JPH04163773A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH04163773A
JPH04163773A JP2288352A JP28835290A JPH04163773A JP H04163773 A JPH04163773 A JP H04163773A JP 2288352 A JP2288352 A JP 2288352A JP 28835290 A JP28835290 A JP 28835290A JP H04163773 A JPH04163773 A JP H04163773A
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JP
Japan
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head
track
data
reproduction
data track
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Pending
Application number
JP2288352A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Sakai
裕児 酒井
Makoto Imamura
誠 今村
Tomoko Komai
小舞 知子
Tetsuo Inoue
哲夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to DE69126082T priority patent/DE69126082T2/de
Priority to EP91308639A priority patent/EP0478256B1/en
Priority to US07/766,326 priority patent/US5331492A/en
Priority to KR1019910017146A priority patent/KR960013212B1/ko
Publication of JPH04163773A publication Critical patent/JPH04163773A/ja
Priority to US08/217,867 priority patent/US5555142A/en
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は磁気ディスク装置に係り、特にディスク上にサ
ーボ情報を形成することなくデータトラックに磁気ヘッ
ドを正確に位置決めできる磁気ディスク装置に関する。
(従来の技術) 磁気ディスク装置においては、記録再生時に磁気ヘッド
を磁気ディスク上のデータトラックに正確に位置決めす
る必要がある。この位置決めのためのトラッキングサー
ボ方式には、専用のサーボ面を用いるサーボ面サーボ方
式、データ面にサーボ情報を形成しておくデータ面サー
ボ方式、さらにサーボ面とデータ面を併用する方式など
がある。
サーボ面サーボ方式では、複数のディスク面のある一つ
の面(サーボ面)全面にサーボ情報が形成されており、
これを読み取って連続的に得られるサーボ情報を用いて
サーボ面上のサーボ用ヘッドを正確にサーボトラックに
追従させる。サーボヘッドと同一キャリッジ上に搭載さ
れている他のディスク面(データ面)をアクセスするデ
ータヘッドは、サーボ面上のヘッドと連動し、データ面
上においてサーボトラックに対応したデータトラックを
アクセスすることになる。このサーボ面サーボ方式では
、温湿度変化に伴うディスクの伸縮(膨脹・収縮)が生
しると、各ディスク面間の伸縮の差によってデータトラ
ックに対してオフトラックを起こすという問題を生じる
。また、サーボ面サーボ方式は、ディスク−面をサーボ
面として用いるため、特にディスク枚数が少ない場合、
フォーマット効率が悪くなる。
データ面サーボ方式の−っであるセクタサーボ方式では
、セクタの一部の領域、すなわちサーボセクタにサーボ
情報を形成し、データを記録再生するデータ面上のそれ
ぞれのヘッドでサーボ情報も読み出してトラッキングを
行う。サンプル値制御となる。セクタサーボ方式では、
各データ面のヘッドごとにサーボ情報を復調してトラッ
クへの位置決めを行うため、前記のような熱的オフトラ
ックは全く生じない。この方法ではサーボ情報の読み出
しがサーボセクタ毎に間欠的に行われるため、トラッキ
ング制御はサンプル値制御となる。従って、連続的にサ
ーボ信号が得られるサーボ面サーボ方式に比べてサーボ
帯域を高くとることができず、熱的オフトラックか無い
と仮定するならば、トラック追従性能は悪い。また、セ
トリング特性や外乱に対する特性は、この場合の方がや
はり悪くなる。
サーボ面・データ面併用方式では、サーボ面サーボ方式
がサーボ面においてサーボヘッドによってトラックに位
置決めされた状態でデータ面上でデータヘッドによりデ
ータを記録再生するのに対して、初期においてサーボ面
上のサーボヘッドによってサーボトラックに位置決めさ
れた状態で、各データ面上にサーボ情報を形成する。こ
のサーボ情報は、セクタの一部の領域、すなわちサーボ
セクタ領域に形成される。そして、このデータ面上のサ
ーボセクタ領域に形成されたサーボ情報から、サーボ帯
域に対してDC成分を含む低い周波数領域の位置信号(
トラックに対するヘッドの相対位置の情報)を生成し、
トラッキングを行う。この併用方式においても、フォー
マット効率が悪い、回路構成が複雑、データフォーマツ
ティングの他にデータ面上にサーボフォーマツティング
も行う必要があるため立ち上げに時間がかかる等の問題
がある。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来のヘッド位置決めのためのトラッ
キングサーボ方式のうち、専用のサーボ面を用いるサー
ボ面サーボ方式は温湿度変化に伴うディスクの伸縮が生
じると、各ディスク面での伸縮の差によってデータトラ
ックに対してオフトラックを起こすという問題と、ディ
スク−面をサーボ面として用いるためにフォーマット効
率が悪いという問題があった。
データ面サーボ方式、特にセクタサーボ方式では、熱的
オフトラックを生じないが、サンプル値制御系となるこ
とによりサーボ帯域を高くとることができないためトラ
ック追従性能が悪く、セトリング特性や外乱に対する特
性も悪いという問題があった。
サーボ面・データ面併用方式では、フォーマット効率が
悪く、また装置の回路構成が複雑となり、データフォー
マツティングの他にデータ面上にサーボフォーマツティ
ングを行う必要があるため、立ち上げに時間がかかると
いう問題があった。
本発明は、上記のような従来のトラッキングサーボ方式
の問題点を解決するためになされたもので、トラッキン
グのためのサーボ情報を記録することなく、各ディスク
面のデータトラックからデータトラックに対する磁気ヘ
ッドの相対位置を示す位置信号を検出してヘッドをデー
タトラックに正確に位置決めすることが可能な磁気ディ
スク装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段) 本発明では磁気ヘッドとして、磁気ディスクのデータト
ラック上にデータを記録するための少なくとも一つの記
録ヘッド部と磁気ディスクの半径方向に並設されそれぞ
れ独立して再生出力を得る複数の再生ヘッド部とを一体
化した複合ヘッドを用いる。そして、複数の再生ヘッド
部の再生出力の差か、またはこれらの再生出力をピーク
値検出や同期検波により処理した出力の差をとることに
より、データトラックに対する磁気ヘッドの相対位置を
示す位置信号を生成し、この位置信号を用いて磁気ヘッ
ドをデータトラックに位置決め制御する。
また、本発明では磁気ヘッドの変位を磁気ディスク以外
から検出しつつ記録ヘッド部を用いてデータトラック上
に所定フォーマットのフォーマット用信号を記録してお
き、データトラックへのデータ記録時、データトラック
上のデータ記録領域以外の領域では前記のようにして生
成された位置信号を用いて磁気ヘッドをデータトラック
に位置決め制御し、データ記録領域ではデータ記録開始
直前に得られ、保持されている位置信号を用いて磁気ヘ
ッドをデータトラックに位置決め制御する。
一方、初期状態においてフォーマット用信号を未記録の
磁気ディスクへ記録する場合は、磁気ディスク半径方向
における磁気ヘッドの変位を磁気ディスク以外から検出
し、これに基づいて所定のトラックピッチでヘッドを位
置決めすることによって磁気ヘッドを所定のデータトラ
ックセンタに位置決めし、フォーマット用信号の記録を
ディスク全面に亘って行う。そして、所定フォーマット
に従って任意のデータが1トラツクに亘って既に記録再
生されたトラックから、該データを再生する場合の磁気
ヘッドのトラック追従制御は、前記のようにして生成さ
れた位置信号を用いて行う。
さらに、あるトラックから他のトラックへのシーク制御
は、複数の再生ヘッド部から得られる再生出力あるいは
これを処理して得られる前記の位置信号からヘッドの横
切ったトラック数を検出してヘッドの現在位置を知ると
ともに、磁気ヘッドの変位を磁気ディスク以外から検出
して得られた速度情報を用いて、目標トラックまでの制
御指標である目標速度曲線に対してフィードバック速度
制御を行う。
(作用) このように、本発明では複数の再生ヘッド部の再生出力
からヘッドをデータトラックに位置決めする際に必要な
位置信号が得られる。従って、位置決めのためのサーボ
情報を磁気ディスク上に記録しておく必要がなく、フォ
ーマット効率が向上する。
また、データトラック上の信号から位置信号が連続的に
得られるため、ディスクの伸縮による熱的オフトラック
の問題が解消されるとともに、サーボ帯域が広くなって
トラック追従性能が向上し、セトリング特性や耐外乱特
性も向上して、データトラックへの正確なヘッド位置決
めが可能となる。
さらに、フォーマツティングとしてはデータフォーマツ
ティングとサーボフォーマツティングの両方を行う必要
がなく、立ち上げに要する時間が短縮される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
まず、第1および第2図を用いて本発明の一実施例にお
ける磁気ヘッドについて説明する。
第1図は磁気ヘッドの構成を示す図であり、(a)は正
面図、(b)は下面から見た平面図、(C)は側面図で
ある。但し、第1図(b) (e)ではコイル2および
リード線10を省略している。
磁気ヘッド(以下、ヘッドという)1は、コイル2、ヨ
ーク3、ボールチップ部4、電極5゜6.7、磁気抵抗
効果を持つ磁性膜(以下、MR膜という)8およびギャ
ップ9からなる。
コイル2とヨーク3およびギャップ9によって、記録ヘ
ッド部11が構成されている。コイル2はヨーク3に巻
かれている。また、ヨーク3、ボールチップ部4、電極
5,6.7およびMR膜8によって、二つの再生ヘラ)
’fl12A。
12Bが構成されている。MR膜8はヨーク3の先端部
に設けられたギャップ9に埋め込まれ、このMR膜8の
表面に電極5,6.7がコンタクト形成されている。電
極5,6.7には、リード線10が接続されている。リ
ード線10は電極5.7に電流を流したり、電極5.6
.7の電位を検出するための外部引出し線である。
磁気ディスク(以下、ディスクという)へのデータの記
録は、従来のヘッドと同様に磁路となるヨーク3に複数
回巻かれたコイル2に電流を流し、それによってギャッ
プ部9から漏洩される磁束でディスクを磁化することで
行われる。
これによりデータは、第1図のトラック幅Wに相当する
幅でディスク上に記録される。
一方、ディスク上に記録されたデータを再生する時は、
第3図に示すように電極5と電極7間に定電流源13を
接続し、MR膜8を介しである一方向に一定の電流Iを
印加するとともに、電位差検出回路14によって電極5
と電極6間、電極6と電極7間の電位差を検出する。但
し、このとき中間の電極6と定電流源13との間では電
流の入出力が全く無いように、例えば電位差検出回路1
4の入力インピーダンスをMR膜8の抵抗値より十分に
高くする。
MR膜8は磁気抵抗効果により、これに鎖交する磁束の
変化、すなわちディスクに記録されたデータによる磁束
の変化に応じて電気抵抗か変化する。ここで、電極5,
6.7の電位をそn(”れV、、V2 、v3とし、電
極5と電極6間のMR膜の抵抗値をR1、電極6と電極
7間のMR膜の抵抗値をR2とすると、印加電流Iとこ
れらの関係は次式によって決定される。
R+ −(VI  V2 ) / I R2−(V2  V3 ) / 1 ・・・(1) 印加電流Iは一定であり、また磁束の変化はMR膜8の
抵抗の変化に比例するので、φ、  cc R,■ (
VI    V2)φ2  ”R2”  (V2   
V3  )・・・(2) の関係が得られる。
従って、電位差検出回路14で電位差V、−■2の変化
を検出することによって、再生ヘッド部12Aからの再
生信号vAとして電極5と電極6間の領域AのMR膜の
トラック幅方向の幅WBでギャップ方向に変化する磁束
の変化量が検出され、記録されたデータが幅WBで再生
される。また、電位差V2−V、の変化を検出すること
によって、再生ヘッド12Bからの再生信号VBとして
電極6と電極7間の領域BのMR膜のトラック幅方向の
幅WAでギャップ方向に変化する磁束の変化量が検出さ
れ、記録されたデータが幅WAで再生される。
なお、本実施例では電極5と電極7の間に設置される電
極は電極6の1本であり、これにより二つの再生ヘッド
部12A、12Bが構成されている。電極6の位置は電
極5と電極7のちょうど中心にくるように設定されてお
り、W B” W A −W / 2となっている。電
極5と電極7の間にN本の電極を設置すると、各隣接す
る電極の間隔で決まる再生幅を持ったN+1個の再生ヘ
ッド部が実現されることになる。また、MR膜8は磁束
の変化を検出するため、再生信号の振幅はディスクに記
録されたデータの記録波長に依存せず一定となる。従っ
て、ディスクの内外周における記録波長補正のためのA
GC(自動ゲイン調整)回路を必要としない。
第4図は、第1図〜第3図で説明したヘッド1と定電流
源13および電位差検出回路ユ4を含む本実施例による
磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御系を示すブロッ
ク図である。ディスク21上をヘッド1を移動させるア
クチュエータ22として、この例ではロータリ型のアク
チュエータを用いている。
また、ヘッド1の変位をディスク21以外から検出する
手段として、光学位置センサ23が設置される。この光
学位置センサ23は、光を反射する部分と反射しない部
分がスリット状に交互に等間隔で配置された反射型スケ
ール24と、二組の光学センサユニット(一つのユニッ
トは、発光素子と受光素子の組み合わせからなる)25
とから構成される。反射型スケール24は、アクチュエ
ータ22の可動部に組み込まれ、光学センサユニット2
5はドライブベース27に取り付けられる。リード/ラ
イト回路26のリード回路部には、第3図で説明した定
電流源13および電位差検出回路14が含まれる。
ヘッド1における再生ヘッド部12A。
12Bより出力される再生信号VA、VBから、ディス
ク21上のデータトラックに対するヘッド1の相対位置
を示す位置信号を生成するために、ピーク値検出回路2
8.29および引算回路30が設けられている。生成さ
れた位置信号はトラック追従サーボ系回路31に入力さ
れるとともに、A/D変換器32によりディジタル化さ
れた後コントローラ35に入力され、さらにトラックパ
ルス発生器33にも入力される。
トラックパルス発生器33からのトラックパルスは、コ
ントローラ35に入力される。コントローラ35からは
目標速度信号が出力される。
コントローラ35は、例えばμCPUにより構成される
一方、光学位置センサ23から出力される2相位置信号
は、位置信号作成回路37により所定の信号形態の位置
信号に変換された後、微分回路38およびスムーザ39
によって処理され、速度信号とされる。この速度信号と
先の目標速度信号との差か引算回路40でとられ、速度
誤差信号となる。そして、トラック追従制御/シーク制
御の切替えのために、切替スイッチ41により速度誤差
信号とトラック追従サーボ系補償回路31から構成され
る装置信号とか切替えラレ、VCM (ボイスコイルモ
ータ)ドライバ42に供給される。ドライバ42は、ア
クチュエータ22の駆動源であるボイスコイルモータを
駆動する。
なお、再生ヘッド部12A、12Bの再生出力は加算器
43にも入力され、ここで両者の和かとられることによ
り、ディスク21上のデータか再生データとして得られ
る。
次に、本実施例の動作を説明する。
まず、ディスク21の初期使用時に、所定フォーマット
のデータからなるフォーマット用信号を未記録のディス
ク21上に記録する方法について、第5図および第6図
を参照して説明する。第5図は、初期データフォーマツ
ティング時のヘッド位置決め制御系の構成を示すブロッ
ク図である。ヘッド1を搭載したアクチュエータ22が
ディスク21の半径方向に動いたときに、光学位置セン
サ23から第6図に示す2相位置信号X、Yが得られる
。この位置信号X。
Yが位置信号切替回路51を介して補償回路52に入力
されることにより、アクチュエータ22は位置信号X、
Yが零となるようにフィードバック位置制御が施され、
位置信号X、Yが零となる位置にヘッド1が位置決めさ
れる。補供回路52では、このフィードバックサーボル
ープの位相補償及びゲイン補償を行う。また、第6図の
位置信号X、Yのある零点はディスク21上の所定のデ
ータトラック(図では4N番目のデータトラック)のセ
ンタ位置に対応しているので、上記のフィードバック位
置制御により所定のトラックピッチでヘッド1を位置決
めすることができる。このようにヘッド1を所定のデー
タトラック位置に位置決めし、所定のディスクフォーマ
ットに従って、所定のデータからなるフォーマット用信
号をディスク21の全面に亘って記録する。
次に、このフォーマットに従ってデータが1トラツクに
亘って既に記録されたトラックから、データを再生する
場合のヘッド1のトラック追従制御について、第7図お
よび第8図を参照して説明する。第7図は、ヘッド1の
各再生ヘッド部12A、12Bから得られた再生出力V
A。
VBについてピーク値検出回路28.29で検出された
ピーク値PA *  P Bと、これらのピーり値pA
、pBの差を引算回路30でとって得られる位置信号P
A−PBの波形であり、ヘッド1がディスク21の半径
方向に移動したときの変化を示している。再生ヘッド部
12A。
12Bからの再生出力V^+ VBの振幅は記録波長に
依らないので、再生ヘッド部12A。
12Bの位置がデータトラックの幅以内に全て含まれる
場合、その振幅のピーク値は最大のaとなる。そして、
再生ヘッド部12A、12Bの位置がデータトラックか
ら外れて未記録領域のガートバンドにかかるにつれて、
再生出力V、、VBの振幅は低下していく。また、再生
ヘッド部12A、12Bが第7図のように2つのデータ
トラックにまたかった場合、両トラック上のデータの干
渉によって再生出力V^。
VBの振幅は不定となる(図の不定領域)。但し、この
不定領域の最大値はデータトラック幅をW5ガートバン
ド幅をW。とすると、となる。w、 −0,2Wとする
と、不定領域での再生出力VA、VB(7)ピーク値P
A、PB(7)最大値は0,6aとなる。
このようにして得られた第7図(a)(b)に示すピー
ク値PA、P、の差PA−PRをとることによって、第
7図(C)に示すような位置信号P^−PBが得られる
。この位置信号PA−PBはデータトラックセンタでは
零となる。従って、第4図中に示すように引算回路30
から構成される装置信号PA−PBをトラック追従サー
ボ系補償回路31によりゲイン及び位相補償を行った後
、切替スイッチ41およびVCMドライバ42を介して
アクチュエータ22に供給し、PA −Pa −0とな
るようにフィードバック位置制御を行うことによって、
データトラックセンタにヘッド1を追従させることがで
きる。
なお、より正確な位置信号を得るために、第4図におけ
るピーク値検出回路28.29をそれぞれ同期検波回路
に置き換え、第8図(a) (b)に示すように再生ヘ
ッド部12Bの再生信号を基準信号として再生ヘッド部
12Aの再生信号を同期検波して得られる信号SAと、
再生ヘッド部12Aの再生信号を基準信号として再生ヘ
ッド部12Bの再生信号を同期検波して得られる信号S
Bを用いてもよい。そして、これら二つの同期検波出力
の差を引算回路30でとり、第8図(c)に示す位置信
号5A−8Rを求める。
但し、この場合には再生ヘッド部12A。
12Bが2つのデータトラックにまたかっている領域で
は基準信号が得られないので、第8図(a) (b) 
(c)の点線内の領域では位置信号5A−5Bは得られ
ない。従って、実際には第4図の構成によってピーク値
検出に基づいて得られる位置信号P^−PBと、同期検
波に基づいて得られる位置信号5A−3Rを併用し、最
初は位置信号PA−PBによってトラック追従制御の粗
制御を行い、次いで位置信号5A−8Bによってトラッ
ク追従制御の粗制御を行うことが望ましい。
次に、前記フォーマットに従って任意のデータが1トラ
ツクに亘って既に記録されたデータトラックにデータを
再度記録する場合のヘッド1のトラック追従制御につい
て、説明する。第1図に示したような構成のヘッド1で
は、データを記録している間、再生ヘッド部12A。
12Bからの信号再生は不可能となる。一般のディスク
フォーマットでは、データはセクタ毎のブロックに分割
されて記録され、また各セクタにはID情報と共にデー
タが記録されている。
そこで、本実施例においても、このようなディスクフォ
ーマットと同様にID情報等を記録しておくものとする
と、記録時にもトラック内のデータ記録領域以外でID
情報等のデータが読み出される。従って、トラック内の
記録される領域外では、位置信号PA−p、または5A
−SB’(すなわち位置誤差信号)を求め、これを基に
トラック追従制御を行う。そして、データの記録開始ま
で、その直前に得られた位置信号PA−PRまたは5A
−SBをホールドしておき、記録期間中はこれを位置誤
差信号とみなして、上記と同様なフィードバック位置制
御を行う。
次に、あるトラックから他のトラックへのシーク制御に
ついて、第8図および第9図を参照して説明する。第4
図の構成においてヘッド1の位置検出は、ヘッド1がト
ラックを横切る度にトラックパルス発生器33から発生
されるトラックパルスの数(ヘッド1のクロストラック
数)をトラックカウンタ34でカウントすることによっ
て行われる。トラックパルス発生器33は例えばコンパ
レータにより構成され、第9図に示すように位置信号p
A−Paを2値化することによって、トラックパルスを
発生する。
トラックパルス発生器33に用いるコンパレータとして
は、入力信号レベルが増加する時と減少する時とでスレ
ッショルドが異なる、いわゆるヒステリシスコンパレー
タが望ましい。第9図の波形図はヒステリシスコンパレ
ータを用いた場合であり、トラックパルスはディスク2
1の内周側から外周側ヘシークする場合を示している。
この場合、位置信号が負−正に変化する時のスレッショ
ルドは0レベルでない値Vihに、また位置信号が正→
負に変化する時のスレッショルドは0レベルに設定され
ている。
また、ベツドが内周から外周ヘシークする場合は、位置
信号が負−正に変化する時のスレッショルドは0レベル
となり、位置信号が正→負に変化する時のスレッショル
ドは0レベルでない値に設定される。従って、ディスク
21の外周側から内周側ヘシークする場合のトラックパ
ルス波形は、第9図に示す内周側から外周側ヘシークす
る場合のトラックパルス波形の反転波形となる。
このようにトラックパルス発生器33にヒステリシスコ
ンパレータを用いると、位置信号PA−PBのレベルが
ノイズやヘッド1の振動等により0レベル付近で微小に
変化しても、そのレベル変化がスレッショルドvth以
下であれば、擬似トラックパルスが発生することはなく
、クロストラック数のカウントミスか生じないという利
点がある。
また、このシーク制御に際して必要なヘッド1の速度検
出は、光学位置センサ23からの2相位置信号X、Yが
用いられる。2相位置信号X、Yは、位置信号作成回路
37に入力され、両者の大小関係よって第10図(b)
に示す位置信号に変換される。この位置信号は第10図
(a)に示す2相位置信号X、Yのリニアな部分のみを
抽出したものである。位置信号作成回路37から構成さ
れる装置信号は微分回路38で微分され、速度信号が作
成される。この微分によって位置信号作成回路37から
の位置信号の不連続点はインパルス状の波形となるので
、これを除去するためにスムーザ39によって平滑化さ
れる。
今、シーク命令が発生されると、ヘッド1がディスク2
1上に現在位置している現トラックから目標トラック付
近までヘッド1が高速で移動され、高速シークが行われ
る。この高速シ−り時のヘッド1の移動速度を設定する
ために、目標速度となる速度曲線が途中の各トラックセ
ンタ位置に対して、コントローラ35内に設定される。
次に、ヘッド1がシークを開始すると、コントローラ3
5はトラックカウンタ34の出力値を読み取って現トラ
ック位置を知り、その現トラック位置に対応する目標速
度のデータを出力する。この目標速度データはD/A変
換器36によりアナログ電圧の目標速度信号に変換され
た後、引算回路40に入力され、この目標速度信号とス
ムーザ39からの実際の速度信号との差、すなわち速度
誤差信号が求められる。この速度誤差信号を切替えスイ
ッチ41およびVCMドライバ42を介してアクチュエ
ータ22に制御信号としてフィードバックすることによ
り、フィードバック速度制御ループが形成される。この
ようにして、目標トラックまで設定された目標速度で高
速シークが行われる。
この高速シークによって、目標トラックに十分近付くと
、シーク制御からトラック追従制御へ切替えられる。具
体的には、例えば目標トラックの1トラック手前のトラ
ックを通過した時点から、コントローラ35に位置信号
PA−PRをA/D変換器32を介して取り込み、位置
信号PA−PRの変化を観察することによって、トラッ
ク追従制御が可能な範囲に入ったかどうかを判定し、こ
の範囲に入るとシーク制御からトラック追従制御系に切
替える。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えばヘッド1の位置検出に、再生ヘッド部12A、
12Bからの再生出力によって得られる位置信号と、光
学位置センサ23から構成される装置信号を併用するこ
とができる。光学位置センサ23からの位置信号により
データトラック位置を絶対位置として直接検出すること
は、ディスク21の温湿度変化に伴う変形や経時変化等
の影響で難しいが、ディスク21から得られるトラック
パルスとトラックパルス間のヘッドの位置検出に、光学
位置センサ23からの位置信号を用いることができる。
例えばトラックパルスを検出すると同時に、光学位置セ
ンサ23からの2相位置信号X、Yの零クロス点数をカ
ウントすることでトラック間のヘッドの位置を検出して
もよいし、2相位置信号X、Yのアナログレベルからヘ
ッド1の位置を計算して求めることもできる。
また、実施例ではヘッド1の位置検出のために再生ヘッ
ド部12A、12Bからの再生出力を処理(ピーク検波
、または同期検波)してから両者の差を求めて位置信号
を得たが、両再生出力の差を求めた後に検波を行って位
置信号を求めてもよく、場合によっては単に差を求めて
位置信号としてもよい。
さらに、実施例では再生ヘッド部12A。
12BをMR膜により構成した所謂MRヘッドとしたが
、他の磁束感応型ヘッド、例えばディスクからの信号磁
界を磁性体の高周波特性(高周波透磁率など)として検
出し、その高周波特性の変化を電気信号の変化として取
り出すような所謂アクティブヘッドを用いることもでき
る。
[発明の効果コ 本発明によれば、ヘッドをデータトラックに位置決めす
るためのサーボ情報を形成する領域を全く必要としない
ため、サーボ情報のための記憶容量の低下はなく、フォ
ーマット効率か極めて高くなる。
また、データトラックから直接トラッキングのための位
置信号(位置誤差情報)が連続的に得られるので、ディ
スクの伸縮による熱的オフトラックがなく、さらにサー
ボ帯域が高くなるためにトラック追従性能が向上し、セ
トリング特性および耐外乱特性も向上する。これにより
、データトラックへの正確なヘッド位置決めが可能とな
り、高トラツク密度・大容量化を達成できる。
しかも、サーボ面・データ面併用方式のように二種類の
フォーマツティングを行う必要がないため、システムの
立ち上げを短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例で用いる磁気ヘッドの構成を
示す図、第2図は同ヘッドの再生ヘッド部をより詳しく
説明するための図、第3図は同実施例における再生回路
部の一例を示す回路図、第4図は同実施例に係る磁気デ
ィスク装置の要部の構成を示すブロック図、第5図は初
期フォーマツティング時のヘッド位置決め制御系の構成
を示すブロック図、第6図は第4図における光学位置セ
ンサからの2相位置信号の波形図、第7図は第4図にお
けるヘッドの位置と再生ヘッド部からの再生出力のピー
ク値およびヘッド位置決めのための位置信号の関係を示
す図、第8図は同じ(ヘッドの位置と再生ヘッド部から
の再生出力の同期検波出力およびヘッド位置決めのため
の位置信号の関係を示す図、第9図は第4図における位
置信号とトラックパルス発生器によって作られるトラッ
クパルスの関係を示す図、第10図は第4図における光
学位置センサから得られる2相位置信号と位置信号作成
回路によって変換された位置信号の関係を示す図である
。 ]・・・磁気ヘッド 2・・・コイル 5〜7・・・電極 8・・・MR膜 11・・・記録ヘッド部 12A、12B・・・再生ヘッド部 13・・・定電流源 14・・・電位差検出回路 21・・・磁気ディスク 22・・・ヘットアクチュエータ 23・・・光学位置センサ 28.29・・・ピーク値検出回路 30・・・引算回路 33・・・トラックパルス発生器 37・・・位置信号作成回路 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第3図 第5囚 センタ位置に対応 第6図 ディスク半径方向 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気ディスクのデータトラック上にデータを記録
    するための少なくとも一つの記録ヘッド部と磁気ディス
    クの半径方向に並設されそれぞれ独立して再生出力を得
    る複数の再生ヘッド部とを一体化してなる磁気ヘッドと
    、 前記複数の再生ヘッド部からの再生出力またはこれらの
    再生出力を処理した出力の差をとって前記データトラッ
    クに対する前記磁気ヘッドの相対位置を示す位置信号を
    生成する手段と、前記位置信号を用いて前記磁気ヘッド
    を前記データトラックに位置決め制御する手段と を具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. (2)磁気ディスクのデータトラック上にデータを記録
    するための少なくとも一つの記録ヘッド部と磁気ディス
    クの半径方向に並設されそれぞれ独立して再生出力を得
    る複数の再生ヘッド部とを一体化してなる磁気ヘッドと
    、 前記磁気ディスクの半径方向における前記磁気ヘッドの
    変位を磁気ディスク以外から検出しつつ前記記録ヘッド
    部を用いて前記データトラック上に所定フォーマットの
    フォーマット用信号を記録する手段と、 前記複数の再生ヘッド部からの前記フォーマット用信号
    の再生出力またはこれらの再生出力を処理した出力の差
    をとって前記データトラックに対する前記磁気ヘッドの
    相対位置を示す位置信号を生成する手段と、 前記データトラックへのデータ記録時、データトラック
    上のデータ記録領域以外の領域では前記位置信号を用い
    て前記磁気ヘッドをデータトラックに位置決め制御し、
    データ記録領域ではデータ記録開始直前に得られる前記
    位置信号を用いて前記磁気ヘッドをデータトラックに位
    置決め制御する手段と を具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
JP2288352A 1990-09-27 1990-10-29 磁気ディスク装置 Pending JPH04163773A (ja)

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JP2288352A JPH04163773A (ja) 1990-10-29 1990-10-29 磁気ディスク装置
DE69126082T DE69126082T2 (de) 1990-09-27 1991-09-23 Magnetischer Kopf
EP91308639A EP0478256B1 (en) 1990-09-27 1991-09-23 Magnetic head
US07/766,326 US5331492A (en) 1990-09-27 1991-09-27 Magnetic disk system having a magnetoresistive head provided therein
KR1019910017146A KR960013212B1 (ko) 1990-09-27 1991-09-27 자기디스크 시스템
US08/217,867 US5555142A (en) 1990-09-27 1994-03-25 Magnetic disk system

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