流れとなつている。第2の剰余パルス
30の平均レベルが、その大きさによりトラツク
10上の中央位置からのヘツド26のずれの大き
さを示し、その極正によりそのずれの方向を示
す。
アナログ・ゲート44の出力は、低域通過フイ
ルタ46への入力として供給される。この低域通
過フイルタ46の出力はデコーダ出力線48上に
与えられるが、この出力線48上の信号は低域通
過フイルタ46の入力の平均となつている。当業
者ならば、ゲート44の出力の他の処理方法に気
づき、また、出力線48上に与えられる信号を用
いる多くの方法にも気づくであろう。
ここに述べたデコーダは、非常に少ない構成要
素を有するただ1個のパルス高さ測定チヤネルを
持つているだけである。このため、第1および第
2の測定チヤネルがそれぞれパルス高さを測定
し、その測定結果を比較器に与えて比較器により
比較結果を出力するようなデコーダにおいて回路
構成要素の許容誤差から生じる誤差を取除くこと
ができる。簡単に言えば、本発明のシステムにお
いては、パルス高さの比較はすでにヘツド26に
おける磁束の加算によつて行なわれており、デコ
ーダにおいてはパルス高さの比較は何ら行なわれ
ていない。したがつて、パルス高さを比較する比
較器は必要とされず、チヤネル数は1であり、回
路構成要素数も低減されている。
第5図は、第1図のサーボ・トラツク10を用
いるデコーダの第2の好ましい実施例を示す図で
ある。
ヘツド26によつてトラルク10から再生され
た信号は増幅されかつろ波された後、信号線50
を介して整流器52の入力として与えられる。こ
の整流器52は、常にその入力信号の正方向表示
波形を与え、この正方向は現実の入力信号の極性
と無関係である。整流器52は、多くの回路のう
ちの任意の1つでよく、当業者ならば、整流器5
2を構成するための回路として、トランジスタ回
路、ブリツジ整流器、増幅帰還回路などを用いる
方法に気づくであろう。すなわち、いわゆる全波
整流を行なう回路構成であればよい。整流器52
の出力は、整流器出力線53上に与えられ、アナ
ログ乗算器56への第1の入力となる。
信号線50はまた遅延回路54へも入力を与え
る。遅延回路54の出力はその入力と同じ極性を
有するが、第1の剰余パルス28と第2の剰余パ
ルス30との間の時間間隔と同じ時間だけ遅延さ
れた波形となつている。遅延回路54は、従来の
インダクタンス−キヤパシタンス装置から電荷結
合バケツト・ブリゲート装置(BBD)にわたる、
所望の速度を持つ任意のアナログ遅延装置を用い
ればよい。
乗算器56はその第1および第2の入力に応答
して出力信号を与える。この乗算器50の出力信
号は、整流器出力線53上の信号のそのときの値
(瞬時値)と遅延回路出力線55上の信号のその
ときの値(瞬時値)を掛け合わせた波形となつて
いる。
第1の剰余パルス28と第2の剰余パルス30
との間の時間期間は、第2の剰余パルス30とそ
れに続く第1の剰余パルス28との間の時間期間
よりも小さくなるように調整される。この方法に
おいては、整流された第2の剰余パルス30が乗
算器56に対する第1の入力として到着したと
き、遅延された第1の剰余パルス28は乗算器5
6に対する第2の入力に到達し、乗算器56はこ
れらの信号の積を示す出力波形を与える。しかし
ながら、第2の剰余パルス30が乗算器56に対
する第2の入力として遅延回路54を介して到着
したとき、整流器52を介する乗算器56への第
1の入力へは何の信号をも与えられておらず、し
たがつて、乗算器56の出力は0となる。したが
つて、乗算器56は、乗算器出力線58上に連続
した出力パルスを与え、この出力パルスは整流さ
れた第2の剰余パルス30のサンプリング関数を
第1の剰余パルス28に掛け合わせたものとなつ
ている。このため、整流器の出力パルスは第1の
剰余パルス28の極性と第1および第2の剰余パ
ルス28および30の大きさの積とを表わす波形
となつている。乗算器56からの出力パルスは前
述した低域通過フイルタ60により平滑化されか
つ平均化される。
第6図はサーボ・トラツクの第2の好ましい実
施例を示す図である。
サーボ・トラツク64の第2の好ましい実施例
においては、すべては、サーボ・トラツクの第1
の好ましい実施例、すなわちサーボトラツク10
におけるものと同様である。この第2の好ましい
トラツク64は、中央線(中心線)67に沿つて
隣接した第1および第2のサブトラツク66およ
び68を備えており、これらは第1図に示す第1
および第2のサブトラツク12および14および
中央線15に対応する。サーボ・パターン69
は、第1の好ましいトラツク10におけるパター
ン16が任意に繰り返されているのと同様に、ト
ラツク64の長さ方向に沿つて随意に繰り返され
ている。第1、第2、第3および第4の境界7
0,72,74および76は、それぞれ第1の好
ましいトラツク10の第1、第2、第3および第
4の境界18,20,22および24に対応す
る。第1の好ましいトラツクと第2の好ましいト
ラツク64との間の唯一の相違は以下のとおりで
ある。すなわち、第2の好ましいトラツク64に
おいては、第1の境界70は第3の境界74と並
んではおらず、すなわち整列されておらず、それ
らがヘツド26中に誘起するパルス応答はもはや
対になつたものではなく、相殺し合わないことで
ある。
第7図は、第2の好ましいトラツク64からヘ
ツド26により再生された信号を示す図である。
第1の成分または第1の記録成分としての第1
の記録70は、ヘツド26中に第1の正のタイミ
ング・パルス78を誘起する。第3の成分または
第3の記録成分としての第3の境界74は、ヘツ
ド26中に第2の負のタイミング・パルス80を
誘起する。第2の成分または第2の記録成分とし
ての第2の境界72と第4の成分または第4の記
録成分としての第4の境界76がヘツド26の直
下を通過したときに生じる競合(相殺)により、
ヘツド26の位置を示す剰余パルス82が発生す
る。この剰余パルス82の極性は、トラツク64
上の中央位置からのヘツド26のずれの方向を示
すものであり、一方その大きさはこのずれの大き
さを示すものである。この第7図においては、こ
の剰余パルス82は、ヘツド26が第2のサブト
ラツク68よりも第1のサブトラツク66をより
多く覆つていると仮定して描かれている。
第1のタイミング・パルス78は常に正であ
り、第2のタイミング・パルス80は常に負であ
る。ヘツド26が完全に第1のサブトラツク66
を覆つている場合には、第1のタイミング・パル
ス78はその最大値をとり、第2のタイミング・
パルス80はその値が最小値の0となる。ヘツド
26が完全に第2のサブトラツク68を覆つてい
る場合には、第1のタイミング・パルス78はそ
の振幅が最小値の0となり、第2のタイミング・
パルス80はその振幅が最大値となる。これらの
中間点においては、第1および第2のタイミン
グ・パルス78および80は中間的な値をとり、
これらの振幅を足し合わせると、第1または第2
のタイミング・パルスの振幅の最大値となつてい
る。これらの特定の時点における値は、それぞれ
のサブトラツク66および68を覆うヘツド26
の幅の部分に応じて決定される。
第8図はサーボ・トラツク64の第2の好まし
い実施例を用いる際に適当なデコーダの構成を示
す図である。
以下の点を除きこのデコーダは第4図に示した
第1の好ましいデコーダと同様である。すなわち
複合ピーク検出器36は、双ピーク検出器84に
置換えられ、この双ピーク検出器84はトリガさ
れたタイマー40へ接続される双ピーク検出器線
86上へ出力を与える。この双ピーク検出器は、
第1および第2のタイミング・パルス78および
80の通過を検出する。最も簡単な形において
は、複合ピーク検出器36と同様に、2個のピー
ク検出器と1個の“OR”ゲートにより構成され
る。しかし、双ピーク検出器84においては、第
1および第2のタイミング・パルス78および8
0のうちの一方は常に大きな振幅を持つために、
微小振幅パルスを検出する必要がないという相違
が存在する。タイマー40の第1の予め定められ
た期間は、第1および第2のタイミング・パルス
78,80のいずれがタイマーをトリガしたかが
ウインドウ動作に無関係であるように選ばれる必
要がある。さらに複雑な形においては、双ピーク
検出器84は、ゼロ・クロス検出器により構成さ
れる。ゼロ・クロス検出器は、その入力電圧が正
から負へと予め定められた負の変化率以上で変化
した場合に、かつその場合においてのみ出力パル
スを出力する。
当業者ならばこの双ピーク検出器を構成する異
なつた方法に気づくであろう。
第8図に示したデコーダにおいては、第1およ
び第2のタイミング・パルス78および80の振
幅の和は、利得制御増幅器における利得制御信号
として使用されるように、これらのタイミング・
パルス78および80の振幅の和を検出して加
え、この和を予め定められたレベルから減算する
ことにより剰余パルス82の振幅のスケーリン
グ・フアクタを制御する方法において利用され
る。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、サーボトラツ
クに第1および第2のサブトラツクを設け、この
第1および第2のサブトラツクにおいて反対方向
の変化を変換器に生じさせるように第1ないし第
4の成分を配置し、このヘツドに変化した応答の
方向および大きさを検出することにより変換器の
サーボトラツク上に対する位置を検出するように
構成したため、簡易な回路構成および少ない部品
点数で正確に変換器を媒体上に位置決めすること
のできるサーボトラツク位置検出システムを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の好ましい型式のサーボ・トラ
ツクを示す図である。第2A図、第2B図および
第2C図は、それぞれ、第1図のサーボ・トラツ
クの異なつた位置に配置された変換器を示す図で
ある。第3A図、第3B図および第3C図は、そ
れぞれ、第2A図、第2B図および第2C図に示
されたそれぞれの位置において変換器によつてサ
ーボ・トラツクから再生された信号を示す図であ
る。第4図は、デコーダの第1の好ましい実施例
を示す図である。第5図はデコーダの第2の好ま
しい実施例を示す図である。第6図は、サーボ・
トラツクの第2の好ましい実施例を示す図であ
る。第7図は、第6図のサーボ・トラツクから変
換器により再生された信号を示す図である。第8
図は、デコーダの第3の好ましい実施例を示す図
である。 図において、10および64はサーボ・トラツ
ク、12および66は第1のサブトラツク、14
および68は第2のサブトラツク、15および6
7は中央線(中心線)、16および69はサー
ボ・パターン、18および70は第1の成分また
は第1の記録成分としての第1の境界、20およ
び72は第2の成分または第2の記録成分として
の第2の境界、22および74は第3の成分また
は第3の記録成分としての第3の境界、24およ
び76は第4の成分または第4の記録成分として
の第4の境界、26は変換器としてのヘツド、2
8は第1の剰余パルス、36は複合ピーク検出
器、40はトリガされたタイマー、44はアナロ
グ・ゲート、46は低域通過フイルタ、52は整
流器、54は遅延回路、56は乗算器、60は低
域通過フイルタ、78は第1のタイミング・パル
ス、80は第2のタイミング・パルス、82は剰
余パルス、84は双ピーク検出器である。なお、
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体に設けられたサーボトラツクの第1
    および第2のサブトラツクへ1個の変換器を同時
    にアクセスさせ、該変換器と前記第1および第2
    のサブトラツクとのそれぞれの相互作用の程度に
    比例する振幅を有する第1および第2の信号を前
    記変換器を介して再生し、この再生された第1お
    よび第2の信号の差を求めることにより前記変換
    器の前記サーボトラツクに対する位置を示すシス
    テムであつて、 前記第1のサブトラツクは、前記変換器に第1
    の極性の第1の応答を誘起させるための第1の成
    分と、前記変換器に第2の極性の第2の応答を誘
    起させる第2の成分とを備え、 前記第2のサブトラツクは、前記変換器に前記
    第2の極性の第3の応答を誘起させる第3の成分
    と、前記変換器に前記第1の極性の第4の応答を
    誘起させる第4の成分とを備え、 前記第1および第3の応答は同時に誘起され、 前記第2および第4の応答が同時に前記変換器
    に誘起されかつ前記第2および第4の応答の部分
    的または全体的な相殺により剰余応答が生成さ
    れ、かつ 前記サーボトラツク位置検出システムは、さら
    に、 前記変換器の出力に結合されて前記変換器から
    与えられる前記第1の応答および/または前記第
    3の応答を受けたことに応答して、前記剰余応答
    をサンプリングするデコーダを備え、前記剰余応
    答の方向および大きさは、前記変換器が前記第1
    および第2のサブトラツクと互いに等しく相互作
    用を行なう位置からの前記変換器の偏位の方向お
    よび距離を示す、サーボ・トラツク位置検出スシ
    テム。 2 前記剰余応答は、前記第1の応答および前記
    第2の応答の誘起後、第1の予め定められた時間
    経過後発生し、かつ 前記剰余応答の誘起後の第2の予め定められた
    時間が経過する時間中は前記変換器には何の他の
    応答も発生せず、かつさらに、 前記第2の予め定められた時間期間は、前記第
    1の予め定められた時間期間よりも長いように前
    記第1ないし第4の成分が配置されることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項記載のサーボ・ト
    ラツク位置検出システム。 3 前記第1の応答は前記第3の応答と互いの相
    殺を避けるために第3の予め定められた時間期間
    だけ分離されており、 前記デコーダは、前記変換器の出力に結合され
    かつ前記変換器の出力に応答して前記第1および
    第3の応答の少なくとも1つを受けたことを示す
    指示を出力する検出器を含み、かつ 前記デコーダは、前記検出器の出力に結合さ
    れ、前記検出器の出力に応答して前記検出器から
    前記指示を受けたとき第4の予め定められた時間
    期間待機した後に、前記剰余応答の誘起前に発生
    されかつ前記第2の予め定められた時間期間経過
    前に終了するタイミング信号を発生するタイマー
    を含み、かつ 前記デコーダはさらに、前記タイマーからの前
    記タイミング信号と前記変換器からの前記出力と
    を受け、前記タイミング信号が与えられたことに
    応答して前記剰余応答を示す信号を出力信号とし
    て通過させるアナログゲートを含む、特許請求の
    範囲第2項記載のサーボ・トラツク位置検出シス
    テム。 4 前記デコーダは、前記アナログゲートの出力
    を受け、前記アナログゲートの出力に応答して、
    前記剰余応答のレベルの平滑化された表示を与え
    る出力を生成する低域通過フイルタを備え、前記
    平滑化された表示は、前記変換器が前記第1およ
    び第2のサブトラツクと等しく相互作用を行なう
    位置からの前記変換器の位置の偏位の方向および
    距離をその方向および大きさにより示す、特許請
    求の範囲第3項記載のサーボ・トラツク位置検出
    システム。 5 前記第1および第2の応答は、前記変換器に
    おいて同時に誘起され、かつ全体的または部分的
    な相殺により剰余タイミング応答を与え、かつ 前記デコーダは、前記変換器の出力を受けるよ
    うに結合され、該受けた変換器の出力に応動して
    前記剰余タイミング応答を受けたことを示す出力
    を生成する検出器を備え、 前記デコーダは、前記検出器出力を受け、該受
    けた検出器の出力に応答して、第3の予め定めら
    れた時間期間待機した後、前記剰余応答の誘起前
    に発生されかつ前記第2の予め定められた時間期
    間経過後に終了するタイミング信号を与えるタイ
    マーを備え、かつさらに 前記デコーダは、前記タイマーからの前記タイ
    ミング信号と前記変換器の前記出力とを受け、前
    記タイミング信号が与えられたとき前記剰余応答
    を出力信号として通過させるアナログゲートを含
    む、特許請求の範囲第2項記載のサーボ・トラツ
    ク位置検出システム。 6 前記デコーダは、前記アナログゲートの出力
    を受けるように結合され、該受けたアナログゲー
    トの出力に応動して、前記変換器が前記第1およ
    び第2のサブトラツクと等しく相互作用をする位
    置からの前記変換器の位置の偏位の方向および距
    離を、その方向および大きさにより示す、前記剰
    余応答のレベルの平滑化された表示である出力を
    生成する低域通過フイルタを含む、特許請求の範
    囲第5項記載のサーボ・トラツク位置検出システ
    ム。 7 前記第1の応答と前記第3の応答とは前記変
    換器において同時に誘起され、かつそれらの全体
    的または部分的な相殺により剰余タイミング応答
    を形成し、かつ 前記デコーダは、前記変換器の出力に応答して
    出力を発生する整流器を備え、 前記剰余タイミング信号の極性と前記剰余応答
    の極性とは同一であり、 前記デコーダは、前記変換器の出力を受け、該
    受けた前記変換器の出力を前記剰余タイミング応
    答と前記剰余応答との時間差に等しい時間遅延さ
    せて出力する遅延回路を含み、かつさらに、 前記デコーダは、前記整流器の前記出力と前記
    遅延回路の前記出力とを受け、該受けた出力の瞬
    時値の積を表わす出力を生成する乗算器を備え
    る、特許請求の範囲第2項記載のサーボ・トラツ
    ク位置検出システム。 8 前記デコーダは、前記乗算器の出力を受け、
    該受けた乗算器出力を平滑化して、それにより前
    記変換器が前記第1および第2のサブトラツクと
    等しく相互作用する位置からの前記変換器の位置
    のずれの方向および距離を、その方向および大き
    さにより表わす平滑化出力を生成する低域通過フ
    イルタを含む、特許請求の範囲第7項記載のサー
    ボ・トラツク位置検出システム。 9 前記移動媒体は、情報信号を格納するための
    回転デイスクであり、かつ前記変換器は前記情報
    信号を前記回転デイスクから再生するためのヘツ
    ドである、特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載のサーボ・トラツク位置検出システム。 10 前記回転デイスクは、磁気デイスクであ
    り、前記第1、第2、第3、および第4の成分
    は、前記デイスクの半径方向に沿つて整列して配
    置される磁気的遷移であり、かつ 前記第1、第2、第3、および第4の応答は前
    記ヘツドに誘起される短い幅のパルスである。特
    許請求の範囲第9項記載のサーボ・トラツク位置
    検出システム。 11 移動媒体に設けられたサーボトラツクに対
    する変換器の位置を、前記サーボトラツクに設け
    られた第1および第2のサブトラツクへ前記変換
    器を同時にアクセスさせて再生した、前記第1お
    よび第2のサブトラツクそれぞれと前記変換器と
    の相互作用の程度に比例する振幅を有する第1お
    よび第2の信号の差を測定することにより示すた
    めのシステムであつて、前記変換器は前記媒体か
    ら情報を再生し、 前記第1のサブトラツクは、前記変換器に第1
    の極性の第1の応答を誘起するための第1の成分
    と、前記変換器に第2の極性の第2の応答を誘起
    するための第2の成分とを備え、 前記第2のサブトラツクは、前記変換器に前記
    第2の極性の第3の応答を誘起させるための第3
    の成分と、前記変換器に前記第1の極性の第4の
    応答を誘起させるための第4の成分とを備え、 前記第2および第4の応答は、前記変換器にお
    いて同時に誘起されて前記第2および第4の応答
    の全体的または部分的な相殺により生じる剰余応
    答を与え、かつ 前記システムはさらに、 前記変換器の出力に結合されて前記第1の応答
    が与えられたことに応答して前記剰余応答をサン
    プルするデコーダを備え、 前記剰余応答は、前記変換器が前記第1および
    第2のサブトラツクの各々と等しく相互作用する
    位置からの前記変換器の位置の偏位の方向および
    距離をその極性および振幅により示す、サーボ・
    トラツク位置検出システム。 12 前記剰余応答は、前記第1の応答の誘起と
    前記第3の応答の誘起後第1の予め定められた時
    間経過後に発生し、かつ 前記剰余応答の前記誘起後第2の予め定められ
    た時間が経過するまでは何れの他の応答も誘起さ
    れず、かつさらに、 前記第2の予め定められた時間は、前記第1の
    予め定められた時間期間よりも長いように前記第
    1ないし第4の成分は配置される、特許請求の範
    囲第11項記載のサーボ・トラツク位置検出シス
    テム。 13 移動媒体に設けられたサーボトラツクに対
    する変換器の位置を、前記サーボトラツクに設け
    た第1および第2のサーボトラツクへ前記変換器
    を同時にアクセスさせ、前記第1および第2のサ
    ブトラツクそれぞれと前記変換器との相互作用の
    程度に比例する振幅をそれぞれ有する第1および
    第2の信号を再生し、両者の差を測定することに
    より示すためのシステムであつて、前記変換器は
    前記媒体から情報を再生し、 前記第1のサブトラツクは、前記変換器に第1
    の極性の第1の応答を誘起させるための第1の成
    分と、前記変換器に第2の極性の第2の応答を誘
    起させるための第2の成分とを備え、 前記第2のサブトラツクは、前記第2の極性の
    第3の応答を誘起させるための第3の成分と、前
    記変換器に前記第1の極性の第4の応答を誘起さ
    せるための第4の成分とを備え、 前記第2および第4の応答は前記変換器におい
    て同時に誘起され、かつ前記第2および第4の応
    答の全体的または部分的な相殺により剰余応答が
    生成され、 前記剰余応答は、前記第1の応答と前記第3の
    応答の誘起後の第1の予め定められた時間経過後
    に発生し、 前記剰余応答の誘起後の第2の予め定められた
    時間期間中は他の何れの応答も発生せず、 前記第2の予め定められた時間期間は前記第1
    の予め定められた時間期間よりも長くされてお
    り、かつ 前記システムは、さらに、前記変換器の出力に
    結合され、前記第1の応答および/または前記第
    3の応答を受けたことに応答して、前記剰余応答
    をサンプルするデコーダを備え、 前記剰余応答は、前記変換器が前記第1および
    第2のサブトラツクと等しく相互作用する位置か
    らの前記変換器の偏位の方向および距離をその極
    性および大きさにより示す、サーボ・トラツク位
    置検出システム。 14 移動媒体のサーボトラツクに対する変換器
    の位置を示す出力信号を形成するためのシステム
    であつて、前記変換器は前記移動媒体に記録され
    た情報を前記媒体との相互作用により再生し、 前記サーボトラツクは前記変換器に第1および
    第2の極性をそれぞれ有する第1および第2のパ
    ルスをそれぞれ誘起する第1および第2の記録成
    分を備える第1のサブトラツクと、それぞれ前記
    第2および第1の極性を有する第3および第4の
    パルスをそれぞれ前記変換器内に誘起する第3お
    よび第4の記憶成分を備える第2のサブトラツク
    とを含み、 前記第1と第3の応答および前記第2と第3の
    応答は前記変換器においてそれぞれ同時に誘起さ
    れかつ加算されてそれぞれ第1および第2の剰余
    応答パルスを生成し、前記第1および第2の剰余
    応答パルスの各々は、前記サーボトラツクの中央
    位置からの前記変換器の位置の偏位の方向および
    距離をその変化方向および大きさにより表わし、
    前記システムは、前記変換器からの前記剰余応答
    パルスに応答してタイミング調整動作を行なつ
    て、前記剰余応答パルスの一方、他方または両者
    の極性および大きさを測定し、該測定の結果を示
    す出力を生成するデコーダを備える、サーボ・ト
    ラツク位置検出システム。 15 前記デコーダは、前記変換器から前記第1
    および第2の剰余応答パルスを受け、受けたパル
    スの実際の極性にかかわりなく単極表示をする出
    力を形成する整流器と、前記変換器からの前記剰
    余応答パルスを受け、受けた剰余応答パルスを第
    1の予め定められた時間期間遅延させて該受けた
    剰余応答パルスを表わす信号を出力として生成す
    る遅延回路と、前記整流器の前記出力と前記遅延
    回路の前記出力とを受け、受けた両前記出力の瞬
    時値の積を表わす出力を形成する乗算器とを備
    え、 前記剰余応答パルスの一方は前記遅延回路が前
    記整流器からの出力と同時にその出力を前記乗算
    器へ与えることができるように前記剰余応答パル
    スが他方よりも前記第1の予め定められた時間期
    間だけ遅れており、かつ前記剰余応答パルスの前
    記他方の後には前記第1の予め定められた時間期
    間より長い第2の予め定められた時間期間の間何
    の剰余応答パルスが存在しないように前記第1、
    第2、第3および第4の記録成分が配置される、
    特許請求の範囲第14項記載のサーボ・トラツク
    位置検出システム。 16 前記デコーダは、 前記変換器からの前記剰余応答パルスを受け、
    予め定められた振幅を超える前記剰余応答パルス
    の一方を受けたとき、該剰余応答パルスの一方を
    受けたことを示す出力信号を発生する複合ピーク
    検出器と、 前記複合ピーク検出器の出力をトリガ信号とし
    て受け、予め定められた第1の時間期間待機しか
    つ前記第1の時間期間経過後すぐに予め定められ
    た第2の時間期間の間ウインドウ信号を発生する
    タイミング動作を前記トリガ信号に応答して開始
    するタイマーと、 前記変換器からの剰余応答パルスをその入力と
    して受けかつ前記ウインドウ信号を受けるアナロ
    グゲートとを備え、前記アナログゲートは、前記
    ウインドウ信号に応答してその入力に与えられた
    前記変換器からの前記剰余応答パルスを示す信号
    をその出力として出力し、かつ 前記第1の剰余応答パルスが前記タイマーをト
    リガしたとき前記第2の剰余応答パルスが前記ウ
    インドウ信号の発生期間中に前記アナログゲート
    へその入力として与えられるように前記第2の剰
    余応答パルスは前記第1の剰余応答パルスに続い
    て発生され、かつ 前記第1の剰余応答パルスは前記第1の時間期
    間と前記第2の時間期間との和よりも長い時間期
    間前記第2の剰余応答パルスよりも遅れて発生さ
    れ、 前記タイマーは、前記第1の時間期間および前
    記第2の時間期間の間は再トリガ不可能状態であ
    り、これにより、 前記第1の剰余応答パルスが前記タイマーをト
    リガしたときには前記アナログゲートが前記第2
    の剰余応答パルスをサンプルし、かつ前記第2の
    剰余応答パルスが前記タイマーをトリガしたとき
    には前記第1の剰余応答パルスはサンプルされ
    ず、その結果、前記タイマーは前記第1の剰余応
    答パルス列によつてのみトリガされる、特許請求
    の範囲第14項記載のサーボ・トラツク位置検出
    システム。 17 前記移動媒体は回転磁気情報記録デイスク
    であり、かつ前記変換器は磁気読出し/書込みヘ
    ツドであり、前記第1、第2、第3および第4の
    記録成分は、前記媒体に記録された磁化領域の境
    界を示す、特許請求の範囲第14項ないし第16
    項のいずれかに記載のサーボ・トラツク位置検出
    システム。 18 移動媒体上のサーボトラツクに対する変換
    器の位置を示すためのシステムであつて、前記変
    換器は前記媒体と相互作用し、該相互作用に基づ
    いて前記媒体に記録された情報を再生し、 前記サーボトラツクは前記変換器に第1および
    第2の極性をそれぞれ有する第1および第2のパ
    ルスをそれぞれ誘起する第1および第2の記録成
    分を有する第1のサブトラツクと、前記変換器に
    前記第2および第1の極性をそれぞれ有する第3
    および第4のパスルをそれぞれ誘起させる第3お
    よび第4の記録成分を有する第2のサブトラツク
    とを含み、かつ 前記第2および第4のパルスは前記変換器にお
    いて同時に発生されて加算され、これにより、前
    記サーボトラツクの中心位置からの前記変換器の
    偏位の方向および距離をその変化方向および大き
    さにより表わす剰余パルスを生成するシステムに
    おいて、 前記第1および第3のパルスが全体的または部
    分的な相殺を防止するのに十分な第1の予め定め
    られた時間期間だけ分離されており、かつ 前記変換器からの前記パルスに応答して前記剰
    余パルスの極性および大きさを測定し該測定した
    結果を示す信号を出力する動作を制御しかつ実行
    するためのタイミングを設定するデコーダを前記
    変換器の出力部に設けたことを特徴とする、サー
    ボ・トラツク位置検出システム。 19 前記デコーダは、前記変換器からの前記パ
    ルスを受け、前記第1および第3のパルスの一
    方、他方または両者を検出し、該パルスの検出を
    示す出力を生成する複合ピーク検出器と、前記複
    合ピーク検出器の出力に応答して遅延時間期間待
    機した後第2の予め定められた期間ゲート信号を
    発生するタイマーと、前記変換器からの前記パル
    スと前記タイマーからの前記ゲート信号とを受
    け、前記ゲート信号に応答して前記剰余パルスを
    その出力として通過させるアナログゲートとを備
    え、 前記遅延時間期間および前記第2の予め定めら
    れた期間は、前記複合ピーク検出器が前記第1お
    よび第3のパルスのいずれを検出したかにかかわ
    りなく前記アナログゲートが前記剰余パルスのみ
    を通過させることができる期間に設定される、特
    許請求の範囲第18項記載のサーボ・トラツク位
    置検出システム。 20 前記移動媒体は回転磁気データ記憶デイス
    クであり、かつ前記変換器は磁気読出し/書込み
    ヘツドであり、前記第1、第2、第3および第4
    の記録成分は、前記サーボトラツクに記録された
    磁化領域の境界を示す、特許請求の範囲第18項
    または第19項記載のサーボ・トラツク位置検出
    システム。
JP8989783A 1983-05-19 1983-05-19 サ−ボ・トラック位置検出システム Granted JPS59212712A (ja)

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JPS55147322A (en) * 1979-05-04 1980-11-17 Japanese National Railways<Jnr> Indicating system of average temperature
JPS5739327A (en) * 1980-06-26 1982-03-04 Mi Radeiotekunikesukii I Thermovision pyrometer for remote-controlled measurement of temperature of object to be measured

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