JPH0442648Y2 - - Google Patents

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JPH0442648Y2
JPH0442648Y2 JP1987199179U JP19917987U JPH0442648Y2 JP H0442648 Y2 JPH0442648 Y2 JP H0442648Y2 JP 1987199179 U JP1987199179 U JP 1987199179U JP 19917987 U JP19917987 U JP 19917987U JP H0442648 Y2 JPH0442648 Y2 JP H0442648Y2
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ozone
air
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ozone generator
indoor
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は空気調和機内部の脱臭及び殺菌に関す
る。
<従来の技術> 従来の空気調和機においては特に脱臭の対策を
施しておらず、空気調和機とは別に空気清浄器等
を併用するなどしていた。
<考案が解決しようとする問題点。> 従来の空気調和機の室内機内部特に室内熱交換
器、フイルター、ドレンパン(露受皿)にかび細
菌類が増殖したり、部屋の臭いが付着したりして
空気調和機の運転開始時に臭いが発生し問題とな
つていた。
本考案は上記従来の問題点を解決することを目
的としたものである。
<問題点を解決するための手段> この目的を達成するために、本考案の空気調和
機の室内機(以下室内機と称する。)内部にオゾ
ン発生手段を備えている。
<作用> オゾン発生手段より発生したオゾンを含有する
空気に室内機内部をさらすことにより、室内機内
部に付着した臭いの脱臭を行わしめる。
<実施例> 以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図は本考案の一実施例における室内機正面
図でパネル12及びフイルター13(第2図)を
除いた状態の内部概略図。第2図は第1図のAA
断面概略図。第3図は第1図のBB断面概略図で
ある。
第1図〜第3図において1は空気を加熱又は冷
却するための室内熱交換器、3は室内フアン(ク
ロスフローフアン)2の駆動モーターである室内
フアンモーター、5は風向変更装置4の駆動モー
ターであるルーバーモーター、8はオゾン発生
器、9は電装組品であり、その内部に空気調和機
を運転・制御するための制御回路基板や電装部品
を所定位置に組み立てたものである。10はドレ
ンパン(露受皿)であり。冷房及び除湿運転時に
室内熱交換器に発生するドレン水を受けるもので
ある。以上の如き部品が、図示の如く、室内機本
体キヤビネツト11の所定位置に固定されてい
る。室内熱交換器1の前面には、フイルター13
が取り付けられている。フイルター13は室内熱
交換器1に塵埃が付着しないよう吸込空気を清浄
化するものである。フイルター13は定期的に掃
除できるよう、使用者が必要に応じ着脱できるよ
うに保持されている。パネル12は室内機本体の
前面、上面及び側面のキヤビネツトを構成してい
る。上記構成の空気調和機は本体上面部の吸気口
14よりフイルター13で清浄化され、室内熱交
換器1で熱交換し、冷気又は暖気となり室内フア
ン2により風向変更装置4をとおして本体下部の
空気吸出口15より送風する。
オゾン発生器8の斜視図を第4図に示す。図に
おいてオゾン発生器8はオゾン発生部である放電
極板83の収納部84とオゾン発生のための準備
部材である高電圧発生器等の収納部82とに機能
上分離することができる。オゾン発生器8の室内
機本体への取付状態の要部概略図を第5図に示
す。
図において、オゾン発生器8はその取付穴85
を電装組品9のケースにネジ等で固定している。
オゾン発生部である放電極板収納部84は室内熱
交換器1とフイルター13の間に位置している。
フイルター13の挿入ガイド91は電装組品9
のケースと一体に構成されている。電装組品9の
ケース及び室内熱交換器1は室内機本体キヤビネ
ツト11の所定位置に固定されるから、オゾン発
生器8の他の部品との取付相対位置も定まつてく
る。オゾン発生器8の高電圧発生器(収納器82
内)への電源供給用の配線材は接続コネクター8
7にて電装組品9の配線材と接続される。すなわ
ちオゾン発生器8は電装組品9と一体組品化され
る。
次に室内機の組立手順としては室内機本体キヤ
ビネツト11に室内熱交換器1、室内フアン2、
室内フアンモーター3、風向変更装置4、ローバ
ーモーター5を順次所定位置に取りつけ固定す
る。その上でオゾン発生器8と電装組品9の一体
化した組品を取付固定し、室内フアンモーター
3、ルーバーモーター5等の電気配線材の接続を
それぞれのコネクターにて行う。最後にフイルタ
ー13、パネル12を取付けることになる。すな
わちオゾン発生器8と電装組品9を一体化した組
品にしておくと生産上有利である。オゾン発生器
8の放電極板83の収納部84の厚さlは略々11
mm程度の薄さであり、ケースにはスリツト穴86
を設けオゾンの流出を容易ならしめている。放電
極板収納部84の厚さlは、薄さが要求される。
もしlが厚くなるとフイルター13と室内熱交換
器1の間の隙間が大きくなりフイルター本来の効
果が薄くなる。形状の薄さlを確保するために、
薄さlが要求される放電極板収納部84と要求さ
れない高電圧発生器等の収納部82とを分け、こ
の間を配線材で接続し、電気的に結合している。
実施例では、放電極板収納部84と高電圧発生器
等の収納部82とは1体の樹脂ケースにて構成さ
れているが、これを分離することも可能である。
この場合高電圧発生器等のオゾン発生のための準
備部材は電装組品9の内部に配置することも考え
られる。
風向変更装置4は第6図に示すように円筒状で
外周壁の一部41,42を残し開口とし、吹出空
気流路として利用している。円筒状の断面を第7
図に示す。43は上下方向の風向変更翼で一端4
5が軸支され手動にて他端が回動できるようにな
つている。46は左右方向の風向変更翼で複数枚
で一組となつている。ツマミ461を手動にて左
右に動かすと、軸支されている突起462,46
3を中心軸として風向変更翼46が回動される。
一組となつている複数枚の左右風向変更翼のそれ
ぞれの突起464が互に連結されているため複数
枚の左右の風向変更翼46がツマミ461の動き
に従つてそれぞれの中心軸を中心に回動し、左右
方向の風向を変更できる。
そして、ルーバーモーター5により風向変更装
置4の円筒を例えば回転角40°の範囲で連続的に
正逆転すれば、上下方向に風向をスウイングでき
ることになる。ルーバーモーター5としてはステ
ツピングモーターを使用している。なお第8図に
示すように、暖房運転時は下向きに、冷房運転時
は水平方向に風向を制御している。また、運転停
止時には空気吹出口15を閉じている。運転停止
時吹出口15を閉じることは、パネル12と相ま
つて意匠的美感を提供し得ると共に後述のように
オゾン発生上有利になる。
以上の構成をなした室内機においてオゾンの発
生について以下説明する。
オゾン発生器8に通電すると高電圧発生器によ
り約4KV、38KHzの高周波パルス電源を発生す
る。これを放電極板83で放電すると、セラミツ
ク絶縁体に沿つて気体を通して放電することでオ
ゾンを発生させる。
一般にオゾンを発生させ、脱臭、殺菌等の処理
を行う場合、処理後残つた余分なオゾンはオゾン
分解フイルター等により分解してしまうことが多
い。実施例においては、特に分解フイルター等を
用いずにオゾンによる脱臭、殺菌作用を利用して
いる。そのため、次のような配慮をしている。
空気調和機(室内機)の運転停止操作を行うと
室内フアンモーター3への通電は停止され、ルー
バーモーター5が動作し、風向変更装置4が室内
機本体下部の空気吹出口15を閉じる。
そこでオゾン発生器8へ通電され、オゾンが発
生し始める。
ここでオゾン発生器8への通電開始時間、通電
時間、オゾン発生出力(=発生量/時間)は互に
密接な関連がある。
即ち、オゾン発生出力が小さいときは運転停止
操作により室内フアンモーター3への通電停止と
同時にオゾン発生器8へ通電を開始してよい。
しかしオゾン発生出力が大きいときは、室内フ
アンモーター3への通電停止後α秒後(例:α=
7秒)にオゾン発生器8へ通電開始した方がよく
なる。これは、室内フアンモーターへの通電が停
止されても室内フアンはしばらくの間、慣生力に
より回転し続けることと、運転停止操作後、実際
に空気吹出口が閉じられるまでの時間の遅れ、閉
じられても室内フアンが回れば、空気吹出口15
と風向変更装置4との隙間は密閉ではないため、
微小な洩れが考えられオゾンを含んだ空気が室内
機外に洩れるのを防ぎたいためである。
一方、オゾン発生出力が小さいときはオゾンを
含んだ空気の室内機外部への洩れの心配よりも室
内フアンの慣生力による回転で発生したオゾンを
室内機本体内部に均一になるよう気流で攪拌する
効果の利用が有利となるからである。
オゾン発生器への通電時間は、室内機内部の到
達するオゾン濃度、室内機外部での洩れによるオ
ゾン濃度により定まる。
実施例ではオゾン発生器に約3.5分通電し、室
内機本体内部の平均オゾン濃度1.5PPMであり、
熱交換器等に付着した臭気成分を酸化分解し、カ
ビや雑菌を殺菌する。
なお、運転停止操作後約3秒後にオゾン発生器
に通電を開始している。またオゾン発生器に通電
中は、空気調和機の操作部であるワイヤレスリモ
コン(赤外光利用による送受信機)に液晶にて
「脱臭中」と表示している。
万一、オゾン発生器に通電中に空気調和機に運
転(開始)操作がされた時、オゾン発生器への通
電を停止し、約20秒後に空気調和機の運転を開始
する。(オゾン発生器への通電終了後20秒以内に
運転開始操作されたときでも同様に通電終了後20
秒経過後に空気調和機は運転を開始する。一般に
オゾンO3は不安定であり、時間の経過と共に分
解され消滅する。
以上のような配慮により、特にオゾン分解フイ
ルターを用いずとも、室内機より1m離れた所で
のオゾン濃度は0.01PPM以下に押えている。こ
れは厚生省の労働環境衛生基準の0.1PPM以下で
ある。
<考案の効果> 以上のことからあきらかなように本考案は、本
体上部より空気を吸い込み、本体下部より吹き出
す構造の空気調和機の本体内部の比較的上部にオ
ゾン発生部を備え、本体下部の空気吹出口を閉じ
てオゾンを発生させるためオゾンを空気調和機本
体外部に洩らすことを極力押えつつ、本体内部に
はオゾンを充満させ、本体内部のフイルター、熱
交換器、ドレンパン等を効率よく脱臭・殺菌でき
る。このことはオゾン発生量を必要最少量に抑え
ることができ、特にオゾン分解フイルター等の残
量オゾン対策を不要とするなどその効果大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における空気調和機
の室内機正面図でパネル12及びフイルター13
を除いた状態の内部概略図、第2図は第1図の
AA断面概略図、第3図は第1図のBB断面概略
図、第4図はオゾン発生器8の斜視図、第5図は
オゾン発生器の室内機本体への取付状態の要部概
略図、第6図は風向変更装置4の概略斜視図、第
7図は風向変更装置4の断面図、第8図は暖房運
転、冷房運転、運転停止時の風向変更装置4の吹
出口における相対位置を示す図である。 1……室内熱交換器、2……室内フアン、4…
…風向変更装置、8……オゾン発生器、9……電
装組品(電装部材収納部)、10……ドレンパン、
11……本体キヤビネツト、12……パネル、1
3……フイルター、14……吸気口、15……吹
出口、84……オゾン発生部、82……高電圧発
生器等の収納部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体上部に空気吸込口を形成する空気調和機に
    おいて、本体内部にオゾン発生手段を備え、且つ
    本体下部に設けた空気吹出し口を閉じることので
    きる構成にしたことを特徴とするオゾン発生装置
    付空気調和機。
JP1987199179U 1987-12-24 1987-12-24 Expired JPH0442648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987199179U JPH0442648Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987199179U JPH0442648Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01100029U JPH01100029U (ja) 1989-07-05
JPH0442648Y2 true JPH0442648Y2 (ja) 1992-10-08

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ID=31489647

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