JPH0442441A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光ディスクに記録されている情報をピック
アップにより光学的に読取り電気信号として出力する光
ディスク再生装置に関する。

［従来の技術］ 第８図はトラック方向と自重方向とが同方向のためアク
チュエータが自重方向に偏位した従来の光ディスク再生
装置を示す正面図であり、図において、（１）はピット
列（トラック）への焦点合せ及びビット追従を実行する
アクチュエータ部、（２）はアクチュエータ部（１）に
取付けられた対物レンズ、（３）はアクチュエータ部（
１）を支持するワイヤー　（４）、　　（５）はアクチ
ュエータ部（１）をトラック方向に動かすためのトラッ
キングコイル（トラックアクチュエータ駆動用コイル）
及びマグネット、（６）、−（７）はワイヤー（３）を
固定するワイヤー固定プレート及びワイヤー支持ゴム、
（８）はアクチュエータ部固定プレート、（９）はピッ
クアップベース、（１０）はレーザ出射パワーを調整す
るＡＬＰＣ回路である。

第９図は上記トラッキングコイル（４）に対する通電を
制御するトラッキング制御回路のプロッり図であり、図
において、（２１）は先ディスクの面振れ心振れによる
ピット列からのずれを検出する検知器部、（２２）は検
知器部（２１）の出力信号を増幅するプリアンプ部、（
２３）はプリアンプ部（２２）の出力信号を入力し、ド
ライバ（２４）を介してトラッキングコイル（４）に上
記ズレが小さくなるような電流を供給するトラックサー
ボ回路である。

次に動作について説明する。

ピックアップベース（９）の上にアクチュエータ部固定
プレート（８）をネジ止めし、前記アクチュエータ部固
定プレート（８）の端でワイヤー固定プレート（６）を
固定し、ワイヤー（３）でアクチュエータ部（１）を支
持する。

マグネット（５）の磁界中にアクチュエータ部（１）を
置くことにより、アクチュエータ部（１）に巻付けられ
たコイル（図示せず）に電流を流せば、フレミングの法
則により力が発生し、アクチュエータ部（１）は揺動自
在に動く。

ＣＤプレイヤーでは、ディスクと対物レンズ（２）との
距離を一定に保つためのフォーカスサーボとディスクの
ピット列を追従するトラックサーボとにより、アクチュ
エータ部（１）を揺動自在に動かし記録情報を読み出し
ている。

ピット間隔は１．６μｍと非常に小さいため、トラック
方向の追従は、軽量のアクチュエータ部（１）のみを駆
動し、アクチュエータ部（１）がある一定の距離だけ動
いた時に、ピ・ツクアップ全体も動くようなシステムと
なっている。従って、光ディスク再生装置をピックアッ
プのトラック方向が自重方向と同方向になる姿勢とした
場合には、アクチュエータ部（１）は自重によって、本
来の位置よりトラック方向に１０−０〜２００μｍの位
置ズレを起こす。

一方、ピックアップのトラック方向の光学的可動距離は
４００μｍ位しかなく、光ディスク再生装置の姿勢によ
るアクチュエータ部（１）のトラック方向の位置ズレが
あれば、光学特性も最良の状態で使用することができな
い。

そのため、従来は、アクチュエータ部（１）を支持する
ワイヤー（３）を硬くするなどして、光ディスク再生装
置の配設姿勢によってピックアップを傾けた場合も、ア
クチュエータ部（１）があまり位置ズレしないようにし
ている。

しかし、ワイヤー（３）を硬くすることは、揺動自在に
動くべきアクチュエータ部（１）のＤＣ感度が低下し、
ＣＤプレイヤーの消費電力が大きくなったり、トラッキ
ング制御回路を設計する時には、アンプが一段多（必要
となることもあった。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の光ディスク再生装置は以上のように構成されてい
るので、ピックアップのトラック方向を自重方向と同方
向となる姿勢で使用する場合には、アクチュエータ部（
１）がトラック方向に位置ズレを起こし、フォーカスサ
ーボやトラックサーボが動作しにくくなるなどの問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消することを課題に
なされたもので、トラック方向のアクチュエータの位置
ズレを補正できるとともにサーボ動作を安定させること
のできる光ディスク再生装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る光ディスク再生装置は、ピックアップか
らの出射光をピット列に焦点合せする再生前の初期時、
そのアクチュエータ部の自重による初期偏位を中立点へ
補正するための信号を出力する中点位置ズレ補正回路と
を具備したものである。

［作用］ この発明におけるアクチュエータ部の中点位置ズレ補正
回路は、ピックアップを傾けて使用するとき、再生開始
前に自重により生したアクチュエータ部の位置ズレを自
動的に補正するための信号を出力する。このため、再生
時におけるピックアップの使用姿勢による位置ズレを解
消する事ができる。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図乃至第３図において、（１）はアクチュエータ部、（
２）対物レンズ、（３）はワイヤ（４）はトラックアク
チュエータ駆動用コイル、（５）マグネット、（６）は
ワイヤー固定プレート、（７）はワイヤ支持ゴム、（８
）はアクチュエータ部固定プレート、（９）はピックア
ップベース、（１０）はＡＬＰＣ回路であり、これ等は
前記第５図に示す従来装置と同一であるから、同一部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。（１１）は
フォーカスアクチュエータ駆動用コイル、（１２）は光
ディスクである。

第４図は上記トラッキングコイル（４）に対する通電を
制御するトラッキング制御回路を示すブロック図であり
１、（２１）は検知器部、（２２）はプリアンプ部、（
２３）はトラックサーボ回路、（２４）はドライバであ
り、これ等は前記第６図に示す制御回路と同一であるか
ら、同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する
。（２５）は中点位置ズレ補正回路、（２６）は中点位
置ズレ補正回路（２５）とドライバ（２４）の接続路に
設けられたスイッチング回路である。

次に上記実施例の動作について説明する。ＣＤプレイヤ
ー再生前（フォーカスサーボ、トラックサーボともにオ
フ時）及びトラックはずれ時（フォーカスサーボオン、
トラックサーボオフ時）には、アクチュエータ部（１）
へ中点位置ズレ補正回路（２５）の出力電圧を供給する
。しかしＣＤプレイヤーの再生中には、中点位置ズレ補
正回路（２５）の出力電圧がオフセットとしてアクチュ
エータ部（１）に印加されるため、スイッチング回路（
２６）により上記出力電圧がアクチュエータ部（１）に
加わらないようにする。

その一つの手段として、ＦＺＣ（フォーカスゼロ　クロ
ス）信号及びＴＺＣ（）ラック　ゼロクロス）信号でア
ナログスイッチの切り換えを行うようにすることで、簡
単なスイッチ回路（２６）及び中点位置ズレ補正回路（
２５）が構成できる。

第５図はその中点位ｌズレ補正回路（２５）の構成例を
示すもので、可変抵抗（２５ａ）と固定抵抗（２５ｂ）
とで構成しており、下表の機能を有している。

この機能表に示すように、フォーカスサーボ及びトラッ
クサーボがオンした時のみ位置ズレ補正電圧はカットさ
れるため、トラック方向の位置ズレがないところでトラ
ックサーボをオンすることができ、光学特性も最良な状
態で使用できる。

また、前記実施例では、アナログスイッチでスイッチン
グ回路（２６）を構成したが、第６図に示すように、中
点位置ズレ補正回路（２５）を構成する可変抵抗（２５
ａ）の可動端子にコレクタ抵抗（２６ａ）を介して接続
したトランジスタスイッチ（２６ｂ）とベース抵抗（２
６ｃ）及びベース・エミッタ間抵抗（２６ｄ）とで構成
しても、上記実施例と同様の効果を奏する。

この時のトランジスタスイッチ（２６ｂ）のオン／オフ
は、ＴＺＣ信号により切り換えるもので、そのタイミン
グチャートを第７図に示す。

また、トランジスタスイッチ（２６ｂ）の切り換え信号
としては、ＦＺＣ信号または対物レンズと光ディスクと
の距離がほぼ焦点距離となったとき発生する信号で、フ
ォーカスサーボ引き込みＯＫ倍信号して使用されるＨＦ
０Ｋ信号を使用してもほぼ同等の効果が得られる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によればトラッキング制御回路
に中立位置ズレ補正回路を設け、ピックアップからの出
射光をビット列に焦点合せする初期時に、中立位置ズレ
補正回路の出力で位置ズレ補正をするように構成したの
で、フォーカスサーボ動作を安定にすることができると
ともトラックサーボを中点位置で動作させることができ
る。またピックアップのＤＣ感度を高くできるので、低
消費電力のＣＤプレイヤーを得ることができるようにな
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による光ディスク再生装置
のアクチュエータ部の正面図、第２図はそのアクチュエ
ータ部の拡大正面図、第３図はそのアクチュエータ部を
光ディスクに対向配置した平面図、第４図はトラッキン
グ制御回路の回路図、第５図は中点位置ずれ補正回路と
スイッチング回路の回路図、第６図は他の中点位置ズレ
補正回路とスイッチング回路の回路図、第７図はその回
路のタイミングチャート図、第８図は従来の光ディスク
再生装置のアクチュエータ部の正面図、第９図はその装
置におけるトラッキング制御回路のブロック図である。 図において、（１）はアクチュエータ部、（９）はピッ
クアップベース、（２５）は中点位置ズレ補正回路、（
２６）はスイッチング回路である。 （上 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 対物レンズを有し、光ディスク上のピット列に光を出射
   すると共に、ピット列からの反射光から情報を光学的に
   読取り電気信号として出力するピックアップと、 前記対物レンズとピット列との相対距離を変更すること
   により前記ピックアップからの出射光を前記ピット列に
   焦点合せするアクチュエータ部と、前記出射光を前記ピ
   ット列に焦点合せする再生開始前の初期時に前記アクチ
   ュエータ部の自重による初期偏位を補正するための信号
   を出力する中点位置ズレ補正回路とを備えた光ディスク
   再生装置。