JPH0442674A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

Info

Publication number
JPH0442674A
JPH0442674A JP2150218A JP15021890A JPH0442674A JP H0442674 A JPH0442674 A JP H0442674A JP 2150218 A JP2150218 A JP 2150218A JP 15021890 A JP15021890 A JP 15021890A JP H0442674 A JPH0442674 A JP H0442674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
focusing
signal
peak
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2150218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3103579B2 (ja
Inventor
Hideaki Yoshida
英明 吉田
Takashi Shoji
隆 庄司
Kazuya Kobayashi
一也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP02150218A priority Critical patent/JP3103579B2/ja
Publication of JPH0442674A publication Critical patent/JPH0442674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103579B2 publication Critical patent/JP3103579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動合焦装置、詳しくは、撮像素子を用いた
撮像装置において、上記撮像素子(イメージヤ)から出
力される映像・信号より被写体結像状態に関する合焦度
情報を得て、それによって該結像状態を調節する、所謂
、イメージヤAF方式の自動合焦装置に関する。
[従来の技術] 上述のイメージfAF方式の代表的なものに山登り方式
がある。この方式は映像信号から抽出された合焦度情報
である合焦度信号の値を監視しながらフォーカシングレ
ンズを駆動し、合焦度信号の極大または最大値であるi
  を与える該レン■ax ズの位置を合焦位置としてフォーカシングを行うもので
あって、ビデオカメラあるいはスチルビデオカメラ用の
オートフォーカス方式として広く普及している。そして
、上記i  検出をいかに素ax 早く、正確に、また安定的に行うかが、この方式の重要
なポイントであり、従来いくつかの提案がなされている
その代表的なものとして、特公平1−15188号公報
に開示のオートフォーカス装置があるが、これは、フォ
ーカシングレンズを動かしながら金魚信号の減少を判定
し、それによって合焦度信号のi  値を与えるレンズ
位置を見出すものであIa! る。そして、2つの合焦度信号の減少判定の手段を設け
て、判定の確度を向上せしめたものである。
また、上記オートフォーカス装置の他にも上記i  位
置判定の方法に関して、各種の提案がな層ax されている。
上記従来のオートフォーカス制御の技術においては、イ
メージヤから出力される信号の遅れについては無視され
ており、恰かもリアルタイムで制御がなされているかの
ように説明が行われているが、現実にはある時点で得ら
れた合焦度信号はそれより以前のある時刻におけるレン
ズ位置に対応するものである。従って、金魚信号に基づ
いてレンズ位置を制御したつもりでも、実際には情報と
制御の間に喰違いを生じており、比較的低速の動作では
問題が少ないが、ある程度以上の高速動作を必要とする
場合には不具合を生じていた。一方、駆動機構の伝達系
中に存在するバックラッシュもフォーカス制御の合焦度
情報を損ねる原因となっていた。
この問題に対し、特開昭63−262968号公報に開
示のオートフォーカス方式は、電気的誤差、即ち、前述
の信号の遅れ、および、機械的誤差、即ち、前述のバッ
クラッシュに基づく差異に応じて制御信号を補正する技
術に関するものであって、該当するシステムの電気回路
およびレンズ駆動機構に対する固有の上記電気的誤差2
機械的誤差を実験あるいは設計によって予め設定してお
き、レンズ駆動用モータの制御目標位置をその設定値分
補正せしめるものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上述の特開昭63−262968号公報に開
示の方式には、次のような問題点がある。
即ち、この方式は上述のように該当するシステムの機械
的誤差と電気的誤差を予め設定するものであった。しか
し、それらの機械的誤差や電気的誤差は必ずしも常に同
じ値を取るとは限らない。特に、機械的誤差、即ち、バ
ックラッシュは装置1台毎にばらつく可能性があり、ま
た、量産品の場合、所謂、ロフト間の「バラツキ」や長
期ロット変動が生じるため、制御目標位置の補正を正し
く行うことができない。そこで、この不具合に対しては
例えばE2−FROM等のメモリ手段を用いて装置1台
ごとの補正値を個別に設定記憶し、そのデータに基づい
て補正値を設定するという方法が考られるが、この場合
でも環境温度の変化によってバックラッシュ量が変化し
補正値に誤差が生じてしまう。更に、この誤差を修正す
るため:こ、例えば、温度センサを用いることも不可能
ではないが、このようにメモリ手段や温度センサを用い
ると回路の構成規模が大きくなり、また、調整に要する
工数も増えるため装置の大型化やコスト増をきたし好ま
しくない。更に、このような対策を施したとしても本質
的にはバックラッシュ量の変化には対応できないため、
例えば、摩耗等による経時的な変化に対応せしめること
ができない。
なお、前述の特開昭63−262968号公報に開示の
ものにはバックラッシュ量のバラツキに対する対策とし
て、見込まれるバラツキの最大値に対応する量だけフォ
ーカシングレンズを一旦大きく逆方向に移動させ、その
後、再び、正方向の繰出しを行うようにする方法が提示
されている。
しかし、この方法では、モータの正、逆転の繰返し動作
を行うことになり、合焦に長い時間を要し、合焦感を悪
くする。また、大きな駆動音が発生するという不具合も
ある。更に、比較的短い時間にモータの正逆転を切換え
るため、駆動系の振動が発生して正しいバックラッシュ
の補正が行われない虞れがある。更にまた、前述のよう
に見込まれるバックラッシュのバラツキの最大値を考慮
しなければならないため、バックラッシュが小さい装置
に対しても上記最大値を適用しなければならなず、無駄
な駆動を行うことになり効率的な制御方式とはいえない
。また、製造上の原因あるいは経時的原因で該当する装
置が上記最大値を越えたバックラッシュを有するように
なった場合は、この方式では対応が不可能となってしま
う。従って、そのことを考慮して、更に精度を上げる必
要があり、製品の歩留りあるいは耐用期間に不利となら
ざるを得ない。ひいてはコスト増を招くことになる。
以上述べたように、上記従来の技術においては多くの問
題点を有しているものであった。
本発明の目的は、上記の不具合を解決するため、合焦度
情報のピーク越え検出に基づいて合焦位置に対応する目
標値を演算し、その目標値を基準にして合焦駆動するよ
うにして、系が有する機械的誤差および電気的誤差の影
響による合焦の精度、速度、安定性の低下が軽減され、
且つ、機械的誤差の値の変動に対しても効率的な対応が
可能であり、高性能であって、しかも、構成が簡単で、
コスト上も有利な自動合焦装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の自動
合焦装置は、電荷蓄積型の撮像素子を用いた撮像装置の
該撮像素子から出力される映像信号により、当該撮像素
子への被写体結像状態に関する合焦度情報を得て、それ
によって該被写体結像状態を調節する方式の自動合焦装
置であって、任意の一方向へのフォーカシング動作中に
該合焦度情報に関する合焦度信号を監視し、それがピー
クを通過したことを検知し、ピーク越え信号を発生する
ピーク越え検出手段と、該ピーク越え信号発生時点以後
、所定時間内に出力された合焦度信号のうち少なくとも
一部又は全てに基づいて、所定の目標値を演算する目標
値演算手段と、を備え、かつ、前記任意の一方向へのフ
ォーカシング動作中に前記ピーク越え信号が発生された
ことによりフォーカシング動作の逆転を開始させ、かつ
、その逆転動作中に得られる合焦度信号の値が前記目標
値に達した時点でフォーカシング動作を終了するフォー
カシング動作制御手段と、を有したことを特徴とする。
[実 施 例] 以下、図示の実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す自動合焦装置のブロ
ック構成図である。なお、本装置は、ビデオカメラある
いはスチルビデオカメラ等に用いられる前記イメージヤ
AF方式の自動合焦装置である。そして、本装置は、フ
ォーカシングレンズ1と、撮像素子であるCCD2と、
サンプルホールド回路であるS/H回路3と、バンドパ
スフィルタであるBPF4と、アナログ/ディジタル変
換回路のA/D回路5と、ディジタル積分回路である積
分回路6と、マイクロコンピュータであるマイコン7、
および、ステッピングモータ8とによって構成される。
なお、ステッピングモータのドライブ回路は図では省略
されている。
そして、被写体光はフォーカシングレンズ1を介してC
CD2上にて結像し、その撮像信号が1フイ一ルド期間
毎にCCD2よりS/H回路3に入力される。S/H回
路3の出力は撮像系の回路とBPF4に出力される。こ
のBPF4は該被写体光の結像状態を判別するための合
焦度合を示すコントラスト信号として、上記S/H回路
3の映像出力信号から所定の周波数帯域の信号成分を抽
出するものである。そして、そのコントラスト信号をA
/D回路5でディジタル変換し、更に、1フイ一ルド分
の合焦度情報であるコントラスト情報として積分回路6
で積分し、マイコン7に入力する。そして、マイコン7
の指示によってステッピングモータ8が正または逆回転
し、フォーカシングレンズ1を繰出し駆動せしめる。な
お、マイコン7は、上記コントラスト情報に基づいて同
情報のピーク越えを検出し、上記レンズ1のフォーカシ
ング駆動を合焦位置で停止せしめるための目標値を演算
し、更に、ステッピングモータ8を正。
逆転あるいは合焦位置で停止せしめる等の各手段を有し
ている。なお、本装置においては、ステッピングモータ
8からフォーカシングレンズ1間の駆動系において固有
の機械的誤差分、即ち、ノくツクラッシュとして、1ス
テツプ駆動量の1,7倍程度のものを有しているものと
して説明する。
第2図は、本装置における電荷蓄積フィールド数nと、
そのフィールド数nにおけるレンズ繰出位置P とマイ
コン7に取り込まれるコントラスト情報i の時間的変
化を示し、その時間軸tは、1フイールド処理時間T(
例えばl/805ec)単位で示す。上記情報i はC
CD2の蓄積電荷の転送期間が1フイ一ルド分遅れるの
で、その転送データに基づく上記コントラスト情報in
も1フイ一ルド分遅れてマイコン7に取り込まれる。例
えば、フィールド数n−0での繰出位置Poにおけるコ
ントラスト情報ioは、第2図に示されるように、フィ
ールド数n=1の露光終了(電荷蓄積終了)時の時間t
−27にてマイコンテに取り込まれ、以下、各ステップ
pl、P2・・・・・・につ0てもそれぞれ同様の時間
だけ遅れてマイコン7に取り込まれる。
第2図の繰出位置P に示されるように、まず、合焦動
作のためにレンズ1の無限遠(oe+)位置からステッ
ピングモータ8を1ステツプづつの正転方向駆動し、繰
出位置P。、Pl、P2・・・・・・にフォーカシング
レンズ1を移動させる。その場合、通常の被写体、即ち
、適当な値の輝度及びコントラストを有し、且つ、無限
遠位置より近くの適当な距離にある被写体であれば、そ
のコントラスト情報i も漸次増加する。
そして、合焦点が、例えば、フィールド数n −5の繰
出位置P5であった場合、コントラスト情報i5のピー
ク値を過ぎた後、その値より小さいコントラスト情報i
6が、フィールド数n−7の露出終了の時間t−87で
検出される。そこで、マイコン7の指示により、ステッ
ピングモータ8の逆転を開始し、フォーカシングレンズ
1を逆方向、即ち、■位置に向かって駆動させようとす
る(第2図の時間1.)。しかし、前述のバックラッシ
ュがあるためレンズ1は直ちに移動しない。
続いて、時間t−97において以前のフィールド数n−
7でのコントラスト情報、即ち、ピーク値を越えた2つ
後のコントラスト情報17がマイコン7に取り込まれる
。そして、上記コントラスト情報i6と17、即ち、ピ
ーク値を越えた直後のステップ位置での値とその次のス
テップ位置でのコントラスト情報値との平均値Cを目標
値として設定する。この目標値は、ステッピングモータ
8の逆転期間において合焦位置で上記モータ8を停止さ
せるための目標とするコントラスト情報の値となる。
その後、ステッピングモータ8は逆転を繰返し、繰出位
置P9”10”l□のように逆方向に戻される。一方、
時間t−107において得られるコントラスト情報18
は、それより以前での繰出位置P7.P8で変化がない
ので、この情報値も変化しない。続いて、時間t−11
7において、繰出位置P9は、その駆動系のバックラッ
シュが逆転方向に詰められた状態になるので、0.3ス
テツプ分だけレンズ1が逆方向に移動し、そのコントラ
スト情報19も僅かに上昇する。その後、時間t−12
7において、目標値Cより大きいコントラスト情報11
0が検出される。この時点でのレンズ1は、繰出位置P
1oの次のステップの逆転方向繰出位置P にある。そ
して、上記位置P1oは、正転時のピーク越えの後の撮
像フィールド数n−6に対応した繰出位置P6に極く近
いと判断できる。従って、上記繰出位置P1□をピーク
位置、即ち、合焦点と判断することができ、そこでステ
ッピングモータ8の駆動を停止する(第2図の時間t2
)。なお、本実施例では、バックラッシュを1.7ステ
ツプ分として説明したが、勿論、その値に限定されず、
いかなるバックラッシュ量に対しても高精度の対応がと
れるものである。例えば、バックラッシュが大きい場合
、検出されるコントラスト情報の変化しない時間、第2
図の例では、時間tとして9T〜IOTの間が増加する
だけで合焦の精度には影響しない。
このようにして、本装置においては、駆動系のバックラ
ッシュ、更にはフィールド毎の信号の転送時間の遅れに
も対応した合焦を実施することができる。
次に、本実施例の動作を第3図のフローチャートによっ
て説明する。まず、撮影動作に先立って、合焦処理が実
行されるが、まず、ステップSolにおいて、フィール
ド数nに3を代入する。そして、ステップ802でのN
OP (No  0PERATION )処理で所定の
1フイ一ルド期間だけ待ち状態と、し、その期間、CC
D2において初期レンズ位置PO(oo位置)上の、フ
ィールド数n−0に対する撮像部での露光(電荷蓄積)
が実施される。そして、ステップSO3においてステッ
ピングモータ8を1ステツプ正転駆動させ、レンズ1を
繰出位置Plに位置させ、フィールド数n−1の露光と
、フィールド数n+−Qでの電荷の転送が実行される。
ステップSO4において、上記転送データに基づいたコ
ントラスト情報10がマイコン7に取り込まれ、前ステ
ップ位置でのコントラスト情報であるデータAに代入す
る。続いて、ステッピングモータ8を1ステツプ正転駆
動させ、レンズ1を位置P2に繰出し、同様に露光とフ
ィールド数1のデータ転送を行う(ステップ505)。
そして、上記フィールド数1の転送データに基づくコン
トラスト情報11を後ステップ位置でのコントラスト情
報であるデータBに代入する。(ステップ506)。ス
テップ807においてデータA、Bの比較を行い、条件
A≦Bを満足する場合、ステップS10に進み、A)B
であれば後述する特殊処理フラグFをリセットして0と
する(ステップ511)。A−Bの場合、上記フラグF
を1にセットする。そして、ステップ813に進む。な
お、上記ステップSO7において条件A≦Bを満足しな
いと判断された場合、ステップSO8の超遠方処理にジ
ャンプする。この場合、レンズ1が合焦できない状態、
例えば、広角レンズを装着した場合等、無限遠より更に
遠いと判断された状態であるので、このまま、■位置を
合焦状態とするか、特別な合焦位置にレンズ1を位置せ
しめる。
次に、ステップS13において、逐次のコントラスト情
報判別ルーチンに入り、データAに直前のデータBを代
入し、ステップS14にて、ステッピングモータ8を1
ステツプ正転させる。そして、フィールド数n(初期に
はn−3)の露光を行い、同時にフィールド数(n−1
)のデータ転送を行う。ステップS15において、上記
転送データに基づくコントラスト情報’ n−1をデー
タBに代入し、ステップS16にて、条件A>Bを満足
するかどうか判別する。この条件を満足しない場合、即
ち、コントラスト情報の変化が前記の山登り状態にある
場合であって、ステップ817に進み後述するサブルー
チンのループ処理(第4図参照)がコールされ、その後
、ステップ813の処理に戻る。一方、条件A>Bを満
足する場合、即ち、コントラスト情報のピーク越えを検
出した場合、ステップS18に進み後述するサブルーチ
ンのモータ逆転駆動(I)処理(第5図参照)をコール
し、そこで合焦位置への駆動が実行され、本合焦処理を
終了する。
上記サブルーチンのループ処理は第4図のフローヤード
に示されるように、まず、ステップS21において、条
件A)Bを満足するかどうかの判別がなされ、満足する
場合、フラグFを0に、満足しない場合、現フラグFと
1の論理積をフラグFに代入する。即ち、ループ処理間
において、データA、 Bが常に等しかった場合のみフ
ラグFは1に設定される。そして、ステップ824にお
いて、フィールド数nが、レンズ1のフォーカシング領
域の全段数yに等しくなったかどうかの判別を行い、等
しかった場合、合焦点が求められないまま全域駆動した
ことになりステップS25にジャンプする。また、一方
、フィールド数nと全段数yが等しくなかった場合、ス
テップS28に進みフィールド数nをインクリメントし
て本サブルーチンから戻る。
そして、ステップS25にジャンプした場合、特殊処理
フラグFの判別を行い、フラグFが1である場合、即ち
、全段駆動領域でコントラスト情報の変化が認められな
いような、低コントラスト状態の被写体であった場合で
あり、ステップS26の低コントラスト処理が実行され
る。この処理では、最終の駆動位置、あるいは、予め設
定された駆動位置等にレンズを位置させて撮影に移行す
る処理をとる。
また、特殊処理フラグFが0であった場合、まだ、前述
の山登り状態が続行しており、該当カメラのレンズ系で
は撮影不可能な近距離に被写体が存在する可能性がある
と判断され、ステップS27に進み、超近傍処理が実行
される。即ち、この処理ではそのままの最終の駆動位置
で撮影に移るか、あるいは、再度、開位置までレンズ位
置を戻して合焦動作を行う等の処理をする。
上記モータ逆転駆動(I)処理のサブルーチンを第5図
のフローチャートによって説明する。まず、ステップ8
31において、ステッピングモータ8を1ステツプ逆転
させ、フィールド数(n十1)の露光を行い、フィール
ド数nのデータ転送を行う。そして、ステップS32に
おいて上記転送データに基づいたコントラスト情報i 
をデーりAに代入する。ステップ833において、上記
データA1および、前記ステップ815のデータBから
合焦目標値Cを演算式(A+B)/2によって求める。
なお、第2図の例の場合であれば、フィールド数nが7
のとき、本サブルーチンがコールされるのでデータBは
i6、そして、データAは17が該当することになる。
続いて、ステップS34に進み、更に、ステッピングモ
ータ8を逆転駆動し、同様に、CCDIの露光、データ
転送を行う。その後、フィールド数nをインクリメント
する(ステップ535)。
そして、上記転送データに基づいたコントラスト情報i
 をデータAに代入する(ステップ838)。
次に、ステップS37において条件A≧Cを満足するか
どうかの判断を行う。即ち、この条件を満足する場合は
、目標値を満足するデータAが得られ、レンズ1がコン
トラスト情報ピーク位置の直前まで戻されたと判断され
た場合であって、その後直ちに、モータを停止せしめ(
ステップ538)、本サブルーチンから前述の本ルーチ
ンに戻る。また、上記の条件を満足しない場合、再びス
テップS34に戻り、逆転駆動を繰返すことになる。
なお、本サブルーチンのモータ逆転駆動(I)処理の変
形例として、第6図に示されるモータ逆転駆動(n)処
理を提案できる。この変形例は、前記ピーク越え検出後
に被写体の状態が変化してしまい、所定のステップ数逆
転しても前記目標値に到達できなかった場合、無限ルー
プに入ってしまうので、それを禁止せしめることのでき
る異常処理のサブルーチンである。ここで、上記所定の
モータ逆転ステップ数をpとし、考えられるバックラッ
シュの最大値を該当させる。
第6図のフローチャートにおいて、ステップS41から
ステップ84Bは前記サブルーチン(I)の処理のステ
ップS31からステップ833と同一の処理である。そ
して、ステップS44において、逆転段数kを1にセッ
トする。次にステップS45からステップS48、およ
び、ステップS49は上記サブルーチン(I)の処理の
ステップS34からステップS37、およびステップS
38と同一の処理とする。そして、ステップS48にお
いて目標値Cにデータが到達していなかった場合はステ
ップS50にジャンプし、逆転段数kが設定段数gと等
しくなったかどうかの判別をする。等しくなければ、ス
テップS45に戻り、再度ステッピングモータ8の逆転
を繰返す。しかし、上記段数にとpとが等しくなってし
まった場合、被写体に変化が生じたと判断し、ステップ
S52に進み、異常状態による終了処理を行う。
以上述べたように、本実施例の合焦装置によると、機械
的誤差となって表われるバックラッシュの影響を、電気
的誤差分と同時に補正して、精度良く合焦動作を行うこ
とが可能となり、更に、上記バックラッシュの大小に拘
らず、従って、予めその値を設定する必要もなく補正し
て合焦せしめることができるものである。
なお、上述の実施例において、レンズを駆動するモータ
はステッピングモータとしたが、他のタイプのモータに
よっても、勿論同様の駆動制御を行うことは可能である
。例えば、DCモータは勿論、圧電素子、形状記憶合金
、あるいはバイメタル等を利用した駆動力によって合焦
駆動させるような装置にも適用可能である。また、本実
施例ではフォーカシングのためにレンズ1を移動したが
、CCD2の方を移動させてフォーカシングしてもよい
更に、上記のようにレンズ1とCCD2の相対位置を変
化させて合焦させるばかりでなく、レンズ1に液晶レン
ズや、または、電気光学結晶を応用したレンズとして、
例えば、ポッケルス効果、カー効果、あるいは、ファラ
デー効果を利用したレンズ等を用い電気信号等により合
焦コントロールを行うか、あるいは、透明ゴムを利用し
て、その焦点距離を加圧によって変化させる合焦装置に
対しても、本発明の要旨を適用することは容易である。
但し、これらの場合、補正を必要とする誤差を与えるも
ののうち、機械的バックラッシュに相当するものとして
、一般的には、系のヒステリシス特性を考えることにな
る。
また、上述の実施例においては、合焦動作初期の駆動方
向を正転、即ち、ω位置から至近位置方向としたが、勿
論、初期位置は任意に設定し得るし、初期駆動方向は、
上記の逆の方向であってもよい。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の自動合焦装置は、撮像素子
の映像出力信号から抽出した合焦度情報のピーク越え検
出に基づいて、合焦位置に対応する目標値を演算し、そ
の目標値を基準にして合焦駆動するようにしたので、本
発明によれば、系が有する機械的誤差や電気的誤差の影
響による合焦の精度、速度、安定性の低下が軽減され、
且つ、上記機械的誤差の変動に対しても効率的な対応が
可能となり、従って、製品コスト上も有利となるなど顕
著な効果を有する自動合焦装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の自動合焦装置のブロック
構成図、 第2図は、上記第1図の自動合焦装置における経過時間
に対する露光フィールド数01ステツピングモータース
テツプ毎のフォーカシングレンズの繰出位置P 1およ
び、コントラスト情報inの変化を示す図、 第3図は、上記第1図の自動合焦装置における自動合焦
処理のフローチャート、 第4図は、上記第3図の自動合焦処理にてコールされる
サブルーチンのループ処理のフローチャート、 第5図は、上記第3図の自動合焦処理にてコールされる
サブルーチンのモータ逆転駆動(I)処理のフローチャ
ート、 第6図は、上記第5図のモータ逆転駆動(1)処理のサ
ブルーチンの変形例のモータ逆転駆動(II)処理のフ
ローチャートである。 2・・・・・・・・・イメージヤ(撮像素子)7・・・
・・・・・・マイコン(ピーク越え検出手段、目標値演
算手段、フォーカシン グ動作制御手段) 第5円 第6円

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電荷蓄積型の撮像素子を用いた撮像装置の該撮像
    素子から出力される映像信号により、当該撮像素子への
    被写体結像状態に関する合焦度情報を得て、それによっ
    て該被写体結像状態を調節する方式の自動合焦装置であ
    って、 任意の一方向へのフォーカシング動作中に該合焦度情報
    に関する合焦度信号を監視し、それがピークを通過した
    ことを検知し、ピーク越え信号を発生するピーク越え検
    出手段と、 該ピーク越え信号発生時点以後、所定時間内に出力され
    た合焦度信号のうち少なくとも一部又は全てに基づいて
    、所定の目標値を演算する目標値演算手段と、 を備え、 かつ、前記任意の一方向へのフォーカシング動作中に前
    記ピーク越え信号が発生されたことによりフォーカシン
    グ動作の逆転を開始させ、かつ、その逆転動作中に得ら
    れる合焦度信号の値が前記目標値に達した時点でフォー
    カシング動作を終了するフォーカシング動作制御手段と
    、を有したことを特徴とする自動合焦装置。
  2. (2)上記逆転動作中に上記目標値に達するまでの時間
    が所定時間を越えた場合に、異常処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載の自動合焦装置。
JP02150218A 1990-06-07 1990-06-07 自動合焦装置 Expired - Fee Related JP3103579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02150218A JP3103579B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 自動合焦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02150218A JP3103579B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 自動合焦装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0442674A true JPH0442674A (ja) 1992-02-13
JP3103579B2 JP3103579B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=15492121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02150218A Expired - Fee Related JP3103579B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 自動合焦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3103579B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096994A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 電子カメラ
US8611739B2 (en) 2009-09-17 2013-12-17 Panasonic Corporation Focus adjusting apparatus and imaging apparatus
JP2014066855A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Seiko Epson Corp プロジェクターおよびフォーカス調整方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096994A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 電子カメラ
US8611739B2 (en) 2009-09-17 2013-12-17 Panasonic Corporation Focus adjusting apparatus and imaging apparatus
JP2014066855A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Seiko Epson Corp プロジェクターおよびフォーカス調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3103579B2 (ja) 2000-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2187626B1 (en) Image pickup apparatus and control method thereof
EP0297587B1 (en) Automatic focusing apparatus for automatically matching focus in response to video signal
US20080025713A1 (en) Image-pickup apparatus and focus control method
US6134390A (en) Lens driving control apparatus for zoom lens
JP3494479B2 (ja) フォーカス制御装置
CN106470317B (zh) 摄像设备及其控制方法
US20100278520A1 (en) Automatic focusing apparatus
US7589768B2 (en) Image-taking apparatus and focus control method of image-taking apparatus with first and second control method in first zoom state and only second control method in second zoom state
JPH0234003B2 (ja)
JPH0234005B2 (ja)
JP4040406B2 (ja) カメラシステム、カメラおよびレンズ装置
US20040057713A1 (en) Camera and camera system
JPH0442674A (ja) 自動合焦装置
JPH05210039A (ja) ズームレンズカメラ
US6798989B2 (en) Motor control apparatus, lens apparatus, camera system and camera
US20210124147A1 (en) Control device, lens apparatus, imaging apparatus, and control method
JP3096828B2 (ja) カメラ
JP2773876B2 (ja) バックラッシュ補償型駆動装置
EP0552961A2 (en) Sequence of different automatic camera controls
JPH0933792A (ja) レンズ駆動装置及び撮像装置
JP3363836B2 (ja) ズームレンズおよびカメラシステム
JP3403447B2 (ja) 顕微鏡
JP3610093B2 (ja) 撮像装置
JP4057824B2 (ja) 撮像装置
JP2576727B2 (ja) 自動焦点調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees