JPH0437487B2 - - Google Patents
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- JPH0437487B2 JPH0437487B2 JP59158307A JP15830784A JPH0437487B2 JP H0437487 B2 JPH0437487 B2 JP H0437487B2 JP 59158307 A JP59158307 A JP 59158307A JP 15830784 A JP15830784 A JP 15830784A JP H0437487 B2 JPH0437487 B2 JP H0437487B2
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- Japan
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- objective lens
- tracking
- optical axis
- leaf spring
- focusing
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0925—Electromechanical actuators for lens positioning
- G11B7/0932—Details of sprung supports
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は情報を読み取るための対物レンズ支持
装置に関するものである。
装置に関するものである。
例えば、ビデオまたはオーデイオデイスク再生
装置においては、読み取り用の光束をデイスク面
に正しく集束させるようにフオーカシングを行な
うと共に、デイスク上のトラツクに光束を追従さ
せるようにトラツキングを行なう必要がある。こ
の場合重要なことは、適当な方法でフオーカシン
グおよびトラツキング用の信号を得た後、これら
の信号に基いて光学系をどのように駆動するかと
いうことである。
装置においては、読み取り用の光束をデイスク面
に正しく集束させるようにフオーカシングを行な
うと共に、デイスク上のトラツクに光束を追従さ
せるようにトラツキングを行なう必要がある。こ
の場合重要なことは、適当な方法でフオーカシン
グおよびトラツキング用の信号を得た後、これら
の信号に基いて光学系をどのように駆動するかと
いうことである。
かかる光学系の駆動法については、従来、種々
の方法が提案されている。例えば特公57−42895
号の様に、従来の方法においては、殆んどのもの
が読み取り用光束の光路中にガルバノミラーを配
置し、これにトラツキング信号を供給して光束を
トラツクと直交する方向に振らせてトラツキング
を行なうようにしている。このため、従来のビデ
オまたはオーデイオデイスク再生装置において
は、トラツキング動作に伴なつて、読み取り用光
束が対物レンズ等の光学系の光軸に対して斜めに
通過することになるので、このような場合にも光
束の集束が正しく行なわれるように、球面収差や
非点収差等がなく、かつ大形の光学系を用いる必
要がある。したがつて、光学系の設計が難しいと
共に、構成が複雑でかつ重量が増えて、フオーカ
シングのために対物レンズを駆動する制御系に良
好な周波数特性、ダイビング特性をもたせること
が難しくなり、駆動装置が大形かつ複雑になる欠
点がある。
の方法が提案されている。例えば特公57−42895
号の様に、従来の方法においては、殆んどのもの
が読み取り用光束の光路中にガルバノミラーを配
置し、これにトラツキング信号を供給して光束を
トラツクと直交する方向に振らせてトラツキング
を行なうようにしている。このため、従来のビデ
オまたはオーデイオデイスク再生装置において
は、トラツキング動作に伴なつて、読み取り用光
束が対物レンズ等の光学系の光軸に対して斜めに
通過することになるので、このような場合にも光
束の集束が正しく行なわれるように、球面収差や
非点収差等がなく、かつ大形の光学系を用いる必
要がある。したがつて、光学系の設計が難しいと
共に、構成が複雑でかつ重量が増えて、フオーカ
シングのために対物レンズを駆動する制御系に良
好な周波数特性、ダイビング特性をもたせること
が難しくなり、駆動装置が大形かつ複雑になる欠
点がある。
本発明の目的は、上述した欠点を除去し、対物
レンズをトラツキング方向並びにフオーカシング
方向の2次元方向に高精度で移動制御できると共
に、構成が簡単で、かつ小形な対物レンズ支持装
置を提供せんとするにある。
レンズをトラツキング方向並びにフオーカシング
方向の2次元方向に高精度で移動制御できると共
に、構成が簡単で、かつ小形な対物レンズ支持装
置を提供せんとするにある。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明光学的情報読取装置の一例の構
成を示す線図である。本例ではビデオデイスク再
生装置を示す。デイスク1はモータ2の回転軸2
aに固着されたターンテーブル3上に取り付けら
れ、所定の回転速度で回転する。このデイスク1
には本例では、情報を符号化した凹凸ピツト1a
が螺線状または同心円状に形成されてビデオ情報
が記録されている。したがつて、本例では、読み
取り用光束のピツト1aからの反射光を受光して
ビデオデイスク情報を再生する、いわゆる反射形
のビデオデイスク再生装置を示す。
成を示す線図である。本例ではビデオデイスク再
生装置を示す。デイスク1はモータ2の回転軸2
aに固着されたターンテーブル3上に取り付けら
れ、所定の回転速度で回転する。このデイスク1
には本例では、情報を符号化した凹凸ピツト1a
が螺線状または同心円状に形成されてビデオ情報
が記録されている。したがつて、本例では、読み
取り用光束のピツト1aからの反射光を受光して
ビデオデイスク情報を再生する、いわゆる反射形
のビデオデイスク再生装置を示す。
デイスク1のピツト1aを形成した面側には、
後述する対物レンズ駆動装置4を対向配置する。
この対物レンズ駆動装置4は、対物レンズ5を具
え、これをデイスク1に対して所定方向、すなわ
ち光軸方向と、これと直交し、かつピツト1aを
形成したトラツクの方向と直交する方向とに移動
制御して、読み取り用光束をトラツク上に正しく
集束させるフオーカシングを行なうと共に、トラ
ツクに正確に追従させるトラツキングを行なう。
本例では、トラツキングは読み取り用光束とは別
の二つのトラツキング用光束を用い、これら二つ
のトラツキング用光束を、前記対物レンズ5を介
して、トラツクの両側にそれぞれ光点を結ぶよう
に集束させる。これら読み取り用光束およびトラ
ツキング用光束の三つの光束は、それぞれ独立の
光源から得ることができるが、本例では一つのレ
ーザ光源6からのレーザ光をホログラム板7に投
射して、0次回折光束、±1次回折光束を得、こ
れら三つの光束をビームスリツター8を経て対物
レンズ5に導く。
後述する対物レンズ駆動装置4を対向配置する。
この対物レンズ駆動装置4は、対物レンズ5を具
え、これをデイスク1に対して所定方向、すなわ
ち光軸方向と、これと直交し、かつピツト1aを
形成したトラツクの方向と直交する方向とに移動
制御して、読み取り用光束をトラツク上に正しく
集束させるフオーカシングを行なうと共に、トラ
ツクに正確に追従させるトラツキングを行なう。
本例では、トラツキングは読み取り用光束とは別
の二つのトラツキング用光束を用い、これら二つ
のトラツキング用光束を、前記対物レンズ5を介
して、トラツクの両側にそれぞれ光点を結ぶよう
に集束させる。これら読み取り用光束およびトラ
ツキング用光束の三つの光束は、それぞれ独立の
光源から得ることができるが、本例では一つのレ
ーザ光源6からのレーザ光をホログラム板7に投
射して、0次回折光束、±1次回折光束を得、こ
れら三つの光束をビームスリツター8を経て対物
レンズ5に導く。
対物レンズ駆動装置4は、前記三つの光束を、
前述したように、それぞれデイスク1の所定位置
に焦点を合わせながら、デイスク1を半径方向に
走査する。デイスク1での三つの反射光は、対物
レンズ5およびビームスプリツター8を通して、
三つの光変換器9,10および11にそれぞれ入
射する。ここで、ピツト1aからの反射光は光変
更器9に入射され、出力端子12にビデオ情報成
分が導出されると共に、このビデオ情報成分を幅
増器13に供給する。幅増器13はこのビデオ情
報成分と所定の基準値とを比較し、その偏差、す
なわちフオーカシング誤差信号を検出し、この信
号をフオーカシング制御回路14および増幅器1
5を経て対物レンズ駆動装置4に供給してフオー
カシングを行なわせる。またこのとき、対物レン
ズ駆動装置4による対物レンズ5の光軸方向の移
動量を検出し、これを前記制御回路14に入力し
てフオーカシングをモーシヨナルフイードバツク
制御する。また、デイスク面におけるトラツキン
グ用光束の反射光は、それぞれ光変換器10およ
び11に入射されて電気信号に変換され、それぞ
れ差動増幅器16に供給される。差動増幅器16
は、光変換器10,11の出力信号を比較し、そ
の差信号、すなわちトラツキング誤差信号を検出
し、この信号をトラツキング制御回路17および
増幅器18を経て対物レンズ駆動装置4に供給し
てトラツキングを行なわせる。またこのとき、対
物レンズ駆動装置4による光軸と直交する方向の
対物レンズ5の移動量を検出し、これを差動増幅
器84を経て前記制御回路17に入力してトラツ
キングをモーシヨナルフイードバツク制御する。
前述したように、それぞれデイスク1の所定位置
に焦点を合わせながら、デイスク1を半径方向に
走査する。デイスク1での三つの反射光は、対物
レンズ5およびビームスプリツター8を通して、
三つの光変換器9,10および11にそれぞれ入
射する。ここで、ピツト1aからの反射光は光変
更器9に入射され、出力端子12にビデオ情報成
分が導出されると共に、このビデオ情報成分を幅
増器13に供給する。幅増器13はこのビデオ情
報成分と所定の基準値とを比較し、その偏差、す
なわちフオーカシング誤差信号を検出し、この信
号をフオーカシング制御回路14および増幅器1
5を経て対物レンズ駆動装置4に供給してフオー
カシングを行なわせる。またこのとき、対物レン
ズ駆動装置4による対物レンズ5の光軸方向の移
動量を検出し、これを前記制御回路14に入力し
てフオーカシングをモーシヨナルフイードバツク
制御する。また、デイスク面におけるトラツキン
グ用光束の反射光は、それぞれ光変換器10およ
び11に入射されて電気信号に変換され、それぞ
れ差動増幅器16に供給される。差動増幅器16
は、光変換器10,11の出力信号を比較し、そ
の差信号、すなわちトラツキング誤差信号を検出
し、この信号をトラツキング制御回路17および
増幅器18を経て対物レンズ駆動装置4に供給し
てトラツキングを行なわせる。またこのとき、対
物レンズ駆動装置4による光軸と直交する方向の
対物レンズ5の移動量を検出し、これを差動増幅
器84を経て前記制御回路17に入力してトラツ
キングをモーシヨナルフイードバツク制御する。
次に上述した対物レンズ駆動装置の一例の構成
を第2図、第3図および第4図を参照して説明す
る。第2図は対物レンズ駆動装置4を対物レンズ
5の光軸と直交する平面で切つた断面図を、第3
図は第2図のA−A′線に沿つて切つた断面図を、
第4図は同じくB−B′線に沿つた切つた断面図
をそれぞれ示す。対物レンズ5は円筒形の保持筒
20に取り付けられている。この保持筒20は二
枚の磁性体の板ばね21,22によつてコイルボ
ビン23に連結されている。なお、板ばね21,
22もしくはレンズ保持筒20は磁性体で構成す
る。対物レンズ支持弾性体を構成し、第2図にお
いて紙面に垂直な方向、すなわち光軸方向には曲
がらないで、この方向の動き、すなわちフオーカ
シングに関しては対物レンズ5とコイルボビン2
3とは一体的に動く。コイルボビン23にはコイ
ル24が巻かれていると共に、このボビン23を
内側と外側とから挟むように磁石25が配置され
ている。磁石25の内筒部分26には、前記板ば
ね21,22が貫通するための孔27,28が形
成され、コイルボビン23とレンズ保持筒20と
が光軸方向に自由に動けるようになつている。な
お、コイルボビン23は、光軸に関してほぼ対称
な形状、例えばスパイダー状に形成した板ばね2
9を介して、前記磁石25を保持する枠30に取
り付けられている。なお、この板ばね29はスパ
イラル状または径方向に延在する板ばねとするこ
ともできる。したがつて、コイル24に、第1図
に示すようにフオーカシング誤差信号(電流)を
供給すれば、コイルボビン23およびレンズ保持
筒20は一体に光軸方向に動き、フオーカシング
が行なわれる。また、本例では、前記板ばね29
に少く共一個の圧電素子31を取り付け、これに
より板ばね29の変形、すなわち対物レンズ5の
光軸方向の移動量に応じた電気信号を検出してこ
れを第1図に示すフオーカシング制御回路14に
供給して、フオーカシング動作をモーシヨナルフ
イードバツク制御する。このようにして、フオー
カシングを正確に行なうことができる。
を第2図、第3図および第4図を参照して説明す
る。第2図は対物レンズ駆動装置4を対物レンズ
5の光軸と直交する平面で切つた断面図を、第3
図は第2図のA−A′線に沿つて切つた断面図を、
第4図は同じくB−B′線に沿つた切つた断面図
をそれぞれ示す。対物レンズ5は円筒形の保持筒
20に取り付けられている。この保持筒20は二
枚の磁性体の板ばね21,22によつてコイルボ
ビン23に連結されている。なお、板ばね21,
22もしくはレンズ保持筒20は磁性体で構成す
る。対物レンズ支持弾性体を構成し、第2図にお
いて紙面に垂直な方向、すなわち光軸方向には曲
がらないで、この方向の動き、すなわちフオーカ
シングに関しては対物レンズ5とコイルボビン2
3とは一体的に動く。コイルボビン23にはコイ
ル24が巻かれていると共に、このボビン23を
内側と外側とから挟むように磁石25が配置され
ている。磁石25の内筒部分26には、前記板ば
ね21,22が貫通するための孔27,28が形
成され、コイルボビン23とレンズ保持筒20と
が光軸方向に自由に動けるようになつている。な
お、コイルボビン23は、光軸に関してほぼ対称
な形状、例えばスパイダー状に形成した板ばね2
9を介して、前記磁石25を保持する枠30に取
り付けられている。なお、この板ばね29はスパ
イラル状または径方向に延在する板ばねとするこ
ともできる。したがつて、コイル24に、第1図
に示すようにフオーカシング誤差信号(電流)を
供給すれば、コイルボビン23およびレンズ保持
筒20は一体に光軸方向に動き、フオーカシング
が行なわれる。また、本例では、前記板ばね29
に少く共一個の圧電素子31を取り付け、これに
より板ばね29の変形、すなわち対物レンズ5の
光軸方向の移動量に応じた電気信号を検出してこ
れを第1図に示すフオーカシング制御回路14に
供給して、フオーカシング動作をモーシヨナルフ
イードバツク制御する。このようにして、フオー
カシングを正確に行なうことができる。
次にトラツキングに関する機構を説明する。磁
石25の内筒部分26の内面には、対向して二つ
の電磁石32,33を設ける。これらの電磁石3
2,33に、第1図に示すようにトラツキング誤
差信号を供給する。したがつて、電磁石32,3
3のいずれか一方に、トラツキング誤差信号(電
流)が供給されれば、これにより生じる磁力が磁
性体の板ばね21または22、もしくは磁性体の
保持筒20に働いて吸引され、これに伴なつてレ
ンズ保持筒20が光軸およびデイスク1(第1図
参照)のトラツクの方向と直交する方向に移動し
てトラツキングが行なわれる。また、本例では第
4図に示すように、板ばね21に圧電素子34を
貼り付け、これにより板ばね21の変形、すなわ
ち前記方向への対物レンズ5の移動量に対応した
電気信号を得、該信号を第1図に示すトラツキン
グ制御回路17に供給することにより、トラツキ
ング動作をモーシヨナルフイードバツク制御す
る。このようにして、トラツキングを正確に行な
うことができる。なお、本実施例の板ばね21,
22によれば、レンズ保持筒20は回動しながら
トラツキング補正方向に直線的に移動するので、
一層正確なトラツキングを行なうことができる。
石25の内筒部分26の内面には、対向して二つ
の電磁石32,33を設ける。これらの電磁石3
2,33に、第1図に示すようにトラツキング誤
差信号を供給する。したがつて、電磁石32,3
3のいずれか一方に、トラツキング誤差信号(電
流)が供給されれば、これにより生じる磁力が磁
性体の板ばね21または22、もしくは磁性体の
保持筒20に働いて吸引され、これに伴なつてレ
ンズ保持筒20が光軸およびデイスク1(第1図
参照)のトラツクの方向と直交する方向に移動し
てトラツキングが行なわれる。また、本例では第
4図に示すように、板ばね21に圧電素子34を
貼り付け、これにより板ばね21の変形、すなわ
ち前記方向への対物レンズ5の移動量に対応した
電気信号を得、該信号を第1図に示すトラツキン
グ制御回路17に供給することにより、トラツキ
ング動作をモーシヨナルフイードバツク制御す
る。このようにして、トラツキングを正確に行な
うことができる。なお、本実施例の板ばね21,
22によれば、レンズ保持筒20は回動しながら
トラツキング補正方向に直線的に移動するので、
一層正確なトラツキングを行なうことができる。
上述した実施例において、対物レンズ5は、光
軸に関して対称な位置に配置したトラツキング用
の二枚の板ばね21,22と、同じく光軸に関し
てほぼ対称な形状のフオーカシング用の板ばね2
9とによつて所定方向に弾性的に移動可能に保持
されている。このためフオーカシング用の可動部
から成る光軸方向の振動系の上に、トラツキング
用の可動部から成る光軸およびデイスク上のトラ
ツキングの方向と直交する方向の振動系は載つて
いても、不所望な振動が起こりにくい利点がある
と共に、駆動装置をコンパクトにできる。また、
トラツキング制御に、ガルバノミラーを使用して
いないから、小形、軽量で安価な再生装置が現実
できる。
軸に関して対称な位置に配置したトラツキング用
の二枚の板ばね21,22と、同じく光軸に関し
てほぼ対称な形状のフオーカシング用の板ばね2
9とによつて所定方向に弾性的に移動可能に保持
されている。このためフオーカシング用の可動部
から成る光軸方向の振動系の上に、トラツキング
用の可動部から成る光軸およびデイスク上のトラ
ツキングの方向と直交する方向の振動系は載つて
いても、不所望な振動が起こりにくい利点がある
と共に、駆動装置をコンパクトにできる。また、
トラツキング制御に、ガルバノミラーを使用して
いないから、小形、軽量で安価な再生装置が現実
できる。
次に本発明対物レンズ支持装置の他の実施例に
ついて説明する。第5図は、上述した実施例にお
いて、トラツキング用の二枚の板ばね21,22
にそれぞれ圧電素子35,36を貼り付け、これ
ら圧電素子35,36から板ばね21,22の変
形に対応した電気信号を得、これらの信号を差動
増幅器84で比較し、その出力信号をトラツキン
グ制御回路17にフイードバツクして、トラツキ
ングサーボを行なわせるようにしたものであり、
その他の構成については上述した実施例と同様で
ある。
ついて説明する。第5図は、上述した実施例にお
いて、トラツキング用の二枚の板ばね21,22
にそれぞれ圧電素子35,36を貼り付け、これ
ら圧電素子35,36から板ばね21,22の変
形に対応した電気信号を得、これらの信号を差動
増幅器84で比較し、その出力信号をトラツキン
グ制御回路17にフイードバツクして、トラツキ
ングサーボを行なわせるようにしたものであり、
その他の構成については上述した実施例と同様で
ある。
第6図は、上述した実施例においては、電磁石
32、33を用いることなく、板ばね21,22
にこれらをそれぞれサンドイツチ状に挟むように
圧電素子37,38および39,40を貼り付
け、これら圧電素子37,38,39,40によ
つてトラツキング制御を行なうようにしたもので
ある。すなわち、第6図においては、例えば外側
の圧電素子38および40に、トラツキング制御
回路17および増幅器18を経てトラツキング誤
差信号(電圧)を供給して、これら圧電素子3
8,40を光軸およびデイスク1のトラツクの方
向と直交する方向に振動させる。この際、内側の
圧電素子37,39はレンズ保持筒20すなわち
対物レンズの動きに応じて変形するからその変形
に応じた電気信号を差動増幅器84で比較し、そ
の出力信号をトラツキング制御回路17にフイー
ドバツクして、トラツキングサーボを行なわせ
る。このように本実施例では、圧電素子によつて
トラツキングのための駆動とトラツキングサーボ
とを行なわせるようにしたものである。とたがつ
て、板ばね21,22もしくはレンズ保持筒20
は必ずしも磁性体とする必要はない。
32、33を用いることなく、板ばね21,22
にこれらをそれぞれサンドイツチ状に挟むように
圧電素子37,38および39,40を貼り付
け、これら圧電素子37,38,39,40によ
つてトラツキング制御を行なうようにしたもので
ある。すなわち、第6図においては、例えば外側
の圧電素子38および40に、トラツキング制御
回路17および増幅器18を経てトラツキング誤
差信号(電圧)を供給して、これら圧電素子3
8,40を光軸およびデイスク1のトラツクの方
向と直交する方向に振動させる。この際、内側の
圧電素子37,39はレンズ保持筒20すなわち
対物レンズの動きに応じて変形するからその変形
に応じた電気信号を差動増幅器84で比較し、そ
の出力信号をトラツキング制御回路17にフイー
ドバツクして、トラツキングサーボを行なわせ
る。このように本実施例では、圧電素子によつて
トラツキングのための駆動とトラツキングサーボ
とを行なわせるようにしたものである。とたがつ
て、板ばね21,22もしくはレンズ保持筒20
は必ずしも磁性体とする必要はない。
上述した実施例では、いずれもトラツキング用
の二つの光束を用いてトラツキング誤差信号を検
出したが、このようにトラツキング用の光束を用
いることなく、対物レンズを圧電素子によつて微
小振動させ、読み取り用光束の反射光からトラツ
キング誤差信号を検出してトラツキング制御を行
なうこともできる。このような構成の実施例を以
下に説明する。
の二つの光束を用いてトラツキング誤差信号を検
出したが、このようにトラツキング用の光束を用
いることなく、対物レンズを圧電素子によつて微
小振動させ、読み取り用光束の反射光からトラツ
キング誤差信号を検出してトラツキング制御を行
なうこともできる。このような構成の実施例を以
下に説明する。
第7図は、対物レンズ駆動装置4として、第2
図に示すような構成の駆動装置において、トラツ
キング用の二枚の板ばねに、第6図に示すよう
に、これらをそれぞれサンドイツチ状に挟むよう
に圧電素子を貼り付けたものを使用する。このよ
うに本実施例で使用する対物レンズ駆動装置4
は、光軸に関して対称であるから。、第7図では
一方の板ばね21を含むトラツキング用の可動部
のみを線図的に示し、フオーカシング用の可動部
の構成およびその制御については、上述した実施
例と同様であるので説明を省略する。板ばね21
の外側の圧電素子41には、電圧源42を接続
し、一定振幅、一定周波数f(ビデオ情報の周波
数よりも遥かにかに低い)の電圧を印加して対物
レンズを支持する保持筒20を、光軸およびデイ
スク1上のトラツクの方向と直交する方向に微小
振動させながら、レーザー光源6からのレーザー
光をビームスプリツタ8および対物レンズ5(第
2図参照)を経てデイスク1上に集束させる。し
たがつてデイスク1上での読み取り用光束の光点
は、対物レンズ5の振動に供なつて微小振動す
る。
図に示すような構成の駆動装置において、トラツ
キング用の二枚の板ばねに、第6図に示すよう
に、これらをそれぞれサンドイツチ状に挟むよう
に圧電素子を貼り付けたものを使用する。このよ
うに本実施例で使用する対物レンズ駆動装置4
は、光軸に関して対称であるから。、第7図では
一方の板ばね21を含むトラツキング用の可動部
のみを線図的に示し、フオーカシング用の可動部
の構成およびその制御については、上述した実施
例と同様であるので説明を省略する。板ばね21
の外側の圧電素子41には、電圧源42を接続
し、一定振幅、一定周波数f(ビデオ情報の周波
数よりも遥かにかに低い)の電圧を印加して対物
レンズを支持する保持筒20を、光軸およびデイ
スク1上のトラツクの方向と直交する方向に微小
振動させながら、レーザー光源6からのレーザー
光をビームスプリツタ8および対物レンズ5(第
2図参照)を経てデイスク1上に集束させる。し
たがつてデイスク1上での読み取り用光束の光点
は、対物レンズ5の振動に供なつて微小振動す
る。
デイスク1上で反射された光線は、対物レンズ
5およびビームスプリツター8を経て光変換器4
3に入射する。このとき、第8図Aに示すよう
に、読み取り用光束が矢印で示すように正確にト
ラツクに追従していれば、第7図に示す光変換器
43からは、振幅がほぼ一定で電圧源43の周波
数の2倍の周波数で変調された出力信号(電流)
が得られる。また、第8図Cに示すように、読み
取り用光束がトラツクに追従していなければ、光
変換器43からは、振幅が異なる出力信号が得ら
れる。
5およびビームスプリツター8を経て光変換器4
3に入射する。このとき、第8図Aに示すよう
に、読み取り用光束が矢印で示すように正確にト
ラツクに追従していれば、第7図に示す光変換器
43からは、振幅がほぼ一定で電圧源43の周波
数の2倍の周波数で変調された出力信号(電流)
が得られる。また、第8図Cに示すように、読み
取り用光束がトラツクに追従していなければ、光
変換器43からは、振幅が異なる出力信号が得ら
れる。
第7図において、光変換器43の出力信号は増
幅器44で増幅される。増幅された電気信号は、
ビデオ情報処理回路45および同期検波回路46
に供給される。ビデオ情報処理回路45では、増
幅器44からの信号からビデオ情報成分のみを取
り出し、これを出力端子47に導出する。また、
同期検波回路46は供給された信号から、第8図
BおよびDに示すような圧電素子41の振動に基
づく周波数成分を検波すると共に、この信号と正
常トラツキング時における基準信号とからトラツ
キング誤差信号を検出して、この誤差信号をトラ
ツキング制御回路17に供給する。トラツキング
制御回路17は、トラツキング誤差信号を処理
し、増幅器18を経て誤差信号に対応した電流を
電磁石32に供給して、板ばね21を介してレン
ズ保持筒20(対物レンズ)を光軸およびトラツ
クの方向と直交する方向に移動させてトラツキン
グを行なわせると共に、この動作に基づく板ばね
21の変形、すなわち対物レンズの移動量に対応
する電気信号を、板ばね21の内側に貼り付けた
圧電素子47、および板ばね21と対向する板ば
ね(図示せず)の内側に貼り付けた圧電素子(図
示せず)から得、これらを第6図で説明したよう
に差動増幅器で比較して、トラツキング動作をモ
ーシヨナルフイードバツク制御する。これにより
トラツキング制御を円滑に行なうことができる。
幅器44で増幅される。増幅された電気信号は、
ビデオ情報処理回路45および同期検波回路46
に供給される。ビデオ情報処理回路45では、増
幅器44からの信号からビデオ情報成分のみを取
り出し、これを出力端子47に導出する。また、
同期検波回路46は供給された信号から、第8図
BおよびDに示すような圧電素子41の振動に基
づく周波数成分を検波すると共に、この信号と正
常トラツキング時における基準信号とからトラツ
キング誤差信号を検出して、この誤差信号をトラ
ツキング制御回路17に供給する。トラツキング
制御回路17は、トラツキング誤差信号を処理
し、増幅器18を経て誤差信号に対応した電流を
電磁石32に供給して、板ばね21を介してレン
ズ保持筒20(対物レンズ)を光軸およびトラツ
クの方向と直交する方向に移動させてトラツキン
グを行なわせると共に、この動作に基づく板ばね
21の変形、すなわち対物レンズの移動量に対応
する電気信号を、板ばね21の内側に貼り付けた
圧電素子47、および板ばね21と対向する板ば
ね(図示せず)の内側に貼り付けた圧電素子(図
示せず)から得、これらを第6図で説明したよう
に差動増幅器で比較して、トラツキング動作をモ
ーシヨナルフイードバツク制御する。これにより
トラツキング制御を円滑に行なうことができる。
第9図は、対物レンズ駆動装置4として、トラ
ツキング用の板ばねの片面のみに圧電素子を貼り
付けた第5図に示す実施例と同様の構造のものを
使用して、第7図に示す実施例と同様にトラツキ
ング制御を行なうものである。したがつて、本実
施例においても対物レンズ駆動装置4は、光軸に
関して対称であるから、第9図では第7図と同様
に板ばね21を含むトラツキング用の可動部のみ
を線図的に示し、第7図に示した符号と同一符号
は同一作用を成すものとする。すなわち本実施例
では、板ばね21に貼り付けた圧電素子50に、
第7図と同様に電圧源42を接続して、これによ
り対物レンズを一定振幅、一定周波数fで微小振
動させることによつて、同期検波回路46でトラ
ツキング誤差信号を検出し、トラツキング制御回
路17および増幅器18を経て、電磁石32によ
り対物レンズを移動させてトラツキングを行なわ
せる。
ツキング用の板ばねの片面のみに圧電素子を貼り
付けた第5図に示す実施例と同様の構造のものを
使用して、第7図に示す実施例と同様にトラツキ
ング制御を行なうものである。したがつて、本実
施例においても対物レンズ駆動装置4は、光軸に
関して対称であるから、第9図では第7図と同様
に板ばね21を含むトラツキング用の可動部のみ
を線図的に示し、第7図に示した符号と同一符号
は同一作用を成すものとする。すなわち本実施例
では、板ばね21に貼り付けた圧電素子50に、
第7図と同様に電圧源42を接続して、これによ
り対物レンズを一定振幅、一定周波数fで微小振
動させることによつて、同期検波回路46でトラ
ツキング誤差信号を検出し、トラツキング制御回
路17および増幅器18を経て、電磁石32によ
り対物レンズを移動させてトラツキングを行なわ
せる。
この際、圧電素子50は電磁石32によるトラ
ツキング動作に伴なつて変形を受けて微小振動す
る。したがつてこの圧電素子50からは、その変
形、すなわち対物レンズの移動量に対応した信号
を重量した電気信号が得られる。本実施例では、
この電気信号を増幅器51を経て検波回路52に
供給し、ここで圧電素子50の変形に対応した信
号を取り出し、この信号と、同様な手法によつて
得られる板ばね21と対向する板ばね(図示せ
ず)に貼り付けた圧電素子(図示せず)の変形に
対応した信号とを差動増幅器84を経て前記トラ
ツキング制御回路17に供給してトラツキングを
モーシヨナルフイードバツク制御する。これによ
り、トラツキング制御を円滑に行なうことができ
る。
ツキング動作に伴なつて変形を受けて微小振動す
る。したがつてこの圧電素子50からは、その変
形、すなわち対物レンズの移動量に対応した信号
を重量した電気信号が得られる。本実施例では、
この電気信号を増幅器51を経て検波回路52に
供給し、ここで圧電素子50の変形に対応した信
号を取り出し、この信号と、同様な手法によつて
得られる板ばね21と対向する板ばね(図示せ
ず)に貼り付けた圧電素子(図示せず)の変形に
対応した信号とを差動増幅器84を経て前記トラ
ツキング制御回路17に供給してトラツキングを
モーシヨナルフイードバツク制御する。これによ
り、トラツキング制御を円滑に行なうことができ
る。
上述したように本実施例によれば、対物レンズ
を所定方向に弾性的に移動可能に保持する板ばね
に圧電素子を設け、該圧電素子に所定の信号を供
給したり、あるいは該圧電素子から得られる信号
を適切に利用することによつて、対物レンズの所
定方向の移動を高精度に制御できる構成が簡単
で、かつ小形軽量な光学的情報読取装置を実現す
ることができる。
を所定方向に弾性的に移動可能に保持する板ばね
に圧電素子を設け、該圧電素子に所定の信号を供
給したり、あるいは該圧電素子から得られる信号
を適切に利用することによつて、対物レンズの所
定方向の移動を高精度に制御できる構成が簡単
で、かつ小形軽量な光学的情報読取装置を実現す
ることができる。
なお、本発明は上述した例にのみ限定されるも
のではなく幾多の変形または変更が可能である。
例えば第1図〜第6図に示す実施例においては、
トラツキング誤差信号を得るために、読み取り用
光束の他に二つのトラツキング用光束を用いた
が、トラツキング用光束を用いず、読み取り用光
束の反射光の両側端部の成分をそれぞれ別個の光
変換器に入射させ、これらの出力の差を取り出し
てトラツキング誤差信号を得ることもできる。ま
た、第2図に示す対物レンズ駆動装置では、トラ
ツキング制御用の圧電素子をトラツキング用の二
枚の板ばねの一方のみで片面に設けたが、両面に
設けてバイモルフ構造としても良く、両方の板ば
ねに設けて制御するように構成することもでき
る。更に第5図〜第9図に示す実施例において
は、トラツキング用の二枚の板ばねのいずれか一
方のみに圧電素子を設けて、所望の制御を行なわ
せるよう構成することもできる。更にまた、対物
レンズを所定方向に弾性的に移動可能に保持する
機構は、上述した実施例の他、第10図および第
11図に示す構成によつて、対物レンズの不所望
な方向への移動を伴なわないで、所定方向のみに
安定に移動させることができる。すなわち、第1
0図に示す対物レンズ駆動装置4は、第10図A
に光軸方向からみた平面図を、第10図Bに第1
0図AのX−X′線に沿つて光軸方向に切つた断
面図をそれぞれ示すように、スパイター状の二枚
の板ばね55および56によつて、保持枠57に
コイルボビン58を保持し、このボビン58に光
軸と直交する方向に取り付けた二枚の板ばね59
および60によつて対物レンズ61およびレンズ
保持筒62を支持する。更に、コイルボビン58
を光軸方向に延長して、この部分にコイル63を
巻くと共に、この部分を挟むように磁石64を配
置し、前記コイル63にフオーカシング誤差信号
に対応した電流に対応したを供給してフオーカシ
ング制御を行なわせると共に、板ばね55,56
の少く共一方に圧電素子(図示せず)を貼り付
け、これらから得られる電気信号に基いてフオー
カシング動作をモーシヨナルフイードバツク制御
する。このように、本実施例ではフオーカシング
用の板ばねをレンズ保持筒62の上下二か所に設
けているから、レンズ保持筒62が光軸方向に移
動するときなどに、対物レンズ61の光軸が傾く
のを有効に防止することができる。また、トラツ
キング制御は、電磁石を用いる場合には、前記板
ばね59,60を磁性体とし、これら板ばね5
9,60とれぞれ対向し、かつレンズ保持筒62
を介して対向して電磁石65および66を配置す
ると共に、板ばね59,60の少く共一方に圧電
素子(図示せず)を貼り付けてモーシヨナルフイ
ードバツク制御を行なうようにする。なお、電磁
石65,66を用いない場合には、第6図に示す
ように、トラツキング用の少く共ー方の板ばねの
両面に圧電素子を貼り付けて、トラツキングのた
めの駆動とフイードバツク制御とを行わせること
ができる。
のではなく幾多の変形または変更が可能である。
例えば第1図〜第6図に示す実施例においては、
トラツキング誤差信号を得るために、読み取り用
光束の他に二つのトラツキング用光束を用いた
が、トラツキング用光束を用いず、読み取り用光
束の反射光の両側端部の成分をそれぞれ別個の光
変換器に入射させ、これらの出力の差を取り出し
てトラツキング誤差信号を得ることもできる。ま
た、第2図に示す対物レンズ駆動装置では、トラ
ツキング制御用の圧電素子をトラツキング用の二
枚の板ばねの一方のみで片面に設けたが、両面に
設けてバイモルフ構造としても良く、両方の板ば
ねに設けて制御するように構成することもでき
る。更に第5図〜第9図に示す実施例において
は、トラツキング用の二枚の板ばねのいずれか一
方のみに圧電素子を設けて、所望の制御を行なわ
せるよう構成することもできる。更にまた、対物
レンズを所定方向に弾性的に移動可能に保持する
機構は、上述した実施例の他、第10図および第
11図に示す構成によつて、対物レンズの不所望
な方向への移動を伴なわないで、所定方向のみに
安定に移動させることができる。すなわち、第1
0図に示す対物レンズ駆動装置4は、第10図A
に光軸方向からみた平面図を、第10図Bに第1
0図AのX−X′線に沿つて光軸方向に切つた断
面図をそれぞれ示すように、スパイター状の二枚
の板ばね55および56によつて、保持枠57に
コイルボビン58を保持し、このボビン58に光
軸と直交する方向に取り付けた二枚の板ばね59
および60によつて対物レンズ61およびレンズ
保持筒62を支持する。更に、コイルボビン58
を光軸方向に延長して、この部分にコイル63を
巻くと共に、この部分を挟むように磁石64を配
置し、前記コイル63にフオーカシング誤差信号
に対応した電流に対応したを供給してフオーカシ
ング制御を行なわせると共に、板ばね55,56
の少く共一方に圧電素子(図示せず)を貼り付
け、これらから得られる電気信号に基いてフオー
カシング動作をモーシヨナルフイードバツク制御
する。このように、本実施例ではフオーカシング
用の板ばねをレンズ保持筒62の上下二か所に設
けているから、レンズ保持筒62が光軸方向に移
動するときなどに、対物レンズ61の光軸が傾く
のを有効に防止することができる。また、トラツ
キング制御は、電磁石を用いる場合には、前記板
ばね59,60を磁性体とし、これら板ばね5
9,60とれぞれ対向し、かつレンズ保持筒62
を介して対向して電磁石65および66を配置す
ると共に、板ばね59,60の少く共一方に圧電
素子(図示せず)を貼り付けてモーシヨナルフイ
ードバツク制御を行なうようにする。なお、電磁
石65,66を用いない場合には、第6図に示す
ように、トラツキング用の少く共ー方の板ばねの
両面に圧電素子を貼り付けて、トラツキングのた
めの駆動とフイードバツク制御とを行わせること
ができる。
第11図に示す対物レンズ駆動装置4は、第1
1図Aに光軸に沿つて切つた断面図を、第11図
Bに第11図AのXI−XI′線の断面図をそれぞれ
示すように、対物レンズ70を保持するレンズ保
持筒71を光軸と平行で、かつ光軸を介して対向
配置した二枚の板ばね72,73によつてコイル
ボビン74に支持する。このコイルボビン74
は、その上下端にそれぞれ取り付けたスパイダー
状の板ばね75および76を介して磁石77に支
持すると共に、この磁石77によつて挟まれる筒
状部分78を具え、この部分にコイル79を巻
く。かかる対物レンズ駆動装置4においては、フ
オーカシングはコイル79にフオーカシング誤差
信号に対応した電流を供給して、対物レンズ70
を光軸方向に移動させると共に、その移動量、す
なわち板ばね75,76の変形に対応した電気信
号を、該板ばね75,76の少く共一方に貼り付
けた圧電素子(図示せず)から得、この電気信号
をトラツキング制御系にモーシヨナルフイードバ
ツクすることにより高精度に行なうことができ
る。また、トラツキングは光軸方向に架設した二
枚の板ばね72,73の少く共一方に、圧電素子
(図示せず)を貼り付ければ、電磁石を用いず該
圧電素子の作用によつて、第6図に示すように、
対物レンズ70を光軸およびデイスク上のトラツ
ク(図示せず)の方向と直交する方向に移動させ
ると共に、その移動をモーシヨナルフイードバツ
ク制御することができる。なお、電磁石を用いる
場合には、第11図に示すように、コイルボビン
74を通じて二個の電磁石80および81を、レ
ンズ保持筒71を介して対向配置すると共に、こ
れら電磁石80,81と対向して、レンズ保持筒
71に磁性体部材82,83を設ければよい。こ
の場合、圧電素子を用いるトラツキング制御は、
第2図、第5図等に示す実施例と同様である。
1図Aに光軸に沿つて切つた断面図を、第11図
Bに第11図AのXI−XI′線の断面図をそれぞれ
示すように、対物レンズ70を保持するレンズ保
持筒71を光軸と平行で、かつ光軸を介して対向
配置した二枚の板ばね72,73によつてコイル
ボビン74に支持する。このコイルボビン74
は、その上下端にそれぞれ取り付けたスパイダー
状の板ばね75および76を介して磁石77に支
持すると共に、この磁石77によつて挟まれる筒
状部分78を具え、この部分にコイル79を巻
く。かかる対物レンズ駆動装置4においては、フ
オーカシングはコイル79にフオーカシング誤差
信号に対応した電流を供給して、対物レンズ70
を光軸方向に移動させると共に、その移動量、す
なわち板ばね75,76の変形に対応した電気信
号を、該板ばね75,76の少く共一方に貼り付
けた圧電素子(図示せず)から得、この電気信号
をトラツキング制御系にモーシヨナルフイードバ
ツクすることにより高精度に行なうことができ
る。また、トラツキングは光軸方向に架設した二
枚の板ばね72,73の少く共一方に、圧電素子
(図示せず)を貼り付ければ、電磁石を用いず該
圧電素子の作用によつて、第6図に示すように、
対物レンズ70を光軸およびデイスク上のトラツ
ク(図示せず)の方向と直交する方向に移動させ
ると共に、その移動をモーシヨナルフイードバツ
ク制御することができる。なお、電磁石を用いる
場合には、第11図に示すように、コイルボビン
74を通じて二個の電磁石80および81を、レ
ンズ保持筒71を介して対向配置すると共に、こ
れら電磁石80,81と対向して、レンズ保持筒
71に磁性体部材82,83を設ければよい。こ
の場合、圧電素子を用いるトラツキング制御は、
第2図、第5図等に示す実施例と同様である。
更に上述した実施例において、トラツキング制
御に電磁石を用いる場合には、これと対向する板
ばねを磁性体としたが、この場合には板ばね全体
を磁性体とすることなく、電磁石と対向する部分
のみを磁性体としてもよい。また電磁石と対向す
るレンズ保持筒部材を磁性体としてもよい。この
ようにすれば、特に第11図に示す実施例におい
ては、レンズ保持筒71に磁性体部材82,83
を貼り付ける必要はない。
御に電磁石を用いる場合には、これと対向する板
ばねを磁性体としたが、この場合には板ばね全体
を磁性体とすることなく、電磁石と対向する部分
のみを磁性体としてもよい。また電磁石と対向す
るレンズ保持筒部材を磁性体としてもよい。この
ようにすれば、特に第11図に示す実施例におい
ては、レンズ保持筒71に磁性体部材82,83
を貼り付ける必要はない。
更にまた、上述した実施例では、反射形のビデ
オデイスク再生装置について説明したが、本発明
は記録部材からの透過光から、ビデオまたはオー
デイオ情報および/またはフオーカシングやトラ
ツキング制御信号を検出する、いわゆる透過形の
光学的情報読取装置にも有効に適用することがで
きる。
オデイスク再生装置について説明したが、本発明
は記録部材からの透過光から、ビデオまたはオー
デイオ情報および/またはフオーカシングやトラ
ツキング制御信号を検出する、いわゆる透過形の
光学的情報読取装置にも有効に適用することがで
きる。
更にまた、上述した実施例において、フオーカ
シング用の板ばねと、対物レンズをトラツキング
用の板ばねを介して支持するボビンとを相対的に
回動可能として、フオーカシング用の板ばねがフ
オーカシング動作の際に光軸を中心に微小回動し
てもボビンの位置が変わらないように構成するこ
ともできるし、またフオーカシング用の板ばねと
して、フオーカシング動作の際に回動しないよう
な形状のもの、例えばトラツキング用の板ばねと
同様に帯状の平行板ばねを使用することもでき
る。
シング用の板ばねと、対物レンズをトラツキング
用の板ばねを介して支持するボビンとを相対的に
回動可能として、フオーカシング用の板ばねがフ
オーカシング動作の際に光軸を中心に微小回動し
てもボビンの位置が変わらないように構成するこ
ともできるし、またフオーカシング用の板ばねと
して、フオーカシング動作の際に回動しないよう
な形状のもの、例えばトラツキング用の板ばねと
同様に帯状の平行板ばねを使用することもでき
る。
上述したように本発明によれば、複数のスパイ
ラル状板ばねをフオーカシング用弾性体として使
用することにより、光軸の傾き等の起きにくい安
定なフオーカシングを保証することができるか
ら、このスパイラル状板ばねの上にトラツキング
用の可動部である対物レンズ支持弾性体からなる
振動系が載つていても、不所望な振動が起りにく
い利点があると共に、トラツキング制御にガルバ
ノミラーを使用していないから、対物レンズ支持
装置を小形にできる。
ラル状板ばねをフオーカシング用弾性体として使
用することにより、光軸の傾き等の起きにくい安
定なフオーカシングを保証することができるか
ら、このスパイラル状板ばねの上にトラツキング
用の可動部である対物レンズ支持弾性体からなる
振動系が載つていても、不所望な振動が起りにく
い利点があると共に、トラツキング制御にガルバ
ノミラーを使用していないから、対物レンズ支持
装置を小形にできる。
第1図は本発明光学的情報読取り装置の一例の
構成を示す線図、第2図は第1図に示す対物レン
ズ駆動装置の一例の構成を示す平面図、第3図は
第2図のA−A′線断面図、第4図は同じくB−
B′線断面図、第5図、第6図および第7図は本
発明光学的情報読取装置の他の実施例をそれぞれ
示す線図、第8図A,B,CおよびDは第7図に
示す実施例において正常トラツキング状態および
異常トラツキング状態と、これらの状態における
光変換器のそれぞれの出力電流とをそれぞれ示す
線図、第9図は本発明光学的情報読取装置の更に
他の実施例を示す線図、第10図Aは本発明光学
的情報読取装置に用いる対物レンズ駆動装置の他
の例の構成を示す平面図、第10図Bは第10図
AのX−X′線断面図、第11図Aは同じく本発
明光学的情報読取装置に用いる対物レンズ駆動装
置の更に他の例の構成を示す断面図、第11図B
は第11図AのXI−XI′線断面図である。 1……デイスク、1a……ピツト、4……対物
レンズ駆動装置、5……対物レンズ、6……レー
ザー光源、8……ビームスプリツター、9,1
0,11……光変換器、13……増幅器、14…
…フオーカシング制御回路、15……増幅器、1
6……差動増幅器、17……トラツキング制御回
路、18……増幅器、20……レンズ保持筒、2
1,22……板ばね、23……コイルボビン、2
4……コイル、25……磁石、29……板ばね、
31……圧電素子、32,33……電磁石、34
……圧電素子、35,36……圧電素子、42…
…電圧源、43……光変換器、44……増幅器、
45……ビデオ情報処理回路、46……同期検波
回路、50……圧電素子、51……増幅器、52
……検波回路、55,56……板ばね、58……
コイルボビン、59,60……板ばね、61……
対物レンズ、62……レンズ保持筒、63……コ
イル、64……磁石、65,66……電磁石、7
0……対物レンズ、71……レンズ保持筒、7
2,73……板ばね、74……コイルボビン、7
5,76……板ばね、77……磁石、79……コ
イル、80,81……電磁石、82,83……磁
性体部材、84……差動増幅器。
構成を示す線図、第2図は第1図に示す対物レン
ズ駆動装置の一例の構成を示す平面図、第3図は
第2図のA−A′線断面図、第4図は同じくB−
B′線断面図、第5図、第6図および第7図は本
発明光学的情報読取装置の他の実施例をそれぞれ
示す線図、第8図A,B,CおよびDは第7図に
示す実施例において正常トラツキング状態および
異常トラツキング状態と、これらの状態における
光変換器のそれぞれの出力電流とをそれぞれ示す
線図、第9図は本発明光学的情報読取装置の更に
他の実施例を示す線図、第10図Aは本発明光学
的情報読取装置に用いる対物レンズ駆動装置の他
の例の構成を示す平面図、第10図Bは第10図
AのX−X′線断面図、第11図Aは同じく本発
明光学的情報読取装置に用いる対物レンズ駆動装
置の更に他の例の構成を示す断面図、第11図B
は第11図AのXI−XI′線断面図である。 1……デイスク、1a……ピツト、4……対物
レンズ駆動装置、5……対物レンズ、6……レー
ザー光源、8……ビームスプリツター、9,1
0,11……光変換器、13……増幅器、14…
…フオーカシング制御回路、15……増幅器、1
6……差動増幅器、17……トラツキング制御回
路、18……増幅器、20……レンズ保持筒、2
1,22……板ばね、23……コイルボビン、2
4……コイル、25……磁石、29……板ばね、
31……圧電素子、32,33……電磁石、34
……圧電素子、35,36……圧電素子、42…
…電圧源、43……光変換器、44……増幅器、
45……ビデオ情報処理回路、46……同期検波
回路、50……圧電素子、51……増幅器、52
……検波回路、55,56……板ばね、58……
コイルボビン、59,60……板ばね、61……
対物レンズ、62……レンズ保持筒、63……コ
イル、64……磁石、65,66……電磁石、7
0……対物レンズ、71……レンズ保持筒、7
2,73……板ばね、74……コイルボビン、7
5,76……板ばね、77……磁石、79……コ
イル、80,81……電磁石、82,83……磁
性体部材、84……差動増幅器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録媒体上に記録された情報を読み取るため
に対物レンズをレンズ光軸方向に移動可能にスパ
イラル状板ばねによつて支持した対物レンズ支持
装置において、 前記スパイラル状板ばねを前記レンズ光軸方向
と直交する方向に複数配置するとともに、一端を
前記対物レンズに他端を前記スパイラル状板ばね
に固定した対物レンズ支持弾性体を設け、前記対
物レンズを前記レンズ光軸方向および前記レンズ
光軸方向にほぼ直交する方向の2方向に移動可能
にしたことを特徴とする対物レンズ支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15830784A JPS60121542A (ja) | 1984-07-28 | 1984-07-28 | 対物レンズ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15830784A JPS60121542A (ja) | 1984-07-28 | 1984-07-28 | 対物レンズ支持装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5436778A Division JPS54146612A (en) | 1978-05-10 | 1978-05-10 | Optical information read device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121542A JPS60121542A (ja) | 1985-06-29 |
JPH0437487B2 true JPH0437487B2 (ja) | 1992-06-19 |
Family
ID=15668766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15830784A Granted JPS60121542A (ja) | 1984-07-28 | 1984-07-28 | 対物レンズ支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121542A (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415073Y2 (ja) * | 1975-12-04 | 1979-06-19 | ||
JPS5824262Y2 (ja) * | 1976-04-30 | 1983-05-24 | オリンパス光学工業株式会社 | 自動焦点装置 |
-
1984
- 1984-07-28 JP JP15830784A patent/JPS60121542A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60121542A (ja) | 1985-06-29 |
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