JPH0442628Y2 - - Google Patents
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- JPH0442628Y2 JPH0442628Y2 JP12267889U JP12267889U JPH0442628Y2 JP H0442628 Y2 JPH0442628 Y2 JP H0442628Y2 JP 12267889 U JP12267889 U JP 12267889U JP 12267889 U JP12267889 U JP 12267889U JP H0442628 Y2 JPH0442628 Y2 JP H0442628Y2
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- JP
- Japan
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- valve
- lock
- stem
- cap
- valve body
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Landscapes
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は手動遮断弁の改良に係り、主に航空機
やロケツト、人工衛星等の特に高い信頼性を必要
とする場合に利用する遮断弁に関する。
やロケツト、人工衛星等の特に高い信頼性を必要
とする場合に利用する遮断弁に関する。
(従前の技術)
ロケツトや人工衛星に於いては、予備テストや
予備調整時には適宜に手動で弁の開・閉を行な
い、調整等の完了後には操作ハンドルを取外し、
弁を開の状態にロツクする方式の遮断弁が多く利
用されている。
予備調整時には適宜に手動で弁の開・閉を行な
い、調整等の完了後には操作ハンドルを取外し、
弁を開の状態にロツクする方式の遮断弁が多く利
用されている。
例えば、人工衛星の姿勢制御用燃料供給管路に
は、前述の如き型式の遮断弁が複数個設けられて
おり、姿勢制御装置の作動試験や調整の完了後に
はこれ等の弁は全て“開”の状態にロツクされて
いる。
は、前述の如き型式の遮断弁が複数個設けられて
おり、姿勢制御装置の作動試験や調整の完了後に
はこれ等の弁は全て“開”の状態にロツクされて
いる。
而して、これ等の遮断弁は、作動性能は勿論の
こと、開又は閉状態の保持の点でも極めて高い信
頼性が求められており、一般には、所謂ワイヤー
ロツク方式によつて弁を開又は閉の状態にロツク
し、振動等にによる弁開度の変動を防止する様に
している。
こと、開又は閉状態の保持の点でも極めて高い信
頼性が求められており、一般には、所謂ワイヤー
ロツク方式によつて弁を開又は閉の状態にロツク
し、振動等にによる弁開度の変動を防止する様に
している。
しかし、前記ワイヤーロツク方式は、その施工
に経験を積んだ熟練技能者を必要とし、作業員の
確保という点に多くの困難がある。
に経験を積んだ熟練技能者を必要とし、作業員の
確保という点に多くの困難がある。
また、ワイヤーロツク方式では、誤つて遮断弁
を規定外の開度でロツクしてしまうという危険が
あり、信頼性に欠けるという難点がある。
を規定外の開度でロツクしてしまうという危険が
あり、信頼性に欠けるという難点がある。
(考案が解決しようとする課題)
本考案は、人工衛星やロケツト等で使用する遮
断弁に於ける上述の如き問題、即ちイ弁開度のロ
ツク作業に特殊な熟練技能を必要とし、作業員の
確保が困難なうえ、ロツク作業の良否が作業員の
技能に大きく依存し、常に安定したロツク状態が
確保出来るとは限らないこと、ロ弁を規定外の開
度位置でロツクしてしまう可能性があり、信頼性
に欠けること、等の問題を解決せんとするもので
あり、熟練技能者でなくても定められた手順通り
に弁の組立を行なえば、100%確実に弁を所定の
開度(例えば全開状態)に確実にロツクできる様
にした、ロツク付遮断弁を提供するものである。
断弁に於ける上述の如き問題、即ちイ弁開度のロ
ツク作業に特殊な熟練技能を必要とし、作業員の
確保が困難なうえ、ロツク作業の良否が作業員の
技能に大きく依存し、常に安定したロツク状態が
確保出来るとは限らないこと、ロ弁を規定外の開
度位置でロツクしてしまう可能性があり、信頼性
に欠けること、等の問題を解決せんとするもので
あり、熟練技能者でなくても定められた手順通り
に弁の組立を行なえば、100%確実に弁を所定の
開度(例えば全開状態)に確実にロツクできる様
にした、ロツク付遮断弁を提供するものである。
(課題を解決するための手段)
本考案は、弁箱1内へボール弁体3とシートリ
ング5を配設し、ステム6を介してボール弁体3
を回動するようにした遮断弁に於いて、前記ステ
ム6の上方に係合部6aを形成すると共に、弁箱
1の係合部6aの側方にロツクピン12を設け、
中央部に挿通孔13aをまた外周部に切欠き溝1
3bを設けたロツクプレート13をボール弁体3
の所定開弁位置に於いて前記挿通孔13aと係合
部6a並びに前記切欠き溝13bとロツクピン1
2を夫々係合せしめて前記ステム6へ挿着し、該
ロツクプレート13をロツクナツト14によりス
テム6へ固着すると共にロツクナツト14の上方
より弁箱1へOリング9を介設してキヤツプ15
を螺着したことを考案の基本構成とするものであ
る。
ング5を配設し、ステム6を介してボール弁体3
を回動するようにした遮断弁に於いて、前記ステ
ム6の上方に係合部6aを形成すると共に、弁箱
1の係合部6aの側方にロツクピン12を設け、
中央部に挿通孔13aをまた外周部に切欠き溝1
3bを設けたロツクプレート13をボール弁体3
の所定開弁位置に於いて前記挿通孔13aと係合
部6a並びに前記切欠き溝13bとロツクピン1
2を夫々係合せしめて前記ステム6へ挿着し、該
ロツクプレート13をロツクナツト14によりス
テム6へ固着すると共にロツクナツト14の上方
より弁箱1へOリング9を介設してキヤツプ15
を螺着したことを考案の基本構成とするものであ
る。
(作用)
遮断弁を手動によつて開・閉操作した後、操作
ハンドルをステムから取り外し、弁を所定の弁開
度の作動状態にロツクする。この場合、先ずハン
ドルを取り外したステムにロツクプレートを挿着
し、次にキヤツプを螺着する。
ハンドルをステムから取り外し、弁を所定の弁開
度の作動状態にロツクする。この場合、先ずハン
ドルを取り外したステムにロツクプレートを挿着
し、次にキヤツプを螺着する。
この時、ステムが予かじめ定めた所定の弁開度
位置まで回動されていると、ロツクプレートの挿
通孔がステムの係合部へ、またロツクプレートの
外周に形成した切欠き溝が弁箱側に設けたロツク
ピンへ夫々正しく係合し、ロツクプレートは所定
の姿勢で規定位置へ挿着される。これにより、キ
ヤツプも正しく螺着され、弁が所定の弁開度に固
定される。
位置まで回動されていると、ロツクプレートの挿
通孔がステムの係合部へ、またロツクプレートの
外周に形成した切欠き溝が弁箱側に設けたロツク
ピンへ夫々正しく係合し、ロツクプレートは所定
の姿勢で規定位置へ挿着される。これにより、キ
ヤツプも正しく螺着され、弁が所定の弁開度に固
定される。
一方、ステムが所定の弁開度位置まで回動され
ていない場合には、ロツクプレートの挿通孔とス
テムの係合部とは合致するが、切欠き溝とロツク
ピンとが係合せず、ロツクプレートを所定の姿勢
で所定位置へ挿着することが出来ない。
ていない場合には、ロツクプレートの挿通孔とス
テムの係合部とは合致するが、切欠き溝とロツク
ピンとが係合せず、ロツクプレートを所定の姿勢
で所定位置へ挿着することが出来ない。
その結果、キヤツプを正しく螺着することが不
可能となり、弁開度が所定位置に無いことが判明
する。
可能となり、弁開度が所定位置に無いことが判明
する。
また、ロツク機構Aを設けた場合には、ロツク
プレートを挿着することによつてロツク機構が解
除され、キヤツプの螺着が可能となる。これに対
して、ロツクプレートを挿着しなければ、ロツク
機構の作動によつてキヤツプを弁箱へ螺着するこ
とが出来ず、これにより、ロツクプレートを挿着
せずにキヤツプを螺着してしまうというミスが防
止される。
プレートを挿着することによつてロツク機構が解
除され、キヤツプの螺着が可能となる。これに対
して、ロツクプレートを挿着しなければ、ロツク
機構の作動によつてキヤツプを弁箱へ螺着するこ
とが出来ず、これにより、ロツクプレートを挿着
せずにキヤツプを螺着してしまうというミスが防
止される。
更に、キヤツプをOリングを介設して弁箱へ螺
着することにより、万一ステムに沿つて流体が漏
洩しても、弁箱外への漏出が防止される。
着することにより、万一ステムに沿つて流体が漏
洩しても、弁箱外への漏出が防止される。
一方、弁室内へ挿着した弁座は、Oリングと合
成樹脂製シートリングとの組合せにより構成され
ており、両者の弾性力が相乗することにより、弁
座リークが長期に亘つて皆無となる。
成樹脂製シートリングとの組合せにより構成され
ており、両者の弾性力が相乗することにより、弁
座リークが長期に亘つて皆無となる。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案に係るロツク付遮断弁の縦断面
図であり、第2図はロツクプレートの平面図であ
る。
図であり、第2図はロツクプレートの平面図であ
る。
第1図を参照して、1は弁箱、2はニツプル、
3はボール弁体、4はOリング、5はシートリン
グ、6はステム、7,8,9はOリング、10は
押さえねじ、11はスラストパツキン、12はロ
ツクピン、13はロツクプレート、14はロツク
ナツト、15はキヤツプである。
3はボール弁体、4はOリング、5はシートリン
グ、6はステム、7,8,9はOリング、10は
押さえねじ、11はスラストパツキン、12はロ
ツクピン、13はロツクプレート、14はロツク
ナツト、15はキヤツプである。
前記弁箱1はステンレス鋼(SUS304)で形成
されており、弁室1a、流体通路1b、ステム挿
通孔1c、押さえねじ受入孔1d及びニツプル挿
通孔1eが夫々設けられている。
されており、弁室1a、流体通路1b、ステム挿
通孔1c、押さえねじ受入孔1d及びニツプル挿
通孔1eが夫々設けられている。
前記弁箱1のニツプル挿通孔1e内へはニツプ
ル2が螺着されており、シール性を高めるために
弁箱1とニツプル2との間隙Gは電子ビーム溶接
法により溶接されている。
ル2が螺着されており、シール性を高めるために
弁箱1とニツプル2との間隙Gは電子ビーム溶接
法により溶接されている。
また、前記弁箱1の弁室1a内へはボール弁体
3、Oリング4及びシートリング5が夫々挿着さ
れており、Oリング4と合成樹脂製のシートリン
グ5との組合せにより、所謂弁座リークの防止が
図られている。
3、Oリング4及びシートリング5が夫々挿着さ
れており、Oリング4と合成樹脂製のシートリン
グ5との組合せにより、所謂弁座リークの防止が
図られている。
前記弁箱1の押さえねじ受入孔1dの外側上端
面には、後述するロツクプレート13の切欠き溝
13bに係合するロツクピン12が植設されてお
り、更に、弁箱1の押さえねじ受入孔1dの外側
外周面には、キヤツプ螺着用の雄ねじ1fが形成
されている。尚、前記ロツクピン12は弁箱1と
一体的に形成しても良いことは勿論である。
面には、後述するロツクプレート13の切欠き溝
13bに係合するロツクピン12が植設されてお
り、更に、弁箱1の押さえねじ受入孔1dの外側
外周面には、キヤツプ螺着用の雄ねじ1fが形成
されている。尚、前記ロツクピン12は弁箱1と
一体的に形成しても良いことは勿論である。
前記ステム6は、下端部がボール弁体3へ係合
されており、また、その上方部には、後述するロ
ツクプレート13の挿通孔13aと係合する係合
部6a(横断面形状が矩形の四角柱部)と、ロツ
クナツト14を螺合する雄ねじ6bが形成されて
いる。
されており、また、その上方部には、後述するロ
ツクプレート13の挿通孔13aと係合する係合
部6a(横断面形状が矩形の四角柱部)と、ロツ
クナツト14を螺合する雄ねじ6bが形成されて
いる。
当該ステム6とボール弁体3との係合は、ボー
ル弁体3の通路3aと流体通路1bとが合致して
弁が全開状態にある時に、その矩形状の四角柱部
6aの長辺側6a′が、平面視に於いて弁の長手方
向の中心軸線ψと直交する位置に来る様に、予か
じめ規制されている。
ル弁体3の通路3aと流体通路1bとが合致して
弁が全開状態にある時に、その矩形状の四角柱部
6aの長辺側6a′が、平面視に於いて弁の長手方
向の中心軸線ψと直交する位置に来る様に、予か
じめ規制されている。
尚、本実施例に於いては前記係合部6aを横断
面視が矩形の四角柱状に形成しているが、その形
状は如何なるものであつてもよいことは勿論であ
る。
面視が矩形の四角柱状に形成しているが、その形
状は如何なるものであつてもよいことは勿論であ
る。
前記ロツクプレート13は、第2図に示す如く
中央部に矩形状の挿通孔13aを、また外周部に
切欠き溝13bを形成したステンレス鋼製のデイ
スク体であり、前記挿通孔13aにステム6上方
の係合部6aを挿通せしめて、押さえねじ10の
上部に挿着され、ロツクナツト14によりステム
6に押圧固定される。
中央部に矩形状の挿通孔13aを、また外周部に
切欠き溝13bを形成したステンレス鋼製のデイ
スク体であり、前記挿通孔13aにステム6上方
の係合部6aを挿通せしめて、押さえねじ10の
上部に挿着され、ロツクナツト14によりステム
6に押圧固定される。
尚、この時、弁が所定の開度(例えば全開位
置)にあれば、ロツクプレート13の切欠き溝1
3bと弁箱1側のロツクピン12とが係合し、ロ
ツクプレート13はステム6の所定の位置へ所定
の姿勢で挿着される。
置)にあれば、ロツクプレート13の切欠き溝1
3bと弁箱1側のロツクピン12とが係合し、ロ
ツクプレート13はステム6の所定の位置へ所定
の姿勢で挿着される。
一方、弁開度が所定の位置になければ、ロツク
ピン12と切欠き溝13bとが嵌合しないため、
ロツクプレート13を所定位置へ挿着することが
出来ず、その結果、ロツクナツト14やキヤツプ
15も螺着できないことになる。
ピン12と切欠き溝13bとが嵌合しないため、
ロツクプレート13を所定位置へ挿着することが
出来ず、その結果、ロツクナツト14やキヤツプ
15も螺着できないことになる。
即ち、遮断弁の組立手順としてロツクプレート
13の挿着を規定しておけば、作業員が弁の組立
時にロツクプレート13を挿着する限り、弁は常
に所定の開度に保持されることになる。又、同時
に切欠き溝13bとロツクピン12との係合によ
り、シヤフト6の回動が阻止され、振動等による
弁開度の変動が防止される。
13の挿着を規定しておけば、作業員が弁の組立
時にロツクプレート13を挿着する限り、弁は常
に所定の開度に保持されることになる。又、同時
に切欠き溝13bとロツクピン12との係合によ
り、シヤフト6の回動が阻止され、振動等による
弁開度の変動が防止される。
尚、本実施例では第2図に示す如く、挿通孔1
3aの長辺側13a′に垂直な中心線ψ上に切欠き
溝13bを形成しているが、切欠き溝13bの位
置は、弁箱1側のロツクピン12の植設位置との
関係に於いて相対的に決定されるものであり、所
定の弁開度の時に、ステム6の挿着部6aとロツ
クプレート13の挿通孔13a並びに弁箱1のロ
ツクピン12とロツクプレート13の切欠き溝1
3bとが、夫々嵌合可能であれば良い。
3aの長辺側13a′に垂直な中心線ψ上に切欠き
溝13bを形成しているが、切欠き溝13bの位
置は、弁箱1側のロツクピン12の植設位置との
関係に於いて相対的に決定されるものであり、所
定の弁開度の時に、ステム6の挿着部6aとロツ
クプレート13の挿通孔13a並びに弁箱1のロ
ツクピン12とロツクプレート13の切欠き溝1
3bとが、夫々嵌合可能であれば良い。
前記キヤツプ15は、弁箱1の上方外周面に設
けた前記雄ねじ1fへ螺着されており、Oリング
9により弁箱上方部をシールする。又、当該キヤ
ツプ15の上部内壁面は、キヤツプ15を所定位
置まで締め込んだ時にロツクナツト14の上面近
傍に位置しており、ロツクナツト14の緩み止め
の機能を果たしている。
けた前記雄ねじ1fへ螺着されており、Oリング
9により弁箱上方部をシールする。又、当該キヤ
ツプ15の上部内壁面は、キヤツプ15を所定位
置まで締め込んだ時にロツクナツト14の上面近
傍に位置しており、ロツクナツト14の緩み止め
の機能を果たしている。
第3図及び第4図は、本考案の他の例を示すも
のである。当該実施例に於いては、弁箱1の押さ
えねじ受入孔1dの側方に設けたロツクピン12
の上方に、ロツクレバー16が支軸17により回
動自在に軸支されており、前記ロツクピン12、
ロツクレバー16及び支軸17によりキヤツプ1
5のロツク機構Aが形成されている。
のである。当該実施例に於いては、弁箱1の押さ
えねじ受入孔1dの側方に設けたロツクピン12
の上方に、ロツクレバー16が支軸17により回
動自在に軸支されており、前記ロツクピン12、
ロツクレバー16及び支軸17によりキヤツプ1
5のロツク機構Aが形成されている。
即ち、ロツクピン12は二又状に形成されてお
り、又、レバー16はピン12へ自重により常時
水平状態になる様に軸支されている。その結果、
レバー16は第3図の点線に示す如く、両端部を
押さえねじ受入孔1d側及び雄ねじ1f側へ夫々
突出せしめた状態となり、弁箱1へのキヤツプ1
5の螺着がロツクされた状態となる。
り、又、レバー16はピン12へ自重により常時
水平状態になる様に軸支されている。その結果、
レバー16は第3図の点線に示す如く、両端部を
押さえねじ受入孔1d側及び雄ねじ1f側へ夫々
突出せしめた状態となり、弁箱1へのキヤツプ1
5の螺着がロツクされた状態となる。
今、ロツクプレート13をステム6へ挿着する
と、ロツクプレート13によつてレバー16の内
側端部が下方へ押下げられ、レバー16は竪向き
姿勢となる。その結果、ロツクプレート13が所
定姿勢で挿着された場合には、ロツク機構Aが解
除され、キヤツプ15を弁箱1の前記雄ねじ1f
へ螺着することが可能となる。
と、ロツクプレート13によつてレバー16の内
側端部が下方へ押下げられ、レバー16は竪向き
姿勢となる。その結果、ロツクプレート13が所
定姿勢で挿着された場合には、ロツク機構Aが解
除され、キヤツプ15を弁箱1の前記雄ねじ1f
へ螺着することが可能となる。
これにより、ロツクプレート13を挿着するこ
となしにキヤツプ15を螺着してしまうという様
な作業ミスは完全に防止され、遮断弁の信頼性が
一層向上する。
となしにキヤツプ15を螺着してしまうという様
な作業ミスは完全に防止され、遮断弁の信頼性が
一層向上する。
(考案の効果)
請求項1に記載の考案では上述の通り、ロツク
プレート13に、ステムの係合部6aに係合可能
な挿通孔13aと弁箱1側のロツクピン12に係
合可能な切欠き溝6bを形成すると共に、弁が所
定の開度にある時に、前記ロツクプレート13の
挿通孔13aとステムの係合部6a並びにロツク
プレート13の切欠き溝13bと弁箱1側のロツ
クピン12が夫々係合し、ロツクプレート13を
所定位置へ挿着できる構成としている。その結
果、作業員が当該遮断弁を操作した後、操作ハン
ドルを取り除いて遮断弁を作動状態に戻す際に
(或いは工場に於ける遮断弁の組立に於いて)、ロ
ツクプレート13の挿着さえマニユアル通りに確
実に行なえば、弁は必ず所定開度の開放状態に保
持(又は組立)されることになり、過誤による弁
の閉鎖に起因する事故等は皆無となる。
プレート13に、ステムの係合部6aに係合可能
な挿通孔13aと弁箱1側のロツクピン12に係
合可能な切欠き溝6bを形成すると共に、弁が所
定の開度にある時に、前記ロツクプレート13の
挿通孔13aとステムの係合部6a並びにロツク
プレート13の切欠き溝13bと弁箱1側のロツ
クピン12が夫々係合し、ロツクプレート13を
所定位置へ挿着できる構成としている。その結
果、作業員が当該遮断弁を操作した後、操作ハン
ドルを取り除いて遮断弁を作動状態に戻す際に
(或いは工場に於ける遮断弁の組立に於いて)、ロ
ツクプレート13の挿着さえマニユアル通りに確
実に行なえば、弁は必ず所定開度の開放状態に保
持(又は組立)されることになり、過誤による弁
の閉鎖に起因する事故等は皆無となる。
また、キヤツプ15をOリング9を介設して弁
箱1へ螺着するため、ステム6に沿う流体の外部
への漏れを完全に防止することが出来る。
箱1へ螺着するため、ステム6に沿う流体の外部
への漏れを完全に防止することが出来る。
更に、キヤツプ15によつてロツクナツト12
の緩みを規制する構成としているため、振動等が
あつてもロツクナツト13の切欠き溝13bとロ
ツクピン12との係合は外れず、常に弁を所定の
開度に保持することが出来る。
の緩みを規制する構成としているため、振動等が
あつてもロツクナツト13の切欠き溝13bとロ
ツクピン12との係合は外れず、常に弁を所定の
開度に保持することが出来る。
そのうえ、弁座をOリング4と合成樹脂製のシ
ートリング5の組合せ構造としているため、両者
のシール効果が相剰的に作用して弁座リークを略
完全に防止することが出来る。
ートリング5の組合せ構造としているため、両者
のシール効果が相剰的に作用して弁座リークを略
完全に防止することが出来る。
また、請求項3に記載の考案では、ロツクプレ
ート13の挿着とキヤツプ15の螺着との間にイ
ンターロツク機構Aを配設し、ロツクプレート1
3をステム6へ挿着しない限りキヤツプ15を弁
箱1へ螺着できない構成としている。その結果、
ロツクプレート13の挿着忘れという作業ミスが
皆無となり、弁に対する信頼性が一層向上する。
ート13の挿着とキヤツプ15の螺着との間にイ
ンターロツク機構Aを配設し、ロツクプレート1
3をステム6へ挿着しない限りキヤツプ15を弁
箱1へ螺着できない構成としている。その結果、
ロツクプレート13の挿着忘れという作業ミスが
皆無となり、弁に対する信頼性が一層向上する。
本考案は上述の通り優れた実用的効用を奏する
ものである。
ものである。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図であ
る。第2図は、ロツクプレートの平面図である。
第3図は、本考案の他の実施例の要部を示す縦断
面図であり、第4図はキヤツプを取り除いた状態
の平面図である。 1……弁箱、12……ロツクピン、3……ボー
ル弁体、13……ロツクプレート、4……Oリン
グ、13a……挿通孔、5……シートリング、1
3b……切欠き溝、6……ステム、14……ロツ
クナツト、6a……係合部、15……キヤツプ、
6b……ねじ部、16……ロツクレバー、9……
Oリング、17……支軸、10……押えねじ、A
……ロツク機構。
る。第2図は、ロツクプレートの平面図である。
第3図は、本考案の他の実施例の要部を示す縦断
面図であり、第4図はキヤツプを取り除いた状態
の平面図である。 1……弁箱、12……ロツクピン、3……ボー
ル弁体、13……ロツクプレート、4……Oリン
グ、13a……挿通孔、5……シートリング、1
3b……切欠き溝、6……ステム、14……ロツ
クナツト、6a……係合部、15……キヤツプ、
6b……ねじ部、16……ロツクレバー、9……
Oリング、17……支軸、10……押えねじ、A
……ロツク機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弁箱1の弁室1a内へボール弁体3とシート
リング4を配設し、ステム6を介してボール弁
体3を回動するようにした遮断弁に於いて、前
記ステム6の上方部に係合部6aを形成すると
共に、該係合部6aの側方の弁箱1にロツクピ
ン12を設け、中央部に挿通孔13aをまた外
周部に切欠溝13bを設けたロツクプレート1
3を、ボール弁体3の所定開弁位置に於いて、
前記挿通孔13aと係合部6a並びに前記切欠
き溝13bとロツクピン12を夫々係合せしめ
て前記ステム6へ挿着し、該ロツクプレート1
3をロツクナツト14によりステム6へ固着す
ると共に、ロツクナツト14の上方より弁箱1
へOリング9を介設してキヤツプ15を螺着
し、前記ロツクナツト14の緩み止め及び弁箱
1とキヤツプ15間のシールを行なう構成とし
たロツク付遮断弁。 (2) シートリング5を合成樹脂製とし、Oリング
4を介設して弁室1a内へシートリング5を挿
着して成る請求項(1)に記載のロツク付遮断弁。 (3) ロツクプレート13とキヤツプ15の間にイ
ンターロツク機構Aを介設し、ロツクプレート
13をステム6へ挿着することにより前記イン
ターロツク機構Aを解除してキヤツプ15を弁
箱1へ螺着自在とするようにした請求項(1)に記
載のロツク付遮断弁。 (4) インターロツク機構Aを、弁箱1のステム6
の係合部6aの側方に立設したロツクピン12
と、該ロツクピン12へ回動自在に軸支され、
重力により水平状態となるロツクレバー16と
より形成した請求項(3)に記載のロツク付遮断
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12267889U JPH0442628Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12267889U JPH0442628Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360671U JPH0360671U (ja) | 1991-06-14 |
JPH0442628Y2 true JPH0442628Y2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=31670670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12267889U Expired JPH0442628Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442628Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP12267889U patent/JPH0442628Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360671U (ja) | 1991-06-14 |
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